JPH05206663A - 卓上筺体収納用シェルフ構造 - Google Patents
卓上筺体収納用シェルフ構造Info
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- JPH05206663A JPH05206663A JP4014861A JP1486192A JPH05206663A JP H05206663 A JPH05206663 A JP H05206663A JP 4014861 A JP4014861 A JP 4014861A JP 1486192 A JP1486192 A JP 1486192A JP H05206663 A JPH05206663 A JP H05206663A
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- JP
- Japan
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- housing
- guide rail
- shelf
- opening
- side wall
- Prior art date
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H05K—PRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
- H05K7/00—Constructional details common to different types of electric apparatus
- H05K7/14—Mounting supporting structure in casing or on frame or rack
- H05K7/1422—Printed circuit boards receptacles, e.g. stacked structures, electronic circuit modules or box like frames
- H05K7/1424—Card cages
- H05K7/1425—Card cages of standardised dimensions, e.g. 19"-subrack
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
- Mounting Of Printed Circuit Boards And The Like (AREA)
- Casings For Electric Apparatus (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 複数の卓上型小型情報通信機器を一つのシェ
ルフ内に並列して、装置同士や外線との接続を効率よく
実施するための構造に関し、収容する筺体の実装ピッチ
を小さくできると共に、その収容された筺体の位置のロ
ックを更に完全に行え、しかも引き抜き操作の容易な卓
上筺体収納用シェルフ構造を提供することを目的とす
る。 【構成】 ガイドレール(4)に摺接する筺体のスライ
ド面(5a)の左右の肩部は互いに異なる傾斜(α,
β)を有し、ガイドレールの前端領域にはU字型開口
(10)が設けられると共に、その一方の側壁(4b)
は固定片を形成し他方には弾性変形可能な可動片(8)
が設けられ、該可動片(8)の先端にはロック用爪
(9)が設けられ、更に、前記筺体のスライド面(5
a)の前端領域には、シェルフ(1)に収容された時に
ガイドレール(4)の前記U字型開口(10)に対応す
る位置にこれと係合可能な係合突起(11)が設けられ
ている。
ルフ内に並列して、装置同士や外線との接続を効率よく
実施するための構造に関し、収容する筺体の実装ピッチ
を小さくできると共に、その収容された筺体の位置のロ
ックを更に完全に行え、しかも引き抜き操作の容易な卓
上筺体収納用シェルフ構造を提供することを目的とす
る。 【構成】 ガイドレール(4)に摺接する筺体のスライ
ド面(5a)の左右の肩部は互いに異なる傾斜(α,
β)を有し、ガイドレールの前端領域にはU字型開口
(10)が設けられると共に、その一方の側壁(4b)
は固定片を形成し他方には弾性変形可能な可動片(8)
が設けられ、該可動片(8)の先端にはロック用爪
(9)が設けられ、更に、前記筺体のスライド面(5
a)の前端領域には、シェルフ(1)に収容された時に
ガイドレール(4)の前記U字型開口(10)に対応す
る位置にこれと係合可能な係合突起(11)が設けられ
ている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、デジタル回線終端装置
(DSU)等の複数の卓上型小型情報通信機器を一つの
シェルフ内に並列して、装置同士や外線との接続を効率
よく実施するための構造に関する。
(DSU)等の複数の卓上型小型情報通信機器を一つの
シェルフ内に並列して、装置同士や外線との接続を効率
よく実施するための構造に関する。
【0002】
【従来の技術】LSI技術の発展に伴って情報通信機器
は益々小型化し、複数台をまとめて共通のシェルフ内に
プラグイン実装することが可能になって来た。これによ
って、収容効率が向上すると共に、ケーブル接続作業が
簡略化でき、更に接続ミスが減少する等の多くの利点が
生じる。
は益々小型化し、複数台をまとめて共通のシェルフ内に
プラグイン実装することが可能になって来た。これによ
って、収容効率が向上すると共に、ケーブル接続作業が
簡略化でき、更に接続ミスが減少する等の多くの利点が
生じる。
【0003】このタイプの従来のシェルフ構造の一例を
図8,9に示す。前面側の上下一対のビーム40a,背
面側の上下一対のビーム40b並びに左右一対の側板4
1とで組立られた枠型のシェルフ本体Aの背面開口を横
断して、共通のバックボード48が設置されている。こ
のシェルフ本体Aには、上下で対をなす複数のガイドレ
ール43が前後のビーム40aと40bの間を架橋する
ように並列され、卓上小型装置の筺体46はこの上下の
ガイドレール43に上下のスライド面46aを案内され
てシェルフ本体Aの内部に挿入される。前記バックボー
ド48には、各筺体46に対応する位置にコネクタ49
が搭載され、挿入された筺体46と信号接続される。
図8,9に示す。前面側の上下一対のビーム40a,背
面側の上下一対のビーム40b並びに左右一対の側板4
1とで組立られた枠型のシェルフ本体Aの背面開口を横
断して、共通のバックボード48が設置されている。こ
のシェルフ本体Aには、上下で対をなす複数のガイドレ
ール43が前後のビーム40aと40bの間を架橋する
ように並列され、卓上小型装置の筺体46はこの上下の
ガイドレール43に上下のスライド面46aを案内され
てシェルフ本体Aの内部に挿入される。前記バックボー
ド48には、各筺体46に対応する位置にコネクタ49
が搭載され、挿入された筺体46と信号接続される。
【0004】ガイドレール43は水平な底壁43cとこ
れから直角に立ち上がった左右の側壁43a,43bを
有し、両側壁43a,43bの間の内法幅は筺体46の
幅wに対応している。一方の側壁43aの前端領域は所
定の長さだけ底壁43cから分離して左右に弾性変形自
在に構成され、且つその自由端には内向きに突出したロ
ック用爪42を具えている。他方の側壁43bに接近し
てその内側の底壁43cには低いリブ状突起43dが長
さ方向に設けられている。
れから直角に立ち上がった左右の側壁43a,43bを
有し、両側壁43a,43bの間の内法幅は筺体46の
幅wに対応している。一方の側壁43aの前端領域は所
定の長さだけ底壁43cから分離して左右に弾性変形自
在に構成され、且つその自由端には内向きに突出したロ
ック用爪42を具えている。他方の側壁43bに接近し
てその内側の底壁43cには低いリブ状突起43dが長
さ方向に設けられている。
【0005】図9aに示すように、筺体46のスライド
面46aには成形時に型からの抜きを円滑に行うための
僅かな抜き勾配が設けられている。このガイドレール4
3においては、この抜き勾配を利用して筺体46の誤挿
入防止機構を構成している。即ち、前記リブ状突起43
dは、筺体46を直立させた場合にスライド面46aと
水平面との隙間に対応する高さに設定されている。筺体
46がガイドレール43に対して正しい向きで対面した
場合には、図9bに示すように、スライド面46aはリ
ブ状突起43dとは干渉せずに円滑な挿入が可能とな
る。しかし、筺体の上下が逆向きになった場合には、リ
ブ状突起43dがスライド面46aと衝突して挿入がで
きない。
面46aには成形時に型からの抜きを円滑に行うための
僅かな抜き勾配が設けられている。このガイドレール4
3においては、この抜き勾配を利用して筺体46の誤挿
入防止機構を構成している。即ち、前記リブ状突起43
dは、筺体46を直立させた場合にスライド面46aと
水平面との隙間に対応する高さに設定されている。筺体
46がガイドレール43に対して正しい向きで対面した
場合には、図9bに示すように、スライド面46aはリ
ブ状突起43dとは干渉せずに円滑な挿入が可能とな
る。しかし、筺体の上下が逆向きになった場合には、リ
ブ状突起43dがスライド面46aと衝突して挿入がで
きない。
【0006】又、筺体46の挿入時には、先ず筺体46
の後端面がシェルフ本体Aから最も前方に突出している
爪42に接触し、図9aに鎖線で示すように側壁43a
の前端領域を外側に弾性変形させながら両側壁43a,
43bによって左右をガイドされながらシェルフ内に導
入される。そして完全に挿入されてコネクタ49との嵌
合が終了すると、筺体46の前端面が爪42よりも中側
に入るので、図に実線で示すように側壁43aの前端領
域は元の位置に弾性復帰し、筺体46を挿入位置にロッ
クする。
の後端面がシェルフ本体Aから最も前方に突出している
爪42に接触し、図9aに鎖線で示すように側壁43a
の前端領域を外側に弾性変形させながら両側壁43a,
43bによって左右をガイドされながらシェルフ内に導
入される。そして完全に挿入されてコネクタ49との嵌
合が終了すると、筺体46の前端面が爪42よりも中側
に入るので、図に実線で示すように側壁43aの前端領
域は元の位置に弾性復帰し、筺体46を挿入位置にロッ
クする。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】この従来の卓上型筺体
用シェルフ構造の問題点として次の諸点が挙げられる。 各ガイドレール毎にロック用爪を作動させるための幅
方向の一定の余裕寸法が必要であり、隣接する卓上型筺
体同士を密着させて実装することができない。そのため
に一シェルフ当たりの筺体収容個数が少なくなる。
用シェルフ構造の問題点として次の諸点が挙げられる。 各ガイドレール毎にロック用爪を作動させるための幅
方向の一定の余裕寸法が必要であり、隣接する卓上型筺
体同士を密着させて実装することができない。そのため
に一シェルフ当たりの筺体収容個数が少なくなる。
【0008】シェルフから筺体を引き出す際には、一
方の手の指でロック用爪を外し、同時に他方の手で筺体
を把持して手前に引き抜く操作を要し、両手を使用する
ことが必要である。従って、ロック用爪を上下各ガイド
レールに装着して筺体の固定を更に完全にした場合に
は、その解除のために特別な機構を設置しなければ一人
での引き出し操作は不可能となる。
方の手の指でロック用爪を外し、同時に他方の手で筺体
を把持して手前に引き抜く操作を要し、両手を使用する
ことが必要である。従って、ロック用爪を上下各ガイド
レールに装着して筺体の固定を更に完全にした場合に
は、その解除のために特別な機構を設置しなければ一人
での引き出し操作は不可能となる。
【0009】本発明はこのような従来技術における問題
点を解決し、収容する筺体の実装ピッチを小さくできる
と共に、その収容された筺体の位置のロックを更に完全
に行え、しかも引き抜き操作の容易な卓上筺体収納用シ
ェルフ構造を提供することを目的とする。
点を解決し、収容する筺体の実装ピッチを小さくできる
と共に、その収容された筺体の位置のロックを更に完全
に行え、しかも引き抜き操作の容易な卓上筺体収納用シ
ェルフ構造を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この目的は、小型情報通
信装置を内蔵した同一形状の複数の卓上筺体を、天面と
底面に設けられた複数対のガイドレールの溝に沿ってシ
ェルフ本体の内部に並列して収容し、該シェルフ本体の
背面側に設置した共通のバックボードに対してコネクタ
を介して信号接続するように構成されたシェルフ構造で
あって、前記ガイドレールは筺体の厚さ幅よりも狭い幅
を有し、長手方向に延在する水平の底壁とこれから立ち
上がった左右の側壁によって構成され、前記ガイドレー
ルに摺接する前記筺体のスライド面の左右の肩部は互い
に異なる傾斜を有すると共に前記ガイドレールの左右の
側壁はこれらの肩部と補完的な傾斜を有し、前記ガイド
レールの前端領域は所定の長さにわたって前記底壁が欠
落してU字型開口を形成すると共に、該領域の左右側壁
は前記開口によって互いに切り離され、その一方の側壁
は筺体の挿抜の際のガイドとなる実質的に変形しない固
定片となり、他方の側壁の内側には前記U字型開口の中
で左右に弾性変形可能な自由端を有する可動片が該側壁
に並行して設けられ、該可動片の先端にはロック用爪が
設けられ、更に、前記筺体のスライド面の前端領域に
は、シェルフに収容された時にガイドレールの前記U字
型開口に対応する位置にこれと係合可能な突起が設けら
れていることを特徴とする卓上筺体収納用シェルフ構造
によって達成される。
信装置を内蔵した同一形状の複数の卓上筺体を、天面と
底面に設けられた複数対のガイドレールの溝に沿ってシ
ェルフ本体の内部に並列して収容し、該シェルフ本体の
背面側に設置した共通のバックボードに対してコネクタ
を介して信号接続するように構成されたシェルフ構造で
あって、前記ガイドレールは筺体の厚さ幅よりも狭い幅
を有し、長手方向に延在する水平の底壁とこれから立ち
上がった左右の側壁によって構成され、前記ガイドレー
ルに摺接する前記筺体のスライド面の左右の肩部は互い
に異なる傾斜を有すると共に前記ガイドレールの左右の
側壁はこれらの肩部と補完的な傾斜を有し、前記ガイド
レールの前端領域は所定の長さにわたって前記底壁が欠
落してU字型開口を形成すると共に、該領域の左右側壁
は前記開口によって互いに切り離され、その一方の側壁
は筺体の挿抜の際のガイドとなる実質的に変形しない固
定片となり、他方の側壁の内側には前記U字型開口の中
で左右に弾性変形可能な自由端を有する可動片が該側壁
に並行して設けられ、該可動片の先端にはロック用爪が
設けられ、更に、前記筺体のスライド面の前端領域に
は、シェルフに収容された時にガイドレールの前記U字
型開口に対応する位置にこれと係合可能な突起が設けら
れていることを特徴とする卓上筺体収納用シェルフ構造
によって達成される。
【0011】
【作用】筺体をシェルフ内に挿入するには、シェルフの
前面側において筺体のスライド面を上下のガイドレール
に対して位置合わせし、そのまま内部に押し込む。その
際、もし筺体の上下が逆向きになっていた場合には、筺
体の肩部の傾斜と側壁の傾斜とが左右で異なるために押
し込むことが不可能となり、誤挿入が防止される。筺体
がほぼ完全に押し込まれる直前に、筺体の突起がガイド
レールのロック用爪に接触し、これを押して可動片を外
側に変形させガイドレールのU字型開口に嵌合する。そ
して完全に押し込まれた位置で、可動片が元の位置に弾
性復帰し、爪が突起をロックして位置を固定する。
前面側において筺体のスライド面を上下のガイドレール
に対して位置合わせし、そのまま内部に押し込む。その
際、もし筺体の上下が逆向きになっていた場合には、筺
体の肩部の傾斜と側壁の傾斜とが左右で異なるために押
し込むことが不可能となり、誤挿入が防止される。筺体
がほぼ完全に押し込まれる直前に、筺体の突起がガイド
レールのロック用爪に接触し、これを押して可動片を外
側に変形させガイドレールのU字型開口に嵌合する。そ
して完全に押し込まれた位置で、可動片が元の位置に弾
性復帰し、爪が突起をロックして位置を固定する。
【0012】筺体を引き出すには、筺体の前端領域の上
下の突起を片手の2本の指の間に挟んで把持する。この
把持に起因する可動片に対する押圧力の水平方向の分力
によってガイドレールの可動片は外側に弾性変形し、こ
れに伴ってロック用爪が突起から離れ、筺体のロックが
解除される。そこで、そのまま筺体をガイドレールに沿
って外に引き出せばよい。
下の突起を片手の2本の指の間に挟んで把持する。この
把持に起因する可動片に対する押圧力の水平方向の分力
によってガイドレールの可動片は外側に弾性変形し、こ
れに伴ってロック用爪が突起から離れ、筺体のロックが
解除される。そこで、そのまま筺体をガイドレールに沿
って外に引き出せばよい。
【0013】以下、図面に示す好適実施例に基づいて、
本発明を更に詳細に説明する。
本発明を更に詳細に説明する。
【0014】
【実施例】図1において、前面側の上下一対のビーム1
a,背面側の上下一対のビーム1b並びに左右一対の側
板2とで組立られた枠型のシェルフ本体1の背面開口を
横断して、共通のバックボード3が設置されている。こ
のシェルフ本体1には、上下で対をなす複数のガイドレ
ール4が前後のビーム1aと1bの間を架橋するように
並列され、その前端領域が前面側のビーム1aよりも前
方に突出するようになっている。卓上小型装置の筺体5
はこの上下のガイドレール4に上下のスライド面5aを
案内されてシェルフ本体1の内部に挿入される。前記バ
ックボード3には、各筺体5に対応する位置にコネクタ
6が搭載され、挿入された筺体5と信号接続される。こ
の構成は、図8に基づいて前に述べた従来のシェルフ構
造と実質的に同じである。
a,背面側の上下一対のビーム1b並びに左右一対の側
板2とで組立られた枠型のシェルフ本体1の背面開口を
横断して、共通のバックボード3が設置されている。こ
のシェルフ本体1には、上下で対をなす複数のガイドレ
ール4が前後のビーム1aと1bの間を架橋するように
並列され、その前端領域が前面側のビーム1aよりも前
方に突出するようになっている。卓上小型装置の筺体5
はこの上下のガイドレール4に上下のスライド面5aを
案内されてシェルフ本体1の内部に挿入される。前記バ
ックボード3には、各筺体5に対応する位置にコネクタ
6が搭載され、挿入された筺体5と信号接続される。こ
の構成は、図8に基づいて前に述べた従来のシェルフ構
造と実質的に同じである。
【0015】図2(a),(b)に示すように、ガイド
レール4の基本構造は、水平な底壁4cとこれから直角
に立ち上がった左右の側壁4a,4bとで構成されてい
る。本発明の特徴の一つは、シェルフに収容される筺体
5の形状を工夫して、シェルフに対する収容密度を向上
させた点にある。即ち、筺体5の上下のスライド面5a
の左右の肩部を傾斜面で構成し、この部分をガイドレー
ル4の側壁4a,4bでガイドするようにしている。こ
のため、ガイドレール4の幅を筺体5の幅w以下に狭く
設定することが可能になり、ガイドレールの配列ピッチ
を実質的に筺体の幅に等しくすることができる。
レール4の基本構造は、水平な底壁4cとこれから直角
に立ち上がった左右の側壁4a,4bとで構成されてい
る。本発明の特徴の一つは、シェルフに収容される筺体
5の形状を工夫して、シェルフに対する収容密度を向上
させた点にある。即ち、筺体5の上下のスライド面5a
の左右の肩部を傾斜面で構成し、この部分をガイドレー
ル4の側壁4a,4bでガイドするようにしている。こ
のため、ガイドレール4の幅を筺体5の幅w以下に狭く
設定することが可能になり、ガイドレールの配列ピッチ
を実質的に筺体の幅に等しくすることができる。
【0016】更に前記肩部の傾斜面の角度α,βを左右
で互いに異ならしめ、ガイドレール4の側壁4a,4b
もこれに対応するような傾斜としている。これにより、
筺体5は図2aに示す正しい姿勢(向き)の場合には円
滑にガイドレール4に挿入されるが、図2bのように上
下が逆の姿勢ではガイドレール4と干渉し合って挿入不
能となり、誤挿入防止の効果が得られる。なお、筺体5
には、成形時の型抜きを容易にするために全体として抜
き勾配が付されている。
で互いに異ならしめ、ガイドレール4の側壁4a,4b
もこれに対応するような傾斜としている。これにより、
筺体5は図2aに示す正しい姿勢(向き)の場合には円
滑にガイドレール4に挿入されるが、図2bのように上
下が逆の姿勢ではガイドレール4と干渉し合って挿入不
能となり、誤挿入防止の効果が得られる。なお、筺体5
には、成形時の型抜きを容易にするために全体として抜
き勾配が付されている。
【0017】本発明の別の特徴であるロック機構につい
て述べる。前面側のビーム1aよりも前方に突出してい
る各ガイドレール4の前端領域においては、図3a,3
bに詳細に示すように、底壁4cが切り欠かかれて側壁
4a,4bが互いに分離されてそれぞれが自由端を有し
ている。一方の側壁4bは実質的に変形しない固定片を
形成し、筺体5の挿入時にこれを案内する基準となる機
能を有する。また、他方の側壁4aに対して所定の隙間
を介して弾性変形可能な可動片8がこれに平行して設け
られている。該可動片の自由端には内側を向いて突出し
たロック用爪9が形成されている。この可動片8と固定
片を形成する側壁4bとの先端は後述する係合突起が挿
入し易いようにテーパー状に形成され、両者の間にはU
字型開口10が形成されている。
て述べる。前面側のビーム1aよりも前方に突出してい
る各ガイドレール4の前端領域においては、図3a,3
bに詳細に示すように、底壁4cが切り欠かかれて側壁
4a,4bが互いに分離されてそれぞれが自由端を有し
ている。一方の側壁4bは実質的に変形しない固定片を
形成し、筺体5の挿入時にこれを案内する基準となる機
能を有する。また、他方の側壁4aに対して所定の隙間
を介して弾性変形可能な可動片8がこれに平行して設け
られている。該可動片の自由端には内側を向いて突出し
たロック用爪9が形成されている。この可動片8と固定
片を形成する側壁4bとの先端は後述する係合突起が挿
入し易いようにテーパー状に形成され、両者の間にはU
字型開口10が形成されている。
【0018】操作時に指のかかるこの固定片4bと可動
片8の上又は下の面(図3bの場合には上面)は、指の
断面形状に順応した凹面状に形成されている。筺体5の
上下のスライド面5aの前端領域には、シェルフに完全
に押し込まれた場合に前記U字型開口10に対応する位
置に、図4に示すような形状を有する係合突起11が設
けられている。この突起11は平面形状において長方形
の前部11aとこれに続く台形の後部11bとからな
る。
片8の上又は下の面(図3bの場合には上面)は、指の
断面形状に順応した凹面状に形成されている。筺体5の
上下のスライド面5aの前端領域には、シェルフに完全
に押し込まれた場合に前記U字型開口10に対応する位
置に、図4に示すような形状を有する係合突起11が設
けられている。この突起11は平面形状において長方形
の前部11aとこれに続く台形の後部11bとからな
る。
【0019】次にかかる構成の本発明のシェルフ構造の
作用について図5に基づいて説明する。筺体5をシェル
フ1に挿入するには、図1に示すように、筺体5を正し
い姿勢でガイドレール4に前側から位置合わせし、その
ままシェルフ内に押し込む。筺体5は両側壁4a,4b
にガイドされつつ前端領域まで挿入される。すると、図
5aに示すように、係合突起11の台形後部11bがU
字型開口10の入口に接し、可動片8のテーパー部に沿
ってこれを外側に弾性変形させながらU字型開口10内
に入り込む。そして、筺体5が完全に挿入されてコネク
タ接続が完了した位置で、図5bに示すように、係合突
起の長方形前部11aが開口10内に収容され、可動片
8が元の位置に弾性復帰し、ロック用爪9が係合突起1
1の前面を係止し、その前方への抜け出しを防止する。
このロックは筺体5の上下のスライド面5aで行われる
ので、位置の固定並びにコネクタ接続はより完全に行わ
れる。
作用について図5に基づいて説明する。筺体5をシェル
フ1に挿入するには、図1に示すように、筺体5を正し
い姿勢でガイドレール4に前側から位置合わせし、その
ままシェルフ内に押し込む。筺体5は両側壁4a,4b
にガイドされつつ前端領域まで挿入される。すると、図
5aに示すように、係合突起11の台形後部11bがU
字型開口10の入口に接し、可動片8のテーパー部に沿
ってこれを外側に弾性変形させながらU字型開口10内
に入り込む。そして、筺体5が完全に挿入されてコネク
タ接続が完了した位置で、図5bに示すように、係合突
起の長方形前部11aが開口10内に収容され、可動片
8が元の位置に弾性復帰し、ロック用爪9が係合突起1
1の前面を係止し、その前方への抜け出しを防止する。
このロックは筺体5の上下のスライド面5aで行われる
ので、位置の固定並びにコネクタ接続はより完全に行わ
れる。
【0020】筺体5をシェルフ1から抜き出すには、図
6に示すように片手の2本の指でガイドレール4内の筺
体5の上下の係合突起11の部分を上下から押圧・把持
する。この部分の固定片4bと可動片8の上下の面は、
前述のように指の断面形状に順応した凹面状に形成され
ているので、図7a,7bに示すように指12がU字型
開口10に入り込むにつれて可動片8は外側に押されて
弾性変形し、ロック用爪9は係合突起11から離れて上
下同時にその係止を解除する。そこで、そのまま筺体5
をシェルフ1から引き出すことができる。
6に示すように片手の2本の指でガイドレール4内の筺
体5の上下の係合突起11の部分を上下から押圧・把持
する。この部分の固定片4bと可動片8の上下の面は、
前述のように指の断面形状に順応した凹面状に形成され
ているので、図7a,7bに示すように指12がU字型
開口10に入り込むにつれて可動片8は外側に押されて
弾性変形し、ロック用爪9は係合突起11から離れて上
下同時にその係止を解除する。そこで、そのまま筺体5
をシェルフ1から引き出すことができる。
【0021】
【発明の効果】本発明によれば、次の効果が得られる。 筺体の肩部に傾斜を持たせ、この肩部をガイドレール
で案内しつつシェルフに挿抜するようにしたので、ガイ
ドレールの幅を筺体の厚さ幅より小さくすることが可能
になった。これによって、ガイドレールの配列ピッチを
実質的に筺体の厚さ幅と同一にすることができ、収容密
度を向上することができる。
で案内しつつシェルフに挿抜するようにしたので、ガイ
ドレールの幅を筺体の厚さ幅より小さくすることが可能
になった。これによって、ガイドレールの配列ピッチを
実質的に筺体の厚さ幅と同一にすることができ、収容密
度を向上することができる。
【0022】前記肩部の傾斜を左右で異ならしめ、ガ
イドレールの断面形状をこれと補完的なものとしたの
で、筺体の誤った姿勢での挿入が不可能になり、誤挿入
を防止することができる。 シェルフに挿入された各筺体について、上下2か所で
位置のロックを行っているので、コネクタ接続の嵌合精
度が飛躍的に向上し、光コネクタ等の場合には特に有利
である。
イドレールの断面形状をこれと補完的なものとしたの
で、筺体の誤った姿勢での挿入が不可能になり、誤挿入
を防止することができる。 シェルフに挿入された各筺体について、上下2か所で
位置のロックを行っているので、コネクタ接続の嵌合精
度が飛躍的に向上し、光コネクタ等の場合には特に有利
である。
【0023】ロックを上下2か所で行っているにもか
かわらず、ロックの解除と引き抜き操作は片手による一
動作で行うことができ、作業効率が向上する。
かわらず、ロックの解除と引き抜き操作は片手による一
動作で行うことができ、作業効率が向上する。
【図1】本発明のシェルフ構造の一例を示す斜視図であ
る。
る。
【図2】(a)は本発明のガイドレールの筺体ガイド機
能を示す正面図である。(b)は同じくガイドレールに
よる誤挿入防止機能を示す正面図である。
能を示す正面図である。(b)は同じくガイドレールに
よる誤挿入防止機能を示す正面図である。
【図3】(a)は本発明のガイドレールの前端領域の構
成を示す平面図である。(b)は同じく正面図である。
成を示す平面図である。(b)は同じく正面図である。
【図4】本発明の筺体側の係合突起の斜視図である。
【図5】(a)は係合突起とU字型開口との係合の前の
状態を示す平面図である。(b)は同じく係合状態を示
す平面図である。
状態を示す平面図である。(b)は同じく係合状態を示
す平面図である。
【図6】本発明における指による筺体の把持を示す斜視
図である。
図である。
【図7】(a)は指の把持による可動片の変形を示す平
面図である。(b)は同じく正面図である。
面図である。(b)は同じく正面図である。
【図8】従来のシェルフ構造の一例を示す斜視図であ
る。
る。
【図9】(a)は従来のガイドレールの機能を示す平面
図である。(b)は同じく正面図である。
図である。(b)は同じく正面図である。
1…シェルフ 1a,1b…ビーム 2…側板 3…バックボード 4…ガイドレール 4a,4b…側壁 4c…底壁 5…筺体 5a…スライド面 6…コネクタ 8…可動片 9…ロック用爪 10…U字型開口 11…係合突起 12…指
Claims (2)
- 【請求項1】 小型情報通信装置を内蔵した同一形状の
複数の卓上筺体(5)を、天面と底面に設けられた複数
対のガイドレール(4)の溝に沿ってシェルフ本体
(1)の内部に並列して収容し、該シェルフ本体の背面
側に設置した共通のバックボード(3)に対してコネク
タ(6)を介して信号接続するように構成されたシェル
フ構造であって、前記ガイドレール(4)は筺体の厚さ
幅よりも狭い幅を有し、長手方向に延在する水平の底壁
(4c)とこれから立ち上がった左右の側壁(4a,4
b)によって構成され、前記ガイドレール(4)に摺接
する前記筺体のスライド面(5a)の左右の肩部は互い
に異なる傾斜(α,β)を有すると共に前記ガイドレー
ル(4)の左右の側壁(4a,4b)はこれらの肩部と
補完的な傾斜を有し、前記ガイドレール(4)の前端領
域は所定の長さにわたって前記底壁(4c)が欠落して
U字型開口(10)を形成すると共に、該領域の左右側
壁(4a,4b)は前記開口(10)によって互いに切
り離され、その一方の側壁(4b)は筺体(5)の挿抜
の際のガイドとなる実質的に変形しない固定片となり、
他方の側壁(4a)の内側には前記U字型開口(10)
の中で左右に弾性変形可能な自由端を有する可動片
(8)が該側壁(4a)に並行して設けられ、該可動片
(8)の先端にはロック用爪(9)が設けられ、更に、
前記筺体のスライド面(5a)の前端領域には、シェル
フ(1)に収容された時にガイドレール(4)の前記U
字型開口(10)に対応する位置にこれと係合可能な係
合突起(11)が設けられていることを特徴とする卓上
筺体収納用シェルフ構造。 - 【請求項2】 前記筺体(5)が成形時の型抜きを容易
にするための抜き勾配を有する請求項1に記載のシェル
フ構造。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4014861A JPH05206663A (ja) | 1992-01-30 | 1992-01-30 | 卓上筺体収納用シェルフ構造 |
US08/010,986 US5404275A (en) | 1992-01-30 | 1993-01-29 | Rack structure for accommodating electronic modules |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4014861A JPH05206663A (ja) | 1992-01-30 | 1992-01-30 | 卓上筺体収納用シェルフ構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05206663A true JPH05206663A (ja) | 1993-08-13 |
Family
ID=11872810
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4014861A Withdrawn JPH05206663A (ja) | 1992-01-30 | 1992-01-30 | 卓上筺体収納用シェルフ構造 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5404275A (ja) |
JP (1) | JPH05206663A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007194299A (ja) * | 2006-01-17 | 2007-08-02 | Toyota Motor Corp | 電子装置収納構造 |
JP2008097671A (ja) * | 2006-10-06 | 2008-04-24 | Seiko Epson Corp | メディアスタッカ及びそれを備えたメディア処理装置 |
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US7240976B2 (en) | 2001-04-23 | 2007-07-10 | Tektronix, Inc. | Modular rack-mounting system |
TWM257604U (en) * | 2004-03-16 | 2005-02-21 | Quanta Comp Inc | Chassis frame |
FR2917905B1 (fr) * | 2007-06-21 | 2012-05-11 | Airbus France | Equipement avionique |
TWM361132U (en) * | 2008-12-09 | 2009-07-11 | Hon Hai Prec Ind Co Ltd | Bracket used for packaging electrical connector |
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US4730735A (en) * | 1986-10-30 | 1988-03-15 | Tab Products Company | Tape storage system |
US4858070A (en) * | 1987-04-24 | 1989-08-15 | Racal Data Communications Inc. | Modular expandable housing arrangement for electronic apparatus |
-
1992
- 1992-01-30 JP JP4014861A patent/JPH05206663A/ja not_active Withdrawn
-
1993
- 1993-01-29 US US08/010,986 patent/US5404275A/en not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2007194299A (ja) * | 2006-01-17 | 2007-08-02 | Toyota Motor Corp | 電子装置収納構造 |
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JP2008097671A (ja) * | 2006-10-06 | 2008-04-24 | Seiko Epson Corp | メディアスタッカ及びそれを備えたメディア処理装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US5404275A (en) | 1995-04-04 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19990408 |