JPH05203273A - スターリングサイクル装置 - Google Patents

スターリングサイクル装置

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JPH05203273A
JPH05203273A JP1056292A JP1056292A JPH05203273A JP H05203273 A JPH05203273 A JP H05203273A JP 1056292 A JP1056292 A JP 1056292A JP 1056292 A JP1056292 A JP 1056292A JP H05203273 A JPH05203273 A JP H05203273A
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JP
Japan
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pressure
gas
cylinder
gas passage
crank chamber
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JP1056292A
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English (en)
Inventor
Katsumasa Araoka
勝政 荒岡
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Publication of JPH05203273A publication Critical patent/JPH05203273A/ja
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02GHOT GAS OR COMBUSTION-PRODUCT POSITIVE-DISPLACEMENT ENGINE PLANTS; USE OF WASTE HEAT OF COMBUSTION ENGINES; NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F02G1/00Hot gas positive-displacement engine plants
    • F02G1/04Hot gas positive-displacement engine plants of closed-cycle type
    • F02G1/043Hot gas positive-displacement engine plants of closed-cycle type the engine being operated by expansion and contraction of a mass of working gas which is heated and cooled in one of a plurality of constantly communicating expansible chambers, e.g. Stirling cycle type engines
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02GHOT GAS OR COMBUSTION-PRODUCT POSITIVE-DISPLACEMENT ENGINE PLANTS; USE OF WASTE HEAT OF COMBUSTION ENGINES; NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F02G2243/00Stirling type engines having closed regenerative thermodynamic cycles with flow controlled by volume changes
    • F02G2243/30Stirling type engines having closed regenerative thermodynamic cycles with flow controlled by volume changes having their pistons and displacers each in separate cylinders
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02GHOT GAS OR COMBUSTION-PRODUCT POSITIVE-DISPLACEMENT ENGINE PLANTS; USE OF WASTE HEAT OF COMBUSTION ENGINES; NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F02G2243/00Stirling type engines having closed regenerative thermodynamic cycles with flow controlled by volume changes
    • F02G2243/30Stirling type engines having closed regenerative thermodynamic cycles with flow controlled by volume changes having their pistons and displacers each in separate cylinders
    • F02G2243/34Regenerative displacers having their cylinders at right angle, e.g. "Robinson" engines

Abstract

(57)【要約】 【目的】 小形でサイクル作業空間内のガス置換が容易
に行えるスタ−リングサイクル装置を提供する。 【構成】 本体ケース51に設けられたクランク室54
を動作ガスのバッファ室として用い、また本体ケース5
1に圧縮シリンダ52と膨張シリンダ53とを接続する
ガス通路63と、ガス通路63の圧力及びクランク室5
4とガス通路63間の圧力差にもとづきクランク室54
とガス通路63の間を順方向及び逆方向にそれぞれ開閉
してガス通路63の圧力調整を行い、またクランク室5
4とガス通路63の間を連通可能とする圧力調整機構6
7を設けているため、装置を小形にしながらガス置換に
際しクランク室54とガス通路63の間を連通させ、両
者のガス置換を同時にかつ簡単に実施することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、圧縮性気体を動作ガス
として用いて運転されるスタ−リングサイクル装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】周知の通り、スタ−リングサイクルは動
作ガスとしてヘリウム、水素、窒素などの圧縮性気体を
用い、この動作ガスを圧縮及び膨張させて熱の放熱・吸
収を行う。そして、このスタ−リングサイクルを利用し
たスタ−リングサイクル装置には、スタ−リングエンジ
ンや逆スタ−リングサイクル冷凍機等が知られている。
【0003】以下、従来のスタ−リングサイクル装置に
ついて、逆スタ−リングサイクル冷凍機の概要を示す図
4を参照して説明する。図4は構成図である。
【0004】図において、冷凍機の本体ケース1は、そ
の内部に軸中心を直交させた圧縮シリンダ2及び膨張シ
リンダ3と、両シリンダ2,3の直交側の片端が開口し
たクランク室4とが画成されている。クランク室4には
図示しないモータで回転駆動されるクランク軸5が収納
され、このクランク軸5には、圧縮シリンダ2及び膨張
シリンダ3内を90度の位相差をもって往復動する圧縮
ピストン6及び膨張ピストン7が、コネクティングロッ
ド8,9を介して連設されている。なお両ピストン6,
7の外周にはシール部材10が装着されている。
【0005】また、膨張ピストン7には金網等で構成さ
れた蓄熱器11が一体構成され、その一端は膨張ピスト
ン7及び膨張シリンダ3に形成されたガス通路12を通
じて膨張シリンダ3外面のポート13に開口し、他端は
膨張シリンダ3の他端部に形成されるシリンダ室14に
開口している。
【0006】一方、圧縮シリンダ2に形成されたガス通
路15は、一端が圧縮シリンダ2外面のポート16に開
口し、他端が圧縮シリンダ2の他端部に形成されるシリ
ンダ室17に開口している。
【0007】そして、膨張シリンダ3のポート13と圧
縮シリンダ2のポート16の間にはパイプ18が外部配
管してあり、そのポート13側の中間部には外周に多数
の放熱フィンがろう付けされてなる放熱器19が形成さ
れている。さらにパイプ18のポート16側の中間部に
は、動作ガスが加圧封入されたバッファタンク20がチ
ェック弁21,22を介して接続されている。
【0008】チェック弁21,22は、パイプ18とバ
ッファタンク20の間の圧力差が所定値以上になると動
作するもので、パイプ18の圧力がバッファタンク20
の圧力よりも所定の圧力差以上に低下した場合には、チ
ェック弁21が作動して動作ガスをバッファタンク20
からパイプ18へ流し、パイプ18の圧力を上昇させ
る。また逆にパイプ18の圧力がバッファタンク20の
圧力よりも所定の圧力差以上に上昇した場合には、チェ
ック弁22が作動して動作ガスをパイプ18からバッフ
ァタンク20へ流し、パイプ18の圧力を降下させる。
【0009】このように構成された冷凍機では、次のよ
うに動作する。
【0010】すなわち、クランク軸5の回転により、こ
れに連結された圧縮ピストン6及び膨張ピストン7が圧
縮シリンダ2及び膨張シリンダ3内で90度の位相差を
もってそれぞれ往復動する。この動きに対応して圧縮シ
リンダ2のシリンダ室17に導入された動作ガスは、圧
縮され、この時発生した圧縮熱は放熱器19で外部に放
出される。
【0011】また、放熱によってポート13で常温高圧
となっている動作ガスは、膨張ピストン7内の蓄熱器1
1へ熱を放熱しながら膨張シリンダ3のシリンダ室14
に導入され、膨張シリンダ3の他端部に熱結合された図
示しない被冷却体から熱を吸収しながら膨張する。
【0012】さらに、低温度となった動作ガスは、両ピ
ストン6,7の逆方向の動きにともなって蓄熱器11か
ら吸熱して徐々に温度、圧力を上昇し、放熱器19を通
って圧縮シリンダ2に戻る。そして再び圧縮、膨張が行
われ、これが繰り返されることによって膨張シリンダ3
の他端部による冷凍が実行される。
【0013】しかしながら上記の従来技術においては、
装置の能力の低下や信頼性の低下をまねく、略正弦波で
変化する動作ガスの圧力の基底圧力及び振幅の不安定現
象を解消するために、パイプ18の途中に動作ガスを加
圧封入したバッファタンク20をチェック弁21,22
を介して接続しているものの、冷凍機の本体ケース1の
外部に、パイプ18やバッファタンク20及び2つのチ
ェック弁21,22が設けられることになって、装置が
大きなものになる。
【0014】また、動作ガスが流通するサイクルの作業
空間内を当初あるいは点検時等に動作ガスで置換するた
めに、チェック弁21,22で分離されている両シリン
ダ2,3やパイプ18等のガス流通空間とバッファタン
ク20とに排気口や弁を設ける必要があり、配管の構成
や置換作業を複雑なものとしている。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】従来のスターリングサ
イクル装置は、上記のように外部にパイプやタンク等を
要するために装置が大形となり、また作業空間内のガス
置換が複雑なものとなるといった問題点を有している。
本発明は上記状況に鑑みてなされたもので、その目的と
するところは外部に設けられるタンクや配管等をなくし
たり、少なくして装置を小形なものとすると共に、作業
空間内のガス置換が容易に行えるようにするようにした
スタ−リングサイクル装置を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明のスタ−リングサ
イクル装置は、本体ケースと、この本体ケースに画成さ
れた圧縮シリンダ及び膨張シリンダと、これらの圧縮シ
リンダ及び膨張シリンダ内をそれぞれ往復動する圧縮ピ
ストン及び膨張ピストンと、これらの圧縮ピストン及び
膨張ピストンを駆動するクランク軸を収納する本体ケー
スに形成されたクランク室とを備えたスタ−リングサイ
クル装置において、クランク室が動作ガスのバッファ室
として用いられると共に、本体ケースには、圧縮シリン
ダと膨張シリンダとを接続するガス通路が形成され、こ
のガス通路の圧力及びクランク室と該ガス通路間と圧力
差にもとづき該クランク室と該ガス通路と間を順方向及
び逆方向にそれぞれ開閉して該ガス通路の圧力調整を行
い、かつ該クランク室と該ガス通路と間を連通可能とす
る圧力調整機構が具備されていることを特徴とするもの
である。
【0017】
【作用】上記のように構成されたスタ−リングサイクル
装置は、クランク室を動作ガスのバッファ室として用
い、また本体ケースに圧縮シリンダと膨張シリンダとを
接続するガス通路を形成しているために装置を小形なも
のとすることができる。さらに本体ケースに圧力調整機
構を設けてガス通路の圧力及びクランク室とガス通路間
の圧力差にもとづきクランク室とガス通路の間を順方向
及び逆方向にそれぞれ開閉してガス通路の圧力調整を行
い、また該クランク室と該ガス通路の間を連通可能とし
ている。したがって、動作ガスに生じる圧力の不安定現
象が解消できるようにしながら、サイクルの作業空間内
のガス置換に際してはクランク室とガス通路の間を連通
させて行え、両者のガス置換を同時にかつ簡単に実施す
ることができる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の一実施例の逆スタ−リングサ
イクル冷凍機を図1乃至図3を参照して説明する。図1
は冷凍機の断面図であって、図2は自動圧力調整機構部
分の拡大断面図であり、図3は動作ガス置換時の自動圧
力調整機構部分の拡大断面図である。
【0019】図において、冷凍機の本体ケース51は、
その内部に軸中心を直交させた圧縮シリンダ52及び膨
張シリンダ53と、両シリンダ52,53の軸中心が直
交する側の片端が開口したクランク室54とが画成され
ている。クランク室54には図示しないモータで回転駆
動されるクランク軸55が収納され、このクランク軸5
5には、圧縮シリンダ52及び膨張シリンダ53内を9
0度の位相差をもってそれぞれに往復動する圧縮ピスト
ン56及び膨張ピストン57が、コネクティングロッド
58,59を介して連設されている。また圧縮シリンダ
52は外周壁面に多数の放熱用フィン60が形成されて
いる。なお両ピストン56,57の外周には、各シリン
ダ52,53内を気密に各ピストン56,57が往復動
するようにシール部材61が装着されている。
【0020】また、圧縮シリンダ52と膨張シリンダ5
3の間の本体ケース51壁内には、一端が圧縮シリンダ
52の他端側のシリンダ室62に開口し、他端が膨張シ
リンダ53の片端部に開口するガス通路63が穿設され
ている。さらに両シリンダ52,53の間の本体ケース
51壁には、ガス通路63に交差連通してクランク室5
4に開口するように貫通孔64が貫通しており、この貫
通孔64に第1の弁65と第2の弁66を形成する圧力
調整機構67が設けられる。
【0021】そして、圧力調整機構67の第1の弁65
は、次のように構成される。貫通孔64はクランク室5
4への開口部分が径小に形成され、この径小の貫通孔6
4内に第1の弁座68が形成されており、また貫通孔6
4には弁棒69がその外周面に形成されたねじ部によっ
て気密に本体ケース51の外部側から取り付けられてい
る。さらに弁棒69には進退可能に貫通孔64より外径
が径小な弁体70が設けられ、この弁体70が付勢され
ることでその片端が第1の弁座68に当接するようにな
っている。
【0022】すなわち、弁棒69には片端に内向きフラ
ンジを有して開口する中空部71が形成されており、こ
の中空部71内に、弁体70の他端部に形成されたフラ
ンジ72が遊嵌されている。さらに弁体70は、その他
端部が中空部71内に縮設されたコイルスプリング73
によってクランク室54方向に付勢され、そして片端部
を中空部71の開口から延出させ軸方向に出入可能とな
るようにして弁棒69に装着される。なお中空部71の
開口の内向きフランジとフランジ72とが係合すること
によって、弁体70は軸方向の出入の範囲が規定され
る。
【0023】また、第2の弁66は弁体70に形成され
る。弁体70は中間部に軸に交差するように穿設された
連通孔74が貫通しており、これにより貫通孔64を形
成することで圧縮シリンダ52側と、膨張シリンダ53
側とに分断される形となったガス通路63が連通させれ
たものとなる。さらに弁体70はクランク室54側の片
端面と連通孔75の内面とに開口するように、軸方向の
弁孔75が穿設されている。そして弁孔75内の連通孔
74への開口部分近傍に第2の弁座76が形成されてい
て、この第2の弁座76には、弁孔75内に縮設された
コイルスプリング77によってボール78が連通孔74
方向に付勢されて当接している。
【0024】これにより自動圧力調整機構65は、圧縮
シリンダ52と膨張シリンダ53の間を連通するガス通
路63及び連通孔74とクランク室54間の圧力差が所
定値以上になると動作するもので、ガス通路63の圧力
がクランク室54の圧力よりも所定の圧力差以上に低下
した場合には、第1の弁65が作動してガス通路63と
クランク室54とが連通し、ガス通路63の圧力を上昇
させる。また逆にガス通路63の圧力がクランク室54
の圧力よりも所定の圧力差以上に上昇した場合には、第
2の弁66が作動してガス通路63とクランク室54と
が連通し、ガス通路63の圧力を降下させる。
【0025】一方、膨張ピストン57には金網等で構成
された蓄熱器79が一体構成され、その一端は膨張ピス
トン57内のガス通路80を通じて本体ケース51壁に
形成されたガス通路63に連通し、他端は膨張シリンダ
53の他端部に形成されるシリンダ室81に開口してい
る。
【0026】このように構成された冷凍機では、例えば
ヘリウムガスを動作ガスとしており、このヘリウムガス
は両シリンダ52,53のシリンダ室62,81やガス
通路63等のガス流通空間とクランク室54に加圧封入
されている。
【0027】そして、冷凍機の運転に先立って行うサイ
クルの作業空間へのヘリウムガスの加圧封入は、先ず図
3に示すように圧力調整機構67の弁棒69を、弁体7
0の片端が第1の弁座68から離れるまで引き上げて第
1の弁65を強制的に開き、ガス通路63とクランク室
54とを連通させる。次いでシリンダ室62,81やガ
ス通路63等及びクランク室54に共通して設けた図示
しない1つの排気口や弁によって一度に内部を真空排気
し、その後にヘリウムガスを加圧封入する。そして弁棒
69を、弁体70の片端が第1の弁座68に所定の押圧
力で当接されるように取り付ける。
【0028】サイクルの作業空間へのヘリウムガスの加
圧封入が終了した後、図示しないモータを駆動してクラ
ンク軸55を回転させる。クランク軸55の回転によ
り、これに連結された圧縮ピストン56及び膨張ピスト
ン57が圧縮シリンダ52及び膨張シリンダ53内で9
0度の位相差をもってそれぞれ往復動する。
【0029】この動きに対応して圧縮シリンダ52のシ
リンダ室62に導入されたヘリウムガスは圧縮される。
この時発生した圧縮熱は、圧縮シリンダ52の外面に設
けられた放熱用のフィン60で熱交換が促進されて外部
に放出される。
【0030】そして、放熱によって常温高圧となってい
るヘリウムガスは、ガス通路63を通り、膨張ピストン
57内の蓄熱器79へ熱を放熱しながら膨張シリンダ5
3のシリンダ室81に導入され、膨張シリンダ53の他
端部に熱結合された図示しない被冷却体から熱を吸収し
ながら膨張する。
【0031】また、被冷却体から熱を吸収しながら膨張
し低温度となったヘリウムガスは、死点を通過した両ピ
ストン56,57の逆方向の動きにともなって蓄熱器7
9から吸熱して徐々に温度、圧力を上昇し、ガス通路6
3を通って圧縮シリンダ2に戻る。そして再び圧縮、膨
張が行われ、これが繰り返されることによって膨張シリ
ンダ53の他端部による冷凍が実行される。
【0032】上記の運転過程で、ガス通路63のヘリウ
ムガス圧力が下がってクランク室54に封入されたヘリ
ウムガス圧力よりも所定の圧力差以上に低下した場合に
は、圧力調整機構67の第1の弁65が作動して開き、
ガス通路63とクランク室54とが連通してガス通路6
3の圧力を上昇させる。また逆にガス通路63のヘリウ
ムガス圧力がクランク室54に封入されたヘリウムガス
圧力よりも所定の圧力差以上に上昇した場合には、第2
の弁66が作動して開き、ガス通路63とクランク室5
4とが連通し、ガス通路63の圧力を所要の圧力にまで
降下させる。
【0033】このように構成されているため、冷凍機の
能力の低下や信頼性の低下をまねく、略正弦波で変化す
る動作ガスの圧力の基底圧力及び振幅の不安定現象が、
第1の弁65と第2の弁66の作動によって解消できる
と共に、これら第1の弁65と第2の弁66が、一つの
圧力調整機構67としてコンパクトにまとめられて冷凍
機の本体ケース51に内蔵され、またクランク室54に
ヘリウムガスを加圧封入してバッファタンクとしてお
り、本体ケース51の外部に別途にタンクやパイプを設
ける必要がなく、冷凍機を小さく形成することができ
る。、また、ヘリウムガスが流通するサイクルの作業空
間内を、当初あるいは点検時等にヘリウムガスで置換す
る場合にも、圧力調整機構67の弁棒69のねじ込み量
を加減することで、両シリンダ52,53のシリンダ室
62,81やガス通路63等のガス流通空間とクランク
室54とを連通状態とすることができ、これによって全
てを同時にヘリウムガスで置換することができる。この
ため置換のための排気口や弁を複数設ける必要がなく、
配管の構成や置換作業も簡単なものとなる。
【0034】尚、上記の実施例においてはヘリウムガス
を用いた冷凍機について説明したがこれに限定されるも
のではなく、他の動作ガスを用いたものやスターリング
エンジン等他のスターリングサイクル装置に適用できる
もので、要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施し
得るものである。
【0035】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
は、クランク室を動作ガスのバッファ室として用い、ま
た本体ケースに圧縮シリンダと膨張シリンダとを接続す
るガス通路を形成し、さらにガス通路の圧力及びクラン
ク室とガス通路間の圧力差にもとづきクランク室とガス
通路の間を順方向及び逆方向にそれぞれ開閉してガス通
路の圧力調整を行う圧力調整機構を具備するように構成
したことにより、装置を小形なものとすることができ、
サイクルの作業空間内のガス置換が単純な構成のもとに
容易に行える等の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す断面図である。
【図2】同上実施例の圧力調整機構を示す要部拡大断面
図である。
【図3】同上実施例の圧力調整機構部分のガス置換時の
状態を示す要部拡大断面図である。
【図4】従来例を示す構成図である。
【符号の説明】
51…本体ケース 52…圧縮シリンダ 53…膨張シリンダ 54…クランク室 55…クランク軸 56…圧縮ピストン 57…膨張ピストン 63…ガス通路 65…第1の弁 66…第2の弁 67…圧力調整機構

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体ケースと、この本体ケースに画成さ
    れた圧縮シリンダ及び膨張シリンダと、これらの圧縮シ
    リンダ及び膨張シリンダ内をそれぞれ往復動する圧縮ピ
    ストン及び膨張ピストンと、これらの圧縮ピストン及び
    膨張ピストンを駆動するクランク軸を収納する前記本体
    ケースに形成されたクランク室とを備えたスタ−リング
    サイクル装置において、前記クランク室が動作ガスのバ
    ッファ室として用いられると共に、前記本体ケースに
    は、前記圧縮シリンダと前記膨張シリンダとを接続する
    ガス通路が形成され、このガス通路の圧力及び前記クラ
    ンク室と該ガス通路間との圧力差にもとづき該クランク
    室と該ガス通路との間を順方向及び逆方向にそれぞれ開
    閉して該ガス通路の圧力調整を行い、かつ該クランク室
    と該ガス通路との間を連通可能とする圧力調整機構が具
    備されていることを特徴とするスタ−リングサイクル装
    置。
JP1056292A 1992-01-24 1992-01-24 スターリングサイクル装置 Pending JPH05203273A (ja)

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JP1056292A JPH05203273A (ja) 1992-01-24 1992-01-24 スターリングサイクル装置

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6532749B2 (en) 1999-09-22 2003-03-18 The Coca-Cola Company Stirling-based heating and cooling device
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KR101490733B1 (ko) * 2014-08-14 2015-02-11 하나기술(주) 유로 분리형 스터링냉각기
JP2017150444A (ja) * 2016-02-26 2017-08-31 ヤンマー株式会社 スターリングエンジンの出力調整装置

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