JPH05203197A - 送風機器室外機用の吹出し口前面グリル - Google Patents

送風機器室外機用の吹出し口前面グリル

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JPH05203197A
JPH05203197A JP1352492A JP1352492A JPH05203197A JP H05203197 A JPH05203197 A JP H05203197A JP 1352492 A JP1352492 A JP 1352492A JP 1352492 A JP1352492 A JP 1352492A JP H05203197 A JPH05203197 A JP H05203197A
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Koichi Sakai
浩一 酒井
Kiyoshi Sano
潔 佐野
Taisei Kobayakawa
大成 小早川
Masahiro Shin
正廣 新
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 グリルで発生する干渉音および剥離音を極力
おさえ、室外機全体としての騒音レベルを下げる。 【構成】 支持桟2で保持されている翼桟3羽根車軸方
向での断面形状を、翼形状で、節弦比T/Lが0.9 〜4
(0.9 ≦T/L≦4)、最大キャンバの位置C/Lが前
縁から30〜70%(0.3 ≦C/L≦0.7 )、翼の上下面が
凸形状とした。 【効果】 断面形状を翼形状とすることで、羽根車から
吐出される空気の流れとの干渉音を抑えることができ、
翼面からの剥離による音を抑えることができ、前面グリ
ルを外装板に取り付けた状態での騒音レベルは、従来の
ものより同一風量で低い値にできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、空気調和機の室外機な
ど、保安上、送風装置の吹出し口を前面グリルにより囲
まなければならない送風機器の室外機に利用される吹出
し口前面グリルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の吹出し口前面グリルを有する空気
調和機の室外機について、図10とともに説明する。
【0003】図10に示すように、熱交換器10と外装板11
で囲まれた空間に羽根車12とモータ13が収納されてお
り、羽根車12の周囲にオリフィス14が設けられている。
羽根車12の下流側に面する外装板11には吹出し口15が設
けられ、この吹出し口15の外側には前面グリル16が取り
付けられている。この前面グリル16は、鉛直桟17群と水
平桟18群とを互いに直交して格子状に配列することで形
成される。モータ13は、モータ支持台19によって外装板
11に固定されている。
【0004】このような構造において、モータ13に直結
された羽根車12の回転により、熱交換器10の側から空気
を吸込み、そして吸込んだ空気は吹出し口15を通して前
面グリル16から外部へ吐出される。
【0005】この前面グリル16は外装板11と同じ材質で
できており、鉛直桟17や水平桟18の羽根車軸方向の断面
形状は円形(ロッド状)で、これが外装板11の前面より
少し距離を隔てて平行な平面上に格子状をなして配置さ
れる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うなグリル形状、すなわち鉛直桟17や水平桟18の断面形
状が円形では、羽根車12から吐出される空気の流れとの
干渉音や剥離音が高くなり室外機全体としての騒音レベ
ルを助長してしまうという課題を有していた。
【0007】本発明は上記従来例の課題を解決するもの
で、前述の干渉音および剥離音を極力おさえ室外機全体
としての騒音レベルを下げることを目的とするものであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本第1発明の送風機器室外機用の吹出し口前面グリル
は、吹出し口の後流側に設置した吹出し口前面グリルを
支持桟と翼桟群とにより形成し、翼桟の翼断面形状が、
羽根車の軸方向での翼形状で、節弦比が0.9 〜4.0 、最
大キャンバの位置が前縁から30〜70%、上下面が凸形状
としている。
【0009】また本第2発明の送風機器室外機用の吹出
し口前面グリルは、翼桟の前縁部の丸み略径を、翼桟の
最大厚さ比で0.2 〜0.7 としている。また本第3発明の
送風機器室外機用の吹出し口前面グリルは、翼桟の後縁
部の端面形状を、平面または翼弦長の1/2 以上の略径と
している。
【0010】また本第4発明の送風機器室外機用の吹出
し口前面グリルは、翼桟の翼形状をだ円に形成してい
る。また本第5発明の送風機器室外機用の吹出し口前面
グリルは、翼桟のだ円形の短径と長径の比を0.1 〜0.6
としている。
【0011】また本第6発明の送風機器室外機用の吹出
し口前面グリルは、だ円形の翼桟を、主流方向に対する
迎角を0度として取り付けている。また本第7発明の送
風機器室外機用の吹出し口前面グリルは、翼桟群を、上
下対称に取り付けている。
【0012】また本第8発明の送風機器室外機用の吹出
し口前面グリルは、翼桟群を、羽根車の軸を中心とした
点対称でかつ水平桟列に取り付けている。また本第9発
明の送風機器室外機用の吹出し口前面グリルは、翼桟群
を、羽根車の軸を中心とした点対称でかつ矩形桟列に取
り付けている。
【0013】また本第10発明の送風機器室外機用の吹出
し口前面グリルは、翼桟群を、羽根車の軸を中心とした
点対称でかつ円形桟列に取り付けている。
【0014】
【作用】本第1発明のごとく、翼桟の羽根車軸方向の断
面形状を翼形状とすることにより、羽根車から吐出され
る空気の流れとの干渉音を抑えるとともに、翼面からの
剥離による音も抑えることができる。
【0015】また本第2発明のごとく、翼桟の前縁部の
丸みの略径を、翼桟の最大厚さ比で0.2 〜0.7 にするこ
とによって、前縁での剥離を防止しつつ吹出し流れとの
干渉音を抑えることができる。
【0016】また本第3発明のごとく、翼桟の後縁部の
端面形状を、平面または翼弦長の1/2 以上の略径を有す
る形状にすることによって、翼桟の後端から放出される
後流渦のスケールが大きくなり、その渦から発生する音
の周波数が低くなって騒音(Aスケール)への影響を小
さくすることができる。
【0017】また本第4発明のごとく、翼桟の翼形状を
だ円に形成することで、その設計製作は、通常の翼と比
較して容易である。また本第5発明のごとく、翼桟の短
径と長径の比が0.1 〜0.6 となるだ円形の場合、前縁お
よび後縁からの剥離を抑制して騒音発生を防止すること
ができる。
【0018】また本第6発明のごとく、主流方向に対す
る迎角が0度になるようにだ円形の翼桟を取り付けるこ
とで、通風抵抗が最小になるようにして流量性能を向上
させる。
【0019】また、上記の翼形状は迎角が0度〜20度の
場合に抗力が小さいため、翼桟群の取り付け方を最適に
する必要がある。これに対しては本第7発明のごとく、
翼桟群を、羽根車から突出した概略の流れ方向が上下反
転する水平線で上下対象に取り付けることにより、通風
抵抗を小さくし流量性能を向上させる。
【0020】また、羽根車から突出した流れ方向が正確
に上下反転する箇所は旋回成分があるため一本の水平線
で分離することができない。これに対しては本第8発明
のごとく、翼桟群を、羽根車の軸を中心に点対称に取り
付け、流れの上下方向に最適対応できるように取り付け
ることにより、通風抵抗を小さくし流量性能を向上させ
る。
【0021】また本第9発明のごとく、翼桟群を、羽根
車の軸を中心に点対称でかつ矩形桟列に取り付けること
により、羽根車から突出した流れの拡散および旋回成分
の抵抗を小さくして、流量性能を向上させる。
【0022】また本第9発明のごとく、翼桟群を、羽根
車の軸を中心にとした点対称でかつ円形桟列にすること
により、羽根車から突出した流れの拡散および旋回成分
の抵抗をいっそう小さくして、流量性能を向上させる。
【0023】
【実施例】図1は本第1発明に対応した第1の実施例
で、前面グリル1は、支持桟である鉛直桟2と、この鉛
直桟2に水平状に保持される翼桟3とを、互いに直交し
て配列することで格子状グリルに形成される。Lは翼桟
3の翼弦長、Tは翼桟3間のピッチ、Dは翼桟3の最大
キャンバ、Cは翼桟3の前縁から最大キャンバまでの距
離を示す。翼桟3の翼断面形状は、羽根車の軸方向での
翼形状であり、そして節弦比T/Lが0.9 〜4(0.9 ≦
T/L≦4)、最大キャンバの位置C/Lが前縁から30
〜70%(0.3 ≦C/L≦0.7 )、翼の上下面が凸形状で
ある。
【0024】この第1の実施例によると、翼桟3の羽根
車軸方向の断面形状を翼形状とすることにより、羽根車
から吐出される空気の流れとの干渉音を抑えるとともに
翼面からの剥離による音も抑えることができる。したが
って前面グリル1を前記外装板に取り付けた状態での騒
音レベル、つまり室外機としての騒音レベルは、従来の
ものより同一風量で低の値にすることができる。
【0025】なお節弦比T/Lが0.9 以下であると干渉
音を充分に抑えられず、また4以上であると指などが入
る寸法になり、安全性で不適格となることから、0.9 〜
4に設定した。さらに最大キャンバの位置C/Lが前縁
から30%以下であると、前縁からの剥離が著しく増加し
て剥離による騒音が大きく発生し、また70%以上である
と、後縁からの剥離が著しく増加して剥離による騒音が
大きく発生することから、30〜70%に設定した。
【0026】図2は本第2発明に対応した第2の実施例
で、水平状の翼桟3の断面形状のみを示す。R1 は前縁
のアールの半径を示し、前縁部の丸み略径を、翼桟3の
最大厚さ比で0.2 〜0.7 (0.2 D≦2R1 ≦0.7 D)と
した翼形状に形成している。
【0027】この第2の実施例によると、翼桟3の前縁
部の丸みの略径を翼形の最大厚さ比で0.2 〜0.7 にする
ことによって、前縁剥離を防止しつつ吹出し流れとの干
渉音を抑え、室外機としての騒音レベルを低減すること
ができる。
【0028】なお最大厚さ比が0.2 以下であると、空気
など流体Wが前縁部へ衝突する際の衝突音が大きくな
り、また0.7 以上であると、前縁剥離が著しく発生する
ことから、0.2 〜0.7 に設定した。
【0029】図3は本第3発明に対応した第3の実施例
で、水平状の翼桟3の断面形状のみを示す。R2 は後縁
のアールの半径を示し、後縁部の丸み略径を翼弦長Lの
1/2以上(2R2 ≧L/2)または後縁部の端面形状を
平面とする翼形状である。
【0030】この第3の実施例によると、翼桟3の後縁
部の端面形状を平面または翼弦長Lの1/2 以上の略径を
有する形状にすることによって、翼後端から放出される
後流渦のスケールが大きくなり、その渦から発生する音
の周波数が低くなって騒音(Aスケール)への影響を小
さくすることができ、室外機としての騒音レベルを低減
することができる。
【0031】なお翼弦長Lの1/2 以下であると、後流渦
から発生する音の周波数が高くなって騒音に大きく寄与
することから、1/2 以上に設定した。図4は本第4およ
び第5発明に対応した第4の実施例で、水平状の翼桟3
の断面形状のみを示す。aは長径で、bは短径を示し、
短径bと長径aの比b/aが0.1 〜0.6 (0.1 ≦b/a
≦0.6 )となるだ円翼で形成されている。
【0032】この第4の実施例によると、翼桟3の短径
bと長径aの比b/aが0.1 〜0.6となるだ円翼である
ことから、前縁および後縁からの剥離を抑制して騒音発
生を防止することができ、室外機としての騒音レベルを
低減することができる。
【0033】なお翼桟3の短径bと長径aの比b/aが
0.1 以下であると前縁剥離が大きくなり、また0.6 以上
であると後縁剥離が大きくなることから、0.1 〜0.6 に
設定した。
【0034】図5は本第6発明に対応した第5の実施例
で、だ円形の翼桟3の取り付け角度を流体Wの主流方向
に合わせ、迎角が0度になるようにした前面グリル1の
正面図(A) および断面図(B) (C) である。前面グリル1
は、外枠4と鉛直桟2に翼桟3を水平状に取り付けて形
成されている。ここで断面図(B) (C) の破線が、主流方
向に合わせて取り付けた翼桟3の取り付け角度を示す。
【0035】この第5の実施例によると、迎角が0度に
なるように翼桟3を取り付けたことで、通風抵抗が最小
になるようにして、室外機の流量性能を向上することが
できる。
【0036】なお迎角が0度以上になると、抗力が小さ
いため、抵抗小さく流動性能が低下することから、0度
に設定した。図6は本第7発明に対応した第6の実施例
で、翼桟3を、前面グリル1の中心線X−Xに対して上
下対称に取り付けた前面グリル1の正面図(A) および断
面図(B)(C)(D) である。前面グリル1は、外枠4と鉛直
桟2に翼桟3を水平状に取り付けて形成されている。こ
こで断面図(B) の破線が、翼桟3の取り付け状態を示
す。なお断面図(C) は、中心線X−Xよりも上部で取り
付けられた翼桟3の拡大断面図であり、また断面図(D)
は、中心線X−Xよりも下部で取り付けられた翼桟3の
拡大断面図である。
【0037】翼桟3の形状は、迎角が0度〜20度の場合
に抗力が小さいため、翼桟3の取り付け方を最適にする
必要がある。この第6の実施例によると、翼桟3を、羽
根車から突出した概略の流れ方向が上下反転する中心線
X−Xで上下対称に取り付けることにより、通風抵抗を
小さくして、室外機の流量性能を向上することができ
る。
【0038】図7は本第8発明に対応した第7の実施例
で、翼桟3群を、羽根車の軸を中心Oとした点対称でか
つ水平桟列に取り付けた前面グリル1の正面図(A) およ
び断面図(B)(C)(D)(E)である。前面グリル1は、外枠4
と鉛直桟2に翼桟3を水平状に取り付けて形成されてい
る。なお断面図(D) は、Y1 −Y2 −O−Y3 −Y4
結ぶ線よりも上部で取り付けられた翼桟3の拡大断面図
であり、また断面図(E) は、Y1 −Y2 −O−Y3 −Y
4 を結ぶ線よりも下部で取り付けられた翼桟3の拡大断
面図である。
【0039】羽根車から突出した流れ方向が正確に上下
反転する箇所は、旋回成分があるため一本の中心線で分
離することができない。この第7の実施例によると、翼
桟3群を、羽根車の軸を中心Oに点対称にかつ水平桟列
に取り付けて、流れの上下方向に最適対応できるように
したことにより、通風抵抗を小さくし、室外機の流量性
能を向上することができる。
【0040】図8は本第9発明に対応した第8の実施例
で、翼桟3群を、羽根車の軸を中心Oとした点対称でか
つ矩形桟列に取り付けた前面グリル1の正面図(A) およ
び断面図(B)(C)(D)(E)である。前面グリル1は、外枠4
と鉛直桟2に翼桟3を矩形桟列に取り付けて形成されて
いる。ここで断面図(B) はB−Bで取り付けた矩形桟列
の拡大断面図、断面図(C) はC−Cで取り付けた矩形桟
列の拡大断面図、断面図(D) はD−Dで取り付けた矩形
桟列の拡大断面図、断面図(E) はE−Eで取り付けた矩
形桟列の拡大断面図である。
【0041】この第8の実施例によると、翼桟3群を、
羽根車の軸を中心Oとした点対称でかつ矩形に配列した
ため、羽根車から突出した流れの拡散および旋回成分の
抵抗を小さくでき、室外機の流量性能を向上することが
できる。
【0042】図9は本第10発明に対応した第9の実施例
で、翼桟3群を、羽根車の軸を中心Oとした点対称でか
つ円形桟列に取り付けた前面グリル1の正面図(A) およ
び断面図(B) である。前面グリル1は、外枠4と鉛直桟
2に翼桟3を円形桟列に取り付けて形成されている。こ
こで断面図(B) はB−Bで取り付けた円形桟列の拡大断
面図である。
【0043】この第9の実施例によると、翼桟3群を、
羽根車の軸を中心Oとした点対称でかつ円形に配列した
ため、羽根車から突出した流れの拡散および旋回成分の
抵抗をいっそう小さくでき、室外機の流量性能を向上す
ることができる。
【0044】
【発明の効果】本第1発明によると、前面グリルの羽根
車軸方向の断面形状を翼形状とすることにより、羽根車
から吐出される空気の流れとの干渉音を抑えることがで
きるとともに、翼面からの剥離による音も抑えることが
でき、前面グリルを外装板に取り付けた状態での騒音レ
ベル、つまり室外機としての騒音レベルは、従来のもの
より同一風量で低い値にすることができる。
【0045】また本第2発明によると、翼の前縁部の丸
みの略径を、翼形の最大厚さ比で0.2 〜0.7 にすること
によって、前縁での剥離を防止しつつ吹出し流れとの干
渉音を抑えることができ、室外機としての騒音レベルを
低減することができる。
【0046】また本第3発明によると、翼桟の後縁部の
端面形状を、平面または翼弦長の1/2 以上の略径を有す
る形状にすることによって、翼桟の後端から放出される
後流渦のスケールを大きくでき、その渦から発生する音
の周波数を低くできて騒音(Aスケール)への影響を小
さくすることができ、室外機としての騒音レベルを低減
することができる。
【0047】また本第4発明によると、翼桟の翼形状を
だ円に形成することで、その設計製作は、通常の翼と比
較して容易に行うことができ、さらに本第5発明による
と、翼桟の短径と長径の比が0.1 〜0.6 となるだ円形で
あることから、前縁および後縁からの剥離を抑制して騒
音発生を防止することができ、室外機としての騒音レベ
ルを低減することができる。
【0048】また本第6発明によると、主流方向に対す
る迎角が0度になるようにだ円形の翼桟を取り付けるこ
とで、通風抵抗を最小になるようにでき、室外機の流量
性能を向上することができる。
【0049】また本第7発明によると、翼桟群を、羽根
車から突出した概略の流れ方向が上下反転する中心線で
上下対称に取り付けたことにより、翼桟の取り付け方を
最適にできて通風抵抗を小さくでき、室外機の流量性能
を向上することができる。
【0050】また本第8発明によると、翼桟群を、羽根
車の軸を中心に点対称に取り付けたことにより、流れの
上下方向に最適対応できるように翼桟群を取り付けるこ
とができて通風抵抗を小さくでき、室外機の流量性能を
向上することができる。
【0051】また本第9発明によると、翼桟群を、羽根
車の軸を中心に点対称でかつ矩形桟列に取り付けること
により、羽根車から突出した流れの拡散および旋回成分
の抵抗を小さくでき、室外機の流量性能を向上すること
ができる。
【0052】また本第10発明によると、翼桟群を、羽根
車の軸を中心にとした点対称でかつ円形桟列にすること
により、羽根車から突出した流れの拡散および旋回成分
の抵抗をいっそう小さくでき、室外機の流量性能を向上
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示し、吹出し口前面グ
リルにおける要部の断面図である。
【図2】本発明の第2の実施例を示し、吹出し口前面グ
リルにおける翼桟の拡大断面図である。
【図3】本発明の第3の実施例を示し、吹出し口前面グ
リルにおける翼桟の拡大断面図である。
【図4】本発明の第4の実施例を示し、吹出し口前面グ
リルにおけるだ円形翼桟の拡大断面図である。
【図5】本発明の第5の実施例を示し、(A) は吹出し口
前面グリルの正面図、(B) は(A) におけるB−B断面
図、(C) は(A) におけるC−C断面図である。
【図6】本発明の第6の実施例を示し、(A) は吹出し口
前面グリルの正面図、(B) は(A) におけるB−B断面
図、(C) は(A) におけるC−C拡大断面図、(D) は(A)
におけるD−D拡大断面図である。
【図7】本発明の第7の実施例を示し、(A) は吹出し口
前面グリルの正面図、(B) は(A) におけるB−B断面
図、(C) は(A) におけるC−C断面図、(D) は(A) にお
けるD−D拡大断面図、(E) は(A) におけるE−E拡大
断面図である。
【図8】本発明の第8の実施例を示し、(A) は吹出し口
前面グリルの正面図、(B) は(A) におけるB−B拡大断
面図、(C) は(A) におけるC−C拡大断面図、(D) は
(A) におけるD−D拡大断面図、(E) は(A) におけるE
−E拡大断面図である。
【図9】本発明の第9の実施例を示し、(A) は吹出し口
前面グリルの正面図、(B) は(A) におけるB−B拡大断
面図である。
【図10】従来例を示し、(A) は吹出し口前面グリルを有
する空気調和機室外機の側面図、(B) は(A) におけるB
矢印部拡大図である。
【符号の説明】
1 前面グリル 2 鉛直桟(支持桟) 3 翼桟 4 外枠 L 翼弦長 T 翼桟間ピッチ D 最大キャンバ C 距離 X−X 水平線 W 流体 a 長径 b 短径 O 中心
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 新 正廣 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 羽根車から吹出し口を通して外側へ空気
    を吐出する送風機器室外機において、吹出し口の後流側
    に設置した吹出し口前面グリルを支持桟と翼桟群とによ
    り形成し、翼桟の翼断面形状が、羽根車の軸方向での翼
    形状で、節弦比が0.9 〜4.0 、最大キャンバの位置が前
    縁から30〜70%、上下面が凸形状であることを特徴とし
    た送風機器室外機用の吹出し口前面グリル。
  2. 【請求項2】 翼桟の前縁部の丸み略径を、翼桟の最大
    厚さ比で0.2 〜0.7にしたことを特徴とした請求項1記
    載の送風機器室外機用の吹出し口前面グリル。
  3. 【請求項3】 翼桟の後縁部の端面形状を、平面または
    翼弦長の1/2 以上の略径にしたことを特徴とした請求項
    1記載の送風機器室外機用の吹出し口前面グリル。
  4. 【請求項4】 翼桟の翼形状をだ円形に形成したことを
    特徴とした請求項1記載の送風機器室外機用の吹出し口
    前面グリル。
  5. 【請求項5】 翼桟のだ円形の短径と長径の比を0.1 〜
    0.6 にしたことを特徴とした請求項4記載の送風機器室
    外機用の吹出し口前面グリル。
  6. 【請求項6】 翼桟を、主流方向に対する迎角を0度と
    して取り付けたことを特徴とした請求項4記載の送風機
    器室外機用の吹出し口前面グリル。
  7. 【請求項7】 翼桟群を、上下対称に取り付けたことを
    特徴とした請求項1記載の送風機器室外機用の吹出し口
    前面グリル。
  8. 【請求項8】 翼桟群を、羽根車の軸を中心とした点対
    称でかつ水平桟列に取り付けたことを特徴とした請求項
    1記載の送風機器室外機用の吹出し口前面グリル。
  9. 【請求項9】 翼桟群を、羽根車の軸を中心とした点対
    称でかつ矩形桟列に取り付けたことを特徴とした請求項
    1記載の送風機器室外機用の吹出し口前面グリル。
  10. 【請求項10】 翼桟群を、羽根車の軸を中心とした点対
    称でかつ円形桟列に取り付けたことを特徴とした請求項
    1記載の送風機器室外機用の吹出し口前面グリル。
JP1352492A 1992-01-29 1992-01-29 送風機器室外機用の吹出し口前面グリル Expired - Lifetime JP3036945B2 (ja)

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