JPH0519538U - クランク角センサの取付構造 - Google Patents
クランク角センサの取付構造Info
- Publication number
- JPH0519538U JPH0519538U JP6871391U JP6871391U JPH0519538U JP H0519538 U JPH0519538 U JP H0519538U JP 6871391 U JP6871391 U JP 6871391U JP 6871391 U JP6871391 U JP 6871391U JP H0519538 U JPH0519538 U JP H0519538U
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- camshaft
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- Valve-Gear Or Valve Arrangements (AREA)
- Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)
- Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 クランク角センサを安定して取付けてエンジ
ンの振動に対しても十分に耐え、検出精度の低下を防止
する。 【構成】 シリンダヘッド11に装着されたカムシャフ
ト12の軸方向一端部にクランク角センサ31が装着さ
れたクランク角センサの取付構造において、クランク角
センサ31を取付ブラケット32に固定し、この取付ブ
ラケット32の外周辺の一方をシリンダヘッド11にボ
ルト締結して他方をカムキャップ14にボルト締結し、
クランク角センサ31の2つの締結箇所をカムシャフト
12の軸中心に対して均等に配置する。
ンの振動に対しても十分に耐え、検出精度の低下を防止
する。 【構成】 シリンダヘッド11に装着されたカムシャフ
ト12の軸方向一端部にクランク角センサ31が装着さ
れたクランク角センサの取付構造において、クランク角
センサ31を取付ブラケット32に固定し、この取付ブ
ラケット32の外周辺の一方をシリンダヘッド11にボ
ルト締結して他方をカムキャップ14にボルト締結し、
クランク角センサ31の2つの締結箇所をカムシャフト
12の軸中心に対して均等に配置する。
Description
【0001】
本考案はクランク角センサやディストリビュータなどの検出器をシリンダヘッ ドに取付けるクランク角センサの取付構造に関する。
【0002】
図4に従来のクランク角センサの取付構造を表すシリンダヘッドを示す。
【0003】 自動車のエンジンの一部を構成するシリンダヘッドにはカムシャフトが回転自 在に支持されると共に、カムシャフトと平行をなすロッカーシャフトが装着され ている。このロッカーシャフトには複数のロッカーアームの中間部が回動自在に 取付けられ、基端部はカムシャフトのカムが当接することができるようになって いる。また、シリンダヘッドには燃焼室に吸気を行う吸気バルブと排気を行う排 気バルブが移動自在に装着されている。そして、この吸気バルブと排気バルブの 各上端部にはロッカーアームの先端部によって押圧することができるようになっ ている。
【0004】 而して、カムシャフトが回転すると、カムがロッカーアームの基端部に当接す ることでロッカーアームを回動し、吸気バルブ及び排気バルブを駆動することが できる。
【0005】 図4に示すように、所謂、DOHCタイプのエンジンにあっては、シリンダヘ ッド101にはカムキャップ102によって一対の平行なカムシャフト103, 104が回転自在に取付けられている。そして、一方のカムシャフト103の軸 方向端部にはクランク角センサ105が装着されている。
【0006】 クランク角センサ105はクランク角度位置を検出するものであって、取付ブ ラケット106に固定されてカムシャフト103に装着されると共に、取付ブラ ケット106がシリンダヘッド101に2つの位置で締結ボルト107により固 定されている。
【0007】
上述した従来のエンジンにあっては、クランク角センサ105が締結ボルト1 07によりシリンダヘッド101の端面に2つの位置で固定されている。その位 置はカムシャフト103の軸中心位置に対して下方に位置している。ところで、 カムシャフト103が高速回転したときにはエンジン自体が振動するため、この とき、シリンダヘッド101も振動する。従来のエンジンにあっては、前述した ように、クランク角センサ105の固定位置がカムシャフト103の軸中心位置 より下方に位置しているため、クランク角センサ105の拘束力が上下で相違し ている。すると、カムシャフト103に対してクランク角センサ105の取付け 力が十分ではなく、クランク角センサ105の検出精度が低下してしまう虞があ った。
【0008】 本考案のこのような問題点を解決するものであって、取付安定性の向上を図っ たクランク角センサの取付構造を提供することを目的とする。
【0009】
上述の目的を達成するための本考案のクランク角センサの取付構造は、シリン ダヘッドに装着されたカムシャフトの軸方向一端部にクランク角センサが装着さ れたクランク角センサの取付構造において、前記クランク角センサを取付ブラケ ットに固定し、該取付ブラケットにおける外周辺の一方を前記シリンダヘッドに ボルト締結し、前記他方をカムキャップにボルト締結したことを特徴とするもの である。
【0010】
クランク角センサの取付ブラケットの締結箇所の一方をシリンダヘッドに、他 方をカムキャップにしたことで、2つの締結箇所をカムシャフトの軸中心に対し て均等に配置することができ、クランク角センサが安定して取付けられる。
【0011】
以下、図面に基づいて本考案の実施例を詳細に説明する。
【0012】 図1に本考案の一実施例に係るクランク角センサの取付構造を表すクランク角 センサが取付けられたシリンダヘッドの正面、図2にその上面、図3にシリンダ ヘッドの正面を示す。
【0013】 図2に示すように、シリンダヘッド11には一対の平行をなすカムシャフト1 2,13がカムキャップ14によって回転自在に支持され、このカムシャフト1 2,13には軸方向所定に間隔をあけて複数のカム15が形成されている。そし て、このカム15に対応した位置にはロッカーアーム16が配置されており、そ のロッカーアーム16の基端部が回動自在に取付けられ、中間部はカムシャフト 12,13のカム15が当接できるようになっている。また、シリンダヘッド1 1には図示しない燃焼室に吸気を行う複数の吸気バルブ17と排気を行う複数の 排気バルブ18が移動自在に装着されている。そして、この吸気バルブ17と排 気バルブ18の各上端部にはロッカーアーム16の先端部によって押圧すること ができるようになっている。
【0014】 また、シリンダヘッド11の側部には燃料ポンプ19が取付けられており、カ ムシャフト12に形成されたカム20がレバー21を回動させることでこの燃料 ポンプ19を駆動することができる。
【0015】 図1乃至図3に示すように、一方のカムシャフト12の軸方向端部にはクラン ク角センサ31が装着されている。クランク角センサ31はクランク角度位置を 検出するものであって、取付ブラケット32に固定されている。取付ブラケット 32は外周部に2つの取付部33,34を有し、この取付部33,34にはカム シャフト12の軸中心を中心とする弧状の長孔35,36が形成されている。
【0016】 一方、シリンダヘッド11には取付ブラケット32の長孔35に対応する位置 にねじ孔37が形成されると共に、カムシャフト12の軸方向一端部にあるカム キャップ14には外方に突出する突出片38が一体に形成され、この突出片38 にはねじ孔39が形成されている。そして、締結ボルト40,41が取付ブラケ ット32の長孔35,36を貫通し、先端部がシリンダヘッド11のねじ孔37 とカムキャップ14のねじ孔39にそれぞれ螺合することで、クランク角センサ 31がエンジン(シリンダヘッド11)に固定される。
【0017】 このとき、図1に示すように、一方の締結ボルト40から他方の締結ボルト4 1までの下側からの角度をθ1 とし、取付ブラケット32の長孔35の端部から 他方の長孔36の端部までの上側からの角度をθ2 とすると、本実施例では、 θ1 <θ2 となっていて、θ1 及びθ2 は180度に近い角度に設定されている。従って、 クランク角センサ31(取付ブラケット32)は2つの締結箇所をカムシャフト 12の軸中心に対して均等に配置することができ、クランク角センサ31を安定 して取付けることができる。
【0018】 また、θ1 及びθ2 は180度には設定されていないので、回転方向に対する 誤組付を防止できる。
【0019】 なお、上述の実施例においては、クランク角センサ31をカムシャフト12の 端部に直接装着したが、クランク角センサをディストリビュータ内に入れ、この ディストリビュータをカムシャフト12の端部に装着してもよいものである。
【0020】
以上、実施例を挙げて詳細に説明したように本考案のクランク角センサの取付 構造によれば、クランク角センサを取付ブラケットに固定し、その取付ブラケッ トにおける外周辺の一方をシリンダヘッドにボルト締結し、他方をカムキャップ にボルト締結したので、クランク角センサは2つの締結箇所をカムシャフトの軸 中心に対して均等に配置することができ、クランク角センサを安定して取付ける ことができる。その結果、エンジンの振動に対しても十分に耐え得ることができ 、クランク角センサの検出精度の低下を防止することができる。
【図1】本考案の一実施例に係る本考案の一実施例に係
るシリンダヘッドにおけるクランク角センサの取付構造
を表すクランク角センサが取付けられたシリンダヘッド
の正面図である。
るシリンダヘッドにおけるクランク角センサの取付構造
を表すクランク角センサが取付けられたシリンダヘッド
の正面図である。
【図2】クランク角センサが取付けられたシリンダヘッ
ドの上面図である。
ドの上面図である。
【図3】シリンダヘッドの正面図である。
【図4】従来のクランク角センサの取付構造を表すクラ
ンク角センサが取付けられたシリンダヘッドの正面図で
ある。
ンク角センサが取付けられたシリンダヘッドの正面図で
ある。
11 シリンダヘッド 12,13 カムシャフト 14 カムキャップ 31 クランク角センサ 32 取付ブラケット 35,36 長孔 37,39 ねじ孔 40,41 締結ボルト
Claims (1)
- 【請求項1】 シリンダヘッドに装着されたカムシャフ
トの軸方向一端部にクランク角センサが装着されたクラ
ンク角センサの取付構造において、前記クランク角セン
サを取付ブラケットに固定し、該取付ブラケットにおけ
る外周辺の一方を前記シリンダヘッドにボルト締結し、
前記他方をカムキャップにボルト締結したことを特徴と
するクランク角センサの取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991068713U JP2592642Y2 (ja) | 1991-08-28 | 1991-08-28 | クランク角センサの取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991068713U JP2592642Y2 (ja) | 1991-08-28 | 1991-08-28 | クランク角センサの取付構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0519538U true JPH0519538U (ja) | 1993-03-12 |
JP2592642Y2 JP2592642Y2 (ja) | 1999-03-24 |
Family
ID=13381705
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991068713U Expired - Fee Related JP2592642Y2 (ja) | 1991-08-28 | 1991-08-28 | クランク角センサの取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2592642Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102050914B1 (ko) * | 2018-08-23 | 2019-12-02 | 주식회사 현대케피코 | 전자식 스로틀밸브 장치 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5872674A (ja) * | 1981-10-27 | 1983-04-30 | Nissan Motor Co Ltd | 内燃機関におけるデイストリビユ−タ駆動装置 |
JPH02135616U (ja) * | 1989-04-12 | 1990-11-13 |
-
1991
- 1991-08-28 JP JP1991068713U patent/JP2592642Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5872674A (ja) * | 1981-10-27 | 1983-04-30 | Nissan Motor Co Ltd | 内燃機関におけるデイストリビユ−タ駆動装置 |
JPH02135616U (ja) * | 1989-04-12 | 1990-11-13 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2592642Y2 (ja) | 1999-03-24 |
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