JPH0519587U - 回転ポンプ - Google Patents
回転ポンプInfo
- Publication number
- JPH0519587U JPH0519587U JP7428091U JP7428091U JPH0519587U JP H0519587 U JPH0519587 U JP H0519587U JP 7428091 U JP7428091 U JP 7428091U JP 7428091 U JP7428091 U JP 7428091U JP H0519587 U JPH0519587 U JP H0519587U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rotor
- bearing
- rotary pump
- clearance
- shaft
- Prior art date
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- Granted
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ロータサイドクリアランスの調整により性能
を維持する回転ポンプにおいて、最適隙間の調整を簡単
に行うことができるようにする。 【構成】 回転軸の両軸受間にロータを固定設置し、ロ
ータの両側面とサイドプレートとの間の微小間隙で性能
を維持するような構成の回転ポンプにおいて、スラスト
軸受の側面にスプリング座金を挿入し、軸受を軸にナッ
トで固定後、軸受カバーで締めつけて調整することによ
り、ロータ側面とサイドプレート間に最適隙間(δ)を
確保した回転ポンプ。
を維持する回転ポンプにおいて、最適隙間の調整を簡単
に行うことができるようにする。 【構成】 回転軸の両軸受間にロータを固定設置し、ロ
ータの両側面とサイドプレートとの間の微小間隙で性能
を維持するような構成の回転ポンプにおいて、スラスト
軸受の側面にスプリング座金を挿入し、軸受を軸にナッ
トで固定後、軸受カバーで締めつけて調整することによ
り、ロータ側面とサイドプレート間に最適隙間(δ)を
確保した回転ポンプ。
Description
【0001】
この考案は、ロータサイドクリアランスの調整により性能を維持するような回 転ポンプに関する。
【0002】
図2は従来のポートシリンダ型の水封式真空ポンプを示す断面図であって、図 において、1はケーシング、2はケーシングカバー、3はロータ、11は主軸、 21,22はスラスト軸受、23はカップリング、24はポートシリンダ、25 は封水供給管、26は軸受、27は潤滑油導入管を夫々示している。 このような従来の構成の回転ポンプにおいては、ロータの軸方向の位置決めを 行うには、スラスト軸受にシムを挿入する方法がとられ、スラスト軸21の軸受 ハウジング側又は軸側に調整用シムを入れていた。 このスラスト軸受にシムを挿入する従来のやり方は、極めて繁雑で時間がかか り、熟練者にとっても仲々困難であった。
【0003】
この考案は、前記の如き、従来のロータサイドクリアランスの調整の困難さを 解消するために、スラスト軸受の内側にスプリング座金を挿入し、軸受を軸にナ ットで締め付け、次に軸受カバーを軸受ハウジングに締め付け、ロータとサイド プレートとの間の隙間を適正に保つようにした構造の回転ポンプを得たものであ る。
【0004】
図1はこの考案の回転ポンプの実施例の断面図を示す(図は一例として側気口 型水封式真空ポンプとして示されている。又矢印Cはカップリング側を示す)。 図において、1はケーシング、2はケーシングカバー、3はロータ、4は反カ ップリング側サイドプレート、5はカップリング側サイドプレート、6は反カッ プリング側スラスト軸受、8はカップリング側スラスト軸受、11は主軸を夫々 示している。
【0005】 図でδはロータ3の側面とサイドプレート4,5との間の最適隙間を示してい るが、このロータサイドクリアランスを適正にするには以下の順序による。 (1)反カップリング側スラスト軸受6にスプリング座金を挿入する。図で7 はスプリング座金挿入個所を示している。 (2)軸受を軸にナットで締めつける。 (3)ロータはスプリング座金の反発力によりこのスラスト軸受6側のサイド プレート4に近接する。 (4)次に軸受カバー61を軸受6の軸受ハウジングに締め付けることにより 、ロータはサイドプレート4から離れ、図で右側に押され、適正隙間(δ)のと ころで固定される。 このようにスプリング座金をスラスト軸受に挿入することにより、簡単な構造 で簡便にロータサイドクリアランスを調整することができる回転ポンプを得るこ とができた。
【0006】
この考案の回転ポンプにおいては、スラスト軸受にスプリング座金を挿入する ことにより、ロータを軸方向に微調整することが可能となり、最適なサイドクリ アランスにセットでき、次のような多くの効果を奏する。 (1)最適な隙間調整を最終組立で容易に行なえる。 (2)ケーシング、主軸などの加工公差を緩やかにとれる。 (3)スラスト調整用シムが不要となる。 (4)従来サイドクリアランス調整は熟練者でも困難であったが、この考案の ものは誰でも行なえる。 (5)両側面のサイドクリアランスを最適に微調整できるので、従来のポンプ に比較して性能の向上が望める。
【図1】この考案の回転ポンプの一実施例の断面図であ
る。
る。
【図2】従来の回転ポンプの一例の断面図である。
1 ケーシング 2 ケーシングカバー 3 ロータ 4,5 サイドプレート 6 反カップリング側軸受 61 軸受カバー 7 スプリング座金設置個所 8 カップリング側軸受 11 主軸 21,22 スラスト軸受 23 カップリング 24 ポートシリンダ 25 封水補給管 26 軸受 27 潤滑油導入管
Claims (1)
- 【請求項1】 側気口型水封式真空ポンプの如き、回転
軸の両軸受間にロータを固定設置し、ロータの両側面と
サイドプレートとの間の微小間隙で性能を維持するよう
な構成の回転ポンプにおいて、スラスト軸受の側面にス
プリング座金を挿入し、軸受を軸にナットで固定後、軸
受カバーで締め付け調整することにより、ロータ側面と
サイドプレート間に最適隙間(δ)を確保しうる構造で
あることを特徴とする回転ポンプ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991074280U JP2573990Y2 (ja) | 1991-08-23 | 1991-08-23 | 回転ポンプ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991074280U JP2573990Y2 (ja) | 1991-08-23 | 1991-08-23 | 回転ポンプ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0519587U true JPH0519587U (ja) | 1993-03-12 |
JP2573990Y2 JP2573990Y2 (ja) | 1998-06-04 |
Family
ID=13542546
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991074280U Expired - Lifetime JP2573990Y2 (ja) | 1991-08-23 | 1991-08-23 | 回転ポンプ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2573990Y2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61138889U (ja) * | 1985-02-20 | 1986-08-28 |
-
1991
- 1991-08-23 JP JP1991074280U patent/JP2573990Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61138889U (ja) * | 1985-02-20 | 1986-08-28 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2573990Y2 (ja) | 1998-06-04 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |