JPH05201913A - ナフタレン誘導体の脱ハロゲン化法 - Google Patents

ナフタレン誘導体の脱ハロゲン化法

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JPH05201913A
JPH05201913A JP4321120A JP32112092A JPH05201913A JP H05201913 A JPH05201913 A JP H05201913A JP 4321120 A JP4321120 A JP 4321120A JP 32112092 A JP32112092 A JP 32112092A JP H05201913 A JPH05201913 A JP H05201913A
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JP
Japan
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mercaptan
formula
butyl
alkyl
bromine
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JP4321120A
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Marco Villa
ビラ マルコ
Paolo Cavalleri
カバレリ パオロ
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Zambon Group SpA
Zambon SpA
Original Assignee
Zambon Group SpA
Zambon SpA
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Publication date
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D317/00Heterocyclic compounds containing five-membered rings having two oxygen atoms as the only ring hetero atoms
    • C07D317/08Heterocyclic compounds containing five-membered rings having two oxygen atoms as the only ring hetero atoms having the hetero atoms in positions 1 and 3
    • C07D317/10Heterocyclic compounds containing five-membered rings having two oxygen atoms as the only ring hetero atoms having the hetero atoms in positions 1 and 3 not condensed with other rings
    • C07D317/32Heterocyclic compounds containing five-membered rings having two oxygen atoms as the only ring hetero atoms having the hetero atoms in positions 1 and 3 not condensed with other rings with hetero atoms or with carbon atoms having three bonds to hetero atoms with at the most one bond to halogen, e.g. ester or nitrile radicals, directly attached to ring carbon atoms
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C41/00Preparation of ethers; Preparation of compounds having groups, groups or groups
    • C07C41/48Preparation of compounds having groups

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Heterocyclic Compounds That Contain Two Or More Ring Oxygen Atoms (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 式 (式中XとXは同種又は異種で夫々臭素または塩素原
子を示し;Rはアルキル、フェニルあるいはベンジル、
または2つのRが共同でC〜Cアルキレンを表し、
この場合は2つのRとそれらの結合している酸素原子お
よび酸素原子の結合している炭素原子とで環式構造をと
り、該環式構造はアルキル置換されていて 酸基、アルコキシあるいはアミン系の基である)で表さ
れる化合物を不活性無水溶媒中、酸性pHで硫化水素、
脂肪族チオールあるいはそれらの混合物で処理すること
からなる上記式化合物のナルタレン核の5位を選択的に
脱ハロゲン化する方法。 【効果】 本発明は医薬品ナプロキセンの合成に極めて
有用である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明はハロ芳香族化合物の脱ハロゲン化
法に係り、さらに詳しくはハロゲン化ナフタレン誘導体
の選択的脱ハロゲン化法に関するものである。
【0002】
【従来技術】芳香族核からハロゲン原子を選択的に除去
する技術は2−(6−メトキシ−2−ナフチル)プロピ
オン酸(そのS(+)アイソマーはナプロキセンとして
知られる抗炎症剤である)の合成における中間体に特に
利用されている。というのはこの技術を適用することが
実用上極めて重要であるからである。
【0003】ナプロキセン合成法の多くは(6−メトキ
シ−2−ナフチル)−エチル−ケトンのα−ハロ−ケタ
ールを作る工程を含む。これら方法のいくつかにおいて
は、(6−メトキシ−2−ナフチル)−エチル−ケトン
あるいはそのケタールのハロゲン化によりα−ハロ−ケ
タールを作っている。
【0004】欧州特許34871号(ブラスキム)、同
35305号(ブラスキム)、同48136号(サガ
ミ)、同64394号(シンテックス)、同81993
号(シンテックス)、同101124号(ザンボン)、
同158913号(ザンボン)
【0005】欧州特許第158913号記載の方法で
は、α−位へのハロゲン原子導入がジアステレオ選択的
であって一つのジアステレオアイソマーが非常に多い混
合物となる。ハロゲン化剤は安価、取扱い容易、入手容
易といった理由で臭素が一般に用いられる。
【0006】しかし臭素を用いる一番の欠点はナフタレ
ン核の5位が臭素化されることである。
【0007】別の方法ではα−ハロ−ケタールが出発物
質としてハロゲン化ナフタレン誘導体を用いて作られ
る。例えば欧州特許第163338号(ブラスキム)に
は、1−クロロ−2−メトキシ−ナフタレンから出発し
(5−クロロ−6−メトキシ−2−ナフチル)−エチル
−ケトンのα−ハロ−ケタールを得るナプロキセンの製
法が記載されている。
【0008】従って、これら方法では中間体の一つから
あるいは2−(5−ハロ−6−メトキシ−2−ナフチ
ル)−プロピオン酸からナフタレン核上のハロゲン原子
を除去する必要がある。使用する方法と係りなく、(6
−メトキシ−2−ナフチル)−エチル−ケトンのケター
ル(以下単に化3の化合物と称す)のハロゲン化が一般
に無水中性溶媒中で実施せられる。
【0009】ハロ芳香族化合物の脱ハロゲン化に適した
多くの反応材(エー アール ピンダー、合成、425
(1980))および2−(5−ハロ−6−メトキシ−
2−ナフチル)−プロピオン酸の脱ハロゲン化のための
多くの方法(ベルギー特許第892689号、アルファ
ケミカルズ)が文献に発表されている。
【0010】しかしながら、これらの方法では一般に水
性プロトン性溶媒を用いうると述べており、従ってプロ
トン性溶媒中では一般に使用できないケタールに適用す
ることはできない。またヒドラジンとか金属水素化物の
ような試薬は危険であり、工業的見地からは望ましくな
い。従って、ナプロキセン合成法においては一般に、ケ
タール官能基をもたない中間体から、一般には2−(5
−ハロ−6−メトキシ−2−ナフチル)−プロピオン酸
あるいはそのエステルからの脱ハロゲン化を実施する必
要がある。
【0011】合成の上流中間体で脱ハロゲン化を実施
し、ハロゲン化反応と同じ環境下で、特にエピマー化し
ないようおだやかな条件下で脱ハロゲン化が出来れば経
済的であることは明らかである。
【0012】欧州特許第203557号にはフェノー
ル、フェノール系エーテル、アリールケトンおよびアリ
ールアルキルケトンの如き芳香族化合物を臭素受容体と
して用い、酸の存在下に(5−ブロモ−6−メトキシ−
2−ナフチル)−エチル−ケトンのα−ブロモ−ケター
ルを脱ブロム化する方法が記載されている。
【0013】
【発明が解決しようとする問題点】本発明目的は安価な
中間体のケタールを用い、ナフタレン核の5位の脱ハロ
ゲン化を簡単な操作で、しかも選択的に実施しナプロキ
セン合成の工業的製法を確立するにある。
【0014】
【問題を解決するための手段】本発明的に従えば、上記
目的が 化1
【化1】(式中XおよびXは同種あるいは異種の基
で、臭素あるいは塩素原子を表わし;Rは夫々アルキ
ル、フェニルあるいはベンジル基であり;あるいは2つ
のRが共同で炭素数2〜5のアルキレンを表わし、この
場合2つの酸素原子とそれらが結合している炭素原子と
共に環式構造を作り、該環式構造はアルキルで置換され
ていてもよく;また2つのRは共同で 化2
【化2】の基を表わし、ここに2つのRは同種あるい
は異種の基で、水酸基、アルコキシ基あるいはアミン系
の基を表わす)で表わされる化合物を不活性無水溶媒
中、酸性pHで、硫化水素、脂肪族チオールあるいはそ
れらの混合物から選ばれる脱ハロゲン化剤で処理するこ
とを特徴とする 化1
【化1】で表わされる化合物のナフタレン核の5位を選
換的に脱ハロゲン化する方法により達成せられる。
【0015】化1で表わされる化合物には脂肪族炭素原
子に少なくとも一つの不整中心があり、それにハロゲン
が結合しており、本発明方法はステレオアイソマー混合
物に対してもまた単一ステレオアイソマーに対しても適
用可能である。
【0016】脱ハロゲン化剤の具体例としては硫化水素
以外に、メチルメルカプタン、エチルメルカプタン、n
−プロピルメルカプタン、n−ブチルメルカプタン、t
−ブチルメルカプタン、チオグリコール酸、1,2−エ
タンジチオール、およびそれらの混合物の如き脂肪族チ
オールがあげられる。特にt−ブチルメルカプタンを用
いることが実用的で好ましい。
【0017】本発明では化3の化合物を例えば臭素でブ
ロム化して得られる化1の化合物を、単離することな
く、直接同じ反応系で脱ハロゲン化することも目的の一
つである。
【0018】本発明方法では 図1の様に反応が進行せ
しめられる。
【0019】化3の化合物がベンゼン、トルエン、ニト
ロベンゼン、塩素化溶媒およびそれらの混合物の如き有
機溶媒中、好ましくは臭素によりブロム化される。好ま
しい溶媒はメチレンクロライド、トルエンである。
【0020】次に反応混合物に脱ハロゲン化剤、好まし
くはt−ブチルメルカプタンが加えらえ、−20℃〜2
0℃で反応せしめられる。
【0021】脱ハロゲン化反応は酸性pHで実施され、
ブロム化反応と同じ反応系で実施せられる場合、HBr
が生成しているため系は既に酸性となっておりそれで充
分である。
【0022】あるいは、ハロゲン化水素酸の如き鉱酸、
トリフルオロ酢酸あるいはメタンスルホン酸の如き有機
酸、ZnCl、ZnBrの如きルイス酸あるいはそ
れらの混合物が触媒量加えられる。
【0023】脱ハロゲン化剤は原料化合物1モル当り1
〜3モル、好ましくは約2モルの量で用いられる。また
温度は−10℃〜10℃の間で反応させることが好まし
い。
【0024】短時間で反応は完結し、ナフタレン核の5
位が脱ハロゲン化されたケタールが高収率高純度で単離
され、あるいはそのまま単離することなく次の反応に利
用される。
【0025】本発明方法は、ナプロキセン合成の他の公
知方法に比し極めて実用的で多くの利点をもつ。即ち脱
ハロゲン化の操作が容易であり、ナフタレン核5位の脱
ハロゲン化が選択的であり、水素とか他の危険な物質例
えばヒドラジン、金属水素化物を用いる必要がなく安全
であり、安価な中間体ケタールで脱ハロゲン化が行いう
る。
【0026】他の重要な点は通常工業的に用いられる安
価な脱ハロゲン化剤が利用できる点にある。
【0027】さらにまた光学的活性化合物である化1の
化合物を用いてもラセミ化とか部分エピマー化なしに本
発明方法が適用できる。
【0028】以下実施例により本発明方法を説明する。
【0029】
【実施例1】2−エチル−2−(6−メトキシ−2−ナ
フチル)−4(R),5(R)−ジメトキシカルボニル
−1,3−ジオキソラン(50g,0.134モル)を
−10℃に冷却したトルエン(150ml)に懸濁させ
たものに臭素(47g,0.294モル)を45分間を
要して加えた。
【0030】混合物を−10℃で2時間攪拌し、次にn
−ブチルメルカプタン(0.5g,5.5ミリモル)と
バブリング下に硫化水素(13.6g,0.401モ
ル)を1時間で加えた。
【0031】反応混合物を−10℃で12時間保持した
後、8%重炭酸ソーダ水溶液100mlに注入した。層
を分離させ、有機層を真空蒸発で乾固させた。2−(1
(S)−ブロモチエル)−2−(6−メトキシ−2−ナ
フチル)−4(R),5(R)−ジメトキシカルボニル
−1,3−ジオキソランとRRR配置のそのエピマー8
9.9:10.1の比の混合物(55.7g)を含む粗
生成物(69.6g)(収率91.6%)を得た。
【0032】
【実施例2】2−エチル−2−(6−メトキシ−2−ナ
フチル)−4(R),5(R)−ジメトキシカルボニル
−1,3−ジオキソラン(5.6g,0.015モル)
を−10℃に冷却したトルエン(12.6ml)に懸濁
させたものに臭素(5.3g,0.033モル)を30
分間を要して加えた。
【0033】混合物を−10℃で2時間攪拌し、次にt
−ブチルメルカプタン(2.8g,0.031モル)を
加えた。
【0034】反応混合物を−10℃で4時間保持した
後、水20mlに注入した。層を分離させ、有機層を1
0%炭酸ナトリウム水溶液10mlで洗い、真空蒸発で
乾固させた。2−(1(S)−ブロモエチル)−2−
(6−メトキシ−2−ナフチル)−4(R),5(R)
−ジメトキシカルボニル−1,3−ジオキソランとRR
R配置のそのエピマー90.7:9.3の比の混合物
(6.5g)を含む粗生成物(9.3g)(収率95.
6%)を得た。
【0035】
【実施例3】2−エチル−2−(6−メトキシ−2−ナ
フチル)−4(R),5(R)−ジメトキシカルボニル
−1,3−ジオキソラン(50g,0.134モル)を
−10℃に冷却したトルエン(112ml)に懸濁させ
たものに臭素(47g,0.294モル)を45分間を
要して加えた。
【0036】混合物を−10℃で2時間攪拌し、次にn
−ブチルメルカプタン(25.3g,0.281モル)
を加えた。
【0037】反応混合物を−10℃で4時間保持した
後、重炭酸ソーダ(8.4g)を水100mlに溶かし
た溶液中に注入した。層を分解させ、有機層を真空蒸発
で乾固させた。2−(1(S)−ブロモエチル)−2−
(6−メトキシ−2−ナフチル)−4(R),5(R)
−ジメトキシカルボニル−1,3−ジオキソランとRR
R配置のそのエピマーがRRS:RRR=90.4:
9.6の比である混合物を含む粗生成物(83g)(収
率75%)を得た。
【0038】
【実施例4】2−エチル−2−(6−メトキシ−2−ナ
フチル)−4(R),5(R)−ジメトキシカルボニル
−1,3−ジオキソラン(5.6g,0.013モル)
を−10℃に冷却したメチレンクロライド(12.6m
l)に懸濁させたものに臭素(4.9g,0.031モ
ル)を30分間を要して加えた。
【0039】混合物を−10℃で2時間攪拌し、次にt
−ブチルメルカプタン(2.0g,0.022モル)を
2.5時間で滴下した。
【0040】反応混合物を−10℃で12時間保持した
後、水30mlに注入した。層を分離させ、有機層を水
20mlで洗い、硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空蒸発
で乾固させた。2−(1(S)−ブロモエチル)−2−
(6−メトキシ−2−ナフチル)−4(R),5(R)
−ジメトキシカルボニル−1,3−ジオキソランとRR
R配置のそのエピマー90.3:9.7の比の混合物
(6.4g)を含む粗生成物(8.58g)(収率94
%)を得た。
【0041】
【実施例5】2−エチル−2−(6−メトキシ−2−ナ
フチル)−4(R),5(R)−ジメトキシカルボニル
−1,3−ジオキソラン(50g,0.134モル)を
−10℃に冷却したトルエン(170ml)に懸濁させ
たものに臭素(47g,0.294モル)を1時間を要
して加えた。
【0042】混合物を−10℃で2時間攪拌し、次にt
−ブチルメルカプタン(25,3g,0.281モル)
を加えた。
【0043】反応混合物を−10℃で15時間保持した
後、水45mlに注入した。層を分離させ、トルエン層
を真空蒸発で乾固させた。残渣(85.2g)をトルエ
ン110mlに溶解させた溶液に、水酸化カリウム(1
8.7g,0.334モル)を水(46ml)に溶かし
た溶液を25℃で攪拌下、1時間を要して加えた。
【0044】25℃で2時間保持し、層を分離させ、水
層に37%塩酸を加えてpHを6.0±0.1にした。
【0045】得られた溶液を90℃に17時間加熱し、
その間に32%KOH溶液を加えて溶液のpHを5.0
−5.8に保った。次にこのpHを5.0−5.4に保
ちつつ反応混合物を100℃で更に8時間加熱した。
【0046】20℃に冷却した反応混合物に37%塩酸
を加えてpH3にした。次にジエチルエーテル(300
ml)を加え、30分攪拌し、懸濁液を濾過した。濾過
母液を分取し、真空蒸発で乾固させた。S(+)−2−
(6−メトキシ−2−ナフチル)−プロピオン酸とその
エナンシオマ−R(−)の混合物を含む粗生成物(2
8.9g)を得た。(HPLC滴定80.7%,エナン
シオマー比率S:R=95:5,収率75.7%)
【図面の簡単な説明】
【図1】添付図は本発明方法の反応経路を示す。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 化1 【化1】 (式中XおよびXは同種あるいは異種の基で、臭素あ
    るいは塩素原子を表わし;Rは夫々アルキル、フェニル
    あるいはベンジル基であり;あるいは2つのRが共同で
    炭素数2〜5のアルキレンを表わし、この場合2つの酸
    素原子とそれらが結合している炭素原子と共に環式構造
    を作り、該環式構造はアルキルで置換されていてもよ
    く;また2つのRは共同で 化2 【化2】 の基を表わし、ここに2つのRは同種あるいは異種の
    基で、水酸基、アルコキシ基あるいはアミン系の基を表
    わす)で表わされる化合物を不活性無水溶媒中、酸性p
    Hで、硫化水素、脂肪族チオールあるいはそれらの混合
    物から選ばれる脱ハロゲン化剤で処理することを特徴と
    する 化1 【化1】で表わされる化合物のナフタレン核の5位を選
    換的に脱ハロゲン化する方法。
  2. 【請求項2】 脱ハロゲン化剤が硫化水素、メチルメル
    カプタン、エチルメルカプタン、n−プロピルメルカプ
    タン、n−ブチルメルカプタン、t−ブチルメルカプタ
    ン、チオグリコール酸、1,2−エタンジチオールおよ
    びそれらの混合物から選ばれる請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 脱ハロゲン化剤がt−ブチルメルカプタ
    ンである請求項1記載の方法。
  4. 【請求項4】 有機溶媒中で 化3 【化3】 (式中Rは夫々アルキル、フェニルあるいはベンジル基
    であり;あるいは2つのRが共同で炭素数2〜5のアル
    キレンを表わし、この場合2つの酸素原子とそれらが結
    合している炭素原子と共に環式構造を作り、該環式構造
    はアルキルで置換されていてもよく;また2つのRは共
    同で 化2 【化2】の基を表わす)の化合物をブロム化して 化1 【化1】の化合物(但しXとXは臭素原子)を得、次
    に同じブロム化反応零囲気中、−20℃〜20℃の温度
    で、硫化水素、メチルメルカプタン、エチルメルカプタ
    ン、n−プロピルメルカプタン、n−ブチルメルカプタ
    ン、t−ブチルメルカプタン、チオグリコール酸、1,
    2−エタンジチオールおよびそれらの混合物から選ばれ
    る脱ハロゲン化剤で処理することを特徴とする 化4 【化4】 (式中Xは臭素原子、Rは夫々前述せる通り)で表わ
    される化合物の製造方法
  5. 【請求項5】 ブロム化がベンゼン、トルエン、ニトロ
    ベンゼン、塩素化溶媒およびそれらの混合物から選ばれ
    る有機溶媒中臭素を用いて実施せられる請求項4記載の
    方法。
  6. 【請求項6】 脱ハロゲン化剤がt−ブチルメルカプタ
    ンである請求項4記載の方法。
JP4321120A 1991-10-18 1992-10-16 ナフタレン誘導体の脱ハロゲン化法 Pending JPH05201913A (ja)

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IT91A002767 1991-10-18
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EP (1) EP0537558B1 (ja)
JP (1) JPH05201913A (ja)
AT (1) ATE168684T1 (ja)
DE (1) DE69226323T2 (ja)
DK (1) DK0537558T3 (ja)
ES (1) ES2120426T3 (ja)
IT (1) IT1251958B (ja)

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