JPH05198847A - 電子冷却素子 - Google Patents

電子冷却素子

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JPH05198847A
JPH05198847A JP4244533A JP24453392A JPH05198847A JP H05198847 A JPH05198847 A JP H05198847A JP 4244533 A JP4244533 A JP 4244533A JP 24453392 A JP24453392 A JP 24453392A JP H05198847 A JPH05198847 A JP H05198847A
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electronic cooling
semiconductor
titanium
oxide
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Yoichiro Yokoya
洋一郎 横谷
Koichi Kugimiya
公一 釘宮
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Cooling Or The Like Of Semiconductors Or Solid State Devices (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 熱電半導体素子において特に半導体物質の毒
性が小さく、安価なものを提供する。 【構成】 ストロンチウムとチタンからなる複合酸化物
を主成分とし、酸素欠損を有する酸化物半導体をn型素
子として用いる構成とする。この構成をとることにより
n型半導体素子部の毒性が低下し、性能の優れた熱電半
導体素子が得られる。ペルチェ冷却効果は、ベース電極
14からn型半導体11及びp型半導体12とベース電
極15との間で電流が流れるときにそれぞれの界面で発
熱がおこり、n型半導体11からブリッジ金属銅板13
及びベースブリッジ金属銅板13からp型半導体12に
電流が流れるときにそれぞれの界面で吸熱が行われる。
したがってブリッジ電極13が冷却部になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子冷却素子と熱電半
導体磁器組成物に関し、特に半導体物質の毒性が小さ
く、且つ特性の優れたものに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、地球環境問題からのフロン使用規
制や、電子機器等の局所冷却、除湿などの小型冷却装置
などに対する要求からペルチェ効果を利用した電子冷却
用電子部品に対する要求は大きい。
【0003】このうち、室温付近で用いる電子冷却用の
電子部品としては、Bi−Te系の単結晶もしくは多結
晶凝固体を熱電半導体物質として使用したものが知られ
ている。熱電半導体素子はn型素子とp型素子を電気的
に直列に接合して用いられるがBi−Te系素子では特
性調整のためn型伝導素子部にはSeを添加して用いら
れている。
【0004】電子冷却用の熱電半導体素子の性能はゼー
ベック係数をs、電気伝導度をσ,熱伝導度をkとする
と、性能指数Z=s×s×σ/kで表わされ,室温付近
の温度範囲でのZの大きいものほど電子冷却時の消費電
力当りの吸収熱量や放熱側との温度差が大きく取れる。
【0005】本発明に関連する技術としては,フィジカ
ルレビュー 134巻−2A(1964)のA44頁以
降にチタン酸ストロンチウムの熱電特性の記述があり,
同じくフィジカルレビュー 157巻−2(1967)
358頁以降にチタン酸バリウムの特性の記述があ
る。
【0006】また銅系の酸化物半導体を電子冷却に用い
る発想はマテリアルズ サイエンスアンド エンジニア
リング B7巻(1990)の111頁以降に記述があ
る。また特開平1−231383号公報にはゼーベック
起電力の熱センサーへの応用に適した材料としてのチタ
ン酸バリウム系半導体材料が開示されている。
【0007】またこれらの他にも各種半導体材料が検討
されてきたが電子冷却用としてはBi−Te系をのぞい
て実用にかなう材料は現在のところ報告されていない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
素子は特に添加物として加えられるSeは毒性が大き
く、また主成分のBi−Te系組成自体が高価でありこ
のため素子の使用範囲が制限されていたという問題があ
る。
【0009】本発明は、前記従来技術の課題を解決する
ため、、n型半導体部に安全性が高く、安価で性能の優
れた半導体物質を用いた電子冷却素子とこれに用いる熱
電半導体磁器組成物を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明の第1の電子冷却素子は、少なくとも2つの
分離した電極と、前記2つの分離電極上のそれぞれに載
置したn型半導体とp型半導体と、前記n型半導体とp
型半導体とを接合するブリッジ電極とを少なくとも備
え、前記n型半導体からp型半導体方向に電流を流した
時にブリッジ電極内で吸熱を起こす電子冷却素子におい
て、前記n型半導体がストロンチウムとチタンとを含む
複合酸化物を主成分とし、酸素中での高温酸化で重量増
加を示す酸素欠損を有する酸化物半導体であることを特
徴とする。
【0011】前記構成においては、n型半導体素子部が
ストロンチウム、またはストロンチウムとバリウム、カ
ルシウム、カリウム、ナトリウム、リシウム、セシウ
ム、ルビジウム、スカンジウム、イットリウム、ランタ
ニド系元素、よりなる群Aより選ばれた少なくとも一つ
の元素と、チタン、またはチタンとジルコニウム、ハフ
ニウム、スズ、ニオブ、タンタル、タングステン、モリ
ブデン、マンガン、鉄、コバルト、ニッケル、銅、亜
鉛、インジウム、マグンネシウム、アンチモン、よりな
る群Bより選ばれた少なくとも一つの元素を含む複合酸
化物よりなり,かつ素子酸化物半導体が酸素中で完全に
高温酸化した後の重量に対する酸素欠損量を重量%で表
わした値をeとするとき 0.06≦e≦0.55 の
範囲内にある酸素欠損を有する複合酸化物であることが
好ましい。
【0012】また前記構成においては、n型半導体の電
極と接触する面に電解金属メッキが施されていることが
好ましい。次に本発明の第2の電子冷却素子は、少なく
とも2つの分離した電極と、前記2つの分離電極上のそ
れぞれに載置したn型半導体とp型半導体と、前記n型
半導体とp型半導体とを接合するブリッジ電極とを少な
くとも備え、前記n型半導体からp型半導体方向に電流
を流した時にブリッジ電極内で吸熱を起こす電子冷却素
子において、前記ストロンチウムとチタンからなる複合
酸化物を粒子が互いに焼結し,気孔率が30%以上の多
孔体構造を有する酸化物半導体をn型半導体素子部に用
いたことを特徴とする。
【0013】前記構成においては、n型半導体素子部が
ストロンチウムとチタンからなる複合酸化物を主成分と
し,複合酸化物組成におけるSrに対するTiのモル比
をaとしたとき 1.005≦a≦1.120 の範囲
内にあり、かつ素子酸化物半導体が酸素中で完全に高温
酸化した後の重量に対する酸素欠損量を重量%で表わし
た値をbとするとき0.06≦b≦0.55の範囲内に
ある酸素欠損を有する複合酸化物であることが好まし
い。
【0014】また前記構成においては、n型半導体素子
部がストロンチウムとバリウムとチタンからなる複合酸
化物を主成分とし、複合酸化物組成におけるSrとBa
の合計モル数に対するSrのモル比をc、SrとBaの
合計モル数に対するチタンのモル比をdとしたとき
0.45≦c<1.00 1.005≦d≦1.120
の範囲にあり、かつ素子酸化物半導体が酸素中で完全に
高温酸化した後の重量に対する酸素欠損量を重量%で表
わした値をeとするとき 0.06≦e≦0.55 の
範囲内にある酸素欠損を有する複合酸化物であることが
好ましい。
【0015】また前記構成においては、n型半導体の電
極と接触する面に電解金属メッキが施されていることが
好ましい。
【0016】
【作用】前記した本発明の構成によれば、n型半導体が
ストロンチウムとチタンとを含む複合酸化物を主成分と
し、酸素中での高温酸化で重量増加を示す酸素欠損を有
する酸化物半導体としたことにより、特に問題のおおき
かったn型半導体素子部の毒性が低下し、安価で性能の
優れた熱電半導体素子が得られる。
【0017】また電子冷却素子の構成としてはストロン
チウムとチタンからなる複合酸化物を主成分とし、酸素
欠損を有する酸化物半導体をn型半導体部に用いる構成
とし、またこれらの用途に適した熱電半導体磁器組成物
としては特定の組成範囲にある主にストロンチウムとチ
タンからなる複合酸化物で、酸素欠損を有する組成物と
する。これにより、n型素子部にBi−Te系材料を用
いた素子と比較してほぼ遜色の無い冷却特性を有し、か
つSeなどの有害金属を含まず、従来のセラミックプロ
セス技術内で製造できるため製造コストも低減できる。
【0018】
【実施例】以下、実施例を用いてさらに具体的に説明す
る。図1は本実施例のペルチェ効果を測定するための装
置である。各半導体素子は表面を研磨し一辺が4mmの
立方体試料に加工し,上端面と下単面に厚さ0.7μm
程度のニッケル電解メッキを施したのち、図1に示すよ
うに素子の間隔を2mm開けて上端面に厚さ0.7mm
のブリッジ金属銅板13を半田付けしてn型素子11と
p型素子12を電気的に接合し、下端面にはそれぞれ2
0mm角の厚さ2mmのベース金属銅板14,15を半
田付けし単一熱電素子対を作った。
【0019】各素子の下端面のベース金属銅板14,1
5はそれぞれ電気的に絶縁された150mm立方の金属
銅製ブロックにネジで固定し、これらの金属銅製ブロッ
クを介してn型素子は直流電源正極側にp型素子は直流
電源負極側に電気的に接合した。
【0020】これらの素子は金属銅製ブロックごと真空
容器内に収納し内部を1Paに脱気したのち直流を印可
しp型素子とn型素子の接合部のブリッジ金属銅板13
の温度を熱電対により測定した。なお図1において、ペ
ルチェ冷却効果は、ベース電極14からn型半導体11
に電流が流れるときにベース電極14とn型半導体11
の界面で発熱がおこり、n型半導体11からブリッジ金
属銅板13及びブリッジ金属銅板13からp型半導体1
2に電流が流れるときにブリッジ金属銅板13と各半導
体との界面で吸熱が行われる。したがってブリッジ電極
13が冷却部になる。さらにp型半導体12とベース電
極15との間で発熱が行われる。
【0021】実施例1 n型半導体素子とp型半導体素子を組み合わせた電子冷
却素子に関して表1に挙げる組合せを検討した。
【0022】
【表1】
【0023】試料番号1のn型半導体素子は、SrとT
iのモル比が1:1、空気中で焼成された焼結体で1辺
が6mm程度の立方体形状を有し相対密度95%程度、
平均粒径が5μm程度の微構造を有しているものを出発
物質として、これを還元処理して作成した。
【0024】還元処理はアルミナ磁器容器中にスポンジ
チタン金属を満たしこの中に焼結体試料を埋めアルゴン
雰囲気の電気炉中で1450℃で16時間処理した。試
料中の酸素欠損量は測定後の試料のセラミック部のみを
100μm程度の粒径に粉砕した物を1500℃酸素中
で加熱しその重量変化を求め、重量増加が止まった加熱
時間の重量変化よりもとめた。
【0025】本試料では合計の1500℃酸素中での処
理時間が28時間に達すると重量増加がとまり、完全に
再酸化が終了した。試料番号2,3のn型半導体素子
は、表記の組成物を3%水素混合窒素中で焼成した焼結
体で1辺が6mm程度の立方体形状を有し相対密度95
%程度、平均粒径が2μm程度の微構造を有しているも
のを出発物質として、これをさらに還元処理して作成し
た。
【0026】還元処理はアルミナ磁器容器中に100メ
ッシュパス程度のチタン金属粉末を満たしこの中に焼結
体試料を埋めアルゴン雰囲気の電気炉中で1400℃で
8時間処理した。
【0027】試料中の酸素欠損量は試料番号1と同様の
測定を実施した。各試料とも合計の1500℃酸素中で
の処理時間が12時間に達すると重量増加がとまり、完
全に再酸化が終了した。
【0028】試料番号4のn型半導体素子は、表記の組
成物を空気中で焼成した焼結体で1辺が6mm程度の立
方体形状を有し相対密度95%程度、平均粒径が2μm
程度の微構造を有しているもので,青色に変色し半導体
化状態を呈していた。
【0029】試料中の酸素欠損量は試料番号1と同様の
測定を実施したが検出できなかった。試料番号5のn型
半導体素子は電子冷却用に従来より用いられてきたBi
2 (Te2.4 Se0.6 )の単結晶試料を用いた。
【0030】また各試料のp型半導体素子は電子冷却用
に従来より用いられてきた表記の組成のBi−Te系の
単結晶を用いた。各半導体素子は表面を研磨し一辺が4
mmの立方体試料に加工し,上端面と下単面に厚さ0.
7μm程度のニッケル電解メッキを施したのち、図1に
示すような装置を用いてペルチェ効果を測定した。
【0031】印加する電流は0.5A刻みで検討し温度
が最も低くなる電流値を求めた。表2に各試料の接合部
金属銅板の温度が最も低下した際の直流電流値と経過時
間、到達温度を示す。
【0032】
【表2】
【0033】以上の実施例よりn型素子部にストロンチ
ウムとチタンからなる複合酸化物を主成分とする酸化物
半導体を用いた電子冷却素子で酸素欠損を有するもの
は、n型素子部にBi−Te系材料を用いた素子と比較
してほぼ遜色の無い冷却特性を有し、かつSeなどの有
害金属を含まず、従来のセラミックプロセス技術内で製
造できるため製造コストも低減できるため工業的に有用
である。
【0034】一方原子価制御により半導体化したn型半
導体素子は抵抗率が低くならずジュール発熱が大きくな
るので電子冷却素子としては好ましくない。 実施例2 n型半導体物質の出発原料にSrとTiを含む複合酸化
物を主成分とする組成を用い、p型半導体物質としてB
2 Te3 を用いた熱電半導体素子について検討した。
【0035】n型半導体物質は、組成物を空気中150
0℃で48時間焼成した焼結体で1辺が6mm程度の立
方体形状を有し相対密度94−98%程度、平均粒径が
1.4−5μm程度の微構造を有しているものを出発物
質として、これをさらに還元処理して作成した。
【0036】還元処理はアルミナ磁器容器中に100メ
ッシュパス程度のチタン金属粉末を満たしこの中に焼結
体試料を埋めアルゴン雰囲気の電気炉中で1400℃で
8時間処理した。
【0037】表3にn型半導体物質の成分酸化物混合モ
ル比と,還元処理後の酸素欠損量の,1400℃酸素中
で完全に高温酸化した後の重量に対する重量%を示す。
還元処理後の試料は表面を研磨し一辺が4mmの立方体
に加工した。
【0038】
【表3】
【0039】p型半導体物質は組成式Bi2 Te3 の多
結晶凝固体で一辺が4mmの立方体試料を用いたがこの
素子はゼーベック係数が200μV/deg、電気伝導
度が740/Ω・cm、熱伝導度が0.018W/cm
・degで性能指数Zは0.00164/degであっ
た。
【0040】これらのn型半導体物質、p型半導体物質
は実施例1同様の単一熱電素子対を作成し同一の方法で
np接合部の最低到達温度を測定した。また比較例とし
てn型半導体部に従来より用いられてきたBi2 Te3
の多結晶凝固体試料を用いたものも作成した。
【0041】このn型素子はゼーベック係数が148μ
V/deg、電気伝導度が1420/Ω・cm、熱伝導
度が0.021W/cm・degで性能指数0.001
48/degであった。
【0042】各素子の下端面の金属銅板は実施例1同様
にそれぞれ電気的に絶縁された150mm立方の金属銅
製ブロックにネジで固定し、これらの金属銅製ブロック
を介してn型素子は直流電源正極側にp型素子は直流電
源負極側に電気的に接合した。
【0043】これらの素子は金属銅製ブロックごと真空
容器内に収納し内部を1Paに脱気したのち直流を印可
しp型素子とn型素子の接合部の金属銅板の温度を熱電
対により測定した。
【0044】印加する電流は0.5A刻みで検討し温度
が最も低くなる電流値を求めた。表4に作成した単一熱
電素子の接合部温度が最も低下したときの電流値、経過
時間と最低到達温度を示す。
【0045】
【表4】
【0046】いずれの測定においても金属銅製のブロッ
ク部の温度は24℃であった。以上の実施例より、n型
半導体素子部がストロンチウム、またはストロンチウム
とバリウム、カルシウム、カリウム、ナトリウム、リシ
ウム、セシウム、ルビジウム、スカンジウム、イットリ
ウム、ランタニド系元素、よりなる群Aより選ばれた少
なくとも一つの元素と、チタン、またはチタンとジルコ
ニウム、ハフニウム、スズ、ニオブ、タンタル、タング
ステン、モリブデン、マンガン、鉄、コバルト、ニッケ
ル、銅、亜鉛、インジウム、マグンネシウム、アンチモ
ン、よりなる群Bより選ばれた少なくとも一つの元素を
含む複合酸化物よりなり、かつ素子酸化物半導体が酸素
中で完全に高温酸化した後の重量に対する酸素欠損量を
重量%で表わした値をeとするとき 0.06≦e≦
0.55 の範囲内にある酸素欠損を有する複合酸化物
である酸化物半導体を用いた電子冷却素子は、n型素子
部にBi−Te系材料を用いた素子と比較してほぼ遜色
の無い冷却特性を有し、かつSeなどの有害金属を含ま
ず、かつ従来のセラミックプロセス技術内で製造できる
ため製造コストも低減でき工業的に有用である。
【0047】実施例3 n型酸化物半導体セラミック材料として、ストロンチウ
ムとチタンの複合酸化物を用い熱電半導体素子を作成し
た。
【0048】酸化物半導体セラミックは出発原料として
SrCO3 とTiO2 を用い、通常のセラミックプロセ
スにより複合酸化物粉末を作成した。この複合酸化物粉
末は有機バインダを30−70体積%と適量の水を上混
合したのち成形し空気中1200℃で1時間焼成し,有
機バインダを焼却した。
【0049】有機バインダ焼却後の試料は相対密度が2
1−65%の多孔体試料となった。この試料は、スポン
ジチタン粒子中に埋め込むように磁器製さやにいれ管状
炉に挿入し、20%水素−アルゴンガスを流しながら1
200℃で4時間還元処理した。
【0050】還元処理によっても試料の相対密度はほと
んど変化しなかった。また比較例である試料番号35の
n型半導体素子は試料番号31の原料を用い相対密度が
98%まで緻密に焼結したのち実施例1と同様の方法で
還元したチタン酸ストロンチウム系の酸化物半導体をも
ちいた。
【0051】さらに試料番号36のn型半導体素子は電
子冷却用に従来より用いられてきたBi2 (Te2.4
0.6 )の単結晶試料を用いた。また各試料のp型半導
体素子は電子冷却用に従来より用いられてきたBi−T
e系の単結晶を用いた。
【0052】p型半導体素子は表面を研磨し上下面が1
0mm×2mm、高さが10mmの直方体試料に加工
し,n型素子は一辺が10mmの立方体に加工し,上端
面と下単面に厚さ0.7μm程度のニッケル電解メッキ
を施したのち、図1に示すように素子の間隔を2mm開
けて上端面に厚さ0.7mmの金属銅板を半田付けして
n型とp型素子を電気的に接合し、下端面にはそれぞれ
20mm角の厚さ2mmの金属銅板を半田付けし単一熱
電素子対を作った。
【0053】各素子の下端面の金属銅板はそれぞれ電気
的に絶縁された150mm立方の金属銅製ブロックにネ
ジで固定し、これらの金属銅製ブロックを介してn型素
子は直流電源正極側にp型素子は直流電源負極側に電気
的に接合した。
【0054】これらの素子は金属銅製ブロックごと真空
容器内に収納し内部を1Paに脱気したのち直流を印可
しp型素子とn型素子の接合部の金属銅板の温度を熱電
対により測定した。
【0055】印加する電流は0.5A刻みで検討し温度
が最も低くなる電流値を求めた。表5に各試料の接合部
金属銅板の温度が最も低下した際の直流電流値と経過時
間、到達温度を示す。
【0056】
【表5】
【0057】表5より明らかなようにストロンチウムと
チタンからなる複合酸化物よりなり多孔体構造を有する
酸化物半導体をn型半導体素子部に用いた電子冷却素子
は冷却面が,緻密な半導体素子を用いたものより速く且
つ低い温度まで短時間で到達し,その到達温度はBi−
Te系をもちいたものと遜色なく,特に気孔率が30%
以上のものは冷却速度の向上が著しい。
【0058】この電子冷却素子はTeやSeなどの有害
金属を含まず、材料費が安価でかつ従来のセラミックプ
ロセス技術内で製造できるため製造コストも低減でき工
業的に有用である。
【0059】実施例4 n型酸化物半導体セラミック材料として、所定の組成比
のストロンチウムとチタンの複合酸化物を用い熱電半導
体素子を作成した。
【0060】酸化物半導体セラミックは出発原料として
SrCO3 とTiO2 を用い、通常のセラミックプロセ
スにより複合酸化物粉末を作成した。この複合酸化物粉
末は有機バインダを30−50体積%と適量の水を上混
合したのち成形し空気中1350℃で1時間焼成し,有
機バインダを焼却した。
【0061】有機バインダ焼却後の試料は相対密度が4
0−50%の多孔体試料となった。この試料は、スポン
ジチタン粒子中に埋め込むように磁器製さやにいれ、管
状炉に挿入し、20%水素−アルゴンガスを流しながら
1200℃で4時間還元処理した。
【0062】還元処理によっても試料の相対密度はほと
んど変化しなかった。試料中の酸素欠損量は測定後の試
料のセラミック部のみを100μm程度の粒径に粉砕し
た物を1500℃酸素中で加熱しその重量変化を求め、
重量増加が止まった加熱時間の重量変化よりもとめた。
【0063】また各試料のp型半導体素子は電子冷却用
に従来より用いられてきたBi−Te系の単結晶を用い
た。p型半導体素子は表面を研磨し上下面が10mm×
2mm、高さが10mmの直方体試料に加工し,n型素
子は一辺が10mmの立方体に加工し,上端面と下単面
に厚さ0.7μm程度のニッケル電解メッキを施したの
ち、素子の間隔を2mm開けて上端面に厚さ0.7mm
の金属銅板を半田付けしてn型とp型素子を電気的に接
合し、下端面にはそれぞれ20mm角の厚さ2mmの金
属銅板を半田付けし単一熱電素子対を作った。
【0064】各素子の下端面の金属銅板はそれぞれ電気
的に絶縁された150mm立方の金属銅製ブロックにネ
ジで固定し、これらの金属銅製ブロックを介してn型素
子は直流電源正極側にp型素子は直流電源負極側に電気
的に接合した。
【0065】これらの素子は金属銅製ブロックごと真空
容器内に収納し内部を1Paに脱気したのち直流を印可
しp型素子とn型素子の接合部の金属銅板の温度を熱電
対により測定した。
【0066】印加する電流は0.5A刻みで検討し温度
が最も低くなる電流値を求めた。表6に各試料のn型半
導体素子のTiのモル比に対するSrのモル比a,酸素
欠損量bwt%,気孔率v体積%,接合部金属銅板の温
度が最も低下した際の直流電流値と経過時間、到達温度
を示す。
【0067】
【表6】
【0068】以上の実施例より,ストロンチウムとチタ
ンからなる複合酸化物よりなり,複合酸化物組成におけ
るSrに対するTiのモル比をaとしたとき 1.00
5≦a≦1.120 の範囲内にあり、かつ素子酸化物
半導体が酸素中で完全に高温酸化した後の重量に対する
酸素欠損量を重量%で表わした値をbとするとき0.0
6≦b≦0.55の範囲内にある酸素欠損を有する複合
酸化物である電子冷却素子は,特に半導体素子が気孔率
30%以上の多孔体よりなる場合,粒子間の電気伝導の
損失が少なくジュール熱による電子冷却効果を害する要
因が小さいため,特に最低到達温度がBi−Te系熱電
体を使用した場合と遜色ない値まで得られ,かつ到達時
間が短い利点がある。
【0069】組成比,酸素欠損量がこの範囲を越えるも
のは,最低温度への到達時間は多孔体構造の利点を生か
して小さくできるが,粒子間の電気伝導の損失および電
気伝導経路に多くの低い特性の半導体物質を有するた
め,電子冷却効果を害するジュール熱の発生が大きくな
り,最低到達温度が下がらない。
【0070】実施例5 n型酸化物半導体セラミック材料として、所定の組成比
のストロンチウムとバリウムとチタンの複合酸化物を用
い熱電半導体素子を作成した。
【0071】酸化物半導体セラミックは出発原料として
SrCO3 とBaCO3 ,TiO2 を用い、通常のセラ
ミックプロセスにより複合酸化物粉末を作成した。この
複合酸化物粉末は有機バインダを30−50体積%と適
量の水を上混合したのち成形し空気中1400℃で1時
間焼成し,有機バインダを焼却した。
【0072】有機バインダ焼却後の試料は相対密度が4
0−50%の多孔体試料となった。この試料は、スポン
ジチタン粒子中に埋め込むように磁器製さやにいれ、管
状炉に挿入し20%水素−アルゴンガスを流しながら1
250℃で4時間還元処理した。
【0073】還元処理によっても試料の相対密度はほと
んど変化しなかった。試料中の酸素欠損量は測定後の試
料のセラミック部のみを100μm程度の粒径に粉砕し
た物を1500℃酸素中で加熱しその重量変化を求め、
重量増加が止まった加熱時間の重量変化よりもとめた。
【0074】以下実施例−4同様の構成の電子冷却素子
を試作し評価した。表7に各試料のn型半導体素子のS
rとBaの合計モル数に対するBaのモル数の比c,S
rとBaの合計モル数に対するTiモル比a,酸素欠損
量bwt%,気孔率v体積%,接合部金属銅板の温度が
最も低下した際の直流電流値と経過時間、到達温度を示
す。
【0075】
【表7】
【0076】以上の実施例より、n型半導体素子部がス
トロンチウムとバリウムとチタンからなる複合酸化物を
主成分とし、複合酸化物組成におけるSrとBaの合計
モル数に対するSrのモル比をc、SrとBaの合計モ
ル数に対するチタンのモル比をdとしたとき 0.45
≦c<1.00 1.005≦d≦1.120 の範囲
にあり、かつ素子酸化物半導体が酸素中で完全に高温酸
化した後の重量に対する酸素欠損量を重量%で表わした
値をeとするとき 0.06≦e≦0.55の範囲内に
ある酸素欠損を有する複合酸化物であることを特徴とす
る電子冷却素子は,特に半導体素子が気孔率30%以上
の多孔体よりなる場合,粒子間の電気伝導の損失が少な
くジュール熱による電子冷却効果を害する要因が小さい
ため,特に最低到達温度がBi−Te系熱電体を使用し
た場合と遜色ない値まで得られ,かつ到達時間が短い利
点がある。
【0077】組成比,酸素欠損量がこの範囲を越えるも
のは,最低温度への到達時間は多孔体構造の利点を生か
して小さくできるが,粒子間の電気伝導の損失および電
気伝導経路に多くの低い特性の半導体物質を有するた
め,電子冷却効果を害するジュール熱の発生が大きくな
り,最低到達温度が下がらない。
【0078】
【発明の効果】本発明の熱電半導体素子は、従来のBi
−Te系材料にほぼ匹敵する特性が得られ、かつ材料と
して毒性が問題なく、従来のセラミックプロセスをもち
いて簡単に製造でき総合的なコストダウンがはかれるな
どの利点を有しており工業的に有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である熱電半導体素子の模式
図。
【符号の説明】
11 セラミック半導体(n型半導体) 12 Bi−Te系半導体(p型半導体) 13 銅電極(ブリッジ電極) 14,15 銅電極(ベース電極)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも2つの分離した電極と、前記
    2つの分離電極上のそれぞれに載置したn型半導体とp
    型半導体と、前記n型半導体とp型半導体とを接合する
    ブリッジ電極とを少なくとも備え、前記n型半導体から
    p型半導体方向に電流を流した時にブリッジ電極内で吸
    熱を起こす電子冷却素子において、前記n型半導体がス
    トロンチウムとチタンとを含む複合酸化物を主成分と
    し、酸素中での高温酸化で重量増加を示す酸素欠損を有
    する酸化物半導体であることを特徴とする電子冷却素
    子。
  2. 【請求項2】 n型半導体素子部がストロンチウム、ま
    たはストロンチウムとバリウム、カルシウム、カリウ
    ム、ナトリウム、リシウム、セシウム、ルビジウム、ス
    カンジウム、イットリウム、ランタニド系元素、よりな
    る群Aより選ばれた少なくとも一つの元素と、チタン、
    またはチタンとジルコニウム、ハフニウム、スズ、ニオ
    ブ、タンタル、タングステン、モリブデン、マンガン、
    鉄、コバルト、ニッケル、銅、亜鉛、インジウム、マグ
    ンネシウム、アンチモン、よりなる群Bより選ばれた少
    なくとも一つの元素を含む複合酸化物よりなり,かつ素
    子酸化物半導体が酸素中で完全に高温酸化した後の重量
    に対する酸素欠損量を重量%で表わした値をeとすると
    き 0.06≦e≦0.55 の範囲内にある酸素欠損
    を有する複合酸化物である請求項1に記載の電子冷却素
    子。
  3. 【請求項3】 n型半導体の電極と接触する面に電解金
    属メッキが施されている請求項1に記載の電子冷却素
    子。
  4. 【請求項4】 少なくとも2つの分離した電極と、前記
    2つの分離電極上のそれぞれに載置したn型半導体とp
    型半導体と、前記n型半導体とp型半導体とを接合する
    ブリッジ電極とを少なくとも備え、前記n型半導体から
    p型半導体方向に電流を流した時にブリッジ電極内で吸
    熱を起こす電子冷却素子において、前記ストロンチウム
    とチタンからなる複合酸化物を粒子が互いに焼結し,気
    孔率が30%以上の多孔体構造を有する酸化物半導体を
    n型半導体素子部に用いたことを特徴とする電子冷却素
    子。
  5. 【請求項5】 n型半導体素子部がストロンチウムとチ
    タンからなる複合酸化物を主成分とし,複合酸化物組成
    におけるSrに対するTiのモル比をaとしたとき
    1.005≦a≦1.120 の範囲内にあり、かつ素
    子酸化物半導体が酸素中で完全に高温酸化した後の重量
    に対する酸素欠損量を重量%で表わした値をbとすると
    き0.06≦b≦0.55の範囲内にある酸素欠損を有
    する複合酸化物である請求項4に記載の電子冷却素子。
  6. 【請求項6】 n型半導体素子部がストロンチウムとバ
    リウムとチタンからなる複合酸化物を主成分とし、複合
    酸化物組成におけるSrとBaの合計モル数に対するS
    rのモル比をc、SrとBaの合計モル数に対するチタ
    ンのモル比をdとしたとき 0.45≦c<1.00
    1.005≦d≦1.120 の範囲にあり、かつ素子
    酸化物半導体が酸素中で完全に高温酸化した後の重量に
    対する酸素欠損量を重量%で表わした値をeとするとき
    0.06≦e≦0.55 の範囲内にある酸素欠損を
    有する複合酸化物である請求項4に記載の電子冷却素
    子。
  7. 【請求項7】 n型半導体の電極と接触する面に電解金
    属メッキが施されている請求項4に記載の電子冷却素
    子。
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