JPH05201286A - 取外し可能な操作部を有する車載用リモコン装置 - Google Patents

取外し可能な操作部を有する車載用リモコン装置

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JPH05201286A
JPH05201286A JP1181392A JP1181392A JPH05201286A JP H05201286 A JPH05201286 A JP H05201286A JP 1181392 A JP1181392 A JP 1181392A JP 1181392 A JP1181392 A JP 1181392A JP H05201286 A JPH05201286 A JP H05201286A
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vehicle
remote control
operation unit
unit
radio wave
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JP1181392A
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Tadao Noguchi
直男 野口
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 機器2本体前面への装着時に操作部1として
働き、機器2本体からの取外し時に車のセキュリテイ手
段や警報手段を動作させるように働く取外し可能な操作
部1を有する車載用リモコン装置の提供。 【構成】 車載用オーディオ機器2と、前記機器2の前
面に取外し可能に設けられている操作部1とを備えた車
載用リモコン装置において、操作部1側にリモコン用電
波の送信部、前記機器2側にリモコン用電波の受信部を
それぞれ設け、操作部1が前記機器2から取外されたと
き、前記送信部から間歇的に一定期間送信される前記リ
モコン用電波の受信状態に応じて、車のセキュリテイ手
段または警報手段を動作させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、取外し可能な操作部を
有する車載用リモコン装置に係わり、特に、車載用オー
ディオ機器の前面に取外し可能に設けられた操作部の取
外し時に、操作部から送信されるリモコン用電波により
車のセキュリテイ手段等を動作させる手段を付加した車
載用リモコン装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、車載用リモコン装置としては、車
載用オーディオ機器等の電子機器と、前記機器の前面に
取外し可能に設けられている操作部とからなり、前記操
作部側にリモコン用赤外光の送信部、前記電子機器側に
リモコン用赤外光の受信部をそれぞれ設け、前記操作部
の装着時には前記操作部から前記電子機器の制御を行な
い、前記操作部の取外し時には前記リモコン用赤外光を
用いて前記電子機器をリモートコントロールするもの
が、実願昭63−144177号として本発明の出願人
と同一出願人により提案されている。
【0003】図6は、前記車載用リモコン装置の外観構
成図を示すものであって、101は操作部、102は車
載用オーディオ機器、103はリモコン用赤外線発光素
子、104は操作用キー、105は表示部、106は接
続端子、107はリモコン用赤外線受光素子、108は
接続端子、109は操作部受け台である。
【0004】そして、車載用オーディオ機器102は前
面に操作部受け台109を有し、この操作部受け台10
9に操作部101が取外し可能に装着できるように構成
されている。この場合、操作部101の前記装着時には
操作部101側の接続端子106と車載用オーディオ機
器102側の接続端子108が電気的に接続され、操作
部101の前記取外し時には操作部101側のリモコン
用赤外線発光素子103から送信されるリモコン用赤外
線信号が車載用オーディオ機器102側のリモコン用赤
外線受光素子107で受光され、操作部101から車載
用オーディオ機器102に対するリモートコントロール
が行われように構成されている。
【0005】また、図7は、前記車載用リモコン装置の
動作回路図を示すもので、110は制御部(マイコ
ン)、111、112はバッファアンプ、113はスイ
ッチ、114はトランジスタ、115は抵抗、116は
電源、117はダイオード、118は制御部(マイコ
ン)、119は受信用IC、120はスイッチ、121
は抵抗であり、図6に示す構成要素と同じ構成要素には
同じ符号を付けている。
【0006】前記構成による回路は、概略、以下に述べ
るような動作を行なう。
【0007】操作用キー104が操作されると、操作信
号がマイコン110に供給され、それに応答してマイコ
ン110は制御信号を発生し、次いで、この制御信号は
バッファアンプ112を介してスイッチ113に供給さ
れる。そして、いま、操作部101が操作部受け台10
9に装着されているときには、双方のスイッチ113、
120の接点がa側に切り替えられているので、前記制
御信号はスイッチ113から接続端子106、108、
スイッチ120を経てマイコン118に供給され、車載
用オーディオ機器102の制御が行われる。一方、操作
部101が操作部受け台109から取外されているとき
には、双方のスイッチ113、120の接点がb側に切
り替えられので、前記制御信号はスイッチ113から抵
抗115、トランジスタ114を経てリモコン用赤外線
発光素子103に供給され、リモコン用赤外線信号とし
て送信される。このとき、前記リモコン用赤外線信号が
リモコン用赤外線受光素子107で受信されると、再び
前記制御信号に変換され、この制御信号は受信用IC1
19、スイッチ120を経てマイコン118に供給さ
れ、前と同様に車載用オーディオ機器102の制御が行
われる。
【0008】前記車載用リモコン装置によれば、.操
作部101を装着すれば車載用オーディオ機器102の
前面パネルに設けられた操作部となり、操作部101を
取外せば、ワイヤレスリモコン操作部として使用させる
ことができる。.車載用オーディオ機器102の前面
パネル操作部とワイヤレスリモコン操作部とのキー配置
を同一にすることができる。.リモコン操作部を紛失
するようなことがない等の利点を有するものであり、ま
た、車から離れる際に操作部101を取外して持参する
ようにすれば、車載用オーディオ機器102の盗難防止
にもなるという利点がある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
前記車載用リモコン装置は、前述のような種々の利点を
有してはいるものの、その取外し可能な操作部は、単
に、車載用オーディオ機器の本来的な操作を行なうだけ
の機能を有するに留まり、その余の機能は何等期待する
ことができないものである。
【0010】本発明は、この点に着目したなされたもの
で、その目的は、機器本体前面への装着時に操作部とし
て働き、機器本体からの取外し時に車のセキュリテイ手
段や警報手段を動作させるように働く取外し可能な操作
部を有する車載用リモコン装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記目的の達成のため
に、本発明は、車載用オーディオ機器と、前記機器の前
面に取外し可能に設けられている操作部とを備えた車載
用リモコン装置において、前記操作部側にリモコン用電
波の送信部、前記機器側にリモコン用電波の受信部をそ
れぞれ設け、前記操作部が前記機器から取外されたと
き、前記送信部から一定期間間歇的に放射される前記リ
モコン用電波の受信状態に応じて、車のセキュリテイ手
段または警報手段を動作させる手段を備える。
【0012】
【作用】前記手段によれば、操作部を車載用オーディオ
機器の前面に装着したときには、操作部に設けられてい
る各種の操作キーを適宜操作すれば、車載用オーディオ
機器の各部の制御を行なうことができ、また、操作部を
車載用オーディオ機器の前面から取外したときには、操
作部との車載用オーディオ機器との間でリモコン用信号
の送受信を行なうことにより、操作部の前記各種の操作
キーの適宜操作により、同様に、車載用オーディオ機器
の各部の制御を行なうことができる。
【0013】また、この車載用オーディオ機器の利用者
(車の運転者)が車から降り、かつ、車から離れる場合
において、操作部が車載用オーディオ機器の前面から取
外され、しかも、車のドアが開けられた後で閉められた
という条件が整うと、操作部から一定期間間歇的にリモ
コン用電波を送信する。そして、この電波が車内の車載
用オーディオ機器で受信されると、前記車載用オーディ
オ機器はこの受信電波の状態に応じて、ドアロック等の
車のセキュリテイ手段を動作させたり、ブザー、クラク
ション等の警報手段を動作させたりする。
【0014】このように、本発明は、操作部を車載用オ
ーディオ機器から取外した場合に、前記車載用オーディ
オ機器をリモートコントロールする機能の他に、車のセ
キュリテイ手段や警報手段を動作させる機能を付加させ
ているので、操作部の応用範囲が拡大されるようにな
る。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0016】図1は、本発明に係わる車載用リモコン装
置の一実施例を示す外観構成図である。
【0017】図1において、1は操作部、2は車載用オ
ーディオ機器、3はリモコン用電波送信ループアンテ
ナ、4は操作用キー、5は表示部、6は接続端子、7は
リモコン用電波受信ループアンテナ、8は接続端子、9
は操作部受け台である。
【0018】そして、車載用オーディオ機器2は前面に
操作部受け台9を有し、この操作部受け台9に操作部1
が取外し可能に装着できるように構成されている。この
場合においても、操作部1の前記装着時には操作部1側
の接続端子6と車載用オーディオ機器2側の接続端子8
とが電気的に接続され、操作部1の前記取外し時には操
作部1側のリモコン用信号送信素子(図示なし)から送
信されるリモコン用信号が車載用オーディオ機器2側の
リモコン用信号受信素子(図示なし)で受信され、車載
用オーディオ機器2に対するリモートコントロールが行
われように構成されている。
【0019】また、図2に詳しく示すように、操作部1
の周側面には、前記周側面に沿うような形で、導電金属
薄膜帯等からなるリモコン用電波送信ループアンテナ3
が形成されており、同じく、図3に詳しく示すように、
操作部受け台9の周側面にも、前記周側面にほぼ沿うよ
うな形で、導電金属薄膜帯等からなるリモコン用電波受
信ループアンテナ7が形成されている。なお、操作用キ
ー4としては、例えば、図2に示すように、テンキー1
乃至6、電源オンオフキーPWR、モード選択キーMO
DE、シークキーSEEK、音量調整キーVOL(DO
WN、UP)、MUTE、セキュリテイオンオフキーA
RM(ON、OFF)等の種類のキーが設けられてい
る。
【0020】続く、図4は、図1の車載用リモコン装置
の内部構成を示すブロック構成図である。
【0021】図4において、10は制御部(マイコ
ン)、11はリモコン用電波送信部、12はリモコン用
電波受信部、13はリモコン信号検出部、14は制御部
(マイコン)、15はラジオ受信部、16は音量制御
部、17は位相同期ループ(PLL)、18は出力部、
19はセキュリテイシステム、20は制御部(マイコ
ン)、21は入出力部(I/O)、22は車のドア開閉
検出スイッチ、23は車のドアロック用ソレノイドであ
り、図1に示す構成要素と同じ構成要素には同じ符号を
付けている。
【0022】そして、操作部1は、操作キー4と、表示
部5と、マイコン10と、リモコン用電波送信部11と
を具備しており、車載用オーディオ機器2は、リモコン
用電波受信部12と、リモコン信号検出部13と、制御
部(マイコン)14と、ラジオ受信部15と、音量制御
部16と、PLL17と、出力部18とを具備してお
り、セキュリテイシステム19は、制御部(マイコン)
20と、I/O21とを具備している。また、制御部
(マイコン)14は、他の制御部(マイコン)10、2
0と電気的に結合され、I/O21には車のドア開閉検
出スイッチ22と、車のドアロック用ソレノイド23が
接続された構成になっている。
【0023】ここで、図1に示す車載用リモコン装置の
動作を、図4を参照して説明する。
【0024】いま、操作部1が車載用オーディオ機器2
の操作部受け台9に装着された状態にあるとき、即ち、
操作者が車載用オーディオ機器2の近くにいて、直接、
このオーディオ機器2の操作ができるような状態にある
ときは、前述の従来の車載用リモコン装置と同様に、操
作者が前記装着されている操作部1のいずれかの操作キ
ー4を操作することにより、車載用オーディオ機器2の
各種の制御、例えば、ラジオ受信部15で受信される放
送電波の周波数の変更(選局)や、スピーカSPから放
声される音量の調整等が行なわれる。
【0025】次に、操作部1が車載用オーディオ機器2
の操作部受け台9から取外された状態にあるとき、即
ち、操作者が車載用オーディオ機器2から離れた位置に
いて、直接、このオーディオ機器2の操作ができないよ
うな状態であるときは、これも前述の従来の車載用リモ
コン装置と同様に、操作者が前記取外した操作部1のい
ずれかの操作キー4を操作することにより、車載用オー
ディオ機器2の各種の制御、例えば、前と同じように、
ラジオ受信部15で受信される放送電波の周波数の変更
(選局)や、スピーカSPから放声される音量の調整等
が行なわれる。
【0026】なお、操作部1及び車載用オーディオ機器
2において、前記各動作を実行させるのに必要な回路
は、前述の従来の車載用リモコン装置で示した回路と同
様の回路により達成できるので、本実施例においては前
記必要な回路の図示、及び、これ以上の詳しい説明を省
略している。
【0027】以上のように、操作者が車の中におり、操
作部1を用いて車載用オーディオ機器2の制御を行なう
場合は、従来の車載用リモコン装置と同様にして車載用
オーディオ機器2の種々の制御を行なうことができるも
のである。
【0028】続いて、操作者が車を降り、かつ、車から
離れる場合について説明する。
【0029】わが国ではあまり見ることはないが、欧州
等においては、車の不使用時に車載用オーディオ機器2
が盗難されるのを防ぐため、車の利用者(運転者または
操作者)(以下、これらを操作者という)は、車から離
れる場合に、車載用オーディオ機器2の操作部1にみを
取外して持参するようにしている。
【0030】本実施例は、前述のように操作部1を持参
して車から離れる場合に適応できる手段を付加したもの
であって、操作者が車から離れる場合に採る標準的な動
作パターン、「始めに、車から降りるために操作部1を
取外し、次いで、車の外に出るために車のドアを開け、
続いて、車から離れるために同ドアを閉める」という第
1の状態、及び、操作者が操作部を持参して車から離れ
る場合に生じる標準的な状態、「操作部1から送信され
るリモコン用電波の受信電界強度が次第に小さくなる」
という第2の状態を車載用オーディオ機器2において検
出し、前記第1の状態が検出されると、操作部1から一
定期間間歇的にリモコン用電波の送信を行ない、前記第
2の状態が検出されると、セキュリテイ手段を動作させ
るようにしたものである。
【0031】以下、車載用オーディオ機器2において行
われる前述の動作の詳細を、図5に示す前記動作処理の
フローチャートを用いて説明する。
【0032】始めに、ステップS1において、車載用オ
ーディオ機器2のマイコン14が、操作部1側の接続端
子6と車載用オーディオ機器2側の接続端子8との電気
的解離を検出することにより、車載用オーディオ機器2
から操作部1が取外されたか否かを判断し、操作部1が
取外されていると判断したときには次のステップS2に
移行し、操作部1が取外されていないと判断したときに
はスタート状態に戻る(このときは、何の動作も行われ
ない)。続く、ステップS2において、車載用オーディ
オ機器2のマイコン14が、セキュリテイシステム19
を介して車のドア開閉検出スイッチ22の状態を検出す
ることにより、車のドアが開かれた否かを判断し、車の
ドアが開かれたと判断したときには次のステップS3に
移行し、車のドアが開かれないと判断したときにはステ
ップS2が繰返し実行される(このときも、何の動作も
行われない)。次いで、ステップS3において、車載用
オーディオ機器2のマイコン14が、同じくセキュリテ
イシステム19を介して車のドア開閉検出スイッチ22
の状態を検出することにより、車のドアが閉じられたか
否かを判断し、車のドアが閉じられたと判断したときに
は次のステップS4に移行し、車のドアが未だ閉じられ
ていないと判断したときにはステップS3が繰返し実行
される(このときも、何の動作も行われない)。
【0033】なお、ステップS1乃至S3において、操
作部1が取り外されているとき、操作者または他の同乗
者が車を降りる目的以外の目的をもって車のドアの開閉
を行なった場合にも、以下に述べるように(ステップS
4参照)、操作部1からリモコン用電波が送信されるよ
うになるので、ステップS1の前後にセキュリテイオン
キーARMONが操作されたか否かを判断するステップ
S1’を設け、このステップS1’において前記キーA
RMONが操作されたと判断した場合だけ、以下のステ
ップS2乃至S3に移行するようにするのが好ましい。
また、ステップS1とステップS2とはその判断の順序
を逆にしても構わない。
【0034】次に、ステップS4において、操作部1の
マイコン10の駆動により、リモコン用電波発生部11
が付勢され、操作部1のループアンテナ3からリモコン
用電波が間歇的に(例えば、10秒間隔で)送信され
る。ここにおいて、操作部1から行われるリモコン用電
波の送信は、例えば、操作者が、操作部1を取外し、セ
キュリテイオンキーARMONを操作してから一定時間
(この一定時間は、通常の状態において、操作者が、操
作部1を取外してから、車のドアを開けて車の外に出、
同ドアを閉めるまでに要する時間であって、経験的に決
めることができる時間である。)が経過した後に前記電
波の送信が開始されるように構成設定してもよく、また
は、前記ステップS1乃至S3における判断がいずれも
YESであったことを、何等かの手段によって、車載用
オーディオ機器2のマイコン14から操作部1のマイコ
ン10に通知を行ない、この通知を受けたマイコン10
の指令により前記電波の送信が開始されるように構成設
定してもよい。また、操作部1から送信される前記リモ
コン用電波は、一定期間(例えば、5分間)送信される
もので、この期間は操作者により持参された操作部1が
車から遠ざかり、操作部1から送信される電波の電界強
度がほぼゼロに近くなるまでに要する時間を基準にして
適宜決定すればよい。
【0035】続く、ステップS5において、車載用オー
ディオ機器2のマイコン14が、リモコン信号検出部1
3の出力を検出することにより、操作部1からのリモコ
ン用電波が受信され、かつ、その受信電波の電界強度が
次第に小さくなって行くか否かを判断し、前記2つの条
件が満たされていると判断したときには一方のステップ
S6に移行し、前記2つの状態が満たされていないと判
断したときには他方のステップS7に移行する。そし
て、一方のステップS6に移行する場合は、操作者が確
実に操作部1を持参しており、当面、これ以上車のドア
の開閉等の操作を行なう必要がない場合であるから、こ
の一方のステップS6においては、車載用オーディオ機
器2のマイコン14が、セキュリテイシステム19を介
して車のドアロック用ソレノイド23を動作させ、それ
により車のドアをロックさせる。また、他方のステップ
S7に移行する場合は、操作者が操作部1を車の中に置
き忘れたりした場合であって、直ちに、操作者に操作部
1の置き忘れの注意を喚起する必要がある場合であるか
ら、この他方のステップS7においては、車載用オーデ
ィオ機器2のマイコン14が、同じくセキュリテイシス
テム19を介してブザーまたはクラクション(図示な
し)を動作させ、それによりブザーまたはクラクション
を鳴らして、前記注意の喚起を行なうようにしている。
【0036】このように、本実施例によれば、操作部1
を、車載用オーディオ機器2の前面に装着した時及び取
外した時は、従来の車載用リモコン装置と全く同様の動
作を行なわせることができる。
【0037】また、本実施例によれば、操作者が車から
降りる際には、操作部1から送信されるリモコン用電波
の受信状態により、車のセキュリテイ手段または警報手
段を選択的に動作させるようにしているので、操作部1
の機能を拡大できるという効果がある。
【0038】さらに、本実施例によれば、操作部1と車
載用オーディオ機器2に僅かな構成を付加するだけで、
前記操作部1の機能の拡大を達成することができ、この
他にも、リモコン用電波の送受信に操作部1及び操作部
受け台9の各周側面に沿って設けられたループアンテナ
3、7を利用しているので、車内と車外との間で高感度
の前記送受信を行なうことができる。
【0039】なお、前述の実施例においては、車内で送
受信しているリモコン信号が、従来と装置と同様に、リ
モコン用赤外線である例を挙げているが、本発明は、前
述の例に限られるものではなく、車内で送受信するリモ
コン信号として、ループアンテナ3、7間に伝送される
リモコン用電波を用いるようにしてもよい。
【0040】また、前述の実施例においては、セキュリ
テイシステム19を介して動作させるセキュリテイ手段
として、車のドアロック、警報手段としてブザーまたは
クラクションの例を挙げているが、本発明は、前述の例
に限られるものではなく、他のセキュリテイ手段及び警
報手段を動作させるようにしてもよい。
【0041】
【発明の効果】本発明によれば、操作部の車載用オーデ
ィオ機器の前面装着時には、操作部の操作により車載用
オーディオ機器の各部の制御を行なうことができ、ま
た、操作部の車載用オーディオ機器からの取外し時に
は、操作部と車載用オーディオ機器との間でリモコン用
信号の送受信が行なわれ、操作部の操作により車載用オ
ーディオ機器の各部の制御を行なうことができるので、
従来の車載用リモコン装置と全く同様の動作を達成でき
る。
【0042】さらに、この車載用オーディオ機器の操作
者が車から降り、かつ、車から離れる場合に、操作部が
車載用オーディオ機器の前面から取外され、しかも、車
のドアが開けられた後で閉められたという条件が整った
ときには、操作部から一定期間間歇的にリモコン用電波
が送信され、次いで、この電波を車内の車載用オーディ
オ機器で受信する際に、前記車載用オーディオ機器は前
記受信電波の状態に応じて、ドアロック等の車のセキュ
リテイ手段またはブザー、クラクション等の警報手段を
動作させることができる。
【0043】このように、本発明は、操作部を車載用オ
ーディオ機器から取外した場合に、前記車載用オーディ
オ機器をリモートコントロールする機能の他に、車のセ
キュリテイ手段や警報手段を動作させる新たな機能を付
加させているので、操作部の応用範囲を拡大させること
ができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる車載用リモコン装置の一実施例
を示す外観構成図である。
【図2】操作部に設けられるリモコン用電波送信ループ
アンテナの一例を示す外観構成図である。
【図3】車載用オーディオ機器の操作部受け台に設けら
れるリモコン用電波受信ループアンテナの一例を示す外
観構成図である。
【図4】図1の車載用リモコン装置の内部構成を示すブ
ロック構成図である。
【図5】図1の車載用リモコン装置の動作を説明するた
めのフローチャートである。
【図6】従来の車載用リモコン装置の一例を示す外観構
成図である。
【図7】従来の車載用リモコン装置の動作回路図であ
る。
【符号の説明】
1 操作部 2 車載用オーディオ機器 3 リモコン用電波送信ループアンテナ 4 操作キー 5 表示部 6、8 接続端子 7 リモコン用電波受信ループアンテナ 9 操作部受け台 10、14、20 制御部(マイコン) 11 リモコン用電波送信部 12 リモコン用電波受信部 13 リモコン信号検出部 15 ラジオ受信部 16 音量制御部 17 位相同期ループ(PLL) 18 出力部 19 セキュリテイシステム 21 入出力回路(I/O)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04Q 9/00 371 A 7170−5K

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車載用オーディオ機器と、前記機器の前
    面に取外し可能に設けられている操作部とを備えた車載
    用リモコン装置において、前記操作部側にリモコン用電
    波の送信部、前記機器側にリモコン用電波の受信部をそ
    れぞれ設け、前記操作部が前記機器から取外されたと
    き、前記送信部から一定期間間歇的に放射される前記リ
    モコン用電波の受信状態に応じて、車のセキュリテイ手
    段または警報手段を動作させることを特徴とする車載用
    リモコン装置。
JP1181392A 1992-01-27 1992-01-27 取外し可能な操作部を有する車載用リモコン装置 Withdrawn JPH05201286A (ja)

Priority Applications (1)

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JP1181392A JPH05201286A (ja) 1992-01-27 1992-01-27 取外し可能な操作部を有する車載用リモコン装置

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JP1181392A JPH05201286A (ja) 1992-01-27 1992-01-27 取外し可能な操作部を有する車載用リモコン装置

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Publication Number Publication Date
JPH05201286A true JPH05201286A (ja) 1993-08-10

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JP1181392A Withdrawn JPH05201286A (ja) 1992-01-27 1992-01-27 取外し可能な操作部を有する車載用リモコン装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20010011290A (ko) * 1999-07-27 2001-02-15 윤장진 리모트 컨트롤 카오디오
WO2001098111A3 (en) * 2000-06-21 2002-03-28 Charles Antrobus Vehicle sound system
WO2015196214A1 (en) * 2014-06-20 2015-12-23 General Electric Company Apparatus and method for control of multi-inverter power converter

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