JPH05195694A - 場所打ちライニングシールド工法におけるライニングのシール方法 - Google Patents

場所打ちライニングシールド工法におけるライニングのシール方法

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JPH05195694A
JPH05195694A JP4224052A JP22405292A JPH05195694A JP H05195694 A JPH05195694 A JP H05195694A JP 4224052 A JP4224052 A JP 4224052A JP 22405292 A JP22405292 A JP 22405292A JP H05195694 A JPH05195694 A JP H05195694A
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concrete
skin plate
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shield
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Setsuo Matsuo
節夫 松尾
Junji Sakimoto
純治 崎本
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Obayashi Corp
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Obayashi Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 プレス圧を除去した後のスキンプレートとコ
ンクリートライニングとの間の止水性を容易に確保する
ことのできる、場所打ちライニングシールド工法におけ
るライニングのシール方法を提供する。 【構成】 型枠4の先端部外周には、ここに形成した溝
20内に突起21を径方向外方に向けて突出可能に埋設
する。プレス圧を除去する際に、突起21を突出して打
設コンクリートCを圧縮し、これによって、スキンプレ
ート2とコンクリートCとの接合部における高い水密性
を保持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、場所打ちライニング
シールド工法において、スキンプレートとコンクリート
ライニングとの間からの漏水を防止するためのシール方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】場所打ちライニングシールド工法は、シ
ールド掘進機の掘進と同時に、該シールド掘進機の外殻
を構成するスキンプレートの内周面とこれの内側に設置
した型枠との間に打設したコンクリートを高圧プレスす
ることによりライニングを形成してゆく工法であり、在
来工法に比して裏込め注入工程が不要で、テールボイド
部の地山崩壊がなく、しかも高圧プレスにより高強度で
均一なライニング構造を得ることができる。
【0003】この工法では、シールド掘進機の前進とコ
ンクリートの高圧プレスをスキンプレートの内周部に設
けたジャッキで行ない、コンクリート打設面の先端に設
けたプレスリングでその推力を受けるようになってい
る。
【0004】従って、ジャッキの反力によってスキンプ
レートが前進し、かつ打設したコンクリートがプレスリ
ングを介して圧縮を受けるわけであるが、その後はジャ
ッキを縮小してプレス圧を除去し、さらにその前方に型
枠およびプレスリングをセットし直し、再びコンクリー
ト打設及びシールド掘進機の前進・高圧プレス作業を繰
返す。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、一工程
分のシールド掘進機の前進・高圧プレス作業が終了し、
プレス圧を除去した状態における打設し終わったコンク
リート、すなわちコンクリートライニングの外周とスキ
ンプレートの内周面とが接合している長さは、スキンプ
レートが前進した分だけ短くなり、しかもプレス圧が除
去された状態なので、スキンプレートとコンクリートラ
イニングとの間の接合部に僅かな隙間が生じ易い。そし
て、地盤が透水性であり、地下水位が高いと、この隙間
を伝わってシールド坑内に地下水が流入し、思わぬ事故
や作業停滞を起こす惧れがあった。
【0006】この発明は以上の問題点に鑑みなされたも
のであって、プレス圧を除去した後のスキンプレートと
コンクリートライニングとの間の止水性を容易に確保
し、型枠,プレスリングの組立作業等を行なう際の安全
性および作業性の向上を図ることをのできるライニング
のシール方法を提供すること目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、この発明の場所打ちライニングシールド工法におけ
るライニングのシール方法は、コンクリートの打設先端
位置にあってスキンプレートの後部内周または型枠の先
端部外周の一方ないし双方に径方向に向けて突出可能な
突起を埋設し、プレス圧除去後該突起を突出せしめてコ
ンクリートライニングを径方向に圧縮するようにしたこ
とを特徴とするものである。
【0008】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図面を用いて詳
細に説明する。図1(a),(b),(c),はこの発
明を適用する場所打ちライニングシールド工法の施工順
序を示す断面図である。
【0009】図において、シールド掘進機1は円筒形の
スキンプレート2の内周部に後方に向けて伸長する複数
のジャッキ3を設けたものである。
【0010】また、スキンプレート2の後部内周には、
前記ジャッキ3のストローク長に応じた長さの型枠4が
筒形に組立てられ、さらにスキンプレート2と型枠4と
の間にはジャッキ3と対向してプレスリング5が位置し
ている。
【0011】そして、この場所打ちライニング工法で
は、同図(a)に示す如く、最先端の型枠4とスキンプ
レート2間にコンクリート打設管6を通じてコンクリー
トCが打設される。
【0012】コンクリートCの打設したら、シールド掘
進機1により切羽を掘削し、この掘削土砂をシールド掘
進機1内およびその後方の既設シールド坑7内に設けら
れコンベア8,9を通じて排土しつつジャッキ3を伸長
すれば、同図(b)に示すように、ジャッキ3の反力に
よりシールド掘進機1はジャッキ3のストローク分だけ
前進する。
【0013】これと同時に、コンクリートCはプレスリ
ング5を介してジャッキ3によりプレスされ、スキンプ
レート2の後部側のテールボイドを埋めるとともに、高
強度で均一なコンクリートライニングC´を形成する。
【0014】次いで、同図(c)に示す如く、ジャッキ
3を縮小し、打設形成したコンクリートライニングC´
とジャッキ3との間においてスキンプレート2の内周に
鉄筋10を配置し、その内側に新たに型枠4を組み立て
るとともにプレスリング5を設置することにより、次の
工程のライニング用のコンクリートの打設準備が完了す
る。
【0015】然して同図(a)〜(c)を繰り返すこと
により、シールド掘進が順次行なわれるのである。
【0016】ここで、図1(b)に示すジャッキ3が延
び切った状態では、打設されたコンクリートC、すなわ
ちコンクリートライニングC´とスキンプレート2との
間の接合長さは極めて短いものとなり、従って、(c)
の工程では、スキンプレート2とコンクリートCの接合
部から地下水がシールド掘進機1内に漏出し易いものと
なるので、これらの間を以下に示す方法でシールする。
【0017】すなわち、図2に示すように、型枠4の先
端部外周には、ここに形成した溝20内に突起21を外
周に向けて突出可能に埋設する。そして、溝20は型枠
4の内部側に設けた油圧ジャッキ22に高圧油路23を
介して接続されている。なお、前記溝20および突起2
1は、型枠4の外周の複数個所、少なくとも天井面側に
設けられるものであり、いずれも油圧ジャッキ22の駆
動により突起21を外周に突出させることができる。
【0018】従って、図1(c)の工程に先立ち、油圧
ジャッキ22を駆動すれば突起21が径方向外方に突出
し、打設コンクリートCを圧縮し、その力は矢印の如く
コンクリートCとスキンプレート2との間の接続部を強
く圧する方向の力となる。これにより、接合部における
高い水密性が保たれるのである。
【0019】図3はこの発明の他の実施例を示す。図に
おいて、スキンプレート2の後部内周には複数の溝30
が形成され、この溝30内には内周側に向けて突出可能
な突起31が埋設されており、さらには溝30は高圧油
路32を介して油圧ジャッキ33に接続されている。
【0020】この実施例でも、油圧ジャッキ33の駆動
により突起31が径方向外内方に突出し、接合部におけ
るコンクリートCを圧するため十分な水密性を得ること
ができる。
【0021】なお、各実施例においては溝および突起を
スキンプレート2および型枠4のいずれか一方に設けた
が、双方に設けてもよいことは勿論である。
【0022】
【発明の効果】以上実施例により詳細に説明したよう
に、この発明によれば、プレス圧を除去した後も、スキ
ンプレートとコンクリートライニングとの間の接合部の
水密性を保持し、これらの間に隙間が生じるのを防止し
て止水性を高めることによりトンネル内における作業の
安全性,施工性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を適用する場所打ちライニングシール
ド工法の施工順次を示す断面図である。
【図2】この発明に係るシール方法の一実施例を示す部
分断面図である。
【図3】この発明に係るシール方法の他の実施例を示す
部分断面図である。
【符号の説明】
1 シールド掘進機 2 スキンプレート 3 ジャッキ 4 型 枠 5 プレスリング 20,30 溝 21,31 突 起 C コンクリート C´ コンクリートライニング

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シールド掘進機の掘進と同時に該シール
    ド掘進機のスキンプレートと型枠との間に打設したコン
    クリートを高圧プレスするようにした場所打ちライニン
    グシールド工法において、前記スキンプレートと前記コ
    ンクリートとの間からの地下水の浸入を防止するための
    ライニングのシール方法であって、前記コンクリートの
    打設先端位置にあってスキンプレートの後部内周または
    型枠の先端部外周の一方ないし双方に径方向に向けて突
    出可能な突起を埋設し、プレス圧除去後該突起を突出せ
    しめてコンクリートライニングを径方向に圧縮するよう
    にしたことを特徴とする場所打ちライニングシールド工
    法におけるライニングのシール方法。
JP4224052A 1992-08-24 1992-08-24 場所打ちライニングシールド工法におけるライニングのシール方法 Expired - Lifetime JPH0639879B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007132004A (ja) * 2005-11-08 2007-05-31 Mitsubishi Heavy Ind Ltd トンネル掘削機

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JP2007132004A (ja) * 2005-11-08 2007-05-31 Mitsubishi Heavy Ind Ltd トンネル掘削機

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