JPH0519947Y2 - - Google Patents

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JPH0519947Y2
JPH0519947Y2 JP1988011408U JP1140888U JPH0519947Y2 JP H0519947 Y2 JPH0519947 Y2 JP H0519947Y2 JP 1988011408 U JP1988011408 U JP 1988011408U JP 1140888 U JP1140888 U JP 1140888U JP H0519947 Y2 JPH0519947 Y2 JP H0519947Y2
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preheating
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electrode rod
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、アキシヤルリード型電子部品の製造
装置に関し、特にアキシヤルリード型電子部品の
両端に具備するリード線付きキヤツプの製造装置
に関する。
[従来の技術] 従来、リード線付きキヤツプをその両端に具備
するいわゆるアキシヤルリード型電子部品は、両
端に電極を形成した円柱状あるいは角柱状のコン
デンサあるいは抵抗等の素子の前記電極部分に、
金属製キヤツプの先端部分に予めリード線を溶接
して得られたいわゆるリード線付きキヤツプをそ
れぞれ嵌着した後、前記電極部分と前記金属製キ
ヤツプとを熱処理により半田付けして製造するの
が一般的である。
ところで、前記リード線付きキヤツプの金属製
キヤツプとリード線との溶接には、一般的に、い
わゆる交流式電気溶接機が用いられており、この
交流式電気溶接機では、チヤツク部にチヤツキン
グされたリード線の先端と電極棒が嵌入された金
属製キヤツプとが接触されるタイミングに同期し
て溶接エネルギーが出力される。そして、リード
線と金属製キヤツプとの溶接部分に十分な機械的
強度が得られるように、スライド式トランスを介
して、あるいは前記スライド式トランスにボリユ
ーム抵抗器を直列に介して、その電圧値を調整
し、もつて、常に一定の溶接エネルギーが出力さ
れ得るように設定されている。
より具体的には、リード線の一部を挟持するた
めのチヤツク部と、金属製キヤツプの凹部に脱着
可能に挿入される電極棒と、溶接用電源と、前記
チヤツク部と電極棒と溶接用電源とのそれぞれに
接続し、前記電源からの電気エネルギーを制御し
て前記チヤツク部と前記電極棒との間にスポツト
的に電気エネルギーを出力する制御回路とから成
る交流式電気溶接機が用いられている。
[考案が解決しようとする問題点] しかしながら、上記のような従来の交流式電気
溶接機では、前記金属キヤツプと前記リード線と
の溶接に必要な熱量に対して、前記被溶接部材と
直接あるいは間接に電気的に接続される溶接装置
の各部材の熱容量の値が大きいため、製造装置が
稼動を開始してから暫くの間は、前記溶接のため
に必要な熱エネルギーの一部が前記製造装置の被
溶接部材と直接接触する電極部材(例えば電極
棒、チヤツク等)及びこれらに電気的に接続する
ケーブル類等の温度上昇に費やされてしまう。こ
のため、実際に被溶接部材に与えられる溶接エネ
ルギーが安定せず、これでは被溶接部材の溶接部
分の引つ張り強度が不足してしまうという問題点
を有していた。
そこで、本考案は、上記の従来技術における問
題点を解決し、装置の稼動開始当初においても被
溶接部材の溶接部分の機械的強度が不足すること
なく確実に溶接することが可能なアキシヤルリー
ド型電子部品の製造装置を提供することにある。
[問題を解決するための手段] 上記の本考案の目的は、アキシヤルリード型電
子部品のリード線の一部を挟持するためのチヤツ
ク部と、上記電子部品の端部に嵌着される金属製
キヤツプの凹部に着脱可能に挿入される電極棒
と、上記チヤツク部と上記電極棒との間に溶接用
電気エネルギーを供給する溶接用電源で、上記チ
ヤツク部と上記電極棒とに予熱用電気エネルギー
を供給する予熱用電源とから成るアキシヤルリー
ド型電子部品の製造装置において、さらに、上記
溶接用電源及び上記予熱用電源からの電気エネル
ギーを制御し、上記チヤツク部と上記電極棒との
間に間欠的に上記予熱用電気エネルギーを供給す
る制御回路を備えたことを特徴とするアキシヤル
リード型電子部品の製造装置によつて達成され
る。
[作用] すなわち、上記のアキシヤルリード型電子部品
の製造装置によれば、上記チヤツク部と上記電極
棒との間に間欠的に上記予熱用電気エネルギーを
供給する制御回路を備えたことにより、装置の稼
動開始以前に被溶接部材に接する溶接装置の各部
材を予熱することが出来る。このため、前記装置
の稼動開始当初より前記電極キヤツプと前記リー
ド線とに安定して溶接エネルギーを供給すること
により被溶接部材の溶接部分の機械的強度を十分
に確保しながら確実に溶接することが可能とな
る。
[実施例] 以下、本考案の実施例について、添付の図面を
参照しながら説明する。
第1図には、本考案になるアキシヤルリード型
電子部品の製造装置の、特に交流式電気溶接機部
分が示されている。図に示されるように、この装
置は、アキシヤルリード型電子部品のリード線付
きキヤツプを構成するリード線1の一部を挟持す
るためのチヤツク2と、その金属製キヤツプ3の
凹部に着脱可能に挿入される電極棒4とから構成
されている。また、これらのチヤツク2及び電極
棒4には、溶接用のエネルギーである電流を供給
するためのいわゆる給電用ケーブル5,5が設け
られており、これらの給電用ケーブル5,5を介
して上記チヤツク2と上記電極棒4には溶接機用
電源6が電気的に接続されている。そして、上記
チヤツク2を図中の矢印方向に移動しながらリー
ド線1を挟持し、一方、上記電極棒4には金属製
キヤツプ3の凹部を挿入固着し、これを矢印方向
に移動しながら上記リード線1の先端を上記金属
製キヤツプ3の端面に加圧接触する。その後、上
記溶接機用電源6から上記給電用ケーブル5,5
を介して閉回路に交流電流を流して上記リード線
1と上記金属製キヤツプ3との加圧接触部を加熱
して溶接する。
この様なアキシヤルリード型電子部品の製造装
置の交流式電気溶接機の上記溶接機用電源6の詳
細について以下に説明する。この溶接機用電源6
は、第1図にも示されるように、溶接用電源部6
1と、予熱用電源部62と、さらに制御部63と
から構成されている。そして、これらの溶接用電
源部61と予熱用電源部62とは上記制御部63
に電気的に接続され、さらに上記給電用ケーブル
5,5を介して上記リード線挟持用チヤツク2と
上記電極棒4に接続されている。
まず、上記溶接用電源部61について更に詳細
に説明すると、交流電源からの交流電流を位相制
御する、例えばSCRによるいわゆる位相制御回
路によつて構成され、第2図aの出力波形に示す
ように、その1/2波長(図中では正の半波長)の
みを、被溶接部材である上記リード線1と上記金
属製キヤツプ3との加圧接触に同期して出力す
る。一方、上記予熱用電源部62は、やはり交流
電源とSCRによる位相制御回路によって構成さ
れるが、その動作は第2図bに示すように、その
1/n(ただし、nはn>2なる自然数)波長
(図中では正の半波長)のみを繰返し出力する。
さらに、上記制御部63は、製造装置の動作に
伴つて上記溶接用電源部61と上記予熱用電源部
62から、上記リード線挟持用チヤツク2と上記
電極棒4から成る溶接部に供給される溶接用エネ
ルギーあるいは予熱用エネルギーを制御するため
のものである。すなわち、この制御部63は、被
溶接部材である上記リード線1と上記金属製キヤ
ツプ3との加圧接触に同期して、上記溶接用電源
部61からの溶接用エネルギーを溶接装置に出力
し、また、装置の作動開始に伴つて予熱スイツチ
をオンした時には上記予熱用電源部62からの予
熱用エネルギーを出力する。特に、後者の予熱時
にあつては、上記装置の溶接機部分に上記リード
線1と上記金属製キヤツプ3とを装着し、これら
の加圧接触のタイミングに同期して加圧中である
ことを示すランプを点灯してオペレータに知らせ
る。一方、オペレータは上記加圧表示用ランプの
点灯を確認して上記予熱スイツチをオンし、これ
に伴つて上記制御部63は予熱用エネルギーを一
定期間(例えば、10分あるいは20分)上記リード
線挟持用チヤツク2と上記電極棒4から成る溶接
部に出力して装置の予熱を完了し、溶接作業を開
始する。この予熱により、装置の稼動開始当初よ
り安定な温度条件を提供することが可能となり、
従来装置ではその作業開始から3分間程度の温度
変化による溶接の不安定を解消することができ
た。
また、上記予熱用電源部62からの予熱用エネ
ルギーのコントロールは、第2図bにも示すよう
に、前述の位相制御回路のSCRの導通開始期間
を調整することによつて行うことができる。
[考案の効果] 以上の説明からも明らかなように、上記の本考
案によれば、製造装置の稼動開始以前に、被溶接
部材に接する溶接装置の各部材を予熱することが
可能となり、そのため装置の稼動開始当初より被
溶接部材である電極キヤツプとリード線とを機械
的強度を十分に確保しながら安定して確実に溶接
することが可能な優れたアキシヤルリード型電子
部品の製造装置を提供することが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案になるアキシヤルリード型電
子部品の製造装置の、特に交流式電気溶接機部品
を示す構成概略図、第2図a及びbは、上記交流
式電気溶接機の動作を説明するための動作波形図
である。 1……リード線、2……チヤツク、3……金属
製キヤツプ3、4……電極棒、5……給電用ケー
ブル、6……溶接機用電源、61……溶接用電源
部、62……予熱用電源部、63……制御部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) アキシヤルリード型電子部品のリード線の一
    部を挟持するためのチヤツク部と、上記電子部
    品の端部に嵌着される金属製キヤツプの凹部に
    着脱可能に挿入される電極棒と、上記チヤツク
    部と上記電極棒との間に溶接用電気エネルギー
    を供給する溶接用電源と、上記チヤツク部と上
    記電極棒とに予熱用電気エネルギーを供給する
    予熱用電源とから成るアキシヤルリード型電子
    部品の製造装置において、さらに、上記溶接用
    電源及び上記予熱用電源からの電気エネルギー
    を制御し、上記チヤツク部と上記電極棒との間
    に間欠的に上記予熱用電気エネルギーを供給す
    る制御回路を備えたことを特徴とするアキシヤ
    ルリード型電子部品の製造装置。 (2) 実用新案登録請求の範囲第1項において、上
    記溶接用電源と上記予熱用電源とは交流電源と
    SCRとを含む位相制御手段を備え、上記溶接
    用電源は上記交流電源の1/2波長のみを被溶接
    部材の動きに同期して出力し、上記予熱用電源
    は上記交流電源の1/n(ただし、nはn>2
    なる自然数)波長を繰り返し出力するものであ
    ることを特徴とするアキシヤルリード型電子部
    品の製造装置。
JP1988011408U 1988-01-30 1988-01-30 Expired - Lifetime JPH0519947Y2 (ja)

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JPH01116434U JPH01116434U (ja) 1989-08-07
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