JPH0520123Y2 - - Google Patents

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JPH0520123Y2
JPH0520123Y2 JP1986122620U JP12262086U JPH0520123Y2 JP H0520123 Y2 JPH0520123 Y2 JP H0520123Y2 JP 1986122620 U JP1986122620 U JP 1986122620U JP 12262086 U JP12262086 U JP 12262086U JP H0520123 Y2 JPH0520123 Y2 JP H0520123Y2
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JP
Japan
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support shaft
mower
retaining member
tension
fixed
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JP1986122620U
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JPS6328321U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、自走機体の下腹部にモーアを装着
し、機体下方に備えられた出力プーリとモーア上
部に備えられた入力プーリとにわたつてベルトを
巻回すると共に、前記ベルトに作用するテンシヨ
ンクラツチを備えた乗用型芝刈機のクラツチ構造
に関する。
〔従来の技術〕
この種の乗用型芝刈機のクラツチ構造として
は、テンシヨンクラツチを構成するテンシヨンア
ームに支軸を固着し、この支軸を機体側に固定さ
れたボスに軸線方向から差込んで、かつ、抜け止
めすることによつて該アームを機体に回動自在に
支持させてあるものが一般的である(例えば特開
昭61−55412号公報参照)。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、上述したクラツチ構造では、テンシヨ
ンアームをボスに差し込む際に、該アーム全体を
支軸の軸線方向に平行姿勢で移動させることとな
るために、支軸軸線方向で余分なスペースが必要
となる。
また、テンシヨンアームの全体を軸線方向に動
かさなければならないものであるが故に、各種の
部品、殊にエンジンの縦向きの出力軸に出力用プ
ーリを取付けたままだと該アームの組付けや分解
がしずらく、そして該アームの組付けの順番を間
違うとモーアの接着の際に手間取ることがあつ
た。
本考案は、このような実情に鑑み、テンシヨン
アームの組付けの際に必要なスペースを極力小さ
くするとともに、組付けや分解を容易に行えるよ
うにし、かつ部品点数を極力少なくできるように
することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案にかかる乗用型芝刈機のクラツチ構造
は、上記目的を達成するために、冒記構造のもの
において、前記テンシヨンクラツチを構成するテ
ンシヨンアームの基部に支軸の一端部を固設し、
その支軸の他端部に抜止め部材を固定するととも
に、この抜止め部材を、前記支軸の軸芯方向視で
前記支軸の直径より大きな幅を備えた構成にし、
かつ、前記テンシヨンアームの基部と前記抜止め
部材との間に位置する前記支軸部分を、この支軸
の径方向で接当する機体側の固定部と、この固定
部に対して前記支軸の径方向で当て付けてボルト
締め固定される支持金具とで形成される孔に、前
記支軸の軸芯周りで回動自在に内嵌し、さらに、
前記抜止め部材に前記支軸の軸芯周りで前記テン
シヨンアームを揺動操作するための操作機構を連
結してあることを特徴構成とする。
かかる特徴構成による作用及び効果は次の通り
である。
〔作用〕
つまり、テンシヨンアームを機体側に組付ける
際は、テンシヨンアームの基部と抜止め部材との
間に位置する支軸部分を機体側の固定部に当て付
けるとともに、支軸の直径より幅が大きい抜止め
部材を、支軸保持位置で機体側の固定部に対して
当て付けることで、この抜止め部材を位置決め保
持のために利用することができる。
そして、支軸を軸線方向に移動させるのではな
く、支軸はその位置を位置決めされた状態で、支
持金具の方を支軸の径方向から支軸を外囲するよ
うに機体側の固定部に取り付けてボルト固定す
る。これによつて、固定部と支持金具との間に形
成された孔に支軸部分が内嵌された状態となり、
テンシヨンアームは支軸部分を軸芯として揺動自
在に組付けられるのである。
さらに、抜止め部材に支軸の軸芯周りでテンシ
ヨンアームを揺動操作するための操作機構を連結
してあるから、抜止め部材を、テンシヨンアーム
取付の位置決め保持部材と、テンシヨンアームの
揺動操作するための操作部材の連結部材として兼
用している。
〔考案の効果〕
従つて、本考案によれば、テンシヨンアームを
組付ける際に差し込む必要がなくなり、最低限テ
ンシヨンアームを揺動するに足る空間があれば、
他の部品との順序を考慮せずに組付けや分解を行
えることとなり、モーアの着脱の際に手間取るこ
とが少なくできるとともに、抜止め部材をテンシ
ヨンアーム取付の位置決め保持部材と、テンシヨ
ンアームの揺動操作するための操作部材の連結部
材として兼用しているので、部品点数を少なくで
きるに至つた。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
第4図に示すように、機体前部のボンネツト1
内に空冷式のエンジン2及び燃料タンク3を設け
るとともに、後部に操縦ハンドル4、運転席5、
及び、左右偏平なデツキ6を備えた操縦席7を形
成した機体を前後車輪8,9で支持して自走機体
Aを構成するとともに、更に、この自走機体Aの
下腹部で前後車輪8,9の中間位置に昇降リンク
機構Bを介してモーアCを備え、又、このモーア
Cから左右後車輪8,9の間に位置して後方に延
出された集草ダクト10並びに集草容器11を備
えて乗用型芝刈機を構成している。
次に、この乗用型芝刈機の伝動機構について詳
述すると、前記エンジン2から下向きに延出され
た下向きの出力軸12に上下二段の出力プーリ1
3,14を嵌着するとともに、下段の出力プーリ
14と前記モーアCの入力軸15に嵌着された入
力プーリ16とをベルト17で巻架して連動連結
し、又、上段の出力プーリ13と無段変速装置1
8のプーリ19と、更に、このプーリ19と伝動
機構20の入力プーリ21とをそれぞれベルト2
2,23で巻架して連動連結し、以て、エンジン
2からの回転動力が無変速でモーアCに伝達され
るように、又、無段変速装置18を操作すること
によつて任意の速度に変速されて前記後車輪9の
車軸24に伝達されるように構成してある。
第1図及び第2図に示すように、下段の出力プ
ーリ14とモーアCの入力プーリ16との間近く
に第1テンシヨンクラツチ25を設け、このテン
シヨンクラツチ25を操作することによつて下段
の出力プーリ14の回転動力を入力プーリ16に
伝達可能な伝動状態と伝達されない非伝動状態と
に切換えられるようにしてある。
前記前車輪8の車軸を指示する前車輪支持受2
6の背面で、且つ、下段の出力プーリ14より高
い位置に固着された固定部の一例としてのS字型
のステー27の背面にテンシヨンアーム28の基
端に固着された支軸29を当て付けるとともに、
その上から当て金具30を重ねてボルト締めして
ステー27と当て金具30との間に形成された孔
31に、テンシヨンアーム28の基部と抜止め用
の機能を有している抜止め部材としての支持アー
ム32との間に位置する支軸部分を回動自在に内
嵌し、以て、テンシヨンアーム28が支軸29を
支点として左右に揺動可能にしてある。すなわ
ち、第1図及び第2図に示すように、支軸29の
一端部と他端部とには、それぞれ、テンシヨンア
ーム28の基部と支持アーム32とが固定されて
いるとともに、支持アーム32は、支軸29の直
径より大きな幅を有する板部材で構成され、支軸
29とのその連結部では、支軸29の軸芯方向視
で支持アーム32の幅内に支軸29が位置するよ
うにしており、これによつて、テンシヨンアーム
28と支持アーム32との間における支軸29部
分をその支軸29の径方向でステー38に接当さ
せたときに、そのステー38の上辺部分に支持ア
ーム28を接当させて位置決め状態で保持するこ
とができるとともに、その状態で当て金具30を
その支軸29の径方向から支軸29やステー27
に当て付けるようにしてステー27をボルト固定
するのである。又、前記支持アーム32の先端と
機体との間にバネ33を介装し、テンシヨンアー
ム28をベルト17側へ入り付勢するとともに、
このバネ33より更に弾性力の強いバネ34を支
持アーム32とレリーズワイヤ35との間に介装
し、レリーズワイヤ35の他端に連係したクラツ
チレバー36を操作することによつてテンシヨン
アーム28が揺動して前記クラツチ25を入り切
りできるようにしてある。ここで、クラツチレバ
ー36、レリーズワイヤ35、バネ34は操作機
構を構成するものである。
更に、第3図に示すように、前記前車輪支持受
26の背面に、アーチ形のベルト押さえ37が溶
接されたブラケツト38を着脱自在に固定し、下
段の出力プーリ14からベルト17が外れないよ
うに、又、クラツチ25を切つた際にベルト17
が確実にプーリ14から浮上がつて非伝動状態に
なるようにしてある。前記ブラケツト38の前車
軸支持受26への固定は左右2カ所で行われてい
て、その右側ではブラケツト38側に溶接された
ボルト39を前車軸支持受網26側に穿設された
長孔40に挿通し、そこに2個のロツクナツト4
1,41を螺合することによつて、又、その左側
ではブラケツト38側に溶接されたナツト42へ
前車軸支持受26に穿設された長孔43を介して
蝶ボルト44を螺挿することによつて、ブラケツ
ト38を前車軸支持受26に固定してある。又、
ロツクナツト40,41側は、緩めに締めてある
ため、蝶ボルト44を緩めるだけでブラケツト3
8の高さを変更してベルト押さえ37を上下に位
置調節できるようになつている。
以上のように、本考案ではテンシヨンアーム2
8が揺動するに足る空間があれば、下段の出力プ
ーリ14を外さなくとも比較的簡単にテンシヨン
アーム28の組付けや分解を行えるのである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案にかかる乗用型芝刈機のクラツチ
構造の実施例を示し、第1図は分解斜視図、第2
図は平面図、第3図は出力プーリ前部の縦断面
図、第4図は乗用型芝刈機の全体側面図である。 14……出力プーリ、16……入力プーリ、1
7……ベルト、25……テンシヨンクラツチ、2
7……固定部、28……テンシヨンアーム、29
……支軸、30……支持金具、31……孔、32
……抜止め部材、A……自走機体、C……モー
ア。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 自走機体Aの下腹部にモーアCを装着し、機体
    下方に備えられた出力プーリ14とモーアC上部
    に備えられた入力プーリ16とにわたつてベルト
    17を巻回すると共に、前記ベルト17に作用す
    るテンシヨンクラツチ25を備えた乗用型芝刈機
    のクラツチ構造であつて、前記テンシヨンクラツ
    チ25を構成するテンシヨンアーム28の基部に
    支軸29の一端部を固設し、その支軸29の他端
    部に抜止め部材32を固定するとともに、この抜
    止め部材32を、前記支軸29の軸芯方向視で前
    記支軸29の直径より大きな幅を備えた構成に
    し、かつ、前記テンシヨンアーム28の基部と前
    記抜止め部材32との間に位置する前記支軸29
    部分を、この支軸29の径方向で接当する機体側
    の固定部27と、この固定部27に対して前記支
    軸29の径方向で当て付けてボルト締め固定され
    る支持金具30とで形成される孔31に、前記支
    軸29の軸芯周りで回動自在に内嵌し、さらに、
    前記抜止め部材32に前記支軸29の軸芯周りで
    前記テンシヨンアーム28を揺動操作するための
    操作機構を連結してある乗用型芝刈機のクラツチ
    構造。
JP1986122620U 1986-08-08 1986-08-08 Expired - Lifetime JPH0520123Y2 (ja)

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JP1986122620U JPH0520123Y2 (ja) 1986-08-08 1986-08-08

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JPS6328321U JPS6328321U (ja) 1988-02-24
JPH0520123Y2 true JPH0520123Y2 (ja) 1993-05-26

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ID=31012980

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6155412A (ja) * 1984-08-25 1986-03-19 Seirei Ind Co Ltd クラツチ機構の制御装置

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53165982U (ja) * 1977-06-02 1978-12-26
JPS6077328U (ja) * 1983-11-01 1985-05-30 株式会社クボタ ライデイングモア−の動力伝達装置

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JPS6328321U (ja) 1988-02-24

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