JPH05202580A - 建築用下地材 - Google Patents
建築用下地材Info
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- JPH05202580A JPH05202580A JP4248942A JP24894292A JPH05202580A JP H05202580 A JPH05202580 A JP H05202580A JP 4248942 A JP4248942 A JP 4248942A JP 24894292 A JP24894292 A JP 24894292A JP H05202580 A JPH05202580 A JP H05202580A
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Abstract
材、特に屋根下地材。 【構成】 熱可塑性樹脂からなり、耐水性200mmH
2 O以上、ガーレ式透気度0.01〜10,000秒/
100ml及び引張強度5kg/5cm巾以上であるシ
ートの表面に釘軸回り水密シール性の塗膜を設けてなる
下地材において、さらにそのシートの少なくとも片面に
防滑加工を施す。 【効果】 軽量、かつ防水性、釘軸廻り水密シール性が
向上し、更に透湿性を有し野地板を傷めず、しかも防滑
性をも備え、作業性の向上と作業中の事故の恐れもな
い。
Description
特に屋根下地材として使用される防水性、透湿性、防滑
性を有する建築用下地材に関する。
トルーフィングに代表されるように防水性を有し、寸法
安定性が良く、物理的強度が大きく、滑り難く、釘を打
った時の釘軸回り水蜜シール性が良い等が必要とされ、
実際の使用においてはアスファルト含浸をした布帛が主
流となっている。また、壁下地材では、防水性を有し、
透湿性を持つ不織布、微多孔膜が使用されている。
は、アスファルトを含浸しているために、20m程度の
巻物では20kgを越す重量を有し、施工時の取扱い性
が非常に悪い。また、透湿性が殆ど無いために、施工後
屋根下部分の湿気が抜けず野地板を傷め易い。その上、
施工後の寒暖の温度差によりアスファルトルーフィング
の劣化及び伸縮が生じ、釘軸回り、タッカー部分の水蜜
シール性が低下するという問題点があった。また、壁下
地材でも同様にタッカー部分の防水性がなくなり、その
部分から水漏れが発生するという問題点があった。
は、布帛の表面に、伸縮性、粘着性を有する樹脂を塗布
し、さらにその上に粘着性を有する樹脂を塗布した防水
性の優れた屋根下葺材を開示しているが、この屋根下葺
材は複数の樹脂層を有しているため、透湿性に欠ける上
に釘を打った時の水蜜シール性も改善の余地を残してい
る。
の解決のために、先に特願平3−73077号におい
て、熱可塑性樹脂からなり、耐水性200mmH2 O以
上、ガーレ式透気度0.01〜10,000秒/100
ml及び引張強度5kg/5cm巾以上であるシートの
表面に釘軸回り水蜜シール性(以下、単に水蜜シール性
と略称する)の塗膜を設けてなる建築用下地材、及び熱
可塑性樹脂からなり、耐水圧200mmH2 O以上、ガ
ーレ式透気度0.01〜10,000秒/100ml及
び引張強度5kg/5cm巾以上であるシートの表面全
体に気体透過性を有するゴム系樹脂が塗布されている建
築用下地材を提案し、優れた防水性、物理的強度、水蜜
シール性、透湿性を有する軽量な建築用下地材、特に屋
根下地材を得た。
く、特に施工時に、屋根野地材上に該下地材を張りつめ
て釘打ちする際に所定の位置から滑ってずれることによ
る取り扱いの問題や、ずれによる釘穴部のシートの破れ
の問題、或いは雨天などで下地材シート表面が濡れてい
て屋根上での作業者の足が滑るなど、施工上の各種トラ
ブルを招くなどの問題点がある。
ついて種々検討した結果、上記建築用下地材シートの少
なくとも片面に防滑加工を施すことにより、その下地材
の優れた防水性、物理的強度、水蜜シール性、透湿性を
損なうことなく、優れた防滑性を与えることが可能とな
ることを見出し、本発明を完成するに至った。
り、耐水性200mmH2 O以上、ガーレ式透気度0.
01〜10,000秒/100ml及び引張強度5kg
/5cm巾以上であるシートの表面に釘軸回り水蜜シー
ル性の樹脂層を設けてなる建築用下地材において、さら
にそのシートの少なくとも片面に防滑加工を施してなる
ことを特徴とする、建築用下地材である。
下地材とは、防水、養生、滑り止め等を目的として、壁
等の構造体の内部に配置されるものであり、具体的には
屋根下地材、壁下地材、床面下地材、壁紙下地材、内装
下地材、天井裏下地材等が挙げられる。
用いられるシート基材は、耐水圧200mmH2 O以
上、好ましくは1,000mmH2 O以上であり、気体
透過性としてはガーレー式透気度が0.01〜10,0
00秒/100ml、好ましくは0.5〜1,000秒
/100ml、更に好ましくは10〜500秒/100
mlであり、引張強度5kg/5cm巾以上、好ましく
は8kg/5cm巾、更に好ましくは15kg/5cm
巾以上を有することが必要であり、このようなシートは
フラッシュ紡糸法等で得られた三次元網目状不織布(登
録商標「ルクサー」、登録商標「タイベック」等)や、
微多孔膜等が挙げられる。
樹脂、好ましくは融点が120℃〜300℃の熱可塑性
樹脂であればよく、具体的には、ポリエチレン、ポリプ
ロピレン、ナイロン、ポリビニルアルコール、ポリエチ
レンテレフタレートなどを挙げることができる。ここで
云う耐水圧は、JIS−L 1092 における耐水度
試験方法A法(低水圧法)静水圧法に準ずる。また、ガ
ーレー式透気度(秒/100ml)はJIS−P 81
17 により測定されるシートの気体透気度である。
法に準ずる。目付けは、20g/m2 以上が好ましく、
更に好ましくは30〜120g/m2 特に50〜100
g/m2 が好ましい。
ことにより、防水性と共に透湿性をも持つことから、施
工後シート基材の下の部分を傷めることを防止する。特
に、施行後使用する釘、タッカー打ち部分などの水蜜シ
ール性が大幅にアップするものである。
明の建築用下地材は、前述のシート基材の表面の少なく
とも釘打ち込み部分に、すなわち釘軸周りに水蜜シール
性の樹脂層が施こされていることを特徴とする。
使用する場合、屋根を支える垂木と瓦を引っ掛ける瓦桟
の交点であり、一般的には横方向に1尺5寸、縦(上
下)方向に7寸のピッチで存在する。新生瓦を屋根材を
使用する場合は、釘はランダムに打たれるため、場所は
限定されない。釘については、一般的な釘だけでなく、
新生瓦(スレート瓦)用のスパイラル釘、タッカー等も
含む。
は、 シート基材の表面の少なくとも釘打ち込み部分
に、伸縮性、粘着性を有する樹脂を塗布することによる
か、或いは シート基材の表面全体に気体透過性を有
するゴム系樹脂を塗布することにより形成される。ま
た、ラミネート法等によっても形成することができる。
を有する樹脂としては、ゴム系樹脂や熱可塑性エマルジ
ョン等であり、好ましくはブチルゴム、スチレン−ブタ
ジエン(ブロック)共重合体、エチレン−酢酸ビニル共
重合体、エチレン−アクリル酸メチル共重合体、エチレ
ン−アクリル酸エチル共重合体等であり、天然ゴム、ブ
タジエンゴム、シリコンゴム、エチレン−プロピレンゴ
ム等でも良い。
をシート基材の表面の少なくとも釘打ち込み部分に塗
布することにより、本発明の建築用下地材が得られる。
該樹脂の塗布量は、施行後使用する釘、タッカー部分の
水蜜シール性、加工性の点から5g/m2 以上、更には
10〜120g/m2 、特に20〜60g/m2 である
ことが好ましい。
あれば特に制限されないが、所定の幅で垂直状に或いは
斜めにストライブ状に塗布することが好ましい。塗布の
寸法は、釘打ち込み部分の水蜜性を確保できる範囲で適
宜選択されるが、例えば巾40〜80mm程度、間隔1
20〜450mm、厚み200〜600μmであり、斜
めにする場合にその塗布角度30〜50°である。上記
の構成により、施工後使用する釘、タッカー部分の水蜜
シール性が更に良くなる。
過性を有するゴム系樹脂が塗布されたものは、防水性、
釘、タッカー部分の水蜜シール性、透湿性も共に優れた
効果を示す。 塗布されるゴム系樹脂は、気体透過性を有することを要
し、酸素透過率が好ましくは0.01×10-9〜100
×10-9ml・cm-1・sec-1・cmHg(25
℃)、更に好ましくは1.0×10-9〜100×10-9
ml・cm-1・sec-1・cmHg(25℃)を有する
天然ゴム若しくは合成ゴム若しくは熱可塑性エラストマ
ーである。好ましくは天然ゴム、スチレン−ブタジエン
ゴム、ブタジエンゴム、シリコンゴム、エチレン−プロ
ピレンゴム等が挙げられる。
蜜シール性の点で5g/m2 、更には10〜120g/
m2 、特に20〜60g/m2 が好ましい。塗布は、コ
ーティング、ラミネート等で行われる。上記、の塗
膜の形成方法は、例えば以下の方法で行われる。すなわ
ち、加熱溶融状態の樹脂を彫刻ロール(グラビアロー
ル)にて液状樹脂を持ち上げ、ドクターナイフでかきと
り、凹部に残った樹脂をシート基材に付着させ、冷却固
化させて建築用下地材を得る。
ールにて液状樹脂を持ち上げ、ドクターナイフでかきと
り、凹部に残った樹脂をシート基材に付着させるか或い
は樹脂の水系エマルジョンをシルクスクリーン印刷法を
用いて部分的にシート基材に樹脂を付着させ、乾燥して
建築用下地材を得る。また、樹脂の水系エマルジョンを
ナイフコーター又はロールコーターにてシート基材の全
面に塗布し、熱風乾燥或いはシリンダー乾燥を経て建築
用下地材を得る。
トの少なくとも片面、好ましくは両面に防滑加工を施す
ものである。勿論、該防滑加工は、前述の水蜜シール性
塗膜の施工の前後を問わない。本発明は、この防滑加工
により、その下地材の優れた防水性、物理的強度、水蜜
シール性、透湿性を損なうことなく、優れた防滑性を与
えることができる。従って、屋根下地材を張りつめて釘
打ちする際に所定の位置から滑ってずれることがなく、
釘穴部での破れといった問題もなくなり、及び/又は雨
天などで下地材シート表面が濡れていても施工人の足が
滑べり事故などを惹起する恐れがない。
なくとも片面、すなわち表面又は裏面、好ましくは両面
に施される。さらに、該防滑加工は、建築用下地材、特
に屋根下地材シートに要求される所定の透湿性を損なわ
ない範囲内で、施工面の全面もしくは部分的に施しても
良い。また、この防滑加工は、屋根仕上げ材の使用目的
などに応じて、前記水蜜シール性樹脂層の施工の前後の
何れの時期を選択して施工しても構わない。
られれば特に技術的に限定されないが、大別して、(i)
シート基材面に凹凸を形成することによるか、或いは(i
i)シート基材面の粘着性を高めることによる方法が代表
的である。具体的に、(i) の手段としては、例えば
ポリエチレン粉末等の熱可塑性樹脂粉体を散布して後に
加熱ロールなどで熱融着させるか、無機性粉体を適当な
バインダーでシート基材面に点状に付着させるか、又は
シリコンレジンの溶剤溶液を散布して後に乾燥させるか
等の方法、或いは
宜手段で点状に印刷し、加熱発泡させて後に乾燥する方
法、或いは 予め所定の間隔でガラス繊維等の糸状物をストライ
ブ状(筋状)に或いは格子状にシート面にバインダー等
により添着させる方法などがある。
又は樹脂をシート基材面に施こす方法がある。例えば、
アタクテックポリプロピレン、エチレン−酢酸ビニル共
重合体等のようなホットメルト系粘着剤を用いて、溶融
状態の粘着剤をロールコーター等でシート面に少なくと
も部分塗工するか、或いはアクリル系の粘着剤やゴム系
粘着剤等を用いて、グラビアロールで少なくとも部分的
にコーティングする方法がある。
れらは、本発明の範囲を制限しない。なお、本発明の建
築用仕上げ材の性能は、下記の方法により測定した。 防水性:JIS−L1092における耐水度試験A
法(低水圧法)静水圧法により耐水圧を測定した。 透湿性:JIS−L1099A−1法に準じて温度
30℃、湿度90%RHの条件にて透湿度を測定した。
厚み12mmの耐水合板を、屋根を想定して45°の勾
配に設置し、各試験サンプルの施工テストを行った。各
サンプルは、タッカー及びスパイラル形状のスレート釘
を用いて固定した。その後、3人の試験者がサンプル上
に登り、歩行して滑りについて評価した。また、水をか
け、表面を湿潤状態にした際の滑りについても評価し
た。判定は、シート上で釘打ち作業が可能であるかどう
かによって行った。判定結果の表示は、以下の通りであ
る。 釘打ち作業可能 ・・・・○ 釘打ち作業不可能 ・・・・×
板の上に試験体を載せ、スパイラル形状のスレート釘及
びタッカーを水蜜シール性樹脂塗布部に打ち、その上に
高さ150mmの水柱を塩ビパイプで作成し、24時間
放置後の水中の高さの減少の有無にて評価した。なお、
試験体は、スレート釘及びタッカーを滑り性試験と同様
の試験方法で打ち、3人の試験者がサンプル上を歩行し
た後のものを取り出して試験体とした。
(株)製不織布「ルクサー(登録商標)」H2080Z
Z(目付け100g/m2 、引張強度43kg/5cm
巾)を使用し、図1のように、裏面にポリエチレン粉体
3を5g/m2 散布して加熱ロールで熱融着し、更に表
面に加熱溶融状態のエチレン−酢酸ビニル共重合体2を
ロールコーターで巾45mm、間隔124mm、角度3
5°で35g/m2 塗布し、冷却固化させて、建築用下
地材を得た。
(株)製不織布「ルクサー(登録商標)」H2040Z
Z(目付け60g/m2 、引張強度30kg/5cm
巾)を使用し、図2のように、表裏両面に加熱溶融状態
のアタクテックポリプロピレン4をロールコーターで巾
2cmで筋状に塗布し、冷却固化させ、次にその表面に
加熱溶融状態のスチレン−ブタジエンブロック共重合体
2をロールコーターで巾45mm、間隔124mm、角
度35°で120g/m2 塗布し、冷却固化させて、建
築用下地材を得た。
ンフィルムに、加熱溶融状態のエチレン−酢酸ビニル共
重合体2をロールコーターで、図1のように巾45m
m、間隔124mm、角度35°で35g/m2 塗布
し、冷却固化させて、建築用下地材を得た。
状建築用下地材の防水性、透湿性、水蜜シール性及び滑
り性についてまとめて表1に示す。
(株)製不織布「ルクサー(登録商標)」H2040Z
Z(目付け60g/m2 、引張強度30kg/5cm
巾)を使用し、図3のように、裏面に発泡インキ5をグ
ラビア印刷機で点状に印刷し、110℃×2分で発泡さ
せ、次いで表面にエマルジョン系シリコンゴム2をナイ
フコーターでシート全面に60g/m2 塗布して乾燥
し、次にこの上にゴム揮発油にシリコンレジン3を50
%溶解させた溶液をスプレーにて散布して30g/m2
塗布し、乾燥して建築用下地材を得た。
(株)製微多孔膜「NFシート(登録商標)」100
(目付け59g/m2 、引張強度6.5kg/5cm
巾)を使用し、図4のように、表面に2液型シリコンゴ
ム2をナイフコーターで表面全体に50g/m2 塗布
し、次に表裏両面にエチレン−酢酸ビニル共重合体ホッ
トメルト型接着剤の塗布されたガラス繊維(500デニ
ール、マルチフィラメント)からなる糸6を熱ロールに
て筋状に圧着し、建築用下地材を得た。
ンフィルムに、図3のように、エマルジョン系シリコン
ゴム2をナイフコーターでシート全面に60g/m2 塗
布して乾燥し、建築用下地材を得た。
状建築用下地材の防湿性、透湿性、水蜜シール性及び滑
り性についてまとめて表2に示す。
(株)製不織布「ルクサー(登録商標)」H2040X
X(目付け60g/m2 、引張強度30kg/5cm
巾)とH2080XZ(目付け100g/m2 、引張強
度43kg/5cm巾)を使用し、図5に示されるよう
に、表裏両面に水溶性加熱型発泡インキ(AQフォー
ム;エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂系エマルジョン)
5をグラビア印刷機で点状に印刷し、次いで表面にエマ
ルジョン系シリコンゴム(日華化学(株)製「ネオステ
ッカーSA−28」)2をナイフコーターでシート全面
に、それぞれ20g/m2 、40g/m2 塗布して、1
10℃で1分間乾燥と同時に発泡インキを発泡させて、
計4種のサンプルを得た。このサンプルは図5のような
構造であった。
00mmH2 O以上、透湿性1,000g/m2 /24
hr以上であった。また、表面側から釘打ちした水蜜シ
ール性は釘0、タッカー0であり、滑り性も良好であっ
た。
は、従来のアスファルトルーフィング材に比して軽量で
あり、かつ防水性、釘を打った時の水蜜シール性が向上
し、更に透湿性を有するために下地材の下部分(野地板
等)を傷めず、しかも防滑性をも備えていて、作業性が
向上すると共に作業中の事故も生じない。
式図である。
特に屋根下地材として使用される防水性、透湿性、防滑
性を有する建築用下地材に関する。
トルーフィングに代表されるように防水性を有し、寸法
安定性が良く、物理的強度が大きく、滑り難く、釘を打
った時の釘軸回り水密シール性が良い等が必要とされ、
実際の使用においてはアスファルト含浸をした布帛が主
流となっている。また、壁下地材では、防水性を有し、
透湿性を持つ不織布、微多孔膜が使用されている。
は、アスファルトを含浸しているために、20m程度の
巻物では20kgを越す重量を有し、施工時の取扱い性
が非常に悪い。また、透湿性が殆ど無いために、施工後
屋根下部分の湿気が抜けず野地板を傷め易い。その上、
施工後の寒暖の温度差によりアスファルトルーフィング
の劣化及び伸縮が生じ、釘軸回り、タッカー部分の水密
シール性が低下するという問題点があった。また、壁下
地材でも同様にタッカー部分の防水性がなくなり、その
部分から水漏れが発生するという問題点があった。
は、布帛の表面に、伸縮性、粘着性を有する樹脂を塗布
し、さらにその上に粘着性を有する樹脂を塗布した防水
性の優れた屋根下葺材を開示しているが、この屋根下葺
材は複数の樹脂層を有しているため、透湿性に欠ける上
に釘を打った時の水密シール性も改善の余地を残してい
る。
の解決のために、先に特願平3−73077号におい
て、熱可塑性樹脂からなり、耐水性200mmH2 O以
上、ガーレ式透気度0.01〜10,000秒/100
ml及び引張強度5kg/5cm巾以上であるシートの
表面に釘軸回り水密シール性(以下、単に水密シール性
と略称する)の塗膜を設けてなる建築用下地材、及び熱
可塑性樹脂からなり、耐水圧200mmH2 O以上、ガ
ーレ式透気度0.01〜10,000秒/100ml及
び引張強度5kg/5cm巾以上であるシートの表面全
体に気体透過性を有するゴム系樹脂が塗布されている建
築用下地材を提案し、優れた防水性、物理的強度、水密
シール性、透湿性を有する軽量な建築用下地材、特に屋
根下地材を得た。
く、特に施工時に、屋根野地材上に該下地材を張りつめ
て釘打ちする際に所定の位置から滑ってずれることによ
る取り扱いの問題や、ずれによる釘穴部のシートの破れ
の問題、或いは雨天などで下地材シート表面が濡れてい
て屋根上での作業者の足が滑るなど、施工上の各種トラ
ブルを招くなどの問題点がある。
ついて種々検討した結果、上記建築用下地材シートの少
なくとも片面に防滑加工を施すことにより、その下地材
の優れた防水性、物理的強度、水密シール性、透湿性を
損なうことなく、優れた防滑性を与えることが可能とな
ることを見出し、本発明を完成するに至った。
り、耐水性200mmH2 O以上、ガーレ式透気度0.
01〜10,000秒/100ml及び引張強度5kg
/5cm巾以上であるシートの表面に釘軸回り水密シー
ル性の樹脂層を設けてなる建築用下地材において、さら
にそのシートの少なくとも片面に防滑加工を施してなる
ことを特徴とする、建築用下地材である。
下地材とは、防水、養生、滑り止め等を目的として、壁
等の構造体の内部に配置されるものであり、具体的には
屋根下地材、壁下地材、床面下地材、壁紙下地材、内装
下地材、天井裏下地材等が挙げられる。
用いられるシート基材は、耐水圧200mmH2 O以
上、好ましくは1,000mmH2 O以上であり、気体
透過性としてはガーレー式透気度が0.01〜10,0
00秒/100ml、好ましくは0.5〜1,000秒
/100ml、更に好ましくは10〜500秒/100
mlであり、引張強度5kg/5cm巾以上、好ましく
は8kg/5cm巾、更に好ましくは15kg/5cm
巾以上を有することが必要であり、このようなシートは
フラッシュ紡糸法等で得られた三次元網目状不織布(登
録商標「ルクサー」、登録商標「タイベック」等)や、
微多孔膜等が挙げられる。
樹脂、好ましくは融点が120℃〜300℃の熱可塑性
樹脂であればよく、具体的には、ポリエチレン、ポリプ
ロピレン、ナイロン、ポリビニルアルコール、ポリエチ
レンテレフタレートなどを挙げることができる。ここで
云う耐水圧は、JIS−L 1092 における耐水度
試験方法A法(低水圧法)静水圧法に準ずる。また、ガ
ーレー式透気度(秒/100ml)はJIS−P 81
17 により測定されるシートの気体透気度である。
法に準ずる。目付けは、20g/m2 以上が好ましく、
更に好ましくは30〜120g/m2 特に50〜100
g/m2 が好ましい。
ことにより、防水性と共に透湿性をも持つことから、施
工後シート基材の下の部分を傷めることを防止する。特
に、施行後使用する釘、タッカー打ち部分などの水密シ
ール性が大幅にアップするものである。
明の建築用下地材は、前述のシート基材の表面の少なく
とも釘打ち込み部分に、すなわち釘軸周りに水密シール
性の樹脂層が施こされていることを特徴とする。
使用する場合、屋根を支える垂木と瓦を引っ掛ける瓦桟
の交点であり、一般的には横方向に1尺5寸、縦(上
下)方向に7寸のピッチで存在する。屋根材として新生
瓦を使用する場合は、釘はランダムに打たれるため、場
所は限定されない。釘については、一般的な釘だけでな
く、新生瓦(スレート瓦)用のスパイラル釘、タッカー
等も含む。
は、 シート基材の表面の少なくとも釘打ち込み部分
に、伸縮性、粘着性を有する樹脂を塗布することによる
か、或いは シート基材の表面全体に気体透過性を有
するゴム系樹脂を塗布することにより形成される。ま
た、ラミネート法等によっても形成することができる。
を有する樹脂としては、ゴム系樹脂や熱可塑性エマルジ
ョン等であり、好ましくはブチルゴム、スチレン−ブタ
ジエン(ブロック)共重合体、エチレン−酢酸ビニル共
重合体、エチレン−アクリル酸メチル共重合体、エチレ
ン−アクリル酸エチル共重合体等であり、天然ゴム、ブ
タジエンゴム、シリコンゴム、エチレン−プロピレンゴ
ム等でも良い。
をシート基材の表面の少なくとも釘打ち込み部分に塗
布することにより、本発明の建築用下地材が得られる。
該樹脂の塗布量は、施工後使用する釘、タッカー部分の
水密シール性、加工性の点から5g/m2 以上、更には
10〜120g/m2 、特に20〜60g/m2 である
ことが好ましい。
あれば特に制限されないが、所定の幅で垂直状に或いは
斜めにストライブ状に塗布することが好ましい。塗布の
寸法は、釘打ち込み部分の水蜜性を確保できる範囲で適
宜選択されるが、例えば巾40〜80mm程度、間隔1
20〜450mm、厚み200〜600μmであり、斜
めにする場合にその塗布角度30〜50°である。上記
の構成により、施工後使用する釘、タッカー部分の水密
シール性が更に良くなる。
過性を有するゴム系樹脂が塗布されたものは、防水性、
釘、タッカー部分の水密シール性、透湿性も共に優れた
効果を示す。塗布されるゴム系樹脂は、気体透過性を有
することを要し、酸素透過率が好ましくは0.01×1
0-9〜100×10-9ml・cm-1・sec-1・cmH
g(25℃)、更に好ましくは1.0×10-9〜100
×10-9ml・cm-1・sec-1・cmHg(25℃)
を有する天然ゴム若しくは合成ゴム若しくは熱可塑性エ
ラストマーである。好ましくは天然ゴム、スチレン−ブ
タジエンゴム、ブタジエンゴム、シリコンゴム、エチレ
ン−プロピレンゴム等が挙げられる。
密シール性の点で5g/m 2 以上、更には10〜120
g/m2 、特に20〜60g/m2 が好ましい。塗布
は、コーティング、ラミネート等で行われる。上記、
の塗膜の形成方法は、例えば以下の方法で行われる。
すなわち、加熱溶融状態の樹脂を彫刻ロール(グラビア
ロール)にて液状樹脂を持ち上げ、ドクターナイフでか
きとり、凹部に残った樹脂をシート基材に付着させ、冷
却固化させて建築用下地材を得る。
ールにて液状樹脂を持ち上げ、ドクターナイフでかきと
り、凹部に残った樹脂をシート基材に付着させるか或い
は樹脂の水系エマルジョンをシルクスクリーン印刷法を
用いて部分的にシート基材に樹脂を付着させ、乾燥して
建築用下地材を得る。また、樹脂の水系エマルジョンを
ナイフコーター又はロールコーターにてシート基材の全
面に塗布し、熱風乾燥或いはシリンダー乾燥を経て建築
用下地材を得る。
トの少なくとも片面、好ましくは両面に防滑加工を施す
ものである。勿論、該防滑加工は、前述の水密シール性
塗膜の施工の前後を問わない。本発明は、この防滑加工
により、その下地材の優れた防水性、物理的強度、水密
シール性、透湿性を損なうことなく、優れた防滑性を与
えることができる。従って、屋根下地材を張りつめて釘
打ちする際に所定の位置から滑ってずれることがなく、
釘穴部での破れといった問題もなくなり、及び/又は雨
天などで下地材シート表面が濡れていても施工人の足が
滑べり事故などを惹起する恐れがない。
なくとも片面、すなわち表面又は裏面、好ましくは両面
に施される。さらに、該防滑加工は、建築用下地材、特
に屋根下地材シートに要求される所定の透湿性を損なわ
ない範囲内で、施工面の全面もしくは部分的に施しても
良い。また、この防滑加工は、屋根仕上げ材の使用目的
などに応じて、前記水密シール性樹脂層の施工の前後の
何れの時期を選択して施工しても構わない。
られれば特に技術的に限定されないが、大別して、(i)
シート基材面に凹凸を形成することによるか、或いは(i
i)シート基材面の粘着性を高めることによる方法が代表
的である。具体的に、(i) の手段としては、例えば
ポリエチレン粉末等の熱可塑性樹脂粉体を散布して後に
加熱ロールなどで熱融着させるか、無機性粉体を適当な
バインダーでシート基材面に点状に付着させるか、又は
シリコンレジンの溶剤溶液を散布して後に乾燥させるか
等の方法、或いは
宜手段で点状に印刷し、加熱発泡させて後に乾燥する方
法、或いは 予め所定の間隔でガラス繊維等の糸状物をストライ
ブ状(筋状)に或いは格子状にシート面にバインダー等
により添着させる方法などがある。
又は樹脂をシート基材面に施こす方法がある。例えば、
アタクテックポリプロピレン、エチレン−酢酸ビニル共
重合体等のようなホットメルト系粘着剤を用いて、溶融
状態の粘着剤をロールコーター等でシート面に少なくと
も部分塗工するか、或いはアクリル系の粘着剤やゴム系
粘着剤等を用いて、グラビアロールで少なくとも部分的
にコーティングする方法がある。
れらは、本発明の範囲を制限しない。なお、本発明の建
築用仕上げ材の性能は、下記の方法により測定した。 防水性:JIS−L1092における耐水度試験A
法(低水圧法)静水圧法により耐水圧を測定した。 透湿性:JIS−L1099A−1法に準じて温度
30℃、湿度90%RHの条件にて透湿度を測定した。
厚み12mmの耐水合板を、屋根を想定して45°の勾
配に設置し、各試験サンプルの施工テストを行った。各
サンプルは、タッカー及びスパイラル形状のスレート釘
を用いて固定した。その後、3人の試験者がサンプル上
に登り、歩行して滑りについて評価した。また、水をか
け、表面を湿潤状態にした際の滑りについても評価し
た。判定は、シート上で釘打ち作業が可能であるかどう
かによって行った。判定結果の表示は、以下の通りであ
る。 釘打ち作業可能 ・・・・○ 釘打ち作業不可能 ・・・・×
板の上に試験体を載せ、スパイラル形状のスレート釘及
びタッカーを水密シール性樹脂塗布部に打ち、その上に
高さ150mmの水柱を塩ビパイプで作成し、24時間
放置後の水中の高さの減少の有無にて評価した。なお、
試験体は、スレート釘及びタッカーを滑り性試験と同様
の試験方法で打ち、3人の試験者がサンプル上を歩行し
た後のものを取り出して試験体とした。
(株)製不織布「ルクサー(登録商標)」H2080Z
Z(目付け100g/m2 、引張強度43kg/5cm
巾)を使用し、図1のように、裏面にポリエチレン粉体
3を5g/m2 散布して加熱ロールで熱融着し、更に表
面に加熱溶融状態のエチレン−酢酸ビニル共重合体2を
ロールコーターで巾45mm、間隔124mm、角度3
5°で35g/m2 塗布し、冷却固化させて、建築用下
地材を得た。
(株)製不織布「ルクサー(登録商標)」H2040Z
Z(目付け60g/m2 、引張強度30kg/5cm
巾)を使用し、図2のように、表裏両面に加熱溶融状態
のアタクテックポリプロピレン4をロールコーターで巾
2cmで筋状に塗布し、冷却固化させ、次にその表面に
加熱溶融状態のスチレン−ブタジエンブロック共重合体
2をロールコーターで巾45mm、間隔124mm、角
度35°で120g/m2 塗布し、冷却固化させて、建
築用下地材を得た。
ンフィルムに、加熱溶融状態のエチレン−酢酸ビニル共
重合体2をロールコーターで、図1のように巾45m
m、間隔124mm、角度35°で35g/m2 塗布
し、冷却固化させて、建築用下地材を得た。
状建築用下地材の防水性、透湿性、水密シール性及び滑
り性についてまとめて表1に示す。
(株)製不織布「ルクサー(登録商標)」H2040Z
Z(目付け60g/m2 、引張強度30kg/5cm
巾)を使用し、図3のように、裏面に発泡インキ5をグ
ラビア印刷機で点状に印刷し、110℃×2分で発泡さ
せ、次いで表面にエマルジョン系シリコンゴム2をナイ
フコーターでシート全面に60g/m2 塗布して乾燥
し、次にこの上にゴム揮発油にシリコンレジン3を50
%溶解させた溶液をスプレーにて散布して30g/m2
塗布し、乾燥して建築用下地材を得た。
(株)製微多孔膜「NFシート(登録商標)」100
(目付け59g/m2 、引張強度6.5kg/5cm
巾)を使用し、図4のように、表面に2液型シリコンゴ
ム2をナイフコーターで表面全体に50g/m2 塗布
し、次に表裏両面にエチレン−酢酸ビニル共重合体ホッ
トメルト型接着剤の塗布されたガラス繊維(500デニ
ール、マルチフィラメント)からなる糸6を熱ロールに
て筋状に圧着し、建築用下地材を得た。
ンフィルムに、図3のように、エマルジョン系シリコン
ゴム2をナイフコーターでシート全面に60g/m2 塗
布して乾燥し、建築用下地材を得た。
状建築用下地材の防湿性、透湿性、水密シール性及び滑
り性についてまとめて表2に示す。
(株)製不織布「ルクサー(登録商標)」H2040X
X(目付け60g/m2 、引張強度30kg/5cm
巾)とH2080XZ(目付け100g/m2 、引張強
度43kg/5cm巾)を使用し、図5に示されるよう
に、表裏両面に水溶性加熱型発泡インキ(AQフォー
ム;エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂系エマルジョン)
5をグラビア印刷機で点状に印刷し、次いで表面にエマ
ルジョン系シリコンゴム(日華化学(株)製「ネオステ
ッカーSA−28」)2をナイフコーターでシート全面
に、それぞれ20g/m2 、40g/m2 塗布して、1
10℃で1分間乾燥と同時に発泡インキを発泡させて、
計4種のサンプルを得た。このサンプルは図5のような
構造であった。
00mmH2 O以上、透湿性1,000g/m2 /24
hr以上であった。また、表面側から釘打ちした水密シ
ール性は釘0、タッカー0であり、滑り性も良好であっ
た。
は、従来のアスファルトルーフィング材に比して軽量で
あり、かつ防水性、釘を打った時の水密シール性が向上
し、更に透湿性を有するために下地材の下部分(野地板
等)を傷めず、しかも防滑性をも備えていて、作業性が
向上すると共に作業中の事故も生じない。
である。
である。
である。
である。
である。
Claims (1)
- 【請求項1】 熱可塑性樹脂からなり、耐水性200m
mH2 O以上、ガーレ式透気度0.01〜10,000
秒/100ml及び引張強度5kg/5cm巾以上であ
るシートの表面に釘軸回り水蜜シール性の樹脂層を設け
てなる建築用下地材において、さらにそのシートの少な
くとも片面に防滑加工を施してなることを特徴とする、
建築用下地材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24894292A JP3174894B2 (ja) | 1991-09-20 | 1992-08-26 | 建築用下地材 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26855791 | 1991-09-20 | ||
JP3-268557 | 1991-09-20 | ||
JP24894292A JP3174894B2 (ja) | 1991-09-20 | 1992-08-26 | 建築用下地材 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05202580A true JPH05202580A (ja) | 1993-08-10 |
JP3174894B2 JP3174894B2 (ja) | 2001-06-11 |
Family
ID=26539019
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24894292A Expired - Lifetime JP3174894B2 (ja) | 1991-09-20 | 1992-08-26 | 建築用下地材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3174894B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007254624A (ja) * | 2006-03-24 | 2007-10-04 | Wacker Asahikasei Silicone Co Ltd | 下地シート用コーティング組成物 |
JP2009007896A (ja) * | 2007-06-29 | 2009-01-15 | Okura Ind Co Ltd | 透湿性床養生用シート |
JP2012077535A (ja) * | 2010-10-04 | 2012-04-19 | Nishinaka Orimono Kk | 畳 |
JP2018168554A (ja) * | 2017-03-29 | 2018-11-01 | セーレン株式会社 | 野地養生シート |
JP2020165282A (ja) * | 2019-03-28 | 2020-10-08 | 日新工業株式会社 | ルーフィングシート用表皮シートおよび表皮シート付きルーフィングシート |
-
1992
- 1992-08-26 JP JP24894292A patent/JP3174894B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007254624A (ja) * | 2006-03-24 | 2007-10-04 | Wacker Asahikasei Silicone Co Ltd | 下地シート用コーティング組成物 |
JP2009007896A (ja) * | 2007-06-29 | 2009-01-15 | Okura Ind Co Ltd | 透湿性床養生用シート |
JP2012077535A (ja) * | 2010-10-04 | 2012-04-19 | Nishinaka Orimono Kk | 畳 |
JP2018168554A (ja) * | 2017-03-29 | 2018-11-01 | セーレン株式会社 | 野地養生シート |
JP2020165282A (ja) * | 2019-03-28 | 2020-10-08 | 日新工業株式会社 | ルーフィングシート用表皮シートおよび表皮シート付きルーフィングシート |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3174894B2 (ja) | 2001-06-11 |
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