JPH0520629B2 - - Google Patents

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JPH0520629B2
JPH0520629B2 JP15363687A JP15363687A JPH0520629B2 JP H0520629 B2 JPH0520629 B2 JP H0520629B2 JP 15363687 A JP15363687 A JP 15363687A JP 15363687 A JP15363687 A JP 15363687A JP H0520629 B2 JPH0520629 B2 JP H0520629B2
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pressure
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throttle
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【発明の詳細な説明】 ≪産業上の利用分野≫ 本発明は、油圧装置の作動油室内の油圧が圧油
が熱膨張などにより微速度で異常上昇していくと
きに、その微速異常上昇圧のみを逃すことによ
り、作動油室内の油圧を設定圧に高精度に保持す
る働きをする圧力保障弁に関し、リリーフ開始圧
を長期にわたつて高精度に維持できるうえ、異物
の目詰りによる圧力保障性能の低下を防止する技
術である。
≪従来の技術≫ この種の圧力保障弁には、従来でも、特公昭58
−44911号公報に記載されたものがある。
その圧力保障弁は、本発明者が先に提案したも
のであつて、基本的な構造が次のようになつてい
る。
第4図に示すように、弁箱D内で油圧の入口部
P2に絞り弁室41及びリリーフ弁室42を順に
して介して出口部R2を連通し、絞り弁室41に
絞り弁体44を設け、リリーフ弁室42にリリー
フ弁体45を設け、リリーフ弁体45をリリーフ
圧設定用押圧手段51で絞り弁室41側に向けて
弁座48を押し閉じるように構成し、入口部P2
の油圧が絞り弁体44の絞り通路47を経てリリ
ーフ弁体45に開弁力として作用するように構成
したものである。
上記の基本構造において、絞り通路47の構造
と弁座48の構造とが、従来では、次のようにな
つていた。
同上の第4図に示すように、絞り弁体44を絞
り弁室41にねじ嵌合により固定して、そのねじ
嵌合隙間で絞り通路47を形成し、また、リリー
フ弁体45が閉止接当する弁座48をリリーフ弁
室42の前壁81に固定したものである。
≪発明が解決しようとする問題点≫ 上記従来例では次の問題がある。
(イ) 油圧の入口部P2に圧力がかかつていない運
転休止中においては、リリーフ弁体45のリリ
ーフ開始用受圧面45bに開弁用油圧力が作用
せず、ばね併用式エアシリンダ形リリーフ圧設
定用押圧手段51の強い力でリリーフ弁体45
のエツジ状弁面45aを弁座48に強力に押し
当てるため、弁座48が早期に塑性変形を起こ
す。これにより、弁座48と弁面45aとの当
接面では径方向の接当幅が大きくなり、その該
当の締切箇所で径方向の誤差幅が大きくなるた
め、その締切箇所内のリリーフ開始用受圧面積
の誤差が大きくなり、リリーフ弁体45のクラ
ツクキング圧力の誤差が大きくなる。
(ロ) 圧油中の異物が狭い絞り通路47を通過する
途中で一旦かみ込むと、そのかみ込んだ状態が
保持されるため、異物のかき込みが次第に進行
して絞り通路47が塞がれ、異常な圧油降下を
起すので、リリーフ不良に陥いり、圧力保障性
能が損なわれる。
(ハ) 上記絞り通路47の閉塞を防止するために、
第4図に示すように、絞り通路47の入口部に
フイルタ82を設けているが、この場合、部品
点数が増加して圧力保障弁6の構造が複雑にな
るうえ、フイルタ82を定期的に交換しなけれ
ばならないのでメンテナンスに手間がかかる。
本発明は、上記各問題点を解消して、リリーフ
開始圧を長期にわたつて高性能に維持すること、
異物の目詰りによる圧力保障性能の低下を防止す
ること、及び、目詰りをなくすための構造を簡素
化するとともにメンテナンスを容易にすることを
目的とする。
≪問題点を解決するための手段≫ 本発明は、上記目的を達成するために、前記の
≪従来の技術≫の項で説明した前述の基本構造
に、次の改良を加えたものである。
例えば第1図から第3図に示すように、絞り弁
体44を絞り弁室41に一定範囲内で摺動自在に
内嵌して、絞り弁体44と絞り弁室41との摺動
隙間で絞り通路47を構成し、絞り本体44の後
端部44cをリリーフ弁室42に進入・退出移動
自在にするとともに、この絞り弁体44の後端部
44cに弁座48を形成し、リリーフ弁室42の
絞り弁室41側の端面にリリーフ弁体44の受止
面42aを設け、入口部P2の油圧が所定圧以上
である高圧状態においては、入口部P2の油圧に
基づく力により、絞り弁体44をリリーフ弁室4
2側に押圧して、弁座48をリリーフ弁体45の
弁面45aに閉止接当させるとともに、リリーフ
圧設定押圧手段51に抗して弁座48をリリーフ
弁室42内に進入させるのに対し、入口部P2
油圧が所定圧以下である低圧状態においては、リ
リーフ圧設定用押圧手段51によりリリーフ弁体
45の弁面45aで弁座48がリリーフ弁室42
外に退出させられて絞り弁体44が入口部P2
に押戻されるとともに、リリーフ弁体45が受止
面42aに受止められるように構成した事を特徴
とするものである。
≪作用≫ 本発明の作用を第1図a,b,cに基づいて説
明する。
第1図aは、油圧装置の運転を停止して油圧の
入口部P2に圧力がかかつていないか、圧力が低
い休止圧状態を示している。リリーフ弁体45の
リリーフ開始用受圧面45bには開弁用油圧力が
作用せず、リリーフ圧設定用押圧手段51の閉弁
力により、リリーフ弁体45の前面(左面)がリ
リーフ弁室42の受止面42aに受止められる一
方、絞り弁体44は、絞り弁室41内で前後方向
(左右方向)の摺動が自由な状態に保たれるので、
弁座48とリリーフ弁体45の弁面45aとの間
には接圧が加わらない。
油圧ポンプの起動などで油圧が上昇すると、入
口部P2の油圧力で絞り弁体44が右方へ後退し
て弁座48をリリーフ弁体45の弁面45aに閉
止接当させ、次いで、第1図bの運転圧状態で示
すように、リリーフ圧設定用押圧手段51の弾圧
力に抗して弁座48をリリーフ弁室42内に進入
させ、リリーフ弁体45を右方へ後退させる。絞
り弁体44の所定量以上の右方移動は絞り弁室4
1の後端壁(右端壁)で阻止される。
油圧の熱膨張などで入口部P2の圧油が微速度
で上昇すると、第1図cのリリーフ状態で示すよ
うに、リリーフ弁体45のリリーフ開始用受圧面
45bに作用する油圧力によつて弁面45aが弁
座48から離間し、入口部P2の圧油が絞り通路
47・逃し孔49・リリーフ弁室42を経て出口
部R2から排出される。
これにより入口部P2の油圧が運転圧にまで低
下すると、リリーフ圧設定用押圧手段51の閉弁
力で弁面45aが弁座48に閉止接当し、第1図
bの運転圧状態で油圧装置の運転が断続される。
そして、油圧装置の運転を停止して油圧が低下し
ていくと、リリーフ弁体45及び絞り弁体44が
第1図aの休止圧状態に復帰するのである。
上記のように作動することから、第1図aの休
止圧状態では、リリーフ弁体45が受止面42a
に受止められ、リリーフ圧接設定用押圧手段51
の強力な閉弁力は弁面45aと弁座48同士の間
に加わらない。
そして、上記第1図aの休止圧状態から第1図
bの運転圧状態に切換わるときには、絞り通路4
7にかみ込んだ異物が絞り弁体44の後退移動に
伴つて右方へつれ出され、この絞り通路47の出
口側空間へ排出される。
また、第1図bの運転圧状態から第1図cの休
止圧状態に切換わるときにも、絞り通路47にか
き込んだ異物が絞り弁体44の前進移動に伴つて
左方へつれ出され、この絞り通路47の入口側空
間へ排出される。
≪発明の効果≫ 本発明は、上記のように構成され作用すること
から次の効果を奏する。
(イ) 油圧装置の運転休止中においては、リリーフ
圧設定用押圧手段の強力な閉弁力が弁面に加わ
らなくなるので、時間の経過につれて弁面が塑
性変形を起こすことが防止され、弁面と弁座と
の接当面の径方向の接当幅は初期状態の小さい
値に保たれる。従つて、その該当の締切箇所で
は径方向の誤差幅が小さくてすみ、その締切箇
所内のリリーフ開始用受圧面積の誤差が小さい
ので、リリーフ弁体のクラツキング圧力の誤差
も小さい。
(ロ) 絞り通路にかみ込んだ異物は、絞り弁体の前
後移動に伴つて絞りの通路の出口側又は入口側
空間へ一旦つれ出され、そこから油タンクなど
へ排出されるので、絞り通路内で異物の目詰り
が防止され、圧力保障性能の低下が起らない。
(ハ) また、上記のように目詰りが防止されるの
で、圧力保障弁からフイルタを省略することが
できる。これにより、圧力保障弁は、部品点数
が少なくて構造が簡素になるうえ、メンテナン
スにも手間がかからない。
≪実施例≫ 以下、本発明の実施例を図面により説明する。
本発明の圧力保障弁は、第2図の全体系統図で
示すように用いられる。
即ち、機械式プレス1の油圧式過負荷安全装置
の安全弁装置Aは、過負荷安全弁4と圧力保障弁
6とからなる。機械式プレス1のスライド1aに
形成した過負荷吸収用シリンダ室2内には、油路
2aを介して油圧ポンプ3で圧油が所定の運転圧
に注入され、クランク軸1b・連結棒1cからピ
ストン1dに伝達されたプレス力が上記圧油を介
して加工材料に伝わるようになつている。
プレス作業中に、誤つて複数の材料が供給され
たり、上下金型間に異物がかみ込んだりして、ス
ライド1aに過負荷がかかつたときには、過負荷
吸収用シリンダ室2内の圧油が過負荷安全弁4を
急速に押開いて油タンク5へ排出されるので、ピ
ストン1dの下降力が過負荷吸収用シリンダ室2
の圧縮作動で吸収されてスライド1aに伝わらな
くなり、スライド1aのストロークlの範囲内で
過負荷安全作動が行なわれる。
また、圧力保障弁6は、過負荷吸収用シリンダ
室2内の圧油がプレス作業中にプレス圧を受けて
温度上昇し、体積膨張により油圧が微速度で異常
上昇したときに、その微速異常上昇圧のみを逃し
て油タンク5へ圧油を排出するものである。これ
により、過負荷安全弁4が誤つて過負荷作動する
ことを防止するとともに、過負荷吸収用シリンダ
室2内の油圧が正常な運転圧力に保たれる。
一方、スライド1aのストロークlの範囲を超
える過負荷がかかつた場合に、過負荷吸収用シリ
ンダ室2の底壁にピストン1dが衝突するのを防
止する手段が設けられる。即ち、上記の過負荷圧
状態を圧力状態検出用スイツチSで検出して、そ
の出力信号に基づき制御開弁器8を介して主電動
機Mを停止するとともに、クラツチCを切断し、
もしくは、これと同時にクランク軸1bに図外の
ブレーキを作動させるものである。
安全弁装置Aは、前記過負荷安全弁4に上記圧
力保障弁6を内設してなり、第3図で示すように
構成される。
まず、過負荷安全弁4について説明すると、こ
れは、弁箱11と弁蓋12とを図外の締結ボルト
で前後方向(図上左右方向、以下同じ)に固定し
てなる。上記弁箱11は、その右側中央寄部に側
面視で円形の弁室13が形成されるとともに、左
側中央寄部に圧油の入口孔P1が、下部に圧油の
出口孔R1がそれぞれ形成される。
上記弁室13の周壁に弁体14の大径部14a
が軸心方向に油密摺動自在に挿入され、同上弁体
14の小径部14bが弁蓋12の弁体ガイド孔1
5に挿入される。
上記弁室13は開弁開始用加圧室17及び弁座
18を介して入口孔P1に連通される。この開弁
開始用加圧室17は側面視で円形に形成されてお
り、その右寄部内に弁座筒19が一定範囲内で左
右方向に油密摺動可能に内嵌される。即ち、圧縮
ばねからなる弁座筒押圧手段20が開弁開始用加
圧室17内に装着され、弁座筒19を右方向へ押
圧するとともに、弁座筒19の段付部19aが開
弁開始用加圧室17のストツパー壁21に受止め
られる。上記弁座筒19の右端面に前記弁座18
が形成されている。
また、弁体14の弁面23は、開弁用押圧手段
24を介して弁座18に閉止接当され、その接当
箇所の内側に開弁開始用受圧面14cが形成され
る。上記開閉弁用押圧手段24は圧縮ばね25か
らなり、そのばね左端部25aが弁体大径部14
aを押圧するとともに、ばね右端部25bがばね
押え筒26で受止められる。このばね押え筒26
は、弁蓋12に進退節可能に螺合されており、そ
の筒孔によつて前記の弁体ガイド孔15が構成さ
れる。
弁室13内では、弁体14の左側中央部を凹入
して開弁加速用加圧室28が形成され、その径方
向外側空間に絞り部29を介して出口室30が連
通される。この出口室30が出口孔R1に連通さ
れる。上記絞り部29は、開弁開始用加圧室17
の周壁17aの外周面と開弁加速用加圧室28の
周壁面との間に形成した環状流路で構成されてい
る。また、弁体14の凹入底壁面で開弁加速用受
圧面14dが構成される。
次に前記の圧力保障弁6について説明する。
圧力保障弁6の弁箱Dは、過負荷安全弁4の弁
体14で構成されている。この弁箱Dの中央部内
に絞り弁室41とリリーフ弁室42と左右に直列
に形成され、開弁開始用加圧室17の終端部で構
成した油圧の入口部P2に、絞り弁室41及びリ
リーフ弁室42を介して出口部R2が連通される。
この出口部R2が前記出口孔R1に連通されている。
上記絞り弁室41は段付円形孔で構成されてお
り、絞り弁体44の小径部44a及び大径部44
bが左右方向一定範囲内で摺動自在に内嵌され
る。絞り弁体小径部44aと絞り弁室41との摺
動隙間で絞り通路47が構成される。
また、絞り弁体大径部44bは絞り弁室41の
周壁に油密摺動自在とされるとともに、絞り弁体
44の右端部(後端部)44cはリリーフ弁室4
2に進入・退出移動自在とされる。この絞り弁体
右端部44cに環状弁座48が形成され、弁座4
8の中央部に開口した逃し孔49を介して絞り弁
室41とリリーフ室42同士が連通される。
一方、リリーフ弁室42にはリリーフ弁体45
が挿入され、これを閉弁側(絞り弁室41側)へ
弾圧するリリーフ圧設定用押圧手段51が設けら
れる。これは、圧縮ばね52からなり、そのばね
左端部52aがリリーフ弁体45の右端面に押圧
接当されるとともに、ばね右端部52bが、弁体
14に進退調節可能に螺合したばね押え53で受
止められている。また、リリーフ弁室42の左側
端面(絞り弁室41側の端面)でリリーフ弁体4
4の受止面42aが構成される。
また、前記の過負荷安全弁4の弁箱11の上部
に圧力状態検出用スイツチSが設けられ、スイツ
チケース61に作動入力部62が左右方向で摺動
自在に挿入される。さらに、弁体14の大径部1
4aと圧縮ばね25のばね左端部25aとの間に
スイツチ操作腕70が狭持固定される。このスイ
ツチ操作腕70が弁蓋12の上部開口71を貫通
して弁箱11の径方向上側へ延出され、その延出
端70aが、圧力設定調節ねじ72及び押圧具7
3を介してスイツチSの作動入力部62に接当さ
れる。
上記スイツチSの作動入力部62は次のように
操作される。
機械式プレス1が停止して油圧式過負荷安全装
置から圧力が抜かれた休止圧状態では、閉弁用押
圧手段24で前進させられた弁体14が弁座18
に閉止接当して弁座筒19を前側へ押圧移動する
とともに、スイツチSの作動入力部62がスイツ
チ操作腕70を介して休止圧検出位置に操作され
る。
油圧ポンプ3の起動により入口孔P1の圧力が
運転圧力にまで上昇していくと、まず、その油圧
力によつて弁座筒19及び弁体14が後退し、次
いで、弁座筒19の段付部19aがストツパー壁
21に受止められてその位置で停止する。上記弁
体14の後退に伴つて、スイツチ操作腕70を介
してスイツチSが運転圧検出位置に操作される。
機械式プレス1に過負荷がかかり、入口孔P1
の圧力が過負荷圧にまで急上昇すると、その油圧
力により、まず弁体14の弁面23が弁座18か
らわずかに離間し、次いで開弁加速用受圧面14
dに油圧力が作用する。これに伴つて弁体14が
急速に後退するとともに、スイツチ操作腕70も
後退し、これに追従して作動入力部62が過負荷
検出位置に操作される。
上記のように、入口孔P1の圧力状態に対応し
てスイツチSの作動入力部62が休止圧・運転
圧・過負荷圧の3つの操作位置に切過操作され、
その出力信号により、機械式プレス1及びその付
属機器が各圧力状態ごとに区別して制御されるの
である。
そして、機械式プレス1の運転中に、過負荷吸
収用シリンダ室2内の運転圧力が圧油の熱膨張な
どで微速度で上昇していくと、その微速上昇圧力
によつて、圧旅保障弁6の絞り弁44及びリリー
フ弁体45が左右へ後退し、次いで、リリーフ弁
体45の弁面45aが弁座48から離間する。こ
れにより、入口部P2から出口部R2へ圧油が排出
され、油圧力が運転圧状態に保持される。
機械式プレス1の運転を停止して入口部P2
油圧力がかからくなると、リリーフ圧設定用押圧
手段51の弾圧力によつてリリーフ弁体45が絞
り弁体44を右方へ前進させる。このとき、絞り
弁体大径部44bの前進移動によつて絞り弁室4
1内の圧油が絞り通路47を通つて入口部P2
押し戻され、これと同時に、絞り通路47にかみ
込んだ異物も入口部P2へ押し戻される。
なお、上記実施例ではリリーフ圧設定用押圧手
段51を圧縮ばね52で構成するとしたが、これ
に代えて、空圧シリンダの空気ばね力や錘に働く
重力などを利用するようにしてよい。
【図面の簡単な説明】
第1図から第3図は本発明の実施例を示し、第
1図は作動説明図で、第1図aは休止圧状態を示
す図、第1図bは運転圧状態を示す図、第1図c
はリリーフ状態を示す図、第2図は全体系統図、
第3図は安全弁装置の縦断面図で、第4図は従来
例を示す縦断面図である。 41……絞り弁室、42……リリーフ弁室、4
2a……受止面、44……絞り弁体、44c……
後端部(右端部)、45……リリーフ弁体、45
a……弁面、47……絞り通路、48……弁座、
51……リリーフ圧設定用押圧手段、D……弁箱
(過負荷安全弁4の弁体14)、P2……入口部、
R2……出口部。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 弁箱D内で油圧の入口部P2に絞り弁室41
    及びリリーフ弁室42を順に介して出口部R2
    連通し、上記の絞り弁室41に絞り弁体44を設
    け、上記リリーフ弁室42にリリーフ弁体45を
    設け、そのリリーフ弁体45をリリーフ圧設定用
    押圧手段51で上記の絞り弁室41側へ向けて弁
    座48を押し閉じるように構成し、上記の入口部
    P2の油圧が上記の絞り弁体44の絞り通路47
    を経て上記リリーフ弁体45に開弁力として作用
    するように構成した油圧装置の圧力保護弁におい
    て、 上記の絞り弁体44を上記の絞り弁室41に一
    定範囲内で摺動自在に内嵌して、これら絞り弁体
    44と絞り弁室41との摺動〓間で前記の絞り通
    路47を構成し、上記の絞り弁体44の後端部4
    4cを前記リリーフ弁室42に進入・退出移動自
    在にするとともに、この絞り弁体44の後端部4
    4cに前記の弁座48を形成し、上記のリリーフ
    弁室42の絞り弁室41側の端面に上記リリーフ
    弁体44の受止面42aを設け、 前記の入口部P2の油圧が所定圧以上である高
    圧状態においては、その入口部P2の油圧に基づ
    く力により、上記の絞り弁体44を上記リリーフ
    弁室42側に押圧して、前記の弁座48を前記の
    リリーフ弁体45の弁面45aに閉止当接させる
    とともに、前記リリーフ圧設定用押圧手段51に
    抗して上記の弁座48を上記リリーフ弁室42に
    進入させるのに対し、 同上の入口部P2の油圧が所定圧以下である低
    圧状態においては、上記リリーフ圧設定用押圧手
    段51により上記リリーフ弁体45の上記弁面4
    5aで上記の弁座48が上記リリーフ弁室42外
    に退出させられて前記の絞り弁体44が上記の入
    口部P2側に押戻されるとともに、上記リリーフ
    弁体45が前記の受止面42aに受止められるよ
    うに構成したことを特徴とする油圧装置の圧力保
    障弁。
JP15363687A 1987-06-19 1987-06-19 油圧装置の圧力保障弁 Granted JPS63318372A (ja)

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