JPH05204748A - マイクロプロセッサ - Google Patents

マイクロプロセッサ

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JPH05204748A
JPH05204748A JP4015568A JP1556892A JPH05204748A JP H05204748 A JPH05204748 A JP H05204748A JP 4015568 A JP4015568 A JP 4015568A JP 1556892 A JP1556892 A JP 1556892A JP H05204748 A JPH05204748 A JP H05204748A
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功一 黒岩
Hideyuki Iino
秀之 飯野
Hiroyuki Fujiyama
博之 藤山
Kenji Shirasawa
謙二 白沢
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明はマイクロプロセッサに関し、データ
レジスタにロードまたはストアするデータを並び換えて
あらゆる命令に対して処理手順を最適化するとともに、
試験時間の短縮化を図ったマイクロプロセッサを提供す
ることを目的としている。 【構成】 所定のデータを格納するデータ格納手段と、
該データ格納手段中の所望のデータを保持するm(mは
正の整数)ビット幅のデータ保持手段と、該データ格納
手段から該データ保持手段にデータをロードするととも
に、該データ保持手段から該データ格納手段にデータを
ストアするデータ入出力手段とを備え、前記データ保持
手段でm/n(nは正の整数、かつ、m≧n)ビット幅
のデータをn個取り扱う場合、前記データ記憶手段及び
該データ保持手段間のデータのロードまたはストア時に
前記データ入出力手段によって該m/nビット幅のデー
タ並びを組み換えるように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、マイクロプロセッサに
係り、詳しくは、例えば、マイクロプロセッサのデータ
入出力処理の分野に用いて好適な、マイクロプロセッサ
にデータをロード、あるいはマイクロプロセッサからの
データをストアする際に、データを加工するマイクロプ
ロセッサに関する。
【0002】近年、マイクロプロセッサの処理できるデ
ータ量は飛躍的に増加しており、また、外部記憶装置も
大容量化・高速化が実現されている。例えば、DSP
(Digital Signal Proceser )のようなLSI(Large
ScaleIntegrated circuit)でのデータのロードまたは
ストアは、他のLSIからのアドレスに合わせるための
ラッチが複数段用意されてタイミング調整を行うだけで
あり、これはマイクロプロセッサにおいても同様であ
る。
【0003】すなわち、ベクトル処理を行うマイクロプ
ロセッサの場合、データが処理しやすいように並んでい
れば処理性能は向上するが、データをそのまま入力する
ような構成であると、命令によっては処理速度低下を招
くこともある。そこで、マイクロプロセッサがLSI内
部にデータレジスタを内蔵し、そのデータを用いて処理
を行うタイプのプロセッサである場合、外部記憶装置か
らデータレジスタに大量のデータを高速にロードすると
ともに、そのデータを高速に処理し、外部記憶装置に大
量のデータを高速ストアすることが必要となり、また、
外部記憶装置の高速化と高周波数においても1クロック
アクセスが容易となってきた今日では、プロセッサ内部
の処理スピードの向上が要求される。
【0004】さらに、この場合、複数段のラッチで構成
される回路の故障をすぐに検出することが必要となる。
【0005】
【従来の技術】従来のこの種のマイクロプロセッサとし
ては、例えば、図15に示すような入出力装置を備えた
ものがある。このマイクロプロセッサの入出力装置3
は、外部記憶装置1とデータレジスタ2との間に設けら
れたロードパイプラインLPと、ストアパイプラインS
Pとからなり、各パイプラインLP,SPはそれぞれ複
数のラッチLから構成されている。
【0006】以上の構成において、ロードを行う場合、
例えば、アドレスと同期をとるため、適切なロードタイ
ミングとなるように、外部記憶装置1からの出力される
データがロードパイプラインLP中の複数段のラッチL
で遅延され、マイクロプロセッサ内部のデータレジスタ
2に入力されることによりデータロードがなされる。ま
た、ストアの場合も同様に、ストアパイプラインSP中
の複数段のラッチLによりデータ出力のタイミングが調
整され、データストアがなされる。
【0007】以下、その動作例を詳しく説明する。図1
6は従来マイクロプロセッサの入出力装置の動作例を説
明するための図であり、図17に示すように、4つのパ
イプライン(MLT,ADD,DIV,L/Sパイプラ
イン)を並列に作動させるためにデータレジスタ2を4
バンク構成としたものである。なお、図16中、V0〜
V7のデータとしては、64ビットデータを想定してい
る。
【0008】この場合、データレジスタ2は、各バンク
の競合を回避するために4つのバンクスロット信号a,
b,c,dに対して各パイプラインのリード/ライトの
スロットを固定しており、すなわち、バンクスロットは
各パイプラインがベクトルオペランドの最初のエレメン
トをアクセスするタイミングと一致している。図17は
バンクスロット及びデータレジスタのバンク上の動作と
各パイプラインのアクセスするバンクの関係とを示し、
表1及び図18は各パイプラインと使用できるバンクス
ロットとの関係を示す。
【0009】
【表1】
【0010】すなわち、例えば、MLTパイプラインの
リードポートとしては、aスロットが使用されるため、
aスロットがデータレジスタのバンク0にあるタイミン
グで動作が開始され、0→1→2→3の順でデータレジ
スタのバンクアクセスが行われる。このように、バンク
アクセスの開始点が固定の場合(この場合、バンク
0)、図16に示すように、バンクが4つあるためにア
クセスの開始から4バンク分は連続にアクセスされる。
【0011】このように、所定のバンクスロット信号が
バンク0にあるタイミングで、ラッチ0からアドレスが
出力されるようにアドレス生成部により制御され、1サ
イクル毎にラッチ1,ラッチ2,ラッチ3にラッチさ
れ、4バンクのデータが1サイクル毎にV0,V1,V
2,V3と出力される。読み出すデータ長が4より多い
場合には、アドレスはインクリメントされて、V4,V
5,V6,V7が順次出力され、以下前述した動作と同
様の動作が行われる。
【0012】このように、アドレスを与えてバンク分け
されたデータレジスタをアクセスする場合、固定バンク
アクセス開始点からバンク数分のデータが出力されるわ
けであるが、なぜ、任意のアクセス(例えば、1つや2
つのアクセス)を行わないかというと、例えば、バンク
0からアクセスを行い、バンク1までアクセスし、次回
のアクセスでバンク2からアクセスを開始しようとした
場合、並列動作を行っている他のパイプラインがバンク
2を使用していないかどうかを確認しながらバンク2の
データを出力しなくては、データの競合が起きてしまう
ためであり、どのパイプラインがどのバンクを使用して
いるか常に監視する必要性から回路が複雑になるととも
に、制御が困難となるためである。
【0013】ここで、マイクロプロセッサにデータ変換
命令として、例えば、32ビット浮動小数点データを6
4ビット浮動小数点データに変換する命令があるものと
する。すると、外部記憶装置1からデータレジスタ2に
データを格納する場合、例えば、図19に示すように、
D0,D1のペアで格納されているデータがD0,D4
に、D2,D3のペアで格納されているデータがD1,
D5に、・・・といったように並び換えられてロードが
行われる。
【0014】次に、どうして32ビット浮動小数点デー
タが並び換えられるかを図20に基づいて説明する。な
お、図16のデータレジスタ2の構成では、V0〜V7
を64ビットと想定して説明したが、図20の入出力装
置では、データ変換命令に対する説明の便宜のため、6
4ビット幅のレジスタ長を持つデータレジスタ2に32
ビット浮動小数点データが2つずつ、計8個格納されて
いるものとする。
【0015】すなわち、図20は、図19に示す外部記
憶装置1に格納された32ビットの連続データをそのま
まデータレジスタ2に格納するのと同等な図であり、つ
まりは格納データをそのままロードした例である。ま
ず、図19に示す格納データを用いて32ビット浮動小
数点データを64ビット浮動小数点データに変換するデ
ータ変換命令を実行した場合、データ変換命令は図17
に示すADDパイプラインにより実行される。
【0016】ADDパイプラインでは、表1、及び図1
8に示すように、bスロットのタイミングでバンク0か
ら順次データが読み出され、図21に示すタイミング
で、最初にS0のデータが、次にS2,S4,S6の順
にS0のデータから4バンク分のデータが読み出されて
ADDパイプラインにデータが入力され、64ビットに
変換されたデータがADDパイプラインから出力され
る。
【0017】なお、ADDパイプラインでは、1サイク
ルで1つの変換しか行われないため、64ビット幅のデ
ータの半分、すなわちも32ビット分しか一度に処理し
ない。つまり、64ビット幅に32ビットデータを2つ
格納するのは、データレジスタの有効利用のためであ
る。
【0018】このように変換命令で処理されたデータ
は、バンクの読み出し時と同様な理由で、書き込みにお
いてもバンクアクセスを行う開始点は固定であり、4バ
ンク分は1サイクル毎に連続で書き込まれ、図22に示
すように、データレジスタ2に格納されるため、変換処
理されたデータはS0,S2,S4,S6の順序でデー
タレジスタ2に書き込まれる。
【0019】また、図23は従来マイクロプロセッサの
入出力装置における試験構成を示すブロック図であり、
従来、マイクロプロセッサ内の複数のレジスタを試験す
る場合、通常、各パイプラインLP,SP内のラッチL
をそれぞれスキャンパスでつないでデータを読み出すこ
とによりレジスタの内容をチェックしていた。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のマイクロプロセッサにあっては、外部記憶装
置1からデータレジスタ2内にデータを格納する場合、
データ変換処理後の処理結果をそのままデータレジスタ
2に書き込むという構成となっていたため、以下に述べ
るような問題点があった。
【0021】すなわち、処理結果がそのままデータレジ
スタ2に書き込まれてしまうと、データレジスタ2のデ
ータ値を外部記憶装置1にストアする際、処理したデー
タの順番と外部記憶装置1に並んでいるデータの順番と
が異なるため、ストアのためにバンクの読み出しを行う
と、1サイクル毎にS0,S2,S4,S6の順に読み
出され、その後にS1,S3,S5,S7が読み出され
る。
【0022】ここで、外部記憶装置1にS0,S1,S
2,・・・,S7とストアを行おうとすると、ストアパ
イプラインで複雑に順番を組み換える必要性があり、組
み換えのために無駄な処理時間を費やすという問題点が
あった。また、データ変換命令をADDパイプラインで
実行する際、処理するデータを外部記憶装置1内のデー
タ並びと同じ順番で行おうとすると、まず、バンク0か
らアクセスを開始してバンク0にあるS0を読み出し、
次にS1を処理する場合は、ADDパイプラインに入力
されるデータは1サイクルで1つであるという限定条件
があるため、S1をS0と同時に読み出してもADDパ
イプラインには入力できず、4バンクアクセスを行って
からアドレスを更新しないで再度同じバンクアクセスを
行ってS1を読み出してADDパイプラインに入力すれ
ば、外部記憶装置1と同じ順序で処理を実現することが
できる。
【0023】しかし、S0の処理を行ってS1の処理を
行うまでの間、バンク1,2,3からそれぞれデータが
読み出されているものの、その間の処理は行われておら
ず、プロセッサの処理性能の低下を招くという新たな問
題点が生じることになる。また、従来の試験方法にあっ
ては、スキャンパスを用いて全てのレジスタのチェック
を行うという構成となっており、試験時間はレジスタの
ビット長に比例して長くなるため、マイクロプロセッサ
の取り扱うビット長が長くなってきている今日において
は、ますます試験時間が長くなり、試験コストが上昇す
るという問題点があった。
【0024】[目的]そこで本発明は、データレジスタ
にロードまたはストアするデータを並び換えてあらゆる
命令に対して処理手順を最適化するとともに、試験時間
の短縮化を図ったマイクロプロセッサを提供することを
目的としている。
【0025】
【課題を解決するための手段】本発明によるマイクロプ
ロセッサは上記目的達成のため、所定のデータを格納す
るデータ格納手段と、該データ格納手段中の所望のデー
タを保持するm(mは正の整数)ビット幅のデータ保持
手段と、該データ格納手段から該データ保持手段にデー
タをロードするとともに、該データ保持手段から該デー
タ格納手段にデータをストアするデータ入出力手段とを
備え、前記データ保持手段でm/n(nは正の整数、か
つ、m≧n)ビット幅のデータをn個取り扱う場合、前
記データ記憶手段及び該データ保持手段間のデータのロ
ードまたはストア時に前記データ入出力手段によって該
m/nビット幅のデータ並びを組み換えるように構成し
ている。
【0026】この場合、前記データ保持手段がi(iは
正の整数)個のバンクレジスタからなるデータレジスタ
である場合、前記データ入出力手段は、該データレジス
タをiバンク数毎に分割して該バンク単位に各バンクの
所定位置から順に前記データ記憶手段から連続したデー
タをm/nビット幅毎にロードし、ストア時にはロード
時と逆の操作を行うように構成することが有効であり、
m/nビット幅のデータのロード及びストアを行う場
合、該データがm/nビットの境界位置でアラインかど
うかを判断し、判断結果に基づいて該データをスワップ
するスワップ手段を設けてもよく、さらに、前記データ
入出力手段は、複数のレジスタを有するロードパイプラ
イン及びストアパイプラインを備え、ストア時に該複数
のレジスタがそれぞれインターロック付きクロックで動
作する場合、該複数のレジスタの最終段レジスタより一
段前のレジスタからの出力をデータ出力信号として用い
ることが好ましい。
【0027】また、前記ロードパイプライン及び前記ス
トアパイプラインを試験する場合、該ロードパイプライ
ンの出力と該ストアパイプラインの入力とを接続し、該
ロードパイプラインに入力したデータを該ストアパイプ
ラインを介して読み出すことが好ましく、所定の演算処
理を行う演算処理部を試験する場合、前記ロードパイプ
ラインを介して該演算処理部に演算項及び被演算項を直
接供給し、該演算処理部による演算結果を前記ストアパ
イプラインを介して読み出すようにしてもよい。
【0028】
【作用】本発明では、データ入出力手段によりデータ記
憶手段及びデータ保持手段間のデータのロードまたはス
トア時にm/nビット幅のデータ並びが組み換えられ、
特に、データ保持手段がi個のバンクレジスタからなる
データレジスタである場合、データレジスタがiバンク
数毎に分割されてバンク単位に各バンクの所定位置から
順にデータ記憶手段から連続したデータがm/nビット
幅毎にロードされ、ストア時にはロード時と逆の操作が
行われる。
【0029】すなわち、マイクロプロセッサの命令に対
して最適となるデータ配列が得られるため、プロセッサ
の性能が充分に発揮され、あらゆる命令に対して処理手
順が最適化される。また、試験時においては、データ入
出力装置のロードパイプライン及びストアパイプライン
を介して試験データが入出力されるため、短サイクルで
容易にプロセッサ内部の試験が行われ、試験時間の短縮
化が図られる。
【0030】
【実施例】以下、本発明を図面に基づいて説明する。図
1〜3は本発明に係るマイクロプロセッサの一実施例を
示す図であり、図1は本実施例の要部構成を示すブロッ
ク図である。まず、構成を説明する。
【0031】なお、図1において、図15に示した従来
例に付された番号と同一番号は同一部分を示す。本実施
例のマイクロプロセッサは、大別して、データ記憶手段
である外部記憶装置1、データ保持手段であるデータレ
ジスタ2、データ入出力手段である入出力装置3、端子
4からなり、入出力装置3は、ロードパイプラインL
P、ストアパイプラインSP、制御回路CCから構成さ
れている。
【0032】図2は図1のロードパイプラインの概略構
成を示す図である。ロードパイプラインLPは、図2に
示すように、複数のラッチR1,R2,R3U,R3
L,R4U,R4L,R5U,R5L,R6と、複数の
セレクタS1〜S8とから構成されている。なお、図
中、LLはI/O部のラッチであり、DIはラッチLL
から出力されたデータ、DIUはその上位側(MSB)
の32ビットデータ、DILはその下位側(LSB)の
32ビットデータである。
【0033】また、DはS1,S2から出力した64ビ
ットデータであり、DUはその上位側(MSB,S1の
出力)の32ビットデータで、DLは下位側(LSB,
S2の出力)の32ビットデータである。ロードパイプ
ラインLPにおけるセレクタのセレクト条件を表2に示
す。
【0034】
【表2】
【0035】すなわち、セレクタS1がDILを選択す
る条件は、32ビットストライド=−1の場合、また
は、32ビット非連続でかつ下位側が有効の場合、また
は、ロードパイプライン試験コード‘1’の場合であ
り、それ以外は、DIUを選択する。同様に、セレクタ
S2がDIUを選択する条件は、32ビットストライド
=−1の場合、または、32ビット非連続でかつ上位側
が有効の場合、または、ロードパイプライン試験コード
‘1’の場合であり、それ以外は、DILを選択する。
【0036】以下、セレクタS3がDUを選択する条件
は、32ビットストライド=±1、かつ、32ビットア
ライン、かつ、ロードストアフラグ=Bの場合、また
は、32ビットストライド=±1、かつ、32ビットミ
スアライン、かつ、ロードストアフラグ=Cの場合、ま
たは、ロードパイプライン試験コード‘8’の場合であ
り、一方、DLを選択する条件は、32ビットストライ
ド=±1、かつ、32ビットアライン、かつ、ロードス
トアフラグ=Aの場合、または、32ビットストライド
=±1、かつ、32ビットミスアライン、かつ、ロード
ストアフラグ=Bの場合、または、ロードパイプライン
試験コード‘9’の場合であり、それ以外は、前段ラッ
チの出力を選択する。
【0037】セレクタS4がDUを選択する条件は、6
4ビットデータの場合、または、32ビット非連続の場
合、または、32ビットストライド=±1、かつ、32
ビットアライン、かつ、ロードストアフラグ=Aの場
合、または、32ビットストライド=±1、かつ、32
ビットミスアライン、かつ、ロードストアフラグ=Bの
場合、または、ロードパイプライン試験コード‘6’の
場合であり、一方、DLを選択する条件は、32ビット
ストライド=±1、かつ、32ビットミスアライン、か
つ、ロードストアフラグ=Aの場合、または、ロードパ
イプライン試験コード‘7’の場合であり、それ以外
は、前段ラッチの出力を選択する。
【0038】セレクタS5がDUを選択する条件は、間
接ロード(32,64ビット)の場合、または、ロード
パイプライン試験コード‘4’または‘5’の場合であ
り、それ以外は、前段ラッチの出力を選択する。セレク
タS6がDUを選択する条件は、32ビットストライド
=±1、かつ、32ビットアライン、かつ、ロードスト
アフラグ=Dの場合、または、32ビットストライド=
±1、かつ、32ビットミスアライン、かつ、ロードス
トアフラグ=Bの場合、または、ロードパイプライン試
験コード‘5’の場合であり、一方、DLを選択する条
件は、32ビットストライド=±1、かつ、32ビット
アライン、かつ、ロードストアフラグ=Cの場合、また
は、32ビットストライド=±1、かつ、32ビットミ
スアライン、かつ、ロードストアフラグ=Dの場合、ま
たは、ロードパイプライン試験コード‘4’の場合であ
り、それ以外は、前段ラッチの出力を選択する。
【0039】セレクタS7がDUを選択する条件は、デ
ータレジスタ試験の場合、または、演算パイプライン試
験の場合、または、ロードパイプライン試験コード
‘0’,‘1’,‘2’,‘3’のいずれかの場合、ま
たは、ストアパイプライン試験コード全ての場合であ
り、それ以外は、前段ラッチの出力を選択する。セレク
タS8がDUを選択する条件は、32ビットストライド
=±1、かつ、32ビットアライン、かつ、ロードスト
アフラグ=Cの場合、または、32ビットストライド=
±1、かつ、32ビットミスアライン、かつ、ロードス
トアフラグ=Dの場合、または、ロードパイプライン試
験コード‘3’の場合であり、一方、DLを選択する条
件は、32ビットストライド=±1、かつ、32ビット
ミスアライン、かつ、ロードストアフラグ=Cの場合、
または、データレジスタ試験の場合、または、演算パイ
プライン試験の場合、または、ロードパイプライン試験
コード‘0’,‘1’,‘2’のいずれかの場合、また
は、ストアパイプライン試験コード全ての場合であり、
それ以外は、前段ラッチの出力を選択する。
【0040】ロードパイプラインLPのセレクタS*
は、以上の条件で機能し、また、ロードパイプラインL
PのラッチR*は全てインターロック付のクロックで動
作する。図3は図1のストアパイプラインの概略構成を
示す図である。ストアパイプラインSPは、図3に示す
ように、複数のラッチR11,R12U,R12L,R
13U,R13L,R14U,R14L,R15U,R
15L,R16,R17と、複数のセレクタS11〜S
22とから構成されている。
【0041】なお、図中、DSはデータレジスタ2から
の64ビットデータであり、DSUはその上位側(MS
B)の32ビットデータ、DSLはその下位側(LS
B)の32ビットデータである。また、DS5Uはラッ
チR15Uの出力、DS5LはラッチR15Lの出力、
DSIはセレクタS19の出力、DSJはセレクタS2
0の出力、DS7はラッチR17の出力であり、いずれ
も32ビットデータである。
【0042】ストアパイプラインSPにおけるセレクタ
のセレクト条件を表3に示す。
【0043】
【表3】
【0044】すなわち、セレクタS11がDSLを選択
する条件は、32ビットデータ(間接以外)、かつ、ロ
ードストアフラグ=Cの場合、または、ストアパイプラ
イン試験コード‘8’の場合であり、それ以外は、前段
ラッチの出力を選択する。以下、S12がDSUを選択
する条件は、32ビットデータ(間接以外)、かつ、ロ
ードストアフラグ=Aの場合、または、間接ストアの場
合、または、ストアパイプライン試験コード‘7’の場
合であり、それ以外は、前段ラッチの出力を選択する。
【0045】S13がDSLを選択する条件は、32ビ
ットデータ(間接以外)、かつ、ロードストアフラグ=
Dの場合、または、間接ストアの場合、または、ハード
パイプライン試験コード‘7’の場合であり、それ以外
は、前段ラッチの出力を選択する。S14がDSUを選
択する条件は、32ビットデータ(間接以外)、かつ、
ロードストアフラグ=Cの場合、または、64ビットデ
ータ(間接以外)の場合、または、ストアパイプライン
試験コード‘5’または‘6’の場合であり、それ以外
は、前段ラッチの出力を選択する。
【0046】S15がDSUを選択する条件は、32ビ
ットデータ(間接以外)、かつ、ロードストアフラグ=
Bの場合、または、ストアパイプライン試験コード
‘6’の場合であり、一方、DSLを選択する条件は、
64ビットデータ(間接以外)、または、ストアパイプ
ライン試験コード‘5’の場合であり、それ以外は、前
段ラッチの出力を選択する。
【0047】S16がDSUを選択する条件は、ストア
パイプライン試験コード‘3’または‘4’の場合であ
り、それ以外は、前段ラッチの出力を選択する。S17
がDSLを選択する条件は、32ビットデータ(間接以
外)、かつ、ロードストアフラグ=Dの場合、または、
ストアパイプライン試験コード‘3’または‘4’の場
合であり、それ以外は、前段ラッチの出力を選択する。
【0048】S18がDSを選択する条件は、1クロッ
ク動作の場合、または、32ビット非連続の場合、また
は、ストアパイプライン試験コード‘0’,‘1’,
‘2’のいずれかの場合、ロードパイプライン試験コー
ド全ての場合であり、それ以外は、前段ラッチの出力を
選択する。S19がDS5Uを選択する条件は、1クロ
ック動作の場合、または、ストアパイプライン試験コー
ド‘4’の場合であり、それ以外は、前段ラッチの出力
を選択する。
【0049】S20がDS5Lを選択する条件は、1ク
ロック動作 の場合、または、ストアパイプライン試験
コード‘4’の場合であり、それ以外は、前段ラッチの
出力を選択する。S21がDSJを選択する条件は、3
2ビットストライド=−1、かつ、32ビットアライン
の場合、または、ストアパイプライン試験コード‘1’
の場合であり、一方、DS7を選択する条件は、32ビ
ットストライド=+1、かつ、32ビットミスアライン
の場合、または、ストアパイプライン試験コード‘2’
の場合であり、それ以外は、前段ラッチの出力を選択す
る。
【0050】S22がDSJを選択する条件は、32ビ
ット非連続の場合、または、32ビットストライド=+
1、かつ、32ビットミスアラインの場合、または、3
2ビットストライド=−1、かつ、32ビットアライン
の場合、または、ストアパイプライン試験コード‘1’
の場合であり、一方、DS7を選択する条件は、32ビ
ットストライド=+1、かつ、32ビットミスアライン
の場合、または、ストアパイプライン試験コード‘2’
の場合であり、それ以外は、前段ラッチの出力を選択す
る。
【0051】ストアパイプラインのセレクタは、以上の
ような条件で機能し、また、ラッチR17を除くストア
パイプラインSPのラッチR**は全てインターロック
付クロックで動作し、、ラッチR17だけがインターロ
ック無しのマスターロックで動作する。次に作用を説明
する。
【0052】本実施例のマイクロプロセッサの基本動作
は、外部記憶装置1からデータレジスタ2にデータをロ
ードする場合、予めデータを図19に示すイメージでロ
ードしておくと、図4のようになる。図4に示すような
データ格納でバンクアクセスが行われてADDパイプラ
インにより処理が行われる動作を図5に示す。
【0053】データレジスタには、図6に示すように、
外部記憶装置1にそのままストアできる順序でデータが
格納され、データを外部記憶装置1からマイクロプロセ
ッサのデータレジスタ2にロードする場合、全ての命令
で性能が向上するように32ビットデータは、必ず並び
換えられてロードされ、データレジスタ2に格納される
ことが望ましく、これがプロセッサの性能向上につなが
ると考えられる。
【0054】また、処理後のデータレジスタ2のデータ
を外部記憶装置1にストアする場合、前述のデータ変換
命令では64ビットデータがそのままストアされればよ
いわけだが、32ビットデータは、必ず並び換えてスト
アされ、ロード時に並び換えられたデータを元に戻す動
作が行われる。したがって本実施例では、図19に示す
ように、外部記憶装置1からマイクロプロセッサのデー
タレジスタ2にデータを組み換えてロード、またはスト
アするものである。
【0055】まず、データの並び換えの動作を32ビッ
トデータ連続ロード(データ数8)を例に取って説明す
る。外部記憶装置1に格納されるデータの格納方法は種
々様々であり、外部記憶装置1に格納されるデータ配列
が、例えば、図7のような配列となっている場合も考え
られる。
【0056】しかし、本実施例では32ビット連続のデ
ータは、いかなるデータ配列であっても、図8で示すマ
イクロプロセッサ内のデータレジスタ2のイメージよう
にデータが格納される。なお、32ビットデータの非連
続データ配列や64ビットデータ配列のロードは、32
ビットミスアラインのデータを除いてマイクロプロセッ
サ内のデータレジスタ2にそのままロードされる。
【0057】以下、データのロード時の動作例を詳しく
説明する。なお、ロードするデータは、図7のに示
す、32ビット,ストライド+1,ミスアラインのデー
タを例とし、外部記憶装置1は、0ウエイト(ノーウエ
イト)のアクセスが可能な装置とし、マイクロプロセッ
サのバスタイミング方式は基本サイクル2クロックを実
行した後に1クロックでデータアクセスが可能な方式を
用いたものとする。
【0058】まず、図7に示すように、ロードパイプラ
インLPにおいてデータの並び換えが行われ、データレ
ジスタ2に出力される。制御には入出力装置3の制御回
路CCからの信号が用いられる。図9はロードパイプラ
インでのデータの流れを示すタイミングチャートであ
る。
【0059】ロードパイプラインLPを制御する主な信
号としてはロードストアフラグ信号がある。 ロードス
トアフラグ信号は、図9に示すように、マイクロプロセ
ッサの命令のデータロード命令が起動されてロードパイ
プラインLPにスタート信号がアサートされたクロック
の立ち上がりを検出することにより、そのクロックの立
ち上がりのサイクルからA,B,C,D,A,B,C,
D,・・・とマイクロプロセッサ内部のインターロック
付クロックから4つの条件を表す信号A,B,C,Dが
生成され、ロードパイプラインLPの制御に用いられる
ものである。
【0060】なお、セレクト信号の制御に用いたデータ
のアライン・ミスアラインの情報や、32ビットでスト
ライドがいくつか等の情報はマイクロプロセッサ内の他
のユニットから提供してもらう。したがって、ロードパ
イプラインLPに入力されるX−0,1−2,3−4,
5−6,7−Xのデータは32ビット幅の各ラッチR
1,R2,R3U,R3L,R4U,R4L,R5U,
R5L,R6を介して0−4,1−5,2−6,3−7
という並びに変換され、マイクロプロセッサの命令に対
して最適となるデータ配列が得られる。
【0061】次に、データのストア時の動作例を詳しく
説明する。なお、ストアするデータは、前述のロード時
の動作説明で用いたデータをそのまま同じ条件でストア
するものとし、データレジスタ2から外部記憶装置1に
データストアする場合、図10に示すイメージとなる。
図11はストアパイプラインでのデータの流れを示すタ
イミングチャートである。
【0062】データレジスタ2から出力された0−4,
1−5,2−6,3−7の各データはストアパイプライ
ンSPのラッチR11,R12U,R12L,R13
U,R13L,R14U,R14L,R15U,R15
L,R16,R17と、セレクタS11〜S22とで制
御され、外部記憶装置1にストアされるフォーマットで
出力される。
【0063】すなわち、ロード時と同様に、ストアパイ
プラインSPにスタート信号がアサートされたクロック
の立ち上がりを検出することにより、4つの条件を表す
信号A,B,C,Dが生成され、ストアパイプラインS
Pの制御に用いられるものである。なお、例えば、デー
タの型等の情報はロードパイプラインLPの制御と同様
に、他のユニットから提供してもらうが、データストア
時には、1クロック動作信号が生成され、ストアパイプ
ラインSPの制御に用いられる。
【0064】このデータストア時の1クロック動作信号
は、図3に示すセレクタS19,S20のセレクト条件
で使用される。図12は1クロック動作を説明するため
のタイミングチャートである。なお、図12中、ラッチ
2は図3中のR15U,R15Lを示し、ラッチ3は図
3中のR16を示す。
【0065】図12では64ビットデータの0ウエイト
(ノーウエイト)記憶装置を想定したストアの様子であ
るが、データは、基本サイクルT1,T2P1が実行さ
れてからパイプラインモード(1クロックアクセス)に
入り、アドレスとデータとは1クロック毎にマイクロプ
ロセッサから出力される。ところが、ラッチ3のデータ
をみると、DC#Xが外部から戻ってきてデータを切り
換えようとした場合、‘3’のデータがマイクロプロセ
ッサの出力ラッチに間に合わないことがわかる。これは
ストアパイプラインSPがインターロック付クロックで
動作しているからである。
【0066】インターロック付クロックはDC#Xで生
成され、DC#Xが外部から戻ってこなかった場合、そ
のサイクルより1サイクル遅れてオン・オフする。すな
わち、ストアがパイプラインモードで1クロック動作に
遷移した場合、インターロック付クロックでストアパイ
プラインSPよりデータを出力していたのではデータ供
給が間に合わない。
【0067】そこで、本実施例では最終段のラッチR1
6の1つ前のラッチR15U,R15Lの出力が制御信
号としてセレクトされることにより、1クロック動作の
間に合うようにデータが供給される。すなわち、1クロ
ック動作の遷移してDC#Xが検出されるサイクルにお
いて、DC#Xが外部より戻ってきたら1クロック動作
にあると判断してアサートされ、ウエイトが入る記憶装
置の場合は、DC#Xが検出されるサイクルでDC#X
は戻ってこない場合があるので、1クロック動作信号が
ネゲートされる。
【0068】したがって、1クロックアクセス時におい
ても、確実に動作が行われる。次にロードパイプライン
LP、及びストアパイプラインSPの試験について説明
する。セレクタやラッチを含むLSI試験の場合、スキ
ャンパスの読み出しによる故障解析がよく行われるが、
セレクタやラッチの数が多くなってくると試験時間が長
くなるため、短時間で故障が検出できる試験が望まれて
いる。
【0069】本発明の入出力装置は、試験コードをレジ
スタに設定し、その値をデコードすることにより、通常
パスのセレクタの開閉を行い、レジスタに通常通りラッ
チさせてデータバスを介して試験データを直ぐに読み出
せるようにしている。また、与えるデータは、LSI外
部ピンに入出力切換信号を印加する専用の端子4を設
け、端子4をアサートすると、データがロード時と同じ
状態、すなわち、外部からデータを与えることが可能と
なり、ネゲート状態である場合、データはストア時と同
じ状態、すなわち、データがプロセッサから出力される
ように機能する。
【0070】図13は本実施例での試験時の動作を説明
するためのブロック図である。具体的にロードパイプラ
インLPを例に取り、図2及び表2(ロードパイプライ
ンLPのセレクト条件)を参考にして試験時の動作を説
明する。まず、ロードパイプラインLPの試験コード
‘0’が設定されると、ロードパイプラインLPの最も
出力側のラッチR5U,R5Lのデータが入力され、ス
トアパイプラインSPの最も出力側のラッチR16を介
して入出力ラッチ5からデータが読み出される。
【0071】次に、ロードパイプラインLPの試験コー
ド‘1’が設定されると、ロードパイプラインLPのセ
レクタS1でデータのスワップが行われ、試験コード
‘0’の場合と同様に、最も出力側のラッチR5U,R
5Lでデータが入力され、ストアパイプラインSPのラ
ッチR16で一段ラッチされて入出力ラッチ5から読み
出される。
【0072】すなわち、試験コード‘1’によりロード
パイプラインLPのセレクタS1が故障していないかど
うかがチェックされる。このように、ロードパイプライ
ンLPの全てのセレクタS1〜S8のセレクト条件に試
験コードがからんでいるので、試験コードを変化させる
ことで任意のデータを入力するとともに、このデータを
読み出すことによってロードパイプラインLPの全ての
ラッチ及びセレクタのチェックをすることが可能とな
る。
【0073】これはロードパイプラインLPだけに限ら
ず、ストアパイプラインSPについても同様であり、ス
トアパイプラインSPの試験コードを設定し、ロードパ
イプラインLPを一段通ってストアパイプラインSPの
各ラッチ及びセレクタを試験することが可能である。ま
た、本発明の入出力装置に、図13に示すように、TL
セレクタ6とTSセレクタ7とが設けてあり、これら2
つのセレクタ6,7は、ロードパイプラインLP及びス
トアパイプラインSPの試験の際、ロードパイプライン
LPとストアパイプラインSPとを選択的に結合するた
めのものである。
【0074】すなわち、通常時は、ロードパイプライン
LPからデータレジスタ2へのパスが選択されて、スト
アパイプラインSPに入力されてくるデータはラッチか
らのパスが選択されている。また、マイクロプロセッサ
内の各演算器(図示せず)の試験を行う場合は、ロード
パイプラインLPから直接演算器に試験用の演算データ
を供給するパスをTLセレクタに設け、各演算器の試験
演算結果をストアパイプラインSPから読み出せるパス
も設けてある。
【0075】このように演算器に直接データを供給し、
かつ、直接ストアする理由は、通常の動作時のように、
所定のデータがロードされたデータレジスタ2からデー
タを供給されることにより演算器によって演算が行わ
れ、この演算結果が再度データレジスタ2に格納されて
データレジスタ2の結果がストアされるパスであると、
試験時間に多大な時間がかかるとともに、もし、データ
レジスタ2に故障があった場合、演算器の試験は全く不
可能になってしまうからである。
【0076】よって本実施例では試験時に、入出力切換
信号によりデータが入力され、演算用のデータとして被
演算データと演算データとが2つ生成されて演算パイプ
ラインに供給される。そして、演算器で演算したデータ
はTSセレクタ7を介した後、ストアパイプラインSP
を一段通って外部に出力される。
【0077】ちなみに、図2のラッチR6は、演算器試
験時にのみ使用されるラッチであり、入出力切換信号が
入力されてデータがラッチR5U,R5Lで一段ラッチ
された後、データの第1番目がラッチ6Rにラッチされ
るように制御され、第一番目のデータより後に入力され
たデータはラッチR5U,R5Lにラッチされ、通常の
データレジスタ2に向かうパスに出力されてくる。した
がって、演算パイプラインの試験の場合、TLセレクタ
6において、前述の2つのパスが被演算データ及び演算
データとしてセレクトされて演算パイプラインに供給す
ることが可能である。なお、ここでいうデータは、64
ビット幅のデータであり、64ビットデータでも32ビ
ットデータが2つのデータでも構わない。
【0078】また、演算試験結果をTSセレクタ7を介
してストアパイプラインSPにより外部に出力する手段
については、TSセレクタで選択するデータが異なる以
外、ロードパイプラインLPの試験時と同様である。図
14はパイプライン段数2段のADDパイプラインを試
験する場合の入出力装置の動作を示すタイミングチャー
トである。
【0079】ここでは被演算データがラッチR6で1回
ラッチされて固定となっているが、ラッチR5と同様に
毎サイクル切り換えてもよい。これによって演算器は、
通常通りの動作をしていてストアされたデータで結果を
確認することができる。このように本実施例では、マイ
クロプロセッサにおける全ての命令でプロセッサの発揮
できる性能を無駄にすることなく、マイクロプロセッサ
のデータレジスタ2にデータがロードまたはデータレジ
スタ2のデータがストアされる。
【0080】また、試験時において短サイクルで故障箇
所が検出可能となり、プロセッサ内部の試験であっても
短いサイクルで結果を読み出せるパスが設けられること
で容易に試験が行われる。
【0081】
【発明の効果】本発明では、データ入出力手段によって
データ記憶手段及びデータ保持手段間のデータのロード
またはストア時にm/nビット幅のデータ並びを組み換
えることができ、特に、データ保持手段がi個のバンク
レジスタからなるデータレジスタである場合、データレ
ジスタがiバンク数毎に分割されてバンク単位に各バン
クの所定位置から順にデータ記憶手段から連続したデー
タをm/nビット幅毎にロードし、ストア時にはロード
時と逆の操作を行うことができる。
【0082】したがって、データレジスタにロードまた
はストアするデータを並び換えることで、マイクロプロ
セッサの命令に対して最適となるデータ配列を得ること
ができるため、あらゆる命令に対して処理手順を最適化
することができ、プロセッサの性能を充分に発揮させる
ことができる。また、試験時においては、データ入出力
装置のロードパイプラインLP及びストアパイプライン
SPを介して試験データを入出力するため、短サイクル
で容易にプロセッサ内部の試験ができ、試験時間を短縮
化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の要部構成を示すブロック図である。
【図2】図1のロードパイプラインの概略構成を示す図
である。
【図3】図1のストアパイプラインの概略構成を示す図
である。
【図4】本実施例におけるデータレジスタへの書き込み
を説明するための図である。
【図5】本実施例における読み込み及び書き込みのタイ
ミングを示す図である。
【図6】本実施例のデータレジスタに格納されるデータ
配列を示す図である。
【図7】各種データ配列を示す図である。
【図8】本実施例のデータレジスタに格納されるデータ
イメージを示す図である。
【図9】ロードパイプラインでのデータの流れを示すタ
イミングチャートである。
【図10】データレジスタから外部記憶装置にデータス
トアする場合のイメージを示す図である。
【図11】ストアパイプラインでのデータの流れを示す
タイミングチャートである。
【図12】1クロック動作を説明するためのタイミング
チャートである。
【図13】本実施例での試験時の動作を説明するための
ブロック図である。
【図14】パイプライン段数2段のADDパイプライン
を試験する場合の入出力装置の動作を示すタイミングチ
ャートである。
【図15】従来マイクロプロセッサの入出力装置を示す
ブロック図である。
【図16】従来マイクロプロセッサの入出力装置の動作
例を示す図である。
【図17】バンクスロットと演算パイプラインとにおけ
る動作例を示す図である。
【図18】データレジスタへのアクセスタイミングを説
明するための図である。
【図19】データ格納イメージを示す図である。
【図20】従来例におけるデータレジスタへの書き込み
を説明するための図である。
【図21】従来例における読み込み及び書き込みのタイ
ミングを示す図である。
【図22】従来例のデータレジスタに格納されるデータ
配列を示す図である。
【図23】従来マイクロプロセッサの入出力装置におけ
る試験構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 外部記憶装置(データ記憶手段) 2 データレジスタ(データ保持手段) 3 入出力装置(データ入出力手段) 4 端子 5 入出力ラッチ 6 TLセレクタ 7 TSセレクタ LP ロードパイプラインLP SP ストアパイプラインSP CC 制御回路 LL ラッチ L ラッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 白沢 謙二 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定のデータを格納するデータ格納手段
    と、 該データ格納手段中の所望のデータを保持するm(mは
    正の整数)ビット幅のデータ保持手段と、 該データ格納手段から該データ保持手段にデータをロー
    ドするとともに、該データ保持手段から該データ格納手
    段にデータをストアするデータ入出力手段と、 を備え、 前記データ保持手段でm/n(nは正の整数、かつ、m
    ≧n)ビット幅のデータをn個取り扱う場合、前記デー
    タ記憶手段及び該データ保持手段間のデータのロードま
    たはストア時に前記データ入出力手段によって該m/n
    ビット幅のデータ並びを組み換えることを特徴とするマ
    イクロプロセッサ。
  2. 【請求項2】前記データ保持手段がi(iは正の整数)
    個のバンクレジスタからなるデータレジスタである場
    合、前記データ入出力手段は、該データレジスタをiバ
    ンク数毎に分割して該バンク単位に各バンクの所定位置
    から順に前記データ記憶手段から連続したデータをm/
    nビット幅毎にロードし、ストア時にはロード時と逆の
    操作を行うことを特徴とする請求項1記載のマイクロプ
    ロセッサ。
  3. 【請求項3】ロードまたはストアの開始信号を検出した
    サイクルから前記i個のバンクレジスタに対するi個の
    状態フラグを生成し、該各状態フラグに基づいてロード
    及びストアを制御することを特徴とする請求項2記載の
    マイクロプロセッサ。
  4. 【請求項4】m/nビット幅のデータのロード及びスト
    アを行う場合、該データがm/nビットの境界位置でア
    ラインかどうかを判断し、判断結果に基づいて該データ
    をスワップするスワップ手段を設けることを特徴とする
    請求項1、2、または3記載のマイクロプロセッサ。
  5. 【請求項5】前記データ入出力手段は、複数のレジスタ
    を有するロードパイプライン及びストアパイプラインを
    備え、 ストア時に該複数のレジスタがそれぞれインターロック
    付きクロックで動作する場合、該複数のレジスタの最終
    段レジスタからの出力、または該最終段レジスタより一
    段前のレジスタからの出力のいずれかを選択してデータ
    出力信号とすることを特徴とする請求項1、2、3、ま
    たは4記載のマイクロプロセッサ。
  6. 【請求項6】前記データ出力信号は、外部からのデータ
    コンプリート(DC)信号、及び動作状態が1クロック
    動作に遷移したことを示す信号に基づいて選択すること
    を特徴とする請求項5記載のマイクロプロセッサ。
  7. 【請求項7】前記ロードパイプライン及び前記ストアパ
    イプラインを試験する場合、該ロードパイプラインの出
    力と該ストアパイプラインの入力とを接続し、該ロード
    パイプラインに入力したデータを該ストアパイプライン
    を介して読み出すことを特徴とする請求項5記載のマイ
    クロプロセッサ。
  8. 【請求項8】所定の演算処理を行う演算処理部を試験す
    る場合、前記ロードパイプラインを介して該演算処理部
    に演算項及び被演算項を直接供給し、該演算処理部によ
    る演算結果を前記ストアパイプラインを介して読み出す
    ことを特徴とする請求項7記載のマイクロプロセッサ。
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