JPH05203827A - 多芯光ファイバの接続部検査方法 - Google Patents

多芯光ファイバの接続部検査方法

Info

Publication number
JPH05203827A
JPH05203827A JP3430692A JP3430692A JPH05203827A JP H05203827 A JPH05203827 A JP H05203827A JP 3430692 A JP3430692 A JP 3430692A JP 3430692 A JP3430692 A JP 3430692A JP H05203827 A JPH05203827 A JP H05203827A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
core
optical fiber
inspection
inspecting
image
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3430692A
Other languages
English (en)
Inventor
Mikio Yoshinuma
幹夫 吉沼
Hiroyuki Taya
浩之 田谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujikura Ltd
Original Assignee
Fujikura Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujikura Ltd filed Critical Fujikura Ltd
Priority to JP3430692A priority Critical patent/JPH05203827A/ja
Publication of JPH05203827A publication Critical patent/JPH05203827A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Mechanical Coupling Of Light Guides (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、多芯光ファイバの一括融着接続な
どの際、接続部分を撮像装置系により観察して、接続部
の軸ずれなどを検査する検査方法に係り、特に、各芯線
の全部や各芯線毎の検査を可能として高い接続精度が得
られる検査方法を提供することを目的とするものであ
る。 【構成】 本発明は、多芯光ファイバFの接続部に照明
された透過光像(X像、Y像)を撮像装置系2を用いて
捉えて当該接続部を検査する検査方法において、前記撮
像装置系2の光学系13にズーム機能を持たせるなどし
て、前記多芯光ファイバFの各芯線f1 〜fnの全部を
検査したり、あるいは各芯線f1 〜fn毎に焦点合わせ
てコア位置を直接検査したりするもので、これにより、
各芯線f1 〜fnの最適な接合状態が得られるので、接
続ロスが小さく、極めて高い精度での融着接続が得られ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、多芯光ファイバの一括
融着接続などの際、接続部分を撮像装置系により観察し
て、接続部の軸ずれなどを検査する検査方法に係り、特
に、撮像装置系の光学系にズーム機能を持たせるなどし
て、各芯線の全部や、各芯線毎の検査を可能とした検査
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】多芯光ファイバの融着接続においては、
先ず、被覆を除去し、切断した後、その接続しようとす
る各芯線の端部を、例えば図2に示した如き多芯一括融
着接続器100の一対の放電電極101,101が対峙
してなる融着部分において突き合わせて行う。つまり、
接続しようとする多芯光ファイバF,Fの各芯線f1
fn,f1 〜fnを多芯一括融着接続器100のV溝台
102,102に載せ、クランプ103,103により
押さえて端面設定を行い、この後、電極101,101
からの放電により加熱して、融着接続している。
【0003】そして、損失の推定を行うために融着接続
の前後に、当然各芯線f1 〜fnの軸ずれなどを検査す
る必要がある。この軸ずれなどの検査方法としては、大
別して1方向からの照射光による検査方法(1方向観察
法)と2方向からの照射光による検査方法(2方向観察
法)が提案されている。
【0004】上記1方向観察法は、上記多芯光ファイバ
Fの各芯線f1 〜fnの成す面の法線方向からの照射光
による透過光像を、上述した多芯一括融着接続器100
に組み付けられたTVカメラなどの撮像装置系により捉
えて観察するもので、各芯線f1 〜fnの成す面方向の
軸ずれはもちろんのこと、光軸方向の軸ずれも、ファイ
バ像内の明暗部の幅の変化により検出することができ
る。つまり、光軸方向の軸ずれがあると、TVカメラな
どの対物レンズからの距離が変化するため、コア(明
部)とクラッド(暗部)からなる明暗部の幅に変化が生
じるからである。この方法は、1方向からの観察のみで
よく迅速に行えるという利点があるものの、接続部にお
ける各芯線f1 〜fn外径の太りや細りなどの影響によ
り検出精度が低下するという欠点があった。
【0005】これに対して、上記2方向観察法は、図3
に示した如き原理によるもので、例えば各芯線f1 〜f
nの成す面と直交する側方に反射ミラ1を設置し、図中
右上方からの2つの照明光L1 ,L2 を多芯光ファイバ
Fの各芯線f1 〜fnに照射し、その各透過光像(X
像、Y像)をやはりTVカメラなどの撮像装置系2によ
り捉えて観察するものである。つまり、この方法は、互
いに垂直な2方向の照明光L1 ,L2 を、各芯線像が重
なり合わない範囲で、各芯線f1 〜fnの成す面の法線
方向と45度をなす2方向から観察する方法である。こ
の方法によると、多少時間がかかるものの、上記1方向
観察法に比べると、検出誤差が数分の1になるなどの利
点が得られる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな優れた2方向観察法にあっても、本発明者等におい
てより詳細に検討したところ、次のような改善すべき余
地が見出された。つまり、図3の撮像装置系2において
は、その光学系3(対物レンズ内蔵の光学系)により、
一度に全芯線f1 〜fnの画像を結像させるため、例え
ば便宜的に各芯線f1 〜fn列の中心の芯線に焦点を合
わせていた。
【0007】ところが、このような結像方式では、上記
全芯線f1 〜fnの成す面の方向が光学系3の対物レン
ズに対して平行ではないため、中心の芯線からはずれた
他の芯線はぼけた像となる。したがって、この透過光像
を撮像装置系2でモニター(監視)しながら、上述した
軸ずれ検査を行っても、すべての芯線f1 〜fnにおい
て正確な検査が行われるとは限らず、正確な接続損失の
推定が行えないと共に、融着前に正確な軸ずれ修正を行
うことの大きな障害となっていた。
【0008】本発明は、このような従来の実情に鑑みて
なされたもので、その大きな特徴は、例えば撮像装置系
の光学系にズーム機能などを持たせて、各芯線の全部は
もちろんのこと、各芯線毎の検査をも可能にしたもので
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】かゝる本発明のより具体
的な構成は、多芯光ファイバの接続部に照明された透過
光像を撮像装置系を用いて捉えて当該接続部を検査する
検査方法において、前記撮像装置系の光学系により前記
多芯光ファイバの各芯線毎に焦点合わせを行い、コア位
置を直接検出して検査する多芯光ファイバの接続部検査
方法にある。
【0010】
【作用】各芯線毎の焦点合わせにより、すべての芯線に
おいて正確な軸ずれデータが得られるため、接続ロスを
最小限に抑えることができる。
【0011】
【実施例】図1は、本発明に係る多芯光ファイバの接続
部検査方法の一実施例を示したもので、この接続部検査
方法も、基本的には、上記図3の場合とほぼ同様である
が、本方法では、多芯光ファイバFの各芯線f1 〜fn
毎に焦点合わせができるように、TVカメラなどの撮像
装置系2の光学系13の一部に可動レンズ系13aを内
蔵させて、縮小〜拡大が自在にできるズーム機能を持た
せてある。このズーム化された撮像装置系2は、図示し
ないが、本発明用の多芯一括融着接続器に組み込んであ
る。
【0012】したがって、実際の融着に際しては、先
ず、光学系13の倍率を小さくして、接続しようとする
多芯光ファイバFの全芯線f1 〜fnの透過光像(X
像、Y像)を捉える。この場合は、例えば従来と同様便
宜的に各芯線f1 〜fn列の中心の芯線に焦点を合わせ
る。これにより、通常の軸ずれなどの測定が行われる。
【0013】この後、直ちに融着接続することもできる
が、融着前の正確性をさらに高めるためには、光学系1
3の倍率を大きくして、各芯線f1 〜fn毎の透過光像
(X像、Y像)を捉えて、軸ずれなどを修正する。
【0014】次に、多芯一括融着接続器の電極から放電
させて、当該芯線f1 〜fnの接続端部を加熱すれば、
融着接続が行われる。
【0015】融着後の接続状態を確認するには、やはり
光学系13の倍率を大きくして、各芯線f1 〜fn毎の
透過光像(X像、Y像)を捉えてコア位置を直接検出
し、高精度で軸ずれなどを測定する。このため、より正
確な接続損失の推定が可能となる。もちろん、この融着
後の検査により、正確な接続状態が得られていないこと
が判れば、当該接続部を切断除去して、再度やり直せば
よい。
【0016】因に、従来の全芯線の結像を得る2方向観
察法により検査した場合、当該従来の多芯一括接続では
個々の芯線のコア位置を検出していないため、コアに偏
心がある場合、推定損失が誤った値となって、実損失と
の誤差が大きかったのに比べて、本発明方法による検査
では、コア位置の検出が可能であるため、推定損失の精
度が大幅に改善できた。また、本発明方法の場合、融着
前にコア位置を正確に検出して、各芯線を個別に調心す
ることができるため、接続精度が大幅に改善できた。例
えば、従来方法の場合、1.3μmの光ファイバで平均
0.1dB前後、1.55μmの光ファイバで平均0.
15dB前後になる接続が、本発明方法の場合には、
1.3μmおよび1.55μmのいずれの光ファイバで
も平均0.05dB以下であって、大幅な改善が図られ
ていた。
【0017】なお、上記実施例では、1個の光学系によ
り、多芯光ファイバFの各芯線f1 〜fnの全部の画像
を得たり、各芯線f1 〜fn毎に焦点合わせたりするこ
とが適宜選択できるようにするため、撮像装置系2の光
学系13にズーム機能を持たせたものであったが、本発
明ではこれに限定されず、複数の焦点距離の異なるレン
ズ系を内蔵させた切換方式などで対応することも可能で
ある。
【0018】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明に
係る多芯光ファイバの接続部検査方法によれば、多芯光
ファイバの接続部に照明された透過光像を撮像装置系を
用いて捉えて当該接続部を検査する検査方法において、
撮像装置系の光学系にズーム機能などを持たせてあるた
め、各芯線の全部や、各芯線毎の検査が可能となって、
すべての芯線において最適な接合状態が得られるので、
極めて高い精度での軸ずれなどの検査が行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る多芯光ファイバの接続部検査方法
の一実施例を示した概略説明図である。
【図2】多芯一括融着接続器における多芯光ファイバの
融着部分の内部構造を示した部分斜視図である。
【図3】従来の多芯光ファイバの接続部検査方法の一例
を示した概略説明図である。
【符号の説明】
1 反射ミラ、 2 撮像装置系、 13 光学系、 13a 可動レンズ系、 F 多芯光ファイバ、 f1 〜fn 芯線、 L1 〜L2 照明光、

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多芯光ファイバの接続部に照明された透
    過光像を撮像装置系を用いて捉えて当該接続部を検査す
    る検査方法において、前記撮像装置系の光学系により前
    記多芯光ファイバの各芯線毎に焦点合わせを行い、コア
    位置を直接検出して検査することを特徴する多芯光ファ
    イバの接続部検査方法。
  2. 【請求項2】 前記撮像装置系の光学系にズーム機能を
    持たせ、多芯光ファイバの接続部の全芯線を同時に検査
    する工程と、多芯光ファイバの接続部の各芯線毎に検査
    する工程とが適宜選べるようにしてなることを特徴とす
    る多芯光ファイバの接続部検査方法。
JP3430692A 1992-01-25 1992-01-25 多芯光ファイバの接続部検査方法 Pending JPH05203827A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3430692A JPH05203827A (ja) 1992-01-25 1992-01-25 多芯光ファイバの接続部検査方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3430692A JPH05203827A (ja) 1992-01-25 1992-01-25 多芯光ファイバの接続部検査方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05203827A true JPH05203827A (ja) 1993-08-13

Family

ID=12410479

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3430692A Pending JPH05203827A (ja) 1992-01-25 1992-01-25 多芯光ファイバの接続部検査方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05203827A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3500850B2 (ja) リボン型光ファイバの突き合せ部を観察する方法及び観察装置
JP5424646B2 (ja) 光ファイバを融着接続するためのコアの軸合わせ
SE523806C2 (sv) Förfarande och anordning för att inrikta polarisationsaxlarna hos fiberändar i två optiska polarisationsbevarande fibrer med varandra
JP4856840B2 (ja) 光ファイバの種類の決定
JP3654904B2 (ja) ツインコアを有する光ファイバとシングルコアを有するファイバとの接続
JP2010261730A (ja) 光ファイバの観察方法および観察装置
JPH05203827A (ja) 多芯光ファイバの接続部検査方法
JPH0534646B2 (ja)
JP3418296B2 (ja) 異径光ファイバの軸ずれ量検出方法
JP3142751B2 (ja) 光ファイバの融着接続装置
JPH0237306A (ja) 多芯光ファイバの接続部検査方法
JPH0352604B2 (ja)
JP2684075B2 (ja) 多芯光ファイバの接続部検査方法
JP2888730B2 (ja) 光ファイバ観察方法及び観察装置
WO2022210213A1 (ja) 融着接続装置
US7113626B1 (en) Automated UV recoat inspection system and method
JP2842627B2 (ja) 光ファイバの多心一括融着接続方法
JP2612887B2 (ja) 光ファイバ端面状態の観察方法
JPS62203104A (ja) 光フアイバ端面間隔設定方法
JP2005024579A (ja) 光伝送モジュールの接続方法および装置、および光導波路におけるコア位置検出方法
JPS63279136A (ja) 輝度分布測定装置
JPH0348459B2 (ja)
JPH0685008B2 (ja) テ−プ型光フアイバの接続損失評価方法
JPH01217307A (ja) 光ファイバの検査装置
JPS62240910A (ja) 光フアイバの位置検出方法