JPH0520442Y2 - - Google Patents

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JPH0520442Y2
JPH0520442Y2 JP1987028209U JP2820987U JPH0520442Y2 JP H0520442 Y2 JPH0520442 Y2 JP H0520442Y2 JP 1987028209 U JP1987028209 U JP 1987028209U JP 2820987 U JP2820987 U JP 2820987U JP H0520442 Y2 JPH0520442 Y2 JP H0520442Y2
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crushing
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 考案の分野 この考案は、例えば樹脂成形時に発生したラン
ナー等の破砕物を、所定の大きさに破砕する破砕
機に関する。
(ロ) 考案の背景 上述の破砕機には、例えば、第4図に示すよう
な破砕機18(実公昭61−2430号公報)があり、
この破砕機18は、破砕室19内に軸支した回転
軸20を回転して、軸方向に配設した大径と小径
の両破砕刃21,22と、この各破砕刃21,2
2に対設した櫛歯状の固定刃23とで破砕物8を
破砕する。
しかし、上述の破砕物8の一部は、固定刃23
先端に形成した各破砕刃21,22の通過を許容
する各凹部23a…より破砕時に落下するが、一
部は、各破砕刃21,22間の周面に対設した固
定刃23の刃先端部23b…上に残り、同時に、
各破砕刃21,22が回転することにより、各破
砕刃21,22の側面が隔壁の役目をして、残留
した破砕物8が固定刃23の各凹部23a…より
落下するのを阻止されるので、破砕時に破砕した
所定大の破砕物8が円滑に落下しない、このた
め、刃先端部23b…上に残留する所定大の破砕
物8が、堆積する破砕物8の自重により刃部に強
制的に供給され、各破砕刃21,22と固定刃2
3とによりさらに細かく破砕されるので、所定大
の破砕物8が得られないという問題を有してい
る。
(ハ) 考案の目的 この考案は、上部荒破砕機の破砕室内に軸支し
た回転刃体の周面軸方向に、得意な構造の溝部を
形成することで、破砕した破砕物の残留を防止
し、所定の大きさの破砕物が得られる破砕機の提
供を目的とする。
(ニ) 考案の構成 この考案は、荒破砕室内に軸支した回転刃体の周
面一部に、軸方向に段階状に連続し所定大の破砕
物の入り込みを許容する溝部を形成した破砕機で
あることを特徴とする。
(ホ) 考案の作用 この考案は、荒破砕機の回転刃体の各切断刃
と、櫛歯状の固定刃とで破砕物を所定大に破砕
し、この破砕時に固定刃上部に残留する所定大の
破砕物は、回転刃体の溝部が固定刃の刃先端と対
向する位置に回転したときに、残留した破砕物を
溝部に順次入り込ませ、そして、回転刃体の回転
により固定刃より下部に溝部が回転移動すると、
溝部内の破砕物を下方に落下供給する。
そして、溝内に入り込み得ない大きな破砕物
は、再度回転刃体と固定刃とにより適当な大きさ
に破砕されて、溝に入り込み、下方の仕上げ破砕
機に供給されて最適の大きさに処理される。
(ヘ) 考案の効果 この考案によれば、破砕物を破砕した際、固定
刃上部に破砕した破砕物が残留するようなことが
なく、所定大に破砕された破砕物を周面一部の溝
部に誘導して円滑に順次落下させ得る。
そして、溝部に入らない所定大以上の破砕物
は、更に回転刃体と固定刃とによる破砕作用を受
け、溝に入る大きさになつたものを順次下方に落
下させるので、この溝部から大きな破片が破砕作
用を受けずに通過することがなく、基準以下の大
きさに破砕された破砕物のみを落下させる。
しかも溝部は軸方向に連続して形成されている
ので、下段の仕上げ破砕部で破砕できる適度の寸
法のものであれば、破砕物が短軸状のものであれ
ば、溝に沿つて横になつて溝内に入り込んで落下
を許容する。
従つて、破砕機で破砕物を必要以上に細かく破
砕を繰返すことなく、荒破砕機と仕上げ破砕機と
一体となつて、破砕機能の安定した効率的な破砕
処理が行なえる。
(ト) 考案の実施例 この考案の一実施例を以下図面に基づいて詳述
する。
図面は樹脂成形時に発生したランナー等の破砕
物を所定大に破砕する破砕機を示し、第1図乃至
第3図において、この実施例の破砕機は荒破砕機
1と仕上げ破砕機17とからなり、荒破砕機1
は、基台2上段に固定した破砕室3の内部に、軸
周面に長短の各切断刃4,5を多数突設した回転
刃体6を軸支し、この回転刃体6の切断刃4,5
先端に、刃先端部を櫛歯状に形成した固定刃7の
刃先を対設すると共に、回転刃体6の切断刃4,
5以外の周面に、軸方向に連続し所定大の破砕物
8の入り込みを許容する段階状の溝部6aを形成
して構成している。
上述の破砕室3には、第3図に示すように、破
砕物8を一時的にストツクするホツパ9を上部に
固定しており、このホツパ9は、ストツクした破
砕物8を破砕室3内に定量落下させて、回転刃体
6の各切断刃4,5と、固定刃7との切断部10
に供給する。
前述の回転刃体6は、第1図及び第2図に示す
ように、長寸の切断刃4を放射状に突設して形成
した刃部6bを、軸中央部の両側部位に2個所配
設し、この両刃部6b,6b間及び軸両端部に、
短寸の切断刃5を放射状に突設して形成した刃部
6c…を複数配設すると共に、両刃部6b,6b
と、この間に配設した各刃部6c…との間と、軸
両端部の各刃部6c…間及び両軸端に、突起の無
いスペーサ6d…をそれぞれ配設して、各刃部6
b,6cを等間隔に離間して櫛歯状に構成してい
る。
なお、上述の各切断刃4,5は、第2図にも示
すように、円周方向へ刃先を所定角度に若干位置
をずらせて突設している。
上述の回転刃体6の周面一部には、各刃部6
b,6c及びスペーサ6dの切断刃4,5の無い
周面部を切り欠いて、軸方向にジグザグ状に連続
させ、所定大の破砕物8の入り込みを許容する深
さの溝部6aを軸方向に形成している。
上述の回転刃体6は、第3図に示す如く、破砕
室3の両外側部に固定した軸受11,11で両端
を軸支され、一方の軸端に固定した大径スプロケ
ツト12と、破砕室3側部に固定した減速機内蔵
の駆動モータ13の小径スプロケツト14とにチ
エーン15を張架して、破砕時の回転刃体6に加
えられる負荷よりも駆動モータ13側の駆動力を
強力に設定している。
前述の固定刃7は、第2図に示したように、こ
の固定刃7の刃先端部に、回転刃体6の各切断刃
4,5の通過を許容する各凹部7a,7bを対応
位置に形成して、この固定刃7の各凹部7a,7
bを回転刃体6の各切断刃4,5が通過可能な間
隔で、固定刃7の刃先端部を回転刃体6の刃先端
に近接し、基端部を破砕室3内の固定部3aにボ
ルト16…で固定している。
なお、上述の固定刃7は、刃先端部の上面を回
転刃体6側へ傾斜させて、回転刃体6の各切断刃
4,5と固定刃7との交差角度を切断に最適な角
度に設定している。
仕上げ破砕機17は公知の回転刃と固定刃とか
らなるものであり、荒破砕機1から供給された破
砕物を規定寸法に細断する。
このように構成した破砕機で破砕物8を所定大
に破砕する場合、 先ず、駆動モータ13を始動して、第2図に示
す矢印方向へ回転刃体6を回転させると共に、ホ
ツパ9内に貯留した破砕物8を、回転刃体6と固
定刃7との切断部10に定量で落下供給する。
この切断部10に供給された破砕物8は、第2
図に示すように、回転刃体6に突設した長短の両
切断刃4,5と、櫛歯状の固定刃7とで所定の大
きさに破砕される。
すなわち、ホツパ9より供給された破砕物8を
長い両切断刃4,4で荒く破砕した後、連続的に
短い各切断刃5…で、回転刃体6の溝部6aに入
り込み可能な大きさに破砕する。
そして、この破砕された破砕物8は、回転刃体
6の溝部6aが固定刃7の刃先端部と対向する位
置に回転したとき、この回転刃体6の溝部6aに
順次入り込ませて、回転刃体6の回転により固定
刃7の下部に溝部6aが回転移動することで、溝
部6a内の破砕物8を下方へ間欠的に落下供給さ
れた後、下段の仕上げ破砕部17で粉砕され、基
台2下部のトレー17aに貯留される。
このように破砕物8を荒破砕機1と仕上げ破砕
機17とで処理し、荒破砕機1では、連続する仕
上げ破砕機17で処理可能な大きさにまで破砕
し、所定大に破砕された破砕物8を溝部6aに流
入させて間欠的に落下供給するので、回転刃体6
と固定刃7との切断部10上に切断後の破砕物8
が滞留するようなことがなく、荒破砕機1では破
砕物8を所定の大きさに破砕する円滑な破砕処理
が行える。
また、上述の各切断刃4,5の刃先を円周方向
へ所定角度ずらせて突設しているので、破砕物8
を破砕する際、固定刃7と各切断刃4,5の個々
の交差により破砕するので、破砕時に付与される
負荷が常時一定しており、このため、駆動モータ
13の駆動力を一定に設計し、同時に、破砕時に
必要な駆動力を発揮する小型の駆動モータ13及
び駆動機構で済むので、駆動力の省力化と、駆動
機構の簡素化が図れる。
なお、上述の回転刃体6の周面に形成する溝部
6aを、軸方向に不連続状態に円周方向にずらせ
て形成するもよく、この考案は、上述の実施例の
構成のみに限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の一実施例を示し、第1図は荒
破砕機の破砕室内を示す拡大横断平面図、第2図
は第1図の−矢視の拡大縦断側面図、第3図
は破砕機全体の正面図、第4図は従来例の破砕機
を示す横断平面図である。 1……荒破砕機、3……破砕室、4,5……切
断刃、6……回転刃体、6a……溝部、7……固
定刃、8……破砕物。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 上部に荒破砕機を有し、下部に仕上げ破砕機を
    有する破砕機であつて、 荒破砕室の内部に、円周上に多数の切断刃を放
    射状に突設して刃部を形成し、該刃部を隣接する
    刃部ごとに円周方向に所定角度位置をずらせ且つ
    軸方向へ所定間隔離間させて櫛歯状に配設した回
    転刃体を軸支し、上記回転刃体の切断刃先端に、
    刃先端部を櫛歯状に形成した固定刃を対設すると
    共に、前記回転刃体の切断刃以外の周面一部に、
    軸方向に連続した所定大の破砕物の入り込みを許
    容する溝部を形成した 破砕機。
JP1987028209U 1987-02-26 1987-02-26 Expired - Lifetime JPH0520442Y2 (ja)

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JP1987028209U JPH0520442Y2 (ja) 1987-02-26 1987-02-26

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JP1987028209U JPH0520442Y2 (ja) 1987-02-26 1987-02-26

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JPS63136741U JPS63136741U (ja) 1988-09-08
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4961121B2 (ja) * 2005-08-08 2012-06-27 株式会社松井製作所 スプル・ランナ等の廃材樹脂のロータリー式樹脂材料供給装置
JP6533388B2 (ja) * 2015-01-07 2019-06-19 株式会社松井製作所 粉砕機

Citations (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5023393U (ja) * 1973-06-29 1975-03-15

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JPS5023393U (ja) * 1973-06-29 1975-03-15

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JPS63136741U (ja) 1988-09-08

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