JPH05199409A - カラー表示変数に関連し、且つカラー走査ユニットによってオリジナルを走査することによって得られる輝度の基準値を決定する方法、及びこの種の方法を実行するための装置 - Google Patents

カラー表示変数に関連し、且つカラー走査ユニットによってオリジナルを走査することによって得られる輝度の基準値を決定する方法、及びこの種の方法を実行するための装置

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JPH05199409A
JPH05199409A JP4198853A JP19885392A JPH05199409A JP H05199409 A JPH05199409 A JP H05199409A JP 4198853 A JP4198853 A JP 4198853A JP 19885392 A JP19885392 A JP 19885392A JP H05199409 A JPH05199409 A JP H05199409A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 カラー表示変数に関連し、且つカラー走査ユ
ニットでオリジナルを走査することにより得られる輝度
の基準値を決定する方法とそれを実施するシステム、カ
ラー走査ユニットは前記オリジナルをポイント単位で走
査するように適応されている。 【構成】 その方法は、もしそれに関連する輝度値がプ
リセット値よりも小さい分だけ定義された標準値から偏
差するならば、関連のカラー表示変数の場合の輝度を表
す値の一部を利用して、そのとき局所的に有効な基準値
を適応することにより、各走査ポイントと各カラー表示
変数の局所的有効基準値を決定することから成る。例え
ば、白の基準値(白ポイント)は、白色と認められる弱
い色調は又白色と見なされ、しかも更にこれらの弱い色
調における小さな変化(例えば、不均一な黄色)も又白
色として認められるという結果でもって、オリジナルに
対しポイント単位での決定が可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カラー表示変数に関連
し、かつカラー走査ユニットによってオリジナルを走査
することによって得られる輝度の基準値を決定する方法
に関し、このカラー走査ユニットが前記オリジナルをポ
イント毎に走査するために用いられる。かつ本発明は、
この種の方法を実行するために用いられるシステムに関
する。
【0002】各走査されたポイントは、走査装置が検出
することができる最大及び最小の輝度値によって限定さ
れる輝度値に関連するいくつかのカラー表示変数を示し
ている。
【0003】
【従来の技術】白の基準が基準値として決定されるべき
場合には、オリジナルに用いられる種々の支持材料は通
常は全く同じ「白」色を有しておらず、従って異なる白
の基準値を有することに注目すべきである。一方では、
これは、市販されている紙などの種々の種類の白の支持
材料が白と見なされるが、にも拘らずそれらが互いに比
較されたとき、異なった白の色彩を有していることがわ
かるという事実による。第2に、日光又はいくつかの他
の要因で化学的作用によって着色された(例えば、黄ば
んだ)オリジナルの場合にはこの結果が生じる。それは
新聞が軽度に着色された紙に印刷されている点にも見ら
れる。この種のオリジナルがコピーされた時に、背景の
色の再生は一般には必要とされない。というのは、背景
色を再生する際に、他の情報値が全くコピーに付加され
ない間は、不必要なトナー材料が用いられるためであ
る。従って、ユーザが、U.C.R.原理を基本としかつ黒の
トナー再生ユニットを有する色再生システムに黒と白の
情報のみを有する黄ばんだオリジナルを送る場合に、ユ
ーザが、この情報が黒のトナーユニットによってのみ再
生されるが、それにもかかわらず色再生ユニットはただ
背景色を再生するように単純に作動せしめられることを
知った時、これは欠点である。これがこの種のオリジナ
ルのコピーの経費を非常に高くさせる。その上に、カラ
ー化情報を再生する際に、カラー化されたオリジナル内
の柔らかな淡い色彩が抑制されないこともあることが考
慮に入れられるべきである。上記の種類の方法は、実際
前走査動作期間は、カラー表示変数の最大輝度値がその
全体内のオリジナルに関して決定され、かつそのオリジ
ナルに関する白の基準値(白のポイント)がその値から
計算される方法であり、英国特許出願第 1 541 578号に
よって知られている。
【0004】欧州特許出願第 188 193号も上記の種類の
方法を記述している。この場合、全オリジナルの白の基
準値の決定は各色表示変数についてコンパイルされたヒ
ストグラムによって実行される。
【0005】しかしながら上記の方法は、白の基準につ
いて単一値のみしか計算できないという欠点を有してお
り、これが全オリジナルに関して典型的であるに違いな
い。しかしながら、一つのオリジナルが均一に着色され
ないことは可能であり、これによって全オリジナルに関
する均一の白の基準値を決定することは論理的ではな
い。上記に示されているように、これが均一の白の基準
値を決定する方法の欠点として注目されるべきである。
【0006】さらに上記の方法は、カラー表示変数に関
する全情報がメモリに最初に記憶され、次いでオリジナ
ルの白の基準値が決定され得るという実質的な欠点を有
している。
【0007】例えば、黒の基準値などの他の基準値が決
定されるべき場合には、上記と同様の考慮が適用され
る。黒の支持材料が用いられるとき、材料は必ずしも再
び同様の黒の背景を有さない。これによって、これらの
支持材料は実際に黒であると認識されるが、異なる黒の
基準値を有している。
【0008】例えば、連続的な製造プロセスの結果とし
て、オリジナルに用いられる支持材料が所与の色彩にお
いて少数の変化を有することも可能であり、コピーが背
景の色彩として均一の色彩を有するべきであることが所
望されてもよい。この種の場合には、関連するオリジナ
ルのカラー基準値が決定されるべきであり、それらは次
いで均一のカラー基準値に反転される得る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、前記
の方法のこの欠点、及び関連する他の実質的な欠点を除
去することにあり、このために、前出の走査ポイントに
適用可能な基準値によって各走査ポイントに関する基準
値を決定する考えに基づき、さらに以下に説明されるべ
きいくつかの条件を満たした多数の前走査ポイントの信
号情報にできる限り基づいている。
【0010】このために、本発明によれば、上記の方法
が、現時点で局部的に入手可能な基準値に関するデータ
からスタートしながら、関連するカラー表示変数の場合
の輝度を表示する値の少数部を用いて、この入手可能な
基準値を使うことによって、関連する輝度値がプリセッ
ト値以下の値だけ定義付けられた標準値から変化する場
合には、各走査ポイント及び各カラー表示変数に関する
局部的な有効基準値を決定することを特徴とする。
【0011】次いで得られる結果は、例えばNが固定プ
リセット値を表わす、N/(N+1)正規化係数によっ
ても補正されるべきである。カラー表示変数に関する輝
度値Uについての式は以下のようになる。
【0012】オリジナルの走査がスタートするとすぐ
に、Uref の初期値として固定プリセット値Uref,0
有する、U´ref =N・(Uref +U/N)/(N+
1)となり、この式は以下のように容易に減少し得る。
【0013】 U´ref =Uref +(U−Uref )/(N+1)。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明によって達成され
る効果は、この背景の色彩があまり強烈な色を有してい
ない場合には、白の基準値などの基準値は、走査された
オリジナルの背景の色彩によって決定され、これによっ
て白として明確に認識される。新しく基準値を反復して
決定するという付加的効果では、いかなる均一でない黄
ばみも白と見なされるべく、背景の色彩のいかなる段階
的な移行又はいかなる段階的な輝度の変化も補充され
る。本発明の他の利点は、基準値の決定及び種々のカラ
ー化された走査ポイントのカラー数値の関連する計算
が、オリジナルの走査の期間に実行され得る。従って、
種々のコンピューティング作用が全オリジナルが走査さ
れるまで延期される必要はない。本発明の一つの好まし
い実施例によれば、選択的な要求は、いくつかの数の画
素を用いて多数の新しい基準値が決定された後に、又は
いくつかの数の走査線の走査が、定義付けられた標準値
以上の走査ポイントの第1の検出に続いて生じた後に、
偏差は低い値まで下げられ、次にくる新しい基準値の決
定については、一つの走査ポイントだけが含まれる。こ
の基準値はまた有効偏差より低い値だけ現時点の有効基
準値から変化する。
【0015】本発明の他の実施例によれば、偏差は第1
の領域から第2の領域へと段階的に減少する。この効果
は、平均的背景の色彩(従って現時点の有効な白の基
準)のシェードから目に見えて変化する軽度のカラーの
色彩を有する走査ポイントが白としては考慮されず、カ
ラーとして考慮されるということにある。これによって
柔らかなパステル調の色彩はカラーとして特徴付けられ
る。基準値の決定の初期の段階、即ち正常な情報の上
に、オリジナルのフリーエッジ上に位置する走査ポイン
トに基づく初期段階において、比較的大きな偏差を選択
した場合の効果は、白の基準値の決定が第1の基準値に
近似する、この場合絶対的に白いポイントに近似して位
置する走査ポイントのみを推定することによっては実行
されないことにある。
【0016】本発明による方法において、走査ポイント
を用いて反復して決定され、この走査ポイントは第1の
基準値から所定の偏差値より少なく変化する要求を満た
す。この最初の段階では、この種のポイントのみが白の
ポイントとしての考慮の対象となる。多数の「白」のカ
ラー構成要素R、G、及びB、及び、例えば、この多数
の「白」のカラー構成要素R、G、及びBがカラー表示
変数としてみなされ得るR−G−Bカラー空間内のカラ
ー化された背景に関する反射値を決定することによっ
て、最大偏差は実験的に決定される。まだ白として認識
されるように要求される背景の測定された反射値から、
第1の基準値として選択される白のポイントから最大許
容偏差を導き出すことは可能である。
【0017】各カラー構成要素に関する256ユニット
(8ビット輝度値)の目盛り範囲を用いる場合は、基準
値を決定するためには、以下の走査ポイント、R≧20
0、G≧180、及びB≧170を含むことが可能であ
る。ポイントR=G=B=255は、例えば第1の基準
値として考慮されることもある。しかしながら、上記の
値は任意である。より厳密な白の選択が好まれる場合に
は、より高いしきい値が選択され得るが、より低い数値
がより厳密でない選択のために考慮され得る。さらに、
第1の基準値として絶対的に白いポイントを選択する必
要はないが、絶対的に白いポイントに近似するポイント
も可能である。
【0018】また、基準値が多数の走査ポイントを基に
決定された後は、その時までに選択された走査ポイント
の全てを基礎にした次の基準値を決定する必要もない。
その決定は又最後のM走査ポイントと新たに選択された
走査ポイントとに基づいて実行可能である、Mは、例え
ば、2047に選択される。
【0019】柔らかなパステル調の色彩が白の基準の決
定に能動的に参加するのを防止するために、そのときの
有効基準値に関する局部的輝度の偏差が所定値よりも大
きくないように規定するのが有利である。その方法のス
タート段階で有効な基準値は未だ存在しないので、最大
検出可能輝度値が基準値の決定における初期定数として
各カラー成分に対して選択される。しかしながら、実際
には、初期定数としきい値との差が測定輝度値とそのと
きの有効基準値との偏差よりも実際には大きくなるよう
に前記偏差値が小さく選択されるべきであることが解っ
ている。そのとき有効な局部的基準値と瞬間的輝度値間
の許容偏差に関する要件が実スタート段階で適用された
ならば、絶対白ポイントレベルに非常に近接する、つま
り純白背景から始まる輝度のみが基準値の計算に参加で
きることを意味する。但し、これは本発明の原理に反す
る。これを取り除くために、そのときの基準値と瞬間的
輝度値間の許容偏差に関する要件は、適正な数の白ポイ
ントが検出された後、つまり基準値が合理的に既知とな
る時にのみ適用可能となるように規定される。その結
果、前記基準(例えば、2048走査ポイント)を満た
す多数の走査ポイントが基準値の決定に関わった後、本
発明の好適形態により、パステル調の色彩などの弱い色
彩は無色としてではなく、色として特徴付けられるため
に許容偏差は低減される。約30目盛り単位において各
カラー成分値に対するそのときの基準値に関する許容偏
差を設定することにより良好な結果が得られる。次の基
準値決定においては、望ましくは、初期有効基準(例え
ば、R≧200、G≧180、そしてB≧170)と新
基準(例えば、R=Rref ±30、G=Gref ±30、
B=Bref ±30)の両方を満たすこれらの走査ポイン
トのみが次の基準値決定に関わる。オリジナルの走査
が、通常情報が存在しないオリジナルのエッジ部分で行
われるために、測定が,背景色、又はオリジナルの色彩
に関して妨げられずに実行可能となる。第一の解決策と
原則的に一致するこの問題の第二の解決策は、第一の瞬
間においては、許容可能偏差値を初期定数(Rref,0
としきい値(Rthr )間の差に等しくして、それで離散
的瞬間において、或は処理時の滑走可能度に従うかの何
れかで、最終的許容可能偏差にまで許容可能偏差値を低
減することである。
【0020】新基準値の決定は、例えば以下の等式を基
に行われる。
【0021】 R′ref =N(Rref +Rp /N)/(N+1) G′ref =N(Gref +Gp /N)/(N+1) B′ref =N(Bref +Bp /N)/(N+1) ここで、R′ref 、G′ref 、B′ref は各々新基準値
の赤色、緑色、そして青色のカラー構成要素を示し、R
ref 、Gref 、そしてBref は各々未だ有効な基準値の
赤色、緑色、そして青色のカラー構成要素を示す、そし
てRp 、Gp 、そしてBp は各々新たに考究された走査
ポイントの値R、G、そしてBを示す。もしN=Mが選
択されると、Nは決定に関わる走査ポイント数となる。
【0022】次の条件は、この場合に当てはまる: Rp ≧第一しきい値(例えば、200) Gp ≧第一しきい値(例えば、180) Bp ≧第一しきい値(例えば、170) そして(スターと段階後):Rp −Rref ,Gp −G
ref そしてBp −Bref <L、ここでLは第二しきい値
(例えば、30)を示す。
【0023】以下は(局部的)有効基準値に基づいた走
査ポイントの色調値(R′p 、G′p、そしてB′p
の計算に適用する。
【0024】 R′p =Rp ・K/R′ref G′p =Gp ・K/G′ref B′p =Bp ・K/B′ref 適用すると、 R′p <R′ref G′p <G′ref B′p <B′ref これがその場合に当てはまらないならば、適用して、 R′p =K G′p =K B′p =K(L=目盛り範囲) 共通の値LとKの代わりに、前記等式に成分従属値L
R、LG、LB、そしてKR、KG、KBを使用するこ
とも又可能である。
【0025】新基準値の再決定と現在有効基準値に基づ
いたカラー化走査ポイントの色調値の計算は、前述のよ
うに、オリジナルの実走査中に行われる。画像ライン又
は画像表面が走査ユニットにより走査されるとすぐに、
走査ユニットに接続された演算ユニットによる計算がス
タート可能となる。連続した走査ラインは、ある走査ラ
インの最終走査ポイントが評価された後に、演算ユニッ
トが次に走査ラインの走査されるべき隣接ポイントで続
くことを保証するために望ましくは演算ユニットにより
反対方向に横切られる。これの効果は、走査されたオリ
ジナルのエッジ、或はその近辺での背景色(黄色くな
る)の斬新的変化が基準値決定に正しく関わることであ
る。
【0026】第二基準に関連して述べられた偏差の大き
さは固定値を有する必要は無い。細粒子構造を有する支
持材料の場合に得られる輝度値は、例えば粗繊維質構造
を有する支持材料のこれらよりも小さな変動輝度曲線を
有することが解っている。オリジナルの走査の実スター
トから輝度値に関する分散を更新し、そして基準値を計
算することにより、そのスタートにおいて第二基準内の
偏差に対して分散従属値を利用することも又可能であ
る。
【0027】示された方法がしきい値を利用する滑走、
或は適応白基準値の決定に関し満足に働くといえども、
それに基づくシステムの性能は、その範囲内で走査ポイ
ントの検出された輝度値が未だ白ポイントの基準値の決
定に関して参加するが、関連の背景色の輝度からは独立
している検出領域の底限に合わせられる。言い換えれ
ば、オリジナルが純白の背景か、幾分染められたもの
か、或は濁った背景を有しているにせよ、白の基準値を
決定するために必要とされる時間は、どちらの場合にお
いても原則的に同じである。もしオリジナルがエッジ部
において局部的に汚れている(例えばコーヒーの染みな
どのトナー、又は液体の汚れの為)ならば、たとえオリ
ジナルが他の部分においては純白であっても、第一白基
準値が決定される前にまだ幾分時間がかかるかも知れな
い。故に、ある汚れた部分から離れたオリジナルの背景
色がよりいっそう純白色と見なされなければならないな
らば、より短時間で終了させることが白基準値の決定に
対して論理的である。これは前記しきい値上にあるカラ
ー表示変数に関連する輝度の多様性から更に利益を得る
ことにより可能となる、故に、白の基準値を決定すると
きに、走査ポイントを輝度値に関連する重み係数に割り
当てるのに都合がよい。
【0028】白の基準値を決定するための方法は、故に
複数の重み付けレベルを有する重み付け回路を利用する
重み平均により行われる時に有利に使用できる。特定の
重み係数は二つの重みレベル間の各重み間隔に割り当て
られる。例えば、重み間隔が最大基準値に接近すると
き、比例して、重み係数をより高くすることも又可能で
ある。カラースキャナーの調整やオリジナルに関する支
持材料のタイプがそのように要求する場合に異なる構造
に重み係数を与えることも又可能である。
【0029】重み付け回路の特に有利な形態はルックア
ップテーブルを利用することにより得られる。このルッ
クアップテーブルは、走査ポイントのカラー情報を表す
値の各々の組み合せに関連重み係数を加える。従って、
説明された重み機構の導入に伴う追加的利点は、第二基
準が作動する時間に関する、そしてその時間は走査ポイ
ントの走査数の和が一定の標準値Mを超えると同時に加
わる。オリジナルがより白くなるのに比例して、走査ポ
イントの重み数の和が標準値Mを超え、そして第二基準
が作動する時間がより小数の走査ポイント後に達する。
【0030】背景色は、例えばオリジナルが外部光に部
分的にしか露出されなかったりして、黄色くなっている
ので、急速に輝度、或は色彩が変化するかも知れない。
これは、例えば、オリジナルが本の中に部分的にしか押
し込まれなかった場合である。そのような場合、基準値
が幾分速く変化状況に適応することが論理的である。こ
れは、現在走査ポイントの輝度値の大きな部分(b/
N)で以前のポイントの基準値を増加させ、そして標準
化係数N/(N+b)でその結果を補正することにより
行われる。このように、“重み平均”は新走査ポイント
に対して基準値を与えるために計算される、例えば、最
終走査ポイントに関する値のみに”10”の重み係数が
与えられ、そして前の走査ポイントは”1”の重み係数
となる。実際問題として、この種の方法は、輝度値に関
する測定分散が小さければ適用可能である、そして故に
オリジナルの支持材料は細密繊維構造を有する。
【0031】基準値に関するかなり正確な指標が最初に
決定され、そして一度決定された基準値の速やかな適応
が実行される方法は、重み付け機構無しで固定しきい値
を利用する信号値により基準値としての平均を決定する
前記方法でスタートすることにより得られる、そして基
準値に関する指標が存在するとすぐに、輝度値により重
み平均を決定する前記方法に進む、最終走査ポイントに
関連する値にしか前記重み係数b=10が与えられな
く、そしてオリジナルの支持材料が細密繊維構造を有す
ることが確立されているならば、前の走査ポイントは
値”1”を有する重み係数となる。
【0032】前記方法の特に有利な代替の1つは、複数
の重みレベルを有する重み付け回路を利用する重み平均
により基準値を正確に、且つ速やかに決定することでス
タートすることにより得られ、そして重み付け機構を利
用しない重み平均決定により、一度それが得られると、
基準値の速やかな適応を進めることが出来る。前記方法
の各々の利点は、走査ポイントに対する局部的有効基準
値の決定に直接的に続いて、走査ポイントにおけるカラ
ー表示変数に関連する輝度値の再計算がその間に実行で
きることで得られる。この目的のために、本発明により
実行される方法は、各カラー表示変数に対する走査ポイ
ントのために決定される信号値により、そして走査ポイ
ントと目盛り範囲(K)に対する局部的有効基準値に基
づく目盛り変換関数を利用して、前記信号値から取られ
た、カラー表示変数に関する適応輝度値を確立すること
により補完される。目盛り変換係数の線形構造から離れ
て、例えば式K、f(U、U′ref )/U′ref 、を利
用することにより目盛り変換係数の非線形構造を導入す
ることも又可能である、ここで、f(U、U′ref )は
局部的輝度値と平均輝度値とに依存する非線形関数を示
す。ルックアップテーブルを利用して、局部及び平均輝
度値が供給される時に変換値を直接的に読み出すことも
又可能である。
【0033】白の基準値が前述の基準値として、それか
ら輝度値の再計算で決定されたのと同様に、黒の基準
値、或はカラーの基準値を決定ことも又同様に可能であ
る。
【0034】
【実施例】本発明は以下の添付図を参照してより詳細に
説明されよう。
【0035】本発明により、R−G−Bカラースペース
内での走査点ごとの白色参照値決定方法は、各色彩成分
(R、G、B)について線ごとに且つそのような線上で
個別位置にある捕集強度値(Rp 、Gp 、Bp )に基づ
いている。この目的のため強度測定が、露光された原因
の連続的走査線上で走査されるべき各点について走査手
段を介して実施される。そして多くの補正システム段階
及び画像処理段階が遂行された後で、測定方法が、カラ
ー複写機のカラー印刷装置、又は、「フライングスポッ
トスキャナ」のような他のカラー再生システムのための
制御信号への変換に適したものになる。
【0036】本発明による方法を実施するために用いら
れる走査装置は、一般に英語の術語では「ラインスキャ
ナ」と呼ばれている。これは、「ラインスキャナ」が感
光記録要素の単一行から成り立つべきであるという意味
ではない。製作技術及びコストの効果性の理由で、他の
型式の走査装置の開発がしばしば行なわれ、多少の変更
を伴ったこれら装置は、各々の所望色成分を線ごとに及
び各走査について強度信号を記録するのに適していると
考えられ得る。この目的のための幾つかの適当な走査装
置が、英国特許GB−A− 2 157 114号、米国特許US
−A− 4 553 160号、US−A− 4 750 048号、及びU
S−A− 4 866 512号に開示されている。本発明の方法
を実施するために、「エリアスキャナ」として知られる
ものも原理的には使用できる。線形アレイの平行読出し
の場合には、本発明の段階を2つの方式で行なうことが
可能である。その1つ方式は、読出される強度情報が最
初に各走査点及び各色成分について蓄積されているメモ
リを介して可能である。他方では強度情報の読出しの間
で、本発明の方法が、線形アレイの読出し方向に垂直な
方法に同じ線ごとに実行することにより実施され得るも
のである。連続的に配置された線形アレイはこのように
して、各々が単1の走査点の強度情報を配達し、これに
よって白色参照値の決定が、走査点によって規定された
線について各走査点及び各色成分について実施される。
【0037】図1に概略的にブロック図で示したカラー
再生システムでは、スキャナ1が、原図を光電子式に、
線ごとに及び各線の個別位置で走査することが可能であ
る。スキャナ1はまた各走査点について、3色成分R、
G、及びBの輝度及び強さ情報に関する信号Rp
p 、及びBp を発生し、且つそれに基づいて該スキャ
ナは、MTF(変調伝達関数)、ガンマ及び均一性補正
のような所望の初期ステップを実施する。
【0038】結果としての信号は、各色成分では同じで
ある他の方法でさらに処理される。従って1つの色成分
信号についての処理段階のみを詳細に述べるのが論理的
であり、この特殊ケースとして赤色成分の信号(Rp
を述べよう。必要になった場合は、緑及び青の色成分信
号(Gp 及びBp )も論じられる。
【0039】走査装置内でA/D変換を行なった後に、
信号Rp はディジタル形で変換回路2及び調整回路3に
送られる。調整回路3は他の回路と共に幾つかの条件を
テストした後で調整信号Sc を発生し、この調整信号S
c は変換回路2の内部作用を決定する。
【0040】変換装置2が第1の遅延要素4を含み、該
要素にディジタル信号Rp が印加されるが、その遅延時
間は信号Sc の発生時間と等しい。遅延要素4の出力信
号Rp は、一方において第2の遅延要素に送られ、他方
では第1の計算装置6に送られる。変換回路2はまた、
メモリ要素7及び第2の計算装置8を有する。原図の走
査のスタートにおいて、メモリ要素7は初期値
(Rref 、0)を受取るが、その後では該メモリ要素の
内容は、計算装置6によって生成されるべき各後続の値
(Rref )により重ね書きを受ける。供給信号Rp 、プ
リセット定数(N)及びメモリ要素7によって記憶され
ていた値(それぞれRref 、0及びRref )を参照する
ことにより、計算装置6は新しい値(R′ref )を計算
するように適合されている。第1の計算装置6は、新し
い値(R′ref )を計算するために調整信号Sc により
起動されるが、これについては後に詳述しよう。新しい
値(R′ref )が計算されると直ちに、この値はメモリ
要素7に送られ、ここに依然として存していた値を重ね
書きする。値(R′ref )はまた第2の計算装置8に送
られ、赤い色成分信号のための変換強度値(R′p )を
決定する。
【0041】各々の局所的輝度値Rp、Gp、そしてB
pを有する三つのカラー成分R、G、そしてBが走査ユ
ニット1に送られると、上記式は以下のようになる: R′ref =N(Rref +Rp /N)/(N+1) G′ref =N(Gref +Gp /N)/(N+1) B′ref =N(Bref +Bp /N)/(N+1) 但し、以下の条件の基で、 Rp >Rthr Gp >Gthr p >Bthr そしてmax(Rp −R′ref ,Gp −G′ref ,Bp
−B′ref )<L、Lは印刷ユニットの目盛り範囲内の
一定値。
【0042】オリジナルの走査プロセスのスタート時に
おいて、Rref 、0=Rref 、0=Bref 、0=K、K
は目盛り範囲に対応する値である。各カラー成分の補正
輝度値(R′p 、G′p 、そしてB′p )に対して、 R′p =Rp ・K/R′ref G′p =Gp ・K/G′ref B′p =Bp ・K/B′ref を有し、その時 R′p <R′ref G′p <G′ref B′p <B′ref もしそうでなければ、 R′p =K G′p =K B′p =K 共通値LとKの代わりに成分従属値LR、LG、LB、
そしてKR、KG、KBを前記等式に使用することも又
可能である。
【0043】緑色と青色のカラー成分の各々に対する変
換回路18と19は変換回路2と同様に作動する。
【0044】前記条件付き信号を形成するために、シス
テムは又、赤色のカラー成分の条件付き回路3に加え
て、緑色と青色の各々のカラー成分の二つの同一の条件
付き回路11と12、そして論理ANDゲートの機能を
有する組み合わせ回路13とから構成される。ここで再
び条件付き回路の説明は、赤色成分のものに関しては出
来る限り制限される。
【0045】条件付き回路3はしきい値回路15、弁別
回路16、そしてスイッチングユニット17とから構成
される。後者は、計数ユニット14により制御される。
【0046】しきい値回路15は供給されたRp値のど
れが一定の前定義されたしきい値(Rthr )上に存在す
るかをテストし、そしてそのような場合に各々“論理
1”信号を発生する。
【0047】しきい値回路15aと並列に接続された弁
別回路16において、供給されたRp値のどれが計算値
(R′ref )からの許容前定義偏差を超えないかのチェ
ックが行われ、そしてそのような場合には各々”論理
1”信号を発生する。
【0048】計算値(R′ref )はメモリ要素7から弁
別回路16内に送られる。しかしながら、弁別回路16
は、一定数の白ポイントの検出が計数ユニット14によ
り確立された後もこのプロセスに活発に従事しているか
もしれないので、スイッチングユニット17は弁別回路
16と組み合わせ回路13との間に包含される、“論理
1”信号はその二次入力に在る。
【0049】各々の新オリジナルの走査のスタート時に
おいて、組合わせ回路13はスイッチングユニット17
を介して後者の“論理1”信号で供給される。
【0050】組み合わせ回路13の入力の全てが“論理
1”信号を受け、それで白ポイントが検出される時は何
時も、計数ユニット14は組み合わせ回路13からの計
数パルス信号を受ける。計数ユニット14が一定の前定
義標準値、例えば白ポイント数(M)を計数するとすぐ
に、この場合、計数ユニット14により発生されるべき
信号SKの働きにより、スイッチングユニット17は示
されたスイッチング位置に設定され、そしてその後に弁
別回路16により発生されるべき“論理1”信号は組み
合わせ回路13に送られる。必要なら、MはNに等しく
されても良い。
【0051】他の2つの条件付き回路11と12は同様
に動作する。組み合わせ回路13の全入力が“論理1”
信号を受ける全ての期間において、組み合わせ回路13
は前記信号5cを各変換回路2、18、そして19の第
一演算ユニット6に、そして計数ユニット14へと送
る。
【0052】緑色と青色の各々のカラー成分(GとB)
のための変換回路18と19により送られた値R′p
G′p 、そしてB′p は、さらなる処理のために、最終
的にカラー複写機、或は“フライングスポットスキャナ
ー”で使用されるカラー印刷ユニット10などのカラー
再生システムを制御するためのコントロール信号を発生
する画像処理制御ユニット9に送られる。
【0053】更に、後にこの情報を再生するためにその
情報をメモリ内に記憶させることも又可能である。上記
形態において、局所的白基準値を決定し、そして同カラ
ー空間システム内の、この場合RーGーBシステム内
の、カラー成分の白の基準値のものに適応された信号値
を確立するための各走査ポイントに対して要求されるこ
れらの処理ステップが実行される。交代的に、第一処理
ステップ、即ち、各走査ポイントと各カラー成分に対す
る局所的有効基準値(U′ref )の決定は、第一カラー
空間システム、例えばRーGーBシステム内で実行可能
である、そして第二処理ステップ、即ち、各カラー成分
に対する白ポイント値に適応された信号値(V′)の確
立は、他のカラー空間システム、例えばXーYーZシス
テム内で実行可能である。これらの状態で、輝度値
(U)は、転換規則(例えば、R.W.G.Hunt:
The Reproduction of Color
inPhotography、Printing &
Television、Ch8、第4版、1987
年、Fountain Press社を参照)を利用し
て他のカラー空間システム内の信号値(V)に変換され
る。又、説明された方法で、局所的有効基準値(U′
ref )は第一カラー空間システム内の各走査ポイントと
各カラー成分に対して最初決定され、その時第二カラー
空間システムへのこの値(U′ref )の変換は第二値
(V′ref )を送り、それにより適応された信号
(V′)は変換によりもうすでに得られた信号値(V)
から確立される。
【0054】本発明による方法のこの形態が、図1と比
較して変更されている、即ち変換回路(2、18、1
9)の主要な部分のみが示されている図2を参考に説明
される。
【0055】図1に示されたユニットと同様の働きをす
る図に示されるこれらのユニットは対応する参照番号を
有し、そしてそれらは再度説明されない。
【0056】再びこの図に示された変換回路は、デジタ
ル化信号Rp が供給される第一遅延要素4、そしてそれ
に接続された第二遅延要素5、そしてメモリ要素7が接
続された第一演算ユニット6とから構成される。ユニッ
ト5により遅延された信号(Rp )とメモリ要素7で記
憶された信号の両方とも、他のカラー空間システム内の
信号(各々XとX′ref )を得るための転換回路20と
21に各々送られる。他のカラー成分の信号値は又転換
に関わることがあるかも知れない、故に、例えば、R−
G−BシステムからX−Y−Zシステムへの転換におけ
る場合、信号は2つの他の変換回路(18、19)から
転換回路(20、21)に供給される。実際問題とし
て、変換回路内の二つの代りに一つの転換回路を包含さ
せて、そしてXとX′ref の値を交互に計算させる方が
より効率的である。変換回路の全てに対してただ一つの
転換回路を使用する方がより効率的である。可能な限り
これは他のユニットに対しても実行可能であるので、時
分割を基本にした処理が可能となる。それで、二つの信
号(XとX′ref )は第二演算ユニット3に供給され
て、変換輝度値(X′)を決定する、それにより、画像
処理が画像処理制御ユニット9内で行われる。
【0057】他の2つの変換回路はユニット9に他の信
号値Y′とZ′を送る。
【0058】複写されるオリジナルの背景色が副走査方
向で変化するならば、ラインの右側の最終走査ポイント
の白基準値の決定後に、ラインの左側で走査される第一
ポイントでスタートする次のラインを続けることは賢明
ではない。そのような場合、白の基準値の決定は、次ラ
インの走査される最右端ポイントにおける後方に直接的
に続け、それからそのラインの左に在る走査される連続
ポイントに連続的に後退させるべきである。
【0059】図3に示されたカラー再生システムの形態
において、各走査ポイントの白ポイント、即ち局所的有
効白基準値の決定は、走査ポイントの各カラー成分の輝
度値の重み平均(U′ref )を決定する考えに基づいて
おり、そしてこれは、例えば現在走査ポイントの輝度値
(U)の一部(a/(N+a))だけ以前の走査ポイン
トの白基準値(Uref )を増加して、その結果を正規化
係数N/(N+a)で補正することにより実行できる。
【0060】ここで、Nは固定の所定値を示し、aの重
み係数は後に詳細に説明される。
【0061】これは次式を与える: U′ref =N・(Uref +a・U/N)/(N+a) オリジナルの走査がスタートするとすぐに、Uref の初
期値としてUref 、0を有する、この式は、以下のよう
に容易に減少し得る。
【0062】 U′ref =Uref +a・(U−Uref )/(N+a) 走査ポイントが有する輝度値(U)が高くなれば、比例
して、そのポイントも又より高い重み係数(a)が割り
当てられる。これはしきい値(Uthr )と最大白基準値
により定義された領域内に多くのレベル値を導入するこ
とにより行われる。例えば、より高い重み係数(a)が
より高いレベルの値に際しても又割り当てられる。それ
で走査ポイントは、走査ポイントで満たされる最高レベ
ル値に関連した重み係数(a)が与えられる。
【0063】前の図のユニットのものに対応する働きを
有するこの図のユニットは、対応する参照番号を有し、
それらは再度説明されない。
【0064】各々局所的輝度値Rp 、Gp 、そしてBp
を有する三つのカラー成分R、G、そしてBが走査ユニ
ット1により送られる時、前記式は以下のようになる。
【0065】 R′ref =N(Rref +a・Rp /N)/(N+a) G′ref =N(Gref +a・Rp /N)/(N+a) B′ref =N(Bref +a・Bp /N)/(N+a) 次の条件で、 Rp >Rthr p >Gthr p >Bthr そして max(Rp −R′ref 、Gp−G′ref 、B
p−B′ref )<L Lは印刷ユニットのメモリ範囲内の定数。
【0066】オリジナル上での走査プロセスのスタート
時において、Rref 、0=Gref 、0=Bref 、0=K
を適用する、Kは目盛り範囲に対応する値である。
【0067】その係数aはここで使用される重み係数で
ある。
【0068】それで以下は、各々のカラー成分に対する
補正された輝度値(R′p 、G′p 、そしてB′p )に
適用する。
【0069】 R′p =Rp ・K/R′ref G′p =Gp ・K/G′ref B′p =Bp ・K/B′ref の時、 R′p <R′ref G′p <G′ref B′p <B′ref が成立しなければ、 R′p =K G′p =K B′p =K となる。
【0070】この図において、第一演算ユニット6は、
重み平均(R′ref )の新値を、供給信号Rp 、プリセ
ット定数(N)、使用される重み係数aに関する信号S
c により提供されるデータ、そしてメモリ要素7により
記憶された値(各Rref,0 、とRref )とによる前述の
方法で、計算するために適応されている。第一演算ユニ
ット6は、ゼロに等しくない重み係数が供給される時に
は何時も新平均値(R′ref )を計算するように働く。
【0071】更に、公式によりN走査ポイントを基にし
て新基準値を計算することも又可能である。
【0072】 ここで、Ri はN走査ポイントの級数内のi番目の走査
ポイントのR成分の値である。
【0073】新しい白の基準値(R′ref )が計算され
るとすぐに、この値は、そこに依然として存している値
を重ね書きするためのメモリ要素7に供給される。その
値R′ref は又赤色のカラー成分信号のための変化輝度
値(R′p )を決定するために第二演算ユニット8に供
給される。
【0074】前記信号Scの形成のために、システム
は、赤色のカラー成分の条件付き回路3だけでなく、他
の二つの同じように形成された緑色と青色の各々のカラ
ー成分のための条件付き回路11と12、スレッショル
ド及び重み付け回路22、論理ANDゲートのものと比
較できる機能を有する組み合わせ回路13、そしてスイ
ッチングゲート26とを包含する。ここで再び条件付き
回路の説明は、可能な限り赤色カラー成分に関するもの
に限定される。
【0075】条件付きの回路3は弁別回路16とスイッ
チング回路17とから構成される。スイッチングユニッ
ト17は回路22の一部を形成する計数ユニット14に
より制御される。
【0076】弁別回路16はどの供給Rp値が重み平均
(R′ref )の局所的計算値から許容前定義偏差を超え
ないかをチェックして、各々の場合に”論理1”信号を
発生する。重み平均(R′ref )の計算値はメモリ要素
7から弁別回路16に供給される。
【0077】しかしながら、弁別回路16は、期待され
る白の基準値の位置に関する指標が得られる前にはこの
プロセスに関わらないかも知れないので、スイッチング
ユニット17は弁別回路16と組み合わせ回路13との
間に包含される、その二次入力に“論理1”信号が在
る。
【0078】各々の新オリジナルの走査のスタート時に
おいて、後者の“論理1”信号はスイッチングユニット
17を介して組み合わせ回路13に供給される。
【0079】他の二つの条件付き回路11と12は同様
に作動する。スレッショルド及び重み付け回路22は又
ルックアップテーブルなどのメモリ回路23から構成さ
れる。カラー成分値(Rp 、Gp 、そしてBp )の多く
の組み合せに対する適切な重み係数(a)も又ルックア
ップテーブル内に包含される。カラー成分値の組み合せ
に結び付けられるこれらの重み係数の一つの可能な形態
は、以下のごとく結び付けることにより得られる。
【0080】重み係数a=1を組み合わせRp =17
0、Gp =190、Bp =205に、重み係数a=2を
組み合わせRp =187、Gp =203、Bp =215
に、重み係数a=3を組み合わせRp =204、Gp
216、Bp =225に、重み係数a=4を組み合わせ
p =221、Gp =229、Bp =235に、そして
重み係数a=5を組み合わせRp =238、Gp =24
2、Bp =245に。
【0081】カラー成分値の前記組み合わせは多くの比
例的に増加する重み基準を表す。重み係数の他の組み合
わせも又、後述されるように可能である。もし三つの入
力値Rp 、Gp 、そしてBp が供給されるならば、供給
された入力値Rp 、Gp 、そしてBp により尚も満たさ
れている最高の重み基準は何かに関してのチェックがル
ックアップテーブル23内で行われる。
【0082】それでルックアップテーブル23は計数ユ
ニット14のライン24上の重み基準に関連した重み係
数aを発生し、そしてそれに従ってその中の計数を増加
させる。
【0083】計数ユニット14が所与の前定義された数
(M)に到達するとすぐに、それはスイッチング信号S
k を条件付き回路2、11、そして12の各スイッチン
グユニットに送る。それでスイッチングユニット17は
図に示された以外の他のスイッチング位置に動く。ルッ
クアップテーブル23(或はそれに接続された論理回
路)は又、供給された入力値Rp 、Gp 、そしてBp
グループが何れかの重み基準を満たすときは何時も出力
25に“論理1”信号を発生する。出力25は又、条件
付き回路3、11、そして12の出力のように、組み合
わせ回路13の入力ステージに接続されている。組み合
わせ回路13の全入力が“論理1”信号と供に同時に供
給されるときは何時も、回路13はスイッチングゲート
26のコントロール信号として働く出力信号を発生す
る。
【0084】ライン24上の重み係数に関する情報を有
するルックアップテーブル23の出力信号は又スイッチ
ングゲート26に供給される。組み合わせ回路13がコ
ントロール信号として働く出力信号をスイッチングゲー
ト26に送る時のみ、重み係数(a)に関わる出力25
から供給される信号は伝達され、そして新白基準値を決
定するための変換回路2、18、19の演算ユニット6
に信号Sc として供給される。緑色(G)と青色(B)
の各々のカラー成分に対して回路2に従って考案された
変換回路(18と19)により供給された値R′p
G′p 、そしてB′p は、さらなる処理のために、そこ
からコントロール信号がカラー複写機内に備えられたカ
ラー印刷ユニット10などのカラー再生システムを制御
するために最終的に発生される画像処理制御ユニット9
に供給される。
【0085】前述のように、他の重み係数群も又適用可
能である。例えば、オリジナルの支持材料の従来供給と
組み合わしたスキャナーの調整の結果として、基準値は
スキャナーにより検出されるしきい値と最大輝度値間の
おおよそ中間にあるという可能性がある。そのような場
合、連続重みレベル、例えば、シリーズ1、2、3、
2、そして1に従う重み係数を割り当てるのが良い。
【0086】例えば、オリジナルは外部光に部分的にし
か露出されなかったので、背景色の輝度は急速に変化す
るかも知れない。それでオリジナルのトップ部分が着色
されるが、その残りの部分は、例えば本の中に押し込ま
れていたために着色されないかも知れない。そのような
場合、基準値が変化状況にいっそう速く適応することが
適切となる。これは、現在走査ポイントの輝度値
(Rp )の大きい方の部分(b/N)によりこの基準値
を適応し、それからその結果を正規化係数N/(N+
b)で補正することにより以前の走査ポイントの基準値
(Rref )に関するデータを基に行われる。このため
に、第一演算ユニット6は、信号Sk の受信や、公式
R′ref =N・(Rref +b・Rp /N)/(N+b)
による重み平均の値の決定に適するように構成されてい
る。重み平均の決定において、演算ユニット6にユニッ
ト14(Sk =0)からのスイッチング信号が供給され
ない限りb=1であり、演算ユニット6が前記ススイッ
チング信号(Sk =1)を受信するとすぐにb=10と
なる。依って、”重み平均”が計算されて、新走査ポイ
ントと供に基準値を与える、最終走査ポイントでは、例
えば重み係数b=10が与えられ、そして他の先行ポイ
ントでは、重み平均は“1”に等しい。これは公式R′
ref =N(Rref +Rp /N)/(N+1)で可能であ
ったよりももっと速い基準値の調整を提供する。そのよ
うな方法は基準値を決定するために使用される輝度値周
辺の測定分散が小さい場合にのみ実際に使用されるかも
知れない。この点について1つの可能な形態は後述され
る図5を参考にして詳細に説明される。
【0087】次走査ポイントにおける基準値を与えるた
めの重み平均の計算は第一演算ユニット6内で同様に行
われる、それで最後から二番目の走査ポイントはもはや
重み係数b=1を除いてb=10には割り当てられな
い。
【0088】図に示された形態の効果は、基準ポイント
の信頼性が高くなるのに応じて、走査されるポイントが
基準値の決定を行う速度と、白の基準値とにおいてより
重要な部分を有することである。これは、例えばオリジ
ナルが、走査がスタートするエッジ部において局所的に
汚される時(例えば、トナーによる汚損やコーヒーの染
みのため)に有利である。
【0089】図3に示されたシステムの簡略化された形
態が図4に示される。図3のこれらと同様の図4のユニ
ットには同一の参照番号が与えられ、そして出来る限り
再度説明されない。
【0090】メモリ回路23は各カラー成分のしきい値
に関連する情報のみを包含する。回路23は結合出力2
4/25で十分であり、各カラー成分に関係のある走査
ポイントの輝度値が関連しきい値以上である時、そこか
ら回路23により発生された“論理1”信号が組み合わ
せ回路13と計数ユニット14とに供給される。
【0091】図3のスイッチングゲート26は、組み合
わせ回路13の出力信号が信号Sc の機能をもうすでに
果たすことが出来るので、この構成においては過分であ
る。
【0092】図3の場合のように、図4の第一演算ユニ
ット6も又、信号Skの受信や、公式R′ref =N・
(Rref +b・Rp /N)/(N+b)による重み平均
の値の決定に適するように構成されている。この公式に
おいては、演算ユニット6がユニット14からのスイッ
チング信号(Sk =0)を受信しない限りb=1であ
り、そして例えば演算ユニット6がそのスイッチング信
号(Sk =1)を受けるとすぐにb=10となる。一般
公式R′ref =N(Rref +b・a・Rp /N)/(N
+b・a)でスタートすると、適切な寄与が、信号Sc
とSkの各々の働きにより供給出来る係数aとbの適切
な選択により何時でも基準値を決定するために与えられ
る。
【0093】最初に基準値に関するかなり正確な指標が
決定されて、それから急速な適応が一度決定された基準
値から実行される1つの方法が、重み機構無しに固定し
きい値を利用する輝度値により基準値を決定する前記方
法でスタートして、それから、例えば信号Sk =1が送
られ、そして基準値に関するある指標が表れるとすぐに
各走査ポイントの輝度値により重み平均を決定する前記
方法に変えることにより得られる、その方法において
は、現在基準値に関する値のみに、例えば重み係数b=
10が、そして先行走査ポイントには値“1”を有する
重み係数が与えられる。
【0094】前記方法のうちの特に好適な代替が、複数
の重みレベルを有する重み付け回路を利用する重み平均
により正確で、且つ早急に決定する基準値でスタートし
て、それから重み機構を使用しないで重み平均決定によ
り、一度決定された基準値の急速な適応を続けることに
より得られる。この方法で動作するカラー再生システム
の一つの可能な形態が図5に示されている。前図の一つ
のユニットと同じであるこの図のユニットは同一の参照
番号を有し、そしてここではそれらは可能な限り詳細に
説明されない。
【0095】この形態は異なるカラー成分R、G、そし
てBに対する三つの同じように働くメモリ及び演算ユニ
ット27、28、29から構成される。故に、これらの
ユニットの一つ、この場合はユニット27の動作のみを
詳細に議論することが論理的である。メモリ及び演算ユ
ニット27はR成分に関する輝度値を利用して基準値
(Rref )に関する分散値を計算するのに適切である。
ここでも又、しきい値以上にあり、そしてそれに対して
信号Sc が発生されるこれらの輝度値のみが計算に関わ
る。その方法においては、信号Sk =1の発生に先立っ
て、オリジナルが粗雑か、又は細密繊維質かどうかを知
るべきだと思われる、そしてどの目的のために、選択が
係数b=1とb=10との間でなされていなければなら
ない。輝度値に関するデータはメモリユニット27内に
一時的に記憶される。
【0096】メモリユニット27は又、計算された基準
値(Rref )に関する情報の供給のためのメモリ部分7
と接続されている。標準値Mの一定部分(Mp)が計数
ユニット14で達せられる時には、信号Mpはこのユニ
ットにより送られる。そのとき有効な基準値(Rref
がメモリユニット27内に書込まれ、そして基準値(R
ref )周辺のこれらの値の分散(σ)が記憶された輝度
値を利用して計算される。この分散が、オリジナルが細
密繊維質であることを示すRカラー成分に特有のある値
r 以下に留まるならば、メモリ及び演算ユニット27
はANDゲート30に対して”論理1”信号を発生す
る。メモリ及び演算ユニット28と29が又”論理1”
信号を発生するならば、ANDゲート30は回路2、1
8、そして19の演算ユニット6に対して論理コントロ
ール信号Sd=1を生成する、係数b=10が選択され
ている。重み平均の決定は、信号Sk が又発生されると
すぐに係数b=10により行われる。この目的のため
に、公式R′ref =N(Rref +b・a・Rp /N)/
(N+b・a)により重み平均の値を計算するための信
号Rp 、Rref 、Sk 、Sd 、そしてSc を受信するた
めにも又適応されている演算ユニット6が使用できる、
bは信号Sk により調整される係数を、そしてaは信号
c により供給される重み係数を示す。他方、ANDゲ
ート30が輝度値周辺の分散があまりにも大きすぎ、且
つそのオリジナルが粗繊維質である指標として信号Sk
=0を生成するならば、その係数b=1は前記演算ユニ
ット内に維持される。計算された平均の適応が、それゆ
えにこの係数(b=1)により行われる。
【0097】しきい値及び重み付け回路22は又信号S
k により切り換えられるスイッチ31で提供される。信
号Sk =0が在る限り、スイッチ31は示されたスイッ
チング位置にあり、そして信号Sc はルックアップテー
ブル23により選択される重み係数aを表す。信号Sk
が“論理1”となる時から、条件付き回路3、11、1
2の弁別回路16も又作動状態となるので、有効基準値
に関して広範囲の輝度を有するどの走査ポイントも基準
値の計算を許可されない、それで重み係数にはほとんど
変化がない。、簡略化のために、重み係数a=1は計算
時に連続的に維持でき、それから基準値のために実行さ
れる、そしてこれは図1におけるのと同様の公式とな
る。この状況は、信号Sk =1によりスイッチ31のス
イッチング位置を変更させることにより得られ、それで
信号Sc はライン25上に供給された値“1”を表すこ
とが出来る。
【0098】本発明による各々の方法は、基準値の計算
が走査ポイントのR、G、そしてBの輝度値に基づいて
いるというように説明されているが、本発明はそれに限
定されるものではないことは明白である。R、G、そし
てBの輝度値は異なるカラー空間に変換することが出来
る、例えば、X.Y.Z.、L.a.b.、又はL.
C.H.カラー空間など、その計算は選択された他のカ
ラー空間内で実行される。
【0099】勿論第一基準値や許容第一及び次の局所的
有効基準値はそれ故に前記の他のカラー空間内で定義さ
れる。勿論、必要とされる種々のデータが記憶されるル
ックアップテーブルを利用することも又可能である。使
用される公式内の係数Nに変数値を与えることも又可能
である、その変数値は基準値を決定するのにもうすでに
関わっている走査ポイント数と供に移動する、しかし前
記値は一定の最大限、例えば2047に拘束される。勿
論、本発明の根幹は新輝度値に関わるデータによる有効
基準値の適応に関するもので、使用される公式にはそれ
ほどの関わりがない。
【0100】例えば、小さくて小数の白っぽいものを有
する暗い色のオリジナルを使用すると(例えば、夜間に
点灯されている数本の街灯が描かれている風景画)、必
要とされる基準ポイント(重み係数を使用して、或は無
しで)に関する前記数(M)は走査プロセスの遅い段階
でのみ到達せられるか、又は全く無しとなることが起こ
る。その結果、走査プロセスがその段階に長く留まり過
ぎ、第一しきい値(Rthr 、Gthr 、そしてBthr )に
関する広い第一基準しか適用されない。
【0101】これは、種々の白っぽく着色されたものの
ため基準値のかなりの変化となり、その結果、画像全体
のカラー値の変化となる。そのような場合、前者のもの
に関して修正される方法を利用することは有利である。
そのように修正された方法によれば、前記数(M)が到
達する瞬間を待たないが、広い基準が前定義段階時にの
み使用される(例えば、一定数(n)の走査ラインの、
又は一定数(r)の走査ポイントの走査に関するもの、
或は第一基準ポイントの検出後の一定期間)。この後に
第二基準がそのプロセスに関わる。実際的形態に対し
て、これは、示された図の計数ユニット14が、各々の
オリジナルの第一基準ポイントを検出する瞬間にその計
数機能が組み合わせ回路13(図1)、或は各々のメモ
リ回路23(図3、4、そして5)からの信号により初
期化されるような設計の計数ユニット32で置き換えら
れることを意味する。それ以後ユニット32の計数値
は、次走査ポイントが走査ユニット1により検出される
度に増加される。この目的のために、走査ユニット1は
計数ユニット1のために計数パルスを生成する。走査ポ
イントの検出が一定数に達すると(例えば200,00
0ポイント)、又は一定数の走査ラインが走査されると
(例えば25ライン)、或は一定期間が過ぎるとすぐ
に、この修正計数ユニット32は信号Sk を発生する。
更に、後者の修正された方法は、他の方法の一つで、即
ち、基準ポイント数を参照して前記数(M)に達する条
件か、又は前定義された期間が過ぎる条件かの何れかが
果たされるとすぐに、第二基準が基準値の適応プロセス
に関わるような方法において実施可能である。
【0102】これは、前記計数ユニット32は計数ユニ
ット14と並列に接続され、そしてOR回路33は目的
の信号Skを送るために二つの計数ユニット14と32
の出力に接続されような方法で実際的形態で実施でき
る。図1、3、4、そして5の形態においてその時に実
行される変更が各々図6A、6B、6C、そして6Dで
代表される。
【0103】これらを含む他の修正可能性は上述の本発
明の説明を基礎として当業者には十分に明白となるの
で、ここでは詳細にそれらを説明することは不必要であ
る。
【0104】前に例証されたように白の基準を決定する
こととは別に、本発明による方法は、勿論、他の基準ポ
イント、例えば、黒の基準を決定するためにも又使用さ
れる。例えば、黒の基準値を決定するのに、一定のしき
い値以下の輝度値しか関わらない。カラー基準値を決定
するのに、そのしきい値は各々のカラー成分と関連した
異なる機能を有する。例えば、緑色の背景色を有するオ
リジナルの場合に、緑色の基準値を決定するのに、緑色
のカラー成分のしきい値は、それ以上にこのカラー成分
の輝度が位置しなければならないという最小要件を暗示
し、そして走査ポイントが又緑色の基準値を決定するの
に関わるように赤色と青色のカラー成分のしきい値は、
それ以下にその輝度値が位置しなければならないという
最大要件を表す。
【図面の簡単な説明】
【図1】カラー再生システムの可能な実施例の簡略ブロ
ック図である。
【図2】図1に示されているカラー再生システムの他の
実施例の部分図である。
【図3】図1に示されているカラー再生システムの第2
の他の実施例の図である。
【図4】図1に示されているカラー再生システムの第3
の他の実施例の図である。
【図5】図1に示されているカラー再生システムの第4
の他の実施例の図である。
【図6A】 図1、3、4、及び5に示されているカラ
ー再生システムの他の実施例の部分である。
【図6B】 図1、3、4、及び5に示されているカラ
ー再生システムの他の実施例の部分である。
【図6C】 図1、3、4、及び5に示されているカラ
ー再生システムの他の実施例の部分である。
【図6D】 図1、3、4、及び5に示されているカラ
ー再生システムの他の実施例の部分である。
【符号の説明】
1 スキャナ 2 変換装置 3 調整回路 4、5 遅延要素 6、8 計算装置 7 メモリ要素 9 画像処理制御ユニット 10 カラー印刷ユニット 11、12 条件付き回路 13 組み合わせ回路 14 計数回路 15 しきい値回路 16 弁別回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 テオドルス・アルベルタス・クレメンス・ クラドルフエル オランダ国、5916・エル・セー・フエン ロ、ライテナント・クロプウエヒ・36

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カラー表示変数に関連し、且つカラー走
    査ユニットでオリジナルを走査することにより得られる
    輝度の基準値を決定する方法であって、カラー走査ユニ
    ットは前記オリジナルをポイント単位で走査するように
    構成されており、前記方法は、各走査ポイントと各カラ
    ー表示変数の局所的有効基準値を決定し、もし関連する
    輝度がプリセット値よりも小さい分だけ定義された標準
    値から偏差する場合、そのとき局所的に有効な基準値に
    関するデータからスタートして、関連のカラー表示変数
    の場合の輝度を表す値の一部を利用して、この有効基準
    値を適応することを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 カラー表示変数と走査ポイントの局所的
    有効基準値に依存する目盛り変換関数を利用して、前記
    の各カラー表示変数に対する走査ポイントのために得ら
    れた輝度値により前記カラー表示変数に関連する適応輝
    度値を確立することを特徴とする請求項1に記載の方
    法。
  3. 【請求項3】 局所的有効基準値の決定は第一カラー空
    間システム内で行われ、そしてカラー表示変数に関連す
    る前記適応輝度値の確立は第二カラー空間システム内で
    行われることを特徴とする請求項2に記載の方法。
  4. 【請求項4】その時に局所的に有効な基準値の適応のた
    めの関連カラー表示変数についての、輝度を代表する値
    の前記部分の大きさについての、重み係数を利用する決
    定のために、特定重み係数を有する多数の重み間隔が、
    プリセット値以下の値だけ標準値から外れる定義エーリ
    アに割り当てられることを特徴とする請求項1に記載の
    方法。
  5. 【請求項5】 関連カラー表示変数の、輝度を代表する
    値の大きさの、重み係数を利用する決定は一定数の基準
    決定時にしか行われないことを特徴とする請求項4に記
    載の方法。
  6. 【請求項6】 各走査ポイントと各カラー表示変数に対
    して決定されるべき輝度値はライン毎に動作するカラー
    走査ユニットにより得られ、各々の二つの連続ラインに
    対して、前記走査ラインの走査は逆方向で行われること
    を特徴とする請求項1に記載の方法。
  7. 【請求項7】 走査ポイントに対する局所的に有効な基
    準値の決定は、走査ポイントに関連したカラー表示変数
    からの輝度値の偏差が、関連基準値に関して、プリセッ
    ト値よりも小さい、各カラー表示変数に適用出来る条件
    の下で行われることを特徴とする請求項1に記載の方
    法。
  8. 【請求項8】 前記条件の下での走査ポイントに対する
    局所的に有効な基準値の決定は、各オリジナルの走査の
    スタート後に局所的に有効な基準値が一定数確立された
    後に行われることを特徴とする請求項7に記載の方法。
  9. 【請求項9】 前記条件の下での走査ポイントに対する
    局所的に有効な基準値の決定は、前記オリジナルの基準
    値の第一の実決定に続いて走査ポイントを検出する前定
    義段階が無効となった後に行われることを特徴とする請
    求項7に記載の方法。
  10. 【請求項10】 プリセット値は第一値から第二値に段
    階的に減少することを特徴とする請求項7に記載の方
    法。
  11. 【請求項11】 オリジナルの走査のスタート後に重み
    係数で決定されるべき局所的に有効な基準値の重み数に
    より各走査ポイントに対して一定値が確立され、そして
    重み数が前定義された値に到達するとすぐに、次の走査
    ポイントに対する局所的に有効な基準値の決定が、走査
    ポイントに関連したカラー表示変数からの輝度値の偏差
    が、関連基準値に関して、プリセット値よりも小さい、
    各カラー表示変数に適用できる条件の下で行われること
    を特徴とする請求項4に記載の方法。
  12. 【請求項12】 局所的に有効な基準値は関連のオリジ
    ナルの走査のスタート時のプリセット値において確立さ
    れることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  13. 【請求項13】 オリジナルのポイント毎の走査と関連
    カラー情報の発生とを行うためのカラー走査ユニット、
    そしてカラー印刷ユニットを制御するためのコントロー
    ル信号を与えるために前記カラー情報を補正して、処理
    するための画像処理制御ユニットとを備えるカラー再生
    装置であって、前記装置はカラー表示変数に関連した輝
    度の基準値を決定するように構成されており、カラー再
    生システムは、各走査ポイントと各カラー表示変数の局
    所的有効基準値を決定し、もし関連する輝度値がプリセ
    ット値よりも小さい分だけ定義された標準値から偏差す
    る場合、そのとき局所的に有効な基準値に関するデータ
    からスタートして、関連のカラー表示変数の場合の輝度
    を表す値の一部を利用して、この有効基準値を適応する
    第一演算手段を備え、前記画像処理制御ユニットに供給
    されるべきカラー情報を与えるために、前記走査ポイン
    トの局所的有効基準値に基づいた目盛り変換関数を利用
    して、各カラー成分に対する走査ポイントのために決定
    された輝度値により適応輝度値を確立するための第二演
    算手段を備えていることを特徴とするカラー再生システ
    ム。
  14. 【請求項14】 システムは各カラー表示変数のための
    第一演算手段により発生された局所的に有効な平均輝度
    値を他のカラー空間システムに転換するための転換手段
    を備えていることを特徴とする請求項13に記載のカラ
    ー再生システム。
JP19885392A 1991-07-26 1992-07-24 カラー表示変数に関連し、且つカラー走査ユニットによってオリジナルを走査することによって得られる輝度の基準値を決定する方法、及びこの種の方法を実行するための装置 Expired - Lifetime JP3370702B2 (ja)

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NL9101301 1991-07-26
NL9101301A NL9101301A (nl) 1991-07-26 1991-07-26 Werkwijze en inrichting voor het bepalen van een referentiewaarde, zoals bijvoorbeeld de witreferentie, in een kleurenaftastsysteem.
NL9101894 1991-11-14
NL9101894A NL9101894A (nl) 1991-07-26 1991-11-14 Werkwijze voor het bepalen van een referentiewaarde ten behoeve van de bij een kleurindicatie-variabele behorende intensiteit, welke als gevolg van het aftasten van een origineel met een kleurenaftasteenheid is verkregen, alsmede een systeem voor het uitvoeren van een dergelijke werkwijze.

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JPH05199409A true JPH05199409A (ja) 1993-08-06
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