JPH05200724A - 補強鉄筋の支持部材 - Google Patents
補強鉄筋の支持部材Info
- Publication number
- JPH05200724A JPH05200724A JP11969091A JP11969091A JPH05200724A JP H05200724 A JPH05200724 A JP H05200724A JP 11969091 A JP11969091 A JP 11969091A JP 11969091 A JP11969091 A JP 11969091A JP H05200724 A JPH05200724 A JP H05200724A
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- JP
- Japan
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- reinforcing bar
- reinforcing
- supporting member
- supporting
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 注型時等の補強鉄筋1のずれを防止すること
ができる補強鉄筋の支持部材を提供する。 【構成】 注型成形法により補強鉄筋1入りの無機質板
を製造する際に、型枠2内にセットされる補強鉄筋1の
支持に用いられる補強鉄筋の支持部材において、補強鉄
筋支持用のブロック3の少なくとも一面に補強鉄筋1の
一部に嵌合可能な溝部4を形成してなるものであり、溝
部4に補強鉄筋1の一部を嵌合することができるもので
ある。
ができる補強鉄筋の支持部材を提供する。 【構成】 注型成形法により補強鉄筋1入りの無機質板
を製造する際に、型枠2内にセットされる補強鉄筋1の
支持に用いられる補強鉄筋の支持部材において、補強鉄
筋支持用のブロック3の少なくとも一面に補強鉄筋1の
一部に嵌合可能な溝部4を形成してなるものであり、溝
部4に補強鉄筋1の一部を嵌合することができるもので
ある。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、注型成形法により補強
鉄筋1入りの無機質板を製造する際に、予め型枠2内に
セットしておく補強鉄筋1の支持に用いられる支持部材
に関するものである。無機質板としては、普通ポルトラ
ンドセメント、早強セメント、フライアッシュセメン
ト、白セメント等の水硬性物質、ケイ砂、フライアッシ
ュ、パ−ライト等の骨材、パルプ、PP、ウォラストナ
イト等の繊維、メチルセルロ−ス、PVA等の添加剤、
タンパク質分解物、界面活性剤等の気泡剤、Al粉等の
発泡剤等の混合物からなるものである。
鉄筋1入りの無機質板を製造する際に、予め型枠2内に
セットしておく補強鉄筋1の支持に用いられる支持部材
に関するものである。無機質板としては、普通ポルトラ
ンドセメント、早強セメント、フライアッシュセメン
ト、白セメント等の水硬性物質、ケイ砂、フライアッシ
ュ、パ−ライト等の骨材、パルプ、PP、ウォラストナ
イト等の繊維、メチルセルロ−ス、PVA等の添加剤、
タンパク質分解物、界面活性剤等の気泡剤、Al粉等の
発泡剤等の混合物からなるものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、第4図に示すように、パレッ
ト5上に組まれる型枠2の対向する一対のL型アングル
6、6に水平方向に略等間隔に形成される挿通孔7を貫
通して設けられる略T字状の支持棒8からなる補強鉄筋
の支持部材が知られており、注型後、無機質板が半硬化
状態となり補強鉄筋1を保持することが可能となった時
点で引き抜くものである。このため、無機質板に支持棒
8を引き抜いた跡が残り、目止め等の後処理が必要とな
る。また、同じ型枠2で板厚の異なる無機質板を成形す
る場合等補強鉄筋1の高さ位置を変える必要がある場合
には、型枠2に新たに挿通孔7を形成しなければなら
ず、補強鉄筋1の高さ位置を容易に変えることができな
いものである。
ト5上に組まれる型枠2の対向する一対のL型アングル
6、6に水平方向に略等間隔に形成される挿通孔7を貫
通して設けられる略T字状の支持棒8からなる補強鉄筋
の支持部材が知られており、注型後、無機質板が半硬化
状態となり補強鉄筋1を保持することが可能となった時
点で引き抜くものである。このため、無機質板に支持棒
8を引き抜いた跡が残り、目止め等の後処理が必要とな
る。また、同じ型枠2で板厚の異なる無機質板を成形す
る場合等補強鉄筋1の高さ位置を変える必要がある場合
には、型枠2に新たに挿通孔7を形成しなければなら
ず、補強鉄筋1の高さ位置を容易に変えることができな
いものである。
【0003】そこで、第5図a)、b)に示すように、
補強鉄筋1を下方から支持することのできるブロック3
からなる補強鉄筋の支持部材が考えられている。
補強鉄筋1を下方から支持することのできるブロック3
からなる補強鉄筋の支持部材が考えられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術におい
ては、補強鉄筋1を支持するブロック3上に補強鉄筋1
を上載してセットするものであり、容易にセットするこ
とができるとともに、ブロック3の高さを変えるだけで
補強鉄筋1の高さ位置を変えることができるものであ
る。
ては、補強鉄筋1を支持するブロック3上に補強鉄筋1
を上載してセットするものであり、容易にセットするこ
とができるとともに、ブロック3の高さを変えるだけで
補強鉄筋1の高さ位置を変えることができるものであ
る。
【0005】しかしながら、この補強鉄筋の支持部材に
おいては、補強鉄筋1を上載する面が平滑に形成されて
いるものである。
おいては、補強鉄筋1を上載する面が平滑に形成されて
いるものである。
【0006】このため、この補強鉄筋の支持部材におい
ては、補強鉄筋1の水平方向の動きを止めることができ
ず、注型時等補強鉄筋1がずれるものである。
ては、補強鉄筋1の水平方向の動きを止めることができ
ず、注型時等補強鉄筋1がずれるものである。
【0007】そこで本発明は、上記従来の技術における
問題を解決するために発明されたものであり、すなわち
その課題は、注型時等の補強鉄筋1のずれを防止するこ
とができる補強鉄筋の支持部材を提供することである。
問題を解決するために発明されたものであり、すなわち
その課題は、注型時等の補強鉄筋1のずれを防止するこ
とができる補強鉄筋の支持部材を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の補強鉄筋の支持
部材においては、注型成形法により補強鉄筋1入りの無
機質板を製造する際に、型枠2内にセットされる補強鉄
筋1の支持に用いられる補強鉄筋の支持部材において、
補強鉄筋支持用のブロック3の少なくとも一面に補強鉄
筋1の一部に嵌合可能な溝部4を形成してなるものであ
る。また、ブロック3としては、木片、樹脂成形新品等
を用いることもできるが、無機質板と同じ材料からなる
ものを用いるのが望ましく、形状は円柱、角柱等が一般
的である。
部材においては、注型成形法により補強鉄筋1入りの無
機質板を製造する際に、型枠2内にセットされる補強鉄
筋1の支持に用いられる補強鉄筋の支持部材において、
補強鉄筋支持用のブロック3の少なくとも一面に補強鉄
筋1の一部に嵌合可能な溝部4を形成してなるものであ
る。また、ブロック3としては、木片、樹脂成形新品等
を用いることもできるが、無機質板と同じ材料からなる
ものを用いるのが望ましく、形状は円柱、角柱等が一般
的である。
【0009】
【作用】本発明の補強鉄筋の支持部材においては、補強
鉄筋支持用のブロック3の少なくとも一面に補強鉄筋1
の一部に嵌合可能な溝部4を形成してなるものであり、
溝部4に補強鉄筋1の一部を嵌合することができるもの
である。
鉄筋支持用のブロック3の少なくとも一面に補強鉄筋1
の一部に嵌合可能な溝部4を形成してなるものであり、
溝部4に補強鉄筋1の一部を嵌合することができるもの
である。
【0010】
【実施例】以下、本発明を、図面に示した実施例に基づ
いて詳細に説明する。
いて詳細に説明する。
【0011】第1図a)、b)に示す補強鉄筋の支持部
材は、本発明の一実施例で、注型成形法により補強鉄筋
1入りの無機質板を製造する際に、型枠2内にセットさ
れる補強鉄筋1の支持に用いられる補強鉄筋の支持部材
において、無機質板と同じ材料からなるサイコロ状をし
た補強鉄筋支持用のブロック3の上面9に補強鉄筋1の
一部に嵌合可能な十文字の溝部4を形成してなるもので
ある。この補強鉄筋の支持部材においては、無機質板と
同じ材料からなるため、養生終了時には無機質板と略一
体化してしまうものである。また、補強鉄筋1の高さ位
置に応じて切断して使用することができるものである。
材は、本発明の一実施例で、注型成形法により補強鉄筋
1入りの無機質板を製造する際に、型枠2内にセットさ
れる補強鉄筋1の支持に用いられる補強鉄筋の支持部材
において、無機質板と同じ材料からなるサイコロ状をし
た補強鉄筋支持用のブロック3の上面9に補強鉄筋1の
一部に嵌合可能な十文字の溝部4を形成してなるもので
ある。この補強鉄筋の支持部材においては、無機質板と
同じ材料からなるため、養生終了時には無機質板と略一
体化してしまうものである。また、補強鉄筋1の高さ位
置に応じて切断して使用することができるものである。
【0012】なお、本発明の補強鉄筋の支持部材におい
ては、第2図に示す実施例の如きであっても良いもので
ある。すなわち、この実施例の補強鉄筋の支持部材は、
木片からなる円柱状をした補強鉄筋支持用のブロック3
の上下に位置する一対の面に補強鉄筋1の一部に嵌合可
能な十文字の溝部4を形成してなるものである。この補
強鉄筋の支持部材においては、補強鉄筋1、1間に設け
て上下の補強鉄筋1に嵌合することができるため、補強
鉄筋1を複数段セットすることができるものである。
ては、第2図に示す実施例の如きであっても良いもので
ある。すなわち、この実施例の補強鉄筋の支持部材は、
木片からなる円柱状をした補強鉄筋支持用のブロック3
の上下に位置する一対の面に補強鉄筋1の一部に嵌合可
能な十文字の溝部4を形成してなるものである。この補
強鉄筋の支持部材においては、補強鉄筋1、1間に設け
て上下の補強鉄筋1に嵌合することができるため、補強
鉄筋1を複数段セットすることができるものである。
【0013】なお、本発明の補強鉄筋の支持部材におい
ては、第3図に示す実施例の如きであっても良いもので
ある。すなわち、この実施例の補強鉄筋の支持部材は、
無機質板と同じ材料からなるサイコロ状をした補強鉄筋
支持用のブロック3の側面10の一面に補強鉄筋1の一
部に嵌合可能な一文字の溝部4を形成してなるものであ
る。この補強鉄筋の支持部材においては、補強鉄筋1の
側方より嵌合して補強鉄筋1を支持するものであり、ま
た、無機質板と同じ材料からなるため、養生終了時には
無機質板と略一体化してしまうものである。
ては、第3図に示す実施例の如きであっても良いもので
ある。すなわち、この実施例の補強鉄筋の支持部材は、
無機質板と同じ材料からなるサイコロ状をした補強鉄筋
支持用のブロック3の側面10の一面に補強鉄筋1の一
部に嵌合可能な一文字の溝部4を形成してなるものであ
る。この補強鉄筋の支持部材においては、補強鉄筋1の
側方より嵌合して補強鉄筋1を支持するものであり、ま
た、無機質板と同じ材料からなるため、養生終了時には
無機質板と略一体化してしまうものである。
【0014】
【発明の効果】上述の如く、本発明の補強鉄筋の支持部
材においては、補強鉄筋支持用のブロック3の少なくと
も一面に形成された溝部4に補強鉄筋1の一部を嵌合す
ることができるため、補強鉄筋1または支持部材が注型
時にずれたりせず、補強鉄筋1を確実に支持することが
できるものである。
材においては、補強鉄筋支持用のブロック3の少なくと
も一面に形成された溝部4に補強鉄筋1の一部を嵌合す
ることができるため、補強鉄筋1または支持部材が注型
時にずれたりせず、補強鉄筋1を確実に支持することが
できるものである。
【図1】本発明の一実施例である補強鉄筋の支持部材を
示す斜視図であり、a)は型枠内にセットした状態、
b)は補強鉄筋を嵌合した状態を示すものである。
示す斜視図であり、a)は型枠内にセットした状態、
b)は補強鉄筋を嵌合した状態を示すものである。
【図2】本発明の別の実施例である補強鉄筋の支持部材
を示す斜視図である。
を示す斜視図である。
【図3】本発明の更に別の実施例である補強鉄筋の支持
部材を示す斜視図である。
部材を示す斜視図である。
【図4】本発明の従来例である補強鉄筋の支持部材を示
す斜視図である。
す斜視図である。
【図5】本発明の別の従来例である補強鉄筋の支持部材
を示す斜視図であり、a)は型枠内にセットした状態、
b)は補強鉄筋を嵌合した状態を示すものである。
を示す斜視図であり、a)は型枠内にセットした状態、
b)は補強鉄筋を嵌合した状態を示すものである。
1 補強鉄筋 2 型枠 3 ブロック 4 溝部 5 パレット 6 L型アングル 7 挿通孔 8 支持棒 9 上面 10 側面
Claims (1)
- 【請求項1】 注型成形法により補強鉄筋1入りの無機
質板を製造する際に、型枠2内にセットされる補強鉄筋
1の支持に用いられる補強鉄筋の支持部材において、補
強鉄筋支持用のブロック3の少なくとも一面に補強鉄筋
1の一部に嵌合可能な溝部4を形成してなる補強鉄筋の
支持部材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11969091A JPH05200724A (ja) | 1991-05-24 | 1991-05-24 | 補強鉄筋の支持部材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11969091A JPH05200724A (ja) | 1991-05-24 | 1991-05-24 | 補強鉄筋の支持部材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05200724A true JPH05200724A (ja) | 1993-08-10 |
Family
ID=14767649
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11969091A Pending JPH05200724A (ja) | 1991-05-24 | 1991-05-24 | 補強鉄筋の支持部材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05200724A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005349819A (ja) * | 2004-06-10 | 2005-12-22 | Runhorn Pretech Engineering Co Ltd | 中空薄殻柱体の製造方法及びその成形装置 |
KR100918780B1 (ko) * | 2009-05-07 | 2009-09-23 | (주) 큰바위콘크리트 | 식생 호안블럭 제조금형 및 그 식생 호안블럭 |
-
1991
- 1991-05-24 JP JP11969091A patent/JPH05200724A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005349819A (ja) * | 2004-06-10 | 2005-12-22 | Runhorn Pretech Engineering Co Ltd | 中空薄殻柱体の製造方法及びその成形装置 |
KR100918780B1 (ko) * | 2009-05-07 | 2009-09-23 | (주) 큰바위콘크리트 | 식생 호안블럭 제조금형 및 그 식생 호안블럭 |
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