JPH05196053A - 継手素子 - Google Patents
継手素子Info
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- JPH05196053A JPH05196053A JP4294700A JP29470092A JPH05196053A JP H05196053 A JPH05196053 A JP H05196053A JP 4294700 A JP4294700 A JP 4294700A JP 29470092 A JP29470092 A JP 29470092A JP H05196053 A JPH05196053 A JP H05196053A
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D3/00—Yielding couplings, i.e. with means permitting movement between the connected parts during the drive
- F16D3/50—Yielding couplings, i.e. with means permitting movement between the connected parts during the drive with the coupling parts connected by one or more intermediate members
- F16D3/72—Yielding couplings, i.e. with means permitting movement between the connected parts during the drive with the coupling parts connected by one or more intermediate members with axially-spaced attachments to the coupling parts
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
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- F16D3/50—Yielding couplings, i.e. with means permitting movement between the connected parts during the drive with the coupling parts connected by one or more intermediate members
- F16D3/64—Yielding couplings, i.e. with means permitting movement between the connected parts during the drive with the coupling parts connected by one or more intermediate members comprising elastic elements arranged between substantially-radial walls of both coupling parts
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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- F16D3/76—Yielding couplings, i.e. with means permitting movement between the connected parts during the drive with the coupling parts connected by one or more intermediate members shaped as an elastic ring centered on the axis, surrounding a portion of one coupling part and surrounded by a sleeve of the other coupling part
- F16D3/77—Yielding couplings, i.e. with means permitting movement between the connected parts during the drive with the coupling parts connected by one or more intermediate members shaped as an elastic ring centered on the axis, surrounding a portion of one coupling part and surrounded by a sleeve of the other coupling part the ring being metallic
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D3/00—Yielding couplings, i.e. with means permitting movement between the connected parts during the drive
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- Motor Power Transmission Devices (AREA)
- Mechanical Operated Clutches (AREA)
- Joints Allowing Movement (AREA)
- Quick-Acting Or Multi-Walled Pipe Joints (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 継手素子のずれ相殺特性及びトルク伝達特性
を改善する。 【構成】 トルク 伝動結合装置に組込まれる継手素
子1は,管部分2とその端部に続く少なくとも1つのフ
ランジ部分3とを持つている。フランジ部分3が外側の
取付け範囲4と内側の移行範囲5との間に変形範囲6を
持ち,この変形範囲6が交互に互いに向きに開く同軸的
な円錐環7aを含んでいる。
を改善する。 【構成】 トルク 伝動結合装置に組込まれる継手素
子1は,管部分2とその端部に続く少なくとも1つのフ
ランジ部分3とを持つている。フランジ部分3が外側の
取付け範囲4と内側の移行範囲5との間に変形範囲6を
持ち,この変形範囲6が交互に互いに向きに開く同軸的
な円錐環7aを含んでいる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,トルクを伝達する伝動
結合装置に組込まれる継手素子が,管部分とその端部に
続く少なくとも1つのフランジ部分とを持つている,継
手素子に関する。
結合装置に組込まれる継手素子が,管部分とその端部に
続く少なくとも1つのフランジ部分とを持つている,継
手素子に関する。
【0002】
【従来の技術】金属又は繊維強化プラスチツクから成る
このような継手素子は,軸継手の両継手部分の間の結合
素子として,又は動力伝達経路における軸部分として使
用する際,そのねじり強度のため申し分のないトルク伝
達を保証するのみならず,その膜状フランジ部分可撓性
のため,互いに連結すべき伝動部分のある程度のずれを
相殺することができるので,既によい実績をあげてい
る。しかし欧州特許出願公開第0413677号明細書
に示すように,公知の継手素子のフランジ部分は軸線に
対して直角な面内にあり,一定の肉厚で構成されている
ので,フランジ部分の曲げ弾性及び変形可能性は限られ
ている。更にこの継手素子の相殺特性は,フランジ部分
のその軸線に対して直角な位置からの偏位のみに関係
し,それにより継手素子のフランジ部分のみが,互いに
連結すべき伝動部分の軸線方向又は角度ずれの相殺に適
しているにすぎない。半径方向ずれを相殺するために
は,管部分の端部に続くフランジ部分を持つ継手素子を
使用せねばならず,中間にある管部分の長さが相殺能力
の大きさの決定に関係する。
このような継手素子は,軸継手の両継手部分の間の結合
素子として,又は動力伝達経路における軸部分として使
用する際,そのねじり強度のため申し分のないトルク伝
達を保証するのみならず,その膜状フランジ部分可撓性
のため,互いに連結すべき伝動部分のある程度のずれを
相殺することができるので,既によい実績をあげてい
る。しかし欧州特許出願公開第0413677号明細書
に示すように,公知の継手素子のフランジ部分は軸線に
対して直角な面内にあり,一定の肉厚で構成されている
ので,フランジ部分の曲げ弾性及び変形可能性は限られ
ている。更にこの継手素子の相殺特性は,フランジ部分
のその軸線に対して直角な位置からの偏位のみに関係
し,それにより継手素子のフランジ部分のみが,互いに
連結すべき伝動部分の軸線方向又は角度ずれの相殺に適
しているにすぎない。半径方向ずれを相殺するために
は,管部分の端部に続くフランジ部分を持つ継手素子を
使用せねばならず,中間にある管部分の長さが相殺能力
の大きさの決定に関係する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従つて本発明の根底に
ある課題は,これらの欠点を除去し,特に変形可能性の
点と全長に殆ど関係しない大きい相殺能力の点ですぐれ
ている,最初にあげた種類の継手素子を提供することで
ある。
ある課題は,これらの欠点を除去し,特に変形可能性の
点と全長に殆ど関係しない大きい相殺能力の点ですぐれ
ている,最初にあげた種類の継手素子を提供することで
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
本発明によれば,フランジ部分が,外側の取付け範囲と
内側の移行範囲との間に,交互に互いに逆向きに開く複
数の同軸的な円錐環を含む変形範囲を持つている。
本発明によれば,フランジ部分が,外側の取付け範囲と
内側の移行範囲との間に,交互に互いに逆向きに開く複
数の同軸的な円錐環を含む変形範囲を持つている。
【0005】
【発明の効果】これらの円錐環により,変形範囲とにし
ていわば環状ベローが生じて,その軸線に対して直角な
位置から偏位するだけでなく,半径方向にも変形するの
で,軸線方向ずれ,角度ずれ又は半径方向ずれであつて
も,これらの任意のずれの相殺が,ただ1つのフランジ
部分により可能となる。更に適当数の円錐環を変形範囲
に設けることにより,平らな膜状フランジ部分に比較し
て,かなり大きいねじり弾性が生じて,驚くベき振動減
衰効果を伴い,広い応用範囲にわたつて継手素子を最も
よく使用可能にする。
ていわば環状ベローが生じて,その軸線に対して直角な
位置から偏位するだけでなく,半径方向にも変形するの
で,軸線方向ずれ,角度ずれ又は半径方向ずれであつて
も,これらの任意のずれの相殺が,ただ1つのフランジ
部分により可能となる。更に適当数の円錐環を変形範囲
に設けることにより,平らな膜状フランジ部分に比較し
て,かなり大きいねじり弾性が生じて,驚くベき振動減
衰効果を伴い,広い応用範囲にわたつて継手素子を最も
よく使用可能にする。
【0006】
【実施態様】継手素子自体は任意の適当な材料から一体
に又は複数剖分で製造することができる。フランジ部分
自体も金属又は繊維強化プラスチツクから成る一体の成
形体として設けることができるけれども,変形範囲を予
め製造される個々の円錐環から構成すると,この組立て
構造が比較的費用の少ない経済的な製造を可能にするの
で,特に有利である。個々の円錐環は個別に形成され
て,そのつどの事情に合わされるので,円錐環の適当な
選択により,生ずるフランジ部分の変形特性及びトルク
伝達特性がよく制御される。
に又は複数剖分で製造することができる。フランジ部分
自体も金属又は繊維強化プラスチツクから成る一体の成
形体として設けることができるけれども,変形範囲を予
め製造される個々の円錐環から構成すると,この組立て
構造が比較的費用の少ない経済的な製造を可能にするの
で,特に有利である。個々の円錐環は個別に形成され
て,そのつどの事情に合わされるので,円錐環の適当な
選択により,生ずるフランジ部分の変形特性及びトルク
伝達特性がよく制御される。
【0007】相互結合のため円錐環が内外にはまり合う
付加縁を形成していると,溶接,接着,ねじ止め,鋲止
め等により,結合部の必要な強度を簡単に保証すること
ができる。
付加縁を形成していると,溶接,接着,ねじ止め,鋲止
め等により,結合部の必要な強度を簡単に保証すること
ができる。
【0008】中心対称である円形とは異なる曲線を付加
縁が持つていると,摩擦結合及びはまり合い結合 が大
きい荷重をかけられるように組合わされ,曲線は多角形
又は種々の弧から構成される丸形とすることができる。
縁が持つていると,摩擦結合及びはまり合い結合 が大
きい荷重をかけられるように組合わされ,曲線は多角形
又は種々の弧から構成される丸形とすることができる。
【0009】フランジ部分のトルク伝達特性及び変形特
性を伝動結合装置のそのつどの状態に合わせるため,円
錐環は異なる高さ又は開き角又は肉厚を持つことがで
き,異なる形の母線を持つ円錐環従つて直線状又は適当
に湾曲した母線を持つ円錐環を設けることも可能で,そ
れによりフランジ部分の変形特性及び負荷特性を半径に
関係して制御することができる。
性を伝動結合装置のそのつどの状態に合わせるため,円
錐環は異なる高さ又は開き角又は肉厚を持つことがで
き,異なる形の母線を持つ円錐環従つて直線状又は適当
に湾曲した母線を持つ円錐環を設けることも可能で,そ
れによりフランジ部分の変形特性及び負荷特性を半径に
関係して制御することができる。
【0010】円錐環により軸線を含む断面に生ずる電光
形曲線において,頂点の平均高さと頂点の平均間隔との
比が1より大きいと,継手素子のずれ相殺に対する大抵
の要求にとつて充分な変形範囲が生ずる。
形曲線において,頂点の平均高さと頂点の平均間隔との
比が1より大きいと,継手素子のずれ相殺に対する大抵
の要求にとつて充分な変形範囲が生ずる。
【0011】円錐環を持つフランジ部分に膜状変形範囲
を持つ第2のフランジ部分も付属していると,環状ベロ
ーと膜との組合わせにより,トルク伝達特性及びずれ相
殺特性に影響を及ぼすことも可能となる。第2のフラン
ジ部分は二重フランジの一部であつてもよいが,継手素
子に続く他の伝動部分のフランジ部分であつてもよい。
を持つ第2のフランジ部分も付属していると,環状ベロ
ーと膜との組合わせにより,トルク伝達特性及びずれ相
殺特性に影響を及ぼすことも可能となる。第2のフラン
ジ部分は二重フランジの一部であつてもよいが,継手素
子に続く他の伝動部分のフランジ部分であつてもよい。
【0012】本発明の特別な構成によれば,継手素子が
回転振動の減衰素子として使用され,フランジ部分が回
転質量を形成する取付け範囲を持つている。この場合変
形範囲の特別なねじり弾性は回転振動の減衰に直接利用
され,非常にこじんまりしかつその特性をそのつどの要
求に広い範囲で合わせることができる回転振動減衰器が
経済的に得られる。
回転振動の減衰素子として使用され,フランジ部分が回
転質量を形成する取付け範囲を持つている。この場合変
形範囲の特別なねじり弾性は回転振動の減衰に直接利用
され,非常にこじんまりしかつその特性をそのつどの要
求に広い範囲で合わせることができる回転振動減衰器が
経済的に得られる。
【0013】減衰効果を高めるため,取付け範囲の両側
に取付けられる2つの覆い板等が,変形範囲を受入れる
減衰室を形成し,この減衰室がなるベく減衰液体で満た
されていると有利で,円錐環の間で円錐環に作用するせ
ん断力のため,減衰効果に所望の影響を及ぼすことがで
きる。
に取付けられる2つの覆い板等が,変形範囲を受入れる
減衰室を形成し,この減衰室がなるベく減衰液体で満た
されていると有利で,円錐環の間で円錐環に作用するせ
ん断力のため,減衰効果に所望の影響を及ぼすことがで
きる。
【0014】
【実施例】図面には本発明の実施例が概略的に示されて
いる。
いる。
【0015】図示しない補償継手に組込まれる継手素子
1は,管部分2とその端部に続くフランジ部分3とを含
み,管部分2はもちろん両端にもフランジ部分3を備え
ることができる。フランジ部分3は,継手素子1を例え
ば機関側伝動部分に結合する外側の取付け範囲4と管部
分2への移行範囲5との間に変形範囲6を持ち,この変
形範囲6は環状ベローのように交互に互いに逆向きに開
く複数の同軸的な円錐環7から成り,変形範囲6は一体
に構成されるか,又は予め製造される個々の円錐環7
(図4及び5)から構成されることができる。このベロ
ー状変形範囲6は,管部分2に対して実際上あらゆる方
向にフランジ部分3の変形を可能にするので,この継手
素子1は互いに連結すべき部分の任意の軸線ずれの相殺
も可能にする。即ちフランジ部分3の半径方向変形によ
り半径方向ずれが相殺され,管部分2に対するフランジ
部分3の軸線方向移動により軸線方向ずれが相殺され,
軸線に対して直角な面にある初期位置からのフランジ部
分3の偏位により,角度ずれが相殺され,これら相殺運
動の組合わせにより,構造的に規定される範囲内であら
ゆるずれが相殺される。更に円錐環自体がねじりに対し
て強いので,申し分のないトルク伝達を保証するが,付
加的に回転振動減衰を伴う適当なねじり弾性も得られ
る。
1は,管部分2とその端部に続くフランジ部分3とを含
み,管部分2はもちろん両端にもフランジ部分3を備え
ることができる。フランジ部分3は,継手素子1を例え
ば機関側伝動部分に結合する外側の取付け範囲4と管部
分2への移行範囲5との間に変形範囲6を持ち,この変
形範囲6は環状ベローのように交互に互いに逆向きに開
く複数の同軸的な円錐環7から成り,変形範囲6は一体
に構成されるか,又は予め製造される個々の円錐環7
(図4及び5)から構成されることができる。このベロ
ー状変形範囲6は,管部分2に対して実際上あらゆる方
向にフランジ部分3の変形を可能にするので,この継手
素子1は互いに連結すべき部分の任意の軸線ずれの相殺
も可能にする。即ちフランジ部分3の半径方向変形によ
り半径方向ずれが相殺され,管部分2に対するフランジ
部分3の軸線方向移動により軸線方向ずれが相殺され,
軸線に対して直角な面にある初期位置からのフランジ部
分3の偏位により,角度ずれが相殺され,これら相殺運
動の組合わせにより,構造的に規定される範囲内であら
ゆるずれが相殺される。更に円錐環自体がねじりに対し
て強いので,申し分のないトルク伝達を保証するが,付
加的に回転振動減衰を伴う適当なねじり弾性も得られ
る。
【0016】ずれ相殺特性及び減衰特性に影響を及ばす
ため,また変形特性及び変形の経過に合わせるため,円
錐環7を異なる形状とすることができる。図1に示すよ
うに,まつすぐな母線及び同じ構成を持つ円錐環7aが
使用され,図2による実施例では,半径方向外方へ減少
する高さhを持つ円錐環7bが設けられ,図3による実
施例では,半径方向外方へ増大する高さhを持つ円錐環
7cが示されている。従つて図1によれば,軸線を含む
断面に生ずる電光形曲線は不変な頂点高さh及び不変な
頂点間隔aを持ち,図2によれば,頂点高さhは半径方
向外方へ減少し,頂点間隔aも減少し,図3によれば,
頂点高さh及び頂点間隔aが半径方向外方へ増大してい
る。しかし頂点高さhの平均値を頂点間隔aの平均値と
の比h/aは常に1であるか,又は1より大きい。
ため,また変形特性及び変形の経過に合わせるため,円
錐環7を異なる形状とすることができる。図1に示すよ
うに,まつすぐな母線及び同じ構成を持つ円錐環7aが
使用され,図2による実施例では,半径方向外方へ減少
する高さhを持つ円錐環7bが設けられ,図3による実
施例では,半径方向外方へ増大する高さhを持つ円錐環
7cが示されている。従つて図1によれば,軸線を含む
断面に生ずる電光形曲線は不変な頂点高さh及び不変な
頂点間隔aを持ち,図2によれば,頂点高さhは半径方
向外方へ減少し,頂点間隔aも減少し,図3によれば,
頂点高さh及び頂点間隔aが半径方向外方へ増大してい
る。しかし頂点高さhの平均値を頂点間隔aの平均値と
の比h/aは常に1であるか,又は1より大きい。
【0017】変形範囲6が個々の円錐環7から構成され
ていると,製造を著しく簡単化し,異なる円錐環からの
変形範囲の構成も簡単化するが,図4及び5に示すよう
に,円錐環7は軸線方向に突出する付加縁8を持つてい
るので,半径方向に順次に続く円錐環は付加縁の所で内
外にはまり合い,接着,溶接,ねじ止め,鋲止め等によ
つて互いによく結合可能である。摩擦結合に加えてはま
り合い結合を行うため,付加縁の曲線9が円形とは異な
る例えば多角形曲線(図5に破線で示す) を持ち,剛
性化を回避するため,本来の円錐環は付加縁のこの曲線
とは無関係であるようにすることができる。しかし円錐
環の母線は所望の変形可能に応じて自由に選ばれ,例え
ばまつすぐな母線を持つ円錐環7のほかに,図4に鎖線
で示すように適当に湾曲した母線を持つ円錐環も構成さ
れる。
ていると,製造を著しく簡単化し,異なる円錐環からの
変形範囲の構成も簡単化するが,図4及び5に示すよう
に,円錐環7は軸線方向に突出する付加縁8を持つてい
るので,半径方向に順次に続く円錐環は付加縁の所で内
外にはまり合い,接着,溶接,ねじ止め,鋲止め等によ
つて互いによく結合可能である。摩擦結合に加えてはま
り合い結合を行うため,付加縁の曲線9が円形とは異な
る例えば多角形曲線(図5に破線で示す) を持ち,剛
性化を回避するため,本来の円錐環は付加縁のこの曲線
とは無関係であるようにすることができる。しかし円錐
環の母線は所望の変形可能に応じて自由に選ばれ,例え
ばまつすぐな母線を持つ円錐環7のほかに,図4に鎖線
で示すように適当に湾曲した母線を持つ円錐環も構成さ
れる。
【0018】継手素子1のずれ相殺特性を異なる状況に
合わせる別の可能性が図に示されている。ここでは変形
範囲6に円錐環7を含むフランジ部分3に別のフランジ
部分3aが付属し,その変形範囲は軸線に対して直角な
平らな膜6aを生ずる。この第2のフランジ部分3aは
取付け範囲4を介してフランジ部分33に続いているの
で,継手素子1について二重フランジが生ずるか,又は
フランジ部分3aが図示しない伝動部分の接続部として
役立つ。
合わせる別の可能性が図に示されている。ここでは変形
範囲6に円錐環7を含むフランジ部分3に別のフランジ
部分3aが付属し,その変形範囲は軸線に対して直角な
平らな膜6aを生ずる。この第2のフランジ部分3aは
取付け範囲4を介してフランジ部分33に続いているの
で,継手素子1について二重フランジが生ずるか,又は
フランジ部分3aが図示しない伝動部分の接続部として
役立つ。
【0019】本発明による継手素子の特別な応用例が図
7に示され,ここでは継手素子1が回転振動減衰器の減
衰素子として設けられている。ここでは取付け範囲が環
状回転質量10を形成しているので,変形範囲6のねじ
り弾性を減衰に利用することができる。回転質量10の
両側に取付けられる覆い板11,12によつて,変形範
囲6を受入れる減衰室13が生じ,この減衰室13内の
減衰液体14が,円錐環7からこの減衰液体へ伝達され
るせん断力のため減衰効果に影響を及ばすと,減衰効果
が増大する。それにより,例えば管部分2を介して動力
伝達系列に接続可能な著しくこじんまりした回転振動減
衰器が得られる。
7に示され,ここでは継手素子1が回転振動減衰器の減
衰素子として設けられている。ここでは取付け範囲が環
状回転質量10を形成しているので,変形範囲6のねじ
り弾性を減衰に利用することができる。回転質量10の
両側に取付けられる覆い板11,12によつて,変形範
囲6を受入れる減衰室13が生じ,この減衰室13内の
減衰液体14が,円錐環7からこの減衰液体へ伝達され
るせん断力のため減衰効果に影響を及ばすと,減衰効果
が増大する。それにより,例えば管部分2を介して動力
伝達系列に接続可能な著しくこじんまりした回転振動減
衰器が得られる。
【図1】本発明による継手素子の実施例の半分の軸線を
通る断面図である。
通る断面図である。
【図2】本発明による継手素子の別の実施例の半分の軸
線を通る断面図である。
線を通る断面図である。
【図3】本発明による継手素子の更に別の実施例の半分
の軸線を通る断面図である。
の軸線を通る断面図である。
【図4】継手素子の円錐環の半分の軸線を通る断面図で
ある。
ある。
【図5】図4による円錐環の左側面図である。
【図6】本発明による継手素子の特別な応用例の半分の
軸線を通る断面図である。
軸線を通る断面図である。
【図7】本発明による継手素子の更に別の応用例の半分
の軸線を通る断面図である。
の軸線を通る断面図である。
1 継手素子 2 管部分 3 フランジ部分 4 取付け範囲 5 移行範囲 6 変形範囲 7 円錐環
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ペーテル・ゴフアイフエル オーストリア国ザルツブルク・ボロモイム シユトラーセ20
Claims (10)
- 【請求項1】 トルクを伝達する伝動結合装置に組込ま
れる継手素子(1)が,管部分(2)とその端部に続く
少なくとも1つのフランジ部分(3)とを持つているも
のにおいて,フランジ部分(3)が,外側の取付け範囲
(4)と内側の移行範囲(5)との間に,交互に互いに
逆向きに開く複数の同軸的な円錐環(7)を含む変形範
囲(6)を持つていることを特徴とする,継手素子。 - 【請求項2】 変形範囲(6)が予め製造される個々の
円錐環(7)から構成されていることを特徴とする,請
求項1に記載の継手素子。 - 【請求項3】 円錐環(7)が相互結合のため内外には
まり合う付加縁(8)を形成していることを特徴とす
る,請求項1又は2に記載の継手素子。 - 【請求項4】 付加縁(8)が,中心対称であるが円形
とは異なる曲線(9)を持つていることを特徴とする,
請求項3に記載の継手素子。 - 【請求項5】 円錐環(7,7a,7b,7c)が異な
る高さ又は開き角又は肉厚を持つていることを特徴とす
る,請求項1ないし4の1つに記載の継手素子。 - 【請求項6】 円錐環(7)が異なる形状の母線を持つ
ていることを特徴とする,請求項1ないし5の1つに記
載の継手素子。 - 【請求項7】 円錐環(7a,7b,7c)の軸線を含
む断面により生ずる電光形曲線において,頂点の平均高
さ(h)と頂点の平均間隔との比が少なくとも1である
ことを特徴とする,請求項1ないし6の1つに記載の継
手素子。 - 【請求項8】 円錐環(7)を持つフランジ部分(3)
を含む変形範囲(6)に,膜状変形範囲(6a)を持つ
第2のフランジ部分(3a)が付属していることを特徴
とする,請求項1ないし7の1つに記載の継手素子。 - 【請求項9】 継手素子(1)が回転振動減衰器用の減
衰素子として使用され,フランジ部分(3)が回転質量
を形成する取付け範囲を持つていることを特徴とする,
請求項1ないし7の1つに記載の継手素子。 - 【請求項10】 取付け範囲又は回転質量(10)の両
側に取付けられる覆い板(11,12)等が,変形範囲
(6)を受入れる減衰室(13)を形成していることを
特徴とする,請求項9に記載の継手素子。
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