JPH05199732A - 非同期機の2次部材及びその製造方法 - Google Patents

非同期機の2次部材及びその製造方法

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JPH05199732A
JPH05199732A JP4229899A JP22989992A JPH05199732A JP H05199732 A JPH05199732 A JP H05199732A JP 4229899 A JP4229899 A JP 4229899A JP 22989992 A JP22989992 A JP 22989992A JP H05199732 A JPH05199732 A JP H05199732A
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Eugen Nolle
ノレ オイゲン
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 非同期機の2次部材を、より簡単かつ廉価に
製造する方法と、より簡単な構造の2次部材を提供す
る。 【構成】 短絡ケージ8が、互いに間隔をおいた横部材
11と、これら横部材の一方の側を連結する側方部材9
及び他方の側を連結する側方部材10とを有する一体の
部材の形式に構成され、前記横部材11が成層薄板束1
のみぞ16内にそう入される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、請求項1の上位概念部
分に記載の、特に非同期機の2次部材を製造する方法、
及び請求項14の上位概念部分に記載の、特に非同期機
の2次部材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】以下では先ず図1との関連で公知の非同
期リニアモータ2次部材を製造する方法を説明する。公
知の方法では、たとえば片側にみぞを有する成層薄板束
1のみぞ3内に短絡ケージの短絡ロッド4が横からそう
入される。このそう入を横から行う必要があるのは、成
層薄板束1のみぞ3の開放端部のところが、大ていの場
合、内方へ突出する鼻状突起によって狭くなっているか
らである。成層薄板束1から横に突出する短絡ロッド4
の端部は、縦ロッド5,6を介して互いに結合されねば
ならない。この作業は次のように行うことができる。す
なわち、短絡ロッド4の一方の端部が、みぞ3にそう入
する前に縦ロッド5にろう接され(図1の上の図参
照)、くし差し状にみぞ3内へ差し込まれる。そのあと
で、他端も縦ロッド6にろう接される。この縦ロッド6
は、たとえば短絡ロッド4の他端を受容する孔7を有し
ている。
【0003】しかも、短絡ロッド4の各端部を縦ロッド
5,6にろう接又は溶接せねばならないこの製造方法
は、きわめて出費が高額となる点が問題である。既述の
ように、短絡ロッド4の一方の端部を先に縦ロッド5に
固定ないしはろう接して、成層薄板束1のみぞ3内へ差
し込んだのちに、他端のろう接を炉内で自動的に行った
場合でも、製造費用は極めて高額である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
課題は、2次部材を比較的簡単かつ廉価に製造する方法
と、比較的簡単な構造の2次部材とを提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】この課題は、冒頭に挙げ
た種類の方法を請求項1に記載の特徴を有するように
し、かつまた、冒頭に述べた種類の2次部材が、請求項
14に記載の特徴を有するようにすることにより解決さ
れた。
【0006】公知の方法では、短絡ケージが、図1につ
いて説明した形式で個々の短絡ロッドと、みぞ内へそう
入後に端側が短絡ロッドの端部にろう接される縦ロッド
とから造られるが、本発明の場合は、まず、個々の薄
板、たとえば帯板状の鋼板から押抜きされるので、短絡
ロッドが簡単に薄板束のみぞ内へそう入することができ
る。この方法の場合、従来の短絡ケージの短絡ロッドの
差込みと、縦ロッドへのこれら短絡ロッド端部のろう接
との工程を省くことができる。これらの工程は、押抜か
れた短絡ケージを薄板束のみぞ内へ差し込む工程より、
はるかに出費が多い。本発明による製造は、比較的簡単
かつ廉価に行うことができる。また、ろう接を必要とし
ない。
【0007】本発明の方法は非同期リニアモータの2次
部材の製造に特に好適である。短絡ケージは、この場
合、単数の部材又は重ねて配置された複数の部材から成
るようにすることができる。これらの部材は、押抜きに
より造られるのが特に有利である。また、これらの部材
は、有利には銅板製及び又はアルミニウム板製である。
複数の層をなしている場合は、これらの層は、異なる厚
さにし、互いに絶縁されるようにして、固有の磁気特性
を有するようにしておくことができる。たとえば最上層
を磁化可能の材料製にすることができる。
【0008】短絡ケージを薄板束内に固定するには、有
利にはフェザーキー、カバースライダ、その他類似部材
のいずれかを用いる。そのさい、フェザーキーないしカ
バースライダを、全体又は部分が磁化可能な材料製とす
ることができる。しかし、また、前記の固定は、硬化可
能の接着剤、浸漬用樹脂、透浸用樹脂のすべて又はいず
れかによって行うこともできる。
【0009】押抜かれた短絡ケージの短絡ロッドは、有
利には冷却ひれを有するようにすることができる。
【0010】2重くし形−非同期リニアモータ用の2次
部材は、向かい合った縁部に、短絡ロッドが差込まれる
みぞを有する薄板束により実現される。その場合、薄板
束の、互いに向かい合う縁部のみぞは、互いにずらして
配置しておくことができる。これに対して、単−くし形
−非同期リニアモータ用の2次部材の薄板束は、一方の
側にだけみぞが形成されている。
【0011】本発明によれば、円筒形の2次部材を形成
するためには、押抜きされた帯板状の短絡ケージが、円
筒形の薄板束の周囲に設けられたみぞ内に巻付けられる
ようにする。そのさい、縦ロッドは、2つのみぞの間で
半径に応じて異なる弧の長さに従って屈折せしめられ
る。そのさい、巻体の始端及び又は終端が付加的に溶
接、ろう接、ねじ止め、リベット止めのいずれかで固定
される。
【0012】本発明による特に有利な2次部材は、比較
的小さい磁極ピッチを有するように構成されている。
【0013】
【実施例】以下では、本発明及びその構成を図面につき
説明する。
【0014】図2には本発明による2次部材の短絡ケー
ジ8が示されている。この構成の場合、2次部材は、実
質的にはしご状かつ帯板状の押抜部材である。この押抜
部材は、たとえば図1の縦ロッド5に相当する第1の側
方部材9と、たとえば図1の縦ロッド6に相当する第2
の側方部材10と、第1側方部材9を第2側方部材10
とを結合し、互いに間隔をおいて配置された横部材11
とを有している。横部材11は、図1の短絡ロッド4に
相当する。横部材11の間には孔28が設けられ、これ
らの孔内へは薄板束の部分が係合する。これについては
後述する。有利には、押抜部材8は銅板又はアルミニウ
ム板で造られている。短絡ケージの形成のためには、複
数の押抜部材を重ねて配置することもできる。
【0015】図2の実施形式の場合、横部材11は、側
方部材9,10の縦軸線と直交しているのに対し、図3
の押抜部材ないし短絡ケージ8′の場合は、横部材1
1′が側方部材9,10に対して90°以外の角度で斜
交している。
【0016】表面積を拡大することにより、短絡ケージ
8ないし8′内に生じる熱を放出するために、押抜部材
の横には、いわゆる冷却ひれ12が設けられ、押抜部材
の表面積が拡大される。
【0017】以下では、非同期リニアモータ用の2次部
材を説明する。
【0018】図4及び図5では、短絡ケージ8ないし
8′が、片側にだけみぞを有する薄板束15の、一方の
側に向かって開いているみぞ16内にそう入される。み
ぞ16の間に位置する、薄板束15の区域は、薄板束1
5の後背部14と結合されており、符号13で示されて
いる。薄板束15は、好ましくは並置された個々の薄板
から成り、これら薄板は有利には鉄製である。一方の側
にだけみぞを有する薄板束15からは、片側2次部材が
得られる。
【0019】図5から分かるように、みぞ16内へそう
入された短絡ケージ8は、厚さの異なる部材から構成す
ることができる。このことは、図5の横部材11,1
1′,11″の厚さが異なることから知ることができ
る。厚さが異なることにより、渦電流の挙動も異なって
くる。みぞ16内へそう入される個別の短絡ケージ部分
は、また、異なる材料(銅、アルミニウム、特定の合
金)製とすることができる。複数のケージ部材が備えら
れる場合には、ケージ部材相互は絶縁しておくことがで
きる。最上部のケージ部分は、磁化可能な材料で造るこ
とができる。
【0020】図6は、両側2次部材を示したもので、こ
の2次部材の場合には、薄板束15′の電気シートは、
一方の側が図5の薄板束15に準じて構成されている。
しかし、この側と向かい合った他方の側にも、みぞが形
成されている。これらのみぞは符号17で示され、これ
らのみぞ17の間の、薄板束15′の電気シート区域は
符号18で示されている。区域13及び区域18の間の
共通の区域は符号14′で示されている。薄板束15′
のみぞ16,17内へは短絡ケージ8がそう入される。
図6の場合には、みぞ16とみぞ17内にそれぞれたと
えば単一の部材から成る短絡ケージ8がそう入されてい
る。しかしまた、図4及び図5と関連して説明した形式
で複数部材から形成された短絡ケージ8を用いることも
できる。図6では、薄板束15′の一方の側のみぞ16
は、薄板束15′の他方の側のみぞ17に対して縦方向
に1/2のみぞ間隔だけずらされて設けられている。しか
しまた、これらのみぞは、そのように、ないしは任意に
ずらすことなしに設けることも考えられる。
【0021】次に図7及び図8と関連して、2重くし形
−非同期リニアモータの2次部材を取付ける形式につい
て説明する。
【0022】図7の場合、薄板束151の電気シートの
取付けは、ねじ19を介して行われる。ボルト19は、
電気シートの孔20を貫通する。ボルト19は、また、
そのボルト頭と反対側が、ベースと結合された取付部材
21のねじ孔21′にねじ込まれている。ボルト19が
貫通している孔20は、薄板束15の電気シートの縦方
向の延びに沿って互いに間隔をおいて真中に設けられて
いる(図6参照)。
【0023】図8では、2次部材は、T形材ないしI形
材22のところに、有利にはリベット止め又はねじ止め
されている。この目的のために、孔23は、薄板束15
の薄板内に、図6から分かるような形式で、有利には中
心を外れて区域13ないし18のところに設けられてい
る。ボルトは、これらの孔を貫通し、T形材ないしI形
材22の、薄板束15′側の横の区域のねじ孔にねじ込
まれる。このボルトは、破線24で略示してある。
【0024】図7及び図8には、短絡ケージ8の、薄板
束15′から突出する側方部材が、図4の場合に準じて
符号9ないし10で示してある。
【0025】図9及び図10と関連して、以下では、薄
板束15(図5)ないし15′(図6)の電気シートの
みぞ16ないし17内へ短絡ケージ8の横部材11,1
1″,11″′を固定する例を説明する。
【0026】図9では、みぞ16ないし17内への固定
は、不動の部材、いわゆるフェザーキー24を介して行
われる。フェザーキー24は、磁化不能、部分磁化可
能、全体を磁化可能のいずれかであり、薄板束15ない
し15′のところに錠止されるように取付けられる。有
利には、このフェザーキー24は、プレート状のカバー
部材として構成しておく。このカバー部材は、図10に
よれば、薄板束15ないし15′の側方から、みぞ16
ないし17の外方端部のところで対向位置にある凹所2
5内へそう入され、この結果、短絡ケージ8の単数又は
複数の横部材11,11″,11′″が、みぞ16ない
し17を閉鎖するフェザーキー24とみぞ16ないし1
7の端部との間に保持される。
【0027】図10の形式の場合、短絡ケージ8の横部
材11,11″,11′″がみぞ16ないし17内に硬
化可能の材料により固定されている。この材料には、必
要に応じて磁化可能の添加物を混入することができる。
この目的のために、薄板束15(図5)ないし15′
(図6)のみぞ16ないし17内へ単数又は複数の横部
材11,11″,11′″にそう入したのち、みぞ16
ないし17の上方端区域の全体又は部分内へ液状の、硬
化可能の接着剤、合成樹脂、その他の浸漬剤ないし透浸
剤のいずれかを充填する。注入したのちに硬化する材料
が、みぞ16ないし17の上方端区域内で特によく固定
されるように、これら上方端区域には横の凹所27を設
けておき、この凹所27内へ充填される液状材料が、硬
化後に上端区域内に不動に固定されるようにするのが有
利である。
【0028】図11〜図13は、2重くし形−非同期リ
ニアモータ用の2次部材の更に別の実施形式を示したも
のである。この形式の場合、短絡ケージ8の、横部材1
1の間に設けられた孔28内へ、少なくとも2個の、有
利には2個以上の電気シート29,30がそう入されて
いる。この場合、それぞれ横部材11に接触している電
気シート29は、両側に折曲げ部31を有している。こ
れらの折曲げ部31は、相応の横部材11から縁部に沿
って突出している。要求に応じて、電気シート29の間
には別の電気シート30を配置し、孔28を充填するこ
とができる。間に配置される電気シートは折曲げ部を有
することなく、長方形のプレートの形状を有するように
するのが有利である。電気シート29,30の数と厚さ
とは任意に変化させることができる。シート29,30
は相接しており、有利には溶接、接着、リベット止め、
押抜きパッケージングのいずれかにより固定する。互い
に固定された電気シート29,30は、上又は下から孔
28内へそう入される。そのさい、折曲げ部31は一方
の側にだけ前もって形成しておくことができる。次い
で、短絡ケージ8のところに電気シート29,30を取
付けるため、電気シート29の、他方の側の端部を折曲
げる。
【0029】図14〜図16に示した実施形式の場合、
図11〜図13の個別鉄板29,30の代わりに、帯板
状部材を折りたたんだ単一の鉄板34が、短絡ケージの
孔28内に配置されている。折りたたまれた鉄板34の
始端区域と終端区域とは、折曲げ部33を有している。
折曲げ部33は、横部材11の一方の側のところと、隣
接横部材11の他方の側のところとを掴んでいるので、
折りたたまれた鉄板34は孔28内に保持される。組立
ては、有利には次のように行われる。すなわち、予め折
りたたまれ複数の層を有する鉄板34が横から孔28内
へそう入され、そのさい、一方の側には前もって折曲げ
部33を設けておき、この折曲げ部が相応の横部材11
の一方の側に接触したのちに、他方の側に折曲げ部33
を形成するようにする。
【0030】電気シート34の所望厚は、折り数ないし
層数により達成される。
【0031】図11〜図13及び図14〜図16の場
合、エッジ寸法ないし折曲げ部31ないし33の寸法に
応じて、選択的に一部分又は全体が閉じられたみぞが可
能である。より精確に言えば、図12の折曲げ部31、
すなわち横部材11に隣接する2個の薄板29の折曲げ
部31は、その端部が互いに間隔を有するか、又は接触
する長さである。図15の実施例の場合も、相応に折曲
げ部33は、端部が、隣接の弧状の屈曲部から間隔をお
いた位置にあるように選ぶか、屈曲部に接触するように
選ぶかする。
【0032】図17〜図19は、2重くし形−非同期リ
ニアモータ用の2次部材の取付けの方式を示したもので
ある。図17には、符号35により2次部材を取付ける
ベースないし作業プレートが示されている。符号36は
山形基材を示し、その一方の脚は、詳細には図示されて
いないボルト又は類似部材によりベース35に取付けら
れている。他方の脚は、たとえば図11〜図13又は図
14〜図16に示したように構成できる短絡ケージ8に
取付けられている。より精確に言えば、他方の脚は短絡
ケージ8の側方部材9又は10に取り付けられている。
理解し易くするため、図17ではこの短絡ケージ8は図
平面と直角方向に延びるように示されている。短絡ケー
ジ8の他方の側方部材10又は9には、有利にはU字形
止めの部材37が取付けられている。その場合、それぞ
れ止め部材37の縦脚が走行ローラ38を保持するよう
にする。走行ローラ38は、鉛直軸線を中心として回転
可能である。また、走行ローラ38は、破線で略示した
1次部材39を支持かつ保持しており、それにより1次
部材39が、図平面と直角方向に短絡ケージ8に沿って
移動できるようにされている。
【0033】山形基材36を用いずに済ますためには、
図18に示したように、短絡ケージ8のところに、T字
形部材40の中央部が一体に付加形成されるようにす
る。T字形部材の横部分は、ボルト又は類似部材を用い
てベース35のところに固定可能である。図19に示し
たように、短絡ケージ8のところには、L字形部材42
の脚を一体に付加形成することもできる。L字形部材の
脚はベース35にボルト又は類似部材を用いて固定可能
である。
【0034】次に図20について、円筒形の非同期機用
の2次部材を説明する。符号43は円筒形の成層鉄板を
示している。この成層鉄板は周囲にみぞ44を有してい
る。みぞ44内には短絡ケージ45がそう入される。帯
板状の押抜部材の形状を有する短絡ケージ45は、等間
隔のはしご状帯材を巻いたものであり、この様子は図2
0から特によく知ることができる。この短絡ケージ45
は、既述の短絡ケージ8ないし8′同様、側方部材4
6,47と、その間にはしごの横木状に互いに間隔をお
いて設けられた横部材48とから成っている。帯板状の
短絡ケージ45は、円筒形の成層薄板束43のみぞ44
内へ巻付けられる。みぞ44の間の、半径方向で外へ向
かって増大する円弧の長さに適合させるため、2つのみ
ぞの間で側方部材46が折込まれる。図にはこの折込み
個所が符号49で示されている。短絡ケージ45により
造出される巻体の内方区域では、折込み個所49に形成
される角度が、外方区域でよりも小さく成っていること
が分かる。外方区域では、横部材48の間の間隔が十分
に大きくして、横部材をみぞ44内へそう入できるよう
に配慮する必要がある。
【0035】形成された巻体状の短絡ケージ45の始端
及び又は終端は、巻体又は成層薄板束のところに、ろう
接、溶接、ねじ止め、リベット止めのいずれかで固定し
ておくことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】公知2次部材の製造方法を説明するための図。
【図2】本発明による2次部材の別の短絡ケージを示し
た図。
【図3】本発明による2次部材の別の短絡ケージを示し
た図。
【図4】単−くし形−非同期リニア機用の2次部材の
図。この場合、短絡ケージは片側にのみ配置されてい
る。
【図5】図4のV−V線に沿った断面図。
【図6】2重くし形−非同期リニア機用の2次部材の
図。この場合、短絡ケージが両側に配置され、一方の側
の短絡ケージは、他方の側のケージに対して、1/2みぞ
間隔だけずらされた位置に設けられている。
【図7】図6の2次部材の取付手段を示した図。
【図8】2次部材の別の取付手段を示した図。
【図9】2次部材の成層薄板束のみぞ内へ短絡ケージを
固定する可能な形式を示した図。
【図10】短絡ケージの、図9とは別の固定形式を示し
た図。
【図11】本発明による2次部材の別の実施例を示した
図。
【図12】図11の2次部材を別の方向から見た図。
【図13】図11の2次部材を更に別の方向から見た
図。
【図14】本発明による2次部材の更に別の実施例を示
した図。
【図15】図14の2次部材を別の方向から見た図。
【図16】図14の2次部材を更に別の方向から見た
図。
【図17】図11、図12、図13、図14、図15、
図16に示した2重くし形非同期リニア機の2次部材を
取付ける手段を示した図。
【図18】2次部材の別の取付け手段を示した図。
【図19】2次部材の更に別の取付け手段を示した図。
【図20】円筒状非同期機の短絡ケージを示した図。
【図21】図20の短絡ケージの側面図。
【符号の説明】
1,15 成層薄板束、 3,16,17,44 み
ぞ、 4 短絡ロッド、5,6 縦ロッド、 8,45
短絡ケージ、 9,10 側方部材、 11横部材、
12 冷却ひれ、 19 ボルト、 20 孔、 2
2 T字形又はL字形形材、24 フェザーキー、 2
5,27 凹所、 28 孔、 29,30,34 電
気シート(鉄板)、 33 折曲げ部、 35 ベー
ス、 36 山形基材、 37 U字形保持部材、 4
6,47 側方部材、 48 横部材、 49 折込み

Claims (55)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1つの短絡ケージと成層薄板
    束とを有する2次部材を製造する方法において、互いに
    間隔をおいた横部材と、この横部材の一方の側及び他方
    の側を連結する側方部材とを有する一体の部材の形式で
    短絡ケージが造られており、かつまた横部材が成層薄板
    束のみぞ内へそう入されることを特徴とする、2次部材
    を製造する方法。
  2. 【請求項2】 短絡ケージが原材料から押抜き加工によ
    り造られることを特徴とする、請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 短絡ケージが、上下に配置された複数の
    部材から形成されることを特徴とする、請求項1記載の
    方法。
  4. 【請求項4】 前記部材が押抜き加工により造られるこ
    とを特徴とする、請求項3記載の方法。
  5. 【請求項5】 短絡ケージが銅及び又はアルミニウムの
    薄板製であることを特徴とする、請求項1から4までの
    いずれか1項記載の方法。
  6. 【請求項6】 成層薄板束のみぞ内へそう入された、短
    絡ケージの単数ないし複数の横部材が、横部材上方のみ
    ぞにの空間内と、みぞの壁部に形成され前記空間内に開
    いている凹所内とへ、注入可能で硬化可能な材料を注入
    することによって固定されることを特徴とする、請求項
    1から5までのいずれか1項記載の方法。
  7. 【請求項7】 前記材料として接着剤、合成樹脂、浸漬
    剤ないし透浸剤のいずれかを用い、その材料に磁化可能
    の添加剤を充填しうることを特徴とする、請求項6記載
    の方法。
  8. 【請求項8】 短絡ケージの単数又は複数の横部材を、
    成層薄板束のみぞ内に固定するために、みぞ壁部に形成
    された、成層薄板束の上方の互いに向かい合っている凹
    所内へ、前記横部材の上方で部材の側縁が差し込まれる
    ことを特徴とする、請求項1から5までのいずれか1項
    記載の方法。
  9. 【請求項9】 成層薄板束が、みぞを有する個別の鉄板
    を相接して固定することにより形成されることを特徴と
    する、請求項1から8までのいずれか1項記載の方法。
  10. 【請求項10】 成層薄板束が少なくとも1個の電気シ
    ートにより構成され、この電気シートが、短絡ケージの
    横部材の間に設けられた孔内に配置されることを特徴と
    する、請求項1から8までのいずれか1項記載の方法。
  11. 【請求項11】 孔内に複数の電気シートが並置され、
    しかも、短絡ケージの横部材に隣接する電気シートが、
    横部材から突出する縁部を有することを特徴とする、請
    求項10記載の方法。
  12. 【請求項12】 孔内にそれぞれ1個の電気シートが入
    れられ、この電気シートが複数の層を有する積層に折り
    たたまれ、また、電気シートの一方の端区域が折曲げら
    れて、横部材の一方の側部のところに突出しており、更
    に、電気シートの他方の端区域も折曲げられて、隣接の
    横部材の他方の側部のところに突出していることを特徴
    とする、請求項10記載の方法。
  13. 【請求項13】 成層薄板束が、円筒形に形成され、そ
    の周面に互いに間隔をおいたみぞを有しており、帯板状
    の短絡ケージの横部材が前後してみぞ内へ入れられるこ
    とにより巻体が生じ、また側方部分が、半径方向で外方
    へ拡大されるみぞ間隔に応じて、互いに屈折されること
    を特徴とする、請求項1から12までのいずれか1項記
    載の方法。
  14. 【請求項14】 一方の側及び他方の側で、それぞれの
    側方部材により互いに結合され、互いに間隔をおいて設
    けられた横部材を有する短絡ケージと、成層薄板束とを
    備え、しかも短絡ケージの横部材が薄板束のみぞ内に係
    合している形式の請求項1から14までのいずれか1項
    記載の方法に従って製造される2次部材において、短絡
    ケージの横部材が、その一方の側で側方部材と一体に構
    成され、他方の側では別の側方部材と一体に構成されて
    いることを特徴とする、2次部材。
  15. 【請求項15】 短絡ケージが押抜き部材であることを
    特徴とする、請求項14記載の2次部材。
  16. 【請求項16】 横部材の縦軸線が側方部材の縦軸線と
    直交することを特徴とする、請求項14又は15記載の
    2次部材。
  17. 【請求項17】 横部材の縦軸線が、側方部材の縦軸線
    に対し斜交していることを特徴とする、請求項14又は
    15記載の2次部材。
  18. 【請求項18】 成層薄板束が一方の側にみぞを有する
    ことを特徴とする、請求項14から17までのいずれか
    1項記載の2次部材。
  19. 【請求項19】 成層薄板束が、互いに向かい合った側
    にみぞを有することを特徴とする請求項14から17ま
    でのいずれか1項記載の2次部材。
  20. 【請求項20】 一方の側のみぞが他方のみぞと向かい
    合っていることを特徴とする、請求項19記載の2次部
    材。
  21. 【請求項21】 一方の側のみぞが、他方の側のみぞに
    対しずらされて配置されていることを特徴とする、請求
    項19記載の2次部材。
  22. 【請求項22】 短絡ケージが単一の部材から形成され
    ていることを特徴とする、請求項14から21までのい
    ずれか1項記載の2次部材。
  23. 【請求項23】 短絡ケージが、上下に重ねられた複数
    部材から形成されていることを特徴とする、請求項14
    から21までのいずれか1項記載の2次部材。
  24. 【請求項24】 短絡ケージの複数部材が、異なる材料
    から成ることを特徴とする、請求項23記載の2次部
    材。
  25. 【請求項25】 短絡ケージの複数部材が、異なる厚さ
    を有することを特徴とする、請求項23又は24記載の
    2次部材。
  26. 【請求項26】 みぞが、そう入された短絡ケージの単
    数ないし複数の横部材の上方区域、それも、みぞの、互
    いに向かい合った内壁内に凹所を有し、これら凹所内に
    横部材をみぞ内に固定する手段が係合していることを特
    徴とする、請求項14から25までのいずれか1項記載
    の2次部材。
  27. 【請求項27】 前記手段が、みぞを蓋状に閉じるフェ
    ザーキーの形式を有し、このフェザーキーが互いに向か
    い合った凹所に係合することを特徴とする、請求項26
    記載の2次部材。
  28. 【請求項28】 フェザーキーの材料が、磁化不能、部
    分磁化可能、全体が磁化可能のいずれかであることを特
    徴とする、請求項27記載の2次部材。
  29. 【請求項29】 前記手段が、硬化材料により形成さ
    れ、この材料が凹所内に係合しており、注入可能な形態
    で単数ないし複数の横部材を有するみぞ内へ注入されて
    いることを特徴とする、請求項26記載の2次部材。
  30. 【請求項30】 前記材料が、接着剤、合成樹脂、浸漬
    剤ないし透浸剤のいずれかであり、この材料には磁気可
    能な添加剤を充填しうることを特徴とする、請求項29
    記載の2次部材。
  31. 【請求項31】 成層薄板束を形成するために、短絡ケ
    ージの横部材間の孔内に、それぞれ少なくとも1個の電
    気シートが配置されていることを特徴とする、請求項3
    1記載の2次部材。
  32. 【請求項32】 これらの孔内にそれぞれ複数の電気シ
    ートが並置され、互いに密着固定されており、かつまた
    横部材にそれぞれ隣接する電気シートが、相応の横部材
    の両側に重なる折曲げ部を有することを特徴とする、請
    求項31記載の2次部材。
  33. 【請求項33】 これらの孔内に折重ねられた電気シー
    トが配置されており、この電気シートの一端が横部材の
    一方の側に重なり、他端が、隣接横部材の他方の側に重
    なっていることを特徴とする、請求項31記載の2次部
    材。
  34. 【請求項34】 互いに向かい合った折曲げ部の端部
    が、横部材のところに互いに間隔をおいて位置している
    か、又は互いに接触しているかすることを特徴とする、
    請求項32記載の2次部材。
  35. 【請求項35】 横部材にかぶさる、電気シートの折曲
    げ部端部が、相応の隣接電気シートの、孔から突出する
    折りたたみ区域から間隔をおいて位置しているか、又は
    折りたたみ区域に境を接しているかすることを特徴とす
    る、請求項33記載の2次部材。
  36. 【請求項36】 成層薄板束が複数の積層薄板から形成
    されており、これらの薄板が固定具により相互に結合さ
    れ、固定具が電気シートの孔内を貫通していることを特
    徴とする、請求項14から35までのいずれか1項記載
    の2次部材。
  37. 【請求項37】 前記固定具がボルトであり、このボル
    トの一端が、固定部材のねじ穴にねじ込まれていること
    を特徴とする、請求項36記載の2次部材。
  38. 【請求項38】 孔が、成層薄板束の一方の側のみぞと
    他方の側のみぞとの間の区域に互いに間隔をおいて配置
    されていることを特徴とする、請求項36又は37記載
    の2次部材。
  39. 【請求項39】 孔が、成層薄板束の一方の側のみぞの
    間の区域と他方の側のみぞの間の区域とに設けられてい
    ることを特徴とする、請求項36又は37に記載の2次
    部材。
  40. 【請求項40】 短絡ケージの側方部材が、山形基材を
    介してベースに固定されていることを特徴とする、請求
    項14から39までのいずれか1項記載の2次部材。
  41. 【請求項41】 短絡ケージの側方部材のところに、固
    定部材が一体に付加形成されており、この固定部材がベ
    ースに固定可能であることを特徴とする、請求項14か
    ら39までのいずれか1項記載の2次部材。
  42. 【請求項42】 前記固定部材がT字形部材であり、こ
    のT字形部材の垂直部分が側方部材に付加形成され、そ
    の横方向部分がベースに固定可能であることを特徴とす
    る、請求項41記載の2次部材。
  43. 【請求項43】 前記固定部材がL字形部材であり、そ
    の一方の脚が側方部材のところに付加形成され、他方の
    脚がベースに固定可能であることを特徴とする、請求項
    41記載の2次部材。
  44. 【請求項44】 固定部材が、ベースに固定するための
    ボルト又は類似部材を貫通案内する孔を有することを特
    徴とする、請求項41から43までのいずれか1項記載
    の2次部材。
  45. 【請求項45】 成層薄板束が円筒形に構成されてお
    り、みぞが、この円筒形成層薄板束の周囲に互いに間隔
    をおいて形成されており、また、短絡ケージが、みぞ内
    へ巻体の形式で入れられており、それによって、側方部
    材の2つの隣接みぞ間の区域が、半径方向に変化するみ
    ぞの間隔に応じて屈折個所を有することを特徴とする、
    請求項14から44までのいずれか1項記載の2次部
    材。
  46. 【請求項46】 短絡ケージの横部材の間隔は、形成さ
    れる巻体の最も外側の区域でのみぞの間隔より大となる
    か、又はその間隔と等しくなるように寸法づけされてい
    ることを特徴とする、請求項45記載の2次部材。
  47. 【請求項47】 形成される巻体状の短絡ケージの始端
    及び又は終端が固定されていることを特徴とする、請求
    項45又は46記載の2次部材。
  48. 【請求項48】 前記始端及び又は終端が、ろう付け、
    ねじ止め、リベット止め、溶接のいずれかにより固定さ
    れていることを特徴とする、請求項47記載の2次部
    材。
  49. 【請求項49】 互いに間隔をおいた横部材を有する部
    材の形状を有しており、横部材の一方の側が一方の側方
    部材のところに一体に付加形成され、他方の側が他方の
    側方部材のところに一体に付加形成されていることを特
    徴とする、特に請求項14から48までのいずれか1項
    記載の2次部材用の短絡ケージ。
  50. 【請求項50】 蓋状に互いに上下に配置された複数部
    材から成ることを特徴とする、請求項49記載の短絡ケ
    ージ。
  51. 【請求項51】 前記複数部材が異なる材料から成るこ
    とを特徴とする、請求項50記載の短絡ケージ。
  52. 【請求項52】 前記複数部材が異なる厚さを有するこ
    とを特徴とする、請求項50又は51記載の短絡ケー
    ジ。
  53. 【請求項53】 互いに間隔をおいて配置された冷却フ
    ィンが少なくとも一方の側方部材と結合されていること
    を特徴とする、請求項49から52までのいずれか1項
    記載の短絡ケージ。
  54. 【請求項54】 横部材の縦軸線が側方部材の縦軸線と
    直交していることを特徴とする、請求項49から53ま
    でのいずれか1項記載の短絡ケージ。
  55. 【請求項55】 横部材の縦軸線が側方部材の縦軸線と
    斜交していることを特徴とする、請求項49から53ま
    でのいずれか1項記載の短絡ケージ。
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