JPH05205353A - 磁気記録再生装置 - Google Patents

磁気記録再生装置

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JPH05205353A
JPH05205353A JP1110592A JP1110592A JPH05205353A JP H05205353 A JPH05205353 A JP H05205353A JP 1110592 A JP1110592 A JP 1110592A JP 1110592 A JP1110592 A JP 1110592A JP H05205353 A JPH05205353 A JP H05205353A
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pinch roller
capstan
arm
roller
tape
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Yoshiharu Yamashita
芳春 山下
Ikuo Nishida
育雄 西田
Harunori Oomori
玄則 大森
Koji Iyota
浩司 井餘田
Akira Maruyama
朗 丸山
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ピンチローラの保持部材に剛性の弱い部材
(アーム)を使用可能として、以って、ピンチローラ支
持メカニズムの小形軽量化を可能とすること。 【構成】 ピンチローラ(ゴムローラ4)が未圧着状態
にある際には、ピンチローラにキャプスタン5に対して
所定の傾斜角を持たせ、ピンチローラがキャプスタンに
圧着した際には、ピンチローラを支持するアームの変形
により、ピンチローラをキャプスタンに対し平行な姿勢
をとらせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はVTR等の磁気記録再生
装置に係り、特に、キャプスタンと協働してテープを走
行させるためのピンチローラの支持メカニズムに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】VTR等の磁気記録再生装置において
は、テープの走行に対して悪影響を及ぼすことを防止す
るために、テープを圧着挾持するキャプスタンとピンチ
ローラは、その軸心が互いに平行となるように配置され
る。図5および図6は、キャプスタン、ピンチローラ、
テープの位置関係をモデル的に示したものであり、図
5,6において、11はキャプスタン、12はピンチロ
ーラ、13はテープである。なお、図5,6の(a)は
それぞれ要部平面図であり、図5,6の(b)は要部正
面図である。
【0003】図5,6において、キャプスタン11の軸
心線とピンチローラ12の軸心線を結んだ面をY−Z平
面、テープ面をX−Z平面、これらと直交する面をX−
Y平面ととしたときに、キャプスタン11とピンチロー
ラ12は、図5に示すように、X,Y,Z座標に対して
傾きの無いようになるのが理想である。
【0004】いま例えば、図6に示すように、X−Z面
方向にピンチローラ12が傾斜していたとする。この場
合、同図においてテープ13が右方向に走行したとする
と、ピンチローラ12の回転によりテープ13には下方
に押し下げられようとする力が働く。また、逆に左方向
にテープ13が走行した場合を考えると、ピンチローラ
12の回転によりテープ13には上方に押し上げられよ
うとする力が働く。
【0005】従って、このようにピンチローラ12が傾
斜している際に、左右方向に短いサイクルで繰返し走行
が行われた場合には、テープ13に対して損傷を与える
危険性が生じる。特に、厚みの薄いテープを用い高温下
で走行が行われた場合、その危険性が高まる。よって、
このような危険性を避けるために、ピンチローラ12の
傾きを或る範囲内に抑える必要がある。
【0006】こういったピンチローラの倒れのずれを補
正する手法として、例えば、実公昭57−47955号
公報に記載されたように、ピンチローラ内部に調芯機構
を設けるものが知られている。図7〜図9は上記先願に
開示されたピンチローラ機構を示しており、図7はピン
チローラ機構の平面図、図8はピンチローラ機構の要部
縦断側面図、図9はピンチローラの変位を示すための説
明図である。
【0007】図8において、21はラジアルボールベア
リングで、内輪(インナレース)22と、外輪(アウタ
レース)23と、両者22,23の間に挾んだ適宜数の
ボール24とにより構成されている。内輪22は、ピン
チローラアーム25上に植立してあるピンチローラ軸2
6の略中央部に嵌合されると共に、ピンチローラ軸26
の段部とピンチローラ軸26の下部に嵌合されているス
リーブ27の上面とによって挾持位置決めされている。
【0008】図7,8において、28は円筒状のゴム
で、内周面の略中央部にラジアルボールベアリング21
の外輪23を嵌合固定しているスリーブ29の外周面に
焼き付けられている。30はプレッシャーアームで、断
面コ字状の形状をしており、適宜の押圧手段により図示
左方向に付勢されると、その上下先端に略三角形状に切
り欠いて設けてある押圧部30aが、ピンチローラ軸2
6の上部及び下部を押圧して、これにより、テープ31
をピンチローラ(円筒状ゴム28)とキャプスタン32
との間に圧着挾持させて、所定方向に走行させるように
なっている。
【0009】ここで、内輪22と外輪23との間には間
隙が設けられており、この外、内輪間の軸受間隙の作用
により、図9に示すように、ピンチローラ軸26(内輪
22)の軸心線Pが円筒状ゴム28(外輪23)の軸心
線Qに対して所定角度だけ傾動(揺動)可能なように構
成されている。従って、ピンチローラ(円筒状ゴム2
8)が、キャプスタン32の軸心線Rに対して平行でな
い状態であっても、図9の矢印に示すようにピンチロー
ラ軸26をキャプスタン32方向に押圧すれば、ピンチ
ローラ(円筒状ゴム28)はキャプスタン32の軸心線
に対して平行に圧接されることになる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の調芯機
構は、キャプスタン軸心線に対してのピンチローラの被
押圧方向の傾きの補正に対しては有効であるが、ピンチ
ローラの保持アーム変形等に起因する、これと直角方向
に対しての傾きに対しては、補正範囲は極めてせまい。
つまり、ピンチローラの保持部材たる保持アームの変形
については考慮されておらず、この問題を避けるため
に、ピンチローラのアームの剛性を確保する必要があっ
た。そのため、ピンチローラの保持部材(アーム)の剛
性を確保するため、保持部材の板厚や外形を一定以上の
ものにしなければならず、ピンチローラ支持メカニズム
の小形軽量化を図るには、自ずと限界があるものであっ
た。
【0011】従って、本発明の解決すべき技術的課題は
上記した従来技術のもつ問題点を解消することにあり、
その目的とするところは、ピンチローラの保持部材に剛
性の弱い部材(アーム)を使用可能として、以って、ピ
ンチローラ支持メカニズムの小形軽量化を可能とするこ
とにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は上記した目的を
達成するため、一対のリールに張られた磁気テープを引
出して所定経路に装填し、テープをピンチローラとキャ
プスタンとの間に圧着挾持して所定方向に走行させる磁
気記録再生装置において、ピンチローラが未圧着状態に
ある際には、ピンチローラにキャプスタンに対して所定
の傾斜角を持たせ、ピンチローラがキャプスタンに圧着
した際には、ピンチローラを支持する部材の変形によ
り、ピンチローラがキャプスタンに対し平行な姿勢とな
るように、構成される。
【0013】
【作用】ピンチローラが未圧着状態にあるときに該ピン
チローラを傾斜させる角度を、ピンチローラがキャプス
タンに圧着したときのピンチローラアーム(ピンチロー
ラ保持部材)の変形によるピンチローラの傾き量に等し
くとれば、ピンチローラがキャプスタンに圧着した状態
のとき、つまり、テープ走行時には、ピンチローラとキ
ャプスタンが平行になるようにすることができる。従っ
て、剛性の弱いアームの使用も可能となるので、ピンチ
ローラ支持メカニズムの小形軽量化を図ることができ
る。
【0014】
【実施例】以下、本発明を図1〜図4に示した1実施例
によって説明する。図1はピンチローラがキャプスタン
に対し未圧着状態にあるときのピンチローラ支持メカニ
ズムの平面図、図2は図1の状態に対応するピンチロー
ラ支持メカニズムの正面図、図3はピンチローラがキャ
プスタンに対し圧着状態にあるときのピンチローラ支持
メカニズムの平面図、図4は図3の状態に対応するピン
チローラ支持メカニズムの正面図であり、同各図におい
て、1は第1のアーム、2は第2のアーム、3はバネ、
4はゴムローラ(ピンチローラ)であり、5はキャプス
タンである。
【0015】上記第1のアーム1および第2のアーム2
は、両者1,2を挿通するアーム回動支軸6によって、
該アーム回動支軸6を中心として回動可能に保持されて
いる。また、第1のアーム1と第2のアーム2とは引っ
張りコイルバネよりなる上記バネ3によって互いに連結
されていると共に、第1のアーム1に植設された連結ピ
ン1aにより、第1のアーム1と第2のアーム2は互い
に上下方向にずれないように規制されている。2aは第
2のアーム2に植設された被係合ピンで、該被係合ピン
2aは、図示せぬカム体のカム溝に係合している。7は
第1のアーム1に植設されたゴムローラ支軸で、このゴ
ムローラ支軸7に上記したピンチローラたるゴムローラ
4が回転可能に保持されている。なお図示していない
が、ゴムローラ4の内部は、前述した図7〜図9の調芯
機構が設けられている。
【0016】図2に示すように、ゴムローラ4がキャプ
スタン5に対し未圧着状態にあるときには、ゴムローラ
支軸7はキャプスタン5の軸心線Sに対して角度θだけ
傾斜しており、この角度θは、後述するように第1,第
2のアーム1,2が変形(弾性変形)した際に、アーム
変形によりゴムローラ支軸7がキャプスタン5の軸心線
Sと平行となるまで傾動する量に等しく設定されてい
る。すなわち、角度θは、アーム変形によるゴムローラ
支軸7の傾動を補正するように設定されている。
【0017】上述した構成において、図1,2の状態か
ら前記被係合ピン2aに、図1の矢印方向から力が加え
られると、第1のアーム1と第2のアーム2は、アーム
回動支軸6を回動支点として、ゴムローラ4がキャプス
タン5に当接する図1で時計回り方向へ駆動回転され
る。そして、ゴムローラ4がキャプスタン5に当接した
後、被係合ピン2aにさらに力を加えると、第2のアー
ム2のみがさらに時計方向に回動してバネ3を蓄勢さ
せ、このバネ3の蓄勢力によって得られる荷重が、ゴム
ローラ4のキャプスタン5への圧着荷重となる。図示せ
ぬテープはこの圧着荷重によって、ゴムローラ4(ピン
チローラ)とキャプスタン5との間に確実に挟持され、
キャプスタン5を回動させることによってテープが走行
する。
【0018】ここで、ゴムローラ4(ピンチローラ)の
圧着に際して、その力点と作用点とが異なるため、第1
のアーム1と第2のアーム2にはこれを変形させようと
するモーメントが働き、本実施例では第1のアーム1と
第2のアーム2は剛性を小さくしてあるので(板厚を薄
くして小型軽量化を図ってあるので)、両アーム1,2
は所定量だけ弾性変形する。ところで、ゴムローラ支軸
7は未圧着時にはキャプスタン5の軸心線に対して角度
θだけ傾斜しており、この角度θは、ゴムローラ4(ピ
ンチローラ)がキャプスタン5に圧着した際のアームの
変形を補正すべく設定されているので、ゴムローラ4が
キャプスタン5に圧着された状態では、図3,4に示す
ように、ゴムローラ支軸7の軸心線はキャプスタン5の
軸心線に対し平行となって、ゴムローラ4(ピンチロー
ラ)はキャプスタン5に対して平行な姿勢で圧着される
こととなる。つまり、ゴムローラ4をキャプスタン5に
圧着した際のアーム変形による傾き量とほぼ同等だけ事
前に傾斜させてあるので、ゴムローラ4(ピンチロー
ラ)がキャプスタン5に圧着されてテープを駆動する状
態のときには、両者4,5は互いに平行な状態を確保で
きるようになっている。従って、テープの走行に対して
は悪影響を及ぼすことがなく、安定なテープ走行を保証
できる。
【0019】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ピンチロ
ーラの圧着によるアームの変形について考慮できるの
で、ピンチローラのアームの剛性を下げた場合に生ずる
テープ損傷の危険性を回避できる。そのため、ピンチロ
ーラ支持メカニズムの小形軽量化を図ることができ、ひ
いては、装置全体の小形軽量化に寄与する。また、比較
的簡易な構成でピンチローラ支持メカニズムを構築でき
るので、コストを上げることもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例に係るピンチローラがキャプ
スタンに対し未圧着状態にあるときのピンチローラ支持
メカニズムの平面図である。
【図2】本発明の1実施例に係るピンチローラがキャプ
スタンに対し未圧着状態にあるときのピンチローラ支持
メカニズムの正面図である。
【図3】本発明の1実施例に係るピンチローラがキャプ
スタンに対し圧着状態にあるときのピンチローラ支持メ
カニズムの平面図である。
【図4】本発明の1実施例に係るピンチローラがキャプ
スタンに対し圧着状態にあるときのピンチローラ支持メ
カニズムの正面図である。
【図5】ピンチローラが傾きなくキャプスタンに圧着し
た状態を示す説明図である。
【図6】ピンチローラが傾いてキャプスタンに圧着した
状態を示す説明図である。
【図7】従来技術によるピンチローラ機構の平面図であ
る。
【図8】従来技術によるピンチローラ機構の要部縦断側
面図である。
【図9】従来技術のピンチローラ機構によるピンチロー
ラの変位を示すための説明図である。
【符号の説明】
1 第1のアーム 1a 連結ピン 2 第2のアーム 2a 被係合ピン 3 バネ 4 ゴムローラ(ピンチローラ) 5 キャプスタン 6 アーム回動支軸 7 ゴムローラ支軸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井餘田 浩司 茨城県勝田市大字稲田1410番地 株式会社 日立製作所東海工場内 (72)発明者 丸山 朗 茨城県勝田市大字稲田1410番地 株式会社 日立製作所東海工場内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対のリールに張られた磁気テープを引
    出して所定経路に装填し、テープをピンチローラとキャ
    プスタンとの間に圧着挾持して所定方向に走行させる磁
    気記録再生装置において、 ピンチローラが未圧着状態にある際には、ピンチローラ
    にキャプスタンに対して所定の傾斜角を持たせ、ピンチ
    ローラがキャプスタンに圧着した際には、ピンチローラ
    を支持する部材の変形により、ピンチローラがキャプス
    タンに対し平行な姿勢となるようにしたことを特徴とす
    る磁気記録再生装置。
JP04011105A 1992-01-24 1992-01-24 磁気記録再生装置 Expired - Fee Related JP3080463B2 (ja)

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