JPH05203200A - 冷水供給装置 - Google Patents
冷水供給装置Info
- Publication number
- JPH05203200A JPH05203200A JP1472492A JP1472492A JPH05203200A JP H05203200 A JPH05203200 A JP H05203200A JP 1472492 A JP1472492 A JP 1472492A JP 1472492 A JP1472492 A JP 1472492A JP H05203200 A JPH05203200 A JP H05203200A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cold water
- temperature
- water supply
- water temperature
- chilled
- Prior art date
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- Pending
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- Other Air-Conditioning Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】水温センサ5に異常が生じた場合に、各冷水供
給ユニットの出口冷水温度を出口水温センサ4で検知
し、コントローラ6で平均値を計算することにより測定
水温の代用とする。又、各冷水供給ユニットの冷水流量
のばらつきにより生じる測定値とのずれを解消するた
め、通常運転時の平均値と測定値の差を加味するか、ま
たは実測流量から計算した平均温度を利用する。 【効果】装置停止か温度制御不能となった温度センサ異
常が、異常後も安定した水温の冷水を供給することが可
能となった。
給ユニットの出口冷水温度を出口水温センサ4で検知
し、コントローラ6で平均値を計算することにより測定
水温の代用とする。又、各冷水供給ユニットの冷水流量
のばらつきにより生じる測定値とのずれを解消するた
め、通常運転時の平均値と測定値の差を加味するか、ま
たは実測流量から計算した平均温度を利用する。 【効果】装置停止か温度制御不能となった温度センサ異
常が、異常後も安定した水温の冷水を供給することが可
能となった。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は一定温度の冷水を必要と
するコンピュータ冷却装置や一般産業用冷水供給装置に
係り、特に、冷水の温度制御装置に関する。
するコンピュータ冷却装置や一般産業用冷水供給装置に
係り、特に、冷水の温度制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の従来の冷水供給装置の模式的構
成を図1に示す。
成を図1に示す。
【0003】複数台の冷水供給ユニット1が水配管で負
荷と並列に接続される冷水供給ユニットから出た冷水は
一つに集められ、冷水ポンプ2によって負荷と冷水供給
ユニットの間を循環する。温度センサ5により、混合後
の冷水の温度を検知し、コントローラ6はその信号と設
定水温の差により、冷水供給ユニットの台数制御や、各
冷水供給ユニットの冷凍サイクルの容量制御を行ない冷
水温度を制御する。
荷と並列に接続される冷水供給ユニットから出た冷水は
一つに集められ、冷水ポンプ2によって負荷と冷水供給
ユニットの間を循環する。温度センサ5により、混合後
の冷水の温度を検知し、コントローラ6はその信号と設
定水温の差により、冷水供給ユニットの台数制御や、各
冷水供給ユニットの冷凍サイクルの容量制御を行ない冷
水温度を制御する。
【0004】尚、この種の冷水供給装置に関するものに
は、例えば、実開昭62−31271 号,特開平1−109798 号
公報がある。
は、例えば、実開昭62−31271 号,特開平1−109798 号
公報がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来技術のう
ち、図1の温度センサ5が断線や短絡などの障害により
温停検知不能となった場合、冷水の温度制御が不能とな
り運転停止に至るという問題があった。又、温度センサ
5が温度検知不能となった場合に各冷水供給ユニットを
障害直前の運転で継続して運転するという方式では、負
荷の変動や外気条件の変動により冷水温度を一定に保つ
ことができなくなる可能性があり、設定水温などを変更
することもできないという問題があった。又、温度セン
サ5が温度検知不能となった場合に、各冷水供給ユニッ
トが独立して冷水温度制御を行う方式では、全冷水供給
ユニットが運転している時は、冷水温度制御は可能であ
るが、1台でも停止した冷水供給ユニットがある時は、
混合後の冷水が何℃になるか分からなくなるという問題
があった。
ち、図1の温度センサ5が断線や短絡などの障害により
温停検知不能となった場合、冷水の温度制御が不能とな
り運転停止に至るという問題があった。又、温度センサ
5が温度検知不能となった場合に各冷水供給ユニットを
障害直前の運転で継続して運転するという方式では、負
荷の変動や外気条件の変動により冷水温度を一定に保つ
ことができなくなる可能性があり、設定水温などを変更
することもできないという問題があった。又、温度セン
サ5が温度検知不能となった場合に、各冷水供給ユニッ
トが独立して冷水温度制御を行う方式では、全冷水供給
ユニットが運転している時は、冷水温度制御は可能であ
るが、1台でも停止した冷水供給ユニットがある時は、
混合後の冷水が何℃になるか分からなくなるという問題
があった。
【0006】本発明の目的は、温度センサ5が温度検知
不能となっても装置停止に至らず、安定した設定水温を
得ることを可能にすることにある。
不能となっても装置停止に至らず、安定した設定水温を
得ることを可能にすることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的は、本発明の冷
水供給装置において、各冷水供給ユニットの冷水出口に
温度センサを設け、各冷水温度の平均値を計算するコン
トローラと接続することにより達成される。
水供給装置において、各冷水供給ユニットの冷水出口に
温度センサを設け、各冷水温度の平均値を計算するコン
トローラと接続することにより達成される。
【0008】
【作用】上記目的を達成するため、各冷水供給ユニット
に設けられた温度センサは、各冷水出口温度を検知す
る。この信号をコントローラへ伝達し、コントローラ
は、各冷水出口温度の総和を冷水供給ユニットの台数で
除すことにより冷水出口温度の平均値を求める。この平
均値を測定冷水温度とみなし、設定冷水温度との差によ
って冷水供給ユニットの台数制御や、冷凍サイクルの容
量制御により冷水の温度制御を行う。
に設けられた温度センサは、各冷水出口温度を検知す
る。この信号をコントローラへ伝達し、コントローラ
は、各冷水出口温度の総和を冷水供給ユニットの台数で
除すことにより冷水出口温度の平均値を求める。この平
均値を測定冷水温度とみなし、設定冷水温度との差によ
って冷水供給ユニットの台数制御や、冷凍サイクルの容
量制御により冷水の温度制御を行う。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1および図2を用
いて説明する。
いて説明する。
【0010】図1において、複数台の冷水供給ユニット
1,ポンプ2,被冷却対象である負荷3により水回路が
構成される。各冷水供給ユニットの冷水出口に出口水温
センサ4,冷水を集めて混合させた後に水温センサ5を
設ける。センサ4,5で検知された温度はコントローラ
6に取り込まれる。コントローラ6は冷水温度設定機能
と、設定温度と測定温度の差により冷水供給ユニットの
台数制御や、各冷水供給ユニットの冷凍サイクルの容量
制御を行ない冷水の温度を制御する機能を持つ。
1,ポンプ2,被冷却対象である負荷3により水回路が
構成される。各冷水供給ユニットの冷水出口に出口水温
センサ4,冷水を集めて混合させた後に水温センサ5を
設ける。センサ4,5で検知された温度はコントローラ
6に取り込まれる。コントローラ6は冷水温度設定機能
と、設定温度と測定温度の差により冷水供給ユニットの
台数制御や、各冷水供給ユニットの冷凍サイクルの容量
制御を行ない冷水の温度を制御する機能を持つ。
【0011】通常、本冷水供給装置は、水温センサ5に
よって検知される冷水温度と設定温度との差により、コ
ントローラ6が、冷水供給ユニットの台数と、各冷水供
給ユニットの冷凍サイクルの容量(例えば、圧縮機の運
転周波数)を決定する。
よって検知される冷水温度と設定温度との差により、コ
ントローラ6が、冷水供給ユニットの台数と、各冷水供
給ユニットの冷凍サイクルの容量(例えば、圧縮機の運
転周波数)を決定する。
【0012】しかし、水温センサ5が断線・短絡等の障
害を受けた場合、従来の冷水供給装置では、冷水温度制
御不能か、運転停止となり問題があった。本発明では、
水温センサ5が断線、若しくは、短絡しているという信
号をコントローラ6が受けた時、瞬時に各冷水供給ユニ
ットの出口温度による制御に切り換える。
害を受けた場合、従来の冷水供給装置では、冷水温度制
御不能か、運転停止となり問題があった。本発明では、
水温センサ5が断線、若しくは、短絡しているという信
号をコントローラ6が受けた時、瞬時に各冷水供給ユニ
ットの出口温度による制御に切り換える。
【0013】今、N台の冷水供給ユニットでT℃の冷水
が安定供給されている時に、水温センサ5が断線したと
する。コントローラ6は瞬時にN台の冷水供給ユニット
の出口水温ti (i=1〜N)℃を検知し、
が安定供給されている時に、水温センサ5が断線したと
する。コントローラ6は瞬時にN台の冷水供給ユニット
の出口水温ti (i=1〜N)℃を検知し、
【0014】
【数1】
【0015】を計算することにより平均出口水温を求め
る。各冷水供給ユニットの冷水流量が等しければ、平均
出口水温を測定冷水温度とみなすことができ、この平均
温度と設定値との差により通常時と同様の制御を行う。
る。各冷水供給ユニットの冷水流量が等しければ、平均
出口水温を測定冷水温度とみなすことができ、この平均
温度と設定値との差により通常時と同様の制御を行う。
【0016】次に第二の実施例について、図1を用いて
説明する。
説明する。
【0017】今、N台の冷水供給ユニットでT℃の冷水
が安定供給されているとする。この時、水温センサ5は
T℃を検知し、各冷水供給ユニットの出口水温センサ4
はti (i=1〜N)を検知していたとする。各冷水供
給ユニットの冷水流量が全く同じであるならば(数1)
となるはずである。冷水流量にばらつきがある場合は、
が安定供給されているとする。この時、水温センサ5は
T℃を検知し、各冷水供給ユニットの出口水温センサ4
はti (i=1〜N)を検知していたとする。各冷水供
給ユニットの冷水流量が全く同じであるならば(数1)
となるはずである。冷水流量にばらつきがある場合は、
【0018】
【数2】
【0019】となり若干の偏差(Δt)を生じる。水温
センサ5が断線したとき、コントローラは平均出口水温
を求める。この値に断線直前の通常運転時の偏差Δtを
加えたものを測定冷水温度とみなして、設定水温との差
により通常時と同様の制御を行う。
センサ5が断線したとき、コントローラは平均出口水温
を求める。この値に断線直前の通常運転時の偏差Δtを
加えたものを測定冷水温度とみなして、設定水温との差
により通常時と同様の制御を行う。
【0020】次に第三の実施例について、図2を用いて
説明する。
説明する。
【0021】今、N台の冷水供給ユニットでT℃の冷水
が安定供給されている時に、水温センサ5が断線したと
する。コントローラ6は瞬時にN台の冷水供給ユニット
の出口水温センサ4により出口水温ti (i=1〜N)
℃と流量計7により冷水流量Qi (i=1〜N)m3/
n を検知し、
が安定供給されている時に、水温センサ5が断線したと
する。コントローラ6は瞬時にN台の冷水供給ユニット
の出口水温センサ4により出口水温ti (i=1〜N)
℃と流量計7により冷水流量Qi (i=1〜N)m3/
n を検知し、
【0022】
【数3】
【0023】を計算することにより平均出口水温を求め
る。平均出口水温は測定冷水温度とみなすことができ
る。この平均出口温度と設定水温の差により通常時と同
様の制御が可能となる。
る。平均出口水温は測定冷水温度とみなすことができ
る。この平均出口温度と設定水温の差により通常時と同
様の制御が可能となる。
【0024】その他の実施例を図1を用いて説明する。
通常運転時、水温センサ5により冷水温度を検知し、コ
ントローラ6により冷水温度制御を行なっている。今、
この冷水温度のサンプリング周期毎に、水温センサ5に
よる検知水温と、各冷水供給ユニットの出口水温センサ
4で検知された冷水出口水温の平均値とを比較する。水
温センサ5に検知された温度が平均温度と大きくかけは
なれた値(異常値)を2回〜数回続けた場合、水温セン
サ5が障害(短絡・断線等)を受けたと判断し第一ない
し第三実施例の平均温度制御に切り替える。
通常運転時、水温センサ5により冷水温度を検知し、コ
ントローラ6により冷水温度制御を行なっている。今、
この冷水温度のサンプリング周期毎に、水温センサ5に
よる検知水温と、各冷水供給ユニットの出口水温センサ
4で検知された冷水出口水温の平均値とを比較する。水
温センサ5に検知された温度が平均温度と大きくかけは
なれた値(異常値)を2回〜数回続けた場合、水温セン
サ5が障害(短絡・断線等)を受けたと判断し第一ない
し第三実施例の平均温度制御に切り替える。
【0025】
【発明の効果】本発明によれば、従来、冷水温度センサ
が異常になると、装置停止、若しくは冷水温度制御不能
となるところ、各冷水供給ユニットの冷水出口温度を検
知し、その平均をとって、測定冷水温度を代用すること
により冷水の温度制御を継続して実施することができ
る。
が異常になると、装置停止、若しくは冷水温度制御不能
となるところ、各冷水供給ユニットの冷水出口温度を検
知し、その平均をとって、測定冷水温度を代用すること
により冷水の温度制御を継続して実施することができ
る。
【図1】本発明の一実施例を示す系統図。
【図2】本発明の他の実施例を示す系統図。
1a,1b,1c…冷水供給ユニット、2…ポンプ、3
…負荷、4a,4b,4c…出口水温センサ、5…水温
センサ、6…コントローラ、7…流量計。
…負荷、4a,4b,4c…出口水温センサ、5…水温
センサ、6…コントローラ、7…流量計。
Claims (1)
- 【請求項1】圧縮機,凝縮器,減圧機構,蒸発器を冷媒
配管により順次接続した冷凍サイクルと前記蒸発器で熱
交換された冷水出口の温度を検知する温度センサを持つ
冷水供給ユニットを複数台有し、各々の冷水供給ユニッ
トから供給される冷水を混合して得られる冷水の温度を
検知する温度センサと前記温度センサからの信号により
前記冷水供給ユニットの台数制御や、前記各冷水供給ユ
ニットの前記冷凍サイクルの容量制御を行うコントロー
ラにより混合後の出口冷水温度を設定水温に制御する冷
水供給装置において、混合後の冷水温度の検知ができな
くなったときに、各冷水供給ユニットの冷水出口温度の
平均値を混合後の冷水温度とみなすことにより冷水の温
度制御を続行することを特徴とする冷水供給装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1472492A JPH05203200A (ja) | 1992-01-30 | 1992-01-30 | 冷水供給装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1472492A JPH05203200A (ja) | 1992-01-30 | 1992-01-30 | 冷水供給装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05203200A true JPH05203200A (ja) | 1993-08-10 |
Family
ID=11869082
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1472492A Pending JPH05203200A (ja) | 1992-01-30 | 1992-01-30 | 冷水供給装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05203200A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015172456A (ja) * | 2014-03-12 | 2015-10-01 | アズビル株式会社 | 熱源機器制御装置および空調システム |
CN113513869A (zh) * | 2021-08-16 | 2021-10-19 | 大连海洋大学 | 用于鱼缸水温的智能降温装置、鱼缸及降温方法 |
-
1992
- 1992-01-30 JP JP1472492A patent/JPH05203200A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015172456A (ja) * | 2014-03-12 | 2015-10-01 | アズビル株式会社 | 熱源機器制御装置および空調システム |
CN113513869A (zh) * | 2021-08-16 | 2021-10-19 | 大连海洋大学 | 用于鱼缸水温的智能降温装置、鱼缸及降温方法 |
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