JPH0136153B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はパンチカード解読装置、特に現在利用
出来る装置より小型の解読装置に適用するため、
標準的クレジツトカード寸法の標章内にパンチさ
れたデータを光学的に読取るマイクロカード解読
装置に関する。

一般に、光学的カード解読装置はデータカード
内のパンチ孔を光電セルにより電気インパルスに
変換し、セルはパンチカードが光源上を通る時に
作動する。発生したシグナルは良く知られた回路
で読出し、又は端末装置に運ばれる。

光学的カード解読装置の一例はアメリカ特許第
4114028号に記され、この特許は本発明の譲受人
に譲渡されている。この中に記載のカード解読装
置は複数個の行と列とを持つパンチカードを摺動
的に受けるベース部材を有する。ベース部材の一
縁に沿つてデータカード上の列の数と間隔とに該
当する開口の列がある。ベース部材はさらに、中
心に置かれたストロボ開口を有する。ストロボ発
生器はベース部材の一面上に摺動的に装架され
る。ストロボ発生器はベース部材上の開口列に直
角に置かれた中心の溝の行を有し、この溝の行は
挿入されたデータカードがストロボ発生器をベー
ス部材内の開口列から遠ざけるよう移動する時、
ストロボ開口の上を通るように置かれる。溝は、
データカード上の列の数と間隔とに該当する。ベ
ース部材の一面の近くに、開口の列と、中心に置
かれたストロボ開口とに整合した複数個の光源が
ある。ベース部材の他面の近くに開口の列とベー
ス部材の中心のストロボ開口とに整合した複数個
の光感知器がある。

作動時に、パンチカードが解読装置内に挿入さ
れた時、カードの行はベース部材の開口列の上を
通る。パンチ孔がある所で光シグナルが発光ダイ
オード（LED）からベース部材の開口を経て伝
えられ、これと整合したフオトトランジスタによ
り受けられる。同時に、挿入されたカードはスト
ロボ発生器を移動して、その溝がストロボ開口と
これと整合した発光ダイオードとの上を通り、デ
ータカードの行の数と間隔とに該当する一連の間
欠光シグナルを発生する。その結果、パンチカー
ド上の各データ点（各点は列の成分と行の成分と
を持つている）に対し、その列の成分がベース部
材上の開口列からの光シグナルで感知され、一方
その行成分はストロボ発生器で生じるシグナルで
感知される。シグナルの組合せは正しいデータ入
力を与える。それゆえ解読装置はデータを内部的
に走査、識別し、機械的装置で極めて簡単にこれ
を行なう。解読装置は又カードの正しい位置と方
向、その上カード上の最後の読取り可能位置を検
知するための装置を有する。

カード内に含まれる情報は端末又は読出し装置
で読むことが出来、この読出し装置は特定のデー
タを識別、受入れるようプログラムすることが出
来る。もし受入出来るデータが供給されれば端末
装置は、いくつかの所望の機能をはたすよう設計
された関係装置に作動電気インパルスを送る。本
装置の特に望ましい一つの特性は、比較的容易に
データがカードにパンチ出来ることである。その
上、多くの又は異なるデータ入力を受けるための
端末装置のプログラムの変更は容易に達成され
る。カード解読装置は正しく、データカードはカ
ード解読装置が安全保障装置内で使うのに特に適
することが明確である。例えばカード内にパンチ
されたデータは施錠装置に対するコード又は組合
せとして働らくことも出来る。本カード解読装置
は、今までの回転式錠及びキーの不正な所有又は
その組合せの場合に錠全体を取換えねばならない
ので著しい利点を提供する。カード解読装置では
コードだけを変えねばよい。それゆえ、多くの異
なる事務的用途のため、そしてしばしば例えばホ
テル室ドアー又は金庫など小型の環境に対し、カ
ード解読装置を据付ける事が望ましくなる。初期
のカード解読装置はこれらの適用には大きすぎる
きらいがある。さらにカードそれ自身もこれを運
ぶのに不便なほど大きい。

それゆえ、本発明の目的は、より小さい環境に
適合するマイクロカード解読装置を得て、この装
置が適用出来る目的及び場合を拡張することであ
る。

本発明の次の目的は、財布、ポケツトその他の
携帯具内で使用者が便利に運ぶことの出来る、よ
り小さいデータパンチカードを読取ることの出来
るマイクロカード解読装置を得ることである。

次の本発明の目的はより大きい確実性と製作の
経済性に対し部品の数の少ないマイクロカード解
読装置を得ることである。

これら及びその他の目的により、本発明はパン
チカード解読のための新しい改善されたマイクロ
カード解読装置を得ている。このマイクロカード
解読装置は標準的クレジツトカード寸法のカード
又は標章を読むよう設計され、複数個の列と行と
で画定されたデータ領域を有し、行はデータカー
ドの一端からその長さの中点まで延びる。データ
はカード内に標準的ホレリス孔の型でパンチさ
れ、各孔の長い寸法はカードの短かい寸法に平行
に置かれる。このようにデータが置かれるので７
列を有するデータ領域が得られ、マイクロカード
解読装置は14行までを収容する領域を読むように
設計することが出来る。データ領域の１列はカー
ドそれ自身の中にストロボ発生チヤンネルを得る
ため全部パンチされる。カードはマイクロカード
解読装置内に長手にカード内に収容された情報を
解読するためデータ領域端を前にして部分的に挿
入される。

本発明の新しい改善されたマイクロカード解読
装置は要素の組立体で構成され、且パンチカード
を接近して摺動的に受けるための四角型の溝を中
に持つ成型された一体のベース部材を有する。ベ
ース部材はその上板と下板とが溝の上、下夫々の
側部に沿つて延びるように形成される。ベース部
材の一縁近くで上、下板の夫々の外向きの面内に
７組の整合した凹みが置かれる。７組の中の６組
はほぼ同じ寸法であり、６組の各々はさらに夫々
上板と下板とを通して延びる整合した開口の組を
有する。これら６組の整合した開口はデータパン
チカード内の６組のデータ収容列の数と間隔とに
該当し、データ感知開口の整合列を形成する。第
７番目の整合した凹みは又データパンチカード内
の第７番目の全部パンチされた列又はストロボチ
ヤンネルにより発生するストロボシグナルを感知
するようにされた１組の整合、開口を有する。し
かし好適実施例では、整合した凹みの第７番目の
組は他の６組より大きく、且２組の整合開口を中
に有し、これらは偏り、データ感知開口の整合列
の両側に置かれ、データパンチカードが夫々挿入
及び引出される時正から負への移行シグナルを提
供する。

ベース部材の下板の外向きの側部に第１プリン
ト回路板が装架され、この回路板は離隔された光
源の列、代表的に発光ダイオード（LED）を有
し、これらはベース部材の下板内の凹みの列と整
合し、この中に延びる。回路板は又第１回路板を
電源と読出し装置とに結合する回路を有する。

ベース部材の上板の外向きの側部上に第２プリ
ント回路板が装架され、この回路板は離隔された
光感知器の列、代表的にフオトトランジスタを有
し、このトランジスタはベース部材の上板の凹み
と整合し、この中に延びる。この第２プリント回
範板は又回路板を電源と読出し装置とに結合する
回路を有する。

本解読装置はさらに、データ領域の完全挿入が
達成された事を示すため、カード端を検知する装
置を有する。代表的に前記装置は、別の開口、光
源、適切なシグナルが読出し装置に伝えられるよ
うに置かれた光感知器を有する。好適実施例では
機械的スイツチがベース部材の縁に加えられ、こ
のスイツチがデータカードの全挿入により作動又
は急動する。組立体は電気要素を外部衝撃から保
護するためハウジング内に置かれる。

作動時に、パンチカードが解読装置内に挿入さ
れる時、カード内の行はベース部材の上、下板内
の整合した開口の列の間を通る。カード内のパン
チ孔が整合する開口と整合する時、光シグナルが
発光ダイオードからベース部材内のデータ感知開
口を経てこれと整合しているフオトトランジスタ
で受けられるよう伝えられる。カードが挿入され
る時、ストロボチヤンネルはストロボ感知開口の
間を通り、データカードの行の数と間隔とに該当
する一連の間欠的光シグナルを発生する。その結
果パンチカード上の各データ点に対し、（各点は
列成分と行成分とを持つている）その列はベース
部材内のデータ感知開口の列からの光シグナルに
より感知され、一方同時にその行成分は、これが
ストロボ感知開口上を通る時にストロボチヤンネ
ルにより発生するシグナルで感知される。それゆ
え本発明の新しい改善されたマイクロカード解読
装置は光学装置によりデータを内部的に走査、識
別し、データの行を直列で、列を並列で解読す
る。

本発明のその他の目的、利点は添付図面を参照
した次の記載から明らかとなる。

第１図を参照すると、本発明の新しい改善され
たマイクロカード解読装置は全体として符号１０
で示され、その組立型で示されている。マイクロ
カード解読装置１０はその一縁から延びるカード
挿入溝１４を持つベース部材１２を有する。ここ
に示されている好適実施例では、マイクロカード
解読装置１０は上部カバー板１６を有し、この板
はマイクロカード解読装置の内部要素を包み、保
護している。複数個の位置決めピン１８はベース
部材１２から上部カバー板１６の開口を経て延び
る。上部カバー板１６は複数個の掴みリング２０
によりベース部材１２に取付けられ、リングは各
位置決めピン１８の末端に置かれる。一対の平ら
な導体ケーブル２２はベース部材１２のカード挿
入溝１４と反対の端部から延び、マイクロカード
解読装置の内部電気要素を電源と読出し装置とに
結合するよう働らく。

マイクロカード解読装置１０は第２図に示す要
素の組立体で構成される。図示のように、ベース
部材１２は大体四角形であり、成型プラスチツク
の一体として形成されるのが好ましい。ベース部
材１２はデータパンチカード２６を接近して摺動
可能に受けるため貫通して延びる平らな四角形の
溝２４を有する。四角形溝２４はベース部材１２
を上板２８と下板３０とを形成するように分割す
る（第３図を見よ）。上板２８はカード挿入板１
６の近くに置かれたその外向きの側部の中に複数
個の四角形凹み３２―４４を有する。凹み３２，
３４，３６，３８，４０，４２，４４は各々、上
板２８を通して延びる中心に置かれたデータ感知
開口４６―５６は列を形成するよう整合してい
る。

第２図に示す好適実施例では凹み４２は他の凹
みより大きく、２個の開口５８，６０を有し、こ
れらはデータ感知開口４６―５６の整合列から偏
より、開口５８，６０はその両側に置かれる。開
口５８，６０はストロボ感知開口であり、その
各々は偏つており、データカードを夫々挿入、引
出す時に正から負への移行シグナルを提供し、そ
の様式はあとで詳しく述べる。

上板２８は又その外向きの側部から延びる複数
個の位置決めピン１８を有する。カード端感知開
口１２は四角形凹み６４内の上板２８の反対縁近
くに置かれる。湾曲したカード保持部分６８を持
つカード保持ばね６６は細長い四角形凹み７０内
で上板２８の中に沈められる。細長い凹み７０の
部分７２は、保持ばね６６の湾曲した保持部分６
８が溝２８の中に部分的に延びて挿入されたデー
タカード２６を保持出来るように切欠かれてい
る。

ベース部材１２の下板３０は上材２８と対称で
ある。第４図、第５図に示すように、下板３０は
複数個の凹みを有しこれら凹みは上板２８のもの
と補合し、且これと整合して置かれ、夫々符号３
２′―４４′が付けられている。補合する凹み３
２′，３４′，３６′，３８′，４０′，４２′，４
４′の各々も同様に、夫々補合するデータ感知開
口４６′―５６′を有し、これらは上板２８内の開
口４６―５６と整合して置かれる。同様に凹み６
４′の中のカード端感知開口６２′は下板３０の中
に、上板２８の開口６２と凹み６４とに整合して
置かれる。補合するカード保持ばね６６′は上板
２８の保持ばね６６と共同してパンチカード２６
を溝２４の中に保持するよう置かれる。その上、
下板３０の外向きの面はこれから延びる複数個の
位置決めピン１８′（図示なし）を有し、これら
ピンは上板２８から延びる位置決めピン１８と整
合している。

第２図に示す好適実施例では、上板２８の一部
は、一対の装架柱７６上に機械スイツチ７４を装
架するよう切欠かれており、この柱は下板３０の
内向きの面から上方に延びる。機械スイツチ７４
は急動レバー７８を有し、このレバーはデータカ
ード２６を挿入した時に作動してさらにカード端
感知の確認を得ている。

マイクロカード解読装置１０はさらに下板３０
の外向きの面の近くに置かれた第１プリント回路
板８０を有する。第１プリント回路板８０は位置
決めピン１８′が延びる複数個の開口８２を有す
る。プリント回路板８０はさらにその中に結合ケ
ーブル２２を受けるための受口８４を有し、第１
回路板８０を電源と読出し装置とに電気的に結合
する。

第１プリント回路板８０上に複数個の光源８６
が装架される。光源８６の数は下板３０内の開口
の数、即ち９個に該当し、６個のデータ感知開口
４６′―５６′と、２個の偏つたストロボ感知開口
５８′，６０′、そしてカード端感知開口６２′を
有する。各光源８６は第１回路板８０に、これが
下板３０内の四角形凹み３２′―４４′，６４′の
一つづつの中に延びるよう装架され、これから伝
えられる光束は第３図に示すようベース部材１２
内の夫々の整合開口の組を経て向けられる。光源
８６はレンズ付きの赤外線発光ダイオードが好ま
しい。ダイオード上のレンズはこれから出された
光をせまい光束に焦点合せして、データカード２
６の解読時に隣接データ列間に起り得る混練を減
らすように働らく。

マイクロカード解読装置１０はさらに上板２８
の外向きの側の近くに置かれた第２プリント回路
板８８を有する。第２プリント回路板８８は又複
数個の開口９０を有し、この開口は位置決めピン
１８が上板２８から貫通して延びるように置かれ
る。結合ケーブル２２を受ける受口９２はその一
端から延び、第２回路板８８を電源と読出し装置
とに結合する。

複数個のフオトトランジスタ９４は第２プリン
ト回路板８８に、各フオトトランジスタ９４が上
板２８内の四角形凹みの中に延びるよう装置さ
れ、各フオトトランジスタ９４はその中の夫々の
開口の各々と整合する。フオトトランジスタ９４
は又これらをせまい受入角にするためレンズ付き
が好ましく、これによりカード解読装置１０はデ
ータカード２６内の行と列とのかたいウエブを分
解することが出来る。

マイクロカード解読装置１０はさらに、夫々第
１プリント回路板８０と第２プリント回路板８８
との対立側部の各々に置かれた複数個の間隔ワツ
シヤ９８を有する。位置決めピン１８′，１８は
各ワツシヤ９８の内側の孔を通して延びる。第１
プリント回路板８０とほぼ同じ形の底部カバー板
９６は間隔ワツシヤ９８の近くに位置決めピン１
８′が開口１００を通して延びるよう置かれる。
底部カバー板９６は第１プリント回路板８０を外
部衝撃から保護し、且ベース部材１２の下側に置
かれたマイクロカード解読装置１０の色々の要素
を収容するハウジングとして働らく。掴みリング
２０は位置決めピン１８′の末端に置かれ、底部
カバー板９６をベース部材１２に取付けるよう働
らく。同様に上部カバー板１６は第２プリント回
路板８８とほぼ同じ形であり、その近くに置か
れ、且位置決めピンはその中の開口を通して延び
る。第１図を参照して上述したように、上部カバ
ー板１６も又掴みリング２０によりベース部材１
２に取付けられる。

本発明のマイクロカード解読装置に使うデータ
パンチカード２６は標準的クレジツトカード寸法
である。符号１０２で全体として示されているデ
ータ領域はカード２６の一端からその長さの中点
まで延びる。データ領域は複数個の列と行とで画
定される。データはカード２６内に標準的ホレリ
ス孔の型で、各孔１０４の長い寸法がカード２６
の短かい寸法に平行に置かれるようパンチされ
る。このようにカード２６内でデータがパンチさ
れるので、データ領域１０２は７列を有する。デ
ータ領域の中の１列は全部パンチされ、それによ
りデータカード２６の必要不可欠の特性であるス
トロボ発生チヤンネルが得られる。マイクロカー
ド解読装置の寸法は14行までを収容するデータ領
域を解読するよう設計される。

使用時に、データパンチカード２６はマイクロ
カード解読装置１０内に長手に、データ領域１０
２端を前にして部分的に挿入され、カード２６内
に収容された情報即ちデータを解読する。第３図
から第５図に示すように、データパンチカード２
６はマイクロカード解読装置１０内にカード挿入
溝１４を経て挿入され、この溝はカード２６をベ
ース部材１２の溝２４の中に導く。カード２６が
溝２４内にある時、カードはベース部材内のデー
タ感知開口列とストロボ感知開口列との間を進
む。カード２６は、下板３０内の赤外線発光ダイ
オード８６により、これと整合している上板２８
内に置かれたフオトトランジスタ９４に伝えられ
る光束を遮断する。カード２６内のデータ領域１
０２の各列はベース部材１２内の凹み３６を経て
開口３２の列と整合している。パンチ孔のある所
で、光シグナルが発光ダイオードからカードとベ
ース部材の開口とに伝えられ、これと整合してい
るフオトトランジスタで受けられる。フオトトラ
ンジスタは光シグナルを電気シグナルに転換し、
このシグナルは読出し装置で読むことが出来る。

第４図を参照すると、カード２６が解読装置１
０内に挿入される時、偏つたストロボ感知開口５
８はデータカード２６内のストロボチヤンネル内
の第１パンチを感知する。光パルスが開口５８と
整合しているフオトトランジスタ９４に伝えられ
る。このパルスはカード解読装置内の行計数器と
なる。カード２６の挿入を続けると、ストロボチ
ヤンネル内の第１パンチは開口５８から遠ざけら
れ、一方ストロボチヤンネル内の第１と第２パン
チ間の間隔を示すカードの中実部分はシグナルの
伝達を阻止する。これと同時に、データ領域１０
２内の６データ含有列の第１行はデータ感知開口
３２―４４の列と整合する。もしデータ領域内の
何れかの列の第１行内にデータパンチが置かれて
いれば、これと整合しているフオトトランジスタ
にシグナルが発生し、それにより各データ点に対
し列成分が得られる。カード２６がさらに挿入さ
れると、第１行はデータ感知開口３２―３４から
遠くに移動し、同時にストロボチヤンネル内の第
２ストロボパンチは第２のシグナルをストロボ感
知開口５８を経て発生し解読のためデータ領域の
第２行の接近を示す。さらに挿入する時、開口５
８はストロボチヤンネル内の第２、第３ストロボ
パンチ間のカードの間隔により阻止され、このカ
ードの６個カード収容列の第２行は解読のため凹
み４４を経てカード感知開口３２と整合し、以下
同様である。それゆえ読出し装置で受けられるシ
グナルは、ストロボが消えている間にカードの６
個データ含有列を読んだあとでストロボチヤンネ
ルにより発生するパルスと、次にストロボが消え
たあとのストロボチヤンネルからの第２パルスと
を有し、この第２パルス時にデータ領域の第２行
が解読される。それゆえストロボ感知開口５８の
偏位位置は正から負への移行シグナルを提供し、
このシグナルはデータカードを解読するため読出
し装置に伝えられる。カードのデータ領域内に収
容されるデータは列を並列に、行を直列に読まれ
る。カード２６がさらに解読装置１０内に挿入さ
れる時、ストロボチヤンネルで発生する間欠シグ
ナルは、データ領域内の色々の列を交互に間欠的
に解読し続ける。

第５図を参照すると、カード２６が14行まで挿
入された時、データカード２６の先縁は解読装置
の後縁の所で開口６２を通る光シグナルの伝達を
阻止する。光シグナルは挿入の間カード端感返開
口６２を経て伝えられ、カードがこのシグナルを
阻止する時、読出し装置は、カードが全部挿され
て、データの14行が読まれた事を自記する。カー
ド感知開口６２の各々は、カード２６の挿入で生
じる色々のシグナルがカード２６の端部が送られ
て全部送された事を示すまで読出し装置に伝えら
れないのでデータカード２６の確実な解読を提供
する。特に、カードを部分的に引出して次に再挿
入することで生じる部分的挿入により混乱したデ
ータ解読が生じる。この場合、全部で14個の複数
個のストロボシグナルは、全データ領域が読取ら
れなくても解読装置内に生ずるかも知れない。本
カード解読装置はこのような混乱したカードの解
読を、データカード端が感知されて全挿入を示す
まで読出し装置を経て電気的情報を伝えないこと
で排除している。

その上、第５図に示す好適実施例では機械的ス
イツチ７４がベース部材内に置かれ、このスイツ
チはカードの全挿入時に閉じ位置に働らく急動レ
バー７８を有する。急動レバー７８の作動が発光
ダイオードとストロボ感知開口６０の対立側に置
かれたフオトトランジスタとを作動させる。スト
ロボ感知開口６０は又カードを引出す時データ領
域内に含まれる情報を読むため正から負への移行
を得るよう偏つている。それゆえ上記のように、
データ領域１０２はカードが引出される時、解読
装置により後向きに読まれる。この逆走査の結果
はカードの挿入時に読出し装置内で得られる結果
と比べられ、マイクロカード解読装置１０に対し
さらに確認と正しい検査とを提供する。

簡単に言つて、本発明は極めて簡単な構造の新
しい改善されたマイクロカード解読装置を得てお
り、この装置は小さい包装体内に収容され、且作
るのに比較的安く、このマイクロカード解読装置
はデータを走査、識別するのに内部光学装置を使
い、どんな時間基準からも完全に独立している。
その上、マイクロカード解読装置は一連の簡単な
有効な検査を設け、それにより誤つてデータ解読
を防いでいる。

本発明が好適実施例の型で述べられたけれど
も、多くの修正、変更は当業者にとつて、請求の
範囲で画定される本発明の範囲、精神から離れず
に行ない得ることは明らかである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の新しい改善されたマイクロカ
ード解読装置の組立てた型の斜視図、第２図は本
発明の新しい改善されたマイクロカード解読装置
の要素の分解斜視図、第３図は新しい改善された
マイクロカード解読装置の作動要素の側方断面
図、第４図は本発明の新しい改善されたマイクロ
カード解読装置のベース部材の平面断面図、第５
図は第４図に示す本発明の新しい改善されたマイ
クロカード解読装置のベース部材の平面断面図で
カードが解読装置内に全部挿入されたあとのパン
チカードの位置を示している図である。 １０…カード解読装置、１２…ベース部材、１
４…溝、１６…カバー板、１８…ピン、２０…掴
みリング、２２…ケーブル、２４…溝、２６…カ
ード、２８…上板、３０…下板、３２―４４…凹
み、４６―５６…開口、５８，６０…開口、６２
…開口、６４…凹み、６６…ばね、６８…部分、
７０…凹み、７２…部分、７４…スイツチ、７６
…柱、７８…レバー、８０…回路板、８２…開
口、８４…受口、８６…光源、８８…回路板、９
０…開口、９２…受口、９４…フオトトランジス
タ、９６…カバー板、９８…ワツシヤ、１００…
開口、１０２…データ領域、１０４…孔。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 標準的クレジツトカード寸法のカードを有す
   る型のデータパンチカードを解読する装置にし
   て、前記カードは標準的ホレリス（Hollerith）
   孔の型でデータを中にパンチされている複数個の
   列と行とを持ち、且前記ホレリス孔の長い寸法は
   前記カードの短かい寸法に平行に置かれ、且１個
   の全部パンチされた列を有するデータパンチカー
   ド解読装置において、 前記データパンチカードを摺動可能に受けるた
   め貫通する平らな四角形の溝を持つベース部材を
   有し、前記ベース部材は、上下の板が前記溝の上
   下夫々の側部に沿つて延びるよう形成され、前記
   上下板の各々は前記ベース部材の一縁の近くその
   中に置かれた複数個の凹みを持つ外向きの側部を
   有し、且前記夫々の凹みは整合して置かれ、前記
   凹みは光学的要素を受けるようにされ、前記凹み
   の各々はさらに貫通するデータ感知開口を有し、
   且前記上板の開口は前記下板の開口と整合し、前
   記整合した開口と前記整合した凹みとの数は前記
   データカード上の列の数に該当し、前記整合した
   データ感知開口は１列に整合し、且前記データカ
   ード上の前記列とほぼ同じ距離だけ離隔され、且
   前記の整合したデータ感知開口の１組は前記デー
   タカード内の前記の全部パンチされた列を読むよ
   うにされており、そしてさらに、 前記ベース部材の前記下板の外向きの側部の近
   くに置かれた第１プリント回路板と、 前記ベース部材の前記上板の外向きの側部の近
   くに置かれた第２プリント回路板と、 前記ベース部材の前記上板の前記凹みの中に置
   かれたシグナル発生装置と、 前記ベース部材の上記上板の凹みの中に置かれ
   た電気感知装置と、 電気データ収集装置と、 前記要素の組立体を囲むハウジングとを有し、
   それにより前記パンチカードの挿入が前記カード
   上のデータを読出し装置に伝えるためのシグナル
   の組合せを発生するデータパンチカード解読装
   置。 ２ 特許請求の範囲第１項記載のデータパンチカ
   ード解読装置において、前記ベース部材は成型プ
   ラスチツクの一体装置で形成されているデータパ
   ンチカード解読装置。 ３ 特許請求の範囲第１項記載のデータパンチカ
   ード解読装置において、前記ベース部材は前記複
   数個の凹み近くで前記ベース部材の前記縁から延
   びる部材内にカード供給体を有するデータパンチ
   カード。 ４ 特許請求の範囲第１項記載のデータパンチカ
   ード解読装置において、前記ベース部材はさら
   に、前記上板、下板の夫々の外向きの側部に中に
   置かれ、且前記ベース部材の反対縁の近くに置か
   れた整合した凹みの組を有し、前記凹みの各々は
   さらに貫通するカード端感知開口を有し、且前記
   開口は整合して置かれているデータパンチカード
   解読装置。 ５ 特許請求の範囲第１項記載のデータパンチカ
   ード解読装置において、前記データカード内の全
   部パンチされた列を読取るようにされている前記
   整合したデータ感知開口の前記整合列の前方に置
   かれるように偏つているデータパンチカード解読
   装置。 ６ 特許請求の範囲第１項記載のデータパンチカ
   ード解読装置において、前記整合したデータ感知
   開口の第１組と第２組とは前記データカード内の
   全部パンチされた列を読取るようにされ、前記第
   １組は前記の整合した開口の列から前記整合列の
   前方に置かれるよう偏り、前記第２組は前記整合
   列の後方に置かれるよう偏つているデータパンチ
   カード解読装置。 ７ 特許請求の範囲第１項記載のデータパンチカ
   ード解読装置において、前記下板はさらにその内
   向きの側部に装架され、前記ベース部材の反対縁
   の所に置かれた機械的スイツチ部材を有するデー
   タパンチ解読装置。 ８ 特許請求の範囲第１項記載のデータパンチカ
   ード解読装置において、前記シグナル発生装置は
   複数個のレンズ付きの赤外線発光ダイオードを有
   するデータパンチカード解読装置。 ９ 特許請求の範囲第１項記載のデータパンチカ
   ード解読装置において、前記電気的感知装置は受
   入角のせまい複数個のレンズ付きフオトトランジ
   スタを有するデータパンチカード解読装置。 １０ 標準的クレジツトカード寸法のカードを有
   する型のデータパンチカードを解読する装置にし
   て、前記カードは標準的ホレリス孔の型でデータ
   を中にパンチされている複数個の列と行とを持
   ち、且前記ホレリス孔の長い寸法は前記カードの
   短かい寸法に平行に置かれ、且１個の全部パンチ
   された列を有するデータパンチ解読装置におい
   て、 前記データパンチカードを摺動可能に受けるた
   め貫通する平らな四角形の溝を持つ成型された一
   体のベース部材を有し、前記ベース部材はその上
   板、下板が前記溝の上下夫々の側部に沿つて延び
   るように形成され、前記上、下板の各々は前記離
   隔された部材の一縁近くでその中に置かれた複数
   個の四角形凹みを持つ外向きの側部を有し、且前
   記夫々の四角形の凹みは整合して置かれ、前記四
   角形凹みは光学的要素を受けるようにされ、前記
   四角形凹みの各々はさらに貫通するデータ感知開
   口を有し、且前記上板の開口は前記下板の開口と
   整合し、前記の整合した開口と前記の整合した四
   角形凹みとの数は前記データカード上の列の数に
   該当し、前記の整合したデータ感知開口は列内に
   整合し、且前記データカード上の列とほぼ同じ距
   離だけ離隔され、且前記整合したデータ感知開口
   の１組は前記列から偏り、前記データカード内の
   全部パンチされた列を読むようにされており、前
   記ベース部材はさらに、前記ベース部材の反対縁
   近くの前記上下板の夫々の前記外向きの側部の中
   に置かれたその中のカード端感知開口の整合した
   組の間に整合した四角形凹みの組を有し、前記上
   下板の前記外向きの側部はさらに複数個のこれか
   ら延びる位置決めピンを有し、そしてさらに 第１プリント回路板を有し、前記第１プリント
   回路板は前記ベース部材の前記下板の前記外向き
   側部の近くに置かれた複数個の貫通する開口を有
   し、且前記下板の位置決めピンは前記開口を通し
   て延び、そしてさらに、 第２プリント回路板を有し、前記第２プリント
   回路板は前記ベース部材の前記上板の前記外向き
   の側部近くに置かれた複数個の貫通する開口を有
   し、且前記上板の位置決めピンは前記開口を通し
   て延び、そしてさらに、 前記ベース部材の前記下板と前記第１プリント
   回路板との間に置かれた複数個の光源を有し、前
   記光源の各々はさらに前記下板内の前記四角形凹
   みの各々の中に置かれ、且前記第１プリント回路
   板に電気的に結合され、そしてさらに、 前記ベース部材の前記上板と前記第２プリント
   回路板との間に置かれた複数個の感光感知器を有
   し、前記感光感知器の各々の上に置かれ、且前記
   第２プリント回路板に電気的に結合され、そして
   さらに、 前記光源と前記光感知器とを読取り装置と電源
   とに結合する電気装置と、 上、下カバー板とを有し、前記カバー板は前記
   回路板を外部の衝撃から保護するため前記第１及
   び第２回路板の夫々の対立側に置かれ、前記カバ
   ー板の各々は複数個の貫通する開口を有し、且前
   記下板から延びる前記位置決めピンが前記下板内
   の前記開口を通つて延び、且前記上板から延びる
   前記位置決めピンが前記上カバー板内の前記開口
   を通つて延びるよう前記プリント回路板の上にか
   ぶさるように置かれ、そしてさらに 複数個の掴みリングを有し、前記掴みリングは
   夫々前記上板、下板から延びる位置決めピンの
   各々の末端を掴み且前記装置の要素を一緒に取付
   け、それにより前記データカードが前記ベース部
   材の前記平らな四角形溝の中に挿入される時、前
   記データカード上のパンチの模様とその方向とに
   より始まるシグナルの組合せが発生し、それによ
   りその中に含まれる情報の正しい解読と伝達とが
   得られるデータパンチカード解読装置。