JPH05202502A - バラスト作業車 - Google Patents

バラスト作業車

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JPH05202502A
JPH05202502A JP1236092A JP1236092A JPH05202502A JP H05202502 A JPH05202502 A JP H05202502A JP 1236092 A JP1236092 A JP 1236092A JP 1236092 A JP1236092 A JP 1236092A JP H05202502 A JPH05202502 A JP H05202502A
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ballast
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tubular portion
excavation
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Yoshiaki Masumoto
義昭 増本
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Central Japan Railway Co
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Abstract

(57)【要約】 【目的】簡易な構造で、高速又は大トルクで軌道の片側
から枕木下のバラストを掻き出すことが出来るバラスト
作業車を提供する。 【構成】車体18に固定フレーム21及び可動フレーム
25を介して取り付けられた固定ボス部41には回転ボ
ス部43を回動可能且つ軸方向摺動不能に挿通し、回転
ボス部43には昇降ロット45を回動不能且つ軸方向摺
動可能に挿通し、昇降ロット45の一端には垂直に延び
た支持部61を取り付け、他端には油圧モータ47を取
り付けて、昇降ロット45内に収納された駆動軸51の
一端を油圧モータ47の回転軸に連結すると共に、駆動
軸51の他端にスプロケット歯車49を連結し、スプロ
ケット歯車49と支持部61の先端に回転可能に軸支さ
れたスプロケット歯車63との間に、外側面にビット6
9の付いたスクレッパ67を固設して成るチェーン65
を掛け渡す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は鉄道線路に敷かれたバラ
スト(砕石)を掘削し、掻き上げるためのバラスト作業
車に関する。
【0002】
【従来の技術】鉄道線路には軌道の枕木下に、軌道上を
走行する鉄道車両から発生する騒音や振動を吸収して、
それらを抑制する機能を果たすバラスト(砕石)が敷か
れている。そのバラストも、鉄道車両の走行を経る度に
硬化し弾性を失って、その機能が低下する。
【0003】そこで、鉄道施設保線作業の一環として、
バラストの再生・入れ換え等の作業が必要に応じ行われ
ていた。そのようなバラスト作業にあたって、先ず、バ
ラストを掘削し掻き上げる機構を備えたバラスト作業車
が投入される。そのようなバラスト作業車として、従来
より、軌道の両脇から枕木下に掘削歯付きの無端ベルト
を潜り込ませて各々の掘削歯の先端を軌道の真中付近に
まで至らせ、軌道の両脇へバラストを掻き出す一対の掘
削機構を車体の両側部に備えたものがあった。そこで
は、車体の両側部に掘削機構を設けることによって車体
へ掘削機構を取り付けた部分の強度を確保し、また、そ
のように両側部に掘削機構を設けているので片側の長さ
寸法を軌道脇から略軌道中央部までに至る短寸としても
軌道下の全バラストを掻き出すことができるようにし、
掘削時にバラストから掘削機構に働く掘削反力を二つの
掘削機構に分配して緩和していた。
【0004】しかし、例えば線路の片側に人間の通路用
のコンクリート壁が迫っているトンネル内でバラスト作
業を行う場合など、掘削機構を軌道脇から枕木下に挿入
する上での障害物が軌道の片側に存在するときには、軌
道の両側からバラストを掻き出すことはできない。従っ
て、そのような場合に前述した従来のバラスト作業車を
投入して片側の掘削機構だけを枕木下に潜り込ませても
軌道中央部から片側部分のバラストを掻き出すことしか
できない。
【0005】そこで、そのような場合にも枕木下の全バ
ラストを対象としてバラスト作業を行うため、例えば特
開昭63年122801号公報に開示されているよう
に、非掘削時には二つのスプロケット歯車により掘削歯
付き無断ベルトを直線状に支持し、掘削時には二つのス
プロケット歯車の間に収納していた第三のスプロケット
歯車を支持アーム及び各パイプと共に横方向に繰り出
し、ベルトを直角三角形状に変形させながら軌道の片側
から枕木下へ潜り込ませつつバラストを軌道の片側へ掻
き出すという、伸縮自在の掘削機構を備えたバラスト作
業車が考えられていた。そこでは、掘削時に直角三角形
状に変形した掘削機構の一辺を取付基端部とジャッキ機
構とで車体に支えているため、掘削機構の車体への取付
は強固であり、また掘削時にバラストから掘削機構先端
に働く掘削反力は直角三角形の二辺で分配すると共にジ
ャッキ機構で受け止めていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、そのよ
うな従来のバラスト作業車は、掘削時に掘削機構が直角
三角形状に変形する機構が複雑であって保全及び補修に
手間がかかると共に、直線状から直角三角形状に変形し
た場合に掘削歯付きの無端ベルトのたわみが必要とされ
るため、そのベルトのたわむ分だけ機構が柔弱であって
大トルク又は高速でバラストを掻き出す作業を行うには
(特に劣化が進んだバラストの掘削作業には)不向きで
あった。
【0007】本発明は簡易な構造で、高速又は大トルク
で軌道の片側から枕木下のバラストを掻き出すことが出
来るバラスト作業車の提供を目的として案出された。
【0008】
【課題を解決するための手段】そのようにして案出され
た第一発明にかかるバラスト作業車の構成は、車体の前
部に取付機構を介して取り付けられ、軌道下に敷かれた
バラストを掘削して軌道脇へと運ぶ掘削機構と、車体側
部に取り付けられ、軌道脇のバラストを掻き上げて搬送
機構まで運ぶ掻き上げ機構と、を有するバラスト作業車
であって、前記掘削機構は、車体前面の側部において車
体の上下方向を軸方向として取り付けられた第一筒状部
と、該第一筒状部内に軸受けを介して回動可能且つ軸方
向摺動不能に嵌挿された第二筒状部と、車体と前記第二
筒状部との間に設けられ第二筒状部を支持すると共に、
回動させる回動手段と、前記第二筒状部内に、相対回動
不能且つ軸方向に摺動可能に挿通された第三筒状部と、
前記第二筒状部と前記第三筒状部との間に設けられ該第
三筒状部を軸方向に摺動させる摺動手段と、前記第三筒
状部内に軸受けを介して相対回転可能に挿通された駆動
軸と、前記第三筒状部の上端に固設され前記駆動軸の一
端に接続されて該駆動軸を回転駆動する動力源と、一端
が前記第三筒状部の下端に固定され、該第三筒状部に対
し垂直方向に形成され軌道の幅より長い長尺状の支持部
と、前記駆動軸の他端に接続され、前記支持部の先端に
位置して前記駆動軸と連動する第一スプロケット歯車
と、該第一スプロケット歯車と対を成し、前記支持部の
他端において回転可能として前記支持部に軸支された第
二スプロケット歯車と、前記第一及び第二スプロケット
歯車の間に掛け渡され、前記支持部の外周に沿って滑動
する第一無端ベルトと、該第一無端ベルトの外側面に固
設された掘削歯と、を備え、前記取付機構は、前記第一
筒状部と車体との間に設けられ、該第一筒状部を車体の
幅方向に揺動可能に固定する固定手段と、前記第一筒状
部と車体との間に設けられ、該第一筒状部を揺動させて
車体に対する該第一筒状部の傾きを調節する揺動手段
と、を備えることを特徴とする。
【0009】また第二発明にかかるバラスト作業車の構
成は、前記第一発明にかかるバラストスト作業車におい
て、前記掻き上げ機構は、筒状を成し、下端に開口を有
し、上端近傍において前記搬送機構に連結されるフレー
ムと、車体の幅方向を軸方向として前記フレームの上下
端近傍にそれぞれ固設された支軸に各々回転可能として
軸支され、少なくとも一方が駆動源によって回転駆動さ
れる第三及び第四スプロケット歯車と、該第三及び第四
スプロケット歯車の間に掛け渡された第二無端ベルト
と、該第二無端ベルトの外側面に固設された掘削歯と、
前記掘削機構と前記フレームとの間に設けられ、該フレ
ームを支持すると共に該フレームの下端を上昇又は下降
させる昇降手段と、車体の側部から突出形成された支持
腕と前記フレームの他端部との間に設けられ、該フレー
ムを支持すると共に、該フレームと前記支持腕とを近接
・離隔させる近接・離隔手段と、を備えることを特徴と
する。
【0010】
【作用及び発明の効果】第一発明にかかるバラスト作業
車は、例えば先ず摺動手段によって第三筒状部を上方へ
摺動させ支持部の下面を軌道上面よりも上方に保った状
態で、回動手段によって第二筒状部を回動し、軌道と略
平行に支持部を位置させた後、摺動手段によって第三筒
状部を下方に摺動させ支持部の上面を枕木の下面より下
に位置させ、動力源によって駆動軸を駆動して、駆動軸
と連動する第一スプロケット歯車を介して第一無端ベル
トを回転させバラストを掘削しつつ回動手段によって第
二筒状部を回動して支持部を枕木下へと潜り込ませる。
そのようにして支持部を枕木下へ潜り込ませた状態で第
一無端ベルトを回転させながら、作業車を軌道に沿って
移動させることにより、第一無端ベルトの外側面に固設
された掘削歯で枕木下のバラストを軌道脇へ掻き出す。
軌道脇へ掻き出されたバラストは、掻き上げ機構によっ
て掻き上げられ搬送機構まで運ばれる。
【0011】また第二発明にかかるバラスト作業車で
は、まず昇降手段によってフレームの下端を降下させ、
フレーム下端の開口を軌道脇のバラスト面に臨ませる。
そして、駆動源を駆動して第三及び第四スプロケット歯
車を回転させ無端ベルトを回転させることにより、フレ
ーム下端の開口において無端ベルトの外側面に固設され
た掘削歯によりバラストを掻き上げ、上端近傍に連結さ
れた搬送機構までフレームの下側内周面に沿ってバラス
トを運び上げる。
【0012】第一発明では、第三筒状部の一端に固定し
て垂直方向に形成された支持部の外周で掘削歯付きの第
一無端ベルトを支持すると共に、掘削の際には第三筒状
部を回動不能に挿通した第二筒状部を車体と第二筒状部
との間に設けられた回動手段で回動し支持することによ
り、支持部と共に第一無端ベルトを片側から軌道下に潜
り込ませている。従って、前述の従来例のように掘削部
を変形させながら軌道下に潜り込ませていないので無端
ベルトが大きくたわむこともなく、軌道の片側から大ト
ルク又は高速でバラストを掻き出すことができる強固な
掘削機構を簡易に提供することができる。
【0013】また第一発明では、掘削機構を車体に取り
付けるための取付機構が、第一筒状部と車体との間に設
けられ固定手段と揺動手段とを備えており、固定手段が
第一筒状部を車体の幅方向に揺動可能に固定すると共
に、揺動手段が第一筒状部を車体の幅方向に揺動させて
車体に対する第一筒状部の傾きを調節しているので、車
体への掘削機構の取り付けを強固に行うことができる。
【0014】さらに第一発明では、回動手段を設けて掘
削時に枕木下へ支持部を潜り込ませる角度を可変とし、
また揺動手段によって第一筒状部の車体に対する傾きを
調節して車体の幅方向における支持部の傾斜をも可変と
することができるので、支持部の外周に沿って滑動する
無端ベルトの外側面に固設した掘削歯がバラストに当接
する角度の融通性が大きく、その角度を変えることによ
りバラストから掘削機構先端に働く掘削反力を緩和する
ことが可能である。
【0015】加えて第二発明では、昇降手段によってフ
レーム下端の開口を下降させ、その開口をバラスト面に
臨ませることによって、軌道脇のバラストを掻き上げる
ことができるので、前述の掘削機構が枕木下から軌道脇
へと掘削したバラストを掻き上げ搬送機構まで運ぶとい
うバラスト掘削・掻き上げ作業を迅速に行うことができ
る。しかも掻き上げ機構によれば、掻き上げ作業を進め
ると共に昇降手段によってフレーム下端を下降させれ
ば、軌道脇に軌道と平行な方向の長い穴を掘ることもで
きる。従って、第二発明によれば、掘削作業前に支持部
を収納可能な長穴を軌道脇に沿って掘り、支持部を収納
して枕木下へ支持部を潜り込ませるための準備を行うこ
ともできて便利である。
【0016】
【実施例】以下、図面に基づき本発明の実施例を詳細に
説明する。但し、本発明は以下に詳述する一実施例に限
定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲
で、当業者が想到し得る全ての実施例を含む。
【0017】図1として本発明の一実施例であるバラス
ト作業車1の正面説明図を示し、図2及び図3にバラス
ト作業車1の側面及び平面を、それぞれ模式的に示す。
バラスト作業車1は、軌道3に固定された枕木5下のバ
ラストを軌道3脇に掻き出し掻き上げて搬送機構を介し
図示しないバラストふるい分け装置(バラストの粉砕度
に応じ再生用のバラストと廃棄用のバラストとを分別す
る装置)に搬入する作業を機械的に行う作業車であっ
て、バラスト再生・入れ替え作業の初期段階において、
作業線路に投入されるものである。
【0018】バラスト作業車1は、枕木5下のバラスト
を軌道3脇に掻き出すための機構であって車体18の前
面に取り付けられた第一発明の一実施例としての掘削機
構11、掘削機構11により軌道3脇に掻き出されたバ
ラストを掻き上げるための機構であって車体18の側部
に取り付けられた第二発明の一実施例としての掻き上げ
機構13、掻き上げ機構13により掻き上げられたバラ
ストを搬送するための機構であって掻き上げ機構13の
上端に連なるようにして車体18に取り付けられた搬送
用ベルトコンベア15、及び搬送用ベルトコンベア15
に連なって車体18に取り付けられバラストを図示しな
い後続作業車に装備されたバラストふるい分け装置や異
なる線路のホッパーに投入するための搬出用ベルトコン
ベア17を装備している。またバラスト作業車1は、以
下に詳述する各種シリンダへ油圧を供給するための油圧
モータ付きの発電機19を搭載している。
【0019】図4に掘削機構11の平面を一部省略して
示す。さらに、掘削機構11の車体18への取付部分
を、図1のA矢視説明図として図5に示す。図1及び図
4に示すように、掘削機構11は大別して、取付部2
0、軸部40、及び掘削部60から成る。取付部20は
軸部40及び掘削部60を車体18に取り付けるための
機構であり、軸部40は掘削部60を保持位置及び掘削
位置の間で移動させると共に掘削部60に動力を伝達す
るための機構であり、掘削部60はバラストを掘削する
ための機構である。
【0020】図1に示すように、取付部20は、車体1
8の前面に進行方向を軸として回動可能に取り付けられ
た固定フレーム21、固定フレーム21と車体18との
間に取り付けられ固定フレーム21の車体18に対する
回動量を調節して後述する軸部40の車体18に対する
傾きを調節するチルトシリンダ23、及び固定フレーム
21に対し車体18の幅方向に摺動可能として取り付け
られ一端に軸部40が固定されている可動フレーム25
から成る。
【0021】固定フレーム21の車体18への取付側に
は、図5に示すように、短軸の円柱状の回動軸部31が
固設されている。一方、車体18前面に固設された突出
部33の更に前面に軸方向に短寸で円筒状の回動ボス部
35が固設されている。そして、回動軸部31が回動ボ
ス部35内に軸受け37を介し回動可能として嵌合され
ている。
【0022】またチルトシリンダ23のピストンロッド
23b先端は、固定フレーム21の下部に固設されたブ
ラケット27に車体18の進行方向を軸心として回動可
能に軸支され、また、そのシリンダ部23aの基端は車
体18の前面下方に、車体18の進行方向を軸心として
回動可能に取り付けられており、チルトシリンダ23の
伸縮度合に応じ、固定フレーム21の車体18に対する
回動量が定まるようにされている。
【0023】さらに可動フレーム25には二本の棒状シ
フトロット29、29が固設され、それぞれのシフトロ
ット29、29が、車体18の幅方向を軸心として固定
フレーム21の上下部に並設された二つの管状ボス部2
2、22内にブッシュ22aを介して摺動可能として嵌
挿されている。またブッシュ22aの外側で管状ボス部
22の内周端部にシール22bが装着されている。そし
て、シフトロット29、29の一端は軸部40側に固定
されている。
【0024】軸部40は、図1に示すように、シフトロ
ット29、29のそれぞれの一端に固設されシフトロッ
ト29、29と一体となって車体18の幅方向に移動す
る第一筒状部としての固定ボス部41、41、固定ボス
部41、41内を貫通し上下方向を軸に回動可能とされ
た第二筒状部としての回転ボス部43、回転ボス部43
内を貫通し回転ボス部43に対して相対回動不能で且つ
上下方向に摺動可能とされた第三筒状部としての昇降ロ
ット45、昇降ロット45の上端に固設された掘削用動
力源としての油圧モータ47、昇降ロット45内で上下
方向を軸として回動可能に収納されると共に油圧モータ
47から昇降ロット45下端の外側に配設されたスプロ
ケット歯車49に動力を伝達するための駆動軸51、回
転ボス部43と昇降ロット45との間に設けられ昇降ロ
ット45の昇降作動を行う昇降用油圧シリンダ53、及
び上下を軸として回転ボス部43及び昇降ロット45を
一体回動させるためのヒンジ部55から成る。
【0025】また前述の固定フレーム21と回転ボス部
43との間には、固定フレーム21に対して可動フレー
ム25を摺動させることにより軸部40を車体18の幅
方向に移動させるための第一シフト用油圧シリンダ24
が設けられ、可動フレーム25と回転ボス部43との間
には、固定ボス部41に対して回転ボス部43を相対回
動させることにより軸部40を軸心として掘削部60の
先端が孤を描くように掘削部60を移動させるための旋
回シリンダ39が回動手段として設けられている。
【0026】固定ボス部41、41は、短軸で大径の二
つの円筒状部材であって、それぞれの外周面の一部がシ
フトロット29、29の各々の一端に接続され、互いに
上下方向の同軸上に位置している。回転ボス部43は、
固定ボス部41、41内を貫通して上下にはみ出す大き
さの円筒形状を成し、固定ボス部41、41の内周面と
回転ボス部43の外周面との間には軸受けが嵌挿され、
互いに上下方向を軸に回動可能且つ上下方向に相対移動
不能とされている。また回転ボス部43の上端には径方
向に広がったフランジ43aが形成されている。二つの
固定ボス部41、41の間において回転ボス部43の外
周面には、第一シフト用油圧シリンダ24のピストンロ
ッド24bの先端が取り付けられていると共に、そのシ
リンダ基端部24aは、管状ボス部22、22の間にお
いて固定フレーム21に取り付けられ、その伸縮作動に
よって固定フレーム21に対し可動フレーム25が車体
18の幅方向に摺動する。さらに旋回シリンダ39の基
端部39aは可動フレーム25の上部に取り付けられて
いると共に、そのピストンロッド39bの先端はフラン
ジ43aの一部に取り付けられ、その伸縮作動によって
固定ボス部41に対し回転ボス部43が上下方向を軸に
回動する。
【0027】昇降ロット45は、回転ボス部43内を貫
通して上下方向に長く延び出す大きさの円筒形状を成
し、回転ボス部43の内周面と昇降ロット45の外周面
との間には軸受け43bが嵌挿されると共に、その外側
にシール43cが装着されている。また昇降ロット45
の外周面上端と回転ボス部43のフランジ43aとに
は、上下方向に伸縮自在として構成されたヒンジ部55
の両端の各々が取り付けられ、回転ボス部43に加えら
れた上下方向を軸とする回転トルクを昇降ロット45に
伝達して回転ボス部43と昇降ロット45とを一体回動
させると共に回転ボス部43に対し上下に摺動する昇降
ロット45を支持している。さらに昇降用油圧シリンダ
53の基端部53aが回転ボス部43のフランジ43a
端部に取り付けられると共に、そのピストンロッド53
bの先端はブラケット45aを介して回転ボス部43の
下端からはみ出した昇降ロット45の外周面の一部に取
り付けられており、この昇降用油圧シリンダ53の伸縮
作動によって回転ボス部43に対し昇降ロット45が上
下に摺動する。
【0028】駆動軸51は、自在継ぎ手52により複数
箇所で連結されており、駆動軸73の外周面と昇降ロッ
ト45の内周面との間には軸受け51a及びシール51
bが嵌挿されて昇降ロット45に対し駆動軸51は上下
方向を軸に回動可能とされている。また駆動軸51の上
端は油圧モータ47の回転軸に連結されている。
【0029】図4のB−B矢視図を図6として示す。掘
削部60は、図1、図4、及び図6に示すように、昇降
ロット45に固設されフレームとしての支持部61と、
支持部61の両端近傍に配設され上下方向を軸として回
動可能とされている一対のスプロケット歯車49、6
3、それらスプロケット歯車49、63の間に掛け渡さ
れて回動するチェーン65、及びチェーン65の外側面
に固設された掘削歯としてのスクレッパ67及びビット
69から成る。
【0030】支持部61は長尺状の枠部材であって、上
下方向に直立する昇降ロット45の下端に、その一端が
直角に固設され水平方向に延びている。支持部61は、
図6にその断面を示すように、二つの断面「く」字形の
長い枠部材を、長手方向の中程で連結部材によって連結
したものであって、その両側部において「く」字形の一
辺を底部61aとしてチェーン65及びスクレッパ67
を下側から支え、他辺を側壁部61bとしてチェーン6
5の滑動を支持している。また支持部61の先端部に
は、チェーン65の張りを調節するための調整板61c
が、支持部61の両側壁部61b、61bの間で先端側
から軸部40側に向かって移動可能に配設されている。
さらに支持部61先端の上部には、支持部61の先端か
ら突出したスクレッパ67等を保護するためのブラケッ
ト71が突出形成されている。
【0031】スプロケット歯車49は、昇降ロット45
の下端に臨む駆動軸51の下端に軸支され駆動軸51と
一体となって回動する。スプロケット歯車63は、支持
部61の先端部において調整板61cに軸支され上下方
向を軸に回動可能とされている。従って、調整板61c
の移動に伴ってスプロケット歯車63が移動し、それに
よって両スプロケット歯車49、63間の距離が変化し
てチェーン65の張りを調節することができる。
【0032】チェーン65は、スプロケット歯車49が
回動するのに伴ってスプロケット歯車49、63の間
を、支持部61の外周に沿って滑動する。その滑動によ
って、チェーン65の外側面に固設されたスクレッパ6
7及びビット69がバラストを掻き出す。
【0033】スクレッパ67は、チェーン65の外側面
に間隔をおいて複数固設されている。 ビット69は、
各スクレッパ67に一個づつ固設され、図6に示すよう
に、斜め上方向、水平方向、又は斜め下方向の三つの方
向の何れかを向いている。そのように三方向のビット6
9により、表層、中層、下層の何れのバラストも万偏な
く掘削可能として掘削効率を高めている。
【0034】図7に車体18の側方から見た掻き上げ機
構13の側面を示し、掻き上げ機構13の平面を図8に
示す。掻き上げ機構13は、後述するバラストを掻き上
げるための機構を収納すると共に図2及び図3に示す搬
送用ベルトコンベア15までバラストを掻き上げて移送
するためのフレーム75、バラストを掻き上げるための
機構である一対のスプロケット歯車77、79、チェー
ン81、スクレッパ83及びビット85、スプロケット
歯車79を駆動するための駆動源である駆動用モータ8
7及び駆動用モータ87とスプロケット歯車79との間
に掛け渡された図示しない動力伝達用のベルト、フレー
ム75の下端をバラスト面に押し付けると共にフレーム
75を固定ボス部41にて支持する昇降手段としてのリ
フト用油圧シリンダ89、フレーム75の上端を車体1
8に対して支持すると共に車体18の幅方向へ伸縮自在
である支持腕としてのシフト部91、シフト部91に取
り付けられシルト部91の車体18の幅方向への突出長
さを調節することによってフレーム75と車体18側面
との距離を変化させる第二シフト用油圧シリンダ95、
及びシフト部91とフレーム75との間に設けられシフ
ト部91とフレーム75との距離を近接・離隔させる近
接・離隔手段としての格納用シリンダ99から成る。
【0035】図7のC−C矢視拡大図を図9に示す。フ
レーム75は、四角柱の筒状を成しており、車体18の
前部から後部に向かって上向きに傾斜して配設されてい
る。フレーム75の両端は開口部75a、75bとされ
ており、車体18の前部側の開口部75aはバラスト面
に対向し、車体18の後部側の開口部75bは搬送用ベ
ルトコンベア15に連接されている。また図9に示すよ
うに、フレーム75の両側壁間には所々に補強用の支柱
75cが設けられている。さらにフレーム75の側壁に
は内側に向かって板状のガイド部76が、後述するよう
にフレーム75内で回動するスクレッパ83をガイドす
るために突出形成されている。ガイド部76のスクレッ
パ83と当接する面には、スクレッパ83を滑動させる
ための潤滑部材となる樹脂製スライディングピース76
aが取り付けられている。フレーム75の上面は外側に
開扉可能とされており、上面と一側壁とは、ヒンジ74
aによって接続され、他側壁との間には、係脱可能な係
止部74bが設けられている。
【0036】スプロケット歯車77、79は各々、フレ
ーム75の両開口部75a、75bの内側で車体18の
幅方向に取り付けられた二つの支軸77a、79aにそ
れぞれ回動可能に軸支されている。チェーン81は、二
つのスプロケット歯車77、79の間に掛け渡され、ス
プロケット歯車79が駆動されることによってフレーム
75内を回動する。
【0037】スクレッパ83は、チェーン81の外側面
に間隔をおいて複数固設されており、チェーン81の回
動に伴って各スクレッパ83が回動し隣接するスクレッ
パ83の間でバラストを掻き上げフレーム75の底部に
沿って搬送用ベルトコンベア15まで移送する。各スク
レッパ83には掻き上げ用の爪であるビット85が五個
づつ取り付けられ、バラストの掻き上げ効率を高めてい
る(図9参照)。
【0038】駆動用モータ87は、スプロケット歯車7
9に対向してフレーム75の上側面から突出した位置で
フレーム75の側面に支持固定されている。駆動用モー
タ87とスプロケット歯車79との間には図示しないベ
ルトが掛け渡され、その部分においてフレーム75の上
側面は切り欠かれている。また、縣架されたベルトを保
護するためのベルトカバー87aがフレーム75の側壁
に取り付けられている。
【0039】リフト用油圧シリンダ89は、そのシリン
ダ基端部89aは固定ボス部41に固設されたブラケッ
ト41aに車体18の前後方向で揺動可能として取り付
けられ、そのピストンロッド89bの先端はフレーム7
5の開口部75a上端面に固設されたブラケット89c
に車体18の幅方向を軸心として軸支され、リフト用油
圧シリンダ89の伸縮によりフレーム75の開口部75
aとバラスト面とを近接・離隔させている。
【0040】シフト部91は、フレーム75の開口部7
5bよりも上方の車体18側面から突出形成された円筒
状のシフト用ボス部93a、シフト用ボス部93a内に
摺動可能として配設されシフト用ボス部93a先端から
車体18の幅方向に突出する長さが変化可能なシフト用
軸部93b、シフト用軸部93bの先端に固設されると
共に支持腕97を介して車体18の前後方向に揺動可能
にフレーム75が取り付けられる取付用円筒部93cか
ら成る。
【0041】そのシフト部91に並設された第二シフト
用油圧シリンダ95は、そのシリンダ基端部95aがシ
フト用ボス部93aに固設され、そのピストンロッド9
5b先端が取付用円筒部93cに取り付けられて、第二
シフト用油圧シリンダ95の伸縮によりシフト用軸部9
3bがシフト用ボス部93a内で摺動しシフト用ボス部
93aと取付用円筒部93cとの距離が変化し、それに
よってフレーム75と車体18側面との間隔が変化す
る。
【0042】格納用シリンダ99は、そのシリンダ基端
部99aがフレーム75の上面中程に取り付けられ、ピ
ストンロッド99bの先端が取付用円筒部93cに取り
付けられ、その伸縮によってフレーム75が車体18の
前後方向に揺動しフレーム75の開口部75b側とシフ
ト部91との距離が変化する。
【0043】以上、詳述した構造を有するバラスト作業
車は、次のようにしてバラストを掘削し掻き上げて、搬
送機構としての搬送用ベルトコンベア15及び搬出用ベ
ルトコンベア17まで運ぶ。即ち、図2に二点鎖線で示
すように、まず作業箇所にて掻き上げ機構13を用い
て、掘削機構11の掘削部60が入る大きさの穴を軌道
3の脇に掘る。その穴は、掘削部60を収納したときに
掘削部60の上面が枕木5の下面より下側に位置する深
さまで掘る。その穴を掘る前に、第一シフト用油圧シリ
ンダ24及び第二シフト用油圧シリンダ95によって、
掘削機構11及び掻き上げ機構13を車体18の幅方向
に移動させ、軸部40及びフレーム75をそれぞれ軌道
3脇の所定位置の上方に位置させる。それから、格納用
シリンダ99を伸長してフレーム75を下方に移動さ
せ、リフト用油圧シリンダ89を伸長してフレーム75
の開口部75aをバラスト面に押し付け、駆動用モータ
87を回転させてチェーン81を回転させることによ
り、チェーン81に取り付けられたスクレッパ83及び
ビット85で、軌道3脇のバラストを掻き上げる。掻き
上げられたバラストは、フレーム75の開口部75bに
連設された搬送用ベルトコンベア15及び搬出用ベルト
コンベア17で移送されて行く。車体18を軌道3上で
移動させながら、上記の掻き上げ作業を行うことによっ
て、掘削部60が入る大きさの穴が軌道3脇にできあが
る。その後、車体18を移動させて、その穴の後端上方
に軸部40を位置させる。その位置で旋回シリンダ39
を収縮して回転ボス部43及び掘削部60を回転させ、
その穴の上方に掘削部60を位置させる。それから昇降
用油圧シリンダ53を伸長して昇降ロット45を降下さ
せ、軌道3脇の穴内に掘削部60を降ろす。その穴内に
掘削部60が納まった状態で、油圧モータ47を作動さ
せ駆動軸51を介してスプロケット歯車49及びチェー
ン65を回転させてスクレッパ67及びビット69によ
ってバラストを掘削しながら、旋回シリンダ39を伸長
させて回転ボス部43を回転させ掘削部60を枕木5下
方へと旋回移動させて堀り進んで行く(図2の二点鎖線
で掘削部60の動きを示す、また掘削時のチェーンの回
転方向を図4に矢印Xで示す)。
【0044】そして、掘削部60によって掘削され、軸
部40近傍まで掻き出されたバラストは、先端をバラス
ト面に位置させたフレーム75内のスクレッパ83及び
ビット85によって掻き上げられ、搬送用ベルトコンベ
ア15まで運ばれる。以上のような掘削、及び掻き上げ
を、車体18を軌道3に沿って前進させながら、掘削部
60を適当な旋回位置に保った状態で(又は適当に旋回
作動させつつ)続行し、枕木5下のバラスト掘削作業を
進める。
【0045】本実施例では、固定ボス部41内に挿通し
た回転ボス部43、回転ボス部43に挿通した昇降ロッ
ト45、昇降ロット45の下端に接続した支持部61、
及び支持部61の外周に沿って回転作動するスクレッパ
67付きのチェーン65といった強固な部材により構成
された掘削部60及び軸部40を可動フレーム25に固
設し、固定フレーム21によって車体18の前面に取り
付けるという、たわみや緩みの少ない構造を取ってい
る。そのため、本実施例により、軌道3の片側から大ト
ルク又は高速でバラストを掻き出すことができる強固な
掘削機構を簡易に実現することができる。
【0046】また本実施例では、掘削機構11を車体に
取り付けるため、軸部40を取り付けた可動フレーム2
5を固定フレーム21に摺動可能に取り付けると共に、
車体18の前面に取り付けた回動ボス部35に対し軸受
け37を介して固定フレーム21に固定した回動軸部3
1を回動可能に取り付け、更に固定フレーム21と車体
18との間に設けたチルトシリンダ23によって、車体
18に対する掘削機構11全体の傾きを調節し支持する
ことができる構造としているため、車体18への掘削機
構11の取り付けを強固なものとすることができる。
【0047】さらに、本実施例では、旋回シリンダ39
により掘削部60を枕木5下で自在に旋回作動できるよ
うにし、またチルトシリンダ23によって軸部40及び
掘削部60の車幅方向の傾きも可変としているので、支
持部61の外周に沿って滑動するチェーン65の外側面
に固設したスクレッパ67及びビット69がバラストに
当接する角度の融通性が大きく、その角度を旋回シリン
ダ39やチルトシリンダ23によってバラストから掘削
部60先端に働く掘削反力を緩和することが可能であ
る。
【0048】加えて本実施例では、リフト用油圧シリン
ダ89によってフレーム75の開口部75aをバラスト
面に臨ませ、軌道3脇のバラストを掻き上げることがで
きるので、掘削部60が枕木5下から軌道3脇へと掘削
したバラストを掻き上げ搬送用ベルトコンベア15まで
運ぶというバラスト掘削・掻き上げ作業を迅速に行うこ
とができる。しかも掻き上げ機構13によれば、掻き上
げ作業を進めると共にリフト用油圧シリンダ89によっ
てフレーム75を下降させれば、軌道3脇に軌道3と平
行な方向の長い穴を掘ることもできる。従って、本実施
例によれば、掘削作業前に掘削部60を収納可能な長穴
を軌道3脇に沿って掘り、掘削部60を収納して枕木5
下へ掘削部60を潜り込ませるための準備を行うことも
できて便利である。
【0049】なお本実施例の旋回シリンダ39に代え
て、油圧で回転作動する歯車機構を回転ボス部43と固
定ボス部41との間に設けてもよい。また本実施例のヒ
ンジ部55に代えて、回転ボス部43の内周面と昇降ロ
ット45の外周面との間にスプラインを設けてもよい。
【0050】さらに本実施例のチルトシリンダ23に代
えて、油圧モータで回転する歯車機構を用いてもよい。
加えて本実施例の昇降用油圧シリンダ53に代えて、ラ
ックとピニオンとを各々回転ボス部43と昇降ロット4
5との間に設けてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】バラスト作業車1前部の掘削機構11を表す正
面図である。
【図2】バラスト作業車1の概略側面図である。
【図3】バラスト作業車1の概略平面図である。
【図4】バラスト作業車1前部の掘削機構11を表す平
面図である。
【図5】取付部20側面の一部を破断して表す、図1の
A矢視側面図である。
【図6】掘削部60の断面を表す、図4のB−B矢視断
面図である。
【図7】掻き上げ機構13の一部を破断して表す側面図
である。
【図8】バラスト作業車1側部の掻き上げ機構13を表
す平面図である。
【図9】掻き上げ機構13の断面を表す、図7のC−C
矢視断面図である。
【符号の説明】
11…掘削機構、 13…掻き上げ機構、
18…車体、19…発電機、 21…固定フ
レーム、 23…チルトシリンダ、41…固定ボ
ス部、 43…回転ボス部、 39…旋回
シリンダ、45…昇降ロット、 53…昇降用油圧
シリンダ、 51…駆動軸、47…油圧モータ、
49、63、77、79…スプロケット歯車、61…支
持部、 65、81…チェーン、67、83…
スクレッパ、 69、85
…ビット、

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体の前部に取付機構を介して取り付け
    られ、軌道下に敷かれたバラストを掘削して軌道脇へと
    運ぶ掘削機構と、車体側部に取り付けられ、軌道脇のバ
    ラストを掻き上げて搬送機構まで運ぶ掻き上げ機構と、
    を有するバラスト作業車であって、 前記掘削機構は、 車体前面の側部において車体の上下方向を軸方向として
    取り付けられた第一筒状部と、 該第一筒状部内に軸受けを介して回動可能且つ軸方向摺
    動不能に嵌挿された第二筒状部と、 車体と前記第二筒状部との間に設けられ第二筒状部を支
    持すると共に、回動させる回動手段と、 前記第二筒状部内に、相対回動不能且つ軸方向に摺動可
    能に挿通された第三筒状部と、 前記第二筒状部と前記第三筒状部との間に設けられ該第
    三筒状部を軸方向に摺動させる摺動手段と、 前記第三筒状部内に軸受けを介して相対回転可能に挿通
    された駆動軸と、 前記第三筒状部の上端に固設され前記駆動軸の一端に接
    続されて該駆動軸を回転駆動する動力源と、 一端が前記第三筒状部の下端に固定され、該第三筒状部
    に対し垂直方向に形成され軌道の幅より長い長尺状の支
    持部と、 前記駆動軸の他端に接続され、前記支持部の先端に位置
    して前記駆動軸と連動する第一スプロケット歯車と、 該第一スプロケット歯車と対を成し、前記支持部の他端
    において回転可能として前記支持部に軸支された第二ス
    プロケット歯車と、 前記第一及び第二スプロケット歯車の間に掛け渡され、
    前記支持部の外周に沿って滑動する第一無端ベルトと、 該第一無端ベルトの外側面に固設された掘削歯と、 を備え、 前記取付機構は、 前記第一筒状部と車体との間に設けられ、該第一筒状部
    を車体の幅方向に揺動可能に固定する固定手段と、 前記第一筒状部と車体との間に設けられ、該第一筒状部
    を揺動させて車体に対する該第一筒状部の傾きを調節す
    る揺動手段と、 を備えることを特徴とするバラスト作業車。
  2. 【請求項2】 前記掻き上げ機構は、 筒状を成し、下端に開口を有し、上端近傍において前記
    搬送機構に連結されるフレームと、 車体の幅方向を軸方向として前記フレームの上下端近傍
    にそれぞれ固設された支軸に各々回転可能として軸支さ
    れ、少なくとも一方が駆動源によって回転駆動される第
    三及び第四スプロケット歯車と、 該第三及び第四スプロケット歯車の間に掛け渡された第
    二無端ベルトと、 該第二無端ベルトの外側面に固設された掘削歯と、 前記掘削機構と前記フレームとの間に設けられ、該フレ
    ームを支持すると共に該フレームの下端を上昇又は下降
    させる昇降手段と、 車体の側部から突出形成された支持腕と前記フレームの
    他端部との間に設けられ、該フレームを支持すると共
    に、該フレームと前記支持腕とを近接・離隔させる近接
    ・離隔手段と、を備えることを特徴とする請求項1記載
    のバラスト作業車。
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