JPH05205370A - 記録再生装置のテープローディング方式 - Google Patents
記録再生装置のテープローディング方式Info
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- JPH05205370A JPH05205370A JP4011104A JP1110492A JPH05205370A JP H05205370 A JPH05205370 A JP H05205370A JP 4011104 A JP4011104 A JP 4011104A JP 1110492 A JP1110492 A JP 1110492A JP H05205370 A JPH05205370 A JP H05205370A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 シリンダへのテープ巻付け角度が広角度のシ
ステムにおいても、装置寸法の縮小が可能なテープロー
ディング方式を提供すること。 【構成】 テープガイドが通過の後に、シリンダ1と装
置外装51bとの間隔を短縮する。 【効果】 メカニズムの奥行き寸法を短縮し、装置の小
形化が実現できる。
ステムにおいても、装置寸法の縮小が可能なテープロー
ディング方式を提供すること。 【構成】 テープガイドが通過の後に、シリンダ1と装
置外装51bとの間隔を短縮する。 【効果】 メカニズムの奥行き寸法を短縮し、装置の小
形化が実現できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シリンダを搭載した記
録再生装置に係り、特にその小形化に好適なテープロー
ディング方式に関する。
録再生装置に係り、特にその小形化に好適なテープロー
ディング方式に関する。
【0002】
【従来の技術】シリンダを搭載した記録再生装置の代表
例として、ビデオテープレコーダ(以下、VTR)があ
る。この中でも、ビデオカメラと一体化したカメラ一体
型VTRにおいては、その取扱性の観点から、小形化が
重要課題となっている。この小形化においては、装置全
体のサイズを左右するメカニズム部がポイントとなる。
例として、ビデオテープレコーダ(以下、VTR)があ
る。この中でも、ビデオカメラと一体化したカメラ一体
型VTRにおいては、その取扱性の観点から、小形化が
重要課題となっている。この小形化においては、装置全
体のサイズを左右するメカニズム部がポイントとなる。
【0003】メカニズム部のサイズは、一般に、幅、奥
行き、厚さの各寸法により表わされる。このうち特に、
幅、奥行きの両寸法は、そのまま装置全体のサイズを決
定づけるケースが多く、重要ポイントとなる。ここで例
えば、奥行き寸法については、テープローディング方
式、シリンダ配置等のメカニズム部の設計により大きく
変わってくる。
行き、厚さの各寸法により表わされる。このうち特に、
幅、奥行きの両寸法は、そのまま装置全体のサイズを決
定づけるケースが多く、重要ポイントとなる。ここで例
えば、奥行き寸法については、テープローディング方
式、シリンダ配置等のメカニズム部の設計により大きく
変わってくる。
【0004】この奥行き寸法縮小を追求した事例とし
て、特開昭63−188852公報が挙げられる。この
先願では、8ミリビデオメカニズムにおいて、小径(2
6.7mm相当)のシリンダを搭載するとともに、これ
をカセットのマウス内に極限までもぐり込ませたテープ
パスとすることにより、奥行き寸法の縮小を実現してい
る。
て、特開昭63−188852公報が挙げられる。この
先願では、8ミリビデオメカニズムにおいて、小径(2
6.7mm相当)のシリンダを搭載するとともに、これ
をカセットのマウス内に極限までもぐり込ませたテープ
パスとすることにより、奥行き寸法の縮小を実現してい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た先願においては、テープをシリンダに対して入側、出
側それぞれ略均等に巻きつけるテープローディング方式
であることから、同先願公報でも開示されているよう
な、シリンダに対して広角度(約270°以上)にわた
りテープを巻装させるシステムにおいては、ローディン
グ完了時において、テープガイドが、リール側から見て
シリンダの後ろ側に回り込むこととなり、この部分によ
る奥行き寸法の増大は不可避であった。
た先願においては、テープをシリンダに対して入側、出
側それぞれ略均等に巻きつけるテープローディング方式
であることから、同先願公報でも開示されているよう
な、シリンダに対して広角度(約270°以上)にわた
りテープを巻装させるシステムにおいては、ローディン
グ完了時において、テープガイドが、リール側から見て
シリンダの後ろ側に回り込むこととなり、この部分によ
る奥行き寸法の増大は不可避であった。
【0006】従って、本発明の解決すべき技術的課題は
上記従来技術のもつ問題点を解消することにあり、その
目的とするところは、広角度巻付けのシステムにおいて
も装置寸法の縮小が十分に可能なテープローディング方
式を提供することにある。
上記従来技術のもつ問題点を解消することにあり、その
目的とするところは、広角度巻付けのシステムにおいて
も装置寸法の縮小が十分に可能なテープローディング方
式を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、回転ヘッドを搭載したシリンダと、2つのリ
ールに巻装されたテープと、テープを信号の記録再生を
可能にシリンダへ巻装するとともに所定のテープ走行路
を形成するテープローディング手段とを具備した記録再
生装置において、シリンダと装置外装との距離を変化さ
せる可変手段を設け、この可変手段によって、シリンダ
と装置外装との間隔を、テープローディング手段中の所
定のテープガイドが通過するときには大とし、ローディ
ング完了時には小とするようにされる。
するため、回転ヘッドを搭載したシリンダと、2つのリ
ールに巻装されたテープと、テープを信号の記録再生を
可能にシリンダへ巻装するとともに所定のテープ走行路
を形成するテープローディング手段とを具備した記録再
生装置において、シリンダと装置外装との距離を変化さ
せる可変手段を設け、この可変手段によって、シリンダ
と装置外装との間隔を、テープローディング手段中の所
定のテープガイドが通過するときには大とし、ローディ
ング完了時には小とするようにされる。
【0008】
【作用】前記可変手段により、ローディング動作途上時
には、シリンダと装置外装との間をテープガイドが通過
可能な間隔におき(広角度巻付けのためにテープガイド
がシリンダの近傍を通過する際のスペースを確保し)、
ローディング完了時には、シリンダと装置外装との間隔
を可及的に小さくして、これにより装置全体の寸法を縮
小する。
には、シリンダと装置外装との間をテープガイドが通過
可能な間隔におき(広角度巻付けのためにテープガイド
がシリンダの近傍を通過する際のスペースを確保し)、
ローディング完了時には、シリンダと装置外装との間隔
を可及的に小さくして、これにより装置全体の寸法を縮
小する。
【0009】
【実施例】以下、本発明を図1〜図5に示した第1実施
例及び図6〜図8に示した第2実施例によって説明す
る。なお、第1,第2実施例は、共に8ミリ方式のカメ
ラ一体型VTRへの適用例を示している。
例及び図6〜図8に示した第2実施例によって説明す
る。なお、第1,第2実施例は、共に8ミリ方式のカメ
ラ一体型VTRへの適用例を示している。
【0010】まず、第1実施例を図1〜図5により説明
する。図2は、第1実施例による記録再生装置の全体の
概略構成を示す模式図である。同図において、100は
カメラ部、101はメカニズム部を搭載したデッキ部で
あり、1はデッキ部101に搭載されたシリンダ、2は
デッキ部101に装着されたカセットである。
する。図2は、第1実施例による記録再生装置の全体の
概略構成を示す模式図である。同図において、100は
カメラ部、101はメカニズム部を搭載したデッキ部で
あり、1はデッキ部101に搭載されたシリンダ、2は
デッキ部101に装着されたカセットである。
【0011】図1,図3,図4は、図2において1点鎖
線で示したメカニズム部及びその周囲の外装の動作を示
す平面図であり、図3はカセットを装着した直後のアン
ローディング状態、図4はテープをシリンダに巻装して
いる最中のローディング動作途上状態、図1はテープを
シリンダへ巻装し終えたローディング完了状態、をそれ
ぞれ示している。
線で示したメカニズム部及びその周囲の外装の動作を示
す平面図であり、図3はカセットを装着した直後のアン
ローディング状態、図4はテープをシリンダに巻装して
いる最中のローディング動作途上状態、図1はテープを
シリンダへ巻装し終えたローディング完了状態、をそれ
ぞれ示している。
【0012】図1、図3、図4において、1はシリン
ダ、2はカセット、3はキャプスタンモーター、3aは
そのキャプスタン軸、6はテープ、11aは供給側リー
ル、11bは巻取側リール、25はピンチローラ、31
〜38はテープガイドである。また、4はテープガイド
34,35及びピンチローラ25を載置したガイドベー
ス、5はシリンダ1及び第1のシャーシ21に固定さ
れ、前記ガイドベース4と係合しその移動を案内するレ
ールである。
ダ、2はカセット、3はキャプスタンモーター、3aは
そのキャプスタン軸、6はテープ、11aは供給側リー
ル、11bは巻取側リール、25はピンチローラ、31
〜38はテープガイドである。また、4はテープガイド
34,35及びピンチローラ25を載置したガイドベー
ス、5はシリンダ1及び第1のシャーシ21に固定さ
れ、前記ガイドベース4と係合しその移動を案内するレ
ールである。
【0013】21は、シリンダ1及びキャプスタンモー
ター3を載置する第1のシャーシ(1点鎖線で図示)、
22は、リール11a,11b及びカセット2を載置す
る第2のシャーシ(2点鎖線で図示)、51aは固定の
外装であり、上記第2のシャーシ22はこの外装51a
に固定されている。また、51bは、固定の外装51a
に係合・案内され、第1のシャーシ21に載置された外
装駆動機構(図示せず)により図中で上下方向に移動可
能とされた可動の外装である。そして、第1のシャーシ
21は、第2のシャーシ22の下に積層されており、第
2のシャーシ22に載置されたシャーシ駆動機構(図示
せず)により、図中で上下方向にスライド可能に第2の
シャーシ22に保持されている。
ター3を載置する第1のシャーシ(1点鎖線で図示)、
22は、リール11a,11b及びカセット2を載置す
る第2のシャーシ(2点鎖線で図示)、51aは固定の
外装であり、上記第2のシャーシ22はこの外装51a
に固定されている。また、51bは、固定の外装51a
に係合・案内され、第1のシャーシ21に載置された外
装駆動機構(図示せず)により図中で上下方向に移動可
能とされた可動の外装である。そして、第1のシャーシ
21は、第2のシャーシ22の下に積層されており、第
2のシャーシ22に載置されたシャーシ駆動機構(図示
せず)により、図中で上下方向にスライド可能に第2の
シャーシ22に保持されている。
【0014】また、前記テープガイド31〜38のう
ち、テープガイド32,36,37は第1のシャーシ2
1上にそれぞれ移動可能に載置されており、テープガイ
ド31,38は第2のシャーシ22上にそれぞれ移動可
能に載置されており、テープガイド33は第2のシャー
シ22上に固定載置されている。
ち、テープガイド32,36,37は第1のシャーシ2
1上にそれぞれ移動可能に載置されており、テープガイ
ド31,38は第2のシャーシ22上にそれぞれ移動可
能に載置されており、テープガイド33は第2のシャー
シ22上に固定載置されている。
【0015】以下、テープ6をシリンダ1に巻装してゆ
く時の動作について、アンローディング状態の図3、ロ
ーディング途中状態の図4、ローディング完了状態の図
1、の順に説明する。なお、テープ6をカセット2に戻
してゆく時の動作は、以下の逆となる。
く時の動作について、アンローディング状態の図3、ロ
ーディング途中状態の図4、ローディング完了状態の図
1、の順に説明する。なお、テープ6をカセット2に戻
してゆく時の動作は、以下の逆となる。
【0016】カセット2を装着した直後のアンローディ
ング状態では、図3に示すように、第1のシャーシ21
と可動の外装51bとは、それぞれの可動範囲の中でい
ずれも図中で最も上方に位置し、セットの外形から突出
している。ローディング開始とともに、各テープガイド
31,32,34〜38は、図中の矢印のように移動を
開始し、また、第1のシャーシ21は、図中下方にスラ
イドを開始する。なお、可動の外装51bは、後述する
時点まで停止している。
ング状態では、図3に示すように、第1のシャーシ21
と可動の外装51bとは、それぞれの可動範囲の中でい
ずれも図中で最も上方に位置し、セットの外形から突出
している。ローディング開始とともに、各テープガイド
31,32,34〜38は、図中の矢印のように移動を
開始し、また、第1のシャーシ21は、図中下方にスラ
イドを開始する。なお、可動の外装51bは、後述する
時点まで停止している。
【0017】そして、ローディング動作が進み図4に示
した状態に至ると、すなわち、ガイドベース4がシリン
ダ1の奥部にさしかかる時点に至ると、シリンダ1を搭
載した第1のシャーシ21が図中で下方に移動し、可動
の外装51bは未だ停止状態におかれているため、シリ
ンダ1と可動の外装51bとの間隔は、ガイドベース4
が通過可能な寸法となるまで開き、シリンダ1と可動の
外装51bとの間をガイドベース4が通過することを許
容する。
した状態に至ると、すなわち、ガイドベース4がシリン
ダ1の奥部にさしかかる時点に至ると、シリンダ1を搭
載した第1のシャーシ21が図中で下方に移動し、可動
の外装51bは未だ停止状態におかれているため、シリ
ンダ1と可動の外装51bとの間隔は、ガイドベース4
が通過可能な寸法となるまで開き、シリンダ1と可動の
外装51bとの間をガイドベース4が通過することを許
容する。
【0018】図5は、この時点におけるガイドベース4
の駆動メカニズムの構成を示しており、同図の(a)は
その平面図、同図の(b)はその一部を切断した側面図
である。なお、図5においては、左側に可動の外装51
b、右側にカセット2が位置している。41は第1のシ
ャーシ21に回動可能に保持された駆動リングであり、
駆動源(図示せず)により回転される。そして、大部分
は平面的に見てシリンダ1の下部に配置されているが、
その一部にシリンダ1より外周に突出した突出部41a
が設けられており、この突出部41aにはピン42が植
立されている。一方、ガイドベース4には穴部4aが形
成されていて、この穴部4aにピン42が貫通されてい
る。また、ガイドベース4の係合部4aが前記レール5
にスライド可能に係合されている。これにより、ガイド
ベース4は、駆動リング41の回転力によりレール5に
沿って案内・移動される。
の駆動メカニズムの構成を示しており、同図の(a)は
その平面図、同図の(b)はその一部を切断した側面図
である。なお、図5においては、左側に可動の外装51
b、右側にカセット2が位置している。41は第1のシ
ャーシ21に回動可能に保持された駆動リングであり、
駆動源(図示せず)により回転される。そして、大部分
は平面的に見てシリンダ1の下部に配置されているが、
その一部にシリンダ1より外周に突出した突出部41a
が設けられており、この突出部41aにはピン42が植
立されている。一方、ガイドベース4には穴部4aが形
成されていて、この穴部4aにピン42が貫通されてい
る。また、ガイドベース4の係合部4aが前記レール5
にスライド可能に係合されている。これにより、ガイド
ベース4は、駆動リング41の回転力によりレール5に
沿って案内・移動される。
【0019】斯様な構成とすることにより、ガイドベー
ス4がシリンダ1の奥部を通過した後に、シリンダ1の
奥部に突出するのはレール5のみとすることができる。
なお、本実施例においてはメカニズムの厚さ寸法低減の
観点より、レール5をシリンダ1の側部に取り付けてい
るが、レール5をシリンダ1の下部に取り付ける構成と
すれば、上記したシリンダ1の奥部に突出する部材を全
く無しにすることも可能である。
ス4がシリンダ1の奥部を通過した後に、シリンダ1の
奥部に突出するのはレール5のみとすることができる。
なお、本実施例においてはメカニズムの厚さ寸法低減の
観点より、レール5をシリンダ1の側部に取り付けてい
るが、レール5をシリンダ1の下部に取り付ける構成と
すれば、上記したシリンダ1の奥部に突出する部材を全
く無しにすることも可能である。
【0020】そして、ガイドベース4がシリンダ1の真
後ろを通過した後の時点で、今まで停止していた可動の
外装51bが、ガイドベース4とは当接することのない
ように所定の間隔を保ちながら、図4で下方へと移動を
開始する。
後ろを通過した後の時点で、今まで停止していた可動の
外装51bが、ガイドベース4とは当接することのない
ように所定の間隔を保ちながら、図4で下方へと移動を
開始する。
【0021】この後、図1に示すローディング完了状態
に至ると、ガイドベース4並びにテープガイド群31〜
38は、カセット2側から見てシリンダ1の最奥部より
も手前の所定の位置にそれぞれ位置決めされて、テープ
走行路を完成し、これと略同時に可動の外装51bも移
動を完了し、前記レール5とわずかの間隙を残す位置ま
で移動した状態におかれる。これにより、ローディング
完了状態ではセット外形への突出がなくなり、装置を小
形でコンパクトなものとなし得る。
に至ると、ガイドベース4並びにテープガイド群31〜
38は、カセット2側から見てシリンダ1の最奥部より
も手前の所定の位置にそれぞれ位置決めされて、テープ
走行路を完成し、これと略同時に可動の外装51bも移
動を完了し、前記レール5とわずかの間隙を残す位置ま
で移動した状態におかれる。これにより、ローディング
完了状態ではセット外形への突出がなくなり、装置を小
形でコンパクトなものとなし得る。
【0022】なお、本実施例では、ガイドベース4が図
1,図3,図4中でシリンダ1の左回りに移動するロー
ディング方式を採用しているが、右回りに移動するロー
ディング方式であってもよいことは勿論である。
1,図3,図4中でシリンダ1の左回りに移動するロー
ディング方式を採用しているが、右回りに移動するロー
ディング方式であってもよいことは勿論である。
【0023】次に、本発明の第2実施例を図6〜図8に
よって説明する。本第2実施例においても、前記第1実
施例と同様に、ローディング動作途上時には、シリンダ
と外装との間をテープガイドが通過可能な間隔におき
(広角度巻付けのためにテープガイドがシリンダの近傍
を通過する際のスペースを確保し)、ローディング完了
時には、シリンダと外装との間隔を可及的に小さくよう
にしており、図6〜図8において第1実施例における部
材と均等なものには同一符号を付してある。
よって説明する。本第2実施例においても、前記第1実
施例と同様に、ローディング動作途上時には、シリンダ
と外装との間をテープガイドが通過可能な間隔におき
(広角度巻付けのためにテープガイドがシリンダの近傍
を通過する際のスペースを確保し)、ローディング完了
時には、シリンダと外装との間隔を可及的に小さくよう
にしており、図6〜図8において第1実施例における部
材と均等なものには同一符号を付してある。
【0024】そして、図6が図3と対応するアンローデ
ィング状態、図7が図4と対応するローディング動作途
上状態、図8が図1と対応するローディング完了状態を
それぞれ示している。第1実施例との本質的な相違点は
以下の通りである。 1)第1実施例ではシリンダ1が図中で上方、すなわち
可動の外装51b側にあるのに対して、第2実施例では
図中で下方、すなわち可動の外装51bとは反対側にあ
る。 2)第1実施例では第1のシャーシ21のみが可動であ
るのに対して、第2実施例では第1のシャーシ21及び
第2のシャーシ22の両シャーシが可動である。
ィング状態、図7が図4と対応するローディング動作途
上状態、図8が図1と対応するローディング完了状態を
それぞれ示している。第1実施例との本質的な相違点は
以下の通りである。 1)第1実施例ではシリンダ1が図中で上方、すなわち
可動の外装51b側にあるのに対して、第2実施例では
図中で下方、すなわち可動の外装51bとは反対側にあ
る。 2)第1実施例では第1のシャーシ21のみが可動であ
るのに対して、第2実施例では第1のシャーシ21及び
第2のシャーシ22の両シャーシが可動である。
【0025】なお、本第2の実施例では、ガイドベース
4は図6〜図8中でシリンダ1の右回りに移動するロー
ディング方式を採用しているが、前記第1実施例の場合
と同様に、反対の左回りに移動するローディング方式で
あってもよい。
4は図6〜図8中でシリンダ1の右回りに移動するロー
ディング方式を採用しているが、前記第1実施例の場合
と同様に、反対の左回りに移動するローディング方式で
あってもよい。
【0026】図6〜図8において、第1のシャーシ21
(1点鎖線で図示)は固定の外装51aに係合・案内さ
れ、第1のシャーシ21に載置された第1のシャーシ駆
動機構(図示せず)により、図中で上下方向にスライド
可能とされている。第2のシャーシ22(2点鎖線で図
示)は、第1のシャーシ21上に載置・案内され、第1
のシャーシ21に載置された第2のシャーシ駆動機構
(図示せず)により、図中で上下方向にスライド可能と
されている。また、可動の外装51bは第1実施例と同
様に、固定の外装51aに係合・案内され、第1のシャ
ーシ21に載置された外装駆動機構(図示せず)により
図中で上下方向に可動とされている。また、61〜67
はテープガイドで、このうち、テープガイド64,65
がガイドベース4に載置されてガイドベース4とともに
移動するようにされ、テープガイド61,63,66,
67は、ローディング動作時に図6の矢印方向に移動可
能とされ、テープガイド62は第1のシャーシ21上に
固設されている。なお本実施例では、ピンチローラ25
はガイドベース4上に搭載されておらず、ガイドベース
4とは別個に移動可能とされている。
(1点鎖線で図示)は固定の外装51aに係合・案内さ
れ、第1のシャーシ21に載置された第1のシャーシ駆
動機構(図示せず)により、図中で上下方向にスライド
可能とされている。第2のシャーシ22(2点鎖線で図
示)は、第1のシャーシ21上に載置・案内され、第1
のシャーシ21に載置された第2のシャーシ駆動機構
(図示せず)により、図中で上下方向にスライド可能と
されている。また、可動の外装51bは第1実施例と同
様に、固定の外装51aに係合・案内され、第1のシャ
ーシ21に載置された外装駆動機構(図示せず)により
図中で上下方向に可動とされている。また、61〜67
はテープガイドで、このうち、テープガイド64,65
がガイドベース4に載置されてガイドベース4とともに
移動するようにされ、テープガイド61,63,66,
67は、ローディング動作時に図6の矢印方向に移動可
能とされ、テープガイド62は第1のシャーシ21上に
固設されている。なお本実施例では、ピンチローラ25
はガイドベース4上に搭載されておらず、ガイドベース
4とは別個に移動可能とされている。
【0027】以下、テープ6をシリンダ1に巻装してゆ
く時の動作について説明する。なお、テープ6をカセッ
ト2に戻してゆく時の動作は、以下の逆となる。図6に
示したアンローディング状態において、第2のシャーシ
22と可動の外装51bとは、それぞれの可動範囲の中
でいずれも図中で最も上方に位置し、セットの外形から
突出している。ローディング開始とともに、各テープガ
イド61,63〜67は図6中の矢印のように移動を開
始する。そして、固定の外装51aを基準としてみて、
第2のシャーシ22及び可動の外装51bは図中下方
に、第1のシャーシ21は上方にそれぞれ移動を開始す
る。
く時の動作について説明する。なお、テープ6をカセッ
ト2に戻してゆく時の動作は、以下の逆となる。図6に
示したアンローディング状態において、第2のシャーシ
22と可動の外装51bとは、それぞれの可動範囲の中
でいずれも図中で最も上方に位置し、セットの外形から
突出している。ローディング開始とともに、各テープガ
イド61,63〜67は図6中の矢印のように移動を開
始する。そして、固定の外装51aを基準としてみて、
第2のシャーシ22及び可動の外装51bは図中下方
に、第1のシャーシ21は上方にそれぞれ移動を開始す
る。
【0028】そして、ローディング動作が進み図7に示
した状態に至ると、すなわち、ガイドベース4がシリン
ダ1の奥部にさしかかる時点に至ると、シリンダ1を搭
載した第1のシャーシ21が固定の外装51aに対し図
中で上方へスライド移動しているので、シリンダ1と固
定の外装51aとの間隔は、ガイドベース4が通過可能
な寸法となるまで開き、シリンダ1と固定の外装51a
との間をガイドベース4が通過することを許容する。な
お、ガイドベース4の駆動メカニズムは図5に示した第
1実施例と同様である。
した状態に至ると、すなわち、ガイドベース4がシリン
ダ1の奥部にさしかかる時点に至ると、シリンダ1を搭
載した第1のシャーシ21が固定の外装51aに対し図
中で上方へスライド移動しているので、シリンダ1と固
定の外装51aとの間隔は、ガイドベース4が通過可能
な寸法となるまで開き、シリンダ1と固定の外装51a
との間をガイドベース4が通過することを許容する。な
お、ガイドベース4の駆動メカニズムは図5に示した第
1実施例と同様である。
【0029】そして、ガイドベース4がシリンダ1の真
後ろを通過した後、今まで上方にスライドしていた第1
のシャーシ21は、ガイドベース4とは当接することが
ないように所定の間隔を保ちながら、図7で今度は下方
へと移動を開始する。なお、第2のシャーシ22及び可
動の外装51bは、図中下方への移動を継続する。
後ろを通過した後、今まで上方にスライドしていた第1
のシャーシ21は、ガイドベース4とは当接することが
ないように所定の間隔を保ちながら、図7で今度は下方
へと移動を開始する。なお、第2のシャーシ22及び可
動の外装51bは、図中下方への移動を継続する。
【0030】この後、図8に示すローディング完了状態
に至ると、ガイドベース4並びにテープガイド31〜3
8は、シリンダ1の図中最下部よりも上方の所定の位置
にそれぞれ位置決めされてテープ走行路を完成するとと
もに、第1のシャーシ21は図中の最下方位置に戻り、
第2のシャーシ22は下方への移動を完了し、これと略
同時に可動の外装51bも下方への移動を完了する。こ
れにより、ローディング完了状態ではセット外形への突
出がなくなり、装置を小形でコンパクトなものとなし得
る。
に至ると、ガイドベース4並びにテープガイド31〜3
8は、シリンダ1の図中最下部よりも上方の所定の位置
にそれぞれ位置決めされてテープ走行路を完成するとと
もに、第1のシャーシ21は図中の最下方位置に戻り、
第2のシャーシ22は下方への移動を完了し、これと略
同時に可動の外装51bも下方への移動を完了する。こ
れにより、ローディング完了状態ではセット外形への突
出がなくなり、装置を小形でコンパクトなものとなし得
る。
【0031】ここで、本発明の第1、第2実施例では、
シリンダと近接し間隔を可変とする対象として外装を示
してきた。しかし、装置内のレイアウトのバリエーショ
ンによっては、シリンダと近接するものとしては、回路
やレンズユニット、撮像体等多様のものが考えられる。
このような場合は、これら回路やレンズユニット、撮像
体等とシリンダとの間隔を可変とすれば良いまた、以上
の第1、第2実施例では、シリンダ奥部の間隔につき可
変とし奥行き寸法を縮小したが、シリンダの側部の間隔
につき可変とし幅寸法を縮小するようにも適用可能であ
る。
シリンダと近接し間隔を可変とする対象として外装を示
してきた。しかし、装置内のレイアウトのバリエーショ
ンによっては、シリンダと近接するものとしては、回路
やレンズユニット、撮像体等多様のものが考えられる。
このような場合は、これら回路やレンズユニット、撮像
体等とシリンダとの間隔を可変とすれば良いまた、以上
の第1、第2実施例では、シリンダ奥部の間隔につき可
変とし奥行き寸法を縮小したが、シリンダの側部の間隔
につき可変とし幅寸法を縮小するようにも適用可能であ
る。
【0032】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、広角度巻
付けのシステムにおいても、テープガイドの通過スペー
スを確保しつつ、ローディング完了時におけるシリンダ
周囲への突出を低減できるので、メカニズム部の寸法を
縮小可能となり、装置の小形化に寄与するところ極めて
大きい。
付けのシステムにおいても、テープガイドの通過スペー
スを確保しつつ、ローディング完了時におけるシリンダ
周囲への突出を低減できるので、メカニズム部の寸法を
縮小可能となり、装置の小形化に寄与するところ極めて
大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る記録再生装置におけ
るローディング完了状態の要部平面図である。
るローディング完了状態の要部平面図である。
【図2】本発明の第1実施例に係る装置の全体の概略構
成を模式的に示す側面図である。
成を模式的に示す側面図である。
【図3】本発明の第1実施例に係る記録再生装置におけ
るアンローディング状態の要部平面図である。
るアンローディング状態の要部平面図である。
【図4】本発明の第1実施例に係る記録再生装置におけ
るローディング動作途上状態の要部平面図である。
るローディング動作途上状態の要部平面図である。
【図5】本発明の第1実施例に係る記録再生装置におけ
るテープガイドの駆動メカニズムを示す説明図である。
るテープガイドの駆動メカニズムを示す説明図である。
【図6】本発明の第2実施例に係る記録再生装置におけ
るアンローディング状態の要部平面図である。
るアンローディング状態の要部平面図である。
【図7】本発明の第2実施例に係る記録再生装置におけ
るローディング動作途上状態の要部平面図である。
るローディング動作途上状態の要部平面図である。
【図8】本発明の第2実施例に係る記録再生装置におけ
るローディング完了状態の要部平面図である。
るローディング完了状態の要部平面図である。
1 シリンダ 2 カセット 4 ガイドベース 6 テープ 21 第1のシャーシ 22 第2のシャーシ 51a 可動の外装 51b 固定の外装 34,35,64,65 テープガイド
Claims (5)
- 【請求項1】 回転ヘッドを搭載したシリンダと、2つ
のリールに巻装されたテープと、前記テープを信号の記
録再生を可能に前記シリンダへ巻装するとともに所定の
テープ走行路を形成するテープローディング手段とを具
備した記録再生装置において、 前記シリンダと該シリンダ近傍の部材との距離を変化さ
せる可変手段を設け、この可変手段によって、前記シリ
ンダと前記シリンダ近傍の部材との間隔を、前記テープ
ローディング手段中の所定のテープガイドが通過すると
きには大とし、ローディング完了時には小とするように
したことを特徴とする記録再生装置のテープローディン
グ方式。 - 【請求項2】 請求項1記載において、前記可変手段
は、前記シリンダと装置外装との距離を変化させるもの
であることを特徴とする記録再生装置のテープローディ
ング方式。 - 【請求項3】 請求項2記載において、前記可変手段
は、前記シリンダを移動させることを特徴とする記録再
生装置のテープローディング方式。 - 【請求項4】 請求項2記載において、前記可変手段
は、前記装置外装を移動させることを特徴とする記録再
生装置のテープローディング方式。 - 【請求項5】 請求項2記載において、前記可変手段
は、前記シリンダ及び前記装置外装を移動させることを
特徴とする記録再生装置のテープローディング方式。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4011104A JPH05205370A (ja) | 1992-01-24 | 1992-01-24 | 記録再生装置のテープローディング方式 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4011104A JPH05205370A (ja) | 1992-01-24 | 1992-01-24 | 記録再生装置のテープローディング方式 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05205370A true JPH05205370A (ja) | 1993-08-13 |
Family
ID=11768706
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4011104A Pending JPH05205370A (ja) | 1992-01-24 | 1992-01-24 | 記録再生装置のテープローディング方式 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05205370A (ja) |
-
1992
- 1992-01-24 JP JP4011104A patent/JPH05205370A/ja active Pending
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