JPH05197847A - 物品識別用バーコード - Google Patents

物品識別用バーコード

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JPH05197847A
JPH05197847A JP2418940A JP41894090A JPH05197847A JP H05197847 A JPH05197847 A JP H05197847A JP 2418940 A JP2418940 A JP 2418940A JP 41894090 A JP41894090 A JP 41894090A JP H05197847 A JPH05197847 A JP H05197847A
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JP
Japan
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bar code
holes
article
small
light
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Withdrawn
Application number
JP2418940A
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English (en)
Inventor
Michio Ogami
道夫 大上
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OPUTEIKON KK
Original Assignee
OPUTEIKON KK
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Publication date
Application filed by OPUTEIKON KK filed Critical OPUTEIKON KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】信号部と非信号部のSN比が大であり、物品上
で大きい面積を占有せず、また工作が容易で大量処理に
適した物品識別用バーコードを提供する。 【構成】物品1の表面に通孔2,3,4を一直線上に穿
設する。通孔2,3,4の孔径は大小2種類にし、また
孔間間隔も小間隔13及び大間隔14の大小2種類に設
定する。そして物品1の上方より発光素子11で照射
し、物品表面に対向させた受光素子12により、例えば
小径孔3及び小間隔13を「0」とし、また大径孔2,
4及び大間隔14を「1」として認識する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動精密加工ライン等
において多種類の物品を識別するための、物品の表面に
施す識別用バーコードに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に商品の包装等に利用されるバーコ
ードは、明色のラベル上に暗色の棒状印刷部をその長さ
方向に対し直角方向に多数本互いに平行に形成して成る
もので、このバーコードの表面に上方からレーザ等のス
キャンビーム(以下「光」という。)を照射し、その反
射光が明暗に従って発生する光のパルスを受光素子で電
気信号に変換する。
【0003】この方法を自動精密加工ライン等において
物品の識別用に適用する場合、バーコードを印刷したラ
ベルを物品の表面に貼付するか或いは物品の表面に棒状
部を直接印刷することになるが、しかしラベルを貼付す
る方法は、例えば配線基板のような板状の物品を多数重
ねて一本のドリルで部品取付孔を穿設するような場合、
ラベルの厚さにより部品取付孔位置がずれるなど加工に
誤差が生じるので精密加工には適さず、また物品の表面
に直接印刷する方法は、物品に熱処理や化学的処理を加
えるうちに棒状印刷部が退色してしまうため、これを光
の走査によって正確に読取ることが困難となる。
【0004】このため本発明者は、物品に熱処理や化学
的処理を加えても識別性を損なわないバーコードとし
て、図4に示すように上記印刷部に代えて凹溝8を走査
方向に対し斜めに多数本配列し、発光素子11が斜め上
方から照射した光によって凹溝8の内部に生じた影を受
光素子12により読み取って電気信号に変換するように
したバーコードDを提案した(特願平2−141833
号)。このバーコードDは、側方から光を照射した場合
に凹溝8内には光が到達せず、影が明確に生ずるので、
読取りが確実であるという利点がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このバーコー
ドDにあっては、薄いフライスカッタのような工具を用
いた切削加工により上記凹溝8を形成していたため、凹
溝8の深さを確保しようとすれば、いきおい凹溝8の長
さは長いものとなり、物品1上で不必要な面積を占有す
るため、製品の小型化を実現しがたい。また凹溝8の深
さが充分でないと、溝内に照射した光の反射により信号
部分と非信号部分のSN比が低下してしまう一方、微細
な汚れにより信号を誤読しやすい。
【0006】またこの凹溝8は物品1の片面に施すもの
であるため、単一操作で多数の物品1に施すことはでき
ず、大量処理に適さないという問題点がある。
【0007】そこで本発明は、これらの問題点を解決す
べく成されたものであって、第1の目的として、物品上
で大きい面積を占有せず、また光学的識別が確実であ
り、さらに加工が容易で大量処理に適したバーコードを
得るにあり、第2の目的として、これら目的を達成しつ
つさらに厚さの大きい物品に付すことのできるバーコー
ドを得るにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する手段
として、本発明は第1発明として、物品の表面に複数の
円形の通孔を一直線上に穿設したことを特徴とするもの
であり、さらには第2発明として、物品の表面に複数の
円形の凹部を一直線上に穿設したことを特徴とするもの
である。
【0009】
【作用】第1発明においては、バーコードの表面に向け
通孔に対し斜め上方から光を照射すると、通孔外の平面
部に反射した光が受光素子に明部として検出される一
方、通孔に照射した光は通孔内に影を生じ、受光素子に
暗部として検出される。
【0010】このように通孔に照射した光は上方に反射
しないことに加え、通孔には汚れが溜りにくくその除去
が容易なので、明部と暗部の明度差は明瞭で識別が確実
である。また棒状のバーコードに比して占有する面積が
小さい上、従来の凹溝のように大きな面積を占有せずと
も通孔を深く形成し得るという利点がある。さらに、多
数の物品を重ねて一度に穿孔することにより、単一操作
で多数の物品にバーコードを形成することができる。
【0011】また第2発明においては、穿設部分を上記
第1発明の通孔に代えて凹部としたので、比較的厚さの
大きい物品にもバーコードを形成することができる。
【0012】
【実施例】実施例について図面を参照して説明する。ま
ず本発明の第1発明を図1及び図2に示す第1実施例及
び第2実施例について説明する。図1に示す第1実施例
においては、物品1の表面に、円形の通孔例えば2,
3,4をドリルにより一直線上に形成して、本発明の第
1実施例のバーコードAを構成する。ここで通孔2,
3,4は物品1を貫通するものであり、とくに配線基板
のような比較的薄い物品1にバーコードを付す場合に用
いるものである。これら通孔2,3,4は直径を大小2
種類に異にし、通孔2及び通孔4を大径孔とし、通孔3
を小径孔とする。又これら通孔2,3,4の孔間間隔も
大小2種類に設定し、小間隔13及び大間隔14とす
る。
【0013】しかして、本実施例のバーコードAを付し
た物品1を図示しない自動精密加工ライン等に乗せ、バ
ーコードAの表面にLEDアレイのような発光素子11
により光を通孔2,3,4に対し上方から照射すると、
平面部に反射した光がCCDのような受光素子12に到
達する一方、通孔2,3,4に照射した光は反射せず、
受光素子12によって暗部として検出される。そして受
光素子12は、例えば小径孔及び小間隔13を「0」と
し、大径孔及び大間隔14を「1」として認識する。こ
の第1実施例のように通孔の直径及び孔間間隔を共に大
小2種類に設定すると、通孔の直径の大小と通孔間間隔
の大小により信号を記録できるので情報量が大であると
いう利点がある。
【0014】このように通孔2,3,4内に照射した光
は上方に反射しないので、穿設部分と物品表面とのSN
比は極めて高く、加えて穿設部分にはごみが溜りにくく
またその清掃は容易なので、汚れに強く誤読の虞れがな
いバーコードAを提供できる。さらに、通孔2,3,4
は従来のバーコードにおける棒状印刷部に比し面積が小
さいので、バーコードAが物品1上を占有する面積は従
来に比し極めて小さくて足りるものである。また、これ
ら第1実施例における通孔2,3,4は上面形状が円形
なので、従来の凹溝8に比し穿設が容易であることに加
え、多数の物品1を重ねて一度に穿孔することにより、
単一操作で多数の物品1に同時にバーコードAを形成す
ることができる。また配線基板のように部品取付孔を穿
設する製品に本発明のバーコードを付す場合には、通孔
の形成には部品取付孔穿孔設備を流用できるという付随
的な効果もある。
【0015】次に、図2に示す第2実施例のバーコード
Bは、上述の第1実施例における通孔2,3,4に代え
て、直径の均一な通孔例えば5,6,7を一直線上に形
成したものである。これら通孔5,6,7の間隔は大間
隔14及び小間隔13の2種類に設定する。
【0016】しかしてこの第2実施例においては、受光
素子12によって検出される物品1上の明暗は、小間隔
13は「0」として、また大間隔14は「1」として認
識される。
【0017】この第2実施例のように通孔の直径を一定
にし、通孔間の間隔を大小に変化させることにより信号
を表現するようにすれば、表示できる情報量は上述の第
1実施例より小さいものの、通孔の形成に供するドリル
には規格の均一なものが使用できるという利点がある。
【0018】次に、本発明の第2発明を図3に示す第3
実施例に従って説明する。
【0019】この第3実施例のバーコードCは、上記第
1及び第2実施例における通孔2,3,4,5,6,7
に代えて、円形の凹部例えば15,16,17を物品1
8の表面に穿設する。ここで凹部15,16,17は物
品18上を貫通しないものであり、特に比較的厚さが大
きく貫通が困難な物品に形成する場合に用いるものであ
る。
【0020】この第2発明にあっては、上記第1発明と
異なり、多数の物品を重ねて単一操作で形成することは
できないものの、物品18の厚さに応じた充分な深さを
もった凹部15,16,17を穿設すれば、誤読の虞な
く、占有面積が小さく、形成が容易である等の効果が期
待できること上記第1発明の場合と同様である。
【0021】尚これら第1及び第2発明にあっては、通
孔の形成はドリルによるほかに、プレス機によるパンチ
ングや樹脂成型等の適宜の手段を選択することが生産性
向上の観点から望ましいことはいうまでもない。また上
述の実施例では製品そのものに本発明のバーコードを付
したが、このほかに部品取付台などの製品本体より取り
外し可能な部材に本発明のバーコードを付し、加工工程
を終了すると共にこれを取外すようにすることも勿論可
能である。
【0022】また上記第1乃至第3実施例においては、
通孔または凹部の直径もしくはこれらの孔間間隔を夫々
大小の2種類としたが、本発明のコードの構成はこの実
施例に記載した組合わせに限定するものではなく、必要
に応じてこれらをそれぞれ大中小の3種類もしくはそれ
以上多段階に設定する等、多様な組合わせを採用するこ
とが可能である。
【0023】
【発明の効果】本発明第1発明においては、物品に信号
部を穿設するようにしたので、熱処理や化学的処理を加
えても退色しない。また穿設部分は通孔としたので、信
号部と非信号部とのSN比が極めて高いことに加え、通
孔内にはごみが溜りにくいので誤読を生じにくく、多種
類の物品を確実に識別できる。
【0024】さらに、通孔の形状を円形としたので、そ
の形成は従来の凹溝に比し簡便であり、また物品上にお
ける占有面積が極めて小さくて済むので製品の小型化に
資すること大である。加えて、多数の物品を重ねて一度
に穿孔できるので、従来に比し格段に短時間で大量に形
成することが可能である。
【0025】また第2発明においては、上記第1発明に
おける通孔に代えて凹部を穿設したので、貫通しがたい
厚い物品にもバーコードを付すことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明第1実施例のバーコード及びその使用状
態を示す斜視図である。
【図2】本発明第2実施例のバーコード及びその使用状
態を示す斜視図である。
【図3】本発明第3実施例のバーコードを示す一部切欠
せる側面図である。
【図4】本発明による改良前のバーコード及びその使用
状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1,18 物品 2,3,4,5,6,7 通孔 11 発光素子 12 受光素子 15,16,17 凹部 A,B 第1発明のバーコード C 第2発明のバーコード D 本発明による改良前のバーコード

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物品の表面に複数の円形の通孔を一直線
    上に穿設したことを特徴とする物品識別用バーコード。
  2. 【請求項2】 物品の表面に複数の円形の凹部を一直線
    上に穿設したことを特徴とする物品識別用バーコード。
JP2418940A 1990-12-21 1990-12-21 物品識別用バーコード Withdrawn JPH05197847A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2418940A JPH05197847A (ja) 1990-12-21 1990-12-21 物品識別用バーコード

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JPH05197847A true JPH05197847A (ja) 1993-08-06

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JP2418940A Withdrawn JPH05197847A (ja) 1990-12-21 1990-12-21 物品識別用バーコード

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Date Code Title Description
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19980312