JPH05195985A - セラミックスポンプ - Google Patents

セラミックスポンプ

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Publication number
JPH05195985A
JPH05195985A JP843092A JP843092A JPH05195985A JP H05195985 A JPH05195985 A JP H05195985A JP 843092 A JP843092 A JP 843092A JP 843092 A JP843092 A JP 843092A JP H05195985 A JPH05195985 A JP H05195985A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mouth
casing
inner element
pump
outer element
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP843092A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshitami Muraki
良民 村木
Takeshi Fujii
健史 藤井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Torishima Pump Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Torishima Pump Manufacturing Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Torishima Pump Manufacturing Co Ltd filed Critical Torishima Pump Manufacturing Co Ltd
Priority to JP843092A priority Critical patent/JPH05195985A/ja
Publication of JPH05195985A publication Critical patent/JPH05195985A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 セラミックスポンプのケーシング口部におけ
るシールを確実なものとする。 【構成】 インナ要素11aの口部111aをアウタ要
素12aの口部121aに装入したケーシング口部の少
なくとも一つは、インナ要素11aの口部外周部には外
側に向かうに従って内径が拡大するインナ傾斜部113
aを設け、アウタ要素12aの口部内周部にはインナ傾
斜部113aに対向し、外側に向かうに従って内径が拡
大するアウタ傾斜部123aを設け、これらインナ要素
口部111aとアウタ要素口部121aの間に緩衝材1
3aを充填して、インナ要素11aとアウタ要素12a
の相対的移動を阻止するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、セラミックスポンプ、
特にインペラを収容するポンプケーシングの構造に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、上記セラミックスポンプのケーシ
ングとして、図2に示す構造のものが知られている。こ
のケーシング1は、吸込口部3を有する前部ケーシング
2と軸受口部6を有する後部ケーシング5の2分割構造
となっており、上記前部ケーシング2と後部ケーシング
5は複数の連結ボルト7等により一体化されているとと
もに、この連結ボルト7によってポンプ本体8に連結さ
れている。
【0003】また、前部ケーシング2と後部ケーシング
5は、それぞれセラミックスからなるインナ要素11
a,11bをアーマプレートなどの金属材料からなるア
ウタ要素12a,12bに内装し、これらインナ要素1
1a,11bとアウタ要素12a,12bの間にセメン
トあるいは合成樹脂などの緩衝材13a,13bを充填
した、インナケーシング11(11a,11b)、緩衝
層13(13a,13b)、アウタケーシング12(1
2a,12b)からなる3層構造となっており、上記イ
ンナケーシング11の内側に送液空間14が形成されて
いる。さらに、上記吸込口部3および軸受口部6も、セ
ラミックスからなるインナ要素11a,11bの口部1
11a,114a,111bをアウタ要素12a,12
bの対応する口部121a,124a,121bにそれ
ぞれ挿入し、これらの間に緩衝材13a,13bを充填
して構成されている。
【0004】上記構成を有するケーシング1は、前部ケ
ーシング2と後部ケーシング5の間に形成された送液空
間14にインペラ15を収容し、このインペラ15が上
記後部ケーシング5の軸受口部6に挿通したシャフト1
6に固定される。また、軸受口部6とシャフト16との
間は、シャフト16にシールスリーブ17、シール押さ
え18を順次外装し、このシール押さえ18をシールカ
バー19によってインナ要素111bの端面112bに
押圧してシールが図られる。
【0005】一方、吸込口部3では、図3に示すよう
に、インナ要素11aの口部端面112aと外部配管5
0との間にパッキン52を介在し、アウタ要素12aの
口部121aに設けたフランジ122aと外部配管50
のフランジ51とがボルト53で連結される。同様に、
吐出口部4も、インナ要素11aの口部端面115aと
外部配管(図示せず)との間にパッキン(図示せず)を
介在し、アウタ要素12aのフランジ125aと外部配
管のフランジがボルトで連結される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記ケ
ーシング構造では、吸込口部3と軸受口部6において、
緩衝材13a,13bと接するインナ要素口部111
a,111bの外周面とアウタ要素121a,121b
の内周面は共に直管状に形成されている。したがって、
吸込口部3を外部配管50に接続する際に、十分なシー
ル性を確保すべくボルト等を強く締めてインナ要素口部
端面に大きな押圧力を加えると、インナ要素11aと緩
衝材13aとの境界面、あるいは緩衝材13aとアウタ
要素12aとの境界面が剥離して、必要なパッキン押圧
力が得られず、液漏れを生じるという問題点があった。
また、境界面が剥離した状態でボルトをさらに強く締め
ると、高価なセラミックスのインナケーシング11が破
損するという問題点があった。一方、軸受口部6におい
ても、シールカバー19からシール押さえ18に加える
力が大き過ぎると、インナ要素11bと緩衝材13b、
あるいは緩衝材13bとアウタ要素12bの境界面が剥
離して同様の問題が生じる。
【0007】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明は上記問
題点を解決するためになされたもので、上記セラミック
スポンプにおいて、上記インナ要素の口部を上記アウタ
要素の口部に内装したケーシング口部の少なくとも一つ
は、上記インナ要素の口部外周部には外側に向かうに従
って内径が拡大する少なくとも1つのインナ傾斜部を設
け、上記アウタ要素の口部内周部には上記インナ傾斜部
に対向し、外側に向かうに従って内径が拡大する少なく
とも1つのアウタ傾斜部を設けるとともに、上記アウタ
要素の口部内径を上記インナ要素の口部外径よりも大き
くし、上記アウタ要素の口部とこれに内装した上記イン
ナ要素の口部との間に上記上記緩衝材を充填して構成し
たものである。
【0008】
【作用】以上の構成によれば、インナ要素の口部を内側
に押圧し、逆にアウタ要素の口部を外側に押圧すると、
上記インナ傾斜部、緩衝材、およびアウタ傾斜部を介し
てインナ要素に加わる力がアウタ要素に伝達され、また
逆にアウタ要素に加わる力が上記傾斜部および緩衝材を
介してインナ要素に伝達され、インナ要素とアウタ要素
の相対的な位置ずれが阻止される。
【0009】
【実施例】以下、添付図面を参照して本発明の実施例に
ついて説明する。図1は本発明にかかるセラミックスポ
ンプのケーシング1aを示し、前部ケーシング2におい
て、吸込口部3を構成するインナ要素口部111aの外
周部には外側に向かうに従って内径が拡大するインナテ
ーパ113aが形成され、アウタ要素口部121aの内
周部には上記インナテーパ113aの内側に位置し、外
側に向かうに従って内径が拡大するアウタテーパ123
aが形成されている。また、アウタ要素口部121aの
最小内径は、インナ要素口部111aの最大外径よりも
大きくしてあり、インナ要素口部111aはアウタ要素
口部121aに挿入可能となっている。
【0010】一方、後部ケーシング5において、軸受口
部6を構成するインナ要素口部111bの外周部には外
側に向かうに従って内径が拡大するインナテーパ113
bが形成され、アウタ要素口部121bの内周部にはア
ウタテーパ122bが形成されている。また、アウタ要
素口部121bの最小内径は、インナ要素口部111b
の最大外径よりも大きくしてあり、インナ要素口部11
1bはアウタ要素口部121bに挿入可能となってい
る。なお、その他の構成は図1に示す従来のケーシング
と同一であるため、説明は省略する。
【0011】以上の構成を有するポンプケーシング1a
の吸込口部3では、インナ要素11aの口部端面112
aにパッキンを当て、アウタ要素12aのフランジ12
2aと外部配管のフランジとをボルト締めすると、イン
ナテーパ113aとアウタテーパ123aとの間で緩衝
材13aが挾圧され、アウタ要素口部121aとインナ
要素口部111aとの相対的移動がそれぞれ阻止され
る。したがって、ボルト締めの力がすべてパッキン押圧
力に還元され、必要なシール性を確保することができ
る。
【0012】また、軸受口部6においても、シール押さ
え18を介してインナ要素11bに加わる力はインナテ
ーパ113bとアウタテーパ122bを介してアウタ要
素12bに伝達され、インナ要素口部111bとアウタ
要素口部121bの相対的移動が阻止される。
【0013】上記インナテーパ113a,113bの角
度α1,α2と、アウタテーパ123a,122bの角
度β1,β2は、セラミックスの破壊確率、すなわち安
全率を考慮して決定する。なお、有限要素法によって各
要素の応力解析をしたところ、α,βが約25°の場合
に最大引張応力が最小となり破壊確率が最も低くなるこ
とが確認された。したがって、設計上、α,βは25°
±(5〜10°)程度とするのが現実的である。
【0014】なお、以上の説明では、ケーシング1aの
すべての口部、すなわち吸込口部3、軸受口部6におい
て、インナ要素11a,11bとアウタ要素12a,1
2bにテーパを設けるものとしたが、これらすべての口
部3,4,6にテーパを設ける必要はない。また、1箇
所の口部において、インナテーパ、アウタテーパは少な
くとも一つあればよいし、インナ要素に設けるインナテ
ーパの数とアウタ要素に設けるアウタテーパの数は違っ
てもよい。さらに、口部に設ける傾斜部はテーパである
必要はなく、中心軸に対して非対称のものでもよい。
【0015】さらにまた、吐出口部4にも吸込口部3や
軸受口部6と同様の構成を採用しててもよい。すなわ
ち、図1に示すように、吐出口部4におけるインナ要素
口部114aの外周部に傾斜部116aを設ける一方、
アウタ要素口部124aの内周部に上記傾斜部116a
に対向する傾斜部126aを設けてもよい。この場合、
インナ要素11aの口部端面115aにパッキンを当
て、アウタ要素12aのフランジ125aと外部配管
(図示せず)のフランジとをボルト締めすると、上記傾
斜部116aと126aとの間で緩衝材が挾圧され、イ
ンナ要素口部124aとアウタ要素口部124aとの相
対的移動が阻止される。
【0016】そしてまた、アウタ要素が口部の軸方向断
面に沿って分割されているケーシング構造のセラミック
スポンプについても本発明は適用可能である。この種の
ポンプでは、インナ要素口部をアウタ要素口部に挿入す
るという作業が不要となるので、アウタ要素口部の最大
内径がインナ要素口部の最大外径よりも大きいことが必
須ではない。
【0017】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
かかるセラミックスポンプでは、インナ要素の口部外周
部にインナ傾斜部を設け、アウタ要素の口部内周部に上
記インナ傾斜部に対向するアウタ傾斜部を設け、これら
インナ要素の口部とアウタ要素の口部の間に上記緩衝材
を充填している。したがって、インナ要素の口部端面に
作用する押圧力は、上記インナ傾斜部、緩衝材を介して
アウタ要素のアウタ傾斜部に伝達され、また逆にアウタ
要素を外方に引っ張る力は、アウタ傾斜部、緩衝材を介
してインナ要素のインナ傾斜部に伝達され、インナ要素
とアウタ要素の相対的な位置ずれが阻止される。そのた
め、インナ要素の口部端面におけるシールを確実なもの
とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかるセラミックスポンプのケーシ
ング断面図である。
【図2】 従来のセラミックスポンプの部分断面図であ
る。
【図3】 従来のセラミックスポンプに対する外部配管
の接続構造を示す断面図である。
【符号の説明】
1,1a…ケーシング、2…前部ケーシング、3…吸込
口部、4…吐出口部、5…後部ケーシング、6…軸受口
部、11…インナケーシング、11a…インナ要素、1
11a,114a,111b…インナ要素口部、113
a,113b…インナテーパ、12…アウタケーシン
グ、12a…アウタ要素、121a,121b…アウタ
要素口部、123a,122b…アウタテーパ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 セラミックスからなるインナ要素の外面
    を金属材料からなるアウタ要素で覆い、上記インナ要素
    の口部を対応するアウタ要素の口部に内装し、上記イン
    ナ要素とアウタ要素の間隙に緩衝材を充填してケーシン
    グ部材を形成し、このようにして形成した複数のケーシ
    ング部材を組み合わせてポンプケーシングを構成したセ
    ラミックスポンプにおいて、上記インナ要素の口部を上
    記アウタ要素の口部に内装したケーシング口部の少なく
    とも一つは、上記インナ要素の口部外周部には外側に向
    かうに従って内径が拡大する少なくとも1つのインナ傾
    斜部を設け、上記アウタ要素の口部内周部には上記イン
    ナ傾斜部に対向し、外側に向かうに従って内径が拡大す
    る少なくとも1つのアウタ傾斜部を設けるとともに、上
    記アウタ要素の口部内径を上記インナ要素の口部外径よ
    りも大きくし、上記アウタ要素の口部とこれに内装した
    上記インナ要素の口部との間に上記緩衝材を充填して構
    成したことを特徴とするセラミックスポンプ。
JP843092A 1992-01-21 1992-01-21 セラミックスポンプ Pending JPH05195985A (ja)

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JP843092A JPH05195985A (ja) 1992-01-21 1992-01-21 セラミックスポンプ

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JP843092A JPH05195985A (ja) 1992-01-21 1992-01-21 セラミックスポンプ

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JPH05195985A true JPH05195985A (ja) 1993-08-06

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ID=11692910

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JP843092A Pending JPH05195985A (ja) 1992-01-21 1992-01-21 セラミックスポンプ

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JP (1) JPH05195985A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5407323A (en) * 1994-05-09 1995-04-18 Sta-Rite Industries, Inc. Fluid pump with integral filament-wound housing
JP2021516306A (ja) * 2019-01-25 2021-07-01 ソン リ,サン ねじれを防止することができるケーシング及びこれを含むポンプ

Cited By (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5407323A (en) * 1994-05-09 1995-04-18 Sta-Rite Industries, Inc. Fluid pump with integral filament-wound housing
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