JPH05197321A - 感光体及びこれを備える電子写真装置及びこの装置に着脱可能なプロセスカートリッジ - Google Patents

感光体及びこれを備える電子写真装置及びこの装置に着脱可能なプロセスカートリッジ

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JPH05197321A
JPH05197321A JP4201401A JP20140192A JPH05197321A JP H05197321 A JPH05197321 A JP H05197321A JP 4201401 A JP4201401 A JP 4201401A JP 20140192 A JP20140192 A JP 20140192A JP H05197321 A JPH05197321 A JP H05197321A
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photoreceptor
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JP4201401A
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English (en)
Inventor
Yoshiyuki Yoshihara
淑之 吉原
Hideki Anayama
秀樹 穴山
Hideyuki Sonoya
英之 相野谷
Nobuyuki Hanami
信之 葉波
Junichi Kishi
淳一 岸
Hidetoshi Hirano
秀敏 平野
Masahiro Goto
正弘 後藤
Manabu Takano
学 高野
Kenji Matsuda
健司 松田
Hiroaki Miyake
博章 三宅
Tomoji Ishihara
友司 石原
Hiroshi Koyama
浩 小山
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 振動音を防止した電子写真感光体を提供し、
高速化、高画質化が可能で静粛性の高い電子写真装置を
提供する。 【構成】 接触帯電部材により帯電される電子写真感光
体3の全体積に対する重さが0.65g/cm3以上と
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機、プリンタ等の
電子写真装置及びこの装置に用いられる電子写真感光体
及び上記装置に着脱可能なプロセスカートリッジに関
し、更に詳しくは電子写真感光体は電圧が印加された接
触帯電部材によって帯電(除電も含む)を受けるもので
ある。
【0002】(背景技術)従来、電子写真プロセス・静
電記録プロセス等を利用したレーザービームプリンター
(LBP)や複写機などの画像形成装置において、電子
写真感光体を帯電処理する帯電装置としては、一般的に
は、非接触式であるコロナ放電装置が採用されていた。
【0003】しかしながら最近においては、電源の低圧
化が図れる、オゾンの発生をみても極々微量であるなど
の長所を有していることから、電圧を印加したローラ型
やブレード型の帯電部材(導電部材)を用いた接触帯電
装置が採用されつつある。
【0004】図5にその具体例を示した。101は円筒
状の回転ドラム型の電子写真感光体(以下、感光ドラム
と記す)である。感光ドラム101は、例えば、アルミ
ニウムからなるドラム基体101aの外周面に有機感光
層101bを形成したものであり、矢示の時計方向に所
定の周速度(プロセススピード)をもって回転駆動され
る。
【0005】102は感光ドラム101に接触させたロ
ーラ型の帯電部材(帯電ローラ)であり、感光ドラム1
01の回転に伴ない従動回転する。帯電ローラ102
は、例えば、鉄・SUS等の導電性芯金102aの外周
面を、カーボン含有のウレタンゴム等の導電性弾性層1
02bで被覆したものであり、この帯電ローラ102
は、導電性芯金102aの長手方向両端部において、不
図示のバネ部材により感光ドラム101の表面に対し圧
接されている。
【0006】帯電ローラ102の導電性芯金102aに
高圧電源103により所定の極性・電位の電圧が印加さ
れることで、回転感光ドラム101の周面が帯電ローラ
102により接触方式にて帯電処理される。
【0007】なお、感光ドラム101の周囲及びその近
辺には帯電ローラ102の他に、露光手段・現像手段・
転写手段・クリーニング手段・定着手段・給紙手段等の
所要の作像プロセス機器が配置されて画像形成装置の全
体が構成されるが、それらは図に省略した。
【0008】帯電部材としての帯電ローラ102に印加
する電圧は、帯電の均一化のためには直流電圧と交流電
圧を重畳させた振動電圧を印加するのがよい。好ましく
は、直流電圧のみを印加したときの感光体の帯電開始電
圧の2倍以上のピーク間電圧を有する振動電圧を帯電部
材に印加することで均一帯電性が向上する(特開昭63
−149669号公報等)。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、帯電ロ
ーラ102に上述のように振動電圧を印加して感光ドラ
ム101を帯電処理する場合においては、感光ドラム1
01の周速度が速くなるにつれて、生じ易くなるドラム
の周方向のサイクルむらを防止するために、帯電ローラ
102に印加する振動電圧の周波数を上げなければなら
ないが、およそ200Hzを越えると、感光ドラム10
1と帯電ローラ102とが振動することに起因する、い
わゆる「帯電音」が大きくなってしまうという問題点が
ある。
【0010】この現象は、以下のようなメカニズムで生
じることが明らかになった。すなわち、帯電ローラ10
2に振動電圧が印加されると、感光ドラム101と帯電
ローラ102との間に静電気力による引力が作用し、振
動電圧の最大値の部分と最小値の部分では相互の引き合
う力が大きくなり、帯電ローラ102は弾性変形しつつ
感光ドラム101に引きつけられ、また、振動電圧の中
央値の部分では相互の引き合う力が小さくなり、帯電ロ
ーラ102の弾性変形の回復力により、感光ドラム10
1と帯電ローラ102とは離れようとする。このため感
光ドラム101と帯電ローラ102とは印加された振動
電圧の2倍の周波数で振動しあうことになる。
【0011】更に、感光ドラム101と帯電ローラ10
2とは相互に摩擦し合いつつ回転移動するが、上記静電
気力により引力が作用し、振動電圧の最大値の部分と最
小値の部分で相互の引き合う力が大きくなり、帯電ロー
ラ102が弾性変形しつつ感光ドラム101に引きつけ
られる際には、相互の回転移動にブレーキがかかり、、
また、振動電圧の中央値の部分で相互の引き合う力が小
さくなり、帯電ローラ102の弾性変形の回復力によ
り、感光ドラム101と帯電ローラ102とが離れよう
とする際にはこのブレーキが緩和される。このため、あ
たかも濡れたガラス表面を指で擦った時のようにスティ
ックスリップによる振動も生じる。この振動も上記と同
様に印加された振動電圧の2倍の周波数で生じる。
【0012】帯電音は以上のような振動に起因するが、
これは印加される振動電圧の2倍の周波数を基本とし生
じるために、例えば振動電圧の周波数が300Hzの場
合にあっては600Hzの音が観測される。この他に
も、その整数倍の高調波成分や、まれには、印加した振
動電圧の周波数とその整数倍の高調波成分も観測される
場合もある。
【0013】このような帯電音は、感光ドラム101と
帯電ローラ102との当接部から直接音として発せられ
る他に、感光ドラム101の振動が、例えばプロセスカ
ートリッジや画像形成装置に伝わり、そこで音に変換さ
れる場合もある。
【0014】上述の帯電音の問題やメカニズムは、帯電
部材がローラ型(帯電ローラ)である場合に限らず、ブ
レード型(帯電ブレード)・パッド型・ブロック型・ロ
ッド型・ワイヤ型等のものでも共通して言える。
【0015】(発明の目的)本発明の目的は帯電音の主
原因たる感光体の振動を抑制することで帯電音を低減し
た感光体及びプロセスカートリッジ及び電子写真装置を
提供することである。
【0016】本発明の他の目的はサイクルムラを防止し
たプロセスカートリッジ及び電子写真装置を提供するこ
とである。
【0017】本発明の更なる目的は高速化が可能なプロ
セスカートリッジ及び電子写真装置を提供することであ
る。 (発明の構成)上記目的を達成するために、本発明は、
感光体に接触可能であって振動電圧が印加された帯電部
材により帯電される感光体において、感光層と、この感
光層を支持する基体と、感光体に駆動力を伝達する伝達
部と、を有し、感光体の(全重量/全体積)が0.65
g/cm3 以上であることを特徴とする。また、本発明
は上記感光体を用いたプロセスカートリッジ及び電子写
真装置である。
【0018】更に、本発明は、感光体に接触可能であっ
て振動電圧が印加された帯電部材により帯電される感光
体において、感光層と、この感光層を支持する基体と、
この基体内部に挿入される充填物と、を有し、充填物は
感光体の母線方向において前記基体の一部に設けられる
ことを特徴とする。また、本発明はこの感光体を用いた
プロセスカートリッジ及び電子写真装置である。
【0019】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。
【0020】図1・図2はそれぞれ本発明の一実施例の
画像形成装置の断面図と、プロセスカートリッジ抜き差
し状態時の斜視図である。
【0021】本実施例の画像形成装置は転写式電子写真
プロセス利用の、プロセスカートリッジ着脱式のレーザ
ービームプリンタである。
【0022】図1において、3は回転ドラム型の電子写
真感光体(以下、感光ドラムと記す)である。この感光
ドラム3は、駆動源からの駆動伝達部から、矢示の時計
方向に所定の周速度(プロセススピード)をもって回転
駆動される。
【0023】4は感光ドラム3に所定の押圧力をもって
圧接させた帯電部材である。本実施例の帯電部材は帯電
ローラである。この帯電ローラ4は、SUSからなる導
電性芯金4aと、その外周に形成された、カーボン含有
のウレタンゴムからなる導電性弾性層4bとからなり、
その外径は12mmである。導電性芯金4aの両端部に
おいて不図示のバネ部材により感光ドラム3へ向けて付
勢されローラ4の表面は感光ドラム3の表面に対し圧接
され、感光ドラム3の回転に伴って従動回転する。そし
て導電性芯金4aに電源装置から所定の電圧が印加され
ることにより回転感光ドラム3の周面が帯電ローラ4に
より直接方式で所定の極性・電位に均一帯電処理され
る。帯電部材としては図示したように感光ドラムに接す
るローラ形状の他ブレード形状やその他の形状のものも
使用できる。
【0024】その回転感光ドラム3の帯電処理面に対し
て、レーザスキャナユニット1から目的の画像情報の時
系列の電気デジタル画素信号に対応して変調出力された
レーザ光20による走査露光がミラー2を介してなされ
て、回転感光ドラム3の周面に露光画像情報に対応した
静電潜像が形成されていく。
【0025】その静電潜像は現像器5のトナー6により
反転現像方式でトナー画像として可視像化される。そし
てそのトナー画像が転写ローラ7の位置にて感光ドラム
3と転写ローラ7との間に給送された転写材14の面に
対して順次に転写されていく。転写ローラ7には不図示
の電源装置によりトナーと逆極性の転写バイアスが印加
されていてその逆極性電荷が転写材の裏面に与えられる
ことにより回転感光ドラム3面側のトナー画像が転写材
面側へ転写されていく。
【0026】12は画像形成装置本体に対して着脱自由
の給紙カセットであり、該カセット内の転写材14が給
紙信号にもとづいて回転駆動される給紙ローラ13と、
該ローラ13に対向して設けられた分離パッド(不図
示)により1枚ずつ分離給送され、上下のガイドに沿っ
てガイドされて一対のレジストローラー15に搬送され
る。レジストローラー15は、転写材が来るまでは停止
しており、これに転写材14の先端が突き当たることに
より、転写材14の斜行を補正する。次いでレジストロ
ーラー15は、前記感光ドラム3上に形成された画像の
先端と同期するように転写材14を感光ドラム3と転写
ローラ7との間の転写部へと搬送する。
【0027】転写部でトナー画像転写を受けた転写材は
感光ドラム3面から分離されて搬送ローラー及び搬送ガ
イド16により定着器17へ搬送される。定着器17は
転写材14上のトナー画像を熱および圧力で転写材14
上に溶解・固着させることにより記録画像とする。画像
定着後の転写材14はフラッパ(図示せず)により選択
された搬送路を経て排出トレイ18又は同19に排出さ
れる。
【0028】転写材に対するトナー画像転写後の回転感
光ドラム3面はクリーナー8により転写残りトナー等の
付着汚染物の除去がなされて清浄面化され、繰り返して
作像に供される。なお図1に示すように転写後の残留電
荷をイレースする手段Lを設けても良い。
【0029】本実施例のプリンターは感光ドラム3・帯
電ローラ4・現像器5・クリーナー8の4つのプロセス
機器を共通のカートリッジカバー(外装筐体)9内に納
めて一括してプリンター本体に対して着脱自在のプロセ
スカートリッジ10としてある。プロセスカートリッジ
10のプリンター本体に対する着脱は図2のようにプリ
ンター本体の前面扉30を開いてプリンター本体内を解
放し、プリンター本体側のガイド11(図1)にプロセ
スカートリッジ10を係合させてガイド11に沿って押
し込む、または引き出すことによりなされる。プロセス
カートリッジ10をプリンター本体に対して充分に押し
込むとプリンター本体側に対してプロセスカートリッジ
10が機械的・電気的に連結化する。
【0030】なお、プロセスカートリッジは少なくと
も、感光ドラム3と、帯電部材としての帯電ローラ4を
備えていればよい。
【0031】図3に図dの電子写真装置、図2のプロセ
スカートリッジに用いられる感光体の斜視図及び感光体
の中央部分の断面図を示す。
【0032】図3(a)において、21は円筒状もしく
は円柱状の導電性基体、22はその上に成膜された光導
電層、23は基体の一端に接合され装置本体の駆動源か
ら駆動ギアを介して駆動力の伝達を受ける駆動伝達ギ
ア、24はもう一方の端部に接合された軸受けフランジ
である。なお、基体と電子写真装置との導通を取るため
の導電部材が基体内部に配置される場合がある(図示せ
ず)。
【0033】図4に感光ドラムと接触帯電部材である帯
電ローラとの側面図を示す。電源25によって帯電ロー
ラ4の芯金4aに印加される電圧としては、直流電圧に
交流電圧を重畳した振動電圧が好ましい。ここで言う振
動電圧とは、時間とともに周期的に電圧値が変化する電
圧であり、振動電圧は、直流電圧のみ印加時における感
光体の帯電開始電圧値の2倍以上のピーク間電圧を有す
ることが斑点状帯電ムラ防止のために好ましい。また、
その波形については、正弦波に限らず、矩形波、三角
波、パルス波でも良いが、帯電音の低減化観点からは、
高調波成分を含まない正弦波が好ましい。なお基体21
は接地と接続されている。
【0034】本発明は、振動電圧の印加により帯電部材
と電子写真感光体との間に発生する帯電音を防止するた
めに、感光体の単位体積当りの重量を一定以上とするも
のである。ところで音の発生メカニズムは、帯電部材に
よる感光体の弾性振動と考えられる。従って、感光体に
重量を付加することによって振動を吸収する効果が発現
すると考えられる。本発明者等の検討によれば、音の減
少効果は感光体の重量の二乗に比例することが確認され
ている。
【0035】このような現象、及び実際の聴音上の効果
を鑑みると、感光体の全体積(駆動伝達部や軸受け部を
含む)に対する重さが、0.65g/cm3 以上が好ま
しいことが分かった。
【0036】また、さらに制音効果が安定して得られる
重さとして、0.80g/cm3 以上がより好ましい。
この理由としては、先に述べたように、音の減少効果は
重量の二乗に比例するため、効果の曲線にはある変曲点
が存在する。
【0037】図13に感光体の単位体積当たりの重量と
その感光体を用いた図1のようなプリンタのプリント動
作時の音圧との関係を表わすグラフを示す。音圧は後で
示す騒音計「NL−02」(リオン株式会社製)で測定
した。図13において曲線Aは感光ドラムの基体の外径
が30mm、基体の長手方向長さ246mm、帯電ロー
ラに印加する交流電圧は周波数が470Hz、ピーク間
電圧が1800Vである。曲線Bは基体の外径30m
m、基体長手方向長さ346mm、交流電圧は周波数が
350Hz、ピーク間電圧が1800Vである。
【0038】感光ドラムの単位体積当たりの重量が0.
65g/cm3 は、変曲点の直後であり、上記重量を増
加していった場合音圧の曲線の傾きが最も急なところを
過ぎ音の減少効果が顕著に出始めるところである。更に
上記重量が0.80g/cm3 になると音圧の曲線の傾
きが緩やかになり始め制音効果が安定してくるので安定
性を考慮すると0.80g/cm3 以上がより好まし
い。また、上記重量が1.0g/cm3 以上ではほとん
ど音圧は減少しなくなってくる。
【0039】さらに、このより好ましい音の防止効果は
基体の大きさによっても若干異なり、感光体の長さが3
00mmより短い場合は、0.80g/cm3 以上、3
00mmより長い場合は0.65g/cm3 以上が好ま
しい。また、感光ドラムの単位体積当たりの重量は大き
過ぎるとドラムを駆動するときのトルク増大による駆動
部や軸受け部の負荷によりドラムの回転に支障をきたす
ので3.0g/cm3以下が好ましい。
【0040】このような重量を付与する手段としては、
感光体に用いる円筒状基体の肉厚を厚くする、さらに
は、基体を円柱状とするのが好適である。これは、肉厚
を厚くすることにより、感光体の剛性も向上するからで
ある。基体の材料が例えばアルミニウムである場合、上
記の条件を満たすためには約2.5mm以上の肉厚とす
ればよい。また基体の肉厚を厚くする代わりに基体内部
に充填物を入れても良い。
【0041】次に感光体の具体的な態様を説明する。電
子写真感光体の単位体積当りの重量を得る手段として、
ある程度の重量を有する基体が用いられるが、その材料
は金属、樹脂、或は樹脂をベースとした複合材料など、
基本的に円筒或は円柱状に加工できるものなら何でもよ
い。この中で、加工性、生産性、重量の効果、コスト等
の点から、アルミニウムが好適である。基体上に設けら
れる感光層については特に制限されることはなく、公知
の光導電材料を公知の手段により成膜すればよい。た
だ、感光層に直接帯電部材を接触するという点からは、
樹脂をベースに成膜された有機光導電材料を表面に有す
る感光体が好適である。有機材料を主体とする感光層の
場合は、複数の層を積層する構成が一般的である。
【0042】感光層を形成した基体の両端部には、通
常、図3(a)に示すようにギア、或はフランジと称さ
れる電子写真装置内での駆動伝達または軸受け用の部材
が配置される。これらの部材も感光体の重量に寄与する
が、材料としては成形性、加工性、摺動性、耐久性等の
点からアルミニウム、ポリカーボネート樹脂などが用い
られる。
【0043】次に、感光体の実施例を更に詳細に説明す
る。
【0044】(実施例1)基体として、外径30mm、
基体の長手方向の長さ260mm、肉厚2.5mmのア
ルミニウムシリンダーを用意した。これに、以下に示す
ような構成の層を順次積層塗布し、感光層を形成した。 (1)導電性被覆層:酸化スズ及び酸化チタンの粉末を
フェノール樹脂に分散したものを主体とする。膜厚18
μm (2)下引層:変性ナイロン、及び共重合ナイロンを主
体とする。膜厚1.0μm (3)電荷発生層:不可視光領域の長波長域に吸収を持
つジスアゾ顔料をアクリル樹脂に分散したものを主体と
する。膜厚0.2μm (4)電荷輸送層:ホール搬送性を有するヒドラゾン化
合物をポリカーボネート樹脂に溶解したものを主体とす
る。膜厚25μm 次に基体の両端に、図3(a)に例示したようなポリカ
ーボネート樹脂から成るギア、フランジを接着剤により
結合し、電子写真感光体を作成した。
【0045】このギア、フランジを含めた感光体の全体
積当りの重量は0.81g/cm3であった。
【0046】次に、この感光体を、図2に例示したよう
な構成を有するプロセスカートリッジに組み込み、さら
にこれを毎分16枚(転写材のサイズA4横送り)のプ
リントスピードを持つ図1に示すレーザービームプリン
ターに装着して、帯電により発生する音を測定した。こ
の電子写真装置の条件は、プロセススピードが94mm
/sec、直流印加電圧が700V、交流印加電圧の周
波数が550Hz、ピーク間電圧が2000Vであっ
た。また、このプリンターの入力画素密度は300dp
iである。
【0047】音の測定方法としては、暗騒音30dB
(A)の無響室に上記装置を設置し、感光体の前面(感
光体の軸に対して垂直方向の手前側)から50cmに相
当する位置に、騒音計「NL−02」(リオン株式会社
製)を設置した。dB(A)とは騒音計におけるA特性
の周波数補正をかけた(人の聴感可能域以外の周波数域
をフィルタカットする)場合の音圧である。上記プリン
ターは、感光体のみを回転駆動でき、他の種々の作動音
が発生しないように改造されている。従って、単に感光
体を回転駆動させたときの音圧XdB(A)と、感光体
を回転駆動させつつ上記の条件で帯電時に電圧を印加し
て感光体の帯電を行なったときの音圧YdB(A)とを
測定し、これらの差△=Y−XdB(A)を帯電音によ
る騒音レベルの増加分として算出した。
【0048】(比較例1)感光体の基体として、外径3
0mm、基体の長手方向長さ260mm、肉厚0.7m
mのアルミニウムシリンダーを用いたことを除いては、
実施例1と同様に感光体を作成した。
【0049】(比較例2)感光体の基体として、外径3
0mm、基体の長手方向長さ260mm、肉厚1.8m
mのアルミニウムシリンダーを用いたことを除いては、
実施例1と同様に感光体を作成した。これら比較例の感
光体についても、実施例1と同様のカートリッジ、プリ
ンターに装着して音を測定した。
【0050】これらの結果を表1に示す。本発明者らの
検討によれば、帯電による音の増加分△が4dB(A)
以下であれば、聴感上も含めた実用上問題のない音のレ
ベルであることが確認されている。従って、表1の結果
から、本発明の効果は十分に得られていることが分か
る。
【0051】(実施例2)感光体の基体として、外径3
0mm、基体長手方向長さ260mm、肉厚2.2mm
のアルミニウムシリンダーを用いたことを除いては、実
施例1と同様に感光体を作成し、同様のカートリッジ、
プリンターに装着して音を測定した。結果を表1に示
す。
【0052】(実施例3)感光体の基体として、外径3
0mm、基体長手方向長さ260mm、肉厚5.0mm
のアルミニウムシリンダーを用いたことを除いては、実
施例1と同様に感光体を作成し、同様のカートリッジ、
プリンターに装着して音を測定した。結果を表1に示
す。
【0053】(実施例4)感光体の基体として、カーボ
ンを充填して導電性を付与したABS樹脂を外径30m
m、基体長手方向長さ260mmの円柱状に成形したも
のを用いたことを除いては、実施例1と同様に感光体を
作成し、同様のカートリッジ、プリンターに装着して音
を測定した。結果を表1に示す。
【0054】(実施例5)電子写真装置であるレーザー
ビームプリンターを改造して入力画素密度を600dp
iとし、印加する交流電圧の周波数を650Hzとした
他は、実施例1と全く同様にして評価を行なった。
【0055】(比較例3)感光体の基体として、外径3
0mm、基体長手方向長さ260mm、肉厚0.7mm
のアルミニウムシリンダーを用いたことを除いては、実
施例5と同様に感光体を作成し、同様のカートリッジ、
プリンターに装着して音を測定した。
【0056】これらの結果も合わせて表1に示す。ここ
から分かるように、比較例では画素密度を上げて必要な
周波数が高くなったことによる音の増加分も増している
が、本発明の実施例では、制音効果が十分に現われてい
る。
【0057】(実施例6、7)感光体の基体として、外
径30mm、基体長手方向長さ302mm、肉厚がそれ
ぞれ2.2mm、2.7mmのアルミニウムシリンダー
を用意した。これに、実施例1と同様な構成の層を順次
積層塗布して感光層を形成した。これにギア、フランジ
を接着して電子写真感光体を作成した。
【0058】これを毎分8枚(A4)のプリントスピー
ドを持つレーザービームプリンターに装着して、帯電に
より発生する音を測定した。この電子写真装置の条件
は、プロセススピードが47mm/sec、直流印加電
圧が650V、交流印加電圧の周波数が470Hz、ピ
ーク間電圧が1800Vであった。また、このプリンタ
ーの入力画素密度は600dpiである。
【0059】先の実施例と同様にして音の測定を行なっ
た。その結果を、表1に示す。
【0060】(実施例8、9)感光体の基体として、外
径30mm、基体長手方向長さ346mm、肉厚がそれ
ぞれ2.2mm、2.7mmのアルミニウムシリンダー
を用意した。これに、以下に示すような構成の層を順次
積層塗布し、感光層を形成した。 (1)導電性被覆層:酸化スズ及び酸化チタンの粉末を
フェノール樹脂に分散したものを主体とする。膜厚18
μm (2)下引層:変性ナイロン、及び共重合ナイロンを主
体とする。膜厚0.5μm (3)電荷発生層:可視光域に吸収を持つジスアゾ顔料
をブチラール樹脂に分散したものを主体とする。膜厚
0.2μm (4)電荷輸送層:ホール搬送性を有するトリフェニル
アミン化合物をポリカーボネート樹脂に溶解したものを
主体とする。膜厚25μm 次に基体の両端に、図3(a)に例示したようなポリカ
ーボネート樹脂から成るギア、フランジを接着剤により
結合し、電子写真感光体を作成した。
【0061】これらの感光体の全体積当りの重量はそれ
ぞれ0.69、0.84g/cm3であった。
【0062】電子写真装置として、普通紙複写機「NP
−2020」(キヤノン製)を、図1に示すような接触
帯電が行なえるように改造したものを用意した。なお、
この複写機のコピースピードは毎分20枚(A4)であ
る。また帯電の条件は、プロセススピードが120mm
/sec、直流印加電圧が730V、交流印加電圧の周
波数が800Hz、ピーク間電圧が2200Vである。
これらの感光体、及び装置を用いて実施例1と同様な方
法で音を測定した。結果を表1に示す。
【0063】
【表1】
【0064】次に図3に示した感光ドラムの代わりに、
感光ドラムの基体21内部に充填物26を挿入した場合
の実施例について説明する。この充填物26を挿入した
感光ドラム3の斜視図及びドラム長手方向の中央部付近
の断面図をそれぞれ図6(a)及び(b)に示す。なお
既に示した実施例と同じものには同じ符号をつけ、説明
を省略する。また図7に本実施例で用いる剛体の充填物
26の形状を示す。aは円筒状、bは円柱状である。こ
れらの外周面は感光体の帯電により発生する振動を吸収
するために、基体21の内壁に実質的に接していること
が要求される。また、剛体の材料としては挿入したとき
の感光体の単位体積当たりの重量(g/cm3 )が前記
条件を満たすようなものであれば何でも良いが、特には
密度が2.0g/cm3 以上であることが好ましい。こ
れは、密度が高いほうが音の振動吸収効果が高いととも
に、必要な重量を得るための大きさが小さくなるため、
挿入がより容易であり、生産性が向上するためである。
密度が2.0g/cm3 以上の材料としては、アルミニ
ウム、銅、鉄、真鋳、鉛等の金属の他、アルミナ、石
英、石膏、炭化ケイ素、窒化ホウ素、カオリナイト、モ
ンモリロナイト等のセラミックスが挙げられる。これら
の中から、加工性、生産性、コスト等の諸要素を考慮し
て適宜選択すれば良い。特に感光ドラムをリサイクルす
る場合には基体と充填物が同じ材料、例えばアルミニウ
ムであることが望ましい。充填物26は圧入のみで固定
するか、或は基体内壁と充填物とのギャップいかんでは
補助手段として接着剤などを併用しても良い。
【0065】充填物26の長さは、感光体3に挿入した
状態で、前記感光ドラムの単位体積当りの重さを満たし
ていれば良いが、一般的には基体21の長さより短いこ
とが好ましい。即ちドラム母線方向において、充填物を
基体の一部とすれば生産工程がより簡単であり、特に基
体内に充填物を挿入する時そのストロークがより短かく
なるために芯ずれが生じにくく大量生産し易い。基体2
1の長さより短い場合は、充填物26の挿入位置は基体
21の中央にすることが効果的である。すなわち充填物
26の軸方向の中心が、感光体3の基体21の軸方向の
中心と一致するような位置に挿入されることが好適であ
る。これは基体の重心と充填物の重心とが実質的に一致
する位置であり、帯電音による騒音レベルの増加分がよ
り小さいことが実験によりわかった。また、充填物は複
数であっても良いが、その場合は、基体の長さ方向に対
称となるように充填物を配置することが効果的である。
【0066】感光体の基体としては基本的には円筒状に
成形できるものであれば何でも良いが、成形性、加工
性、さらには充填物を挿入する際に要求される強度など
を考慮すると金属、特にはアルミニウムが好適である。
【0067】感光体の基体内に剛体の充填物を挿入した
具体的な実施例を更に詳細に説明する。
【0068】(実施例10)基体として、外径30m
m、基体長手方向長さ260mm、肉厚0.75mmの
アルミニウムシリンダーを用意した。これに、前記実施
例1に示すような構成の層を順次積層塗布し、感光層を
形成した。
【0069】この感光体に、表2に示すような構成の充
填物を挿入し、シアノアクリレート系接着剤で固定し
た。さらにこの感光体の両端に、図6に例示したような
ポリカーボネート樹脂から成るギア、フランジを接着剤
により結合し、電子写真感光体を作成した。この感光体
の全体積当りの重量は、0.85g/cm3 であった。
【0070】次に、この感光体を図2に例示したような
構成を有するプロセスカートリッジに組み込み、前記実
施例1と同じ条件で△=Y−XdB(A)を帯電音とし
て測定した。
【0071】(比較例4)感光体に充填物を挿入しない
ことを除いては、実施例10と同様に感光体を作成し
た。
【0072】(比較例5)表2に示す充填物を用いたこ
とを除いては、実施例10と同様に感光体を作成した。
また、これら比較例の感光体についても、同様のカート
リッジ、プリンターに装着して音を測定した。これらの
結果を表2に示す。
【0073】(実施例11、12、13)充填物として
表2に示すようなものを用い、その他は実施例10と同
様に感光体を作成し、同様のカートリッジ、プリンター
に装着して音を測定した。ただし、実施例11で用いた
基体の肉厚は1.2mmで、充填物は50Kgの力で圧
入した。いずれの実施例においても、本発明の効果が十
分得られている。
【0074】(実施例14)電子写真装置であるレーザ
ービームプリンターを改造して入力画素密度を600d
piとし、印加する交流電圧の周波数を650Hzとし
た他は、実施例10と全く同様にして評価を行なった。
【0075】(比較例6)感光体に充填物を挿入しない
ことを除いては、実施例14と同様のカートリッジ、プ
リンターに装着して音を測定した。
【0076】これらの結果も合わせて表2に示す。ここ
から分かるように、比較例では画素密度を上げて必要な
周波数が高くなったことによって、音の増加分も増して
いるが、本発明の実施例では、制音効果が十分に現われ
ている。
【0077】(実施例15、16)感光体の基体とし
て、外径30mm、基体長手方向長さ302mm、肉厚
0.75mmのアルミニウムシリンダーを用意した。こ
れに、実施例10と同様な構成の層を順次積層塗布して
感光層を形成した。これに、表2に示すような充填物を
挿入し、ギア、フランジを接着して電子写真感光体を作
成した。
【0078】これを毎分8枚(A4)のプリントスピー
ドを持つレーザービームプリンターに装着して、帯電に
より発生する音を測定した。この電子写真装置の条件
は、プロセススピードが47mm/sec、直流印加電
圧が650V、交流印加電圧の周波数が470Hz、ピ
ーク間電圧が1800Vであった。また、このプリンタ
ーの入力画素密度は600dpiである。
【0079】先の実施例と同様にして音の測定を行なっ
た。その結果を、表2に示す。
【0080】(実施例17、18)感光体の基体とし
て、外径30mm、基体長手方向長さ346mm、肉厚
0.75mmのアルミニウムシリンダーを用意した。こ
れに、前記実施例8、9に示すような構成の層を順次積
層塗布し、感光層を形成した。
【0081】これに、表2に示すような充填物を挿入
し、次に基体の両端に、図6に例示したようなポリカー
ボネート樹脂から成るギア、フランジを接着剤により結
合し、電子写真感光体を作成した。なお、実施例18に
おいては充填物を2個とし、それぞれが対称となるよう
な位置に固定した。
【0082】電子写真装置として、普通紙複写機「NP
−2020」(キヤノン製)を、図1に示すような直接
帯電が行なえるように改造したものを用意した。なお、
この複写機のコピースピードは毎分20枚(A4)であ
る。また、帯電の条件は、プロセススピードが120m
m/sec、直流印加電圧が730V、交流印加電圧の
周波数が800Hz、ピーク間電圧が2200vであ
る。
【0083】これらの感光体、及び装置を用いて実施例
10と同様な方法で音を測定した。結果を表2に示す。
【0084】
【表2】
【0085】次に感光ドラム内部の充填物として剛体の
代わりに剛体と弾性体との2層構造から成るものを用い
た実施例を示す。2層構造からなる充填物を挿入した感
光ドラム3の斜視図及びドラム長手方向の中央部付近の
断面図をそれぞれ図8(a)及び図8(b)に示す。な
お既に示した実施例と同じものには同じ符号をつけ説明
を省略する。
【0086】図9に図8の本実施例で用いる充填物の断
面を示す。27は剛体、28はその上に被覆された弾性
体を示す。剛体27はこの充填物に重量と剛性を付与す
る働きをする。従って材料としては、アルミニウム、真
鋳などの金属の他、セメント、石膏、陶器材料等のセラ
ミックが有用であり、これらの中から生産性、加工性、
重量の効果、コスト等の点を考慮して適宜選択すれば良
い。また、形状は円柱、もしくは円筒状が好ましい。
【0087】一方、弾性体28は、発生する音に対して
の制振性を付与する効果があるが、このためには、挿入
した状態で感光体の基体の内壁と十分に密接しているこ
とが必要である。従って充填物は、基体の内径よりやや
大きい径を有する円柱、もしくは円筒状であることが好
ましい。これにより、充填物は圧入するのみで基体内部
に保持される。補助手段として接着剤などを併用しても
良いことは言うまでもない。
【0088】弾性層28の厚みは感光体の大きさに応じ
て適宜設定すれば良いが、厚すぎると重量付与効果が小
さくなり、薄すぎると制振効果が小さくなるとともに、
弾性を利用した基体21への圧入が困難になる。従っ
て、一般的には1〜5mm程度が好適である。材料とし
ては、ウレタンゴム、クロロプレンゴム等の一般的な弾
性材料を用いれば良い。
【0089】充填物の長さは、感光体3に挿入した状態
で、前述した感光ドラムの単位体積当りの重さ(g/c
3 )を満たしていれば良いが、一般的には基体21の
長さより短いことが好ましい。基体21の長さより短い
場合は、充填物の挿入位置は基体の中央にすることが効
果的である。また、充填物は複数であっても良いが、そ
の場合は、基体の長さ方向に対称となるように充填物を
配置することが効果的である。
【0090】感光体の充填物として剛体と弾性体の2層
構造から成る具体的な実施例を詳細に説明する。
【0091】(実施例19)基体として、外径30m
m、基体長手方向長さ260mm、肉厚0.75mmの
アルミニウムシリンダーを用意した。
【0092】これに、実施例に示すような構成の層を順
次積層塗布し、感光層を形成した。
【0093】この感光体に、表3に示すような構成の充
填物をエアシリンダーを用いて約80Kgの力で圧入し
た。さらにこの感光体の両端に、図8に例示したような
ポリカーボネート樹脂から成るギア、フランジを接着剤
により結合し、電子写真感光体を作成した。この感光体
の全体積当りの重量は0.85g/cm3 であった。
【0094】次に、この感光体を図2に例示したような
構成を有するプロセスカートリッジに組み込み、前述し
た実施例1と同じ条件で△=Y−XdB(A)を帯電音
として測定した。
【0095】(比較例7)感光体に充填物を挿入しない
ことを除いては、実施例19と同様に感光体を作成し
た。
【0096】(比較例8)表3に示す充填物を用いたこ
とを除いては、実施例19と同様に感光体を作成した。
これら比較例の感光体についても、同様のカートリッ
ジ、プリンターに装着して音を測定した。これらの結果
を表3に示す。
【0097】(実施例20、21、22)充填物として
表3に示すようなものを用い、その他は実施例19と同
様に感光体を作成し、同様のカートリッジ、プリンター
に装着して音を測定した。結果を表3に示す。
【0098】(実施例23)電子写真装置であるレーザ
ービームプリンターを改造して入力画素密度を600d
piとし、印加する交流電圧の周波数を650Hzとし
た他は、実施例19と全く同様にして評価を行なった。
【0099】(比較例9)感光体に充填物を挿入しない
ことを除いては、実施例23と同様のカートリッジ、プ
リンターに装着して音を測定した。
【0100】これらの結果も合わせて表3に示す。ここ
から分かるように、比較例では画素密度を上げて必要な
周波数が高くなったことによる音の増加分も増している
が、本発明の実施例では、制音効果が十分に現われてい
る。
【0101】(実施例24、25)感光体の基体とし
て、外径30mm、基体長手方向長さ302mm、肉厚
0.75mmのアルミニウムシリンダーを用意した。こ
れに、実施例19と同様な構成の層を順次積層塗布して
感光層を形成した。これに、表3に示すような充填物を
挿入し、ギア、フランジを接着して電子写真感光体を作
成した。
【0102】これを毎分8枚(A4)のプリントスピー
ドを持つレーザービームプリンターに装着して、帯電に
より発生する音を測定した。この電子写真装置の条件
は、プロセススピードが47mm/sec、直流印加電
圧が650V、交流印加電圧の周波数が470Hz、ピ
ーク間電圧が1800Vであった。また、このプリンタ
ーの入力画素密度は600dpiである。
【0103】先の実施例と同様にして音の測定を行なっ
た。その結果を、表3に示す。
【0104】(実施例26、27)感光体の基体とし
て、外径30mm、基体長手方向長さ346mm、肉厚
0.75mmのアルミニウムシリンダーを用意した。こ
れに、実施例8、9に示すような構成の層を順次積層塗
布し、感光層を形成した。
【0105】次に基体の両端に、図8に例示したような
ポリカーボネート樹脂から成るギア、フランジを接着剤
により結合し、電子写真感光体を作成した。なお、実施
例27においては充填物を2個とし、それぞれが対称と
なるような位置に固定した。
【0106】電子写真装置として、普通紙複写機「NP
−2020」(キヤノン製)を、図1に示すような直接
帯電が行なえるように改造したものを用意した。なお、
この複写機のコピースピードは毎分20枚(A4)であ
る。また、帯電の条件は、プロセススピードが120m
m/sec、直流印加電圧が730V、交流印加電圧の
周波数が800Hz、ピーク間電圧が2200Vであ
る。 これらの感光体、及び装置を用いて実施例19と
同様な方法で音を測定した。結果を表3に示す。
【0107】
【表3】
【0108】次に感光ドラム内に充填物を挿入し、これ
を接着剤により基体内部に接着した場合について説明す
る。
【0109】感光体の内部に既に述べたような剛体ある
いは弾性体からなる充填物を挿入した場合、基体内面と
充填物外面との間隙は100μm以下で充填物が接着剤
で基体内面に保持されることが望ましい。これについて
詳述する。
【0110】図10は感光ドラム3の縦断面図、図11
は図10のN−N線に沿う拡大横断面図である。感光ド
ラム3は肉厚1mmのアルミニウムから成るドラム基体
21と、この基体の外周面に形成された前記実施例1と
同じ有機感光層22とから成り、その外径は30mmで
ある。
【0111】31はドラム内充填物(挿入物)としての
剛体あるいは弾性体である。充填物31の材料として
は、アルミニウム、真鋳などの金属の他、セメント、石
膏等のセラミック、さらには天然ゴム等のゴム材料でも
よい。これらの中から生産性、加工性、重量の効果、コ
スト等を考慮して適宜選択すればよい。充填物31の形
状としては、円柱、もしくは円筒形状とし、例えば感光
ドラム3の基体21の内径がφ28.5H8の場合、充
填物31の外径を100μm小さくして挿入する。すな
わち、基体21と充填物31とのギャップ(隙間)Dを
最大100μm以下とし、その両者の固定方法を接着剤
32(例えばシアノアクリレート系、エポキシ樹脂系)
で行うことで、充填物31を感光ドラム内部に固定保持
させ、感光ドラム3の重量自体と剛性を増加させる。接
着手段としては、あらかじめ基体21の内面に接着剤3
2を塗布しておいても、充填物31の外面に塗布してお
いてもよい。33・33は感光ドラム3の両端部に取り
付けたドラム端面部材であるフランジである。なお充填
物の軸方向の中心が基体の軸方向の中心と一致させるの
が望ましい。充填物を基体内部に圧入する場合に比べて
基体と充填物との間にギャップを設けることによりドラ
ム製造工程が簡単になり、更に充填物の材料の選択の幅
も拡がる。従って低コスト化も可能となる。
【0112】次に、感光ドラム3と充填物31の挿入時
のギャップと音圧の関係を表4に示す。既に示したよう
に音圧は△=Y−XdB(A)を帯電音による騒音レベ
ルの増加分として示す。また、このとき感光ドラムの周
速度は50mm/secであり、その他の条件は前記実
施例1の場合と同じにした。
【0113】
【表4】
【0114】表4によれば、基体21と充填物31との
ギャップ量Dが100μm以下であれば充填物31を感
光ドラム3に接着剤32により接着し固定すれば実用上
問題のないレベルであることが分かった。但し、この結
果を満足するものは、前記結果で得られたドラムの単位
体積当りの重量を満足するものであることが条件であ
り、接着具合としては、ギャップ部Dに隙間なく接着剤
32が塗布されていなくとも一部であっても帯電音対策
としては十分な効果を発揮する。このような感光ドラム
の製造方法としては、従来と同様に、ドラム基体21の
外周面に有機感光層22の形成、乾燥させた後、充填物
31を挿入、接着剤32で接着すれば良いため、例え
ば、基体21の熱容量の増加に伴う、有機感光層22の
形成、乾燥工程の長時間化のような生産性の極度の悪化
等を招くことはない。
【0115】また充填物31の形状を、接着剤32を満
べんなく流す工夫として図12に示すように円筒系の先
端部を一段差33を付けたりあるいローレットをつけた
りする。これらに関してもドラムの単位体積当たりの重
量は前記条件を満足するものでなければならず、感光ド
ラムとのギャップDに関しても基本寸法が100μm以
下であればよい。
【0116】なお、上記の実施例は帯電部材がローラ型
(帯電ローラ)である場合であるが、帯電部材はブレー
ド型(帯電ブレード)・パッド型・ブロック型・ロッド
型・ワイヤ型等のものでもよく、それらの場合でも帯電
音騒音の抑制はなされる。
【0117】
【発明の効果】以上に述べたように、本発明の感光体は
接触帯電のシステムに適合したものであることが分か
る。また、接触帯電を用いた電子写真装置の高速化、高
画質化、静音化に大きく寄与するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電子写真装置の実施例を示す断面図で
ある。
【図2】電子写真装置に対してプロセスカートリッジの
着脱動作時の斜視図である。
【図3】感光ドラムの実施例の斜視図及び断面図であ
る。
【図4】感光ドラムと帯電ローラの断面図である。
【図5】従来の帯電装置の断面図である。
【図6】感光ドラムの他の実施例の斜視図及び断面図で
ある。
【図7】感光ドラムの充填物の斜視図である。
【図8】感光ドラムの別の実施例の斜視図及び断面図で
ある。
【図9】感光ドラムの充填物の斜視図である。
【図10】感光ドラムの更なる実施例の縦断面図であ
る。
【図11】感光ドラムの更なる実施例の断面図である。
【図12】感光ドラムの更なる実施例の縦断面図であ
る。
【図13】感光体の単位体積当りの重量と音圧との関係
を示すグラフである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 葉波 信之 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 岸 淳一 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 平野 秀敏 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 後藤 正弘 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 高野 学 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 松田 健司 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 三宅 博章 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 石原 友司 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 小山 浩 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子写真装置内で感光体に接触可能であ
    って振動電圧が印加された帯電部材により帯電される感
    光体において、 感光層と、前記感光層を支持する基体と、前記感光体に
    駆動力を伝達する伝達部と、を有し、前記感光体の(全
    重量/全体積)が0.65g/cm3以上であることを
    特徴とする感光体。
  2. 【請求項2】 前記感光体の(全重量/全体積)が0.
    8g/cm3以上であることを特徴とする請求項1記載
    の感光体。
  3. 【請求項3】 前記感光体の母線方向の長さは300m
    mより大きいことを特徴とする請求項1記載の感光体。
  4. 【請求項4】 前記感光体の母線方向の長さは300m
    m以下であることを特徴とする請求項2記載の感光体。
  5. 【請求項5】 前記感光体は上記基体内部に挿入される
    充填物を有することを特徴とする請求項1乃至4のいず
    れかに記載の感光体。
  6. 【請求項6】 前記充填物は剛体からなることを特徴と
    する請求項5記載の感光体。
  7. 【請求項7】 前記剛体の密度は2.0g/cm3以上
    であることを特徴とする請求項6記載の感光体。
  8. 【請求項8】 前記充填物は、剛体と、この剛体に被覆
    された弾性体と、を有することを特徴とする請求項5記
    載の感光体。
  9. 【請求項9】 前記基体内面と前記充填物外面との間隙
    が100μm以下であり、前記基体と前記充填物とは接
    着剤で接着されることを特徴とする請求項5記載の感光
    体。
  10. 【請求項10】 前記充填物は、前記感光体の母線方向
    において前記基体の一部に設けられることを特徴とする
    請求項5記載の感光体。
  11. 【請求項11】 前記充填物は、前記感光体の母線方向
    において前記基体の中央部付近に設けられることを特徴
    とする請求項10記載の感光体。
  12. 【請求項12】 前記充填物は、前記感光体の母線方向
    において、前記充填物の中心が前記基体の中心と一致す
    るように設けられることを特徴とする請求項11記載の
    感光体。
  13. 【請求項13】 電子写真装置に着脱可能なプロセスカ
    ートリッジにおいて、 感光層と、この感光層を支持する基体と、この感光体に
    駆動力を伝達する伝達部と、を備える感光体と、前記感
    光体を帯電するために振動電圧が印加され、前記感光体
    に接触可能な帯電部材と、を有し、前記感光体の(全重
    量/全体積)が0.65g/cm3 以上であることを特
    徴とするプロセスカートリッジ。
  14. 【請求項14】 前記感光体の(全重量/全体積)が
    0.8g/cm3 以上であることを特徴とする請求項1
    3記載のプロセスカートリッジ。
  15. 【請求項15】 電子写真装置において、感光層と、こ
    の感光層を支持する基体と、この感光体に駆動力を伝達
    する伝達部と、を備える感光体と、前記感光体を帯電す
    るために振動電圧が印加され、前記感光体に接触可能な
    帯電部材と、前記感光体に像を形成する像形成手段と、
    を有し、前記感光体の(全重量/全体積)が0.65g
    /cm3 以上であることを特徴とする電子写真装置。
  16. 【請求項16】 前記感光体の(全重量/全体積)が
    0.8g/cm3 以上であることを特徴とする請求項1
    5記載の電子写真装置。
  17. 【請求項17】 電子写真装置内で感光体に接触可能で
    あって、振動電圧が印加された帯電部材により帯電され
    る感光体において、 感光層と、前記感光層を支持する基体と、前記基体内部
    に挿入される充填物と、を有し、前記充填物は、前記感
    光体の母線方向において前記基体の一部に設けられるこ
    とを特徴とする感光体。
  18. 【請求項18】 前記充填物は、前記感光体の母線方向
    において前記基体の中央部付近に設けられることを特徴
    とする請求項17記載の感光体。
  19. 【請求項19】 前記充填物は、前記感光体の母線方向
    において、前記充填物の中心が前記基体の中心と一致す
    るように設けられることを特徴とする請求項18記載の
    感光体。
  20. 【請求項20】 電子写真装置に着脱可能なプロセスカ
    ートリッジにおいて、 感光層と、この感光層を支持する基体と、この基体内部
    に挿入される充填物と、を有する感光体と、前記感光体
    を帯電するために振動電圧が印加され、前記感光体に接
    触可能な帯電部材と、を有し、前記充填物は、前記感光
    体の母線方向において前記基体の一部に設けられること
    を特徴とするプロセスカートリッジ。
  21. 【請求項21】 電子写真装置において、 感光層と、この感光層を支持する基体と、この基体内部
    に挿入される充填物と、を有する感光体と、前記感光体
    を帯電するために振動電圧が印加され、前記感光体に接
    触可能な帯電部材と、前記感光体に像を形成する像形成
    手段と、を有し、前記充填物は、前記感光体の母線方向
    において前記基体の一部に設けられることを特徴とする
    電子写真装置。
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