JPH0520190Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0520190Y2 JPH0520190Y2 JP10242088U JP10242088U JPH0520190Y2 JP H0520190 Y2 JPH0520190 Y2 JP H0520190Y2 JP 10242088 U JP10242088 U JP 10242088U JP 10242088 U JP10242088 U JP 10242088U JP H0520190 Y2 JPH0520190 Y2 JP H0520190Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cork
- sliced
- bark
- natural cork
- sheets
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
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Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
- Securing Of Glass Panes Or The Like (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は家具の外面の1部又は全部に天然コル
クバーク(外皮、内皮を含む)を任意の模様状に
貼合したコルク外装家具に関するものである。
クバーク(外皮、内皮を含む)を任意の模様状に
貼合したコルク外装家具に関するものである。
通常家具は木材やスチール等を用いており、そ
の外表面は塗装により着色等を施して仕上げてい
るかまたは別に木材スライスのシートを貼着する
などして装飾を施しているのがほとんどである。
の外表面は塗装により着色等を施して仕上げてい
るかまたは別に木材スライスのシートを貼着する
などして装飾を施しているのがほとんどである。
本考案は家具の外表面に天然コルクバークのス
ライスシートを利用して装飾を施し、さらに肌ざ
わりを良好ならしめたものである。
ライスシートを利用して装飾を施し、さらに肌ざ
わりを良好ならしめたものである。
即ち本考案は家具の外面の1部又は全部に周縁
部を肉薄に形成した天然コルクバークのスライス
シートを組合せて互いに周縁部を重ね合せるよう
にして貼合し、かつ上記スライスシートの貼合せ
目に沿つて焼すじを入れたことを特徴とするもの
であり、さらに漂白度の異なる天然コルクバーク
や着色した天然コルクバークのスライスシートを
用いるのは効果があり、またスライスシートの貼
合せ目以外の面にも焼すじを設けるのは有効であ
る。
部を肉薄に形成した天然コルクバークのスライス
シートを組合せて互いに周縁部を重ね合せるよう
にして貼合し、かつ上記スライスシートの貼合せ
目に沿つて焼すじを入れたことを特徴とするもの
であり、さらに漂白度の異なる天然コルクバーク
や着色した天然コルクバークのスライスシートを
用いるのは効果があり、またスライスシートの貼
合せ目以外の面にも焼すじを設けるのは有効であ
る。
本考案においては天然コルクバークのスライス
シートを天然コルクの肌合いをそのまま生かして
模様状に組合せて貼合するために天然コルクバー
クの変化に富んだ色調効果と天然コルクのもつ肌
ざわりの良さを同時に具備している特徴を有す
る。
シートを天然コルクの肌合いをそのまま生かして
模様状に組合せて貼合するために天然コルクバー
クの変化に富んだ色調効果と天然コルクのもつ肌
ざわりの良さを同時に具備している特徴を有す
る。
更に本考案の大きな特徴は装飾効果を高めるた
めに天然コルクバークのスライスシートの周縁部
を研摩して肉薄にし、この肉薄となつた周縁部同
士を重ね合わせて貼合し、その貼合せ目に沿つて
焼すじを入れることにより、隣り合う天然コルク
バークのスライスシートの端縁を互いに突き当て
て貼合せたような美的効果を有する。なお焼すじ
は貼合せ目でなくてもスライスシート表面の任意
の場所に設けても良い。また研摩は貼合せるとき
に裏になる面に施せば多少貼合せる位置がずれて
も常に非研摩面が表側になり、作業し易くなる。
めに天然コルクバークのスライスシートの周縁部
を研摩して肉薄にし、この肉薄となつた周縁部同
士を重ね合わせて貼合し、その貼合せ目に沿つて
焼すじを入れることにより、隣り合う天然コルク
バークのスライスシートの端縁を互いに突き当て
て貼合せたような美的効果を有する。なお焼すじ
は貼合せ目でなくてもスライスシート表面の任意
の場所に設けても良い。また研摩は貼合せるとき
に裏になる面に施せば多少貼合せる位置がずれて
も常に非研摩面が表側になり、作業し易くなる。
また本考案では天然コルクバークのスライスシ
ートを家具表面に直接貼着するときは天然コルク
バークに存在するピンホールを通して家具表面が
見える場合があるため、天然コルクバークのスラ
イスシートを貼着する家具はその表面を該天然コ
ルクバークと同様の色、即ち共色で形成しておく
とよい。
ートを家具表面に直接貼着するときは天然コルク
バークに存在するピンホールを通して家具表面が
見える場合があるため、天然コルクバークのスラ
イスシートを貼着する家具はその表面を該天然コ
ルクバークと同様の色、即ち共色で形成しておく
とよい。
更に本考案では天然コルクバークのスライスシ
ートを家具表面に直接貼着しなくとも良いが、こ
の場合は貼合せの下地として圧搾コルクシートを
用いるのが良い。こうすることにより天然コルク
バークのスライスシートの貼合せを容易かつ迅速
化せしめると共に天然コルクバークのスライスシ
ートの貼合状態をきれいに仕上げることができ
る。その上圧搾コルクシートにはピンホールがな
いため天然コルクバークのピンホールを透して家
具の表面が外部より見えないという利点がある。
しかも圧搾コルクシートの上に天然コルクバーク
のスライスシートを貼合するため後者の接着強度
は大きくなり、またコルク層が2重になるので外
層の天然コルクバークのスライスシートが傷つい
て穴が明いた場合でも素地である家具表面が直接
現われない利点を有し、さらに保温性が向上し、
傷や汚れ等が目立たず、手ざわりや肌ざわりに優
れ、また弾力性があるので人の体が当つてもけが
をしずらい等の利点を有するものである。
ートを家具表面に直接貼着しなくとも良いが、こ
の場合は貼合せの下地として圧搾コルクシートを
用いるのが良い。こうすることにより天然コルク
バークのスライスシートの貼合せを容易かつ迅速
化せしめると共に天然コルクバークのスライスシ
ートの貼合状態をきれいに仕上げることができ
る。その上圧搾コルクシートにはピンホールがな
いため天然コルクバークのピンホールを透して家
具の表面が外部より見えないという利点がある。
しかも圧搾コルクシートの上に天然コルクバーク
のスライスシートを貼合するため後者の接着強度
は大きくなり、またコルク層が2重になるので外
層の天然コルクバークのスライスシートが傷つい
て穴が明いた場合でも素地である家具表面が直接
現われない利点を有し、さらに保温性が向上し、
傷や汚れ等が目立たず、手ざわりや肌ざわりに優
れ、また弾力性があるので人の体が当つてもけが
をしずらい等の利点を有するものである。
また天然コルクバークのスライスシートは上記
の如く天然の色調のまま用いても良いが、さらに
多数の色合いを持たせるためにこれら天然コルク
バークを漂白したり、または種々着色することも
可能である。例えば天然コルクを煮ることにより
タンニンを浸出させ、これにFe塩を反応させる
ことにより黒色を現わすことができる。
の如く天然の色調のまま用いても良いが、さらに
多数の色合いを持たせるためにこれら天然コルク
バークを漂白したり、または種々着色することも
可能である。例えば天然コルクを煮ることにより
タンニンを浸出させ、これにFe塩を反応させる
ことにより黒色を現わすことができる。
尚、天然コルクバークのスライスシートの形状
は原則的には不定形であるが、多角形状、帯状そ
の他の規則形状としても差支えない。
は原則的には不定形であるが、多角形状、帯状そ
の他の規則形状としても差支えない。
又、本考案の実施に際して天然コルクバークの
スライスシートを圧搾コルクシート層上に接着剤
によつて貼合せるときに、予め該スライスシート
を加熱したり、又は該スライスシートを貼合せて
から押し付け加熱することによつて柔かくすると
曲面形状にもなじんできれいに貼合せることが可
能である。
スライスシートを圧搾コルクシート層上に接着剤
によつて貼合せるときに、予め該スライスシート
を加熱したり、又は該スライスシートを貼合せて
から押し付け加熱することによつて柔かくすると
曲面形状にもなじんできれいに貼合せることが可
能である。
なお家具を構成する材質としては木製、スチー
ル製、合成樹脂製等いずれであつてもよい。
ル製、合成樹脂製等いずれであつてもよい。
以下に本考案を図面に示す実施例によつて説明
する。
する。
第1図イ,ロに示すように両開きタンス1の底
面と後面を除いた面であつて正面の扉や引き出し
を閉としたとき表に見える部分の表面に先ず圧搾
コルクシート2を貼着して下地層を作り、圧搾コ
ルクシート2の下地層上に第2図に示すような多
数のピンホール5をもつ天然コルクバークのスラ
イスシート3をその周縁部の裏側を研摩して肉薄
に仕上げ互いに周縁部同士が重なるように貼り合
せるが、その際スライスシート3を予め加熱によ
り柔かくしておき共に貼合せた後も押し付け加熱
して圧搾コルクシートの下地層の立体形状即ち曲
面形状によくなじまなせて重ね合せ貼合を行うよ
うにする。
面と後面を除いた面であつて正面の扉や引き出し
を閉としたとき表に見える部分の表面に先ず圧搾
コルクシート2を貼着して下地層を作り、圧搾コ
ルクシート2の下地層上に第2図に示すような多
数のピンホール5をもつ天然コルクバークのスラ
イスシート3をその周縁部の裏側を研摩して肉薄
に仕上げ互いに周縁部同士が重なるように貼り合
せるが、その際スライスシート3を予め加熱によ
り柔かくしておき共に貼合せた後も押し付け加熱
して圧搾コルクシートの下地層の立体形状即ち曲
面形状によくなじまなせて重ね合せ貼合を行うよ
うにする。
次いで第1図に示すように各スライスシート3
の貼り合せ目に外部より焼コテ等により焼すじ4
を入れる。
の貼り合せ目に外部より焼コテ等により焼すじ4
を入れる。
また上記のスライスシート3を貼合するときに
は各スライスシート3にその漂白度の異つたもの
を適宜に組合せ用いて任意の模様を現出する。
は各スライスシート3にその漂白度の異つたもの
を適宜に組合せ用いて任意の模様を現出する。
本考案のコルク外装を施すことの可能な家具と
しては上記のような木製の衣料タンス、食器棚、
本棚、サイドボード、化粧台、ベツド、テーブ
ル、イス等の他、スチール製の学習机、ベツド等
にも用いることができる。
しては上記のような木製の衣料タンス、食器棚、
本棚、サイドボード、化粧台、ベツド、テーブ
ル、イス等の他、スチール製の学習机、ベツド等
にも用いることができる。
かくて得られた製品は天然コルクの加工品の外
観、肌ざわりを示し装飾的な効果を有し、また隣
り合うスライスシート同士は互いに周縁を突き当
てたように見えるので一層外観が引き立ち、更に
外面がコルクの層2,3で被覆されているため柔
かく、子供等が体をぶつけたとしても大けがにな
らず安全性も高い等の効果をもつものである。
観、肌ざわりを示し装飾的な効果を有し、また隣
り合うスライスシート同士は互いに周縁を突き当
てたように見えるので一層外観が引き立ち、更に
外面がコルクの層2,3で被覆されているため柔
かく、子供等が体をぶつけたとしても大けがにな
らず安全性も高い等の効果をもつものである。
第1図イ,ロは本考案のコルク外装家具のを示
すものでイは外形図、ロはイのAA′線断面図、第
2図は本考案に使用される天然コルクバークのス
ライスシートの例示図である。 1……両開きタンス、2……圧搾コルクシー
ト、3……天然コルクバークのスライスシート、
4……焼すじ、5……ピンホール。
すものでイは外形図、ロはイのAA′線断面図、第
2図は本考案に使用される天然コルクバークのス
ライスシートの例示図である。 1……両開きタンス、2……圧搾コルクシー
ト、3……天然コルクバークのスライスシート、
4……焼すじ、5……ピンホール。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 家具の外面の1部又は全部に周縁部を肉薄に
形成した天然コルクバークのスライスシートを
組合せて互いに周縁部を重ね合せるようにして
貼合し、かつ上記スライスシートの貼合せ目に
沿つて焼すじを入れたことを特徴とするコルク
外装家具。 (2) 漂白度の異なる天然コルクバークのスライス
シートを用いた請求項(1)記載のコルク外装家
具。 (3) 着色した天然コルクバークのスライスシート
を用いた請求項(1)記載のコルク外装家具。 (4) スライスシートの貼合せ目以外の面に焼すじ
を設けた請求項(1),(2)または(3)項記載のコルク
外装家具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10242088U JPH0520190Y2 (ja) | 1988-08-03 | 1988-08-03 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10242088U JPH0520190Y2 (ja) | 1988-08-03 | 1988-08-03 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0223838U JPH0223838U (ja) | 1990-02-16 |
JPH0520190Y2 true JPH0520190Y2 (ja) | 1993-05-26 |
Family
ID=31332316
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10242088U Expired - Lifetime JPH0520190Y2 (ja) | 1988-08-03 | 1988-08-03 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0520190Y2 (ja) |
-
1988
- 1988-08-03 JP JP10242088U patent/JPH0520190Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0223838U (ja) | 1990-02-16 |
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