JPH05202009A - 除草剤 - Google Patents

除草剤

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JPH05202009A
JPH05202009A JP20911392A JP20911392A JPH05202009A JP H05202009 A JPH05202009 A JP H05202009A JP 20911392 A JP20911392 A JP 20911392A JP 20911392 A JP20911392 A JP 20911392A JP H05202009 A JPH05202009 A JP H05202009A
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methyl
cyclopropyl
methoxy
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cyclopropylisoxazole
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JP20911392A
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English (en)
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Paul Alfred Cain
ポール・アルフレツド・カイン
Susan M Cramp
スーザン・メアリー・クランプ
Gillian Mary Little
ジリアン・メアリー・リトル
Brian Malcolm Luscombe
ブライアン・マルコム・ラスクーム
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Bayer Agriculture Ltd
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Rhone Poulenc Agriculture Ltd
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  • Heterocyclic Carbon Compounds Containing A Hetero Ring Having Nitrogen And Oxygen As The Only Ring Hetero Atoms (AREA)
  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】 式(I)の4−ベンゾイルイソオキサゾール
誘導体、その製造方法及び式(I)の化合物を活性成分
として含む除草剤組成物。 [式中、R1 はMe,Et,i−Pr,Cy−Pr,1
−Me−Cy−Prを;R2 はC1〜4 アルキルまた
はC1〜4 アルコキシを;R3 はH,Cl,Br,
F,R5 ,−COOR5 ,−OR5 ,OR5 置換C
1〜4 アルキル、OR5 置換C1〜4 アルコキシ基
を;R4 は−S(O)n Rを;R5 はC1〜4 ハロア
ルキルを;Rはメチルまたはエチルを;nは0、1また
は2を表す]。 【効果】 上記化合物は雑草に対して優れた除草活性を
示すと共に作物耐性を示す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、新規な4−ベンゾイルイソオキ
サゾール誘導体、該化合物を含む組成物及びその除草剤
としての使用に関する。本発明は、有効な除草特性を有
する一般式(I):
【0002】
【化6】
【0003】[式中、R1 はメチル、エチル、イソプロ
ピル、シクロプロピルまたは1−メチルシクロプロピル
基を表し;R2 は炭素原子数4個までの直鎖または分岐
鎖アルキルまたはアルコキシ基を表し;R3 は水素、塩
素、臭素もしくはフッ素原子、またはR5 、−CO2
5 及び−OR5 から選択した基、または−OR5 で置換
された炭素原子数4個までの直鎖または分岐鎖アルキル
基、または−OR5 で置換された炭素原子数4個までの
直鎖または分岐鎖アルコキシ基を表し;R4 は−S
(O)n Rを表し;R5 は適宜1つ以上のハロゲン原子
で置換されている炭素原子数4個までの直鎖または分岐
鎖アルキル基を表し;Rはメチルまたはエチルを表し;
nは0、1または2を表し;但し、R1 がメチルまたは
シクロプロピルである場合には、R2 はメチルを表し、
4 は−SO2 Meを表し、R3 は−CO2 Meまたは
−CO2 iPr以外の基である]の4−ベンゾイルイソ
オキサゾール誘導体を提供する。
【0004】本発明の化合物は除草活性の点で公知化合
物より優れている。
【0005】除草活性から好ましい種類の式(I)の化
合物は: a)R1 がイソプロピル、シクロプロピルまたは1−メ
チルシクロプロピル基を表す;及び/または b)R2 がメチル、エチル、メトキシまたはエトキシ基
を表す;及び/または c)R3 が水素、塩素、臭素もしくはフッ素原子、また
はメチル、メトキシ、エトキシ、−CH2 OR5 、−O
−(CH2 2 OR5 及び−CO2 5 (ここで、R5
は炭素原子数3個までの直鎖または分岐鎖アルキル基を
表す)から選択した基を表す;ものである。
【0006】式(I)の他の好ましい種類の化合物は:
1 がイソプロピル、シクロプロピルまたは1−メチル
シクロプロピルを表し;R2 がメチル、エチル、メトキ
シまたはエトキシを表し;及びR3 が水素、フッ素、塩
素、臭素、メチル、メトキシメチルまたは1−メトキシ
エトキシを表す;ものである。
【0007】式(I)の他の好ましい種類の化合物は:
1 がイソプロピル、1−メチルシクロプロピルまたは
シクロプロピルを表し;R2 がメチル、エチル、メトキ
シまたはエトキシを表し;R3 が水素、フッ素、塩素、
臭素、メチルまたはメトキシを表し;Rがメチルを表
す;ものである。
【0008】式(I)の他の好ましい種類の化合物は:
1 がシクロプロピルを表し;R2 がメチルまたはメト
キシを表し、R3 がメトキシまたは水素を表すが、R2
とR3 が同時にメトキシを表すことはなく;Rがメチル
を表す;ものである。
【0009】除草活性から特に好ましい化合物は次のも
のである: A)5−シクロプロピル−4−(2−メトキシ−4−メ
チルスルフェニルベンゾイル)イソオキサゾール; B)5−シクロプロピル−4−(2−メトキシ−4−メ
チルスルホニルベンゾイル)イソオキサゾール; C)5−シクロプロピル−4−(2−メトキシ−4−メ
チルスルフィニルベンゾイル)イソオキサゾール; D)5−シクロプロピル−4−(2−メチル−4−メチ
ルスルフィニルベンゾイル)イソオキサゾール; E)5−シクロプロピル−4−(2−メチル−4−メチ
ルスルホニルベンゾイル)イソオキサゾール; F)5−シクロプロピル−4−(2−メチル−4−メチ
ルスルフェニルベンゾイル)イソオキサゾール; G)5−(1−メチルシクロプロピル)−4−(2−メ
チル−4−メチルスルホニルベンゾイル)イソオキサゾ
ール; H)4−(2−エチル−4−メチルスルフェニルベンゾ
イル)−5−シクロプロピルイソオキサゾール; I)4−(2−エチル−4−メチルスルフィニルベンゾ
イル)−5−シクロプロピルイソオキサゾール; J)4−(2−エチル−4−メチルスルホニルベンゾイ
ル)−5−シクロプロピルイソオキサゾール; K)4−(2−エトキシ−4−メチルスルフェニルベン
ゾイル)−5−シクロプロピルイソオキサゾール; L)4−(2−エトキシ−4−メチルスルホニルベンゾ
イル)−5−シクロプロピルイソオキサゾール; M)4−(3−クロロ−2−メチル−4−メチルスルフ
ェニルベンゾイル)−5−シクロプロピルイソオキサゾ
ール; N)4−(3−クロロ−2−メチル−4−メチルスルフ
ィニルベンゾイル)−5−シクロプロピルイソオキサゾ
ール; O)4−(3−クロロ−2−メチル−4−メチルスルホ
ニルベンゾイル)−5−シクロプロピルイソオキサゾー
ル; P)4−(2−メチル−3−メトキシ−4−メチルスル
フェニルベンゾイル)−5−シクロプロピルイソオキサ
ゾール; Q)4−(2−メチル−3−メトキシ−4−メチルスル
ホニルベンゾイル)−5−シクロプロピルイソオキサゾ
ール; R)4−(2,3−ジメチル−4−メチルスルフェニル
ベンゾイル)−5−シクロプロピルイソオキサゾール; S)4−(2,3−ジメチル−4−メチルスルフィニル
ベンゾイル)−5−シクロプロピルイソオキサゾール;
及び T)4−(2,3−ジメチル−4−メチルスルホニルベ
ンゾイル)−5−シクロプロピルイソオキサゾール。
【0010】AからTの文字は今後化合物を参照し、同
定するために上記化合物に付したものである。
【0011】一般式(I)の化合物は例えば下記に示す
ような公知の方法(すなわち、これまで使用されてきた
かまたは文献に記載されている方法)を応用または適用
することにより製造できる。
【0012】下記の説明で、式中の記号が具体的に定義
されていない場合、本明細書における各記号の最初の定
義に従って「前記定義の通りである」と理解すべきであ
る。
【0013】以下の製法についての説明では、順序を変
えて実施することもでき、また所望の化合物を得るため
には好適な保護基が必要なこともあると考えなければな
らない。
【0014】本発明の特徴によると、本発明の一般式
(I)の化合物は、一般式(II):
【0015】
【化7】
【0016】[式中、Lは離脱基である]の化合物とヒ
ドロキシルアミンの塩との反応により製造できる。ヒド
ロキシルアミン塩酸塩が一般に好ましい。一般に、Lは
O−アルキルまたはN,N−ジアルキルアミノ例えばエ
トキシまたはジメチルアミノである。この反応は、一般
に、溶媒例えばエタノールまたはアセトニトリル中で、
適宜塩基または酸受容体例えばトリエチルアミンまたは
酢酸ナトリウムの存在下で実施する。
【0017】本発明の別な特徴によると、R4 が基−S
Rを表す一般式(I)の化合物は、一般式(III):
【0018】
【化8】
【0019】の化合物と、一般式(IV):
【0020】
【化9】
【0021】[式中、R4 は基−SRを表す]との反応
により製造できる。この反応は、一般に、室温から10
0℃の範囲の温度で、ルイス酸触媒例えば塩化アルミニ
ウムの存在下で実施する。
【0022】本発明の別な特徴によると、一般式(I)
の化合物は、一般式(V):
【0023】
【化10】
【0024】[式中、Yはカルボキシ基もしくはその反
応性誘導体(例えばカルボン酸塩化物またはカルボン酸
エステル)、またはシアノ基である]の化合物と適当な
有機金属試薬例えばグリニヤール試薬または有機リチウ
ム試薬との反応により製造できる。この反応は、一般
に、0℃から混合物の還流温度の範囲の温度で、不活性
溶媒例えばエーテルまたはテトラヒドロフラン中で実施
する。
【0025】一般式(I)の化合物の製造における中間
体は公知方法を応用または適用して製造できる。
【0026】一般式(II)の化合物は、一般式(V
I):
【0027】
【化11】
【0028】の化合物をオルトギ酸トリアルキルまたは
ジメチルホルムアミドジアルキルアセタールと反応させ
て製造できる。一般に、オルトギ酸トリエチルまたはジ
メチルホルムアミドジメチルアセタールを使用する。オ
ルトギ酸トリアルキルとの反応は、一般に、混合物の還
流温度で、無水酢酸の存在下で実施し、ジメチルホルム
アミドジアルキルアセタールとの反応は、室温から混合
物の還流温度の範囲の温度で、適宜不活性溶媒の存在下
で実施する。
【0029】一般式(III)、(IV)、(V)及び
(VI)の中間体の製造については広く文献に記載され
ている。
【0030】当業者は、一般式(I)の化合物の一部
は、一般式(I)の他の化合物の相互変換によっても製
造でき、このような相互変換も本発明のさらに別な特徴
を構成することを理解しよう。このような相互変換の例
は後記する。
【0031】本発明の別な特徴によると、nが1または
2の化合物はnが0の化合物の硫黄原子を酸化すること
により製造できる。硫黄原子の酸化は、一般に、−40
℃から室温までの範囲の温度、例えば−40℃から0℃
の範囲の温度で、不活性溶媒例えばジクロロメタン中
で、例えば3−クロロペルオキシ安息香酸を使用して実
施する。
【0032】以下の実施例は一般式(I)の化合物の製
造を説明しており、参考実施例は本発明の中間体の製造
を説明している。NMRの文字の後に、陽子核磁気共鳴
スペクトル特性を示している。
【0033】
【実施例】
【0034】
【実施例1】化合物A、E、F、G、H、K、M、P及びR エタノール中の3−シクロプロピル−2−エトキシメチ
レン−1−(2−メトキシ−4−メチルスルフェニルフ
ェニル)プロパン−1,3−ジオン(30.6g)とヒ
ドロキシルアミン塩酸塩(8.0g)との撹拌混合物
に、酢酸ナトリウム(7.87g)を加えた。この混合
物を室温で一晩撹拌してから、蒸発乾固させ、残渣を酢
酸エチルに溶解し、水で洗い、無水硫酸マグネシウムで
脱水し、濾過した。濾液を蒸発乾固させ、残渣をエーテ
ルですり砕き、濾過すると、5−シクロプロピル−4−
(2−メトキシ−4−メチルスルフェニルベンゾイル)
イソオキサゾールが白色の固体として得られた。融点1
07.5−108.5℃。
【0035】適当に置換した出発物質から同様の方法で
次の一般式(I)の化合物を製造した。
【0036】
【表1】
【0037】
【実施例2】化合物B、C、D、I、J、L、N、O、Q、S及びT −15℃で、ジクロロメタン中の5−シクロプロピル−
4−(2−メトキシ−4−メチルスルフェニルベンゾイ
ル)イソオキサゾール(3.5g)の溶液に、3−クロ
ロペルオキシ安息香酸(3.4g)を加えた。混合物を
−15℃で1時間、室温で一晩撹拌した。混合物を−1
5℃に再度冷却し、3−クロロ−ペルオキシ安息香酸
(3.4g)を加えた。混合物を濾過し、濾液をメタ重
硫酸ナトリウム水溶液、水で洗い、無水硫酸マグネシウ
ムで脱水し、濾過した。濾液を蒸発乾固させた。残渣を
シリカカラムクロマトグラフィーにかけ、酢酸エチルと
ヘキサンの混合物で溶出することにより精製すると、5
−シクロプロピル−4−(2−メトキシ−4−メチルス
ルホニルベンゾイル)イソオキサゾール(1.4g)が
白色の固体として(融点133−133.5℃)及び5
−シクロプロピル−4−(2−メトキシ−4−メチルス
ルフィニルベンゾイル)イソオキサゾール(0.85
g)がオフホワイトの固体(融点100−102℃)と
して得られた。
【0038】適当に置換した出発物質から同様の方法で
次の一般式(I)の化合物を製造した。
【0039】
【表2】
【0040】
【参考実施例1】無水酢酸中の3−シクロプロピル−1
−(2−メトキシ−4−メチルスルフェニルフェニル)
−プロパン−1,3−ジオン(25.4g)とオルトギ
酸トリエチル(39g)との混合物を撹拌しながら、3
時間加熱還流した。冷却後、混合物を蒸発乾固させ、残
渣をトルエンに溶解し、再度蒸発乾固させると、3−シ
クロプロピル−2−エトキシメチレン−1−(2−メト
キシ−4−メチルスルフェニルフェニル)−プロパン−
1,3−ジオン(30.6g)が赤色のゴムとして得ら
れた。これはさらに精製しなかった。
【0041】適当に置換した出発物質から同様の方法で
次の化合物を製造した。
【0042】
【表3】
【0043】
【参考実施例2】トルエン中の3−シクロプロピル−2
−(2−メトキシ−4−メチルスルフェニル−ベンゾイ
ル)−3−オキソプロピオン酸t−ブチル(35.1
g)と4−トルエンスルホン酸(1.2g)との溶液を
撹拌しながら、8時間加熱還流した。冷却後、水で洗
い、無水硫酸マグネシウムで脱水し、濾過した。濾液を
蒸発乾固させると、3−シクロプロピル−1−(2−メ
トキシ−4−メチル−スルフェニルフェニル)−プロパ
ン−1,3−ジオン(25.8g)が赤色の固体として
得られた。NMR(CDCl3 ):0.7-1.2(m,4H),1.4-2.0(m,1H),
2.4(s,3H),3.75(s,3H),6.4(s,1H),6.6(s,1H),6.65(d,1
H),7.65(d,1H)。
【0044】適当に置換した出発物質から同様の方法で
次の化合物を製造した。
【0045】
【表4】
【0046】
【参考実施例3】メタノール中のマグネシウム(2.6
7g)の懸濁液に四塩化炭素(2ml)を加え、混合物
を撹拌しながら、30分間加熱還流した。冷却後、3−
シクロプロピル−3−オキソプロピオン酸t−ブチル
(18.4g)を加えた。混合物を撹拌しながら、30
分間加熱還流した。混合物を蒸発乾固させ、トルエンを
残渣に加えた。これを再度蒸発させ、残渣をアセトニト
リルに懸濁した。アセトニトリル中の塩化2−メトキシ
−4−メチルスルフェニルベンゾイル(21.8g)の
溶液を加え、混合物を4時間撹拌した。これを蒸発乾固
させ、残渣を酢酸エチルに溶解し、塩酸水溶液(2
M)、水で洗い、無水硫酸マグネシムで脱水し、濾過し
た。濾液を蒸発乾固させると、3−シクロプロピル−2
−(2−メトキシ−4−メチルスルフェニルベンゾイ
ル)−3−オキソプロピオン酸t−ブチル(36g)が
褐色油として得られた。これはさらに精製しなかった。
【0047】適当に置換した出発物質から同様の方法で
次の化合物を製造した。
【0048】
【表5】
【0049】
【参考実施例4】不活性雰囲気下で、THF中の水素化
ナトリウム(2.88g)の撹拌懸濁液にTHF中のシ
クロプロピルメチルケトン(6.5g)の溶液を加え、
混合物を3時間半撹拌した。この後、THF中の3−ク
ロロ−2−メチル−4−(メチルスルフェニル)安息香
酸エチル(8.5g)の溶液を加えた。得られた混合物
を室温で一晩撹拌した。この後、反応混合物をエーテル
と2M塩酸で希釈した。層を分離し、有機層を水で洗
い、MgSO4 で脱水し、濾過した。濾液を蒸発乾固さ
せると、粗製の黄色固体が得られた。この固体をシリカ
カラムクロマトグラフィーにかけ、酢酸エチルと石油
(沸点60−80℃)との混合物で溶出することにより
精製すると、3−シクロプロピル−1−(3−クロロ−
2−メチル−4−メチルスルフェニルフェニル)−プロ
パン−1,3−ジオン(5.25g)が黄色の固体とし
て得られた。融点113−116℃。
【0050】適当に置換した出発物質から同様の方法で
次の化合物を製造した。
【0051】3−シクロプロピル−1−(2−メチル−
3−メトキシ−4−メチルスルフェニルフェニル)プロ
パン−1,3−ジオン;NMR(CDCl3 ):0.8-1.2(m,4H),1.
6(m,1H),2.3(s,3H),2.4(s,3H),3.7(s,3H),5.8(s,1H),6.
8(d,1H),7.2(d,1H),16.0(bs,1H) 。
【0052】塩化ベンゾイルは、塩化チオニルと共に、
適当に置換した安息香酸を3時間加熱還流することによ
り製造した。過剰の塩化チオニルを蒸発させて除去し、
この塩化ベンゾイルはさらに精製することなく直接施用
した。
【0053】本発明の特徴によると、所定地域における
雑草(すなわち望ましくない植物)の生育を防除する方
法が提供され、この方法は除草上有効量の少なくとも1
つの一般式(I)のイソオキサゾール誘導体を所定地域
に施用することからなる。この目的では、イソオキサゾ
ール誘導体は通常、例えば後記するような除草剤組成物
(すなわち、除草剤組成物への使用に適した相容性の希
釈剤または担体及び/または表面活性剤と組み合わせた
もの)の形で使用する。
【0054】一般式(I)の化合物は、発芽前及び/ま
たは発芽後の施用により、双子葉(すなわち広葉)雑草
及び単子葉(すなわちイネ科)雑草に対して除草活性を
示す。
【0055】「発芽前施用」とは、雑草が土の表面上に
発生する前に、雑草の種子または苗がある土に施用する
ことを意味している。「発芽後施用」とは、土の表面上
に発生している雑草の空中または露出部分に施用するこ
とを意味している。例えば、一般式(I)の化合物は次
の雑草の生育を防除するために使用できる:広葉雑草、
例えば、イチビ(Abutilon theophrasti),アオビユ
Amar anthusretroflexus),センダングサ(Bidens pi
losa ),シロザ(Ch enopodium album ),ヤエムグラ
Galium aparine),Ipomoea spp .例えばマルバアサ
ガオ(Ip omoea purpurea),Sesbania exaltata Sina
pis arvensis,イヌオオヅキ(Solanum nignu m)及びオ
ナモミ(Xanthium strumarium )、及びイネ科雑草、例
えば、Alopecurus myosuroides,カラスムギ(Avena fa
tua ),メヒシバ(Digitaria sanguinalis ),イヌビ
エ(Echinochloa crus-galli),So rghum bicolor ,オ
ヒシバ(Eleusine i ndica )及びSetaria spp .例えば
Setar ia faberii またはエノコログサ(Setaria viridi
s )、及びカヤツリグサ科雑草、例えば、カヤツリグサ
Cyperus esculentus)。
【0056】一般式(I)の化合物の施用量は、雑草の
種類、使用する組成物、施用の時期、気候及び土壌条
件、並びに(作物生育場所での雑草の生育防除に使用す
る場合には)作物の種類に応じて変化する。作物生育場
所に施用するときには、作物に実質的に永続的な損害を
与えることなく、雑草の生育を防除するのに十分な割合
で施用しなければならない。一般に、これらの要素を考
慮すると、活性物質を1ヘクタール当り0.01−5k
gの割合で施用すると良好な結果が得られる。しかし、
雑草の防除の際の特定な問題に応じて施用の割合を増減
できると考えなければならない。
【0057】一般式(I)の化合物は、作物の蒔種前も
しくは後または作物の発芽前もしくは後に、作物例えば
穀物例えば小麦、大麦、カラス麦、トウモロコシ及び
米、大豆、野生及び矮性豆類、エンドウ、ムラサキウマ
ゴヤシ、綿、ピーナッツ、アマ、タマネギ、ニンジン、
キャベツ、セイヨウアブラナ、ヒマワリ、サトウダイコ
ン、及び永続的なまたは蒔種した牧草地の生育に使用ま
たは使用予定の場所における雑草の繁茂場所に、定方向
または不定方向に、例えば定方向または不定方向噴霧に
よって、発芽前または発芽後に施用して、雑草例えば前
記した雑草の生育を選択的に防除することができる。作
物例えば前記した作物の生育に使用または使用予定の場
所である雑草の繁茂場所の雑草を選択的に防除するため
には、活性物質を1ヘクタール当り0.01kg−4.
0kg、好ましくは0.01−2.0kgの割合で施用
するのが特に好適である。
【0058】一般式(I)の化合物は、常設の果樹園及
び他の樹木生育場所、例えば森林、山林及び公園、及び
農園例えばサトウキビ、ギネアアブラヤシ及びゴム農園
で、発芽前または発芽後施用することにより、雑草特に
前記した雑草の生育を防除することができる。この目的
には、活性物質を1ヘクタール当り0.25kg−5.
0kg、好ましくは0.5kg−4.0kgの割合で、
樹木または農園の植付の前または後に、雑草または雑草
が発生すると予想される土壌に、定方向または不定方向
に(例えば、定方向または不定方向噴霧)で施用するこ
とができる。
【0059】一般式(I)の化合物は、作物生育場所で
はないが雑草の防除が望ましい所定地域で、雑草特に前
記した雑草の生育を防除するためにも使用できる。
【0060】このような非作物生育場所の例には、飛行
場、工業用地、線路、道路の境界、川岸、潅がい及び他
の水路、低木林地、及び休閑地または未耕作地、特に火
災の危険性を減らすために雑草の生育の防除が望ましい
場所が包含される。全体的な除草効果がしばしば望まれ
るこのような目的に使用する場合、活性物質は通常前記
の作物生育場所に施用する場合に比べ高い割合で施用す
る。正確は用量は処理する植物の種類及び所望の効果に
応じて変化する。
【0061】この目的には、活性物質を1ヘクタール当
り1.0kg−20.0kg、好ましくは5.0kg−
10.0kgの割合で、定方向または不定方向に(例え
ば、定方向または不定方向噴霧)により、発芽前または
後、好ましくは発芽前に施用するのが特に好適である。
【0062】発芽前の施用で雑草の生育を防除するとき
には、一般式(I)の化合物を、雑草の発芽が予想され
る土壌に取り込ませることができる。一般式(I)の化
合物を発芽後に、例えば発芽した雑草の空中または露出
部分に施用して、雑草の生育を防除する場合、一般式
(I)の化合物は通常土と接触し、その後土中の後から
発芽する雑草を発芽前に防除することもできると考える
べきである。
【0063】特に持続的な雑草防除が必要な場合には、
所望に応じて一般式(I)の化合物を繰り返し施用する
ことができる。
【0064】本発明の別の特徴によると、1つ以上の相
容性の農業上許容される希釈剤または担体及び/または
表面活性剤(すなわち、除草剤組成物の使用に適してい
ると当業界で一般に承認されている種類の希釈剤または
担体及び/または表面活性剤であって、一般式(I)の
化合物と相容性のもの)と組合わせて、好ましくはこれ
らに均一に分散して1つ以上の一般式(I)のイソオキ
サゾール誘導体を含む除草に適した組成物が提供され
る。「均一に分散された」という表現を使用する場合、
一般式(I)の化合物を他の成分に溶解した組成物も含
んでいる。「除草剤組成物」とは、除草剤として使用で
きる状態になっている組成物だけではなく、使用前に希
釈しなければならない濃厚物も含む広義の意味で使用さ
れている。好ましくは、組成物は1つ以上の一般式
(I)の化合物を0.05−90重量%含む。
【0065】除草剤組成物は希釈剤または担体と表面活
性剤(例えば湿潤剤、分散剤または乳化剤)の両方を含
むことができる。本発明の除草剤組成物中に含みうる表
面活性剤はイオン型または非イオン型であってよく、例
えばスルホリシノレート、四級アンモニウム誘導体、酸
化エチレンとアルキル及びポリアリールフェノール例え
ばノニル−またはオクチル−フェノールとの縮合体をベ
ースとする生成物、または酸化エチレンとの縮合により
遊離ヒドロキシ基をエーテル化して可溶化したアンヒド
ロソルビトールのカルボン酸エステル、スルホン酸及び
硫酸エステルのアルカリまたはアルカリ土類金属塩例え
ばジノニル−及びジオクチル−スルホノコハク酸ナトリ
ウム、並びに高分子スルホン酸誘導体のアルカリ及びア
ルカリ土類金属塩例えばリグノスルホン酸ナトリウム及
びカルシウム及びアルキルベンゼンスルホン酸ナトリウ
ム及びカルシウムであってよい。
【0066】本発明の除草剤組成物は表面活性剤を好適
には10重量%まで、例えば0.05−10重量%含ん
でよいが、所望であれば、本発明の除草剤組成物は表面
活性剤をより高い割合、例えば、液体乳化性懸濁液濃厚
物中では15重量%まで、液体水溶性濃厚物中では25
重量%まで含むことができる。
【0067】好適な固体希釈剤または担体の例には、ケ
イ酸アルミニウム、タルク、か焼マグネシア、ケイソウ
土、リン酸三カルシウム、粉末コルク、吸着性カーボン
ブラック及びクレー例えばカオリン及びベントナイトが
包含される。固体組成物(微粉末、顆粒または水和性粉
末の形を取りうる)は、好ましくは、一般式(I)の化
合物を固体希釈剤と共に粉砕することにより、または揮
発性溶媒中の一般式(I)の化合物の溶液を固体希釈剤
または担体に含浸させ、溶媒を蒸発させ、必要に応じ
て、得られた生成物を粉砕して粉末にすることにより製
造する。顆粒組成物は、(所望に応じ揮発性の、好適溶
媒に溶解した)一般式(I)の化合物を顆粒状の固体希
釈剤または担体に吸収させ、所望に応じて溶媒を蒸発さ
せることにより、または上記のように得た粉末状の組成
物を粒状化することにより製造する。特に水和性粉末及
び顆粒である固体除草剤組成物は(例えば上記の種類
の)湿潤剤または分散剤を含んでよく、これらは固体の
場合希釈剤または担体としても作用しうる。
【0068】本発明の液体組成物は水性、有機または水
性−有機の溶液、懸濁液及びエマルジョンの形を取って
よく、表面活性剤を含んでもよい。液体組成物に含むの
に適した液体希釈剤には、水、グリコール、テトラヒド
ロフルフリルアルコール、アセトフェノン、シクロヘキ
サノン、イソホロン、トルエン、キシレン、鉱油、動物
油及び植物油、石油の軽質芳香族留分及びナフテン留分
(及びこれら希釈剤の混合物)が包含される。液体組成
物中に存在してよい表面活性剤は(例えば上記の種類
の)イオン型または非イオン型でよく、液体の場合には
希釈剤または担体としても作用しうる。
【0069】濃厚物の形の粉末、分散性顆粒及び液体組
成物は水または他の好適な希釈剤例えば、特に希釈剤ま
たは担体が油である液体濃厚物の場合には無機油もしく
は植物油で希釈して、即時使用できる組成物を得ること
ができる。
【0070】所望であれば、一般式(I)の化合物の液
体組成物は、活性物質と相容性の乳化剤または乳化剤含
有溶媒に溶解した活性物質を含有する自己乳化型濃厚物
の形で使用でき、このような濃厚物に単に水を加えるだ
けで即時使用できる組成物を得ることができる。
【0071】希釈剤または担体が油である液体濃厚物は
さらに希釈せずに、静電噴霧法で使用することができ
る。
【0072】本発明の除草剤組成物は、所望に応じて、
慣用の助剤、例えば粘着剤、保護コロイド、濃厚剤、浸
透剤、安定剤、金属イオン封鎖剤、抗固化剤、着色剤及
び腐食防止剤も含んでよい。これらの助剤は担体または
希釈剤としても作用しうる。
【0073】特記しない限り、以下の%は重量%であ
る。好適な本発明の除草剤組成物は、1つ以上の一般式
(I)の化合物10−70%、表面活性剤2−10%、
濃厚剤0.1−5%及び水15−87.9%からなる水
性懸濁液濃厚物;1つ以上の一般式(I)の化合物10
−90%、表面活性剤2−10%及び固体希釈剤または
担体8−88%からなる水和性粉末;1つ以上の一般式
(I)の化合物10−90%、炭酸ナトリウム2−40
%及び固体希釈剤0−88%からなる水溶性または水分
散性粉末;1つ以上の一般式(I)の化合物5−50%
(例えば10−30%)、表面活性剤5−25%及び水
混和性溶媒例えばジメチルホルムアミドまたは水混和性
溶媒と水との混合物25−90%(例えば45−85
%)からなる液体水溶性濃厚物;1つ以上の一般式
(I)の化合物10−70%、表面活性剤5−15%、
濃厚剤0.1−5%及び有機溶媒10−84.9%から
なる液体乳化性懸濁液濃厚物;1つ以上の一般式(I)
の化合物1−90%(例えば2−10%)、表面活性剤
0.5−7%(例えば0.5−2%)及び粒状担体3−
98.5%(例えば88−97.5%)からなる顆粒;
及び1つ以上の一般式(I)の化合物0.05−90
%、好ましくは1−60%、表面活性剤0.01−10
%、好ましくは1−10%及び有機溶媒9.99−9
9.94%、好ましくは39−98.99%からなる乳
化性濃厚物;である。
【0074】本発明の除草剤組成物は、1つ以上の他の
農薬活性化合物及び所望であれば1つ以上の相容性で農
薬として許容される希釈剤または担体、表面活性剤及び
前記のような慣用の助剤と組合せて、好ましくはこれら
に均一に分散して一般式(I)の化合物を含んでもよ
い。本発明の除草剤に含みうるまたはこれと併用できる
他の農薬活性化合物の例には、除草剤、例えば繁茂を防
除する雑草の種類を広げるための除草剤、例えばアラク
ロール(alachlor)[2−クロロ−2,6’−ジエチル
−N−(メトキシ−メチル)−アセトアニリド]、アト
ラジン(atrazine)[2−クロロ−4−エチルアミノ−
6−イソプロピルアミノ−1,3,5−トリアジン]、
ブロモキシニル(bromoxynil)[3,5−ジブロモ−4
−ヒドロキシベンゾニトリル]、クロルトルロン(chlo
rtoluron)[N’−(3−クロロ−4−メチルフェニ
ル)−N,N−ジメチルウレア]、シアナジン(cyanaz
ine )[2−クロロ−4−(1−シアノ−1−メチルエ
チルアミノ)−6−エチルアミノ−1,3,5−トリア
ジン]、2,4−D[2,4−ジクロロフェノキシ酢
酸]、ジカンバ(dicamba )[3,6−ジクロロ−2−
メトキシ安息香酸]、ジフェンゾクアート(difenzoqua
t )[1,2−ジメチル−3,5−ジフェニルピラゾリ
ウム塩]、フランプロプメチル(flampropmethyl)[N
−2−(N−ベンゾイル−3−クロロー4ーフルオロア
ニリノ)−プロピオン酸メチル]、フルオメチュロン
(fluometuron )[N′−(3−トリフルオロ−メチル
フェニル)−N,N−ジメチルウレア]、イソプロチュ
ロン(isoproturon )[N′−(4−イソプロピルフェ
ニル)−N,N−ジメチルウレア]、殺虫剤、例えば合
成ピレスロイド例えばパーメトリン(permethrin)及び
サイパーメトリン(cypermethrin)、及び抗菌剤、例え
ばカルバメート系例えばN−(1−ブチル−カルバモイ
ル−ベンズイミダゾール−2−イル)カルバミン酸メチ
ル及びトリアゾール系例えば1−(4−クロロ−フェノ
キシ)−3,3−ジメチル−1−(1,2,4−トリア
ゾール−1−イル)−ブタン−2−オンが包含される。
【0075】本発明の除草剤組成物に含みうるまたはこ
れと併用できる例えば前記のものであって、酸であり得
る農薬活性化合物及び他の生物学的に活性な物質は、所
望であれば、慣用の誘導体の形、例えばアルカリ金属及
びアミン塩及びエステルの形であってよい。
【0076】本発明の別の特徴によると、少なくとも1
つの一般式(I)のイソオキサゾール誘導体、好ましく
は一般式(I)のイソオキサゾール誘導体を少なくとも
1つ含む前記のような除草剤組成物、好ましくは施用前
に希釈が必要な除草剤濃厚物を前記一般式(I)の誘導
体または除草剤組成物用の容器に収容し、前記容器に前
記の一般式(I)の誘導体または除草剤組成物による雑
草の生育防除方法を示す説明書を物理的に添付した製品
が提供される。容器は通常、常温で固体の化学物質及び
特に濃厚物の形の除草剤組成物の保存に慣用されている
型のもの、例えば、内側にラッカーを塗ってあってよい
金属及びプラスチック材料からなるカン及びドラム、及
びガラスまたはプラスチック材料からなるビンであり、
容器の内容物が固体例えば粒状の除草剤組成物であると
きには、例えば厚紙、プラスチック材料及び金属からな
る箱または袋である。容器は通常、少なくとも1エーカ
ーのグラウンドの雑草生育を防除する処理するのに十分
な量のイソオキサゾール誘導体または除草剤組成物を十
分収容できる容量を有したものであるが、慣用の取扱い
に都合のよい大きさのものである。説明書は、例えば容
器に直接印刷することにより、またはラベルやタグを貼
ることにより容器に物理的に添付する。説明書には通
常、雑草の生育を防除すためには、容器の内容物を、必
要に応じて希釈した後、本明細書に前記した方法及び目
的で、活性物質を1ヘクタール当り0.01kg−20
kgの割合で施用すべきであることを示している。
【0077】下記の実施例は本発明の除草剤組成物を説
明している。
【0078】
【実施例C1】可溶性濃厚物は次のように形成する: 活性成分(化合物A) 20%w/v 水酸化カリウム溶液(33%w/v) 10%v/v テトラヒドロフルフリルアルコール(THFA) 10%v/v 水 100容まで THFA、活性成分(化合物A)及び水90容量%を撹
拌し、pH7−8に安定するまで水酸化カリウム溶液を
ゆっくり加え、次に水を所定容量まで入れる。
【0079】イソオキサゾール(化合物A)を一般式
(I)の他の化合物と置き換えることにより、上記のよ
うにして類似の可溶性濃厚物が製造できる。
【0080】
【実施例C2】水和性粉末は次のように形成する: 活性成分(化合物A) 50%w/w ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム 3%w/w リグノスルホン酸ナトリウム 5%w/w ホルムアルデヒドアルキルナフタレンスルホン酸ナトリウム 2%w/w 微細な二酸化ケイ素 3%w/w カオリン 37%w/w 上記成分を混合し、エアージェットミルで混合物を粉砕
する。
【0081】イソオキサゾール(化合物A)を一般式
(I)の他の化合物と置き換えることにより、上記のよ
うにして類似の水和性粉末が製造できる。
【0082】
【実施例C3】水溶性粉末は次のように形成する: 活性成分(化合物A) 50%w/w ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム 1%w/w 微細な二酸化ケイ素 2%w/w 重炭酸ナトリウム 47%w/w 上記成分を混合し、ハンマーミルで上記混合物を粉砕す
る。
【0083】イソオキサゾール(化合物A)を一般式
(I)の他の化合物と置き換えることにより、上記のよ
うにして類似の水溶性粉末が製造できる。
【0084】本発明の化合物を後記するようにして除草
目的に使用した。
【0085】
【除草剤化合物の施用方法】
a)一般法 植物の処理に使用する化合物の適当量をアセトンに溶解
して、テスト化合物1ヘクタール当り4000gまでの
施用率(g/ha)になる溶液を得た。これらの溶液を
標準型実験用除草剤噴霧器で1ヘクタール当り噴霧液2
90リットルになるよう噴霧した。
【0086】b)雑草防除:発芽前 種子を70平方mm、深さ75mmのプラスチック鉢の
滅菌していない土に蒔いた。1鉢当りの種子の量は次の
通りであった:雑草 種子の概数/鉢 1)広葉雑草 Abutilon theophrasti 10 Amaranthus retroflexus 20 Galium aparine 10 Ipomoea purpurea 10 Sinapis arvensis 15 Xanthium strumarium 2 2)イネ科雑草 Alopecurus myosuroides 15 Avena fatua 10 Echinochloa crus-galli 15 Setaria viridis 20 3)カヤツリグサ科雑草 Cyperus esculentus 3作物 1)広葉作物 綿 3 大豆 3 2)イネ科作物 トウモロコシ 2 米 6 小麦 6 本発明の化合物をa)に記載のように種子を含む土壌表
面に施用した。各作物及び各雑草の鉢の1つを各処理、
非噴霧対照及びアセトンのみを噴霧する対照に割り当て
た。
【0087】処理後、鉢をガラス室内の毛細管マットの
上に置き、上から水をやった。噴霧20ー24日後に作
物の損害を目視で評価した。結果は、対照の鉢の植物と
比較して、作物または雑草の成長または損害の減少を百
分率で表した。
【0088】c)雑草の防除:発芽後 雑草及び作物を深さ75mm、70平方mmのジョン・
イネス(Jone Innes)鉢用コンポストに直接蒔いたが、
Amaranthusは噴霧1週間前に苗木の段階で鉢に移植し
た。次に、植物を、植物の処理に使用する化合物を噴霧
できるようになるまで温室で育てた。1鉢当りの植物の
数は次の通りであった: 1)広葉雑草 雑草の種類 1鉢当りの 植物の数 成長段階 Abutilon theophrasti 3 1−2葉 Amaranthus retroflexus 4 1−2葉 Galium aparine 3 第1旋毛 Ipomoea purpurea 3 1−2葉 Sinapis arvensis 4 2葉 Xanthium strumarium 1 2−3葉 2)イネ科雑草 雑草の種類 1鉢当りの 植物の数 成長段階 Alopecurus myosuroides 8−12 1−2葉 Avena fatua 12−18 1−2葉 Echinochloa crus-galli 4 2−3葉 Setaria viridis 15−25 1−2葉 3)カヤツリグサ科雑草 雑草の種類 1鉢当りの 植物の数 成長段階 Cyperus esculentus 3 3葉 1)広葉作物 作物 1鉢当りの植物 の数 成長段階 綿 2 1葉 大豆 2 2葉 2)イネ科作物 作物 1鉢当りの植物 の数 成長段階 トウモロコシ 2 2−3葉 米 4 2−3葉 小麦 5 2−3葉 植物の処理に使用する化合物をa)に記載のように植物
に施用した。各作物及び雑草の鉢の1つを各処理、非噴
霧対照及びアセトンのみを噴霧する対照に割り当てた。
【0089】処理後、鉢はガラス室内の毛細管マット上
に置き、24時間後に1回上から水をやり、その後は調
整しながら地下から水をやった。噴霧後20−24日
に、作物の損害と雑草の防除について目視で評価した。
結果は、対照の鉢の植物と比較して、作物または雑草の
成長または損害の減少を百分率で表した。
【0090】本発明化合物は前記実験で使用した雑草に
対して優れた除草活性を示すと共に作物耐性を示した。
【0091】化合物AからTを1000g/haで発芽
前または発芽後施用すると、1つ以上の雑草種の成長を
少なくとも90%減少させた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ポール・アルフレツド・カイン イギリス国、エセツクス・シー・エム・ 5・オー・エイチ・ダブリユ、オンガー、 フアイフイールド・ロード、リサーチ・ス テーシヨン(番地なし) (72)発明者 スーザン・メアリー・クランプ イギリス国、エセツクス・シー・エム・ 5・オー・エイチ・ダブリユ、オンガー、 フアイフイールド・ロード、リサーチ・ス テーシヨン・オブ・ローヌ−プーラン・ア グリカルチヤー(番地なし) (72)発明者 ジリアン・メアリー・リトル イギリス国、エセツクス・シー・エム・ 5・オー・エイチ・ダブリユ、オンガー、 フアイフイールド・ロード、リサーチ・ス テーシヨン・オブ・ローヌ−プーラン・ア グリカルチヤー(番地なし) (72)発明者 ブライアン・マルコム・ラスクーム イギリス国、エセツクス・シー・エイチ・ 5・オー・エイチ・ダブリユ、オンガー、 フアイフイールド・ロード、リサーチ・ス テーシヨン・オブ・ローヌ−プーラン・ア グリカルチヤー(番地なし)

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(I): 【化1】 [式中、 R1 はメチル、エチル、イソプロピル、シクロプロピル
    または1−メチルシクロプロピル基を表し;R2 は炭素
    原子数4個までの直鎖または分岐鎖アルキルまたはアル
    コキシ基を表し;R3 は水素、塩素、臭素もしくはフッ
    素原子、またはR5 、−CO2 5 及び−OR5 から選
    択した基、または−OR5 で置換された炭素原子数4個
    までの直鎖または分岐鎖アルキル基、または−OR5
    置換された炭素原子数4個までの直鎖または分岐鎖アル
    コキシ基を表し;R4 は−S(O)n Rを表し;R5
    適宜1つ以上のハロゲン原子で置換されている炭素原子
    数4個までの直鎖または分岐鎖アルキル基を表し;Rは
    メチルまたはエチルを表し;nは0、1または2を表
    し;但し、R1 がメチルまたはシクロプロピルである場
    合には、R2 はメチルを表し、R4 は−SO2 Meを表
    し、R3 は−CO2 Meまたは−CO2 iPr以外の基
    である]の4−ベンゾイルイソオキサゾール誘導体。
  2. 【請求項2】 a)R1 がイソプロピル、シクロプロピ
    ルまたは1−メチルシクロプロピル基を表す;及び/ま
    たは b)R2 がメチル、エチル、メトキシまたはエトキシ基
    を表す;及び/または c)R3 が水素、塩素、臭素もしくはフッ素原子、また
    はメチル、メトキシ、エトキシ、−CH2 OR5 、−O
    −(CH2 2 OR5 及び−CO2 5 (ここで、R5
    は炭素原子数3個までの直鎖または分岐鎖アルキル基を
    表す)から選択した基を表す;請求項1の化合物。
  3. 【請求項3】 R1 がイソプロピル、シクロプロピルま
    たは1−メチルシクロプロピルを表し;R2 がメチル、
    エチル、メトキシまたはエトキシを表し;R3 が水素、
    フッ素、塩素、臭素、メチル、メトキシメチルまたは1
    −メトキシエトキシを表す;請求項1または2の化合
    物。
  4. 【請求項4】 R1 がイソプロピル、1−メチルシクロ
    プロピルまたはシクロプロピルを表し;R2 がメチル、
    エチル、メトキシまたはエトキシを表し;R3 が水素、
    フッ素、塩素、臭素、メチルまたはメトキシを表し;R
    がメチルを表す;請求項1から3のいずれかの化合物。
  5. 【請求項5】 R1 がシクロプロピルを表し;R2 とR
    3 が同時にメトキシを表すことはないという条件で、R
    2 がメチルまたはメトキシを表し、R3 がメトキシまた
    は水素を表す;Rがメチルを表す;請求項1から4のい
    ずれかの化合物。
  6. 【請求項6】 5−シクロプロピル−4−(2−メトキ
    シ−4−メチルスルフェニルベンゾイル)イソオキサゾ
    ール;5−シクロプロピル−4−(2−メトキシ−4−
    メチルスルホニルベンゾイル)イソオキサゾール;5−
    シクロプロピル−4−(2−メトキシ−4−メチルスル
    フィニルベンゾイル)イソオキサゾール;5−シクロプ
    ロピル−4−(2−メチル−4−メチルスルフィニルベ
    ンゾイル)イソオキサゾール;5−シクロプロピル−4
    −(2−メチル−4−メチルスルホニルベンゾイル)イ
    ソオキサゾール;5−シクロプロピル−4−(2−メチ
    ル−4−メチルスルフェニルベンゾイル)イソオキサゾ
    ール;5−(1−メチルシクロプロピル)−4−(2−
    メチル−4−メチルスルホニルベンゾイル)イソオキサ
    ゾール;4−(2−エチル−4−メチルスルフェニルベ
    ンゾイル)−5−シクロプロピルイソオキサゾール;4
    −(2−エチル−4−メチルスルフィニルベンゾイル)
    −5−シクロプロピルイソオキサゾール;4−(2−エ
    チル−4−メチルスルホニルベンゾイル)−5−シクロ
    プロピルイソオキサゾール;4−(2−エトキシ−4−
    メチルスルフェニルベンゾイル)−5−シクロプロピル
    イソオキサゾール;4−(2−エトキシ−4−メチルス
    ルホニルベンゾイル)−5−シクロプロピルイソオキサ
    ゾール;4−(3−クロロ−2−メチル−4−メチルス
    ルフェニルベンゾイル)−5−シクロプロピルイソオキ
    サゾール;4−(3−クロロ−2−メチル−4−メチル
    スルフィニルベンゾイル)−5−シクロプロピルイソオ
    キサゾール;4−(3−クロロ−2−メチル−4−メチ
    ルスルホニルベンゾイル)−5−シクロプロピルイソオ
    キサゾール;4−(2−メチル−3−メトキシ−4−メ
    チルスルフェニルベンゾイル)−5−シクロプロピルイ
    ソオキサゾール;4−(2−メチル−3−メトキシ−4
    −メチルスルホニルベンゾイル)−5−シクロプロピル
    イソオキサゾール;4−(2,3−ジメチル−4−メチ
    ルスルフェニルベンゾイル)−5−シクロプロピルイソ
    オキサゾール;4−(2,3−ジメチル−4−メチルス
    ルフィニルベンゾイル)−5−シクロプロピルイソオキ
    サゾール;または4−(2,3−ジメチル−4−メチル
    スルホニルベンゾイル)−5−シクロプロピルイソオキ
    サゾール;である請求項1の化合物。
  7. 【請求項7】 請求項1の一般式(I)の化合物の製法
    であって、 a)一般式(II): 【化2】 [式中、Lは離脱基であり、他の記号は請求項1と同義
    である]の化合物とヒドロキシルアミンの塩との反応; b)R4 が−SR基を表すときには、一般式(II
    I): 【化3】 [式中、R1 は請求項1と同義である]の化合物と一般
    式(IV): 【化4】 [式中、R4 は基−SRを表し、R、R2 及びR3 は請
    求項1と同義である]の化合物との反応; c)一般式(V): 【化5】 [式中、Yはカルボキシ基もしくはその反応性誘導体、
    またはシアノ基を表し、R1 は請求項1と同義である]
    の化合物と適当な有機金属化合物との反応; d)nが1または2を表すときには、nが0である一般
    式(I)の対応の化合物の硫黄原子の酸化;からなる方
    法。
  8. 【請求項8】 農業上許容される希釈剤または担体及び
    /または表面活性剤と共に除草上有効量の請求項1に定
    義した一般式(I)のイソオキサゾール誘導体を活性成
    分として含む除草剤組成物。
  9. 【請求項9】 活性成分を0.05−90重量%含む請
    求項8の除草剤組成物。
  10. 【請求項10】 液体状であり、表面活性剤を0.05
    −25%含む請求項8または9の除草剤組成物。
  11. 【請求項11】 水性懸濁液濃厚物、水和性粉末、水溶
    性もしくは水分散性粉末、液体水溶性濃厚物、液体乳化
    性懸濁液濃厚物、顆粒または乳化性濃厚物の形態の請求
    項8、9または10の除草剤組成物。
  12. 【請求項12】 所定地域における雑草の生育を防除す
    る方法であって、除草上有効量の請求項1に定義した一
    般式(I)のイソオキサゾール誘導体を所定地域に施用
    することからなる方法。
  13. 【請求項13】 所定地域が作物の生育に使用または使
    用予定の場所であり、前記化合物を1ヘクタール当り
    0.01kgから4.0kgの割合で施用する請求項1
    2の方法。
  14. 【請求項14】 所定地域が作物生育用の場所ではな
    く、化合物を1ヘクタール当り1.0kgから20.0
    kgの割合で施用する請求項12の方法。
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