JPH05201691A - 自動揚荷装置 - Google Patents

自動揚荷装置

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JPH05201691A
JPH05201691A JP4234092A JP4234092A JPH05201691A JP H05201691 A JPH05201691 A JP H05201691A JP 4234092 A JP4234092 A JP 4234092A JP 4234092 A JP4234092 A JP 4234092A JP H05201691 A JPH05201691 A JP H05201691A
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JP
Japan
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bucket
load
lifting
excavated soil
ground
Prior art date
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Pending
Application number
JP4234092A
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English (en)
Inventor
Satoshi Iwaoka
聡 岩岡
Kazuhiro Funatsu
和弘 船津
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujita Corp
Original Assignee
Fujita Corp
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Publication date
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Publication of JPH05201691A publication Critical patent/JPH05201691A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 掘削土や資機材等の荷物の吊り上げ搬送を自
動で行う際に、これら荷物の揺れを止めてから吊り上げ
を行うことにより、周辺の切梁等の構築物に荷物が接触
することを防ぐことができる自動揚荷装置を提供する。 【構成】 地下坑内の上下及び水平方向に間隔を置いて
多数架設された切梁の間で上下に延在する空間を通って
地下掘削箇所からその上方に吊り上げられる掘削土を把
むバケット92と、このバケット92を昇降させるウィ
ンチ装置91と、このウィンチ装置91の昇降動作を制
御する制御装置96とを備えるグラブバケット9におい
て、前記制御装置96に、掘削土を把んだバケット92
が所定の高さまで上昇したときにウィンチ装置91の上
昇動作を一旦停止させる停止制御手段を付設する構成と
した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば地下鉄工事等の
地下掘削工事における掘削土や資機材の搬送を行う自動
揚荷装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、グラブバケットやクレーン装
置等においては、ウィンチでワイヤの繰り出し巻き取り
を行うことによりバケットや吊りフックを上昇、降下さ
せて荷物の吊り上げ、吊り下げを行っており、これらの
装置を自動で運転する場合には、前記ウィンチの繰り出
し巻き取り動作、即ちバケットや吊りフックの上昇、降
下動作を制御する制御装置が付設される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、吊り上
げ開始後にバケットや吊りフックの部分に揺れが生じて
いると、そのバケットや吊りフック、或は荷物が周辺の
構築物等に接触してしまうという不具合があり、例えば
地下鉄工事等の、地下坑の開削幅に合わせた間隔で地下
に山留壁を設け、その山留壁間を所定深さずつ掘削する
作業と掘削された地盤部分の山留壁間に切梁を架設する
作業とを繰り返して行う地下掘削工事において、掘削土
や切梁をグラブバケットやクレーン装置等により既設の
切梁の上方に吊り上げて搬送する場合には、吊り上げ中
の掘削土や切梁、或はバケットや吊りフックに揺れが生
じると、これらが既設の切梁に接触して切梁を破損して
しまうおそれがあった。本発明は前記事情に鑑みてなさ
れたものであり、掘削土や資機材等の荷物の吊り上げ搬
送を自動で行う際に、これら荷物の揺れを止めてから吊
り上げを行うことにより、周辺の切梁等の構築物に荷物
が接触することを防ぐことができる自動揚荷装置を提供
することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、荷物を把持する把持手段と、前記把持手段
を昇降させる昇降手段と、前記昇降手段の昇降動作を制
御する制御手段とを備える自動揚荷装置において、前記
制御手段に、前記荷物を把持した把持手段が所定の高さ
まで上昇したときに前記昇降手段の上昇動作を一旦停止
させる停止制御手段を付設した。また本発明は、前記荷
物は、上下及び水平方向に間隔を置いて多数架設された
切梁の間における上下に延在する空間を通って地下掘削
箇所からその上方に吊り上げられる掘削土や資機材であ
るものとした。
【0005】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図2は本発明の一実施例による自動揚荷装置を用
いて行われる地下掘削工事の地下坑の側断面図、図3は
図2に示す地下掘削工事の地下坑の正断面図である。図
2において1は、地下に水平方向に長く形成される地下
坑Tの路線に沿って所定間隔おきに形成された、地上A
から現在の掘削レベルL2までの深さの開口部(図2中
では1つのみ示している)であり、該開口部1の底部に
は掘削土シュート2が設けられていると共に、該開口部
1に沿って昇降可能なグラブリフタ3等が設けられてい
る。
【0006】また図2及び図3において4は、前記地下
坑Tの開削幅(本実施例では10m)に合わせて地上A
から最終掘削レベルL1までの深さで地盤Gに設けられ
た山留壁であり、地上Aから所定深さで掘削された前記
山留壁4,4間の上部部分には切梁5と天井スラブ6と
が架設されている。そして、天井スラブ6の下面6aに
は前記地下坑Tの長手方向に沿って2本のレール7,8
が並列に設けられている。さらに図2及び図3において
9は、前記山留壁4,4間にて掘削された掘削土Dを搬
送するための、前記レール7に沿って移動可能に設けら
れた自動揚荷装置としてのグラブバケットであり、昇降
装置としてのウィンチ装置91と、該ウィンチ装置91
により昇降される把持装置としてのバケット92と、該
バケット92を含むウィンチ装置91をレール7に沿っ
て走行させるトロリ装置93とを備えている。
【0007】前記ウィンチ装置91のワイヤ繰り出し巻
き取り動作や、バケット92の開閉動作、そして、トロ
リ装置93の走行動作は全て、図1のブロック図に示す
制御手段及び停止制御手段としての制御装置96により
制御され、この制御装置96には図1に示すように、ウ
ィンチ装置91のワイヤ繰り出し巻き取り量を検出する
エンコーダ94や、作業員等により操作されるリモート
コントローラRから送出される上昇許可信号を受信する
受信器95等が接続されている。そして、前記制御装置
96は掘削土Dを把んだバケット92を上昇させるにあ
たって、所定の高さまでバケット92が上昇したときに
バケット92を一旦停止させ、リモートコントローラR
から送出される上昇許可信号に基づいてバケット92を
再上昇させるようにウィンチ装置91の動作を制御する
ように構成されている。
【0008】一方同図中10は、前記レール8に沿って
移動可能に設けられた電動ホイストであり、レール8に
対して走行可能に取り付けられたトロリ装置101と、
該トロリ装置101に連結されたウインチ装置102
と、該ウィンチ装置102に昇降可能に支承された旋回
装置103と、該旋回装置103により旋回可能に保持
された吊りビーム104とを備えている。この電動ホイ
スト10は、作業員等によるリモートコントローラR1
の操作に基づいて、掘削された地盤G部分の山留壁4,
4間に架設される切梁11を地下坑T内に搬入するもの
であり、前記トロリ装置101が最上段の切梁11と天
井スラブ6との間の空間をレール8に沿って開口部1か
ら架設箇所の上方に移動し、この状態でウインチ装置1
02が旋回装置103及び吊りビーム104を降下させ
ることにより、吊りビーム104に装着された切梁11
が架設箇所に搬送される。尚、本実施例ではこの電動ホ
イスト10により搬入される切梁11が資機材に相当し
ている。
【0009】また、図2及び図3中12は、最下段の切
梁11の下方で1つの開口部1から隣接する開口部(図
示せず)に向けて地盤Gを掘削し、掘削された掘削土D
の集土を行う小型バックホーである。
【0010】そして、地下坑Tの掘削に際しては、隣接
する開口部1間の地盤Gを地上Aから任意の手段で開削
して小型バックホー12を搬入すると共に切梁5及び天
井スラブ6を架設し、開口部1を除く地上Aの開削部分
を鉄板B等で仮修復する。続いて、小型バックホー12
を用いて、1つの開口部1から隣接する不図示の開口部
に向けて例えば2.6mの深さずつ地盤Gを掘削しなが
ら、掘削された掘削土Dを前記レール7の直下位置に所
定間隔で集土し、この集土された山盛り掘削土D1を前
記グラブバケット9及びグラブリフタ3等によって地上
Aに搬出する。
【0011】ここで、集土された山盛り掘削土D1の移
送動作について説明する。まず、前記制御装置96の制
御により、トロリ装置93がレール7に沿って集土され
た山盛り掘削土D1の上方位置に移動し、ここで、既設
の切梁11をかわしながらウィンチ装置91がバケット
92を降下させる。降下中のバケット92は、前記水平
方向において対向する2つの切梁11の間の空間Cを通
過し、降下したバケット92は開閉して、集土された山
盛り掘削土D1を把む。以上の動作を行わせた制御装置
96はウィンチ装置91を上昇駆動させてバケット92
を上昇させ、例えばエンコーダ94からの出力を参酌す
る等によってバケット92の上昇量を監視する。そし
て、バケット92が集土位置の地盤Gから所定高さまで
上昇したときに制御装置96はウィンチ装置91の上昇
駆動を一旦停止(地切り)させて、バケット92に揺れ
が生じていないかどうかを現場の作業員に確認させる。
【0012】ここで、揺れが生じている場合には作業員
がバケット92の揺れを止めて、また揺れが生じていな
い場合には直ちに、携帯しているリモートコントローラ
Rを操作して上昇許可信号を出力させる。この上昇許可
信号が受信器95を介して制御装置96に入力される
と、制御装置96は再びウィンチ装置91を上昇駆動さ
せて、地切り状態のバケット92を天井スラブ6と最上
段の切梁11との間の空間Uまで上昇させ、以後、トロ
リ装置93に走行駆動を行わせてバケット92をレール
7に沿って開口部1に移動させ、該開口部1の上部位置
でバケット92を開かせて内部の掘削土Dを掘削土シュ
ート2に排出させる。この掘削土シュート2に排出され
た掘削土Dはグラブリフタ3等により開口部1を介して
地上Aに搬出され、ダンプトラック等に積み込まれて所
定の廃棄場所に移送される。
【0013】そして以後、最終掘削レベルL1まで地盤
Gが掘削されるまで、該地盤Gの掘削と切梁11の架設
とを繰り返して行い、所望の地下坑Tを得る。
【0014】このように本実施例では、山盛り掘削土D
1を把んだ後のバケット92が集土位置から上昇して所
定の高さ位置に達すると、制御装置96の制御により、
地切り、即ちバケット92の一旦停止動作が行われるの
で、上昇開始後のバケット92に揺れが生じた場合にも
この揺れを止めてから吊り上げ動作を再開できるので、
揺れが生じたままバケット92が上昇して既設の切梁1
1に接触してこれを破損し、山留壁4,4の補強が弱ま
って山留効果が損なわれるのを防止することができる。
【0015】尚、本実施例では、一旦停止したバケット
92の上昇動作を再開する場合には、作業員等がリモー
トコントローラRを操作するものとしたが、バケット9
2の揺れを自動で検出するセンサを設ける場合には、こ
のセンサの検出結果に基づいて制御装置96が自動でバ
ケット92の上昇動作を再開させるようにしてもよい。
また、本実施例では本発明による自動揚荷装置をグラブ
バケット9に適用した場合について説明したが、グラブ
リフタ3や電動ホイスト10にも本発明を適用すること
が可能である。さらに、本発明による自動揚荷装置は上
述した地下坑掘削工事における荷物の搬送装置にのみ適
用されるものではなく、例えば敷地内を所定深さで掘削
する造成工事やその他の工事、荷揚げ作業等に使用され
る、荷物の吊り上げを自動で行う各種装置にも適用可能
であることは言うまでもない。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、荷
物を把持する把持手段と、前記把持手段を昇降させる昇
降手段と、前記昇降手段の昇降動作を制御する制御手段
とを備える自動揚荷装置において、前記制御手段に、前
記荷物を把持した把持手段が所定の高さまで上昇したと
きに前記昇降手段の上昇動作を一旦停止させる停止制御
手段を付設する構成としたので、掘削土や資機材等の荷
物の吊り上げ搬送を自動で行う際に、これら荷物の揺れ
を止めてから吊り上げを行うことができ、周辺の切梁等
の構築物に荷物が接触することを防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による自動揚荷装置の概略構
成を示すブロック図である。
【図2】図1に示す自動揚荷装置を用いて行われる地下
掘削工事の地下坑の側断面図である。
【図3】図2に示す地下掘削工事の地下坑の正断面図で
ある。
【符号の説明】
9 グラブバケット(自動揚荷装置) 11 切梁(資機材、荷物) 91 ウィンチ装置(昇降手段) 92 バケット(把持手段) 96 制御装置(制御手段、停止制御手段) D 掘削土(荷物)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 荷物を把持する把持手段と、 前記把持手段を昇降させる昇降手段と、 前記昇降手段の昇降動作を制御する制御手段とを備える
    自動揚荷装置において、 前記制御手段に、前記荷物を把持した把持手段が所定の
    高さまで上昇したときに前記昇降手段の上昇動作を一旦
    停止させる停止制御手段を付設した、 ことを特徴とする自動揚荷装置。
  2. 【請求項2】 前記荷物は、上下及び水平方向に間隔を
    置いて多数架設された切梁の間における上下に延在する
    空間を通って地下掘削箇所からその上方に吊り上げられ
    る掘削土や資機材であることを特徴とする請求項1記載
    の自動揚荷装置。
JP4234092A 1992-01-30 1992-01-30 自動揚荷装置 Pending JPH05201691A (ja)

Priority Applications (1)

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JP4234092A JPH05201691A (ja) 1992-01-30 1992-01-30 自動揚荷装置

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JP4234092A JPH05201691A (ja) 1992-01-30 1992-01-30 自動揚荷装置

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ID=12633289

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JP4234092A Pending JPH05201691A (ja) 1992-01-30 1992-01-30 自動揚荷装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3099618B1 (de) 2014-01-31 2017-12-06 Palfinger AG Kransteuerung

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3099618B1 (de) 2014-01-31 2017-12-06 Palfinger AG Kransteuerung
US10173866B2 (en) 2014-01-31 2019-01-08 Palfinger Ag Crane controller

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