JPH0520672Y2 - - Google Patents

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JPH0520672Y2
JPH0520672Y2 JP14925788U JP14925788U JPH0520672Y2 JP H0520672 Y2 JPH0520672 Y2 JP H0520672Y2 JP 14925788 U JP14925788 U JP 14925788U JP 14925788 U JP14925788 U JP 14925788U JP H0520672 Y2 JPH0520672 Y2 JP H0520672Y2
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frame support
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、ガラス板用パレツトの改良に関し、
さらに詳しくは折り畳み式のパレツトに係るもの
である。 (従来の技術) 通常のガラス板および車両用ガラス板の貯蔵も
しくは輸送には、ガラスの安全と輸送および包装
経費の削減のため、パレツトを使用して行われ、
パレツトはガラス板の大きさ別に区分されるが、
輸送手段の復路や保管時に荷台や倉庫におけるス
ペースの有効利用を目的として折り畳み式パレツ
トが知られている。 例えば、実開昭60−90181には架台に、上下姿
勢の背受を介してガラス板を凭れ掛け支持する受
枠が、起立作用姿勢と架台上に重合して倒伏折り
畳み姿勢とに切り替わるべく、前記架台一側辺に
沿つた軸芯周りに揺動自在に枢着されているガラ
ス輸送用函、また特公昭57−30735号公報は、基
台部と、箱形状に形成された積載部とを備え、荷
物積載時には、上記積載部の各側壁をなす各枠体
の支柱を基台部上の四隅角部に垂設し、前後枠体
をそれぞれ上方へ持ち上げることにより前・後枠
体の係止ピンによる係合が脱却し、基台部の支柱
の支持ピンを軸として回動することにより容易に
手早く各枠体を折りたたむことができ、逆に操作
することにより同枠体を容易に手早く立設するこ
とができる折りたたみ式コンテナ、さらには実開
昭53−105273号公報は、足材とこれに固定された
台枠および支柱からなり、該支柱が折り畳み可能
な構造の支柱付パレツトが知られている。 (考案が解決しようとする問題点) 上記従来技術いずれも基台部と箱形状に形成さ
れた積載部とを備え、荷物積載時には上記積載部
の各側壁をなす各枠体を基台部上に折り重ねるも
のであり、折り畳んだ各枠体は基台部上に収納さ
れ、その上部に同形状の折り畳んだ他のパレツト
を積み重ねるものであるが、近年、ガラス板のサ
イズが大きくなり、基台部に比較して枠体の背丈
も大幅に高く、折り畳んだ各枠体は基台部の上部
より大きくはみ出すので枠体を基台部より取り外
し別に保管する等、空パレツトの収容保管に多く
の手間を要するという欠点があり、殊に実開昭53
−105273号公報に開示されるものは、台枠に固定
する足材が該台枠の上面より突出するため、ガラ
ス板の縦積み作業に障害となる問題を有した。 (問題点を解決するための手段) 上述した問題点を解決するために本考案は、ガ
ラス板の下縁を支える基台の角状四隅に脚台を下
端に設けて中空な脚部を立設し、該基台枠の一側
面で前記脚部を挿入しかつ前方に倒伏自在な背板
を架設する背枠支柱と、該背枠支柱とタイロツド
でつなぎ他側面の脚部に挿脱自在な前部支柱を配
設するガラス板用パレツトにおいて、前記背枠支
柱側の後脚部を前記前部支柱側の前脚部より高く
段差を設け、該後脚部の上部より水平に倒伏する
前記背枠支柱の上面で前記前脚部の垂直線と合致
し、前記後脚部の上端と同高位置で固着し前記脚
台が嵌脱する突起状の台座と、前記前部支柱と置
換し前記台座を前記背枠支柱を介して支持する補
助支柱を設けたガラス板用パレツトを提供する。 (実施例) 以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明
する。 第1図は本考案の全体構成を示す組立側面図、
第2図は折り畳み状態を示す側面図、第3図は一
部を切欠した後脚部の係止状態を示す要部斜視
図、第4図は要部を分解し一部を切欠した斜視図
を示すものである。 縦積したガラス板1の下端を支持する角状の基
台2は、上部にゴム板等を粘着する床桟3を配設
し、該基台の四隅で一側面側には中空角材よりな
る上端が基台2の上面とほぼ同一高さで、下端に
内部が中空な脚台4を備えた一対の前脚部5を固
着し、他の側面側には上端が基台2上面より高く
中空角材で前記同様な脚台4を備えた一対の後脚
部6を固着してなるもので、該後脚部の上部形状
は前方の一面を一部切欠く切欠部7を設けるが、
その深さ、すなわち後脚部6の上端よりの寸法
は、後脚部6に挿入する後述の背枠支柱13角材
寸法より大きく、背枠支柱13の折り畳み時に後
脚部6の上端が、該背枠支柱の上面より突出する
位置まで切り欠き、該切欠部の下方に前板9を固
着すると後脚部6の断面は中空角状となり、その
最下端には後脚部6断面より大きい脚台を具備し
て基台2の安定を図るものである。 一方切欠部7を形成する両側面の上端には、上
方に開口するU字状の係止溝8を設け、該係止溝
の片面側で後述する補助板12より下方に垂下し
削成するガイド溝10を設ける。 該ガイド溝の下部、すなわち前記前板9の下端
位置で中空角材の内部に底板11を固着し、上部
の係止溝8の周りには該係止溝に合わせて補強板
12を周設するが、前板9、底板11は共に後脚
部6を補強する役割を持つものである。 該補強板で補強した後脚部6の上方より挿入す
る断面中空角材の背枠支柱13は、前面側に背板
14を架設し、その前面にゴム材等を粘着してガ
ラス板1の支持面を形成する。 背板14を架設する背枠支柱13の上部後面に
は台座15を固着するが、該台座の形状は角プレ
ート上に載頭角錐状な突部で、その取り付け高さ
とその位置は水平に倒伏した背枠支柱13の上面
で前脚部5の垂直線と合致する位置で、後脚部6
の上端と同レベルになるように固着する。 背枠支柱13の下部には、中空角材の両側面を
貫通し固着するピン16と、該ピンの下方片面に
ネジ孔18を穿設するが、ピン16は後脚部6の
係止溝8へ挿入係止し、ネジ孔18にはガイド溝
10を貫通して螺合するボルト17と組み合わ
せ、該ボルトは背枠支柱13の倒伏時における回
動軸部の役割を果たすものである。 後脚部6の前方で基台2に固着する前脚部5に
は、中空角材の前部支柱19で挿入せしめるが、
その上端には背枠支柱13を張設する一対のタイ
ロツド20の一端と連結され、該タイロツドの他
端は環状の止め具21によつて背枠支柱13の上
端に嵌着することにより、ガラス板用パレツト
2は組立られる。 付帯物としては、中空角材で上端にL字状受け
具23を固着し、前部支柱19と置換する補助部
材24と、その部材を収納する収納枠25を基台
2の下面に取りつけるが、前脚部5に挿入立設し
た時の補助部材24の高さは、受け具23上面が
後脚部6の中空前面に固着した前板9の上端と同
レベルとなるようにする。 以下、本考案の作用を説明する。 基台2の四隅に設けた前・後脚部5,6に挿着
し、前部支柱19よりタイロツド20で背枠支柱
13を張設して背板14でガラス板1を支持する
パレツト22は、空パレツトになると折り畳み格
納するが、その手順は一対のタイロツド20およ
び一対の前部支柱19を背枠支柱13と前脚部5
より取り外し、その前脚部5には補助部材24を
挿入する。 ついで背板14と一体な背枠支柱13を上方へ
持ち上げることにより、係止溝8に係止するピン
16は脱却し、追従してボルト17もガイド溝1
0に沿つて上昇し、該ガイド溝の上端で止まる。 その停止位置においてボルト17を軸として背
枠支柱13を前方へ回動すれば、背枠支柱13は
折り畳まれ、該背枠支柱の上方および下方の各下
面は補助部材24の受け具23上と前板9の上端
とに当接支持され、折り畳む背枠支柱13は水平
状態となる。 背板14と共に折り畳まれた背枠支柱13は、
基台2より大きくはみ出すことなく第2図に示す
ように骨組み状の長方体に形成され、背枠支柱1
3に固着した台座15と後脚部6の上端とに、折
り畳み済の他のパレツト22を載置すれば中空な
脚台4が嵌まり段積みが容易におこなえ、かつ受
け具23上に置かれた背枠支柱13の横揺れを架
設の役割を果たす上段パレツトの基台2が防止
し、安定した段積みがおこなえるものである。 折り畳んだパレツト22にガラス板1を立て掛
ける場合は、前記折り畳み操作を逆におこなえば
よく、取り外された補助部材24は収納枠25に
格納し、タイロツド20、前部支柱19は床桟3
上に置いて保管する。 背枠支柱13の高さと後脚部6との脚長比は、
折り畳んだパレツトの容積が究極的に減少する位
置で折り畳むようにすればよく、寸法は自ずから
きまる。 後脚部6の構成において係止溝8に補強板12
を周設し、背枠支柱13の下端が当接する位置に
底板11を固着、挿入する前記背枠支柱13を4
面で植立状態に支える前板9等で後脚部6の曲げ
強度が大幅にアツプし、係止溝8に係止するピン
16とあわせて背枠支柱13を挿入し連結する後
脚部6は、背枠14に立て掛けるガラス板1の荷
重に対して、タイロツド20を張設することなく
また部材の断面を大きくすることなくして充分に
耐えることができ、さらにガイド溝10の上部を
前方へわずかに曲げた削成形状にすると、背枠支
柱13の前方回動がよりスムーズにおこなえるも
である。 前脚部5の上端を床桟3より低くすることによ
り、ガラス板1の縦積み作業には何ら影響はな
い。 (考案の効果) 本考案は、大板ガラスに用いる背丈の高いパレ
ツトにおいて、背枠支柱に台座を設け、該支柱を
折り畳みパレツトの容積を究極的に減少する位置
で折り曲げ、折り畳んだ該支柱上の台座を補助部
材で支持し、その台座を介して上部に他のパレツ
トを段積可能としたことにより、空パレツトの格
納面積を大幅に減少せしめ、挿着作業のみで容易
に組立がおこなえるので現場作業に適し、実用上
の効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係るガラス板用パレツトの実施
例を示し、第1図は本考案の全体構成を示す組立
側面図、第2図は折り畳み状態を示す側面図、第
3図は一部を切欠した後脚部の係止状態を示す要
部斜視図、第4図は要部を分解し一部を切欠した
斜視図を示すものである。 1……ガラス板、2……基台、4……脚台、5
……前脚部、6……後脚部、13……背枠支柱、
15……台座、19……前部支柱、20……タイ
ロツド、22……パレツト、24……補助部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ガラス板の下縁を支える基台の角状四隅に脚台
    を下端に設けて中空な脚部を立設し、該基台の一
    側面で前記脚部に挿入しかつ前方に倒伏自在な背
    板を架設する背枠支柱と、該背枠支柱とタイロツ
    ドでつなぎ他側面の脚部に挿脱自在な前部支柱を
    配設するガラス板用パレツトにおいて、前記背枠
    支柱側の後脚部を前記前部支柱側の前脚部より高
    く段差を設け、該後脚部の上部に水平に倒伏する
    前記背枠支柱の上面で前記前脚部の垂直線と合致
    し、前記後脚部の上端と同高位置で固着し前記脚
    台が嵌脱する突起状の台座と、前記前部支柱と置
    換し前記台座を前記背枠支柱を介して支持する補
    助部材を設けたことを特徴とするガラス板用パレ
    ツト。
JP14925788U 1988-11-16 1988-11-16 Expired - Lifetime JPH0520672Y2 (ja)

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JP14925788U JPH0520672Y2 (ja) 1988-11-16 1988-11-16

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JPH0269834U JPH0269834U (ja) 1990-05-28
JPH0520672Y2 true JPH0520672Y2 (ja) 1993-05-28

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JP (1) JPH0520672Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014148331A (ja) * 2013-01-31 2014-08-21 Ykk Ap株式会社 運搬用パレット

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014148331A (ja) * 2013-01-31 2014-08-21 Ykk Ap株式会社 運搬用パレット

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Publication number Publication date
JPH0269834U (ja) 1990-05-28

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