JPH05202082A - 1位置換リピッドa類縁体 - Google Patents

1位置換リピッドa類縁体

Info

Publication number
JPH05202082A
JPH05202082A JP5012292A JP5012292A JPH05202082A JP H05202082 A JPH05202082 A JP H05202082A JP 5012292 A JP5012292 A JP 5012292A JP 5012292 A JP5012292 A JP 5012292A JP H05202082 A JPH05202082 A JP H05202082A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
compound
deoxy
tms
tetradecanoyl
glucopyranose
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5012292A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Hasegawa
明 長谷川
Makoto Kiso
真 木曽
Sukeji Wakita
資治 脇田
Koushirou Fushimi
幸志朗 伏見
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Tobacco Inc
Original Assignee
Japan Tobacco Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Japan Tobacco Inc filed Critical Japan Tobacco Inc
Priority to JP5012292A priority Critical patent/JPH05202082A/ja
Publication of JPH05202082A publication Critical patent/JPH05202082A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Saccharide Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 【化1】 (式中、R、R、Rは、同一又は異なっていても
よく、水素原子又は水酸基を表し、また、lは6〜14
の整数を、mは6〜14の整数を、nは6〜14の整数
を表す)で示させる1位置換リピッドA類縁体及び製薬
上許容し得る塩。 【効果】本発明化合物は、免疫賦活剤、抗腫瘍剤等の医
薬品として有用である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、免疫賦活剤、抗腫瘍剤
等の医薬品として有用なリピッドA様活性を有する新規
な1位置換リピッドA類縁体に関する。
【0002】
【従来の技術】グラム陰性菌の細胞表層は、細胞膜、そ
れを取り囲む細胞壁ペプチドグルカン及び外膜から成っ
ており、この外膜は、エンドトキシショックを惹起する
内毒素の主成分であるリポポリサッカライド(以下、L
PSという)を含んでいる。
【0003】LPSは、酸性タンパク質部分と、高分子
多糖部分と、リン脂質部分の三つの部分から成り立って
おり、発熱作用、出血作用、関節炎発症、脳脊髄炎発症
といった作用の他に、その宿主防禦機構である免疫を賦
活する作用(マクロファージ活性化作用、B細胞幼若化
作用、細胞性免疫賦活活性作用等)や抗腫瘍作用(IF
N(インターフェロン)誘導作用、TNF(腫瘍壊死因
子)誘導作用等)を有していることが知られている。
【0004】LPSの活性発現中心は、上記三つの部分
のうち、リピッドAと呼ばれるリン脂質部分であり、二
糖アミンに脂肪酸残基とリン酸が結合した下記の様な構
造を有するものである〔日本細菌学雑誌40(1),5
7(1985)およびProc.Natl.Acad.
Sci.USA80,4624(1983)〕。
【0005】
【化2】
【0006】最近の研究によれば、上式に示された非還
元、還元の各サブユニット単独でもリピッドA様活性を
有することが判明しており、様々な類縁体が合成されて
いる。
【0007】例えば、特表昭60−501259号公報
には還元サブユニットに近似したリピッドX類縁体とそ
の製造法が、特開平1−146891号公報にはモノホ
スホリルリピッドA誘導体が、特開平1−121295
号公報には還元サブユニットに類似した2,3,4−ト
リアシル化グルコサミンが、特開平1−221397号
公報にはリピッドA型の新規なムラミルペプチド誘導体
が開示されている。
【0008】そして、本発明者らも、より強い活性を有
するリピッドA誘導体を得るべく様々の合成を試み、と
りわけ非環元サブユニット誘導体について置換基を変え
たり、その導入位置を変換するなど数多くの新規誘導体
を合成し、その結果、これら誘導体中に天然リピッドA
と類似の強い活性が見られることを見い出し、すでに多
くの特許出願を行ってきた(例えば、特願平3−115
723号、あるいは特開平3−106894号公報、国
際出願91/16332)。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記のとおり、リピッ
ドA類縁体については様々な研究が行われており、各種
置換基による修飾、置換基導入部位の検討が詳細にわた
って行われている。しかしながら、同じ置換基でもその
導入部位によって活性が大きく異なるなど、医薬品とし
て実用化し得るものは未だ開発されておらず、より強い
活性を有し、かつ低毒性の化合物の出現が望まれてい
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決することを目的として、リピッドA誘導体につい
て引き続き精意研究した結果、医薬品として有用な新規
リピッドA類縁体を見出し、本発明を完成するに至った
ものである。
【0011】本発明によれば、新規な1位置換リピッド
A類縁体は下記一般式〔I〕で示される構造を有する。
【0012】
【化3】
【0013】但し、R、R、Rは、 同一又は異
なっていてもよく水素原子又は水酸基を表し、また、l
は6〜14の整数を、mは6〜14の整数を、nは6〜
14の整数を表す。
【0014】また、本発明は上記化合物の製薬上許容し
得る塩をも包含する。このような塩としては、無機アル
カリ金属塩、アルカリ土類金属塩又は有機アミン塩が挙
げられる。より具体的には、例えばナトリウム、カリウ
ム、リチウム、カルシウム、トリエタノールアミン、ジ
エタノールアミン、モノエタノールアミン又はトリエチ
ルアミン等との塩が挙げられる。本発明の1位置換リピ
ッドA類縁体〔I〕は、環の1位に置換基を導入した点
に構造上の特徴を有するものであり、医薬としての有用
性が特に期待される。これら化合物〔I〕には立体異性
体が存在し得るが、単離された異性体、異性体混合物の
いずれも本発明に包含されるものである。
【0015】これら1位置換リピッドA類縁体〔I〕
は、例えば次のごとき反応によって製造することができ
る。
【0016】
【化4】
【化5】
【化6】
【化7】
【化8】】
【0017】(第1工程)D−グルコサミンより誘導し
た公知の化合物〔1〕(例えば、特開昭56−6399
1号公報参照)を、ジクロロメタン等の不活性溶媒中に
おいて、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピ
ル)−カルボジイミド塩酸塩(WSC・HCl)又はジ
シクロヘキシルカルボジイミド(DCC)等の縮合剤存
在下、触媒量のジメチルアミノピリジン(DMAP)等
を加え、3位水酸基を2−(トリメチルシリル)エトキ
シメチル基(SEM基)等で保護した脂肪酸化合物又は
水酸基を有さない直鎖状脂肪酸化合物とを反応させるこ
とにより、化合物〔1〕をアミド化し、化合物〔2〕を
得る。
【0018】(第2工程)第1工程で得られた化合物
〔2〕で示される化合物を、ジクロロメタン等の不活性
溶媒中において、WSC・HCl又はDCC等の縮合剤
存在下、3位水酸基をSEM基等で保護した脂肪酸化合
物又は水酸基を有さない直鎖状脂肪酸化合物とを反応さ
せることにより、環の3位ヒドロキシル基をアシル化
し、化合物〔3〕を得る。
【0019】(第3工程)第2工程で得られた化合物
〔3〕を酢酸水溶液等の酸を用い、加水分解させること
により、4,6位の保護基を脱離し、化合物〔4〕を得
る。
【0020】(第4工程)第3工程で得られた化合物
〔4〕をピリジン、ジクロロメタン等の不活性溶媒に溶
解した後、第3級ブチルジメチルシリルクロライド(T
BDMS−Cl)と反応させて、6位をTBDMSで保
護した化合物〔5〕を得る。
【0021】(第5工程)化合物〔5〕をDMAPとと
もにピリジン、ジクロロメタン又はこれらの混合溶媒等
に溶解し、ジフェニルホスホノクロライドと反応させ
て、4位にジフェニルホスホノ基を有する化合物〔6〕
を得る。
【0022】(第6工程)化合物〔6〕をメタノール等
に溶解し、パラジウムや白金等の触媒の存在下で接触還
元反応させ、1位の保護基(ベンジル基等)を脱離し、
化合物〔7〕を得る。
【0023】(第7工程)第6工程で得られた化合物
〔7〕で示される化合物を、ジクロロメタン等の不活性
溶媒中において、WSC・HCl又はDCC等の縮合剤
存在下、触媒量のDMAPを加え、3位水酸基をSEM
基等で保護した脂肪酸化合物又は水酸基を有さない直鎖
状脂肪酸化合物とを反応させることにより、環の1位ヒ
ドロキシル基をアシル化し、化合物〔8〕を得る。
【0024】(第8工程)化合物〔8〕をジクロロメタ
ン等の不活性溶媒に溶解し、トリフルオロ酢酸又は三フ
ッ化ホウ素エーテル錯体(BF.OEt)等の酸或
いはテトラブチルアンモニウムフルオライド等のフルオ
ライドイオン発生剤を添加して、各保護基を脱離し、化
合物
〔9〕を得る。
【0025】(第9工程)化合物
〔9〕をエタノール、
酢酸等の溶媒に溶解し、酸化白金(PtO)等の触媒
を加え、水素添加することにより、最終目的化合物
〔I〕を得る。
【0026】
【医薬品への適応】一般式〔I〕で示される本発明化合
物は通常全身的或いは局所的に、経口または非経口で投
与される。
【0027】投与量は年齢、体重、症状、治療効果、投
与方法,処理時間等により異なるが、通常成人ひとり当
り、1回に0.01mg〜100mgの範囲で、1日1
回から数回経口あるいは非経口投与される。
【0028】本発明による経口投与のための固体組成物
としては、錠剤、散剤、顆粒剤等が含まれる。このよう
な固体組成物においては、ひとつ又はそれ以上の活性物
質が、少なくともひとつの不活性な希釈剤、分散剤、例
えば乳糖、マンニトール、ブドウ糖、ヒドロキシプロピ
ルセルロース、微結晶セルロース、デンプン、ポリビニ
ルピロリドン、メタケイ酸アルミン酸マグネシウムの他
無水ケイ酸末等の吸着剤と混合される。また、組成物は
常法に従って、不活性な希釈剤以外の添加剤を含有して
もよい。
【0029】錠剤又は丸剤は必要により白糖、ゼラチ
ン、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピ
ルメチルセルロースフタレート等の胃溶性或いは腸溶性
物質のフィルムで被膜してもよいし、また、2以上の層
で被膜してもよい。さらにゼラチン、エチルセルロース
のような物質のカプセルも包含される。
【0030】経口投与のための液体組成物は、薬剤的に
許容される乳濁剤、溶解剤、懸濁剤、シロップ剤、エリ
キシル剤等を含み、一般的に用いられる不活性な希釈
剤、例えば精製水、エタノール、植物油、乳化剤等を含
む。この組成物は不活性な希釈剤以外に浸潤剤、懸濁剤
のような補助剤、甘味剤、風味剤、芳香剤、防腐剤を含
有してもよい。非経口投与のための注射剤としては、無
菌の水性又は非水性の溶液剤、可溶化剤、懸濁剤、乳化
剤を包含する。水性の溶液剤、可溶化剤、懸濁剤として
は例えば、注射用蒸留水、生理食塩水、シクロデキスト
リン及びその誘導体、トリエタノールアミン、ジエタノ
ールアミン、モノエタノールアミン、トリエチルアミン
等の有機アミン類の他、無機アルカリ等も含まれる。
【0031】非水溶性の溶液剤としては、例えばプロピ
レングリコール、ポリエチレングリコール、オリーブ油
のような植物油、エタノールのようなアルコール類があ
る。また、非水溶性の可溶化剤としては、例えば、ポリ
オキシエチレン硬化ヒマシ油、庶糖脂肪酸エステル等の
界面活性剤(混成ミセル形成)及び、レシチン及び水添
レシチン(リポソーム形成)等がある。また、植物油等
非水性の溶解剤を、レシチン、ポリオキシエチレン硬化
ヒマシ油、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレング
リコール等を乳化剤として製するエマルジョン製剤も含
まれる。
【0032】非経口投与のためのその他の組成物として
は、ひとつ又はそれ以上の活性物質を含み、それ自体公
知の方法により処方される外用液剤、軟膏のような塗布
剤、座剤及びペッサリー等が含まれる。
【0033】以下に、本発明に係る最終目的化合物
〔I〕の製造方法を実施例によって具体的に説明する。
しかし、これによって本発明が限定されるものではない
ことは勿論であり、例えば次のような化合物も本発明に
属するものである。
【0034】◎2−デカナミド−1−−デカノイル−
2−デオキシ−4−−ホスホノ−3−−テトラデカ
ノイル−α−−グルコピラノース ◎3−−デカノイル−2−デオキシ−2−ドデカナミ
ド−1−−ドデカノイル−4−−ホスホノ−α−
−グルコピラノース ◎2−デオキシ−3−−ドデカノイル−1−−ヘキ
サデカノイル−4−−ホスホノ−2−テトラデカナミ
ド−α−−グルコピラノース ◎2−デオキシ−3−−ドデカノイル−2−オクタデ
カナミド−1−−オクタデカノイル−4−−ホスホ
ノ−α−−グルコピラノース ◎2−デカナミド−1−−デカノイル−2−デオキシ
−3−−{(3)−3−ヒドロキシヘキサデカノイ
ル}−4−ホスホノ−α−−グルコピラノース ◎2−ドデカナミド−2−デオキシ−3−−{(3
)−3−ヒドロキシヘキサデカノイル}−4−−ホ
スホノ−1−−テトラデカノイル−α−−グルコピ
ラノース ◎2−デオキシ−2−ヘキサデカナミド−1−−ヘキ
サデカノイル−3−−{(3)−3−ヒドロキシオ
クタデカノイル}−4−−ホスホノ−α−−グルコ
ピラノース ◎2−デオキシ−3−−{(3)−3−ヒドロキシ
オクタデカノイル}−2−オクタデカナミド−1−
オクタデカノイル−4−−ホスホノ−α−−グルコ
ピラノース ◎1−−デカノイル−2−デオキシ−3−−ドデカ
ノイル−2−{(3)−3−ヒドロキシドデカナミ
ド}−4−−ホスホノ−α−−グルコピラノース ◎3−−デカノイル−2−デオキシ−1−−ドデカ
ノイル−2−{(3)−3−ヒドロキシヘキサデカナ
ミド}−4−−ホスホノ−α−−グルコピラノース ◎3−−デカノイル−2−デオキシ−1−−ヘキサ
デカノイル−2−{(3)−3−ヒドロキシオクタデ
カナミド}−4−−ホスホノ−α−−グルコピラノ
ース ◎2−デオキシ−2−{(3)−3−ヒドロキシデカ
ナミド}−1−−オクタデカノイル−4−−ホスホ
ノ−3−−テトラデカノイル−α−−グルコピラノ
ース ◎1−−デカノイル−2−デオキシ−2−{(3
−3−ヒドロキシドデカナミド}−3−−{(3
−3−ヒドロキシオクタデカノイル}−4−−ホスホ
ノ−α−−グルコピラノース ◎2−デオキシ−1−−ドデカノイル−2−{(3
)−3−ヒドロキシヘキサデカナミド}−3−
{(3)−3−ヒドロキシヘキサデカノイル}−4−
−ホスホノ−α−−グルコピラノース ◎2−デオキシ−1−−ヘキサデカノイル−3−
{(3)−3−ヒドロキシヘキサデカノイル}−2−
{(3)−3−ヒドロキシオクタデカナミド}−4−
−ホスホノ−α−−グルコピラノース ◎2−デオキシ−2−{(3)−3−ヒドロキシデカ
ナミド}−3−−{(3)−3−ヒドロキシメクタ
デカノイル}−1−−オクタデカノイル−4−−ホ
スホノ−α−−グルコピラノース ◎2−デオキシ−3−−ドデカノイル−2−ヘキサデ
カナミド−1−−{(3)−3−ヒドロキシデカノ
イル}−4−−ホスホノ−α−−グルコピラノース ◎2−デオキシ−3−−ドデカノイル−1−
{(3)−3−ヒドロキシドデカノイル}−2−オク
タデカナミド−4−−ホスホノ−α−−グルコピラ
ノース ◎2−デカナミド−3−−デカノイル−2−デオキシ
−1−−{(3)−3−ヒドロキシヘキサデカノイ
ル}−4−−ホスホノ−α−−グルコピラノース ◎3−−デカノイル−2−デオキシ−2−ドデカナミ
ド−1−−{(3)−3−ヒドロキシオクタデカノ
イル}−4−−ホスホノ−α−−グルコピラノース ◎2−デオキシ−2−ヘキサデカナミド−1−
{(3)−3−ヒドロキシデカノイル}−3−
{(3)−3−ヒドロキシオクタデカノイル}−4−
−ホスホノ−α−−グルコピラノース ◎2−デオキシ−1−−{(3)−3−ヒドロキシ
ドデカノイル}−3−−{(3)−3−ヒドロキシ
オクタデカノイル}−2−オクタデカナミド−4−
ホスホノ−α−−グルコピラノース ◎2−デカナミド−2−デオキシ−1−−{(3
−3−ヒドロキシヘキサデカノイル}−3−−{(3
)−3−ヒドロキシヘキサデカノイル}−4−−ホ
スホノ−α−−グルコピラノース ◎2−デオキシ−1−−{(3)−3−ヒドロキシ
オクタデカノイル}−3−−{(3)−3−ヒドロ
キシヘキサデカノイル}−4−−ホスホノ−2−ドデ
カナミド−α−−グルコピラノース ◎3−−デカノイル−2−デオキシ−1−−{(3
)−3−ヒドロキシデカノイル}−2−{(3)−
3−ヒドロキシオクタデカナミド}−4−−ホスホノ
−α−−グルコピラノース ◎2−デオキシ−3−−ドデカノイル−2−{(3
)−3−ヒドロキシデカナミド}−1−−{(3
)−3−ヒドロキシドデカノイル}−4−−ホスホ
ノ−α−−グルコピラノース ◎2−デオキシ−3−−ドデカノイル−2−{(3
)−3−ヒドロキシドデカナミド}−1−−{(3
)−3−ヒドロキシヘキサデカノイル}−4−−ホ
スホノ−α−−グルコピラノース ◎3−−デカノイル−2−デオキシ−2−{(3
−3−ヒドロキシヘキサデカナミド}−1−−{(3
)−3−ヒドロキシオクタデカノイル}−4−−ホ
スホノ−α−−グルコピラノース ◎2−デオキシ−1−−{(3)−3−ヒドロキシ
デカノイル}−3−−{(3)−3−ヒドロキシヘ
キサデカノイル}−2−{(3)−3−ヒドロキシオ
クタデカナミド}−4−−ホスホノ−α−−グルコ
ピラノース ◎2−デオキシ−2−{(3)−3−ヒドロキシデカ
ナミド}−1−−{(3)−3−ヒドロキシドデカ
ノイル}−3−−{(3)−3−ヒドロキシオクタ
デカノイル}−4−−ホスホノ−α−−グルコピラ
ノース ◎2−デオキシ−2−{(3)−3−ヒドロキシドデ
カナミド}−1−−{(3)−3−ヒドロキシヘキ
サデカノイル}−3−−{(3)−3−ヒドロキシ
オクタデカノイル}−4−−ホスホノ−α−−グル
コピラノース ◎2−デオキシ−2−{(3)−3−ヒドロキシヘキ
サデカナミド}−3−−{(3)−3−ヒドロキシ
ヘキサデカノイル}−1−−{(3)−3−ヒドロ
キシオクタデカノイル}−4−−ホスホノ−α−
グルコピラノース
【0035】なお、本発明に係る化合物〔I〕及びその
製造に有用な中間体化合物〔1〕〜
〔9〕と、化合物番
号の関係を示せば次表のとおりである。
【0036】
【表1】
【0037】
【実施例1】2−デオキシ−4−−ホスホノ−2−テ
トラデカナミド−1−−テトラデカノイル−3−
テトラデカノイル−α−−グルコピラノース(化合物
A)
【0038】(第1工程)ベンジル 2−デオキシ−
4,6−−イソプロピリデン−2−テトラデカナミド
−β−−グルコピラノサイド(化合物2a)
【0039】ベンジル 2−アミノ−2−デオキシ−
4,6−−イソプロピリデン−β−−グルコピラノ
サイド(1a)(1.5g)をジクロロメタン(25m
l)に溶解し、テトラデカン酸(1.7g)、WSC・
HCl(1.9g)及び触媒量のDMAPを加え、室温
にて一夜攪拌した。反応溶液を減圧濃縮後、残渣をシリ
カゲルカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン:メ
タノール=200:1)にて精製し、シロップ状の標題
化合物(2a)(2.3g、収率93%)を得た。 [α]:−63.5゜(C=1.10,CH
) IR(film)cm−1:3500,3300,29
40,2860,1650,1550,860,730
〜700 H−NMR(300MHz)δ THS CDC
:0.88(3H,m,Me),1.24〜1.3
3(22H,m,−CH−),1.43,1.52
(6H,each s,−CMe),2.14(2
H,m,−CHCO−),3.28(1H,m,H−
5),3.60(2H,m,H−6a,e),3.78
〜3.97(3H,m,H−2,3,4),4.42
(1H,broads,OH),4.60(2H,2
d,jsem=22Hz,−CHPh),4.86
(1H,d,J1,2=11.9Hz,H−1),5.
90(1H,d,J2.NH=6.0Hz,NH),
7.27〜7.38(5H,m,Ph)
【0040】(第2工程)ベンジル 2−デオキシ−
4,6−−イソプロピリデン−2−テトラデカナミド
−3−−テトラデカノイル−β−−グルコピラノサ
イド(化合物3a)
【0041】化合物(2a)(410mg)をジクロロ
メタン(10ml)に溶解し、テトラデカン酸(1.0
g)及びWSC・HCl(633mg)を加え、室温に
て一夜攪拌し、化合物(2a)と同様の操作により精製
し、化合物(3a)(1.2g、収率83%)を得た。 [α]:−41.1゜(C=0.90,1:1 CH
Cl−CHOH) IR(KBr)cm−1:3300,2950,284
0,1750,1650,1550,860,730〜
700 H−NMR(300MHz)δ TMS CDC
:0.88(6H,m,Me),1.10〜1.3
0(44H,m,−CH−),1.35,1.47
(6H,each s,−CMe),2.00〜2.
40(4H,2m,−COCH−),3.33〜3.
45(1H,m,H−5),3.76(1H,t,J
3,4=J4,5=9.4Hz,H−4),3.80〜
4.01(2H,m,H−6a,e),4.19(1
H,q,J1,2=J2,3=J2,NH=9〜10H
z,H−2),4.46(1H,d,J1,2=8.4
Hz,H−1),4.55,4.86(2H,each
d,Jgem=12.5Hz,−CHPh),5.
02(1H,t,J2,3=J3,4=9.5Hz,H
−3),5.65(1H,d,J2,NH=9.8H
z,NH),7.20〜7.40(5H,m,Ph)
【0042】(第3工程)ベンジル 2−デオキシ−2
−テトラデカナミド−3−−テトラデカノイル−β−
−グルコピラノサイド(化合物4a)
【0043】化合物(3a)(1.3g)を酢酸(80
ml)及び水(20ml)の混合溶液を45℃にて2時
間攪拌した後、反応溶液を減圧濃縮した。得られた残渣
をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタ
ン:メタノール=50:1)にて精製し、標題化合物
(4a)(1.2g、quant.)を得た。 [α]:−37.9゜(C=0.90,1:1 CH
Cl−CHOH) IR(KBr)cm−1:3500,3300,295
0,2840,1750,1650.1550,730
〜700 H−NMR(300MHz)δ TMS CDC
:0.88(6H,m,Me),1.10〜1.7
5(44H,m,−CH−),2.00〜2.40
(5H,2m,−COCH−,OH),3.40(1
H,m,H−5),3.70〜4.05(5H,m,H
−2,4,6a,e),4.50〜4.65(2H,
m,−CHPh),4.85(1H,d,J1,2
12.3Hz,H−1),5.00(1H,t,J
2,3=J3,4=10.7Hz,H−3),5.54
(1H,d,J2,NH=9.2Hz,NH)7.20
〜7.40(5H,m,Ph)
【0044】(第4工程)ベンジル 6−−tert
−ブチルジメチルシリル−2−デオキシ−2−テトラデ
カナミド−3−−テトラデカノイル−β−−グルコ
ピラノサイド(化合物5a)
【0045】化合物(4a)(500mg)を、氷冷
下、ピリジン(30ml)に溶解し、tert−ブチル
ジメチルシリルクロライド(220mg)を加えた後、
室温にて一夜攪拌した。過剰量のメタノールを加え試薬
を分解した後、溶液を減圧濃縮した。その残渣をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン:メタ
ノール=150:1)にて精製し、シロップ状の標題化
合物(5a)(570mg、quant.)を得た。 [α]:−29.9゜(C=1.10,1:1 CH
Cl−CHOH) IR(film)cm−1:3450,3260,29
40,2860,1740,1650,1560,84
0,820,730〜700 H−MHR(300MHz)δ TMS CDC
:0.00(6H,m,Me−Si),0.80
(15H,m,Bu−Si,Me),1.00〜1.
55(44H,m,−CH−),1.90〜2.30
(4H,2m,−COCH−),3.19(1H,b
road s,OH),3.28(1H,m,H−
5),3.63(1H,t,J3,4=J4,5=9,
2Hz,H−4),3.72〜4.00(3H,m,−
CHPh,H−2),4.33,4.45(2H,e
ach d,Jgem=12.3Hz,H−
a,e),4.74(1H,d,J1,2=12.0
Hz,H−1),4.86(1H,t,J2,3=J
3,4=10.7Hz,H−3),5.34(1H,
d,J2,NH=9.3Hz,NH),7.13〜7.
25(5H,m,Ph)
【0046】(第5工程)ベンジル 6−−tert
−ブチルジメチルシリル−2−デオキシ−4−−ジフ
ェニルホスホノ−2−テトラデカナミド−3−−テト
ラデカノイル−β−−グルコピラノサイド(化合物6
a)
【0047】化合物(5a)(500mg)を、氷冷
下、ピリジン(15ml)に溶解し、DMAP(152
mg)を加え、予めジクロロメタン(2ml)に溶解し
たジフェニルホスホノクロリデイト(334mg)を加
えて一夜攪拌した。反応液に過剰量のメタノールを加
え、減圧濃縮後残渣をクロロホルムに溶解し、2N−H
Cl洗浄、水洗浄、芒硝乾燥後、減圧濃縮し、得られた
残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ジクロロ
メタン:メタノール=400:1)にて精製し、シロッ
プ状の標題化合物(6a)(510mg、収率84%)
を得た。 [α]:−21.3゜(C=0.90,CH
) IR(film)cm−1:3300,2940,28
60,1750,1650,1560,960,84
0,820,790〜700 H−NMR(300MHz)δ TMS CDC
:0.00(6H,m,Me−Si),0.85
(15H,m,Bu−Si,Me),0.95〜1.
65(44H,m,−CH−),2.00〜2.20
(4H,m,−COCH−),3.50(1H,m,
H−5),3.60〜3.82(2H,m,−CH
h),4.04(1H,m,H−2),4.45〜4.
72(3H,m,H−4,6a,e),4.83(1
H,d,J1,2=12.1Hz,H−1),5.26
(1H,t,J2,3=J3,4=10.6Hz,H−
3),5.37(1H,d,J2,NH=9.3Hz,
NH),7.05〜7.35(15H,m,Ph)
【0048】(第6工程)6−−tert−ブチルジ
メチルシリル−2−デオキシ−4−−ジフェニルホス
ホノ−2−テトラデカナミド−3−−テトラデカノイ
ル−−グルコピラノース(化合物7a)
【0049】化合物(6a)(450mg)をメタノー
ル(20ml)に溶解し、10%Pd−C(450m
g)を加えた後、室温にて一夜水素添加を行った。触媒
を濾別し、濾液、洗液を合わせて減圧濃縮して得られた
残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ジクロロ
メタン:メタノール=150:1)にて精製し、シロッ
プ状の標題化合物(7a)(300mg、収率73%)
を得た。 [α]:+21.0゜(C=1.00,CH
) IR(film)cm−1:3600〜3100,29
40,2860,1750,1650,1540,96
0,860,840,780〜690 H−NMR(300MHz)δ TMS CDCl
=0.00(6H,m,Me−Si),0.86(15
H,m,Bu−Si,Me),1.11〜1.55
(44H,m,−CH−),2.01〜2.21(4
H,m,−COCH−),3.71〜3.81(2
H,m,H−6a,e),3.90(1H,broad
S,OH),4.08(1H,m,H−5),4.2
3(1H,m,H−2),4.75(1H,q,J
3,4=J4,5=J4,p=9.3Hz,H−4),
5.23(1H,〜s,ll−1),5.52(1H,
t,J2,3=J3,4=9〜10Hz,H−3),
5.97(1H,d,J2,NH=9.2Hz,N
H),7.15〜7.35(10H,m,Ph)
【0050】(第7工程)6−−tert−ブチルジ
メチルシリル−2−デオキシ−4−−ジフェニルホス
ホノ−2−テトラデカナミド−1−−テトラデカノイ
ル−3−−テトラデカノイル−α−−グルコピラノ
ース(化合物8a)
【0051】化合物(7a)(100mg)をジクロロ
メタン(50ml)に溶解し、テトラデカン酸(48m
g)、WSC・HCl(40mg)及び触媒量のDMA
Pを加え、室温にて一夜攪拌した。反応液を減圧濃縮
後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ジク
ロロメタン:メタノール=250:1)にて精製し、シ
ロップ状の標題化合物(8a)(110mg、収率90
%)を得た。 [α]:+41.8゜(C=1.10,CH
) IR(film)cm−1:3300,2940,28
60,1760,1660,1530,950,86
0,840,770〜690 H−NMR(300MHz)δ TMS CDC
:0.00(6H,m,Me−Si),0.85
(18H,m,Bu−Si,Me),1.11〜1.
80(66H,m,−CH−),2.00〜2.20
(4H,m,−COCH−of C−1,3),2.
40(2H,m,−COCH−of C−2),3.
65〜3.90(2H,m,H−6a,e),4.35
(1H,m,H−5),4.86(1H,q,J1,2
=J2,3=J2,NH=9〜10Hz,H−2),
5.20(1H,q,J3,4=J4,5=J4,P
9〜10Hz,H−4),5.42(1H,t,J
2,3=J3,4=10.5Hz,H−3),5.60
(1H,d,J2,NH=9.5Hz,NH),6.2
0(1H,d,J1,2=9.1Hz,H−1),7.
10〜7.40(10H,m,Ph)
【0052】(第8工程)2−デオキシ−4−−ジフ
ェニルホスホノ−2−テトラデカナミド−1−−テト
ラデカノイル−3−−テトラデカノイル−α−−グ
ルコピラノース(化合物9a)
【0053】化合物(8a)(100mg)をジクロロ
メタン(4ml)に溶解し、トリフルオロ酢酸(2m
l)を加え、室温にて1時間攪拌した。反応液を減圧濃
縮し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィー(ジクロロメタン:メタノール=80:1)にて精
製し、シロップ状の標題化合物(9a)(88mg、q
uant.)を得た。 [α]:+32.5゜(C=0.90,CH
) IR(film)cm−1:3600〜3200,29
40,2860,1750,1670,1580,96
0,770〜690 H−NMR(300MHz)δ TMS CDC
:0.88(9H,m,Me),1.10〜1.8
5(66H,m,−CH−),2.10〜2.36
(4H,m,−COCH−of C−1,3),2.
45(2H,m,−COCH−of C−2),3.
08(1H,broad s,OH),3.65(2
H,m,H−6a,e),4.30(1H,m,H−
5),4.85(1H,q,J1,2=J2,3=J
2,NH=9〜10Hz,H−2),5.08(1H,
q,J3,4=J4,5=J4,p=9〜10Hz,H
−4),5.43(1H,t,J2,3=J3,4==
10.5Hz,H−3),5.60(1H,d,J
2,NH=9.2Hz,NH),6.25(1H,d,
1,2=9.6Hz,H−1),7.10〜7.40
(10H,m,Ph)
【0054】(第9工程)化合物(9a)(80mg)
をエタノール(50ml)に溶解し、触媒としてアダム
ス触媒(PtO・HO)(50mg)存在下、室温
にて水素添加を行った。触媒をセリットを用いて濾別
し、濾液と洗液を合わせて減圧濃縮後、1,4−ジオキ
サンを用いて凍結乾燥を行い、標題化合物(A)(77
mg、quant.)を得た。標題化合物(A)は、T
LC上で燐酸−モリブデン発色により、燐酸基の生成を
確認した。 融点:106〜108℃ [α]:+26.3゜(C=0.40,1:1CHC
−CHOH) IR(KBr)cm−1:3600〜3100,292
0,2850,1740,1640,1540
【0055】
【実施例2】2−デオキシ−3−−{(3)−3−
ヒドロキシテトラデカノイル}−4−−ホスホノ−2
−テトラデカナミド−1−−テトラデカノイル−α−
−グルコピラノース(化合物B)
【0056】(第2工程)ベンジル 2−デオキシ−
4,6−−イソプロピリデン−2−テトラデカナミド
−3−−[(3)−3−{2−(トリメチルシリ
ル)エトキシメトキシ}−テトラデカノイル]−β−
−グルコピラノサイド(化合物3b)
【0057】実施例1の第1工程で得られた化合物(2
a)(1g)及び(3)−3−{2−(トリメチルシ
リル)エトキシメトキシ}テトラデカン酸(865m
g)を用いて、化合物(3a)製造と同様の操作により
標題化合物(3b)(1.4g、収率88%)を得た。 [α]:−19.6゜(C=1.00,CH
) IR(film)cm−1:3300,2950,28
60,1750,1660,1550,870,84
0,760〜700 H−NMR(300MHz)δ TMS CDC
:0.00(9H,m,Me−Si),0.88
(8H,m,TMS−CH−,Me),1.10〜
1.30(42H,m,−CH−),1.34,1.
46(6H,each s,MeC),2.00〜
2.65(4H,m,−COCH−),3.25〜
3.40(1H,m,H−5),3.45〜4.10
(7H,m,TMS−CH−CH−,H−3 of
14−OSEM,H−2,4,6a,e),4.5
0〜4.90(5H,m,−CHPh,−OCH
−,H−1),5.08(1H,t,J2,3=J
3,4=9.8Hz,H−3),5.59(1H,d,
2,NH=9.2Hz,NH),7.20〜7.35
(5H,m,Ph)
【0058】(第3工程)ベンジル 2−デオキシ−2
−テトラデカナミド−3−−[(3)−3−{2−
(トリメチルシリル)エトキシメトキシ}テトラデカノ
イル]−β−−グルコピラノサイド(化合物4b)
【0059】化合物(3b)を用いて、化合物(4a)
製造と同様の操作により標題化合物(4b)(1.1
g、収率80%)を得た。 [α]:−30.8゜(C=1.00,CH
) IR(film)cm−1:3500,3300,29
40,2860,1750,1650,1550,86
0,840,760〜700 H−NMR(300MHz)δ TMS CDC
:0.00(9H,m,Me−Si),0.86
(8H,m,TMS−CH−,Me),1.10〜
1.70(42H,m,−CH−),2.00〜2.
63(5H,2m,−COCH−,OH),3.43
(1H,m,H−5),3.50〜3.65(2H,
m,H4,OH),3.66〜4.10(6H,m,T
MS−CH−CH−,H−3 of C14−OS
EM,H−2,6a,e),4.55〜4.75(4
H,m,CHPh,−OCHO−)
【0060】(第4工程)ベンジル 6−−tert
−ブチルジメチルシリル−2−デオキシ−2−テトラデ
カナミド−3−[(3)−3−{2−(トリメチル
シリル)エトキシメトキシ}テトラデカノイル]−β−
−グルコピラノサイド(化合物5b)
【0061】化合物(4b)を用い、化合物(5a)製
造と同様の操作により標題化合物(5b)(570m
g、quant.)を得た。 [α]:−26.7゜(C=1.10,CH
) IR(film)cm−1:3500,3300,29
40,2860,1750,1650,1550,86
0,840,730〜700 H−NMR(300MHz)δ TMS CDC
:0.00(15H,m,Me−Si),0.90
(17H,m,TMS−CH−,Bu−Si,M
e),1.10〜1.70(42H,m,−CH
−),1.90〜2.64(4H,2m,−COCH
−),3.37(1H,m,H−5),3.55〜
3.75(4H,m,TMS−CH−CH−,H−
3 of C14−OSEM,OH),3.88〜4.
10(4H,m,−CHPh,H−2,4),4.4
5〜4.75(4H,m,−OCHO−,H−6
a,e),4.84(1H,d,J1,2=12.1H
z,H−1),4.98(1H,t,J2,3=J
3,4=10.6Hz,H−3),5.48(1H,
d,J2,NH=9.0Hz,NH),7.20〜7.
35(5H,m,Ph)
【0062】(第5工程)ベンジル 6−−tert
−ブチルジメチルシリル−2−デオキシ−4−−ジフ
ェニルホスホノ−2−テトラデカナミド−3−
[(3)−3−{2−(トリメチルシリル)エトキシ
メトキシ}テトラデカノイル]−β−−グルコピラノ
サイド(化合物6b)
【0063】化合物(5b)を用い、化合物(6a)製
造と同様の操作により標題化合物(6b)(530m
g、収率75%)を得た。 [α]:+2.4゜(C=1.10,CHCl) IR(film)cm−1:3300,2940,28
60,1750,1650,1570,960,86
0,840,780〜690 H−NMR(300MHz)δ TMS CDC
:0.00(15H,m,Me−Si),0.89
(17H,m,TMS−CH−,Bu−Si,M
e),1.10〜1.65(42H,m,−CH
−),2.00〜2.45(4H,2m,−COCH
−),3.40〜3.95(7H,m,−CH
h,TMS−CH−CH−,H−3 of C14
−OSEM,H−2,5),4.45〜4.75(4
H,m,−OCHO−,H−6a,e),4.85〜
5.00(2H,m,H−1,4),5.52(1H,
t,J2,3=J3,4=10.4Hz,H−3),
5.84(1H,d,J2,NH=8.1Hz,N
H),7.10〜7.35(15H,m,Ph)
【0064】(第6工程)6−−tert−ブチルジ
メチルシリル−2−デオキシ−4−−ジフェニルホス
ホノ−2−テトラデカナミド−3−−[(3)−3
−{2−(トリメチルシリル)エトキシメトキシ}テト
ラデカノイル]−−グルコピラノース(化合物7b)
【0065】化合物(6b)を用い、化合物(7a)製
造と同様の操作により標題化合物(7b)(260m
g、収率70%)を得た。 [α]:+35.9゜(C=0.90,CH
) IR(film)cm−1:3500〜3200,29
40,2860,1740,1660,1540,96
0,860,840,790〜690 H−NMR(300MHz)δ TMS CDC
:0.00(15H,m,Me−Si),0.85
(17H,m,TMS−CH−,Bu−Si,M
e),1.25〜1.56(42H,m,−CH
−),2.12(2H,〜s,−COCH− of
C−3),2.37(2H,m,−COCH−of
C−2),3.38〜3.68(3H,m,H−5,
a,e),3.70〜3.84(3H,m,TMS−
CH−CH−,H−3 of C14−OSE
M),4.05〜4.20(2H,m,H−2,O
H),4.50(2H,2d,−OCHO−),4.
85(1H,q,J3,4=J4,5=J4,p=9〜
10Hz,H−4),5.27(1H,〜s,H−
1),5.52(1H,t,J2,3=J3,4=9〜
10Hz,H−3),5.98(1H,d,J2,NH
=8.6Hz,NH),7.14〜7.33(10H,
m,Ph)
【0066】(第7工程)6−−tert−ブチルジ
メチルシリル−2−デオキシ−4−−ジフェニルホス
ホノ−2−テトラデカナミド−1−−テトラデカノイ
ル−3−−[(3)−3−{2−(トリメチルシリ
ル)エトキシメトキシ}テトラデカノイル]−α−
グルコピラノース(化合物8b)
【0067】化合物(7b)(100mg)及びテトラ
デカン酸(42mg)を用ぃて、化合物(8a)製造と
同様の操作により標題化合物(8b)(90mg、収率
75%〕を得た。 [α]:+48.0゜(C=0.80,CH
) IR(film)cm−1:3300,2940,28
60,1750,1660,1560,950,86
0,830,770〜680 H−NMR(300MHz)δ TMS CDC
:0.00(15H,m,Me−Si),0.87
(20H,m,TMS−CH−,Bu−Si,M
e),1.00〜1.80(64H,m,−CH
−),2.10(2H,m,−COCH−of C
−3),2.30〜2.50(4H,m,−COCH
− of C−1,2),3.43〜3.90(6H,
m,TMS−CH−CH−,H−3 of C14
−OSEM H−5,6a,e),4.33(1H,
m,H−2),4.52(2H,2d,Jgem=1
0.0Hz,−OCHO−),4.86(1H,q,
3,4=J4,5=J4,P=9.3Hz,H−
4),5.46(1H,t,J2,3=J3,4=9〜
10Hz,H−3),5.73(1H,d,J2,NH
=8.1Hz,NH),6.27(1H,d,J1,2
=3.5Hz,H−1),7.10〜7.40(10
H,m,Ph)
【0068】(第8工程)2−デオキシ−4−−ジフ
ェニルホスホノ−3−−{(3)−3−ヒドロキシ
テトラデカノイル}−2−テトラデカナミド−1−
テトラデカノイル−α−−グルコピラノース(化合物
9b)
【0069】化合物(8b)(80mg)を用いて、化
合物(9a)製造と同様の操作により標題化合物(9
b)(55mg、収率85%)を得た。 [α]:+27.9゜(C=1.10,CH
) IR,H−NMRでSi系保護基のピークは、消失し
た。
【0070】(第9工程)化合物(9b)(55mg)
を用いて、化合物(A)製造と同様の操作により標題化
合物(B)(38mg、quant.)を得た。標題化
合物(B)は、TLC上で燐酸−モリブデン発色によ
り、燐酸基の生成を確認した。 融点:176〜178℃ [α]:+33.3゜(C=0.20,1:1 CH
Cl−CHOH) IR:化合物(A)と同様
【0071】
【実施例3】2−デオキシ−2−{(3)−3−ヒド
ロキシテトラデカナミド}−4−−ホスホノ−1−
−テトラデカノイル−3−−テトラデカノイル−α−
−グルコピラノース(化合物C)
【0072】(第1工程)ベンジル 2−デオキシ−
4,6−−イソプロピリデン−2−[(3)−3−
{2−(トリメチルシリル)エトキシメトキシ}テトラ
デカナミド]−β−−−グルコピラノサイド(化合物
2c)
【0073】化合物(1a)(1g)及び(3)−3
−{2−(トリメチルシリル)エトキシメトキシ}テト
ラデカン酸(1.2g)を用いて、化合物(2a)製造
と同様の操作によりシロップ状の標題化合物(2c)
(1.6g、収率74%)を得た。 [α]:−46.0゜(C=1.00,CH
) IR(film)cm−1:3470,3300,29
40,2860,1650,1550,860,84
0,730〜700 H−NMR(300MHz)δ TMS CDC
:0.00(9H,m,Me−Si),0.80〜
1.00(5H,m,TMS−CH−,Me),1.
15〜1.40(20H,m,−CH−),1.4
3,1.53(6H,each s,MeC),2.
32,2.42(2H,each dd,Jgem=1
4.7Hz,−COCH−),3.29(1H,m,
H−5),3.44〜4.00(8H,2m,TMS−
CH−CH−,H−3 of C14−OSEM
H−2,3,4,6a,e),4.45〜4.80(5
H,m,−CHPh,−OCHO,−OH),4.
88(1H,d,J1,2=12.1Hz,H−1),
6.41(1H,d,J2,NH=5.9Hz,N
H),7.20〜7.40(5H,m,Ph)
【0074】(第2工程)ベンジル 2−デオキシ−
4,6−−イソプロピリデン−3−−テトラデカノ
イル−2−[(3)−3−{2−(トリメチルシリ
ル)エトキシメトキシ}テトラデカナミド]−β−
グルコピラノサイド(化合物3c)
【0075】化合物(2c)(900mg)及びテトラ
デカン酸(463mg)を用いて、化合物(3a)製造
と同様の操作により標題化合物(3c)(1.2g、q
uant.)を得た。 [α]:−27.5゜(C=1.10,CH
) IR(film)cm−1:3350,2940,28
60,1750,1660,1540,860,84
0,760〜700 H−NMR(300MHz)δ TMS CDC
:0.00(9H,m,Me−Si),0.88
(8H,m,TMS−CH−,Me),1.24〜
1.70(42H,m,−CH−),1.35,1.
46(6H,eachs,MeC),2.20〜2.
35(4H,m,−COCH−),3.33(1H,
m,J4,5=J5,6e=0.8Hz,J5,6a
5.2Hz,H−5),3.47〜4.00(6H,
m,TMS−CH−CH−,H−3of C14
OSEM H−4,6a,e),4.13(1H,q,
1,2=J2,3=J2,NH=9〜10Hz,H−
2),4.50〜4.64(4H,m,−CHPh,
−OCHO−),4.87(1H,d,J1,2=1
0.0Hz,H−1),5.05(1H,t,J2,3
=J3,4=9.8Hz,H−3),6.12(1H,
d,j2,NH=9.5Hz,NH),7.27〜7.
35(5H,m,Ph)
【0076】(第3工程)ベンジル 2−デオキシ−3
−テトラデカノイル−2−[(3)−3−{2−
(トリメチルシリル)エトキシメトキシ}テトラデカナ
ミド]−β−−グルコピラノサイド(化合物4c)
【0077】化合物(3c)を用いて、化合物(4a)
製造と同様の操作により標題化合物(4c)(890m
g、収率93%)を得た。 [α]:−15.9゜(C=1.00,CH
) IR(film)cm−1:3450,3300,29
40,2860,1730,1650,1550,86
0,840,760〜700 H−NMR(300MHz)δ TMS CDC
:0.00(9H,m,Me−Si),0.88
(8H,m,TMS−CH−,Me),1.10〜
1.65(42H,m,−CH−),2.10〜2.
40(4H,m,−COCH−),2.68(1H,
s,OH),3.38〜4.05(9H,m,TMS−
CH−CH−,H−3 of C14−OSEM
H−2,4,5,6a,e,OH),4.50〜4.6
5(4H,m,−CHPh,−OCHO−),4.
84(1H,d,J1,2=12.3Hz,H−1),
5.05(1H,t,J2,3=J3,4=9.5H
z,H−3),6.35(1H,d,J2,NH=9.
0Hz,NH),7.20〜7.35(5H,m,P
h)
【0078】(第4工程)ベンジル 6−−tert
−ブチルジメチルシリル−2−デオキシ−3−−テト
ラデカノイル−2−[(3)−3−{2−(トリメチ
ルシリル)エトキシメトキシ}テトラデカナミド]−β
−グルコピラノサイド(化合物5c)
【0079】化合物(4c)を用いて、化合物(5a)
製造と同様の操作により標題化合物(5c)(950m
g、quant.)を得た。 [α]:−22.2゜(C=0.80,CH
) IR(film)cm−1:3500,3300,29
40,2860,1740,1650,1550,86
0,840,780〜700 H−NMR(300MHz)δ TMS CDC
:0.00(15H,m,Me−Si),0.90
(17H,m,TMS−CH−,BU−Si,M
e),1.10〜1.70(42H,m,−CH
−),2.20〜2.40(4H,m,−COCH
−),3.39(1H,m,H−5),3.49〜3.
62(4H,m,TMS−CH−CH−,H−3
of C14−OSEM,OH),3.71(1H,
m,H−4),3.80〜4.10(3H,m,−CH
Ph,H−2),4.45〜4.65(4H,m,−
OCHO−,H−6a,e),4.85(1H,d,
1,2=12.1Hz,H−1),5.00(1H,
t,J2,3=J3,4=10.7Hz,H−3),
6.05(1H,d,J2,NH=9.2Hz,N
H),7.20〜7.35(5H,m,Ph)
【0080】(第5工程)ベンジル 6−−tert
−ブチルジメチルシリル−2−デオキシ−4−−ジフ
ェニルホスホノ−3−−テトラデカノイル−2−
[(3)−3−{2−(トリメチルシリル)エトキシ
メトキシ}テトラデカナミド]−β−−グルコピラノ
サイド(化合物6c)
【0081】化合物(5c)を用いて、化合物(6a)
製造と同様の操作により標題化合物(6c)(840m
g、収率90%)を得た。 [α]:+3.6゜(C=1.00,CHCl) IR(film)cm−1:3300,2940,28
60,1740,1650,1560,960,86
0,840,780〜690 H−NMR(300MHz)δ TMS CDC
:0.00(15H,m,Me−Si),0.86
(17H,m,TMS−CH−,BU−Si,M
e),1.00〜1.65(42H,m,−CH
−),2.05〜2.35(4H,m,−COCH
−),3.45〜3.90(6H,m,PhCH−,
TMS−CH−CH−,H−3 of C14−O
SEM,H−5),4.00(1H,m,H−2),
4.50〜4.75(5H,m,−OCHO−,H−
a,e),4.85(1H,t,J1,2=12.1
Hz,H−1),5.33(1H,t,J2,3=J
3,4=10.6Hz,H−3),6.06(1H,
d,J2,NH=9.0Hz,NH),7.10〜7.
40(15H,m,Ph)
【0082】(第6工程)6−−tert−ブチルジ
メチルシリル−2−デオキシ−4−−ジフェニルホス
ホノ−3−−テトラデカノイル−2−[(3)−3
−{2−(トリメチルシリル)エトキシメトキシ}テト
ラデカナミド]−−グルコピラノース(化合物7c)
【0083】化合物(6c)を用いて、化合物(7a)
製造と同様の操作により標題化合物(7c)(310m
g、収率67%)を得た。 [α]:+22.8゜(C=0.90,CH
) IR(film)cm−1:3500〜3200,29
40,2860,1750,1660,1530,96
0,860,840,780〜690 H−NMR(300MHz)δ TMS CDC
:0.00(15H,m,Me−Si),0.85
(17H,m,TMS−CH−,Bu−Si,M
e),1.08〜1.60(42H,m,−CH
−),2.10,2.29(4H,each m,−
COCH−),3.54〜3.64(3H,m,H−
5,6a,e),3.73(2H,m,TMS−CH
−CH−),3.88(1H,m,H−3 of C
14−OSEM),4.10〜4.30(2H,m,H
−2,OH),4.61〜4.75(3H,m,−OC
O−,H−4),5.19(1H,〜s,H−
1),5.49(1H,t,J2,3=J3,4=9.
4Hz,H−3),6.29(1H,d,J2,NH
9.0Hz,NH),7.11〜7.30(10H,
m,Ph)
【0084】(第7工程)6−−tert−ブチルジ
メチルシリル−2−デオキシ−4−−ジフェニルホス
ホノ−1−−テトラデカノイル−3−−テトラデカ
ノイル−2−[(3)−3−{2−(トリメチルシリ
ル)エトキシメトキシ}テトラデカナミド]−α−
グルコピラノース(化合物8c)
【0085】化合物(7c)(100mg)及びテトラ
デカン酸(42mg)を用いて、化合物(8a)製造と
同様の操作により標題化合物(8c)(90mg、収率
75%)を得た。 [α]=+38.4゜(C=0.80,CH
) IR(film)cm−1:3350,2940,28
60,1760,1660,1580,960,86
0,830,780〜690 H−NMR(300MHz)δ TMS CDC
:0.00(15H,m,Me−Si),0.84
(20H,m,TMS−CHBu−Si,M
e),1.10〜1.80(64H.m,−CH
−),2.10〜2.45(6H,m,−COCH
−),3.50〜3.90(6H,m,TMS−CH
−CH−,H−3 of C14−OSEM,H−
5,6a,e),4.36(1H,m,H−2),4.
60(2H,m,−OCHO−),4.85(1H,
m,H−4),5.46(1H−t,J2,3=J
3,4=10.0Hz,H−3),6.06(1H,
d,J2,NH=8.4Hz,NH),6.18(1
H,d,J1,2=3.7Hz,H−1),7.10〜
7.40(10H,m,Ph)
【0086】(第8工程)2−デオキシ−4−−ジフ
ェニルホスホノ−2−{(3)−3−ヒドロキシテト
ラデカナミド}−1−−テトラデカノイル−3−
テトラデカノイル−α−−グルコピラノース(化合物
9c)
【0087】化合物(8c)(80mg)を用いて、化
合物(9a)製造と同様の操作により標題化合物(9
c)(60mg、収率93%)を得た。 [α]:+29.7゜(c=0.90,CH
) IR、H−NMRにて、Si系保護基のピークは消失
した。
【0088】(第9工程)化合物(9c)(47mg)
を用いて、化合物(A)製造と同様の操作により標題化
合物(C)(39mg、quant.)を得た。標題化
合物(C)は、TLC上で燐酸−モリブデン発色によ
り、燐酸基の生成を確認した。 融点:174〜177℃ [α]:+60.0゜(c=0.20,1:1 CH
Cl−CHOH) IR:化合物(A)と同様の値を示した。
【0089】
【実施例4】2−デオキシ−2−{(3)−3−ヒド
ロキシテトラデカナミド}−3−−{(3)−3−
ヒドロキシテトラデカノイル}−4−−ホスホノ−1
−テトラデカノイル−α−−グルコピラノース
(化合物D)
【0090】(第2工程)ベンジル 2−デオキシ−
4,6−−イソプロピリデン−2−[(3)−3−
{2−(トリメチルシリル)エトキシメトキシ}テトラ
デカナミド]−3−−[(3)−3−{2−(トリ
メチルシリル)エトキシメトキシ}テトラデカノイル]
−β−−グルコピラノサイド(化合物3d)
【0091】実施例3の第1工程で得られた化合物(2
c)(800mg)及び(3)−3−{2−(トリメ
チルシリル)エトキシメトキシ}テトラデカン酸(45
0mg)を用いて、化合物(3a)製造と同様の操作に
て標題化合物(3d)(910mg、収率74%)を得
た。 [α]:−9.7゜(C=1.00,CHCl) IR(film)cm−1:3300,2940,28
60,1740,1650,1550,860,84
0,760〜700 H−NMR(300MHz)δ TMS CDC
:0.00(18H,m,Me−Si),0.80
〜1.00(10H,m,−CH−TMS,Me),
1.10〜1.24(40H,m,−CH−),1.
34,1.45(6H,each s,CMe),
2.25〜2.65(4H,m,−COH−),3.
30(1H,m,H−5),3.45〜4.10(10
H,m,C CHTMS,H−3 of C14
OSEM,H−2,4,6a,e),4.50〜4.7
0(6H,m,Ph−CH−,OCHO−),4.
86(1H,d,J1.2=12.3Hz,H−1),
5.09(1H,t,J2.3=J3.4=9.5H
z,H−3),6.12(1H,d,J2.NH=9.
2Hz,NH),7.20〜7.35(5H,m,P
h)
【0092】(第3工程)ベンジル 2−デオキシ−2
−[(3)−3−{2−(トリメチルシリル)エトキ
シメトキシ}テトラデカナミド]−3−−[(3
−3−{2−(トリメチルシリル)エトキシメトキシ}
テトラデカノイル]−β−−グルコピラノサイド(化
合物4d)
【0093】化合物(3d)を用いて、化合物(4a)
製造と同様の操作により標題化合物(4d)(980m
g、収率85%)を得た。 [α]:−22.1゜(C=0.90,CH
) IR(film)cm−1:3450,3300,29
40,2860,1720,1650,1560,86
0,840,760〜700 H−NMR(300MHz)δ TMS CDC
:0.00(18H,m,Me−Si),0.87
(10H,m,−CH−TMS,Me),1.15〜
1.70(40H,m,−CH−),2.00(1
H,s,OH),1.25〜2.60(4H,m,−C
OCH−),3.36〜3,48(1H,m,H−
5),3.49〜4.10(11H,m,TMS−CH
−CH−,H−3 of C14−OSEM,H−
2,4,6a,e,OH),4.50〜4.75(6
H,m,Ph−CH−,OCHO−),4.85
(1H,d,J1.2=12.3Hz,H−1),5.
03(1H,t,J2,3=J3,4=10.7Hz,
H−3),6.22(1H,d,J2,NH=9.0H
z,NH),7.20〜7.40(5H,m,Ph)
【0094】(第4工程)ベンジル 6−−tert
−ブチルジメチルシリル−2−デオキシ−2−[(3
)−3−{2−(トリメチルシリル)エトキシメトキ
シ}テトラデカナミド]−3−−[(3)−3−
{2−(トリメチルシリル)エトキシメトキシ}テトラ
デカノイル]−β−−グルコピラノサイド(化合物5
d)
【0095】化合物(4d)を用いて、化合物(5a)
製造と同様の操作により標題化合物(5d)(765m
g、収率92%)を得た。 [α]:−18.4゜(C=1.00,CH
) IR(film)cm−1=3500,3320,29
40,2860,1750,1650,1560,86
0,840,700〜670 H−NMR(300MHz)δ TMS CDC
:0.00(24H,m,Me−Si),0.90
(19H,m,−CH−TMS,Bu−Si,M
e),1.10〜1.70(40H,m,CH−),
2.30〜2.65(4H,m,−COCH−),
3.36(1H,m,H−5),3.45〜3.70
(6H,m,TMS−CH−CH−,H−3 of
14−OSEM),3.80〜4.10(5H,
m,Ph−CH−,H−2,4,OH),4.45〜
4.75(6H,m,OCHO−,H−6a,e),
4.86(1H,d,J1,2=12.1Hz,H−
1),4.99(1H,t,J2,3=J3,4=1
0.8Hz,H−3),6.06(1H,d,J
2,NH=9.2Hz,NH),7.25〜7.35
(5H,m,Ph)
【0096】(第5工程)ベンジル 6−−tert
−ブチルジメチルシリル−2−デオキシ−4−−ジフ
ェニルホスホノ−2−[(3)−3−{2−(トリメ
チルシリル)エトキシメトキシ}テトラデカナミド]−
3−−[(3)−3−{2−(トリメチルシリル)
エトキシメトキシ}テトラデカノイル]−β−−グル
コピラノサイド(化合物6d)
【0097】化合物(5d)を用いて、化合物(6a)
製造と同様の操作により標題化合物(6d)(636m
g、収率70%)を得た。 [α]:+2.6°(C=0.80,CHCl) IR(film)cm−1:3300,2940,28
60,1740,1650,1560,960,86
0,840,780〜690 H−NMR(300MHz)δ TMS CDC
:0.00(24H,m,Me−Si),0.86
(19H,m,−CH−TMS,Bu−Si,M
e),1.10〜1.65(40H,m,−CH
−),2.25〜2.40(4H,m,−COCH
−),3.40〜3.95(10H,m,Ph−CH
−,TMS−CH−CH−,H−3 of C14
−OSEM,H−2,5),4.45〜4.92(8
H,m,OCHO−,H−1,4,6a.e),5.
50(1H,t,J2,3=J3,4=10.5Hz,
H−3),6.29(1H,d,J2,NH=8.4H
z,NH),7.10〜7.40(15H,m,Ph)
【0098】(第6工程)6−−tert−ブチルジ
メチルシリル−2−デオキシ−4−−ジフェニルホス
ホノ−2−[(3)−3−{2−(トリメチルシリ
ル)エトキシメトキシ}テトラデカナミド]−3−
[(3)−3−{2−(トリメチルシリル)エトキシ
メトキシ}テトラデカノイル]−−グルコピラノース
(化合物7d)
【0099】化合物(6d)を用いて、化合物(7a)
製造と同様の操作により標題化合物(7d)(250m
g、収率61%)を得た。 [α]:+34.8゜(C=0.90,CH
) IR(film)cm−1:3450〜3200,29
40,2860,1750,1660,1540,95
0,860,840,780〜690 H−NMR(300MHz)δ TMS CDC
:0.00(24H,m,Me−Si),0.85
(19H,m,−CH−TMS,Bu−Si,M
e),1.02〜1.57(40H,m,−CH
−),2.26〜2.42(4H,m,−COCH
−),3.43(1H,m,H−5),3.54〜4.
17(10H,m,TMS−CH−CH−,H−3
of C14−OSEM,H−2,4,6a,e),
4.49,4.68(4H,each m,OCH
−),4.70〜4.80(1H,broad s,O
H),5.26(1H,broad s,H−1),
5.52(1H,t,J2,3=J3,4=10.8H
z,H−3),6.29(1H,d,J2,NH=8.
6Hz,NH),7.13〜7.34(10H,m,P
h)
【0100】(第7工程)6−−tert−ブチルジ
メチルシリル−2−デオキシ−4−−ジフェニルホス
ホノ−1−−テトラデカノイル−2−[(3)−3
−{2−(トリメチルシリル)エトキシメトキシ}テト
ラデカナミド]−3−−[(3)−3−{2−(ト
リメチルシリル)エトキシメトキシ}テトラデカノイ
ル]−α−−グルコピラノース(化合物8d)
【0101】化合物(7d)(100mg)及びテトラ
デカン酸(37mg)を用いて、化合物(8a)製造と
同様の操作により標題化合物(8d)(93mg、収率
80%)を得た。 [α]:+48.9゜(C=0.80,CH
) IR(film)cm−1:3350,2940,28
60,1760,1680,1580,950,86
0,830,780〜690 H−NMR(300MHz)δ TMS CDC
:0.00(24H,m,Me−Si),0.84
(22H,m,−CH−TMS,Bu−Si,M
e),1.10〜1.75(62H,m,−CH
−),2.18〜2.45(6H,m,−COCH
−),3.36〜3.98(10H,m,TMS−CH
−CH−,H−3 of C14−OSEM,H−
2,5,6a,e),4.30〜4.65(4H,m,
−OCHO−),4.83(1H,m,H−4),
5.46(1H,t,J2,3=J3,4=10.0H
z,H−3),6.05(1H,d,J2,NH=8.
4Hz,NH),6.18(1H,d,J1,2=3.
5Hz,H−1),7.10〜7.40(10H,m,
Ph)
【0102】(第8工程)2−デオキシ−4−−ジフ
ェニルホスホノ−2−{(3)−3−ヒドロキシテト
ラデカナミド}−3−−{(3)−3−ヒドロキシ
テトラデカノイル}−1−−テトラデカノイル−α−
−グルコピラノース(化合物9d)
【0103】化合物(8d)(80mg)を用いて、化
合物(9a)製造と同様の操作により標題化合物(9
d)(47mg、収率80%)を得た。 [α]:+24.4゜(C=0.50,CHCl IR、H−NMRにて、Si系保護基のピークは消失
した。
【0104】(第9工程)化合物(9d)(24mg)
を用いて、化合物(A)製造と同様の操作により標題化
合物(D)(15mg、収率73%)を得た。標題化合
物(D)は、TLC上で燐酸−モリブデン発色により、
燐酸基の生成を確認した。 融点:132〜135゜C [α]:+41.4゜(c=0.20,1:1 CH
Cl−CHOH) IR:化合物(A)と同様の値を示した。
【0105】
【実施例5】2−デオキシ−1−−{(3)−3−
ヒドロキシテトラデカノイル〕−4−−ホスホノ−2
−テトラデカナミド−3−−テトラデカノイル−α−
−グルコピラノース(化合物E)
【0106】(第7工程)6−−tert−ブチルジ
メチルシリル−2−デオキシ−4−−ジフェニルホス
ホノ−2−テトラデカナミド−3−−テトラデカノイ
ル−1−−[(3)−3−{2−(トリメチルシリ
ル)エトキシメトキシ}テトラデカノイル]−α−
グルコピラノース(化合物8e)
【0107】実施例1の第6工程で得られた化合物(7
a)(100mg)及び(3)−3−{2−(トリメ
チルシリル)エトキシメトキシ}テトラデカン酸(55
mg)を用いて、化合物(8a)製造と同様の操作によ
りシロップ状の標題化合物(8e)(100mg、収率
75%)を得た。 [α]:+41.3゜(C=1.40,CH
) IR(film)cm−1:3350,2940,28
60,1750,1680,1530,960,86
0,830,770〜690 H−NMR(300MHz)δ TMS CDC
:0.00(15H,m,Me−Si),0.85
(20H,m,−CH−TMS,Bu−Si,M
e),1.00〜1.75(64H,m,−CH
−),2.00〜2.15(4H,m,−COCH
−of C−1,2),2.49,2.73(2H,e
ach dd,Jgem=14.1Hz,−COCH
−of C−3),3.60〜3.90(5H,m,T
MS−CH−CH−,H−3 of C −OS
EM,H−6a.e),4.08(1H,m,H−
5),4.42(1H,m,H−2),4.83〜4.
93(3H,m,−OCHO−,H−4),5.37
(1H,t,J2,3=J3,4=10.6Hz,H−
3),6.19(1H,d,J1,2=4.0Hz,H
−1),6.33(1H,d,J2,NH=9.5H
z,NH),7.10〜7.40(10H,m,Ph)
【0108】(第8工程)2−デオキシ−4−−ジフ
ェニルホスホノ−1−−{(3)−3−ヒドロキシ
テトラデカノイル}−2−テトラデカナミド−3−
テトラデカノイル−α−−グルコピラノース(化合物
9e)
【0109】化合物(8e)(80mg)を用いて、化
合物(9a)製造と同様の操作により標題化合物(9
e)(60mg、収率93%)を得た。 [α]:+24.6゜(C=0.80,CH
) IR、H−NMRにて、Si系保護基のピークは消失
した。
【0110】(第9工程)化合物(9e)(70mg)
を用いて、化合物(A)製造と同様の操作により標題化
合物(E)(48mg、収率80%)を得た。標題化合
物(E)は、TLC上で燐酸−モリブデン発色により、
燐酸基の生成を確認した。 融点:151〜153℃ [α]:+12.5゜(c=0.20,1:1CHC
−CHOH) IR:化合物(A)と同様の値を示した。
【0111】
【実施例6】2−デオキシ−1−−{(3)−3−
ヒドロキシテトラデカノイル}−3−−{(3)−
3−ヒドロキシテトラデカノイル}−4−−ホスホノ
−2−テトラデカナミド−α−−グルコピラノース
(化合物F)
【0112】(第7工程)6−−tert−ブチルジ
メチルシリル−2−デオキシ−4−−ジフェニルホス
ホノ−2−テトラデカナミド−1−−[(3)−3
−{2−(トリメチルシリル)エトキシメトキシ}テト
ラデカノイル]−3−−[(3)−3−{2−(ト
リメチルシリル)エトキシメトキシ}テトラデカノイ
ル]−α−−グルコピラノース(化合物8f)
【0113】実施例2の第6工程で得られた化合物(7
b)(100mg)及び(3)−3−{2−(トリメ
チルシリル)エトキシメトキシ}テトラデカン酸(38
mg)を用いて、化合物(8a)製造と同様の操作によ
り標題化合物(8f)(100mg、収率77%)を得
た。 [α]:+50.9゜(C=1.00,CH
) IR(film)cm−1:3350,2940,28
60,1760,1690,1580,960,86
0,830,780〜690 H−NMR(300MHz)δ TMS CDC
:0.00(24H,m,Me−Si),0.87
(22H,m,−CH−TMS,Bu−Si,M
e),1.20〜1.70(62H,m,−CH
−),2.07(2H,〜2dd,Jgem=8.0
Hz,−COCH− of C−3),2.37,
2.44(2H,each dd,Jgem=15.0
Hz,−COCH−of C−1),2.54,2.
72(2H,each dd,Jgem=14.0H
z,−COCH− of C−2),3.43(1
H,m,H−5),3.55〜3.95(8H,m,T
MS−CH−CH−,H−3 of C14−OS
EM,H−6a.e),4.08(1H,m,H−
2),−4.49(2H,2d,Jgem=7.0H
z,−OCHO−),4.84〜4.94(3H,
m,−OCHO−,H−4),5.41(1H,t,
2,3=J3,4=10.0Hz,H−3),6.2
2〜6.28(2H,m,NH,H−1),7.15〜
7.36(10H,m,Ph)
【0114】(第8工程)2−デオキシ−4−−ジフ
ェニルホスホノ−1−−{(3)−3−ヒドロキシ
テトラデカノイル}−3−−{(3)−3−ヒドロ
キシテトラデカノイル}−2−テトラデカナミド−α−
−グルコピラノース(化合物9f)
【0115】化合物(8f)(90mg)を用いて、化
合物(9a)製造と同様の操作により標題化合物(9
f〕(53mg、収率80%)を得た。 [α]:+18.6゜(C=0.90,CH
) IR、H−NMRにて、Si系保護基のピークは消失
した。
【0116】(第9工程)化合物(9f)(47mg)
を用いて、化合物(A)製造と同様の操作により標題化
合物(F)(31mg、収率78%)を得た。標題化合
物(F)は、TLC上で燐酸−モリブデン発色により、
燐酸基の生成を確認した。 融点:133〜136℃ [α]:+21.9゜(C=0.20,1:1CHC
−CHOH) IR:化合物(A)と同様の値を示した。
【0117】
【実施例7】2−デオキシ−2−{(3)−3−ヒド
ロキシテトラデカナミド}−1−−{(3)−3−
ヒドロキシテトラデカノイル}−4−−ホスホノ−3
−テトラデカノイル−α−−グルコピラノース
(化合物G)
【0118】(第7工程)6−−tert−ブチルジ
メチルシリル−2−デオキシ−4−−ジフェニルホス
ホノ−3−−テトラデカノイル−2−[(3)−3
−{2−(トリメチルシリル)エトキシメトキシ}テト
ラデカナミド]−1−−[(3)−3−{2−(ト
リメチルシリル)エトキシメトキシ}テトラデカノイ
ル]−α−−グルコピラノース(化合物8g)
【0119】実施例3の第6工程で得られた化合物(7
c)(100mg)及び(3)−3−{2−(トリメ
チルシリル)エトキシメトキシ}テトラデカン酸(38
mg)を用いて、化合物(8a)製造と同様の操作によ
り標題化合物(8g)(100mg、収率77%)を得
た。 [α]:+44.4゜(C=0.80,CH
) IR(film)cm−1:3350,2940,28
60,1750,1660,1570,960,86
0,840,790〜690 H−NMR(300MHz)δ TMS CDC
:0.00(24H,m,Me−Si),0.83
(22H,m,−CH−TMS,Bu−Si,M
e),1.00〜1.70(62H,m,−CH
−),2.05〜2.30(4H,m,−COCH
−of C−1,2),2.54,2.69(2H,e
ach dd,Jgem=14.0Hz,=COCH
−of C−3),3.50〜4.15(10H,m,
TMS−CH−CH−,H−3 of C14−O
SEM,H−2,5,6a.e),4.35〜4.90
(5H,m,−OCHO−,H−4),5.40(1
H,t,J2,3=J3,4=10.0Hz,H−
3),6.15(1H,d,J1,2=3.5Hz,H
−1),6.45(1H,d,J2,NH=9.3H
z,NH),7.10〜7.32(10H,m,Ph)
【0120】(第8工程)2−デオキシ−4−−ジフ
ェニルホスホノ−2−{(3)−3−ヒドロキシテト
ラデカナミド}−1−−{(3)−3−ヒドロキシ
テトラデカノイル}−3−−ヒドロキシテトラデカノ
イル−α−−グルコピラノース(化合物9g)
【0121】化合物(8g)(80mg)を用いて、化
合物(9a)製造と同様の操作により標題化合物(9
g)(44mg、収率75%)を得た。 [α]:+19.4゜(C=0.50,CH
) IR、H−NMRにて、Si系保護基のピークは消失
した。
【0122】(第9工程)化合物(9g)(24mg)
を用いて、化合物(A)製造と同様の操作により標題化
合物(G)(20mg、quant.)を得た。標題化
合物(G)は、TLC上で燐酸−モリブデン発色によ
り、燐酸基の生成を確認した。 融点:146〜148℃ [α]:+18.7゜(C=0.20,1:1 CH
Cl−CHOH) IR:化合物(A)と同様の値を示した。
【0123】
【実施例8】2−デオキシ−2−{(3)−3−ヒド
ロキシテトラデカナミド}−1−−{(3)−3−
ヒドロキシテトラデカノイル}−3−−{(3)−
3−ヒドロキシテトラデカノイル}−4−−ホスホノ
−α−−グルコピラノース (化合物H)
【0124】(第7工程)6−−tert−ブチルジ
メチルシリル−2−デオキシ−4−−ジフェニルホス
ホノ−2−[(3)−3−{2−(トリメチルシリ
ル)エトキシメトキシ}テトラデカナミド]−1−
[(3)−3−{2−(トリメチルシリル)エトキシ
メトキシ}テトラデカノイル]−3−−[(3)−
3−{2−(トリメチルシリル)エトキシメトキシ}テ
トラデカノイル]−α−−グルコピラノース(化合物
8h)
【0125】実施例4の第6工程で得られた化合物(7
d)(100mg)及び(3)−3−{2−(トリメ
チルシリル)エトキシメトキシ}テトラデカン酸(34
mg)を用いて、化合物(8a)製造と同様の操作によ
り標題化合物(8h)(100mg、収率79%)を得
た。 [α]:+54.2゜(C=0.80,CH
) IR(film)cm−1:3350,2940,28
60,1750,1680,1580,950,86
0.830,770〜680 H−NMR(300MHz)δ TMS CDC
:0.00(33H,m,Me−Si),0.84
(24H,m,−CH−TMS,Bu−Si,M
e),1.10〜1.75(60H,m,−CH
−),2.13〜2.45(4H,m,−COCH
− of C−1,3),2.54,2.66(2H,
each dd,Jgem=14.5Hz,−COCH
−of C−2),3.34〜4.10(13H,
m,TMS−CH−CH−,H−3 ofC14
OSEM,H−2,5,6a.e)4.34〜4.92
(7H,m,−OCHO−,H−4),5.43(1
H,t,J2,3=J3,4=10.0Hz,H−
3),6.17(1H,d,J1,2=3.3Hz,H
−1),6.40(1H,d,J2,NH=8.8H
z,NH),7.10〜7.33(10H,m,Ph)
【0126】(第8工程)2−デオキシ−4−−ジフ
ェニルホスホノ−2−{(3)−3−ヒドロキシテト
ラデカナミド}−1−−{(3)−3−ヒドロキシ
テトラデカノイル}−3−−{(3)−3−ヒドロ
キシテトラデカノイル}−α−−グルコピラノース
(化合物9h)
【0127】化合物(8h)(80mg)を用いて、化
合物(9a)製造と同様の操作により標題化合物(9
h)(43mg、収率80%)を得た。 [α]:+10.9゜(C=0.30,CH
) IR、H−NMRにて、Si系保護基のピークは消失
した。
【0128】(第9工程)化合物(9h)(15mg)
を用いて、化合物(A)製造と同様の操作により標題化
合物(H)(13mg、収率85%)を得た。標題化合
物(H)は、TLC上で燐酸−モリブデン発色により、
燐酸基の生成を確認した。 融点:161〜164℃ [α]:+41.7゜(C=0.20,1:1CHC
−CHOH) IR:化合物(A)と同様の値を示した。
フロントページの続き (72)発明者 伏見 幸志朗 岐阜県本巣郡穂積町別府1755−10

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式 【化1】 (式中、R、R、Rは,同一又は異なっていても
    よく、水素原子又は水酸基を表し、また、lは6〜14
    の整数を、mは6〜14の整数を、nは6〜14の整数
    を表す)で示させる1位置換リピッドA類縁体及び製薬
    上許容し得る塩。
JP5012292A 1992-01-24 1992-01-24 1位置換リピッドa類縁体 Pending JPH05202082A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5012292A JPH05202082A (ja) 1992-01-24 1992-01-24 1位置換リピッドa類縁体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5012292A JPH05202082A (ja) 1992-01-24 1992-01-24 1位置換リピッドa類縁体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05202082A true JPH05202082A (ja) 1993-08-10

Family

ID=12850324

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5012292A Pending JPH05202082A (ja) 1992-01-24 1992-01-24 1位置換リピッドa類縁体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05202082A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
IT202100019544A1 (it) * 2021-07-22 2023-01-22 Univ Degli Studi Di Milano Bicocca Nuovi agonisti sintetici del recettore tlr 4 - new synthetic agonists of tlr4 receptor
WO2023002354A1 (en) * 2021-07-22 2023-01-26 Università Degli Studi Di Milano - Bicocca New synthetic agonists of tlr4 receptor

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
IT202100019544A1 (it) * 2021-07-22 2023-01-22 Univ Degli Studi Di Milano Bicocca Nuovi agonisti sintetici del recettore tlr 4 - new synthetic agonists of tlr4 receptor
WO2023002354A1 (en) * 2021-07-22 2023-01-26 Università Degli Studi Di Milano - Bicocca New synthetic agonists of tlr4 receptor

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5763413A (en) Lewis-associated compound, process for producing the same, and anti-inflammatory
EP0983286B1 (en) Aminoalkyl glucosamine phosphate compounds and their use as adjuvants and immunoeffectors
US6355257B1 (en) Aminoalkyl glucosamine phosphate compounds and their use as adjuvants and immunoeffectors
US6303347B1 (en) Aminoalkyl glucosaminide phosphate compounds and their use as adjuvants and immunoeffectors
JP4553488B2 (ja) カルボキシメチルガラクトース誘導体
JPH1135593A (ja) 2−フルオロフコシル−n−アロイルグルコサミン誘導体及びその中間物、並びにそれらの製造方法
WO2012094540A2 (en) Methods for preparation of glycosphingolipids and uses thereof
US5191072A (en) Lipid a monosaccharide analogues
JP3141693B2 (ja) シアル酸の9位をフッ素で置換したガングリオシドgm3類縁体及びその中間体
JP3781877B2 (ja) アスコルビン酸誘導体またはその塩、および医薬
JP2744912B2 (ja) 炭水化物誘導体
EP0685458B1 (en) Glycolipid analogues as glucosidase inhibitors
JPH05202082A (ja) 1位置換リピッドa類縁体
JPH05202083A (ja) 新規4,6−o−ヒドロキシホスホリル−グルコサミン誘導体
US5278300A (en) 4,6-o-hydroxyphosphoryl-glucosamine derivatives
EP0315973A2 (en) Sialocylglycerolipids and method for preparing the same
JP2710900B2 (ja) 酸性官能基を有する脂質誘導体及び同誘導体によって被覆された微粒子キャリヤー
EP0812855B1 (en) Fluorinated ganglioside gm3 analogues and intermediates therefor
AU601552B2 (en) N-acetyl-3-fluoro-neuraminic acid derivatives and preparation thereof
JPH04300891A (ja) S−グリコシドを有するガングリオシド類縁体
JP2000095694A (ja) 新規な医療用薬剤
JPH0559085A (ja) イミダゾール塩基を有するオキセタノシン誘導体
CN114805454A (zh) α-半乳糖神经酰胺类化合物及其制备方法和用途
JP2007238470A (ja) 糖脂質誘導体及びその製造方法、ウイルス感染阻害剤、トイレタリー用品、並びにウイルス感染予防装置
JPH02256697A (ja) リピドaモノサッカライド類縁体