JPH05198240A - 回路遮断器の取付装置 - Google Patents
回路遮断器の取付装置Info
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- JPH05198240A JPH05198240A JP391692A JP391692A JPH05198240A JP H05198240 A JPH05198240 A JP H05198240A JP 391692 A JP391692 A JP 391692A JP 391692 A JP391692 A JP 391692A JP H05198240 A JPH05198240 A JP H05198240A
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- mounting
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 横すべりを防止し、強固にかつ容易にレール
に取り付けることのできる信頼性の高い回路遮断器の取
付装置を提供する。 【構成】 レール取付板5の背面に設けた凹部6の一側
にレール係止部7を設け、対向する側には係止片8aを
押しばね8bで内側に付勢してなる挟持部材8を設け
る。そして、横すべり防止のため、凹部6の他方の側面
からレール係止部7の方向に突出するよう凸部10を設
け、レール2を嵌め込むときに凸部10が圧縮されてつ
ぶれ、それによって、レール2が巾方向に圧着されるよ
うにする。また、凹部6の底面の上記凸部10の周囲に
は段部11を設けて、凸部10の余肉を逃がすようにす
る。なお、横すべり防止の構成は、レールに圧接する締
付部材を備えた固定部をレール取付板5と一体あるいは
別体に設けるようなものでもよい。
に取り付けることのできる信頼性の高い回路遮断器の取
付装置を提供する。 【構成】 レール取付板5の背面に設けた凹部6の一側
にレール係止部7を設け、対向する側には係止片8aを
押しばね8bで内側に付勢してなる挟持部材8を設け
る。そして、横すべり防止のため、凹部6の他方の側面
からレール係止部7の方向に突出するよう凸部10を設
け、レール2を嵌め込むときに凸部10が圧縮されてつ
ぶれ、それによって、レール2が巾方向に圧着されるよ
うにする。また、凹部6の底面の上記凸部10の周囲に
は段部11を設けて、凸部10の余肉を逃がすようにす
る。なお、横すべり防止の構成は、レールに圧接する締
付部材を備えた固定部をレール取付板5と一体あるいは
別体に設けるようなものでもよい。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、分電盤,配電盤等に
回路遮断器を取り付けるための取付装置に関するもので
ある。
回路遮断器を取り付けるための取付装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】分電盤や配電盤に回路遮断器を取り付け
る取付装置として、回路遮断器のケース背面にレール取
付板を装着し、盤面にレールを敷設して、このレールを
レール取付板の凹部に嵌め込んで固定するようにしたも
のが従来から知られている。
る取付装置として、回路遮断器のケース背面にレール取
付板を装着し、盤面にレールを敷設して、このレールを
レール取付板の凹部に嵌め込んで固定するようにしたも
のが従来から知られている。
【0003】図7は、例えば特開昭58−163123
号公報に示された上記従来の回路遮断器の取付装置を示
す側面図、図8は同取付装置をレール装着前の状態で示
す背面図である。図において1は分電盤,配電盤等の盤
面を示す。この盤面1の所定位置には回路遮断器取付用
のレール2が敷設される。このレール2は、樋状で、底
面が盤面1に固定され、開口端縁が鍔状に拡がって2条
のレール部を構成するものとされている。また、3は回
路遮断器のモールドによるケースであり、ケース正面3
aには操作ハンドル4が突出している。また、ケース背
面3bにはプラスチック等の熱可塑性樹脂で一体成形さ
れたレール取付板5が装着されている。
号公報に示された上記従来の回路遮断器の取付装置を示
す側面図、図8は同取付装置をレール装着前の状態で示
す背面図である。図において1は分電盤,配電盤等の盤
面を示す。この盤面1の所定位置には回路遮断器取付用
のレール2が敷設される。このレール2は、樋状で、底
面が盤面1に固定され、開口端縁が鍔状に拡がって2条
のレール部を構成するものとされている。また、3は回
路遮断器のモールドによるケースであり、ケース正面3
aには操作ハンドル4が突出している。また、ケース背
面3bにはプラスチック等の熱可塑性樹脂で一体成形さ
れたレール取付板5が装着されている。
【0004】上記レール取付板5は、背面に上記レール
2を嵌め込むための凹部6を備えている。また、凹部6
の一方の側面には、その長手方向の両端近傍にレール係
止部7が設けられている。このレール係止部7は、凹部
6の底面との間に上記レール2の一方のレール部を保持
する溝を形成する。また、レール取付板5には、凹部6
のレール係止部7と対向する側に、係止片8aと該係止
片8aを凹部6の底面に沿って内側に押圧する押しばね
8bとからなる挟持部材8が装着されている。上記係止
片8aの先端部は、上記凹部6の底面との間に他方のレ
ール部を保持するための溝となる隙間を形成している。
また、この係止片8aは先端面が背面側に傾斜するテー
パ面とされている。なお、図で9はレール取付板5を上
記ケース3に固定する取付ねじである。
2を嵌め込むための凹部6を備えている。また、凹部6
の一方の側面には、その長手方向の両端近傍にレール係
止部7が設けられている。このレール係止部7は、凹部
6の底面との間に上記レール2の一方のレール部を保持
する溝を形成する。また、レール取付板5には、凹部6
のレール係止部7と対向する側に、係止片8aと該係止
片8aを凹部6の底面に沿って内側に押圧する押しばね
8bとからなる挟持部材8が装着されている。上記係止
片8aの先端部は、上記凹部6の底面との間に他方のレ
ール部を保持するための溝となる隙間を形成している。
また、この係止片8aは先端面が背面側に傾斜するテー
パ面とされている。なお、図で9はレール取付板5を上
記ケース3に固定する取付ねじである。
【0005】上記のように構成された従来の回路遮断器
の取付装置において、回路遮断器の取り付けは、ケース
3を取付ねじ9によりレール取付板5に取り付け、この
レール取付板5の凹部6に盤面1上のレール2を嵌め込
んで、該レール2をレール係止部7と押しばね8bに押
圧された係止片8aとの間に挟着するようにして行われ
る。
の取付装置において、回路遮断器の取り付けは、ケース
3を取付ねじ9によりレール取付板5に取り付け、この
レール取付板5の凹部6に盤面1上のレール2を嵌め込
んで、該レール2をレール係止部7と押しばね8bに押
圧された係止片8aとの間に挟着するようにして行われ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のようにレール取
付板の背面に形成した凹部に盤面上のレールを嵌め込む
ようにした回路遮断器の取付装置では、回路遮断器がレ
ール長手方向へ横すべりする恐れがある。しかし、従来
の装置では、専ら押しばねが挟持部材をレールに押しつ
ける力でこの横すべりを防止していたので、回路遮断器
の端子への電線の配線等の作業において遮断器が横すべ
りして動いたり、また、回路遮断器の重量が大きくなっ
た場合に衝撃や振動によって遮断器の位置がずれること
があり、最悪の場合、遮断器がレールから外れて落下す
る恐れもあるといった問題点があった。
付板の背面に形成した凹部に盤面上のレールを嵌め込む
ようにした回路遮断器の取付装置では、回路遮断器がレ
ール長手方向へ横すべりする恐れがある。しかし、従来
の装置では、専ら押しばねが挟持部材をレールに押しつ
ける力でこの横すべりを防止していたので、回路遮断器
の端子への電線の配線等の作業において遮断器が横すべ
りして動いたり、また、回路遮断器の重量が大きくなっ
た場合に衝撃や振動によって遮断器の位置がずれること
があり、最悪の場合、遮断器がレールから外れて落下す
る恐れもあるといった問題点があった。
【0007】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、横すべりを防止し、強固にかつ
容易に盤面側のレールに取り付けることができる信頼性
の高い回路遮断器の取付装置を提供することを目的とす
る。
ためになされたもので、横すべりを防止し、強固にかつ
容易に盤面側のレールに取り付けることができる信頼性
の高い回路遮断器の取付装置を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明に係る回路遮断
器の取付装置は、レール取付板の背面に設けた凹部の側
面に、レールを嵌め込んだときにこのレールの巾方向に
圧縮され密着する凸部を設けるとともに、この凸部の周
囲に、該凸部の圧縮分を逃がす段部を設けたものであ
る。
器の取付装置は、レール取付板の背面に設けた凹部の側
面に、レールを嵌め込んだときにこのレールの巾方向に
圧縮され密着する凸部を設けるとともに、この凸部の周
囲に、該凸部の圧縮分を逃がす段部を設けたものであ
る。
【0009】この発明に係る取付装置は、また、レール
に圧接する締付部材を備えた固定部を、レール取付板に
おける回路遮断器のケースから外れた側端部外方の位置
に設けたものとすることができる。そして、その場合
に、固定部をレール取付板の一方の側端部に一体に設け
るともに、レール取付板の前記固定部と反対側の側端部
には隣接する回路遮断器の取付装置のための固定部が入
り込める段部を設けるようにでき、また、固定部をレー
ル取付板と別体の固定部材により形成するとともに、そ
の固定部材の係合部を嵌合させる嵌合部を前記レール取
付板の側端部に設け、この固定部材の係合部をレール取
付板の嵌合部に嵌合させることによって固定部材をレー
ル取付板に着脱自在に取り付けるようにもできる。ま
た、このように固定部材を別体で設ける場合、嵌合部は
レール取付板の対向する両側端部にそれぞれ設けるとよ
い。
に圧接する締付部材を備えた固定部を、レール取付板に
おける回路遮断器のケースから外れた側端部外方の位置
に設けたものとすることができる。そして、その場合
に、固定部をレール取付板の一方の側端部に一体に設け
るともに、レール取付板の前記固定部と反対側の側端部
には隣接する回路遮断器の取付装置のための固定部が入
り込める段部を設けるようにでき、また、固定部をレー
ル取付板と別体の固定部材により形成するとともに、そ
の固定部材の係合部を嵌合させる嵌合部を前記レール取
付板の側端部に設け、この固定部材の係合部をレール取
付板の嵌合部に嵌合させることによって固定部材をレー
ル取付板に着脱自在に取り付けるようにもできる。ま
た、このように固定部材を別体で設ける場合、嵌合部は
レール取付板の対向する両側端部にそれぞれ設けるとよ
い。
【0010】上記締付部材は、好ましくは、レールに対
し挟持部材による挟着の方向と直交する方向から圧接し
てレールをレール係止部との間に挟持するものとする。
し挟持部材による挟着の方向と直交する方向から圧接し
てレールをレール係止部との間に挟持するものとする。
【0011】
【作用】この発明において、回路遮断器の取付装置を、
レール取付板の背面に設けた凹部の側面にレールの巾方
向に圧縮され密着する凸部を設けるとともに該凸部の圧
縮分を逃がす段部を設けたものとした場合には、レール
取付板の凹部にレールを嵌め込むようにしてレールにレ
ール取付板を装着したときに、この凹部の側面に設けら
れた凸部がレールの巾方向に圧縮され、レールと密着す
る。その際、凸部の圧縮分の余肉は凸部周囲の段部に逃
げるため、レールは圧縮による余肉を挟み込むことなく
凹部に確実に嵌まり込む。よって、レールは挟持部材に
確実に保持されてレール係止部との間に挟着され、その
際、凸部が密着することによる摩擦力によって遮断器の
横すべりが防止され、強固な取り付けが達成される。
レール取付板の背面に設けた凹部の側面にレールの巾方
向に圧縮され密着する凸部を設けるとともに該凸部の圧
縮分を逃がす段部を設けたものとした場合には、レール
取付板の凹部にレールを嵌め込むようにしてレールにレ
ール取付板を装着したときに、この凹部の側面に設けら
れた凸部がレールの巾方向に圧縮され、レールと密着す
る。その際、凸部の圧縮分の余肉は凸部周囲の段部に逃
げるため、レールは圧縮による余肉を挟み込むことなく
凹部に確実に嵌まり込む。よって、レールは挟持部材に
確実に保持されてレール係止部との間に挟着され、その
際、凸部が密着することによる摩擦力によって遮断器の
横すべりが防止され、強固な取り付けが達成される。
【0012】また、回路遮断器の取付装置を、レールに
圧接する締付部材を備えた固定部をレール取付板におけ
る回路遮断器のケースから外れた側端部外方の位置に設
け、その締付部材を例えばレールに対し挟持部材による
挟着の方向と直角の方向から圧接するものとした場合に
は、レール取付板をレールに装着し締付部材を締め付け
ることによって、締付部材がレールを押し付けるので、
やはり遮断器の横すべりが防止され、レールへの取り付
けが強固となる。そして、上記固定部をレール取付板の
一方の側端部に一体に設けるとともにレール取付板の反
対側の側端部に段部を設けることにより、複数の回路遮
断器を並べて取り付ける場合に、隣接する回路遮断器の
取付装置の固定部をこの段部に入り込ませるようにして
干渉を防止し回路遮断器同士を密着配置するようにでき
る。また、固定部をレール取付板と別体の固定部材によ
り形成するとともに、その固定部材の係合部を嵌合させ
る嵌合部をレール取付板の側端部に設けることにより、
複数の回路遮断器を並べる場合に両側端の遮断器を除い
て固定部材を外すなどの設計が容易となる。また、嵌合
部をレール取付板の対向する両側端部にそれぞれ設ける
ことにより、固定部材を回路遮断器の左右いずれの側端
部にも取り付けることができるようになり、取り付けの
自由度が大きくなる。
圧接する締付部材を備えた固定部をレール取付板におけ
る回路遮断器のケースから外れた側端部外方の位置に設
け、その締付部材を例えばレールに対し挟持部材による
挟着の方向と直角の方向から圧接するものとした場合に
は、レール取付板をレールに装着し締付部材を締め付け
ることによって、締付部材がレールを押し付けるので、
やはり遮断器の横すべりが防止され、レールへの取り付
けが強固となる。そして、上記固定部をレール取付板の
一方の側端部に一体に設けるとともにレール取付板の反
対側の側端部に段部を設けることにより、複数の回路遮
断器を並べて取り付ける場合に、隣接する回路遮断器の
取付装置の固定部をこの段部に入り込ませるようにして
干渉を防止し回路遮断器同士を密着配置するようにでき
る。また、固定部をレール取付板と別体の固定部材によ
り形成するとともに、その固定部材の係合部を嵌合させ
る嵌合部をレール取付板の側端部に設けることにより、
複数の回路遮断器を並べる場合に両側端の遮断器を除い
て固定部材を外すなどの設計が容易となる。また、嵌合
部をレール取付板の対向する両側端部にそれぞれ設ける
ことにより、固定部材を回路遮断器の左右いずれの側端
部にも取り付けることができるようになり、取り付けの
自由度が大きくなる。
【0013】
【実施例】図1はこの発明による回路遮断器の取付装置
の第1実施例を示す側面図、図2は同取付装置をレール
装着前の状態で示す背面図である。
の第1実施例を示す側面図、図2は同取付装置をレール
装着前の状態で示す背面図である。
【0014】この実施例の装置は基本的には図7および
図8に示す上記従来の装置と同様の構成を有するもので
ある。よって、上記従来の装置と同一または相当する部
分には図に同一の符号を付すにとどめ詳細な説明を省略
する。
図8に示す上記従来の装置と同様の構成を有するもので
ある。よって、上記従来の装置と同一または相当する部
分には図に同一の符号を付すにとどめ詳細な説明を省略
する。
【0015】この実施例においては、レール取付板のレ
ール係止部7と対向する凹部側面の長手方向両端部に、
挟持部材8より外側に位置し、かつレール係止部7側に
突出するよう、所定の高さおよび巾を有する凸部10を
設け、レール2を嵌め込むときに可塑材によるこの凸部
10が圧縮されてつぶれ、それによって、レール2が巾
方向に圧着されるようにしている。また、凹部6の底面
には、上記凸部10の周囲に該底面より低い段部11を
設け、レール2を嵌め込むときにつぶれた凸部10の余
肉をこの段部11に逃がすようにしている。
ール係止部7と対向する凹部側面の長手方向両端部に、
挟持部材8より外側に位置し、かつレール係止部7側に
突出するよう、所定の高さおよび巾を有する凸部10を
設け、レール2を嵌め込むときに可塑材によるこの凸部
10が圧縮されてつぶれ、それによって、レール2が巾
方向に圧着されるようにしている。また、凹部6の底面
には、上記凸部10の周囲に該底面より低い段部11を
設け、レール2を嵌め込むときにつぶれた凸部10の余
肉をこの段部11に逃がすようにしている。
【0016】このように構成されたことにより、レール
取付板5の凹部6にレール2を嵌め込んだときに、圧縮
されてつぶれた凸部10がレール2と密着し、その際、
凸部10の余肉が段部11に逃げる。したがって、余肉
が凹部6の底面とレール2の間に挟まれるようなことは
なく、レール2は挟持部材8により確実に保持されてレ
ール係止部7との間に挟着され、その際、凸部10が密
着することによる摩擦力によって横すべりが防止され
る。
取付板5の凹部6にレール2を嵌め込んだときに、圧縮
されてつぶれた凸部10がレール2と密着し、その際、
凸部10の余肉が段部11に逃げる。したがって、余肉
が凹部6の底面とレール2の間に挟まれるようなことは
なく、レール2は挟持部材8により確実に保持されてレ
ール係止部7との間に挟着され、その際、凸部10が密
着することによる摩擦力によって横すべりが防止され
る。
【0017】図3はこの発明による回路遮断器の取付装
置の第2実施例を示す側面図、図4は同取付装置をレー
ル装着前の状態で示す背面図、図5は同回路遮断器の2
台並べて取り付けた取付状態を示す正面図である。
置の第2実施例を示す側面図、図4は同取付装置をレー
ル装着前の状態で示す背面図、図5は同回路遮断器の2
台並べて取り付けた取付状態を示す正面図である。
【0018】この実施例の装置も基本的にはやはり図7
および図8に示す上記従来の装置と同様の構成を有す
る。よって、上記従来の装置と同一または相当する部分
には図に同一の符号を付すにとどめ詳細な説明を省略す
る。
および図8に示す上記従来の装置と同様の構成を有す
る。よって、上記従来の装置と同一または相当する部分
には図に同一の符号を付すにとどめ詳細な説明を省略す
る。
【0019】この実施例においては、レール取付板5の
レール長手方向に対向する左右側端部の一方に、回路遮
断器のケース3の側面から外れて上記長手方向に突出す
る固定部12が一体に形成されている。この固定部12
は、レール嵌め込み用の凹部6の底面と面一とされ、中
央にねじ穴12aが設けられ、また、ケース3側の面か
ら上記ねじ穴12aと同心状に座ぐり12bが設けられ
ている。そして、上記ねじ穴12aにケース3側から締
付部材としてねじ13が取り付けられている。ねじ13
は、規定の締付状態ではその頭部が座ぐり12bに完全
に入り込み、ケース背面3b側に突出しないものとされ
る。また、レール取付板5の上記固定部12と反対側の
側端部には、上記固定部12と並ぶ位置に該固定部と略
同形で巾寸法等のやや大きい段部14が形成されてい
る。
レール長手方向に対向する左右側端部の一方に、回路遮
断器のケース3の側面から外れて上記長手方向に突出す
る固定部12が一体に形成されている。この固定部12
は、レール嵌め込み用の凹部6の底面と面一とされ、中
央にねじ穴12aが設けられ、また、ケース3側の面か
ら上記ねじ穴12aと同心状に座ぐり12bが設けられ
ている。そして、上記ねじ穴12aにケース3側から締
付部材としてねじ13が取り付けられている。ねじ13
は、規定の締付状態ではその頭部が座ぐり12bに完全
に入り込み、ケース背面3b側に突出しないものとされ
る。また、レール取付板5の上記固定部12と反対側の
側端部には、上記固定部12と並ぶ位置に該固定部と略
同形で巾寸法等のやや大きい段部14が形成されてい
る。
【0020】このように構成されたことにより、レール
取付板5の係止部7と挟持部材8とでレール2を挟持す
るようにして回路遮断器のケース3をレール2に取り付
けた後、ねじ13を締め付けると、ねじ13の先端がレ
ール2に圧接してこれを係止部7に押し付ける。そのた
め、ねじ13の先端と係止部7との間にレール2が挟持
されて、横すべりを起こさない強固な取り付けが可能と
なる。また、レール取付板5の反対側の側端部に設けら
れた段部14は、図5に示すように複数の回路遮断器を
並べて取り付ける場合に隣接する回路遮断器のための固
定部12を入り込ませるようにして逃がすので、干渉が
防止されて回路遮断器同士の密着配置が可能となる。
取付板5の係止部7と挟持部材8とでレール2を挟持す
るようにして回路遮断器のケース3をレール2に取り付
けた後、ねじ13を締め付けると、ねじ13の先端がレ
ール2に圧接してこれを係止部7に押し付ける。そのた
め、ねじ13の先端と係止部7との間にレール2が挟持
されて、横すべりを起こさない強固な取り付けが可能と
なる。また、レール取付板5の反対側の側端部に設けら
れた段部14は、図5に示すように複数の回路遮断器を
並べて取り付ける場合に隣接する回路遮断器のための固
定部12を入り込ませるようにして逃がすので、干渉が
防止されて回路遮断器同士の密着配置が可能となる。
【0021】図6はこの発明による回路遮断器の取付装
置の第3実施例をレール装着前の状態で示す背面図であ
る。
置の第3実施例をレール装着前の状態で示す背面図であ
る。
【0022】この実施例の装置も基本的に図7および図
8に示す上記従来の装置と同様の構成を有するものであ
り、また、レールに圧接する固定部を備える点で上記第
2実施例と軌を一にする。
8に示す上記従来の装置と同様の構成を有するものであ
り、また、レールに圧接する固定部を備える点で上記第
2実施例と軌を一にする。
【0023】この実施例においては、固定部がレール取
付板5と分離した別体の固定部材12cにより形成さ
れ、この固定部材12cの係合部を嵌め込み式で取り付
けることのできる凹状の嵌合部15がレール取付板5の
レール長手方向の対向する両側端部にそれぞれ形成され
ている。固定部材12cは、固定部材12cの係合部が
上記嵌合部15に嵌合することによりレール取付板5に
着脱自在に取り付けられる。
付板5と分離した別体の固定部材12cにより形成さ
れ、この固定部材12cの係合部を嵌め込み式で取り付
けることのできる凹状の嵌合部15がレール取付板5の
レール長手方向の対向する両側端部にそれぞれ形成され
ている。固定部材12cは、固定部材12cの係合部が
上記嵌合部15に嵌合することによりレール取付板5に
着脱自在に取り付けられる。
【0024】このように構成されたことにより、やはり
横すべりを起こさない強固な取り付けが可能であり、ま
た、複数の回路遮断器を並べて取り付ける場合に、少な
くとも両側端の回路遮断器に固定部が有れば横すべりが
防止できるので、両側端の二つの遮断器だけに固定部材
12cを取り付け、残りの遮断器12cは固定部材を外
すようにして回路遮断器同士を密着配置することができ
る。また、嵌合部15はレール取付板5の対向する両側
端部に設けられているので、回路遮断器の左右いずれの
側端部にも固定部材の取り付けが可能である。
横すべりを起こさない強固な取り付けが可能であり、ま
た、複数の回路遮断器を並べて取り付ける場合に、少な
くとも両側端の回路遮断器に固定部が有れば横すべりが
防止できるので、両側端の二つの遮断器だけに固定部材
12cを取り付け、残りの遮断器12cは固定部材を外
すようにして回路遮断器同士を密着配置することができ
る。また、嵌合部15はレール取付板5の対向する両側
端部に設けられているので、回路遮断器の左右いずれの
側端部にも固定部材の取り付けが可能である。
【0025】なお、上記各実施例ではレール取付板を回
路遮断器のケースとは別部品として構成したが、両者は
一体部品とすることもできる。
路遮断器のケースとは別部品として構成したが、両者は
一体部品とすることもできる。
【0026】また、上記各実施例では回路遮断器の場合
を説明したが、この発明はレール取付を必要とする他の
いろいろな装置にも適用できる。
を説明したが、この発明はレール取付を必要とする他の
いろいろな装置にも適用できる。
【0027】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、レール
取付板の凹部にレールを嵌め込んだときに凸部が圧縮さ
れてレールを巾方向に圧着するとともに、その際の圧縮
分を凹部底面との間に挟み込まないような構成とするこ
とによって、回路遮断器の横すべりが防止されて、強固
かつ容易な回路遮断器の取り付けが可能となり、信頼性
が高められる。
取付板の凹部にレールを嵌め込んだときに凸部が圧縮さ
れてレールを巾方向に圧着するとともに、その際の圧縮
分を凹部底面との間に挟み込まないような構成とするこ
とによって、回路遮断器の横すべりが防止されて、強固
かつ容易な回路遮断器の取り付けが可能となり、信頼性
が高められる。
【0028】また、この発明によれば、レールに圧接す
る締付部材を備えた固定部をレール取付板と一体あるい
は別体で設け、その締付部材によりレールを押し付ける
ような構成とすることによって、やはり回路遮断器の横
すべりが防止され、強固かつ容易な回路遮断器の取り付
けが可能となり、信頼性が高められる。
る締付部材を備えた固定部をレール取付板と一体あるい
は別体で設け、その締付部材によりレールを押し付ける
ような構成とすることによって、やはり回路遮断器の横
すべりが防止され、強固かつ容易な回路遮断器の取り付
けが可能となり、信頼性が高められる。
【図1】この発明による回路遮断器の取付装置の第1実
施例を示す側面図
施例を示す側面図
【図2】この発明による回路遮断器の取付装置の第1実
施例をレール装着前の状態で示す背面図
施例をレール装着前の状態で示す背面図
【図3】この発明による回路遮断器の取付装置の第2実
施例を示す側面図
施例を示す側面図
【図4】この発明による回路遮断器の取付装置の第2実
施例をレール装着前の状態で示す背面図
施例をレール装着前の状態で示す背面図
【図5】この発明による回路遮断器の取付装置の第2実
施例における回路遮断器の2台並べて取り付けた取付状
態を示す正面図
施例における回路遮断器の2台並べて取り付けた取付状
態を示す正面図
【図6】この発明による回路遮断器の取付装置の第3実
施例をレール装着前の状態で示す背面図
施例をレール装着前の状態で示す背面図
【図7】従来の回路遮断器の取付装着を示す側面図
【図8】従来の回路遮断器の取付装置をレール装着前の
状態で示す背面図
状態で示す背面図
2 レール 3 ケース 3a ケース正面 3b ケース背面 5 レール取付板 6 凹部 7 レール係止部 8 挟持部材 10 凸部 11 段部 12 固定部 12c 固定部材 13 ねじ(締付部材) 14 段部 15 嵌合部
Claims (6)
- 【請求項1】 ケース正面に突出した操作ハンドルを有
する回路遮断器のケース背面にレール取付板を設け、該
レール取付板の背面に、レール係止部を有する凹部と、
該凹部に嵌め込んだレールを前記レール係止部との間に
挟着する挟持部材とを設けた回路遮断器の取付装置にお
いて、前記レールを嵌め込んだとき該レールの巾方向に
圧縮され密着する凸部を前記凹部の側面に設けるととも
に、前記凸部の圧縮分を逃がす段部を該凸部の周囲に設
けたことを特徴とする回路遮断器の取付装置。 - 【請求項2】 ケース正面に突出した操作ハンドルを有
する回路遮断器のケース背面にレール取付板を設け、該
レール取付板の背面に、レール係止部を有する凹部と、
該凹部に嵌め込んだレールを前記レール係止部との間に
挟着する挟持部材とを設けた回路遮断器の取付装置にお
いて、前記レールに圧接する締付部材を備えた固定部
を、前記レール取付板の前記回路遮断器のケースから該
レールの長手方向に外れた側端部外方に設けたことを特
徴とする回路遮断器の取付装置。 - 【請求項3】 前記固定部が前記レール取付板の一方の
側端部に一体に設けられるとともに、前記レール取付板
の前記固定部と反対側の側端部には隣接する回路遮断器
の取付装置の固定部が入り込める段部が設けられた請求
項2記載の回路遮断器の取付装置。 - 【請求項4】 前記固定部が前記レール取付板と別体の
固定部材により形成されるとともに、該固定部材の係合
部を嵌合させる嵌合部が前記レール取付板の側端部に設
けられ、前記固定部材の係合部が前記レール取付板の嵌
合部に嵌合することにより該固定部材が前記レール取付
板に着脱自在に取り付けられた請求項2記載の回路遮断
器の取付装置。 - 【請求項5】 前記嵌合部が前記レール取付板の対向す
る両側端部にそれぞれ設けられた請求項4記載の回路遮
断器の取付装置。 - 【請求項6】 前記締付部材が前記レールに対し前記挟
持部材による挟着の方向と直交する方向から圧接し該レ
ールを前記レール係止部との間に挟持する請求項2,
3,4または5記載の回路遮断器の取付装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP391692A JPH05198240A (ja) | 1991-11-18 | 1992-01-13 | 回路遮断器の取付装置 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3-301753 | 1991-11-18 | ||
JP30175391 | 1991-11-18 | ||
JP391692A JPH05198240A (ja) | 1991-11-18 | 1992-01-13 | 回路遮断器の取付装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05198240A true JPH05198240A (ja) | 1993-08-06 |
Family
ID=26337586
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP391692A Pending JPH05198240A (ja) | 1991-11-18 | 1992-01-13 | 回路遮断器の取付装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05198240A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0557745U (ja) * | 1992-01-14 | 1993-07-30 | 株式会社東芝 | 回路遮断器 |
CN110600335A (zh) * | 2019-08-30 | 2019-12-20 | 德力西电气有限公司 | 断路器的导轨连接装置 |
-
1992
- 1992-01-13 JP JP391692A patent/JPH05198240A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0557745U (ja) * | 1992-01-14 | 1993-07-30 | 株式会社東芝 | 回路遮断器 |
CN110600335A (zh) * | 2019-08-30 | 2019-12-20 | 德力西电气有限公司 | 断路器的导轨连接装置 |
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