JP3226756B2 - サッシレスドアのガラスの組付け位置調整方法及び調整治具 - Google Patents
サッシレスドアのガラスの組付け位置調整方法及び調整治具Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両用サッシレスドア
のドアガラスの組付け位置調整方法及び調整治具に関す
る。
のドアガラスの組付け位置調整方法及び調整治具に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図7は従来技術に係るドアガラスの組付
け位置調整方法を示す断面図であり、実公昭62−59
83号公報(実願昭56−129399号)に記載の技
術である。この技術は、サッシレスドアのドアパネル1
01に対するドアガラス102の高さ方向と車両走行方
向の各位置及びガラスの内外方向の出入り位置を調整治
具を用いて組付調整するものである。
け位置調整方法を示す断面図であり、実公昭62−59
83号公報(実願昭56−129399号)に記載の技
術である。この技術は、サッシレスドアのドアパネル1
01に対するドアガラス102の高さ方向と車両走行方
向の各位置及びガラスの内外方向の出入り位置を調整治
具を用いて組付調整するものである。
【0003】具体的には、上記技術は、V溝103aを
備えた複数のブロック103を所定位置に配置し、ドア
ガラス102を上昇させる。この際に、ドアガラス10
2の端部はV溝103aのテーパ作用にてV溝103a
の底へ導かれる。これで高さ方向と車両走行方向につい
て位置合わせをし、その後にガラス102を下降させ、
このガラス端部102aがV溝103aから外れた位置
において、ガラス102が所定の出入り位置になるよう
にダイヤルゲージ104を見ながら調節ねじ105を調
整する。このようにしてサッシレスドアについても、サ
ッシ付きドアと同様に、ドアユニットを車体組立ライン
の外においてドアガラスの位置決め調整を事前に行なう
ことができる。
備えた複数のブロック103を所定位置に配置し、ドア
ガラス102を上昇させる。この際に、ドアガラス10
2の端部はV溝103aのテーパ作用にてV溝103a
の底へ導かれる。これで高さ方向と車両走行方向につい
て位置合わせをし、その後にガラス102を下降させ、
このガラス端部102aがV溝103aから外れた位置
において、ガラス102が所定の出入り位置になるよう
にダイヤルゲージ104を見ながら調節ねじ105を調
整する。このようにしてサッシレスドアについても、サ
ッシ付きドアと同様に、ドアユニットを車体組立ライン
の外においてドアガラスの位置決め調整を事前に行なう
ことができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
出入り位置の調整は、V溝ブロックの突き当て位置から
ガラスを下降させた位置、すなわち、ドアの窓ガラスが
僅かに開いた状態で行なわざるを得ないので、ドアガラ
スを全閉にした場合の組付け誤差の原因となり、また、
ガラスの組付け調整作業のために、上下と左右の位置決
めのためのガラスの上昇と、ガラス縁をV溝から外すた
めのガラスの下降による二段階のガラスの昇降を要する
ことから、調整作業に時間が掛かるという問題がある。
本発明の目的は、調整精度と作業能率を共に向上するこ
とができるドアガラスの組付け位置調整方法及び調整治
具を得ることにある。
出入り位置の調整は、V溝ブロックの突き当て位置から
ガラスを下降させた位置、すなわち、ドアの窓ガラスが
僅かに開いた状態で行なわざるを得ないので、ドアガラ
スを全閉にした場合の組付け誤差の原因となり、また、
ガラスの組付け調整作業のために、上下と左右の位置決
めのためのガラスの上昇と、ガラス縁をV溝から外すた
めのガラスの下降による二段階のガラスの昇降を要する
ことから、調整作業に時間が掛かるという問題がある。
本発明の目的は、調整精度と作業能率を共に向上するこ
とができるドアガラスの組付け位置調整方法及び調整治
具を得ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1は、サッシレスドアのガラスの組付け位置
調整方法であって、位置決めブロックを下方位置にシフ
トして位置決め基準位置に固定し、ドアガラスを上昇
し、該ドアガラス端部を位置決めブロックに当接させ、
ドアガラスの高さ方向と車両走行方向についての組付け
位置を定める位置決め工程と、位置決めブロックを、ド
アガラスの端部から退避させることにより位置決めブロ
ックと前記ガラス端部との間を僅かに離間させる離間工
程と、位置決めブロックから離間されたドアガラスの内
外方向の出入り位置を同位置決めブロック上に表示され
た目標出入り位置と対比してその差を検出しつつ目標位
置に調整する出入り調整工程とからなることを特徴とす
る。
に、請求項1は、サッシレスドアのガラスの組付け位置
調整方法であって、位置決めブロックを下方位置にシフ
トして位置決め基準位置に固定し、ドアガラスを上昇
し、該ドアガラス端部を位置決めブロックに当接させ、
ドアガラスの高さ方向と車両走行方向についての組付け
位置を定める位置決め工程と、位置決めブロックを、ド
アガラスの端部から退避させることにより位置決めブロ
ックと前記ガラス端部との間を僅かに離間させる離間工
程と、位置決めブロックから離間されたドアガラスの内
外方向の出入り位置を同位置決めブロック上に表示され
た目標出入り位置と対比してその差を検出しつつ目標位
置に調整する出入り調整工程とからなることを特徴とす
る。
【0006】請求項2は、ドアガラスの端部と当接し、
ドアガラスの高さ方向と車両走行方向についての組付け
位置を定める位置決めブロックを備えたサッシレスドア
のガラスの組付け位置調整治具において、位置決めブロ
ックは、ドアガラスの内外方向に出入りのあるガラス端
部の位置決めを可能とする当接部と、この当接部をドア
ガラス端部の位置決め基準位置である下方位置にシフト
させ、且つドアガラス端部の位置をそのままとし、該ド
アガラス端部から僅かに離間する方向に該当接部を平行
移動させるシフト手段と、ドアガラスの内外方向の出入
り位置を検出するための目盛等の表示部とからなること
を特徴とする。
ドアガラスの高さ方向と車両走行方向についての組付け
位置を定める位置決めブロックを備えたサッシレスドア
のガラスの組付け位置調整治具において、位置決めブロ
ックは、ドアガラスの内外方向に出入りのあるガラス端
部の位置決めを可能とする当接部と、この当接部をドア
ガラス端部の位置決め基準位置である下方位置にシフト
させ、且つドアガラス端部の位置をそのままとし、該ド
アガラス端部から僅かに離間する方向に該当接部を平行
移動させるシフト手段と、ドアガラスの内外方向の出入
り位置を検出するための目盛等の表示部とからなること
を特徴とする。
【0007】請求項3は、請求項2において、前記位置
決めブロックのシフト手段は、アクチュエータによって
進退する進退部材と、この進退部材の進退位置に応じて
前記当接部を移動させるカム機構とから構成した。
決めブロックのシフト手段は、アクチュエータによって
進退する進退部材と、この進退部材の進退位置に応じて
前記当接部を移動させるカム機構とから構成した。
【0008】
【作用】請求項1の組付け位置調整方法において、位置
決め工程によって上昇位置を定めたドアガラスに対し、
離間工程により位置決めブロック側を平行移動させてド
アガラスの端部から離間させ、上昇位置にあるドアガラ
スについて、出入り調整工程で内外方向の出入り位置が
調整される。
決め工程によって上昇位置を定めたドアガラスに対し、
離間工程により位置決めブロック側を平行移動させてド
アガラスの端部から離間させ、上昇位置にあるドアガラ
スについて、出入り調整工程で内外方向の出入り位置が
調整される。
【0009】請求項2の組付け位置調整治具において、
当接部によってドアガラスの上昇位置が定められ、シフ
ト手段によって当接部をガラス端部から退避させること
により上昇位置にあるドアガラスについてその内外方向
の出入り調整が可能となり、出入り位置を表す目盛等の
表示部によってドアガラスの内外方向の出入り位置が検
出される。
当接部によってドアガラスの上昇位置が定められ、シフ
ト手段によって当接部をガラス端部から退避させること
により上昇位置にあるドアガラスについてその内外方向
の出入り調整が可能となり、出入り位置を表す目盛等の
表示部によってドアガラスの内外方向の出入り位置が検
出される。
【0010】請求項3において、進退部材とカム機構と
から構成されるシフト手段により、当接部は、アクチュ
エータ動作に対応する進退部材の進退に応じてシフト動
作される。
から構成されるシフト手段により、当接部は、アクチュ
エータ動作に対応する進退部材の進退に応じてシフト動
作される。
【0011】
【実施例】発明の実施例を添付図面に基づいて以下に説
明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。図
1は本発明に係る調整治具の正面図であり、調整治具1
は、治具本体である足付きの調整架台2と、その中段位
置に設けられるドアパネル保持機構3、および上部に取
付けられる複数の位置決めブロック4…とからなる。
明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。図
1は本発明に係る調整治具の正面図であり、調整治具1
は、治具本体である足付きの調整架台2と、その中段位
置に設けられるドアパネル保持機構3、および上部に取
付けられる複数の位置決めブロック4…とからなる。
【0012】ドアパネル保持機構3はリンク7,7を介
してドアパネル8の両端部を押さえ、ドアガラス9を仮
組付けしたドアパネル8を着脱可能に固定保持する。複
数の位置決めブロック4…は、ドアパネル8に対するド
アガラス9の位置を定めるために、少なくともドアガラ
ス9の上辺、立辺、斜辺の各部に設け、ドアガラス9を
車体に対して全閉位置としたときのガラスを受ける部位
に予めセットする。
してドアパネル8の両端部を押さえ、ドアガラス9を仮
組付けしたドアパネル8を着脱可能に固定保持する。複
数の位置決めブロック4…は、ドアパネル8に対するド
アガラス9の位置を定めるために、少なくともドアガラ
ス9の上辺、立辺、斜辺の各部に設け、ドアガラス9を
車体に対して全閉位置としたときのガラスを受ける部位
に予めセットする。
【0013】図2は図1のA矢視図であり、ドアパネル
保持機構3はそのリンク7,7(図1参照)に固定され
たアーム11を介してドアパネル8を調整架台2上に一
定の姿勢に保持する。上記位置決めブロック4…は、ド
アガラス9が上昇する進路に臨んで調整架台2の上部位
置に取付けられる。
保持機構3はそのリンク7,7(図1参照)に固定され
たアーム11を介してドアパネル8を調整架台2上に一
定の姿勢に保持する。上記位置決めブロック4…は、ド
アガラス9が上昇する進路に臨んで調整架台2の上部位
置に取付けられる。
【0014】図3は図2の要部拡大図であり、各位置決
めブロック4はドアガラス9の端部を当接させるための
棒状の当接部12を本体部13から突出し、当接部12
の外周面にガラス面の内外方向の出入り検出のための目
盛12aを表示した表示部12bを形成する。上記本体
部13はそれぞれの取付け金具4a,4bを介して調整
架台2に取付けられる。上記取付け金具4a,4bは位
置決めブロック4のドアガラス7の内外方向の固定位置
調節のための長穴17,17とガラス端部の位置調節の
ための図示せぬ長穴を備える。
めブロック4はドアガラス9の端部を当接させるための
棒状の当接部12を本体部13から突出し、当接部12
の外周面にガラス面の内外方向の出入り検出のための目
盛12aを表示した表示部12bを形成する。上記本体
部13はそれぞれの取付け金具4a,4bを介して調整
架台2に取付けられる。上記取付け金具4a,4bは位
置決めブロック4のドアガラス7の内外方向の固定位置
調節のための長穴17,17とガラス端部の位置調節の
ための図示せぬ長穴を備える。
【0015】図4は本発明に係る位置決めブロックの分
解斜視図であり、位置決めブロック4の本体部13は当
接部12を平行移動させるシフト機構を構成し、中空部
21をその長手方向に貫通し、この中空部21に進退部
材22を挿入する。この進退部材22の一端側にシール
リング23を備えたピストン部24を形成し、他端側は
本体部13に対してスライド可能な廻り止めとなる角断
面部25を形成する。
解斜視図であり、位置決めブロック4の本体部13は当
接部12を平行移動させるシフト機構を構成し、中空部
21をその長手方向に貫通し、この中空部21に進退部
材22を挿入する。この進退部材22の一端側にシール
リング23を備えたピストン部24を形成し、他端側は
本体部13に対してスライド可能な廻り止めとなる角断
面部25を形成する。
【0016】上記進退部材22の角断面部25に軸線に
対して傾斜して伸びるカム穴26を形成し、また、本体
部13にその軸線に対して直角方向に伸びるガイド穴2
7を形成し、これらカム穴26とガイド穴27に上記当
接部12の基部28を貫通挿入してカム機構を構成し、
本体部13に対してスライド可能に座金28a,28a
を介設する。上記基部28は、カム穴26のカム作用に
より、進退部材22の移動位置に応じてガイド穴26を
移動する。
対して傾斜して伸びるカム穴26を形成し、また、本体
部13にその軸線に対して直角方向に伸びるガイド穴2
7を形成し、これらカム穴26とガイド穴27に上記当
接部12の基部28を貫通挿入してカム機構を構成し、
本体部13に対してスライド可能に座金28a,28a
を介設する。上記基部28は、カム穴26のカム作用に
より、進退部材22の移動位置に応じてガイド穴26を
移動する。
【0017】図5は本発明に係る位置決めブロックの縦
断面図であり、進退部材22のピストン部24と対応し
て本体部13の中空部21の一端側に大径部29を形成
し、この大径部29に進退部材22のピストン部24を
摺動可能に収容し、このピストン部24にばね30を取
付けて外方に付勢する。
断面図であり、進退部材22のピストン部24と対応し
て本体部13の中空部21の一端側に大径部29を形成
し、この大径部29に進退部材22のピストン部24を
摺動可能に収容し、このピストン部24にばね30を取
付けて外方に付勢する。
【0018】上記大径部29の開口にシールリング31
を設けた蓋32をねじ止めし、この蓋32に空気孔33
を形成してエア圧を供給する。ばね30の付勢力に対抗
するエア圧を供給することによって進退部材22がスラ
イドされ、カム穴26のカム作用により当接部12を移
動させる。この移動量は、ガラス端部から後退してその
当接を外し、ガラス面の内外方向の出入り動作を可能と
する僅かの寸法範囲を満たせば十分である。
を設けた蓋32をねじ止めし、この蓋32に空気孔33
を形成してエア圧を供給する。ばね30の付勢力に対抗
するエア圧を供給することによって進退部材22がスラ
イドされ、カム穴26のカム作用により当接部12を移
動させる。この移動量は、ガラス端部から後退してその
当接を外し、ガラス面の内外方向の出入り動作を可能と
する僅かの寸法範囲を満たせば十分である。
【0019】以上のように構成した調整治具の位置決め
ブロックの作用について以下に説明する。図6は図5の
B矢視図であり、上記空気孔33からエア圧を受けた場
合は進退部材22のスライドによって当接部12が下方
位置12cにシフトされる。この下方位置12cを位置
決め基準位置として位置決めブロック4をドアガラス9
の上辺、立辺、斜辺に対応する位置に予め固定する。
ブロックの作用について以下に説明する。図6は図5の
B矢視図であり、上記空気孔33からエア圧を受けた場
合は進退部材22のスライドによって当接部12が下方
位置12cにシフトされる。この下方位置12cを位置
決め基準位置として位置決めブロック4をドアガラス9
の上辺、立辺、斜辺に対応する位置に予め固定する。
【0020】ドアパネル8を調整治具1に対して固定
し、ドアガラスの調整準備が整えば、エア圧を位置決め
ブロック4に供給して当接部12を下方位置12cにシ
フトさせた上で、ドアガラス9を図示せぬウィンドレギ
ュレータを介して上昇させ、位置決めブロック4の当接
部12にドアガラス9の端部を当接することにより、ガ
ラス面の上下と左右の方向について位置決めする。この
調整によって実車の窓を全閉としたときのドアガラスの
上下と左右の方向についての位置が定められる。
し、ドアガラスの調整準備が整えば、エア圧を位置決め
ブロック4に供給して当接部12を下方位置12cにシ
フトさせた上で、ドアガラス9を図示せぬウィンドレギ
ュレータを介して上昇させ、位置決めブロック4の当接
部12にドアガラス9の端部を当接することにより、ガ
ラス面の上下と左右の方向について位置決めする。この
調整によって実車の窓を全閉としたときのドアガラスの
上下と左右の方向についての位置が定められる。
【0021】次に、エア圧を解除して進退部材を復帰動
作させることにより、ドアガラス9をそのままに、当接
部12を僅かに離間させ、その表示部12bの目盛12
aによってドアガラス9の内外方向の出入り位置を検出
し、目標位置に合うようにドアガラス9の内外方向の出
入り位置を調節した上で最終的な固定を行なう。
作させることにより、ドアガラス9をそのままに、当接
部12を僅かに離間させ、その表示部12bの目盛12
aによってドアガラス9の内外方向の出入り位置を検出
し、目標位置に合うようにドアガラス9の内外方向の出
入り位置を調節した上で最終的な固定を行なう。
【0022】上記ドアガラスは、その上昇時の位置を保
ったまま内外方向の出入り位置を調節することができる
ので、実車のドアウィンドウの全閉状態に近似した組付
け調整が可能となることから、組付け誤差が最小限に抑
えられる。
ったまま内外方向の出入り位置を調節することができる
ので、実車のドアウィンドウの全閉状態に近似した組付
け調整が可能となることから、組付け誤差が最小限に抑
えられる。
【0023】また、上記位置決めブロックは、エアー圧
の制御によって当接部側を移動させることによって内外
方向の出入りの位置調節が可能となり、ガラスの下降工
程を要することがないので能率よく工程を進めることが
できる。そして、ドアガラス9の内外方向の出入り位置
の目標位置を当接部12に赤マーク等で表示することに
より、目標との差の検出が容易となり、調整の簡易化が
可能となる。
の制御によって当接部側を移動させることによって内外
方向の出入りの位置調節が可能となり、ガラスの下降工
程を要することがないので能率よく工程を進めることが
できる。そして、ドアガラス9の内外方向の出入り位置
の目標位置を当接部12に赤マーク等で表示することに
より、目標との差の検出が容易となり、調整の簡易化が
可能となる。
【0024】なお、前記進退部材は、エアー圧に限ら
ず、ソレノイド等の進退動作アクチュエータを一般に適
用することにより、同様の作用効果を得ることができ
る。
ず、ソレノイド等の進退動作アクチュエータを一般に適
用することにより、同様の作用効果を得ることができ
る。
【0025】
【発明の効果】以上に説明したごとく、請求項1の組付
け位置調整方法において、位置決め工程によって上昇位
置を定めたドアガラスに対し、離間工程により位置決め
ブロック側を平行移動させてドアガラスの端部から離間
させ、上昇位置にあるドアガラスについて、出入り調整
工程で内外方向の出入り位置を調整する。
け位置調整方法において、位置決め工程によって上昇位
置を定めたドアガラスに対し、離間工程により位置決め
ブロック側を平行移動させてドアガラスの端部から離間
させ、上昇位置にあるドアガラスについて、出入り調整
工程で内外方向の出入り位置を調整する。
【0026】したがって、実車のドアガラスの全閉状態
に近似した組付け調整が可能となるので、組付け誤差が
最小限に抑えられ、かつ、ガラスの組付け調整作業のた
めのガラスの昇降作業を簡易化して上昇位置までの一行
程のガラス操作によって能率よく調整作業を進めること
ができる。
に近似した組付け調整が可能となるので、組付け誤差が
最小限に抑えられ、かつ、ガラスの組付け調整作業のた
めのガラスの昇降作業を簡易化して上昇位置までの一行
程のガラス操作によって能率よく調整作業を進めること
ができる。
【0027】請求項2の組付け位置調整治具において、
当接部によってドアガラスの上昇位置が定められ、シフ
ト手段によって当接部をガラス端部から退避させること
により上昇位置にあるドアガラスについてその内外方向
の出入り調整が可能となり、出入り位置を表す目盛等の
表示部によってドアガラスの内外方向の出入り位置が検
出される。したがって、高精度の組付けが確保され、か
つ、能率よく調整作業を進めることができる。
当接部によってドアガラスの上昇位置が定められ、シフ
ト手段によって当接部をガラス端部から退避させること
により上昇位置にあるドアガラスについてその内外方向
の出入り調整が可能となり、出入り位置を表す目盛等の
表示部によってドアガラスの内外方向の出入り位置が検
出される。したがって、高精度の組付けが確保され、か
つ、能率よく調整作業を進めることができる。
【0028】請求項3において、シフト手段の進退部材
とカム機構により、当接部は、アクチュエータ動作に対
応する進退部材の進退に応じてシフト動作され、簡易な
構成により、位置決めされたドアガラスの位置を変える
ことなく、ドアガラスの端部から離間してその出入り方
向の拘束を解除することができる。
とカム機構により、当接部は、アクチュエータ動作に対
応する進退部材の進退に応じてシフト動作され、簡易な
構成により、位置決めされたドアガラスの位置を変える
ことなく、ドアガラスの端部から離間してその出入り方
向の拘束を解除することができる。
【図1】本発明に係る位置決めブロックを備えた調整架
台の正面図
台の正面図
【図2】図1のA矢視図
【図3】図2の要部拡大図
【図4】本発明に係る位置決めブロックの分解斜視図
【図5】本発明に係る位置決めブロックの縦断面図
【図6】図5のB矢視図
【図7】従来技術に係るドアガラスの組付け位置調整方
法を示す断面図
法を示す断面図
1…調整治具、2…調整架台、3…ドアパネル保持機
構、4…位置決めブロック、8…ドアパネル、9…ドア
ガラス、12…当接部、12a…目盛、12b…表示
部、12c…シフト位置、13…本体部(シフト機
構)、21…中空部、22…進退部材、23…シールリ
ング、24…ピストン部、25…角断面部、26…カム
穴(カム機構)、27…ガイド穴、28…基部、29…
大径部、30…ばね、31…シールリング、32…蓋、
33…空気孔。
構、4…位置決めブロック、8…ドアパネル、9…ドア
ガラス、12…当接部、12a…目盛、12b…表示
部、12c…シフト位置、13…本体部(シフト機
構)、21…中空部、22…進退部材、23…シールリ
ング、24…ピストン部、25…角断面部、26…カム
穴(カム機構)、27…ガイド穴、28…基部、29…
大径部、30…ばね、31…シールリング、32…蓋、
33…空気孔。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B23P 21/00 303 B62D 65/00
Claims (3)
- 【請求項1】 位置決めブロックを下方位置にシフトし
て位置決め基準位置に固定し、ドアガラスを上昇し、該
ドアガラス端部を位置決めブロックに当接させ、ドアガ
ラスの高さ方向と車両走行方向についての組付け位置を
定める位置決め工程と、 前記 位置決めブロックを、前記ドアガラスの端部から退
避させることにより位置決めブロックと前記ガラス端部
との間を僅かに離間させる離間工程と、 前 記位置決めブロックから離間されたドアガラスの内外
方向の出入り位置を同位置決めブロック上に表示された
目標出入り位置と対比してその差を検出しつつ目標位置
に調整する出入り調整工程と、 か らなるサッシレスドアのガラスの組付け位置調整方
法。 - 【請求項2】 ドアガラスの端部と当接し、ドアガラス
の高さ方向と車両走行方向についての組付け位置を定め
る位置決めブロックを備えたサッシレスドアのガラスの
組付け位置調整治具において、 前 記位置決めブロックは、 ド アガラスの内外方向に出入りのあるガラス端部の位置
決めを可能とする当接部と、 こ の当接部をドアガラス端部の位置決め基準位置である
下方位置にシフトさせ、且つドアガラス端部の位置をそ
のままとし、該ドアガラス端部から僅かに離間する方向
に該当接部を平行移動させるシフト手段と、 ド アガラスの内外方向の出入り位置を検出するための目
盛等の表示部とからなる、 ことを特徴とするサッシレスドアのガラスの組付け位置
調整治具。 - 【請求項3】 前記位置決めブロックのシフト手段は、
アクチュエータによって進退する進退部材と、この進退
部材の進退位置に応じて前記当接部を移動させるカム機
構とからなることを特徴とする請求項2記載のサッシレ
スドアのガラスの組付け位置調整治具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13903195A JP3226756B2 (ja) | 1995-06-06 | 1995-06-06 | サッシレスドアのガラスの組付け位置調整方法及び調整治具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13903195A JP3226756B2 (ja) | 1995-06-06 | 1995-06-06 | サッシレスドアのガラスの組付け位置調整方法及び調整治具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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