JPH05197676A - 信号転送方式 - Google Patents

信号転送方式

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JPH05197676A
JPH05197676A JP630092A JP630092A JPH05197676A JP H05197676 A JPH05197676 A JP H05197676A JP 630092 A JP630092 A JP 630092A JP 630092 A JP630092 A JP 630092A JP H05197676 A JPH05197676 A JP H05197676A
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JP
Japan
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signal
control signal
latch
data
side device
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Pending
Application number
JP630092A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Okura
弘行 大倉
Nobuhiro Shimazaki
信浩 島崎
Jiro Imamura
二郎 今村
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Hitachi Microcomputer System Ltd
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Microcomputer System Ltd
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ラッチ等の素子の出力不安定時間に影響を受
けることなく、デ−タ等の信号を高速転送することがで
きるようにする。 【構成】 送信側装置のマシンサイクルに同期した第1
の制御信号に同期し、かつ送信側装置と受信側装置との
信号転送経路中に存在するラッチ等の素子の出力不安定
時間相当の時間経過後に能動となる第3の制御信号を常
時生成しておき、送信側装置から受信側装置に転送すべ
き信号が送出されたならば、この信号を遅延制御信号で
信号転送経路の1段目のラッチにセットし、さらに前記
第3の制御信号で2段目のラッチにセットし、この2段
目のラッチの出力を受信側装置に入力するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、マシンサイクルの異な
る装置間でデ−タ等の信号を転送する場合の信号転送方
式に関する。
【0002】
【従来の技術】マシンサイクルの異なる装置を結合して
構成したデ−タ処理装置において、マシンサイクルの異
なる装置間でデ−タを転送する場合、受信側では、送信
側からのデ−タを受信側装置のクロック信号でラッチ等
の保持手段に取り込むように構成するのが一般的であ
る。この際に、受信側のクロック信号の周波数が高い
と、デ−タの立上りとクロック信号の立上りが同じタイ
ミングになることがある。このように、デ−タの立上り
とクロック信号の立上りが同じタイミングになった場
合、ラッチ等の素子の出力が一定時間の間不安定にな
り、送信側からのデ−タが受信側に正しく伝達されなく
なる。この場合の出力不安定時間はラッチ等の素子自身
の特性によって異なるが、TTLICでは約80ns,
ショットキ−TTLICでは約30nsとなっている。
【0003】そこで、従来、この出力不安定期間を外し
てデ−タを転送するための同期化回路が実開昭53−6
0749号公報で提案されている。
【0004】図5はこの従来技術の原理を用いてマシン
サイクルの異なる装置間のデ−タ転送を行うデ−タ処理
装置のデ−タ転送回路部の一例を示す概略ブロック図で
ある。
【0005】図において、デ−タ処理装置であるA装置
1は、デ−タ転送装置としてのB装置2を経由して、第
2のデ−タ処理装置であるC装置3へのデ−タ転送を行
うように構成されている。ここで、B装置2はC装置3
に含まれて一体になっていてもよいが、ここではデ−タ
転送動作を説明する為、別に設ける構成とし、かつラッ
チ21および25を除く部分はC装置3のマシンサイク
ルで動作するようにしたものを示している。
【0006】この構成において、A装置1が図6のタイ
ムチャ−トに示すようにデ−タ転送要求信号10をRE
Q送出端子から送出すると、B装置2はこのデ−タ転送
要求信号10を受け取りラッチ21で受け取る。A装置
1は、このデ−タ転送要求信号10の送出に付随してア
ドレスデ−タ、転送デ−タ等のデ−タ信号11をDAT
A送出端子から送出する。このデ−タ信号11は、B装
置2のデ−タラッチ25にセットされる。この場合、デ
−タ信号11は、A装置のマシンサイクルに同期したデ
−タ転送要求信号11によってラッチ25にセットされ
るので、ラッチ25の出力に不安定期間が生じることは
ない。
【0007】一方、ラッチ21にC装置3のマシンサイ
クルとは非同期でセットされたデ−タ転送要求信号12
は、B装置の1段目のラッチ22a,22b,22c,
22dのいずれかにセットされた後、各ラッチ22a,
22b,22c,22dの出力に接続されたアンドゲ−
ト33a,33b,33c,33dを介してオアゲ−ト
35に入力され、このオアゲ−ト35を通じて2段目の
ラッチ23にセットされるようになっている。そして、
ラッチ22a,22b,22c,22dはC装置3のマ
シンサイクルに同期し、かつC装置3のマシンサイクル
の1サイクルずつずれた図6(h)〜(k)に示すよう
なタイミングでSET信号生成回路24から出力される
SET信号30a,30b,30c,30dによってデ
−タ転送要求信号11をセットするようになっている。
【0008】従って、ラッチ21にC装置3のマシンサ
イクルとは非同期でセットされたデ−タ転送要求信号1
2をC装置3のマシンサイクルに同期したSET信号3
0a,30b,30c,30dによって取り込むラッチ
22a,22b,22c,22dの出力信号31a,3
2b,32c,32dには上記したような出力不安定期
間が生じる。
【0009】そこで、ラッチ22a,22b,22c,
22dの出力不安定期間がC装置3のマシンサイクルの
約3サイクルであるとすると、図6(l)〜(p)に示
すように、SET信号30a,30b,30c,30d
の立上りに対してC装置3のマシンサイクルの3.5サ
イクルだけ立上りが遅れたSEL信号32a,32b,
32c,32dをSET信号生成回路24で生成させて
アンドゲ−ト33a,33b,33c,33dに入力
し、ラッチ22a,22b,22c,22dのいずれか
にデ−タ転送要求信号12がセットされたならば、その
セット後、3.5サイクル後に対応するアンドゲ−ト3
3a,33b,33c,33dを通過させ、さらにオア
ゲ−ト35を介して2段目のラッチ23にセットさせる
ようにしている。
【0010】図6のタイムチャ−トにおいては、デ−タ
転送要求信号12がSET信号30aによってラッチ2
2にセットされた後、そのセット後、3.5サイクル後
に対応するアンドゲ−ト33aを通過し、さらにオアゲ
−ト35を介して2段目のラッチ23にセットされてい
る様子を示している。
【0011】なおここでは、1段目のラッチ数とSET
信号生成回路24からのSET信号数とSEL信号数を
それぞれ4個にして同期回路の動作の説明をしている
が、固定的な数ではなく、1段目のラッチ22a,22
b,22c,22dの出力不安定期間とマシンサイクル
の関係によって上記個数が決まる。
【0012】このようにしてA装置1から出力されたデ
−タ転送要求信号10は、A装置とは非同期のC装置3
のマシンサイクルに同期化される。そして、ラッチ23
にセットされたデ−タ要求信号15(図6(q)に示
す)は立上り微分回路14により、B装置2のクロック
に同期した1サイクルのパルス信号16となる。
【0013】A装置1のDATA送出端子から送出され
たデ−タ信号11は、デ−タ転送要求信号10によりデ
−タラッチ25にセットされ、さらにその出力デ−タ信
号18は前記パルス信号16によってデ−タラッチ26
にセットされる。
【0014】このデ−タラッチ26にセットされたデ−
タ信号は、立上り微分回路14で生成した前記1サイク
ルのパルス信号16をデ−タ転送要求信号17としてC
装置3のREQ受信端子に送出することにより、C装置
3によって取り込まれる。
【0015】従って、同期化のアクセス時間は、ラッチ
22にセットしてからラッチ23へ信号が転送される間
となる。
【0016】なお、図5では、転送デ−タ、アドレスデ
−タ、およびその他の制御デ−タ等は区別せずに、デ−
タ信号11、デ−タ信号18、デ−タ信号19に代表さ
せて示している。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この種のデ
−タ処理装置にあってはデ−タ処理量が増加する傾向で
あるため、時間当たりのデ−タ処理量を増やすために
は、1回のデ−タ転送要求に対するデ−タ転送処理時間
を短縮する必要がある。
【0018】しかしながら、上記構成においては、デ−
タ転送要求信号12を出力した後、1段目のラッチ22
a,22b,22c,22dの出力不安定期間を確保
し、この出力不安定期間の経過後に、2段目のラッチ2
3にデ−タ転送要求信号をセットしているため、デ−タ
転送処理時間の中にラッチ22a,22b,22c,2
2dの出力不安定期間が加算された形になってしまい、
デ−タ転送処理時間が長くなり、デ−タの高速転送処理
に限界があるという問題がある。
【0019】本発明の目的は、ラッチ等の素子の出力不
安定時間に影響を受けることなく、デ−タ等の信号を高
速転送することができる信号転送方式を提供することに
ある。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明では、送信側装置のマシンサイクルに同期し
た第1の制御信号を生成する第1の制御信号生成回路
と、この第1の制御信号生成回路で生成された第1の制
御信号を送信側装置の所定マシンサイクル時間だけ遅延
し、遅延制御信号を生成する遅延制御信号生成回路と、
受信側装置のマシンサイクルに同期した第2の制御信号
を生成する第2の制御信号生成回路と、この第2の制御
信号生成回路で生成された第2の制御信号によって前記
第1の制御信号を取り込み、前記第1の制御信号に同期
し、かつ送信側装置と受信側装置との信号転送経路中に
存在するラッチ等の素子の出力不安定時間相当の時間経
過後に第3の制御信号を出力する第3の制御信号生成回
路とを設け、送信側装置から受信側装置へ転送する信号
は前記遅延制御信号によって信号転送経路の1段目のラ
ッチにセットし、さらに前記第3の制御信号で2段目の
ラッチにセットし、この2段目のラッチの出力を受信側
装置に入力するようにした。
【0021】すなわち、送信側装置のマシンサイクルに
同期した第1の制御信号に同期し、かつ送信側装置と受
信側装置との信号転送経路中に存在するラッチ等の素子
の出力不安定時間相当の時間経過後に能動となる第3の
制御信号を常時生成しておく。そして、送信側装置から
受信側装置に転送すべき信号が送出されたならば、この
信号を遅延制御信号で信号転送経路の1段目のラッチに
セットし、さらに前記第3の制御信号で2段目のラッチ
にセットし、この2段目のラッチの出力を受信側装置に
入力するようにした。
【0022】
【作用】前記手段によれば、マシンサイクルが異なる送
信側装置から受信側装置に信号を転送する時、その信号
を転送するために用いる遅延制御信号および第3の制御
信号を初めから同期させておき、かつ第3の制御信号は
第1の制御信号に対し、送信側装置と受信側装置との信
号転送経路中に存在するラッチ等の素子の出力不安定時
間相当の時間経過後に能動となるようにしておき、送信
側装置の出力に転送すべき信号が現れたならば、これら
の制御信号によって1段目、2段目のラッチに順次セッ
トさせるので、転送すべき信号の転送処理時間中にはラ
ッチ等の素子の出力不安定時間はほとんど含まれなくな
る。従って、デ−タ転送処理時間が短くなり、ラッチ等
の素子の出力不安定時間に影響を受けることなく、信号
を高速転送することができる。
【0023】
【実施例】以下、図示する実施例に基づいてこの発明を
詳細に説明する。
【0024】図1は、本発明の一実施例を示すブロック
構成図であり、従来と同様に、マシンサイクルの異なる
A装置1とC装置3との間でのデ−タ点層をB装置2を
介して行う場合の例を示している。なお、図5の従来構
成と同一または相当部分は同一記号で表している。
【0025】図において、A装置1はデ−タ転送要求信
号10をREQ送出端子からB装置2に送出し、またこ
のデ−タ転送要求信号10の送出に付随してアドレスデ
−タ、転送デ−タ等のデ−タ信号11をDATA送出端
子から送出する。このデ−タ転送要求信号10はB装置
2の1段目のラッチ22a,22b,22c,22dの
いずれかに後述する遅延セット信号44a,44b,4
4c,44dによって取り込まれる。また、デ−タ信号
11はデ−タ転送要求信号10によってデ−タラッチ2
5に取り込まれる。
【0026】ここで、前記遅延セット信号44a,44
b,44c,44dは、A装置1のマシンサイクルで動
作する第1のSET信号生成回路41からの第1のSE
T信号42a,42b,42c,42dをラッチ43
a,43b,43c,43dで遅延させることによって
生成される。図2のタイムチャ−トの(d)〜(g)に
第1のSET信号を、また(h)に遅延セット信号44
aを示している。
【0027】従って、デ−タ転送要求信号10は、従来
と異なり、1段目のラッチ22a,22b,22c,2
2dにA装置1のマシンサイクルに同期してセットされ
る。
【0028】一方、B装置2には、C装置3のマシンサ
イクルに同期し、かつ4サイクルに1度ずつ能動となる
図2の(q)〜(t)に示すような第2のSET信号3
0a,30b,30c,30dを生成し、さらに、第2
のSET信号30a,30b,30c,30dに対し
3.5サイクルずれた図2の(u)〜(x)に示すよう
なSEL信号32a,32b,32c,32dを生成す
る第2のセット信号生成回路24が設けられている。さ
らに、第1のSET信号42a,42b,42c,42
dをそれぞれ対応する第2のSET信号30a,30
b,30c,30dによって取り込む同期化用ラッチ4
5a,45b,45c,45dが設けられている。この
同期化用ラッチ45a,45b,45c,45dの出力
信号46a,46b,46c,46dは、1段目のラッ
チ22a,22b,22c,22dの出力を2段目のラ
ッチ23に転送するアンドゲ−ト33a,33b,33
c,33dに入力されている。
【0029】ここで、第1のSET信号生成回路41か
ら出力される第1のSET信号42a,42b,42
c,42dと、第2のSET信号生成回路24から出力
される第2のSET信号30a,30b,30c,30
dとは非同期である。したがって、これらのセット信号
のタイミングによっては同期化用ラッチ45a,45
b,45c,45dの出力に不安定期間が生じる。
【0030】そこで、その出力不安定期間を外したタイ
ミングで、1段目のラッチ22a,22b,22c,2
2dの出力を2段目のラッチ23に転送すべく、第2の
SET信号30a,30b,30c,30dに対し3.
5サイクルずれた図2の(u)〜(x)に示すようなS
EL信号32a,32b,32c,32dが予め生成さ
れる。
【0031】このSEL信号32a,32b,32c,
32dと同期化用ラッチ45a,45b,45c,45
dの出力信号46a,46b,46c,46dは、アン
ドゲ−ト33a,33b,33c,33dに入力されて
いる。従って、このアンドゲ−ト33a,33b,33
c,33dにおいては、第1のSET信号42a,42
b,42c,42dに同期し、かつA装置1とC装置3
との間の同期化用ラッチ45a,45b,45c,45
dの出力不安定時間相当の時間経過後に能動となるゲ−
トタイミングが生成されることになる。すなわち、アン
ドゲ−ト33a,33b,33c,33dにおいては、
第3のSET信号と言うべきゲ−トタイミング信号が生
成される。
【0032】なお、1段目のラッチ数とSET信号生成
回路41からのSET信号数及び同期化用ラッチ数とS
ET信号生成回路24からのSET信号数とSEL信号
数をそれぞれ4個にして同期化を行うようにしている
が、これらの数は固定的なものではなく、ラッチ等の素
子の出力不安定期間とマシンサイクルの関係によって決
まる。
【0033】従って、この実施例のような構成において
は、送信側のA装置1のマシンサイクルに同期した第1
のSET信号42a,42b,42c,42dに同期
し、かつA装置1と受信側のC装置3との間の同期化用
ラッチ45a,45b,45c,45dの出力不安定時
間相当の時間経過後に能動となるゲ−トタイミングが常
時生成されていることになるので、デ−タ転送要求信号
10はその発生タイミングの直後に現れるゲ−トタイミ
ングに合わせて2段目のラッチ23に転送すれば、その
転送処理時間の中に同期化用ラッチ45a,45b,4
5c,45dの出力不安定時間が現れることはなくな
る。
【0034】すなわち、図2のタイムチャ−トの(a)
に示すようなタイミングでデ−タ転送要求信号10がA
装置1から出力されたとすると、このデ−タ転送要求信
号10はその直後に現れる遅延SET信号44a(図2
(h))によって1段目のラッチ22aに取り込まれ
る。これによって、ラッチ22aの出力信号31aは図
2(i)に示すように、Hレベルになる。
【0035】一方、第2のSET信号生成回路24はデ
−タ転送要求信号10とは無関係に、図2(q)〜
(t)に示す第2のSET信号30a,30b,30
c,30dと、図2(u)〜(x)に示す第2のSEL
信号32a,32b,32c,32dを常時生成してい
る。そして、同期化用ラッチ45a,45b,45c,
45dは第1のSET信号42a,42b,42c,4
2dをそれぞれ対応する第2のSET信号30a,30
b,30c,30dによって取り込み、その出力から第
11のSET信号42a,42b,42c,42dと第
2のSET信号30a,30b,30c,30dとを同
期化した信号を常時生成し、その出力信号46a,46
b,46c,46dをアンドゲ−ト33a,33b,3
3c,33dに入力し、アンドゲ−ト33a,33b,
33c,33dにおいて、第1のSET信号42a,4
2b,42c,42dに同期し、かつA装置1とC装置
3との間の同期化用ラッチ45a,45b,45c,4
5dの出力不安定時間相当の時間経過後に能動となるゲ
−トタイミングを常時与えている。
【0036】そこで、1段目のラッチ22aが図2
(i)に示すタイミングでセットされると、このラッチ
22aの出力信号31aはアンドゲ−ト33aにおいて
第1のSET信号42aに同期し、かつ同期化用ラッチ
45aの出力不安定時間相当の時間経過後に能動となる
ゲ−トタイミングでアンド条件が成立した時に、オアゲ
−ト35を介して2段目のラッチ23に転送される(図
2(y)参照)。
【0037】そして、この2段目のラッチ23の出力信
号15は立上り微分回路14に入力され、その立上り部
分に同期したパルス信号16が生成される。このパルス
信号16はデ−タ転送要求信号17としてC装置3のR
EQ受信端子に入力される。さらにこのパルス信号16
によってデ−タラッチ25の出力デ−タは2段目のデ−
タラッチ26に取り込まれ、C装置3に転送される。
【0038】従って、図2のタイムチャ−トから明らか
なように、転送すべきデ−タ転送要求信号10の転送処
理時間中にラッチ等の素子の出力不安定時間はほとんど
含まれなくなり、デ−タ転送要求信号10の転送に必要
な処理時間はラッチ22aをセットしてからラッチ23
をセットするまでとなる。この結果、転送処理時間が大
幅に短くなる。
【0039】この結果、デ−タ信号11を高速転送する
ことが可能になる。
【0040】本実施例での同期対象は1つのデ−タ転送
要求を示したが、複数の装置からのデ−タ転送要求信号
を同期対象にすることもできる。
【0041】図3および図4はその構成を示す本発明の
他の実施例のブロック図であり、図1のデ−タラッチ2
5,26に代えて8組のスタック25a〜25hおよび
26が設けられている。また、デ−タ転送要求信号10
をカウントし、デ−タ信号11をどのスタックに格納す
るかを指示する3ビット構成のインポインタ値を出力す
るインポインタ50と、スタック25a〜25hのいず
れの内容をスタック26に転送するかを指示する3ビッ
ト構成のアウトポインタ値を出力するアウトポインタ5
1と、アンドゲ−ト33aおよびオアゲ−ト35を介し
て1段目のラッチ22a〜22dから2段目のラッチ2
3にセットしたインポインタ値とアウトポインタ51の
アウトポインタ値とを比較し、不一致ならば、デ−タ要
求信号17をC装置3に出力し、さらにアウトポインタ
51を更新する比較回路57が設けられている。
【0042】52はインポインタ値をデコ−ドし、その
デコ−ド結果(0〜7)に対応するアンドゲ−ト(53
a〜53hのいずれか)からデ−タ転送要求信号10を
通過させ、インポインタ値に対応したスタック(25a
〜25hのいずれか)にデ−タ信号11をセットさせる
デコ−ダである。同様に、54はアウトポインタ値をデ
コ−ドし、そのデコ−ド結果(0〜7)に対応するアン
ドゲ−ト(55a〜55hのいずれか)を開状態にし、
その開状態のアンドゲ−トに入力されているスタック2
5a〜25hの内容をオアゲ−ト56を介してスタック
26にセットさせるデコ−ダである。
【0043】なお、1段目のラッチ22a〜22dおよ
び2段目のラッチ23は、3ビット構成のインポインタ
値を保持可能なものとする。
【0044】この構成においては、デ−タ転送要求信号
10が複数回発生した場合、あるいは複数のA装置1か
らデ−タ転送要求信号10が複数個発生してB装置2に
入力された場合、インポインタ50はそれらのデ−タ転
送要求信号10をカウントし、そのカウント値をインポ
インタ値として出力する。
【0045】一方、各デ−タ転送要求信号10に付随し
て入力されたデ−タ信号11はインポインタ値に対応し
たスタック25a〜25hのいずれかに格納される。ま
た、インポインタ値は1段目のラッチ22a〜22dに
A装置1のマシンサイクルに同期してセットされ、この
後、アンドゲ−ト33aおよびオアゲ−ト35を介して
C装置のマシンサイクルに同期して2段目のラッチ23
にセットされる。
【0046】比較回路54は2段目のラッチ23にセッ
トされたインポインタ値とアウトポインタ値を比較し、
不一致であれば、デ−タ要求転送信号17をC装置3に
出力し、さらにアウトポインタ51を更新する。すなわ
ち、ラッチ23に転送されてきたインポインタ値に対応
するデ−タ信号が未だC装置3に転送していないもので
あった時には、デ−タ転送要求信号17を出力する。こ
れによって、スタック25a〜25hに格納したが、未
だC装置3に転送されていないデ−タ信号がスタック2
6に取り込まれ、この後にC装置3に転送される。
【0047】このように本実施例は、複数のデ−タ転送
要求信号に対数インポインタ値を同期の対象にすること
により、マシンサイクルの異なるデ−タ転送要求信号を
C装置3に確実に転送することができる。
【0048】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能
であることは言うまでもない。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように本発明においては、
マシンサイクルが異なる送信側装置から受信側装置に信
号を転送する時、その信号を転送するために用いる遅延
制御信号および第3の制御信号を初めから同期させてお
き、かつ第3の制御信号は第1の制御信号に対し、送信
側装置と受信側装置との信号転送経路中に存在するラッ
チ等の素子の出力不安定時間相当の時間経過後に能動と
なるようにしておき、送信側装置の出力に転送すべき信
号が現れたならば、これらの制御信号によって1段目、
2段目のラッチに順次セットさせるようにしたので、転
送すべき信号の転送処理時間中にはラッチ等の素子の出
力不安定時間はほとんど含まれなくなる。従って、デ−
タ転送処理時間が大幅に短くなり、ラッチ等の素子の出
力不安定時間に影響を受けることなく、デ−タ等の信号
を高速に転送することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すブロック構成図であ
る。
【図2】図1の実施例の信号転送動作を説明するための
タイムチャ−トである。
【図3】本発明の他の実施例の構成の一部分を示すブロ
ック構成図である。
【図4】図3の他の実施例の構成の残りの部分を示すブ
ロック構成図である。
【図5】従来の転送方式を用いたデ−タ処理装置の構成
を示すブロック図である。
【図6】図5の従来構成における信号転送動作を説明す
るためのタイムチャ−トである。
【符号の説明】
1…A装置、2…B装置、3…C装置、10…デ−タ転
送要求信号、11…デ−タ信号、14…立上り微分回
路、22a〜22d…1段目のラッチ、23…2段目の
ラッチ、24…第1のSET信号生成回路、25,25
…デ−タラッチ、25a〜25h…スタック、41…第
1のSET信号生成回路、30a〜30d…第2のSE
T信号、32a〜32d…SEL信号、33a〜33d
…アンドゲ−ト、42a〜42d…第1のSET信号、
43a〜43d…遅延ラッチ、44a〜44d…遅延S
ET信号、45a〜45d…同期化用ラッチ、50…イ
ンポインタ、51…アウトポインタ、57…比較回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 今村 二郎 神奈川県秦野市堀山下1番地 株式会社日 立製作所神奈川工場内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信側装置のマシンサイクルに同期した
    第1の制御信号を生成する第1の制御信号生成回路と、
    この第1の制御信号生成回路で生成された第1の制御信
    号を送信側装置の所定マシンサイクル時間だけ遅延し、
    遅延制御信号を生成する遅延制御信号生成回路と、受信
    側装置のマシンサイクルに同期した第2の制御信号を生
    成する第2の制御信号生成回路と、この第2の制御信号
    生成回路で生成された第2の制御信号によって前記第1
    の制御信号を取り込み、前記第1の制御信号に同期し、
    かつ送信側装置と受信側装置との信号転送経路中に存在
    するラッチ等の素子の出力不安定時間相当の時間経過後
    に第3の制御信号を出力する第3の制御信号生成回路と
    を設け、送信側装置から受信側装置へ転送する信号は前
    記遅延制御信号によって信号転送経路の1段目のラッチ
    にセットし、さらに前記第3の制御信号で2段目のラッ
    チにセットし、この2段目のラッチの出力を受信側装置
    に入力するようにしたことを特徴とする信号転送方式。
  2. 【請求項2】 送信側装置から受信側装置へ転送する信
    号は、複数のデ−タ処理装置からのデ−タ転送要求を複
    数組のスタックに格納する際の格納位置を示すポインタ
    値としたことを特徴とする請求項1記載の信号転送方
    式。
JP630092A 1992-01-17 1992-01-17 信号転送方式 Pending JPH05197676A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6978391B2 (en) 2000-11-01 2005-12-20 Nec Electronics Corporation Asynchronous bus interface circuit, method of controlling the circuit, microcomputer, and device controlling method

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6978391B2 (en) 2000-11-01 2005-12-20 Nec Electronics Corporation Asynchronous bus interface circuit, method of controlling the circuit, microcomputer, and device controlling method

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