JPH0520632Y2 - - Google Patents

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JPH0520632Y2
JPH0520632Y2 JP12726886U JP12726886U JPH0520632Y2 JP H0520632 Y2 JPH0520632 Y2 JP H0520632Y2 JP 12726886 U JP12726886 U JP 12726886U JP 12726886 U JP12726886 U JP 12726886U JP H0520632 Y2 JPH0520632 Y2 JP H0520632Y2
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JP
Japan
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underbody
side frame
wheel house
welding
welding jig
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Description

【考案の詳細な説明】 ≪産業上の利用分野≫ この考案は自動車のボデイパネル組付装置に関
し、より具体的には、サイドフレームのホイール
ハウスと、アンダーボデイとの溶接位置決め用の
組付装置に関するものである。
≪従来の技術≫ 一般に車両のボデイを組み立てる場合には、ま
ず、アンダーボデイとサイドフレームとを当接状
態で所定位置に位置決めした後、両者の当接箇所
を溶接して一体化して形成していた。
一方、車体の寸法精度は車自体の品質を左右す
るため極めて重要であり、特に車体としてのボデ
イ構造を形成するとき、つまり、アンダーボデイ
とサイドフレーム等を溶接して組み立てる際の精
度が車体としての精度に影響している。その結
果、両者間の位置決め精度が車体の品質に大きな
影響を与えることになる。
そして従来は、第4図に示すように、まず、ア
ンダーボデイ1を固定する溶接治具台2と、サイ
ドフレーム3を固定するクランプ装置4とを有す
る組付装置があつた。この装置ではクランプ装置
4があらかじめ溶接治具台2に対して高さ方向に
位置決めされるとともに横方向に移動可能となつ
ている。そして、そのクランプ装置4にてサイド
フレーム3の上下端並びに外側面部を固定した
後、クランプ装置4を移動させ溶接治具台2上に
固定されたアンダーボデイ1とサイドフレーム3
とを当接状態で所定位置に位置決めする。次い
で、図外の公知の溶接手段によつて両者を溶接固
着し、自動車のボデイを形成していた。
さらに従来では、上記した装置を応用して、特
開昭57−84275号に示すような併行生産型車体組
立装置が提案されている。
この装置は、複数の車種を1つのラインで正確
に位置決めをしつつ、ボデイの組立・溶接を行う
ことができるようにしたものである。
すなわち、上記した溶接治具台2並びにクラン
プ装置4にそれぞれ回動並びに移動可能かつ位置
決め可能な支持手段を備えさせ、かつ、車種に応
じて変換可能なクランプ装置を複数個備えてなる
ものである。
≪考案が解決しようとする問題点≫ しかしながら、上記した従来の装置では、アン
ダーボデイとサイドフレームとの一応の位置決め
を行うことはできるもものの、やはり十分な位置
決め精度を持たせることはできなかつた。
すなわち、サイドフレームの所定位置の内側
面、つまり、自動車を組立てた際に車輪が配置さ
れる箇所には、内方へ突出したホイールハウス5
が取り付けられている。このホイールハウス5は
比較的剛性を有する材質で形成されるとともに、
その上端部ないしは上方側縁部のみが正確に位置
決めされつつサイドフレーム3に溶接固着されて
いる。そして、ホイールハウス5が位置するサイ
ドフレーム3とアンダーボデイ1との溶接は、第
4図に示すように、アンダーボデイ1とホイール
ハウス5とのみ行うようになつている。
ここで、ホイールハウス5に注目すると、上記
したごとくホイールハウス5はその上方部のみサ
イドフレーム3に固着されており、その下方部は
自由端となつている。その結果、ホイールハウス
5は剛性を有するものの、その自重によつて下方
へ付勢されることになり、若干湾曲して本来一点
鎖線で示した位置になければならないとこが実線
で表わしたように、その下方部が下方かつサイド
フレーム3側へ移動してしまう。
従つて、その状態のままアンダーボデイ1とホ
イールハウス5とを溶接してしまうと、本来溶着
すべき位置からずれて両者が溶着されてしまうこ
とになり、たとえ溶接治具台2とクランプ装置4
とを正確に位置決めしたとしても、実際の溶接箇
所の位置決めを正確に行うことができなかつた。
さらに、ホイールハウス5とアンダーボデイ1
とが位置ずれを生じながら溶接されるため、その
影響が他のアンダーボデイ1とサイドフレーム3
とを直接溶接する箇所へもおよぼし、そこにおい
ても位置決め精度を低下させる要因となつてい
た。
この考案は上記した問題点に鑑みてなされたも
ので、その目的とするところは、アンダーボデイ
とホイールハウスとを正確に位置決めをしつつ溶
接することができ、その結果、アンダーボデイと
サイドフレームとの溶接精度を向上させ、車自体
の品質の向上を図ることのできる自動車のボデイ
パネル組付装置を提供するにある。
≪問題点を解決するための手段≫ 上記目的を達成するため、この考案に係る自動
車のボデイパネル組付け装置では、アンダーボデ
イを固定する溶接治具台と、アンダーボデイの側
方にサイドフレームを仮置き固定するクランプ装
置とを備えたボデイパネル組付装置において、溶
接治具台とクランプ装置との間にサイドフレーム
に固着されたホイールハウスの下部を支持する受
け部材と、該受け部材を上方に付勢する付勢手段
とを有する位置調整治具を配設した。
≪作用≫ アンダーボデイを固定する溶接治具台と、サイ
ドフレームを固定するクランプ装置に加え、さら
に、ホイールハウスの下部を支持する受け部材
と、その受け部材を上方へ付勢する手段付勢手段
とを有する位置調整治具を設けたことにより、ホ
イールハウスを上方へ付勢し、ホイールハウスの
自重により生じるホイールハウスの下方への湾曲
を阻止し、ホイールハウスとアンダーボデイとを
正確に位置決めしつつ両者を溶接することができ
る。その結果、サイドフレームとアンダーボデイ
との溶接の際の位置決め精度を向上させ、車の品
質を向上させることになる。
≪実施例≫ 以下、本考案に係る自動車のボデイパネル組付
装置の好適な実施例について添付図面を参照にし
て説明する。
第1図〜第3図は本考案の一実施例を示してい
る。
同図に示すように、アンダーボデイ10を固定
する溶接治具台12が立設されており、その両側
方には、サイドフレーム14を固定するクランプ
装置16が横方向に移動可能に配設されている。
また、溶接治具台12の上端部にはアンダーボ
デイ10を溶接治具台12に対して所定位置に正
確に位置決めするとともに固着するための第1の
突起12aが突出形成されている。そして、この
第1の突起12aがアンダーボデイ10にあらか
じめ穿設された透孔内に嵌入されることにより、
溶接治具台12上にアンダーボデイ10が固着さ
れる。
また、クランプ装置16はサイドフレーム14
の外側からサイドフレーム14を挟持固定するも
ので、サイドフレーム14の窓枠14aの上下位
置A,Bを側方より挟持する第1、第2のクラン
プ16a,16b並びにサイドフレーム14の下
端部Cを下方より挟持する第3のクランプ16c
とが略同一線上に配設されるとともに、サイドフ
レーム14の後方側面部所定位置に穿設された第
2の透孔14bに嵌入固着される第2の突起16
dとを有している。
さらに図示しないが、上記した溶接治具台12
並びにクランプ装置16は前方並びに後端にも配
設されており、アンダーボデイ10並びにサイド
フレーム14を正確に位置決め可能としている。
ここで本考案では、サイドフレーム14の内側
部に溶接固着されたホイールハウス18の下端部
を支承する位置調整治具20を、クランプ装置1
6と所定間隔をおいてクランプ装置16と同期し
て移動可能に配設してなる。
この位置調整治具20は、第3図に詳細に示す
ように、まず、中空の本体22の天面に穿設され
た貫通孔22a内に上下方向に摺動可能に受け部
材24が配設されている。この受け部材24は、
貫通孔22a内に挿入される棒状部24aとその
上端に固着された板状の受け部24bとから構成
され、棒状部24aの下端は付勢手段26に連設
されている。この付勢手段26は、棒状部24a
と略同一中心線上に配置されたスライド棒28
と、スライド棒28の側周部外方に配設されたス
プリング30とスライド棒28の上端に固着され
たスプリング係止用のストツパー32と、スライ
ド棒28の下方に配設され、スライド棒28の上
下移動を案内するとともにスプリング30の下方
受け部となる台座34とから構成されている。そ
して、ストツパー32の上面中央部に上記棒状部
24aが固着され一体化されている。
また、ストツパー32は、本体22の天面に設
けた貫通孔22aの内径より大きな径を有し、受
け部材24が本体22から飛び出すおそれがない
ようになつている。そして、台座34は本体22
の内周面と略符合して本体22に対して固定可能
となつているとともに、その中央部には上記スラ
イド棒28と略符合する案内孔34aが穿設さ
れ、案内孔34a内をスライド棒28が案内され
ながら上下方向に摺動されるようになつている。
さらに、上記ストツパー32と台座34間に配
設されたスプリング30はストツパー32を介し
て受け部材24を常時上方へ付勢するようになつ
ている。
さらに本実施例では、台座34の外側面並びに
本体22の内側面にそれぞれ螺旋溝を形成し、両
者を螺合させて台座34を上下方向に移動可能と
している。
その結果、台座34を上下動することによつて
スプリング30のバネ弾勢力を変化させ、受け部
材24の上方への付勢力を微調整することや、異
なる車種のサイドフレームのホイールハウスとア
ンダーボデイとの溶接に対して1種類の位置調整
治具でもつて位置決めをすることが可能となる。
次に本実施例に係る装置の作用について説明す
ると、まず、従来と同様に溶接治具台12上にア
ンダーボデイ10を固定し、クランプ装置16に
よつてサイドフレームを固定した後、クランプ装
置をアンダーボデイ10側に移動させてアンダー
ボデイ10とサイドフレーム14とを当接状態で
所定位置に位置決めする。
このとき、サイドフレーム14に固着されたホ
イールハウス18は、その自重によつて湾曲して
下方へ垂れ下がろうとするが、ホイールハウス1
8の下端部は位置調整治具20の受け部材24上
に当接されているため、位置調整治具20内に配
設された付勢手段26のスプリング30のバネ弾
勢力によつて上方へ付勢し、ホイールハウス18
の垂れ下がりを防止する。そして、その状態のま
まホイールハウス18をサイドフレーム14とと
もに移動させてアンダーボデイ10の所定位置に
当接させる。
これによりホイールハウス18とアンダーボデ
イ10とを正確に位置決めして溶接することがで
きる。
なお、上記した実施例では、付勢手段としてス
プリングを用いたが、本考案はこれに限ることは
なく、ゴムその他弾性力を有する材料であれば何
でも良い。
また、上記実施例では、位置調整治具をサイド
フレームを固定するクランプ装置に連設して設け
たが、この考案では、溶接治具台側に設けても良
く、或いは単独に配設しても良い。
≪考案の効果≫ 以上のように、本考案に係る自動車のボデイパ
ネル組付装置によれば、アンダーボデイ固定用の
溶接治具並びにサイドフレーム固定用のクランプ
装置に加え、サイドフレームに固着されたホイー
ルハウスの下端を支承する位置調整治具を設けた
ために、アンダーボデイとサイドフレームを溶接
する際に両者を所定位置に位置決めした場合に、
ホイールハウスがその自重によつて下方へ湾曲し
て垂れ下がることがなくなる。その結果、アンダ
ーボデイとホイールハウスとを正確に位置決めを
して溶接をすることができる。さらには、アンダ
ーボデイとホイールハウスとが正確に位置決めさ
れるため、その他のアンダーボデイとサイドフレ
ームとの位置決めがより正確に行うことができ、
その結果、ボデイ全体が精度良く溶接され、車両
の品質を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る自動車のボデイパネル組
付装置の一実施例を示す正面図、第2図はその一
部断面側面図、第3図は要部拡大断面図、第4図
は従来の装置を示す一部断面側面図である。 10……アンダーボデイ、12……溶接治具、
14……サイドフレーム、16……クランプ装
置、18……ホイールハウス、20……位置調整
治具、24……受け部材、26……付勢手段。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. アンダーボデイを固定する溶接治具台と、アン
    ダーボデイの側方にサイドフレームを仮置き固定
    するクランプ装置とを備え、該溶接治具台と該ク
    ランプ装置の少なくとも一方が移動可能にして該
    アンダーボデイと該サイドフレームを当接状態で
    所定位置に位置決め可能なボデイパネル組付装置
    において、該溶接治具台と該クランプ装置との間
    に該サイドフレームに固着されたホイールハウス
    の下部を支持する受け部材と、該受け部材を上方
    に付勢する付勢手段とを有する位置調整治具を配
    設してなることを特徴とする自動車のボデイパネ
    ル組付装置。
JP12726886U 1986-08-22 1986-08-22 Expired - Lifetime JPH0520632Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP12726886U JPH0520632Y2 (ja) 1986-08-22 1986-08-22

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12726886U JPH0520632Y2 (ja) 1986-08-22 1986-08-22

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Publication Number Publication Date
JPS6334696U JPS6334696U (ja) 1988-03-05
JPH0520632Y2 true JPH0520632Y2 (ja) 1993-05-27

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JP12726886U Expired - Lifetime JPH0520632Y2 (ja) 1986-08-22 1986-08-22

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JPH082338Y2 (ja) * 1988-04-18 1996-01-24 本田技研工業株式会社 ドアストライカ取付治具

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JPS6334696U (ja) 1988-03-05

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