JPH05202553A - 真空ステーション - Google Patents

真空ステーション

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JPH05202553A
JPH05202553A JP1308392A JP1308392A JPH05202553A JP H05202553 A JPH05202553 A JP H05202553A JP 1308392 A JP1308392 A JP 1308392A JP 1308392 A JP1308392 A JP 1308392A JP H05202553 A JPH05202553 A JP H05202553A
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JP
Japan
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vacuum
tank
pipe
air
water
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JP1308392A
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Junichi Yamanaka
潤一 山中
Junichi Fujimoto
淳一 藤本
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Inax Corp
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Inax Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 真空ステーションの設置の工期を極めて短い
ものとする。 【構成】 真空ステーション40の缶体42内が隔壁4
4によって気密性タンク46と大気圧タンク48とに区
画されている。気密性タンク46内に排水ポンプ52が
設置され、大気圧タンク48内に真空ポンプ本体62と
封水タンク64よりなる真空ポンプ装置66が設置され
ている。真空下水管から気密性タンク46内に流れ込ん
だ汚水は、排水ポンプ52により汚水発送管22に送り
出される。気密性タンク46内は真空ポンプ装置66で
真空引きされる。 【効果】 真空ステーションを設置する工期が極めて短
くなる。省スペースを図ることができる。工場生産によ
り品質を向上することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は真空式下水道システムの
真空ステーションに関する。
【0002】
【従来の技術】真空式下水道は、下水管内を真空(完全
な真空ではなく、減圧状態を指称する。)にし、大気と
の圧力差を利用して下水道管内の汚水を収集するシステ
ムである。
【0003】第4図にこの真空式下水道システムの構成
例を示し、第5図に真空ステーションの内部構成の詳細
を示す。
【0004】家庭や工場等の衛生設備から排出される排
水は流入管8により真空弁ユニット(中継ユニット)1
0に流入する。この真空弁ユニット10からは真空下水
管14を経て真空ステーション16へ送られ、集水タン
ク18、汚水排出ポンプ20から圧送管22を経て下水
処理施設へ送られる。
【0005】この真空ステーション16では水封型真空
ポンプ24により集水タンク18内を真空にし、これに
より真空下水管14を真空引きしている。26は封水タ
ンク、28は排気管である。
【0006】真空弁ユニット10は、汚水源と真空ステ
ーション16とを中継するためのものであり、流入管8
から汚水が流入する槽体28と、該槽体28内の汚水を
吸入して真空下水管14に送るための吸入管30と、該
吸入管30に設けられた真空弁32と、該真空弁32を
作動させるコントローラ34及び圧力伝達管36等を備
えている。この真空弁32は、真空下水管14内の負圧
を駆動動力源とするものである。
【0007】槽体28内に汚水が流入すると、槽体28
内の水位が次第に上昇する。そして、この水位上昇に伴
って圧力伝達管36内に閉じ込められた空気圧が上昇
し、この空気圧が閾値を超えるとコントローラ34に設
けられているダイヤフラムアクチベータが開弁され、真
空下水管14内の負圧が真空チューブ31を介して真空
弁32に伝達され、真空弁32が開弁される。これによ
り、槽体28内の汚水は吸入管30から真空下水管14
に吸い出される。
【0008】槽体28内の汚水が十分に送り出され、槽
体28内の水位が圧力伝達管36の下端よりも低くなる
と、該圧力伝達管36内の圧が下がり、真空弁32が閉
弁する。
【0009】なお、汚水が吸入管30から吸い出される
ときに、エアパイプ38から空気が取り込まれ、気液混
相流となって汚水が真空下水管14内に吸い込まれる。
【0010】この気泡は、真空下水管14の適所に設け
られている上り勾配のエアリフト部分14aにて汚水を
エアリフトする。真空下水管14のうちエアリフト部1
4a、14a同志の間の管路は若干の下り勾配となって
おり、汚水は重力によって自然に流れ、真空は全く消費
されない。このように、自然流下とエアリフト作用とを
併せることにより、長距離であっても汚水が安定して送
られる。
【0011】真空式汚水収集システムは、このように真
空弁ユニットとエアリフト部とを配設したものであるか
ら、管路の施工において自然流下式下水道のような全管
路に亙って連続した下り勾配となった下水管を必要とし
ないものであり、つぎのような特徴を有する。
【0012】管路の敷設深度が浅いことから、管きょ
工事費が大幅に削減できる。 地下水位が高い、岩盤があり掘削が困難である、等の
理由により下水道の敷設が困難であった地域での下水道
施工を可能にする。 曲がりくねった路地等への施工も容易である。 また、真空による気液混相の強制的な間欠高速収集で
あることにより、管路の閉塞の心配がなく、小口径での
配管が可能である。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の真空ステー
ションは、集水タンクを地中に埋設すると共にコンクリ
ートにて建築躯体を構築し、さらに、該躯体の完成後に
内部にポンプ等を設置することにより構築されており、
施工工期が長くなると共に、設置スペースも大きくなる
という問題があった。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の真空ステーショ
ンは、1個の缶体の内部を隔壁によって気密性タンクと
大気圧タンクとの2室に区画し、該気密性タンクに真空
下水管の接続口を設けると共に汚水排出用の排水ポンプ
を設置し、該大気圧タンクに、該気密性タンク内を真空
引きするための真空ポンプ装置を設置したことを特徴と
するものである。
【0015】
【作用】本発明の真空ステーションは、予め工場で組み
立てられたものを地中に埋設するだけで設置施工を行な
える。
【0016】
【実施例】以下図面を参照して実施例について説明す
る。第1図は本発明の実施例に係る真空ステーションの
縦断面図(第2図のI−I線に沿う断面図)、第2図は
第1図のII−II線に沿う断面図、第3図は第1図のIII
− III線に沿う断面図である。
【0017】この真空ステーション40は、FRP製の
缶体42を備えており、該缶体42は、その内部が隔壁
44により気密性タンク46と大気圧タンク48とに区
画されている。気密性タンク46は、真空下水管14の
接続口50を備えると共に、その内部に排水ポンプ52
が設置されている。この排水ポンプ52の排出側は、汚
水圧送管22の接続口54に対し配管56、58により
接続されている。配管56の途中には、汚水の逆流を防
止するための逆止弁60が設けられている。
【0018】前記大気圧タンク48内には、気密性タン
ク46内を真空引きするために、液封式の真空ポンプ本
体62及び該真空ポンプ本体62に接続された封水タン
ク64よりなる真空ポンプ装置66が設けられている。
真空ポンプ本体62は、配管68により前記気密性タン
ク46に接続されており、また配管70、72により封
水タンク64に接続されている。
【0019】封水タンク64は、排気管74と、給水管
76とが接続されている。なお、気密性タンク46及び
大気圧タンク48の上部には、それぞれ点検口78と、
出入口80とが設けられている。82はラダー(梯子)
である。
【0020】このように構成された真空ステーションに
おいて、真空下水管14内の汚水は、該真空下水管14
の下り勾配及びエアリフト効果によって気密性タンク4
6内に流入し、次いで排水ポンプ52により配管56、
58を経て汚水圧送管22に送り出される。この気密性
タンク46内は真空ポンプ装置66により真空引きされ
ており、該気密性タンク46内の空気は、真空ポンプ6
2、封水タンク64、排気管74を経て該排気管74の
先端の排気口から大気に放出される。なお、排気管74
の先端は、缶体42を貫通して地上に突出している。
【0021】この真空ステーション40にあっては、缶
体42内に機械設備をまとめて設置してあり、工場内で
組み立てておいた真空ステーションを現場に搬入して設
置施工を行なうだけで設置工事を行なえる。従って、設
置工事の工期が著しく短縮される。例えば、従来の通常
の大きさの真空ステーションであると約1ヶ月又はそれ
以上の工期がかかっていたものを、本実施例の真空ステ
ーションによると1〜3日程度で設置施工を行なうこと
ができる。
【0022】また、本実施例の缶体42は、点検口78
と出入口80が地上に露出するだけであり、本体部分は
地中に埋設されるため、用地取得が困難な地域について
も設置が簡単に行なえるようになる。
【0023】更に、一つの缶体内に諸設備をまとめて設
置してあるため、設置スペース自体が従来に比べ格段に
少なくなる。また、一つの缶体内に諸設備をまとめて設
置したものであり、工場で組み立てておくことにより、
その品質管理を優れたものとすることができる。
【0024】
【発明の効果】以上の通り本発明の真空ステーション
は、1個の缶体内に設備をまとめて設置したものであ
り、設置施工が極めて容易でその工期も短い。また、設
置のためのスペースが少なくて足りると共に、工場で予
め組み立てておくことにより、その品質を優れたものと
することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る真空ステーションの縦断
面図である。
【図2】図1のII−II線に沿う断面図である。
【図3】図1のIII − III線に沿う断面図である。
【図4】真空式下水道システムの構成例を示す断面図で
ある。
【図5】真空ステーションの内部構成を示す一部断面斜
視図である。
【符号の説明】
10 真空弁ユニット 14 真空下水管 40 真空ステーション 42 缶体 46 気密性タンク 48 大気圧タンク 52 排水ポンプ 62 真空ポンプ本体 64 封水タンク 66 真空ポンプ装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1個の缶体の内部を隔壁によって気密性
    タンクと大気圧タンクとの2室に区画し、該気密性タン
    クに真空下水管の接続口を設けると共に汚水排出用の排
    水ポンプを設置し、該大気圧タンクに、該気密性タンク
    内を真空引きするための真空ポンプ装置を設置したこと
    を特徴とする真空ステーション。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008066328A1 (en) * 2006-11-29 2008-06-05 Green Environmental Technology Co., Ltd. Buriable type vacuum station for vacuum sewer collection system
KR101521344B1 (ko) * 2013-08-08 2015-05-18 이동주 진공을 이용한 냉동탑차, 냉동탑차의 단열 방법 및 구조물의 단열 시스템

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008066328A1 (en) * 2006-11-29 2008-06-05 Green Environmental Technology Co., Ltd. Buriable type vacuum station for vacuum sewer collection system
KR101521344B1 (ko) * 2013-08-08 2015-05-18 이동주 진공을 이용한 냉동탑차, 냉동탑차의 단열 방법 및 구조물의 단열 시스템

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