JPH0520226U - フラツト入力装置 - Google Patents

フラツト入力装置

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JPH0520226U
JPH0520226U JP7572691U JP7572691U JPH0520226U JP H0520226 U JPH0520226 U JP H0520226U JP 7572691 U JP7572691 U JP 7572691U JP 7572691 U JP7572691 U JP 7572691U JP H0520226 U JPH0520226 U JP H0520226U
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JP
Japan
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input device
input
conductor
vibration
flat input
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Pending
Application number
JP7572691U
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English (en)
Inventor
智 小田嶋
努 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shin Etsu Polymer Co Ltd
Original Assignee
Shin Etsu Polymer Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 入力が正しく完了したことを操作者が直接確
認できるフラット入力装置を提供する。 【構成】 可撓性基板1の一面に設けた可動導電体2
と、剛性基板3の一面に設けた固定導電体4とが対向し
て保持された入力装置において、入力がなされた際該固
定導電体4に小振幅の振動を与える装置が備えられてい
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、フラット入力装置、特には、電子黒板、デジタイザー座標入力装置 などに有用な、入力が正しく完了したことを操作者が直接確認できるフラット入 力装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
フラット入力装置は、電気・電子製品のデザイン上薄型化あるいは表示装置の 前面に配置するための透明化の要求から、近年多用されるようになったが、従来 の押釦式入力装置の固定接点と可動接点との距離すなわちストロークが0.5m m以下、特には0.1mm以下と小さいか、あるいは表面に電極を設けたもので は、ストロークが全くなくクリック感がないため、スイッチオンが正しく完了し て、導通したか否かを操作者が直接感覚的に確認することが困難であった。 このため従来のフラット入力装置では、スイッチオンされたときに音響を発生 する機構を付設したり、画面表示によりスイッチオンを確認できるようにするな どの工夫がなされていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしこれらの方法は、例えば指で入力したものを耳あるいは目を通して確認 するという間接的な手段に過ぎず、耳による場合は、発生音響が操作者にとって 意外にうるさいものであるうえ、自分の入力操作を第3者に知らせることになる し、また周囲の騒音により確認音を聞きとることが困難であったりして、誤認す るおそれがあった。また目による場合、表示装置の前面に透明フラット入力装置 を配置するような際には有用であるが、それでも見落としがあったり、小型装置 には適用し難いという欠点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案者らは、入力された際操作者になんらかの刺激が与えられればよいこと に着目し、フラット入力装置に適用可能な手段について種々研究を重ねた結果、 スイッチオンした際の確認を直接感覚的にでき、しかも騒音や誤認がなく、小型 装置にも適用可能な装置を完成したのであって、これは可撓性基板の一面に設け た可動導電体と、剛性基板の一面に設けた固定導電体とが対向して保持された入 力装置において、入力がなされた際該固定導電体に小振幅の振動を与える装置が 備えられていることを特徴とするフラット入力装置である。
【0005】 以下図によって本考案を説明する。図1(a)は本考案のフラット入力装置の 部分縦断面図であるが、可撓性基板1の下面に可動導電体2を固着し、剛性基板 3の上面に固定導電体4を固着し、両基板を各導電体2、4が間隔を保って対向 するよう保持する。しかして入力がなされた際、剛性基板3に起振機5によって 小振幅の振動を与えるようにする。そこで(b)に示すように、可撓性基板1上 の一点を指6で押圧すると可撓性基板1がその点で凹み、可動導電体2が固定導 電体4に接触した瞬間、起振機5により剛性基板4が小振幅の振動をし、両導電 体を介して指先に確かな振動を感じ、スイッチオンされたことを操作者は直接確 認することができる。
【0006】 本考案に用いられる固定導電体に振動を与える起振機としては、モーターにカ ムを取り付け剛性基板を直接的にあるいは振動の良導体を介して間接的に叩くよ うにしたもの、あるいは音響電圧発生器で駆動されるスピーカーにより振動させ るもの等従来公知の起振機が用いられる。起振機の個数は1個でもまた複数個で もよいが、できるだけ入力スイッチ部分の近傍に配置することが好ましく、また 小型、薄型であることが望ましいので、複数のフィルム状スピーカーを固定導電 体を設けた剛性基板の下あるいは周囲に配置し、振動を与えるようにすることが 望ましい。この場合刺激として感じ得る程度の大きさの振幅が必要ではあるが、 しかし、耳に騒音として感じないようにするために、振動数を50Hz以下、好 ましくは5〜20Hzあるいは20000Hz以上の超音波振動数とし、振動を 与える時間は、スイッチオンしている時間中与え続けるか、スイッチオンされた 瞬間に0.3秒以下程度の時間だけ振動を与える方法等が考えられるが適宜選択 すればよい。
【0007】 本考案が適用されるフラット入力装置の入力部は従来公知のものでよい。例え ば電子黒板の場合では、剛性プラスチックシート等の基材表面に金属細線、IT O薄膜、各種導電ペースト等の導電体で配線パターンを形成した下側の剛性基板 と、可撓性プラスチック等の基材表面に下側の剛性基板と同様に配線パターンを 形成した上側の可撓性基板とを、それぞれの配線パターンが相対向するように向 かい合わせて保持する。 以上によりフラット入力装置においてスイッチオンした際の確認が騒音や誤認 の心配なしに直接感覚的にでき、しかも小型の装置にも適用可能な入力装置が得 られる。
【0008】
【実施例】
図2は本考案の一例としての電子黒板に、起振機としてフィルム状スピーカー と超音波振動数の電圧発生器を用いた例で、(a)は平面図、(b)は部分縦断 面図であるが、1面に可動導電体2としてITO蒸着膜配線パターンを形成した 可撓性プラスチックよりなる上側可撓性基板1と、同様に固定導電体4としてI TO蒸着膜配線パターンを形成した剛性プラスチックよりなる下側剛性基板3を 、配線パターン配設面が相対向するようにスペーサ7を介して配置し、下側剛性 基板3に密着してフィルム状スピーカー8を取り付けた。このスピーカー8の入 力端子9と超音波振動数の電圧発生器10の出力端子11を接続し、両導電体が 接触したとき20Hzの振動電圧を出力するよう回路を構成した。図3に電圧発 生器10の一例を示す。12は20Hzの信号源、13は結合変圧器、14は結 合コンデンサ、15は直流バイアス電源である。 この電子黒板の上側可撓性基板1の上面をチョーク16で押圧したところ、指 先に確かな振動を感じ、スイッチオンされたことを直接確認することができると ともに、導通した可動導電体2と固定導電体4は、それぞれの端子板17、18 を経て位置座標検出装置(図示せず)により検出され、押圧点の位置座標が算出 された。
【0009】
【考案の効果】
本考案によれば、スイッチオンが完全になされたことを、操作者に振動により 直接感覚的に知らせることができるので、入力したことが確実に認識され、した がって誤動作が低減し、入力速度が速くなるという利点が得られる。 特に起振機を超音波振動数の電圧発生器により駆動されるフィルム状スピーカ ーとした場合、装置の大型化を招くことがなく、薄型であるというフラット入力 装置の利点をそのまま生かすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a),(b)は本考案のフラット入力装置の
部分断面図である。
【図2】本考案による電子黒板で、(a)は平面図、
(b)は(a)のX−X線に沿う縦断面図である。
【図3】本考案に用いた電圧発生器の一例の回路図であ
る。
【符号の説明】
1 可撓性基板 2 可動導電体 3 剛性基板 4 固定導電体 5 起振機 6 指 7 スペーサ 8 フィルム状スピーカー 9 入力端子 10 電圧発生器 11 出力端子 12 信号源 13 結合変圧器 14 結合コンデンサ 15 直流バイアス電源 16 チョーク 17 端子板 18 端子板

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可撓性基板の一面に設けた可動導電体
    と、剛性基板の一面に設けた固定導電体とが対向して保
    持された入力装置において、入力がなされた際該固定導
    電体に小振幅の振動を与える装置が備えられていること
    を特徴とするフラット入力装置。
  2. 【請求項2】 上記振動を与える装置が超音波振動数の
    電圧発生装置である請求項1に記載の装置。
JP7572691U 1991-08-27 1991-08-27 フラツト入力装置 Pending JPH0520226U (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003186622A (ja) * 2001-12-21 2003-07-04 Alps Electric Co Ltd 入力装置
JP2004530200A (ja) * 2001-03-09 2004-09-30 イマージョン コーポレーション ラップトップコンピュータ及びその他の携帯用機器のための触感インターフェイス
JP2006509289A (ja) * 2002-12-04 2006-03-16 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 接触検知能を有するグラフィカル・ユーザー・インターフェイス

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