JPH05207044A - 通信ネットワークの故障診断方法 - Google Patents

通信ネットワークの故障診断方法

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JPH05207044A
JPH05207044A JP4014080A JP1408092A JPH05207044A JP H05207044 A JPH05207044 A JP H05207044A JP 4014080 A JP4014080 A JP 4014080A JP 1408092 A JP1408092 A JP 1408092A JP H05207044 A JPH05207044 A JP H05207044A
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JP
Japan
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node
communication
failure
cpu
signal
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JP4014080A
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English (en)
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Seiji Hirano
誠治 平野
Tomomi Izumi
知示 和泉
Toshiyuki Matsuzaki
俊幸 松▲崎▼
Toshifumi Ikeda
利文 池田
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Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 多重通信ライン上のノードの通信用ICの故
障を迅速に検出する。 【構成】 多重通信ライン上の複数のノードのうちの少
なくとも2つのノードの通信用ICに、多重通信ライン
上に故障判定フレームを送信する故障判定フレーム送信
手段を各々設けておく。故障判定フレーム送信手段から
多重通信ライン上に適時に故障判定フレームを送信し
(ステップS12)、各ノードの通信用ICからの故障
判定フレームに対するACK信号の送信の有無を検出し
て該ACK信号の送信が無いノードの通信用ICは故障
していると判定する(ステップS13)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、通信ネットワークの故
障診断方法に関し、特に、多重通信ライン上に、該多重
通信ライン上の信号を受信すると共に該信号を受信した
際には該多重通信ライン上に該信号を受信したことを示
す応答情報を送信する通信手段を各々備える複数のノー
ドが接続された通信ネットワークの故障診断方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】近年の車両等においては、電子制御の発
達に伴って搭載される電子機器が著しく増大し、それに
よって各電子機器間を結ぶ配線の肥大化及び複雑化が問
題になってきている。そこで、かかる問題を解決するた
め複数の電気機器間の通信を多重通信で行う、つまり複
数の電子機器用のノードを共通の多重通信ライン上に接
続し各ノード間の通信を多重通信で行うことが提案され
ている(例えば実開昭62−8739号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、多重通信ラ
イン上に、該多重通信ライン上の信号を受信すると共に
該信号を受信した際には該多重通信ライン上に該信号を
受信したことを示す応答情報を送信する通信手段を各々
備える複数のノードが接続された通信ネットワークの故
障診断方法としては、多重通信ライン上に制御信号を送
信した送信元ノードが、該制御信号の送信先である送信
先ノードの通信手段からの該制御信号に対する応答情報
の有無を検出し、該応答情報が無い場合には該送信先ノ
ードの通信手段が故障していると判定する通信ネットワ
ークの故障診断方法が考えられる。
【0004】ところが、上記通信ネットワークの故障診
断方法では、ノードの通信手段が故障している場合、制
御信号が頻繁に送信されないときにはノードの通信手段
の故障を迅速に検出することができないという欠点があ
る。。
【0005】本発明は上記に鑑みてなされたもので、ノ
ードの通信手段における故障の発生を迅速に検出できる
ようにすることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1の発明は、適時に多重通信ライン上に故障
判定用信号を送信し、該故障判定用信号に対する各ノー
ドの通信手段からの応答の有無を検出し、応答の無いノ
ードの通信手段は故障していると判定するものである。
【0007】具体的に請求項1の発明が講じた解決手段
は、多重通信ライン上に、該多重通信ライン上の信号を
受信すると共に該信号を受信した際には該多重通信ライ
ン上に該信号を受信したことを示す応答情報を送信する
通信手段を各々備える複数のノードが接続された通信ネ
ットワークの故障診断方法を対象とし、上記複数のノー
ドのうちの少なくとも2つのノードの通信手段に、上記
多重通信ライン上に故障判定用信号を送信する故障判定
用信号送信手段を各々設けておき、該故障判定用信号送
信手段から上記多重通信ライン上に適時に故障判定用信
号を送信し、上記複数のノードの各通信手段からの該故
障判定用信号に対する上記応答情報の送信の有無を検出
し、該応答情報の送信が無いノードの通信手段は故障し
ていると判定する構成とするものである。
【0008】また、請求項2の発明は、各ノードのCP
Uが異常動作をする場合に、CPUが異常動作をしてい
るとの情報を多重通信ライン上に送信するものであっ
て、具体的には、請求項1の構成に、上記複数のノード
はCPUと該CPUの異常動作を検出するCPU故障検
出手段とを各々備え、該CPU故障検出手段が上記CP
Uの異常動作を検出した際に該CPUが異常動作をして
いることを示すCPU故障情報を上記多重通信ライン上
に送信する構成を付加するものである。
【0009】
【作用】請求項1の発明の構成により、少なくとも2つ
のノードの通信手段に設けられた故障判定用信号送信手
段から多重通信ライン上に適時に故障判定用信号を送信
し、各ノードの通信手段からの該故障判定用信号に対す
る応答情報の有無を検出し、該応答情報の無いノードの
通信手段が故障していると判定する。このように、多重
通信ライン上に適時に故障判定用信号を送信することに
よって適時にノードの通信手段の故障が判定されるた
め、ノードの通信手段における故障の発生を迅速に検出
することができる。
【0010】また、少なくとも2つのノードの通信手段
に故障判定用信号送信手段を設けたため、故障判定用信
号送信手段を有する一のノードの通信手段が故障しても
故障判定用信号送信手段を有する他のノードの通信手段
から適時に送信される故障判定用信号により、ノードの
通信手段の故障を迅速に検出することができる。
【0011】さらに、請求項2の発明の構成により、C
PUが異常動作をすると、CPU故障検出手段がノード
のCPUの異常動作を検出し、CPUの異常動作を示す
CPU故障情報を多重通信ライン上に送信するため、多
重通信ライン上の各ノードは他のノードのCPUの故障
を速やかに知ることができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明を車両用多重通信方法であるC
SMA/CD−AMP方式を用いた通信ネットワークに
適用した場合における実施例を図面に基づいて説明す
る。
【0013】ここで、CSMA(Carrier Sense Multip
le Access )とは、各ノードが送信要求発生時に多重通
信ラインの空きを確認して送信を行なう方式を意味し、
CD(Collision Detection )とは、各ノードが、多重
通信ライン上に送信した自ノードの信号を監視し、該自
ノードの信号と他ノードの信号との衝突を検出すると該
自ノードの信号の再送を行なう方式を意味し、AMP
(Arbitration on Message Priority )とは、信号同志
の衝突時に優先度の高い信号は壊れないでそのまま送信
される方式を意味する。
【0014】図1は本発明の一実施例に係る通信ネット
ワークの故障診断方法が適用される上記通信ネットワー
クの概略を示し、同図において、ループ上に設けられた
多重通信ライン1はツイストペア線からなり、多重通信
ライン1上には、ノードA、ノードB、ノードC、ノー
ドD及びノードEの全部で5つのノードが接続されてい
る。
【0015】ノードAはエンジン制御を行なうためのE
GIコントローラと接続され、ノードBは四輪操舵制御
を行なうための4WSコントローラと接続され、ノード
Cはタイヤのスリップ制御を行なうためのABS/TR
Cコントローラと接続され、ノードDはエアバッグを制
御するためのコントローラと接続され、ノードEはボデ
ィ関連のスイッチ類を制御するためのコントローラと接
続されている。 ノードA、B、C、D及びEの間の多
重通信は、多重通信ライン1を介して時分割分散制御方
式でありCSMA/CD−AMP方式に基づく多重通信
によって行なわれ、信号としてのフレームにより制御情
報を送受信して行なわる。また、いずれかのノードが送
信したフレームは他のすべてのノードが受信するように
設定されている。
【0016】図2は上記通信ネットワークにおける信号
としてのフレームの構成を示し、同図において、フレー
ムfは、SOMコードf1、PRIコードf2、IDコ
ードf3、CONTコードf4、データf5、エラーチ
ェックコードf6、EODコードf7、ACK信号領域
f8及びEOMコードf9で構成されている。SOMコ
ードf1はフレームfの開始を表わす特定のコードであ
り、ノードはSOMコードf1によりフレームfの開始
を認知する。
【0017】PRIコードf2は複数のノードが多重通
信ライン1上に各々送信したフレーム間において衝突が
発生した場合にいずれのフレームを優先して処理するか
を判定するのに使用される優先度を示すコードである。
複数のノードから同時にフレームが各々送信された場合
には優先度の高いPRIコードf2を有するフレームが
多重通信ライン1上に残るので、優先度の低いPRIコ
ードf2を有するフレームを送信したノードは、PRI
コードf2の内容が変化していることによってフレーム
間において衝突が発生したことを検出し優先度の低いP
RIコードf2を有するフレームを再び送信する。
【0018】IDコードf3はデータf5の種類を示す
コードであり、CONTコードf4はデータf5の長さ
nを示しフレームfを受信したノードはデータを長さn
だけ読み取る。データf5にはフレームfにより送信し
ようとする情報が書き込まれている。エラーチェックコ
ードf6はデータf5の内容の誤り検出用CRCであ
り、EODコードf7はデータf5の終わりを示す。
【0019】ACK信号領域f8は、多重通信ライン1
上に接続されているノードの数と同数のビット(本実施
例では5つのノードが接続されているので5ビット)か
らなり、各ノードに対して予め決められた固有のビット
が割り当てられている。即ち、ノードAに対してはビッ
トfaが、ノードBに対してはビットfbが、ノードC
に対してはビットfcが、ノードDに対してはビットf
dが、且つノードEに対してはビットfeが割り当てら
れている。
【0020】各ノードは、フレームfを各々受信した際
には自ノードに対して割り当てられている固有のビット
の値を“1”にすることによりフレームfを受信したこ
とを示す応答情報としてのACK信号を多重通信ライン
1上にそれぞれ送信する。
【0021】例えば、ノードAがフレームfを多重通信
ライン1上に送信するとした場合には、ノードAはフレ
ームfのACK信号領域f8のビットfa、fb、f
c、fd及びfeの値をすべて“0”にして多重通信ラ
イン1上に送信する。上記ノードAから送信されたフレ
ームfを受信したノードBは、ACK信号領域f8のビ
ットfbの値を“1”にすることによりACK信号を送
信する。また、上記ノードAから送信されたフレームf
を受信したノードC、D及びEは、上記ノードBと同様
にACK信号領域f8のビットfc、fd及びfeの値
を各々“1”にすることによりACK信号をそれぞれ送
信する。この場合には、ノードAは、フレームfを送信
すると同時に該フレームfを受信しており、ACK信号
領域f8のビットfaの値を“1”にすることによりA
CK信号を送信する。
【0022】従って、ノードA、B、C、D及びEのす
べてのノードが多重通信ライン1上に送信されたフレー
ムfを各々受信した際には、多重通信ライン1上におい
てフレームfのACK信号領域のビットfa、fb、f
c、fd及びfeの値はすべて“1”になっている。上
記フレームfを送信したノードはACK信号領域のビッ
トfa、fb、fc、fd及びfeの値がすべて“1”
になっていることを検出することによりノードA、B、
C、D及びEのすべてのノードが正常にフレームfを受
信したと判定する。
【0023】図3は上記通信ネットワークにおけるノー
ドの構成を示し、同図において、ノード2は多重通信ラ
イン1と通信用IC21を介して接続されており、通信
用IC21はCPU22との間でデータの受け渡しを行
ない、CPU22はコントローラ3との間で信号の送受
信を行なっている。
【0024】通信用IC21は、CSMA/CD−AM
P方式の物理層レベルのプロトコル制御を行なうもので
あり、多重通信ライン1上に送信されたフレームを受信
した場合には、自ノードに対して割り当てられたACK
信号領域のビットの値を“1”にすることによりACK
信号を多重通信ライン1上に送信する。
【0025】なお、ノードAの通信用IC及びノードB
の通信用ICには、図示は省略するが、故障判定用信号
としての故障判定フレームを多重通信ライン1上に送信
する故障判定用信号送信手段としての故障判定フレーム
送信手段が各々設けられている。故障判定フレームは、
無データのフレームであるため、該故障判定フレームを
受信した各ノードの通信用IC21はACK信号を多重
通信ライン1上に送信するだけでCPU22に対するデ
ータの引き渡しは行なわない。
【0026】CPU22は、通信用IC21から受け取
ったデータをコントローラ3が使用可能なフォーマット
に変換してコントローラ3に出力すると共にコントロー
ラ3からの信号をフォーマット変換して通信用IC21
に渡す。
【0027】また、CPU22が異常動作をすると、C
PU故障検出手段としてのウォッチドッグタイマ回路2
3はCPUの異常動作を検出してリセット回路24を作
動させ、作動されたリセット回路24はCPU22をリ
セットするリセット信号をCPU22に出力する。さら
に、ウォッチドッグタイマ回路23は、CPU22の異
常動作を検出した際にCPU22が異常動作をしている
ことを示す信号を通信用IC21に出力する。通信用I
C21は、ウォッチドッグタイマ回路23からのCPU
22が異常動作をしていることを示す信号を受けとった
際には、多重通信ライン1上にCPU22が異常動作を
していることを示すCPU故障情報としてのフェールフ
レームを多重通信ライン1上に送信する。
【0028】本発明の一実施例に係る通信ネットワーク
の故障診断方法においては、ノードAの通信用ICにお
ける故障判定フレーム送信手段とノードBの通信用IC
における故障判定フレーム送信手段とが、所定時間t間
隔で交互に多重通信ライン1上に故障判定フレームを送
信する。ここで、所定時間tは、ノードAの通信用IC
における故障判定フレーム送信手段が故障判定フレーム
を送信してから再びノードAの通信用ICにおける故障
判定フレーム送信手段が次の故障判定フレームを送信す
るまでの時間と、ノードBの通信用ICにおける故障判
定フレーム送信手段が故障判定フレームを送信してから
再びノードBの通信用ICにおける故障判定フレーム送
信手段が次の故障判定フレームを送信するまでの時間と
が適時になるように定める。
【0029】図4はノードAにおける各ノードの通信用
ICの故障判定処理の流れを示し、同図に示すように、
ステップS11でノードBの通信用ICにおける故障判
定フレーム送信手段が多重通信ライン1上に故障判定フ
レームを送信してから所定時間tが経過したか否かが判
定され、所定時間tが経過していない場合には所定時間
tが経過するまでステップS11が繰り返される一方、
所定時間tが経過した場合にはステップS12に移る。
ステップS12でノードAの通信用ICにおける故障判
定フレーム送信手段が多重通信ライン1上に故障判定フ
レームを送信しステップS13に移る。
【0030】一方、各ノードの通信用ICにおいては、
図6に示すように、故障判定フレームが受信されるまで
故障判定フレームが受信されたか否かの判定(ステップ
S31)が繰り返されている。上記のようにノードAの
通信用ICにおける故障判定フレーム送信手段から多重
通信ライン1上に故障判定フレームが送信されると故障
判定フレームが受信され、ステップS31において判定
がYESとなってステップS32に移り、ステップS3
2で該故障判定フレームを受信したことを示すACK信
号が送信される。
【0031】続いて、ノードAにおいて、図4に示すよ
うに、ステップS13で全てのノードの通信用ICから
ステップS12で送信された故障判定フレームに対する
ACK信号がそれぞれ送信されたか否かが判定され、い
ずれかのノードの通信用ICからACK信号が送信され
なかった場合には、該ACK信号が送信されなかったノ
ードの通信用ICが故障していると判定してステップS
14に移り、ステップS14でACK信号が送信されな
かったノードの通信用ICが故障しているという通信用
IC故障情報としてのフェールフレームが多重通信ライ
ン1上に送信される。一方、ステップS13において全
てのノードの通信用ICからステップS12で送信され
た故障判定フレームに対するACK信号がそれぞれ送信
された場合には、全てのノードの通信用ICは正常であ
ると判定されステップS11に戻り、ステップS11、
S12、S13及びS14が適時に繰り返される。
【0032】図5はノードBにおける各ノードの通信用
ICの故障判定処理の流れを示し、同図に示すように、
ステップS21でノードAの通信用ICにおける故障判
定フレーム送信手段が多重通信ライン1上に故障判定フ
レームを送信してから所定時間tが経過したか否かが判
定され、所定時間tが経過していない場合には所定時間
tが経過するまでステップS21が繰り返される一方、
所定時間tが経過した場合にはステップS22に移る。
ステップS22でノードBの通信用ICにおける故障判
定フレーム送信手段が多重通信ライン1上に故障判定フ
レームを送信しステップS23に移る。
【0033】一方、各ノードの通信用ICにおいては、
図6に示すように、故障判定フレームが受信されるまで
故障判定フレームが受信されたか否かの判定(ステップ
S31)が繰り返されている。上記のようにノードBの
通信用ICにおける故障判定フレーム送信手段から多重
通信ライン1上に故障判定フレームが送信されると故障
判定フレームが受信され、ステップS31において判定
がYESとなってステップS32に移り、ステップS3
2で該故障判定フレームを受信したことを示すACK信
号が送信される。
【0034】続いて、ノードBにおいて、図5に示すよ
うに、ステップS23で全てのノードの通信用ICから
ステップS22で送信された故障判定フレームに対する
ACK信号がそれぞれ送信されたか否かが判定され、い
ずれかのノードの通信用ICからACK信号が送信され
なかった場合には、該ACK信号が送信されなかったノ
ードの通信用ICが故障していると判定してステップS
24に移り、ステップS24でACK信号が送信されな
かったノードの通信用ICが故障しているという通信用
IC故障情報としてのフェールフレームが多重通信ライ
ン1上に送信される。一方、ステップS23において全
てのノードの通信用ICからステップS22で送信され
た故障判定フレームに対するACK信号がそれぞれ送信
された場合には、全てのノードの通信用ICは正常であ
ると判定されステップS21に戻り、ステップS21、
S22、S23及びS24が適時に繰り返される。
【0035】ここで、ノードAの通信用ICが故障した
場合には、ノードAの通信用ICにおける故障判定フレ
ーム送信手段から故障判定フレームが送信されないた
め、ノードAにおいて上記各ノードの通信用ICの故障
判定処理を行なうことができないが、ノードBの通信用
ICにおける故障判定フレーム送信手段から適時に送信
される故障判定フレームにより各ノードの通信用ICの
故障は迅速に検出される。一方、ノードBの通信用IC
が故障した場合には、ノードBの通信用ICにおける故
障判定フレーム送信手段から故障判定フレームが送信さ
れないため、ノードBにおいて上記各ノードの通信用I
Cの故障判定処理を行なうことができないが、ノードA
の通信用ICにおける故障判定フレーム送信手段から適
時に送信される故障判定フレームにより各ノードの通信
用ICの故障は迅速に検出される。
【0036】また、図7は各ノードにおけるCPUの異
常動作検出処理の流れを示し、同図に示すように、ウォ
ッチドッグタイマ回路がCPUの動作状態を監視してお
りステップS41でウォッチドッグタイマ回路はCPU
の異常動作を検出したか否かが判定され、CPUの動作
が正常である場合にはウォッチドッグタイマ回路がCP
Uの動作状態の監視を続けステップS41が繰り返され
る。
【0037】一方、CPUが異常動作をすると、ウォッ
チドッグタイマ回路はCPUの異常動作を検出してステ
ップS41がYESとなりステップS42に移る。ステ
ップS42において、ウォッチドッグタイマ回路はリセ
ット回路からリセット信号をCPUに出力させることに
よりCPUをリセットする。さらに、ウォッチドッグタ
イマ回路はCPUが異常動作をしていることを示す信号
を通信用ICに出力し、通信用ICは、ウォッチドッグ
タイマ回路からのCPUが異常動作をしていることを示
す信号を受け取ることによりCPUが異常動作をしてい
ることを示すCPU故障情報としてのフェールフレーム
を多重通信ライン1上に送信する。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
係る通信ネットワークの故障診断方法によると、多重通
信ライン上に適時に故障判定用信号を送信することによ
って適時にノードの通信手段の故障を判定できるため、
ノードの通信手段の故障を迅速に検出することができ手
早く故障に対する処置を講じることができる。
【0039】また、少なくとも2つのノードの通信手段
に故障判定用信号送信手段を設けたため、故障判定用信
号送信手段を有する一のノードの通信手段が故障しても
故障判定用信号送信手段を有する他のノードの通信手段
から適時に送信される故障判定用信号により、ノードの
通信手段の故障を迅速に検出することができる。
【0040】さらに、請求項2の発明に係る通信ネット
ワークの故障診断方法によると、ノードのCPUが故障
した際に、該ノードのCPUの異常動作を示すCPU故
障情報を多重通信ライン上に送信するため、多重通信ラ
イン上の各ノードは他のノードのCPUの故障を速やか
に知ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る通信ネットワークの故
障診断方法が適用される通信ネットワークの概略図であ
る。
【図2】上記通信ネットワークにおけるフレームの構成
を示す図である。
【図3】上記通信ネットワークにおけるノードの構成を
示す図である。
【図4】ノードAにおけるノードの通信用ICの故障判
定処理の流れを示す流れ図である。
【図5】ノードBにおけるノードの通信用ICの故障判
定処理の流れを示す流れ図である。
【図6】ノードの通信用ICにおける故障判定フレーム
受信時の処理の流れを示す流れ図である。
【図7】ノードにおけるCPUの異常動作検出処理の流
れを示す流れ図である。
【符号の説明】
A、B、C、D、E ノード 1 多重通信ライン 2 ノード 21 通信用IC(通信手段) 22 CPU 23 ウォッチドッグタイマ回路(CPU故障検出手
段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 池田 利文 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多重通信ライン上に、該多重通信ライン
    上の信号を受信すると共に該信号を受信した際には該多
    重通信ライン上に該信号を受信したことを示す応答情報
    を送信する通信手段を各々備える複数のノードが接続さ
    れた通信ネットワークの故障診断方法であって、 上記複数のノードのうちの少なくとも2つのノードの通
    信手段に、上記多重通信ライン上に故障判定用信号を送
    信する故障判定用信号送信手段を各々設けておき、該故
    障判定用信号送信手段から上記多重通信ライン上に適時
    に故障判定用信号を送信し、上記複数のノードの各通信
    手段からの該故障判定用信号に対する上記応答情報の送
    信の有無を検出し、該応答情報の送信が無いノードの通
    信手段は故障していると判定することを特徴とする通信
    ネットワークの故障診断方法。
  2. 【請求項2】 上記複数のノードはCPUと該CPUの
    異常動作を検出するCPU故障検出手段とを各々備え、
    該CPU故障検出手段が上記CPUの異常動作を検出し
    た際に該CPUが異常動作をしていることを示すCPU
    故障情報を上記多重通信ライン上に送信することを特徴
    とする請求項1記載の通信ネットワークの故障診断方
    法。
JP4014080A 1992-01-29 1992-01-29 通信ネットワークの故障診断方法 Withdrawn JPH05207044A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2004312744A (ja) * 2003-04-04 2004-11-04 Samsung Electronics Co Ltd ホームエージェント管理装置及び管理方法

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