JPH0520436A - 検査装置 - Google Patents
検査装置Info
- Publication number
- JPH0520436A JPH0520436A JP3168253A JP16825391A JPH0520436A JP H0520436 A JPH0520436 A JP H0520436A JP 3168253 A JP3168253 A JP 3168253A JP 16825391 A JP16825391 A JP 16825391A JP H0520436 A JPH0520436 A JP H0520436A
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- distortion
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 印刷された画像の歪検査が自動的に行なえる
とともに、適正かつ迅速に行なえるようにする。 【構成】 分割された領域Ａ1 と領域Ｂ1 との正規化相
関値が演算され、その値が最大となる領域の座標（ｉ，
ｊ）から、ずれベクトル（Δｘ，Δｙ）が表示される。
とともに、適正かつ迅速に行なえるようにする。 【構成】 分割された領域Ａ1 と領域Ｂ1 との正規化相
関値が演算され、その値が最大となる領域の座標（ｉ，
ｊ）から、ずれベクトル（Δｘ，Δｙ）が表示される。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、印字文字などの印刷画
像に生じた歪が自動的に検査されるのに好適な検査装置
に関する。
像に生じた歪が自動的に検査されるのに好適な検査装置
に関する。
【０００２】
【従来の技術】例えば、ＶＨＳビデオテープのケースに
は文字などの画像が印刷されるので、その印刷された画
像に歪が生じているか否かの検査が生産ラインで必要と
なり、一般にその検査は作業者の目視により行われてい
る。
は文字などの画像が印刷されるので、その印刷された画
像に歪が生じているか否かの検査が生産ラインで必要と
なり、一般にその検査は作業者の目視により行われてい
る。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、作業者
による検査では、個人差により判定基準にばらつきが生
じ必ずしも適正な検査が行なえないとともに、長時間に
わたって検査が行なえないという問題がある。
による検査では、個人差により判定基準にばらつきが生
じ必ずしも適正な検査が行なえないとともに、長時間に
わたって検査が行なえないという問題がある。
【０００４】本発明の目的は、印刷された画像の歪検査
が自動的に行なえるとともに、適正かつ迅速に行なえる
検査装置を提供することにある。
が自動的に行なえるとともに、適正かつ迅速に行なえる
検査装置を提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明に係る検査装置
は、検査対象となる印刷画像が撮像されて画像情報Ｂ0
が生成される画像情報生成手段と、画像情報Ｂ0 全体が
複数の領域ａ0 ，ｂ0 ，ｃ0 ，ｄ0 に分割され、分割さ
れた領域ａ0 ，ｂ0 ，ｃ0 ，ｄ0 毎に、予め設定された
基準画像データＡ0 に対する分割領域ａ0 ，ｂ0 ，
ｃ0 ，ｄ0 内の画像情報Ｂ0 の正規化相関値が求められ
る演算手段と、求められた正規化相関値に基づいて、印
刷画像Ｂ0 に生じた歪の方向および大きさが、分割され
た領域ａ0 ，ｂ0 ，ｃ0 ，ｄ0 毎に決定される歪決定手
段と、を有することを特徴とする。
は、検査対象となる印刷画像が撮像されて画像情報Ｂ0
が生成される画像情報生成手段と、画像情報Ｂ0 全体が
複数の領域ａ0 ，ｂ0 ，ｃ0 ，ｄ0 に分割され、分割さ
れた領域ａ0 ，ｂ0 ，ｃ0 ，ｄ0 毎に、予め設定された
基準画像データＡ0 に対する分割領域ａ0 ，ｂ0 ，
ｃ0 ，ｄ0 内の画像情報Ｂ0 の正規化相関値が求められ
る演算手段と、求められた正規化相関値に基づいて、印
刷画像Ｂ0 に生じた歪の方向および大きさが、分割され
た領域ａ0 ，ｂ0 ，ｃ0 ，ｄ0 毎に決定される歪決定手
段と、を有することを特徴とする。
【０００６】
【作用】本発明に係る検査装置では、画像情報が複数の
領域に分割され、それら分割された領域毎に、基準画像
データに対する正規化相関値が求められ、その正規化相
関値から、印刷画像に生じた歪みの方向および大きさが
分割された領域毎に決定される。
領域に分割され、それら分割された領域毎に、基準画像
データに対する正規化相関値が求められ、その正規化相
関値から、印刷画像に生じた歪みの方向および大きさが
分割された領域毎に決定される。
【０００７】
【実施例】以下、本発明に係る検査装置の好適な実施例
を、図面に基いて説明する。
を、図面に基いて説明する。
【０００８】この実施例では、印字文字（印刷画像）が
ＣＣＤカメラ等により撮像されて、その印字文字が画像
情報として検査装置のコンピュータ等に取り込まれ（画
像情報生成手段）、その取り込まれた画像情報が複数の
領域に分割される処理がコンピュータで行われる。
ＣＣＤカメラ等により撮像されて、その印字文字が画像
情報として検査装置のコンピュータ等に取り込まれ（画
像情報生成手段）、その取り込まれた画像情報が複数の
領域に分割される処理がコンピュータで行われる。
【０００９】そして、それら領域毎に、基準となる画像
データ（歪のない文字）に対する画像情報の正規化相関
値がコンピュータで演算され（演算出段）、その正規化
相関値が、具体的には、画像データに対する画像情報の
ずれ（歪み）を示すベクトル（方向と大きさ）として算
出されて（歪決定手段）表示される。
データ（歪のない文字）に対する画像情報の正規化相関
値がコンピュータで演算され（演算出段）、その正規化
相関値が、具体的には、画像データに対する画像情報の
ずれ（歪み）を示すベクトル（方向と大きさ）として算
出されて（歪決定手段）表示される。
【００１０】そこで、具体的に文字「ｈ」が傾いて印刷
された場合についての正規化相関値演算手順を説明す
る。
された場合についての正規化相関値演算手順を説明す
る。
【００１１】まず、正規化相関値を演算する基本的原理
は、図１に示されるように、ＸＹ平面上の領域（基準画
像データ）Ａ0 を４次元のベクトルＡ0 （Ｘm0，Ｙm0，
Ｗ1 ，Ｈ1 ）と表わすと、分割された領域Ａ1 はベクト
ルＡ1 （Ｘm0＋Ｘm1，Ｙm0＋Ｙm1，Ｗ1，Ｈ1 ）と表わ
せる。
は、図１に示されるように、ＸＹ平面上の領域（基準画
像データ）Ａ0 を４次元のベクトルＡ0 （Ｘm0，Ｙm0，
Ｗ1 ，Ｈ1 ）と表わすと、分割された領域Ａ1 はベクト
ルＡ1 （Ｘm0＋Ｘm1，Ｙm0＋Ｙm1，Ｗ1，Ｈ1 ）と表わ
せる。
【００１２】また、図２に示された検査領域（画像情
報）Ｂ0 はベクトルＢ0 （Ｘ0 ，Ｙ0 ，Ｗm ，Ｈm ）、
分割領域Ｂ1 はベクトルＢ1 （Ｘ0 ＋Ｘm1，Ｙ0 ＋
Ｙm1，Ｗ1 ，Ｈ1 ）となるので、ベクトルＢ1 を中心と
する領域とベクトルＡ1 との正規化相関値を求めれば良
い。
報）Ｂ0 はベクトルＢ0 （Ｘ0 ，Ｙ0 ，Ｗm ，Ｈm ）、
分割領域Ｂ1 はベクトルＢ1 （Ｘ0 ＋Ｘm1，Ｙ0 ＋
Ｙm1，Ｗ1 ，Ｈ1 ）となるので、ベクトルＢ1 を中心と
する領域とベクトルＡ1 との正規化相関値を求めれば良
い。
【００１３】この場合、まず、領域Ａ1 と領域Ｂ1 の全
体の位置合わせが計算され（図３の手順１）、領域Ｂ1
のベクトルＢ1 が決定される。
体の位置合わせが計算され（図３の手順１）、領域Ｂ1
のベクトルＢ1 が決定される。
【００１４】続いて、ベクトルＢ1 とベクトルＡ1 との
正規化相関値が求められる（手順２）。
正規化相関値が求められる（手順２）。
【００１５】その正規化相関値Ｃijは次式数１（プログ
ラムＣによる擬似コードで表現されている）によって演
算される。
ラムＣによる擬似コードで表現されている）によって演
算される。
【００１６】
【数１】 ｆｏｒ（ｉ＝−ＸL ；ｉ＜＝ＸL ；ｉ＋＋）｛ ｆｏｒ（ｊ＝−ＹL ；ｊ＜＝ＹL ；ｊ＋＋）｛ （Ａ1 と領域（Ｘ0 ＋Ｘm1＋Δｘ，Ｙ0 ＋Ｙm1＋Δｙ，
Ｗ1 ，Ｈ1 ）との正規化相関Ｃijを計算）｝｝
Ｗ1 ，Ｈ1 ）との正規化相関Ｃijを計算）｝｝
【００１７】その結果、（ｉ×ｊ）個の正規化が演算さ
れ、Ｃijが最大となる座標（ｉ，ｊ）が求められる（手
順３）。
れ、Ｃijが最大となる座標（ｉ，ｊ）が求められる（手
順３）。
【００１８】この座標（ｉ，ｊ）から領域Ａ1 に対する
領域Ｂ1のずれ（歪み）ベクトル（Δｘ，Δｙ）が表示
される（手順４）。
領域Ｂ1のずれ（歪み）ベクトル（Δｘ，Δｙ）が表示
される（手順４）。
【００１９】なお、領域Ａ1 が複数ある場合には、各々
の領域Ａ1 について手順１〜手順４の要領で処理が繰り
返される。
の領域Ａ1 について手順１〜手順４の要領で処理が繰り
返される。
【００２０】以上の原理に基いて、図４に示された印字
文字「ｈ」の歪み（基準となる画像データＡ0 に対して
傾いている）が検査される場合、画像データＡ0 と文字
Ｂ0 が正確に位置合わせされることにより、文字Ｂ0 全
体の正規化相関値が最大となるように設定される。
文字「ｈ」の歪み（基準となる画像データＡ0 に対して
傾いている）が検査される場合、画像データＡ0 と文字
Ｂ0 が正確に位置合わせされることにより、文字Ｂ0 全
体の正規化相関値が最大となるように設定される。
【００２１】次に、図５に示されるように分割された領
域ａ0 ，ｂ0 ，ｃ0 ，ｄ0 で、各々正規化相関値が演算
される。
域ａ0 ，ｂ0 ，ｃ0 ，ｄ0 で、各々正規化相関値が演算
される。
【００２２】文字Ｂ0 に歪みがない場合、正規化相関値
は最大となるが、文字Ｂ0 に歪が生じているので、領域
ａ0 では、それに対応する文字Ｂ0 の領域との正規化相
関値よりも、図中、少し右の領域との正規化相関値の方
が大きくなり、文字Ｂ0 が右の方へ歪んでいることが理
解される。
は最大となるが、文字Ｂ0 に歪が生じているので、領域
ａ0 では、それに対応する文字Ｂ0 の領域との正規化相
関値よりも、図中、少し右の領域との正規化相関値の方
が大きくなり、文字Ｂ0 が右の方へ歪んでいることが理
解される。
【００２３】そして、他の領域ｂ0 ，ｃ0 ，ｄ0 につい
ても同様の正規化相関値が求められ、図６に示されるよ
うに、文字Ｂ0 のずれがベクトルａ0 ，ｂ0 ，ｃ0 ，ｄ
0 で表示される。
ても同様の正規化相関値が求められ、図６に示されるよ
うに、文字Ｂ0 のずれがベクトルａ0 ，ｂ0 ，ｃ0 ，ｄ
0 で表示される。
【００２４】この場合、各ベクトルａ0 ，ｂ0 ，ｃ0，
ｄ0 の始点は各々の領域の中心位置とされている。
ｄ0 の始点は各々の領域の中心位置とされている。
【００２５】従って、この例では、文字Ｂ0 が、図４
中、領域ａ0 で右方向、領域ｃ0 では左方向にずれてい
るので、文字Ｂ0 全体として右方向に傾いていることが
理解される。
中、領域ａ0 で右方向、領域ｃ0 では左方向にずれてい
るので、文字Ｂ0 全体として右方向に傾いていることが
理解される。
【００２６】すなわち、表示さたベクトルａ0 ，ｂ0 ，
ｃ0 ，ｄ0 の方向、大きさにより、歪の種類（例えば，
図４の傾き，図７のつぶれ、図８のゴムパッドに起因す
る特定部分の変形）も判定することができる。
ｃ0 ，ｄ0 の方向、大きさにより、歪の種類（例えば，
図４の傾き，図７のつぶれ、図８のゴムパッドに起因す
る特定部分の変形）も判定することができる。
【００２７】以上説明したように、この実施例では、分
割された領域ａ0 ，ｂ0 ，ｃ0 ，ｄ 0 毎に、正規化相関
値が演算されて、印字文字のずれ量がベクトル表示され
るので、印字文字の歪検査が自動的に行われるととも
に、検査が適正かつ迅速に行われる。
割された領域ａ0 ，ｂ0 ，ｃ0 ，ｄ 0 毎に、正規化相関
値が演算されて、印字文字のずれ量がベクトル表示され
るので、印字文字の歪検査が自動的に行われるととも
に、検査が適正かつ迅速に行われる。
【００２８】加えて、領域ａ0 ，ｂ0 ，ｃ0 ，ｄ0 を適
宜設定することにより、目視による検査と略同様な検査
を行うことが可能となる。
宜設定することにより、目視による検査と略同様な検査
を行うことが可能となる。
【００２９】
【発明の効果】以上の説明で理解されるように、本発明
に係る検査装置では、画像情報が複数の領域に分割さ
れ、それら分割された領域毎に、基準画像データに対す
る正規化相関値が求められ、その正規化相関値から、印
刷画像に生じた歪みの方向および大きさが分割された領
域毎に決定される。
に係る検査装置では、画像情報が複数の領域に分割さ
れ、それら分割された領域毎に、基準画像データに対す
る正規化相関値が求められ、その正規化相関値から、印
刷画像に生じた歪みの方向および大きさが分割された領
域毎に決定される。
【００３０】従って、生産ラインでの検査工程が自動化
されるとともに、適正かつ迅速に行なえる。
されるとともに、適正かつ迅速に行なえる。
【００３１】また、検査基準が明確化できることに加
え、分割する領域を適宜設定することにより、目視検査
と略同様の検査が可能となる。
え、分割する領域を適宜設定することにより、目視検査
と略同様の検査が可能となる。
【図１】正規化相関値を求める演算に必要な画像データ
等の説明図である。
等の説明図である。
【図２】検査対象となる画像情報等の説明図である。
【図３】ずれベクトルを表示するまでの手順を示す説明
図である。
図である。
【図４】実際に印字された文字等の説明図である。
【図５】分割さた領域等の説明図である。
【図６】表示されるベクトルの説明図である。
【図７】印字文字がつぶれた場合の説明図である。
【図８】印字文字の特定部分が変形した場合の説明図で
ある。
ある。
Ａ0 画像データ Ａ1 分割領域 Ｂ0 画像情報 Ｂ1 分割領域
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項１】 検査対象となる印刷画像が撮像されて画
像情報が生成される画像情報生成手段と、 画像情報全体が複数の領域に分割され、分割された領域
毎に、予め設定された基準画像データに対する分割領域
内の画像情報の正規化相関値が求められる演算手段と、 求められた正規化相関値に基づいて、印刷画像に生じた
歪方向および大きさが、分割された領域毎に決定される
歪決定手段と、 を有することを特徴とする検査装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3168253A JPH0520436A (ja) | 1991-07-09 | 1991-07-09 | 検査装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3168253A JPH0520436A (ja) | 1991-07-09 | 1991-07-09 | 検査装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0520436A true JPH0520436A (ja) | 1993-01-29 |
Family
ID=15864587
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3168253A Pending JPH0520436A (ja) | 1991-07-09 | 1991-07-09 | 検査装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0520436A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE3021531A1 (de) * | 1979-06-15 | 1981-01-08 | Bridgestone Tire Co Ltd | Geraet zum nachweis eines druckabfalls in der reifenkammer eines rades |
-
1991
- 1991-07-09 JP JP3168253A patent/JPH0520436A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE3021531A1 (de) * | 1979-06-15 | 1981-01-08 | Bridgestone Tire Co Ltd | Geraet zum nachweis eines druckabfalls in der reifenkammer eines rades |
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