JPH0519456A - 白色度制御法及び剥離性フイルム材料 - Google Patents

白色度制御法及び剥離性フイルム材料

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JPH0519456A
JPH0519456A JP33990791A JP33990791A JPH0519456A JP H0519456 A JPH0519456 A JP H0519456A JP 33990791 A JP33990791 A JP 33990791A JP 33990791 A JP33990791 A JP 33990791A JP H0519456 A JPH0519456 A JP H0519456A
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JP33990791A
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English (en)
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Luc Herwig Leenders
ルク・エルヴイク・レーンデル
Ronald Schuerwegen
ロナール・シユエルヴエガン
Eddie R Daems
エデイ・ロザ・ダアン
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Original Assignee
Agfa Gevaert NV
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F3/00Colour separation; Correction of tonal value
    • G03F3/10Checking the colour or tonal value of separation negatives or positives

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Materials For Photolithography (AREA)
  • Ink Jet Recording Methods And Recording Media Thereof (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Luminescent Compositions (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 永久支持体上に存在する像の白色度を制御す
る方法およびこれを用いた剥離性フィルム材料を提供す
る。 【構成】 上に像を形成する前又は後に、永久支持体上
に仮支持体から転写によって、像の下又は上に親水性コ
ロイド結合剤中に蛍光増白剤を含有する連続非感光性層
を設ける工程を含み、前記転写は永久支持体を湿潤し、
それを湿潤状態で前記仮支持体上の前記連続層と接触さ
せ、仮支持体を剥離して前記永久支持体上に前記連続層
を残すことによって行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は親水性コロイド層又はレリーフパ
ターン中に存在する像の可視外観を制御するための方法
及び材料に関する。
【0002】現像され、定着されたゼラチンハロゲン化
銀乳剤層における如き親水性コロイド媒体中に得られる
像の可視外観は、像層を担持する支持体の光反射率及び
背景の色によって大きく影響される。反射で見られるべ
き写真は通常紙支持体を有する。紙の色調は像の可視外
観を決定する重要な特長である。
【0003】通常紙の白さを増強するため及び像コント
ラストを増大するため、光学的増白剤とも称される蛍光
増白剤が紙量に加えられる。これによって二つの効果、
即ち紙の黄色外観を抑制する青味付効果及び紙の輝度を
増大する増白効果が達成される。蛍光増白剤は写真紙中
にその処理中残っていなければならず、従って紙のセル
ロースに永久的であらねばならず、カバー層例えば紙基
体に付与したポリエチレン層中での拡散に抵抗性でなけ
ればならない。
【0004】光学的増白剤を含有する紙基体上にゼラチ
ンハロゲン化銀乳剤層を含む写真材料を付与するとき、
影におけるよりもハイライトのための異なる色調再現が
あり、この場合効果は像の銀によって大きく減ぜられ
る。更にサイジング剤として紫外線吸収顔料例えば二酸
化チタンを含有する紙支持体を使用するとき、多くの蛍
光励起光は前記成分で吸収され、従って光学的増白を失
う。
【0005】多くの写真ハロゲン化銀乳剤材料は光沢改
良摩耗防止層として作用する最外層を有する。既知の摩
耗防止層は、例えばフランス特許1551591に及び
ロンドンのFountain Press 1985年発行、P. Glaf
kides 著、Photographic Chemistry 1巻、474頁に
記載されている如く、シリカの如きコロイド状無機材料
又はクロム明ばんの如きゼラチンのための硬化剤を所望
によって含有する厚さ数ミクロンのゼラチンの層であ
る。
【0006】保護層中での光学的増白剤の使用は例えば
米国特許3650752に記載されている。
【0007】液体組成物から被覆することによって薄い
保護層を付与することは、厄介でかつ複雑な装置を必要
とし、実際には写真材料を製造する工場で利用できるだ
けである。
【0008】或る場合には、プリントが有すべき外観を
像処理の段階で決定する可能性を有することは興味ある
ことである。例えば硬化する現像された着色親水性コロ
イド層の洗い落とし処理によって得られる多色レリーフ
像を表現する複数の積重親水性コロイドパターンによっ
て写真像を永久支持体上に形成する場合がそうである。
【0009】仮支持体から永久支持体上への着色したコ
ロイド層の転写を用いて多色レリーフパターンの製造す
る方法の例は例えば米国特許3642474、4701
401及び4710444に記載されている。
【0010】プリプレスカラープルーフと作用する多色
ハーフトーン像の製造のため前記方法を用いるとき、印
刷材料として作用する異なる種類の紙を使用するような
機械印刷法で得られるプリントの色調にできる限り近似
してプルーフの色調を類似させることが重要である。
【0011】本発明の目的は、親水性コロイド層又はレ
リーフパターン中に存在する像に所望される可視外観を
与えるための方法を提供することにある。
【0012】更に詳細には本発明の目的は、紙支持体上
のレリーフパターン又は親水性コロイド層中に存在する
像の白色度を制御するための方法を提供することにあ
る。
【0013】本発明の更に別の目的は、親水性コロイド
レリーフパターン又は親水性コロイド層中に含有された
像の上又は下の白色度制御層を湿潤積層によって付与
し、そして剥離するための剥離性フイルム材料と称する
シート又はウエブ状材料を提供することにある。
【0014】本発明の他の目的は以外の説明から明らか
になるであろう。
【0015】本発明によれば、永久支持体上に存在する
像の白色度を制御する方法を提供し、この方法は、前記
像を上に形成する前又は後に、仮支持体からの前記永久
支持体上への転写を介して、前記像の上又は下の親水性
コロイド結合剤中に蛍光増白剤を含有する連続非感光性
層を設ける工程を含み、前記転写は永久支持体を湿潤
し、それを湿潤状態で前記仮支持体上の前記連続層と接
触させ、仮支持体を剥離して前記永久支持体上に前記連
続層を残すことによって行う。
【0016】更に本発明によれば、上に連続非感光性の
湿潤剥離でき、転写できる層が存在する仮支持体として
作用する疎水性樹脂支持体を含有する剥離性フイルム材
料を提供し、前記連続層が少なくとも1種の蛍光増白剤
と組合せた親水性コロイド結合剤を含有する非感光性層
であり、親水性コロイド結合剤は好ましくは0.5〜1
0g/m2 の被覆量で付与されており、蛍光増白剤は
0.02〜0.5g/m2 の被覆量でその中に存在して
いることを特徴としている。
【0017】転写しうる蛍光層の親水性コロイド結合剤
は好ましくは主としてゼラチンである(ここに主として
全結合剤含有量の少なくとも51重量%を意味する)。
【0018】ゼラチンはいくらかの部分を水溶性又はラ
テックスの形(分散液)で用いうる合成、半合成又は天
然重合体で置換できる。
【0019】ゼラチンの代りの合成代替物には、例えば
ポリ−N−ビニルピロリドン、ポリビニルアルコール、
ポリビニルイミダゾール、ポリビニルピラゾール、ポリ
アクリルアミド、ポリアクリル酸、及びそれらの誘導
体、特にそれらの共重合体がある。ゼラチンの天然代替
物には、例えばゼイン、アルブミン及びカゼインの如き
他の蛋白質、セルロース、サッカライド、澱粉及びアル
ギネートがある。一般にゼラチンの半合成代替物には、
変性天然生成物例えばアルキル化もしくはアシル化剤で
ゼラチンを変性することにより、又はゼラチンに重合性
単量体をグラフト化することによって得られるゼラチン
誘導体、及びセルロース誘導体例えばヒドロキシアルキ
ルセルロース、カルボキシメチルセルロース、フタロイ
ルセルロース、及びセルロースサルフエートがある。
【0020】ゼラチンと組合せて使用しうる重合体ラテ
ックスはEP0383283に記載されている、好まし
いのはメチルもしくはエチルメタクリレートラテックス
である。
【0021】親水性コロイドラテックスとして用いられ
るゼラチンは、ライム処理又は酸処理ゼラチンであるこ
とができる。かかる種類のゼラチンは、例えばAcademic
Press 1977年発行、A. G. Ward及び A. Courts
編、The Science and Technology of Gelatinの2
95頁以下に記載されている。
【0022】転写しうる層の親水性コロイド結合剤に対
する蛍光増白剤の量は0.05/1〜1/1の重量比範
囲であるのが好ましい。
【0023】一実施態様によれば前記連続非感光性層の
ゼラチンは或る程度まで、例えばゼラチン1gについて
ホルムアルデヒド0.001g以下の付加に相当する程
度まで硬化させる。
【0024】ゼラチンの硬化は、前記連続層をその仮支
持体に付与する前に前記連続層の被覆組成物に加えた硬
化剤によって行うのが好ましい。硬化は当業者に知られ
ているゼラチンを硬化するのに好適な任意の硬化剤で行
うことができるが、好ましくはホルムアルデヒドで行
う。ゼラチンに対する硬化剤の調査は例えばニューヨー
クのMacmillan Publishing Company. Inc.1977年
発行、T. H. James 著、The Theory of the Photog
raphic Processの78〜84頁に記載されている。
【0025】好ましくは、親水性コロイド結合剤は、親
水性コロイド層の被覆中展着剤として作用する少なくと
も1種の湿潤剤、例えばサポニン又はアニオン性(カル
ボキシレート又はスルホネート)の界面活性剤と組合せ
て適用する。
【0026】本発明により使用するのに好適な蛍光増白
剤の調査は、ニューヨーク、サンフランシスコ及びロン
ドンのAcademic Press によってアメリカでの配布をし
ているR. Anliker及びG. Mueller著、Georg Thieme P
ublishers 発行(1975年)、Fluorescent Whiteni
ng Agentsに記載されている。
【0027】ゼラチンに対する悪い親和性を有する蛍光
増白剤の拡散(ブリーデイング)を避けるため、各種の
高分子量化合物例えば米国特許3269840に記載さ
れているポリ−N−ビニルピロリドン又はポリ−N−ビ
ニル−5−メチル−2−オキサゾリジノンの使用の如き
幾つかの処理をとることができる、これらの化合物はア
ニオン性蛍光化合物例えばシアヌル酸誘導体でアシル化
された4,4′−ジアミノスチルベン−2,2′−ジス
ルホン酸構造の如きスルホン化蛍光スチルベン誘導体に
対し良好な親和性を有する。
【0028】ゼラチンを含有する層中で蛍光増白剤を固
定又は捕捉するためのそしてそこからの増白効果を増大
しうる他の物質は、米国特許3650752に記載され
た部分的にウレタン化したポリビニルアルコール及び公
開されたヨーロッパ特許出願0106690に記載され
たN−ビニルピロリドン共重合体がある。
【0029】増白作用を維持するためゼラチンを含有す
る層中で蛍光増白剤を固定するための更に別の方法は、
例えばResearch Disclosure1977年7月、1591
3項及びResearch Disclosure1979年12月、18
815項に記載されている如く蛍光増白剤を配合したラ
テックス粒子の使用をする。
【0030】一実施態様によれば、蛍光増白剤を含有す
る転写しうる非感光性層は、光沢制御物質、例えば公開
されたヨーロッパ特許出願0324192に記載されて
いる如きゼラチンとは異なる光沢改良又は光沢低下物質
も含有する。
【0031】カバー層中でゼラチン単独は既に光沢改良
効果を有するが、特に高光沢に対してはかなり高いゼラ
チン被覆量即ちかなり厚いゼラチン層を必要とする。ポ
リ−N−ビニルピロリドンと組合せてゼラチンを用いる
ことによって薄い光沢改良層を得ることができる。
【0032】一実施態様によれば、蛍光増白剤を含有す
る転写しうる非感光性層は、艶消剤、例えば二酸化チタ
ン及び各種の形のシリカの如き光沢低下顔料も含有す
る。有用な艶消剤のより詳細な説明は、Research Disc
losure1989年12月、308119項、XVI 章、艶
消剤を参照され度い。
【0033】本発明による剥離性材料の蛍光層中で使用
するのに好適なコロイドシリカは10〜100nmの平
均粒度を有するのが好ましい。かかるシリカはLUDOX
(米国ウイルミントンのI. E. du Pont de Nemours
の登録商標)、SYTON (米国ボストンのMonsanto Chem
ical Corporation の登録商標)及びKIESELSOL (ドイ
ツ国レフアークセンのFarbenfabriken Bayer AG の登
録商標)の名で市販されている水性分散液の形で入手で
きる。コロイドシリカの好適量は0.1〜2g/m2
被覆量に相当する。
【0034】特別の実施態様によれば、蛍光増白剤は、
1990年6月21日付出願の未公開ヨーロッパ特許出
願90201630.2に記載されている剥離性フイル
ム材料のゼラチン含有層中に存在させる、そしてその中
に記載されている如く転写して、親水性コロイド層中に
存在する像上に又は永久支持体上に存在する着色親水性
コロイドレリーフ部分によって形成された像上に蛍光保
護層を形成する。
【0035】本発明による剥離性フイルム材料に使用す
るのに好ましい仮支持体は可撓性の非下塗セルロースト
リアセテート支持体である。
【0036】本発明による剥離性フイルム材料の仮疎水
性樹脂支持体は、乾燥状態で蛍光層のそれへの接着性を
改良するため、しかし湿潤状態でその剥離を容易にする
ため前記蛍光層に対する下塗層を設けてもよい。
【0037】好ましい下塗層は、湿潤状態で接着性を低
下させることにより所望によって前記下塗層と共に前記
蛍光層の湿潤剥離を容易にするため仮支持体との界面で
水中で前記蛍光層の親水性コロイド層の膨潤を改良する
ための保湿剤を含有する。好適な保湿剤はグリセロール
である。前記下塗層中でグリセロールは非硬化ゼラチン
と共に付与するのが好ましい。
【0038】仮支持体からの蛍光層の転写は、親水性下
塗層、又は親水性コロイド層中に含有された像もしくは
親水性着色コロイド部分のレリーフパターンを上に既に
有するかかる下塗層を有する永久支持体上に行うのが好
ましい、前記転写は、前記下塗層及び所望によって既に
存在する像を含有するレリーフパターン又はコロイド層
を水で前湿潤し、それに乾燥状態での前記連続層を例え
ば接触した材料に圧力を作用するローラー対のニップ中
で押圧し、次いで仮支持体を剥離することによって行
う。
【0039】本発明方法は、着色した像に従って硬化し
た親水性コロイド層の洗い落とし処理によって積重親水
性着色コロイドレリーフパターンとして得られる像の白
色度を制御するための非常に満足できる結果を与えた。
【0040】特別の実施態様によれば、下記の工程によ
って、本発明により白色度を改良できる多色プルーフを
製造する:
【0041】(1) 紙基体支持体である永久支持体上に
仮支持体から、中に分散した着色顔料粒子を含有する実
質的に非硬化のゼラチンハロゲン化銀乳剤層を転写す
る、この永久支持体は予め着色硬化ゼラチンを含有する
ハーフトーンレリーフ像を担持していてもよい、
【0042】(2) 前記工程(1) を行う前又は行った後
に非硬化ゼラチンハロゲン化銀乳剤層を像に従って露光
する、
【0043】(3) 前記転写されたハロゲン化銀乳剤層
中にハーフトーン像を硬化現像によって形成する、
【0044】(4) 漂白定着によって形成された銀像を
除去する、
【0045】(5) 洗い落とし処理により転写された層
の非硬化部分を選択的に除去する、そして
【0046】(6) 別々に着色されたゼラチン含有層の
少なくとも部分的に積重した部分を形成するため、工程
(1) ,(2) ,(3),(4) 及び(5) を繰返す。
【0047】多色プルーフの形成のため、ハロゲン化銀
乳剤層を硬化現像に使用するかかる方法のより詳細につ
いては米国特許4701401及び4710444に見
出すことができる。
【0048】紙基体支持体は、水分の吸収を減じ、乾燥
速度を上げるためポリ−α−オレフイン被覆紙からなる
とよい。
【0049】洗い落とし処理による多色像の製造及び本
発明によるそれらの白色度の制御を以下の実施例に更に
詳細に示す。百分率及び比は他に特記せぬ限り重量によ
る。
【0050】実施例 仮支持体を有する写真材料の製造
【0051】厚さ0.1mmを有し、黒色ハレイション
防止層を裏側に設けた下塗してないセルローストリアセ
テートの仮支持体上に、下記の順序で下記の層を付与し
た:
【0052】(i) 1.8g/m2 のゼラチン被覆量及
び0.25g/m2 の銀に等しいハロゲン化銀被覆量を
有し、耐拡散性シアン着色顔料を含有する塩臭沃化銀乳
剤(モル比83.6/16/0.4)。乳剤はアルゴン
イオンレーザー光に対してスペクトル増感した。シアン
顔料はFLEXONYLブルーペースト(C. I. No. 7416
0)であった、これは被覆組成物1lについて6.3g
で付し、これは1m2 について顔料固体0.126gに
相当した。被覆組成のpHは5.0であった;
【0053】(ii) 1m2 について0.7gのゼラチ
ン、0.066gのハイドロキノン及び0.095gの
尿素ホルムアルデヒド樹脂で被覆したシリカ粒子を基に
した艶消剤を含有する非顔料化ゼラチン結合剤層。
【0054】同じ方法で仮支持体を有するが、マゼン
タ、黄、及び黒顔料被覆を含む他の写真材料を作った。
【0055】マゼンタ顔料被覆はHELIOECHTCARMIN BB
TEIG (C. I. No. 12485)の名で市販されている
ペーストを用いて作った、黄顔料被覆はHELIOECHTGELB
GRN7476(C. I. No. 21100)の名で市販され
ているペーストを用いて作った。前記顔料ペーストはそ
れぞれ被覆組成物1lについて14.5g及び17.6
gの量で使用した。黒顔料被覆においては前記FLEXONYL
ブルーペーストとの混合物の形で混入した、それぞれ被
覆組成物1lについて15.75g及び1.26gの量
であった。
【0056】永久支持体の製造
【0057】ポリエチレン層重量30g/m2 及び紙重
量180g/m2 を有する両側ポリエチレン被覆紙を、
下記被覆組成物で55g/m2 の湿潤被覆量でエアナイ
フ被覆した。
【0058】 蒸留水 300ml ゼラチン 19.8g コポリ(メチルメタクリレート/ブタジエン) (50/50)の20%水性ラテックス 151g ゼラチン9.5%及びポリメチルメタクリレー ト2.86%を含有する水性分散液 25.5g ゼラチン5.7%を含有するTiO2(平均粒度3 00nm)の21%水性分散液 131g 艶消剤A 5.8g 艶消剤B 2.8g アニオン性スルホン化型の艶消剤 2.8g 硬化剤としてホルムアルデヒドの20%水性溶液 2.2ml 蒸留水で 1000mlにした。
【0059】艶消剤は、10.7%のアモルフアスシリ
カ、6.4%のゼラチン及び6.3%のポリエチルアク
リレートラテックス粒子を含有する水性分散液である。
【0060】艶消剤Bは41.8%のα−石英及び4.
2%のゼラチンを含有する水性分散液である。
【0061】全層組成物に対するTiO2の重量%は乾燥し
た層中で29.5%であった。TiO2の被覆量は1.54
g/m2 であった。
【0062】露光
【0063】それらの仮支持体上の写真層を電子ドット
発生で操作する市販のアルゴンイオンレーザースキヤナ
ー上で走査状でハーフトーン露光した。
【0064】DIN A4版を有する別々に顔料化した被
覆を含む4種の写真材料を、相当する色選択を得るため
連続的に露光した。
【0065】転写
【0066】露光した状態で、第一にシアン顔料含有多
層構造体を、永久支持体を30秒間水中に浸漬し、次い
でそれを層(ii)と接触させて押圧して前述した如く永久
支持体上に転写した。仮支持体を剥離することにより、
層(i) 及び(ii)の複合層構造体を永久支持体上に残し、
転写された複合層を乾燥した。
【0067】硬化現像
【0068】転写した複合被覆を、それを下記組成を有
する活性剤浴と称する水性液中に30秒間浸漬して硬化
現像した。
【0069】 水酸化カリウム 25g 炭酸カリウム 150g 臭化カリウム 0.5g 亜硫酸ナトリウム 2.0g 4−(ヒドロキシメチル)−4−メチル−1− フエニル−3−ピラゾリジノン 5.0g エチレンジアミン四酢酸モノナトリウム塩 1.0g
【0070】漂白定着
【0071】現像した材料をチオ硫酸ナトリウム及びエ
チレンジアミン四酢酸のモノナトリウム、鉄(III) 塩を
含有する漂白定着浴中に通した。
【0072】洗い落とし処理
【0073】シアン着色レリーフ像を得るため、硬化現
像し、漂白定着処理した材料を温水(40℃)スプレー
で洗い落とし処理した。レリーフ像が得られた。
【0074】多色レリーフ像を得るため、前述したマゼ
ンタ、黄及び黒顔料被覆を同様に露光し、処理して既に
シアン像を含有する同じ永久支持体上に積重レリーフパ
ターンを形成した。
【0075】剥離性フイルム材料の製造
【0076】厚さ0.1mmを有する下塗してないセル
ローストリアセテート支持体を、g/m2 で示した下記
に規定した被覆量で下記成分を含有する白色度改良蛍光
層を得るため水性組成物で被覆した:
【0077】 ゼラチン 2.99g/m2 2.86%のポリメチルメタクリレートラテックス 粒子及び9.5 %のゼラチンを含有水性分散液 0.40g/m2 ポリ−N−ビニルピロリドン 0.84g/m2 サポニン 0.04g/m2 1− C14H29OSO3Na (展着剤) 0.07g/m2 30%コロイドシリカ水性分散液 3.30g/m2 4.5 %水性ゼラチン溶液中の下記式で示す蛍光 増白剤Aの2%水性分散液 5.00g/m2
【0078】蛍光増白剤Aの構造式
【0079】
【化1】
【0080】白色度改良層の転写
【0081】例Aと称する第一の例において、白色度改
良層は、シアンレリーフパターン形成前に、前述した永
久支持体上に湿潤積層し、剥離して付与した。白色度改
良層の転写のためヨーロッパ特許出願9020163
0.2の図3に略示された如き装置を使用した。
【0082】第二の例において(例Bと称する)、白色
度改良層は、前述した積重レリーフパターン(シアン、
マゼンタ、黄及び黒)上に湿潤積層し、剥離して付与し
た。
【0083】412nm波長での光反射率測定を、蛍光
増白剤を用いずに及び用いて例Aの材料について行っ
た。百分率で表わした反射率値は、それぞれ76及び8
2であり、転写された蛍光層で得られた強力な青味付及
び相当する白色化効果を証明していた。同じ白色化効果
が例Bで得られた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ロナール・シユエルヴエガン ベルギー国ベ 2627 シエル、パエプヴエ ルダン 26 (72)発明者 エデイ・ロザ・ダアン ベルギー国ベ 2200 エランタル、エジユ ナール 30

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 永久支持体上に存在する像の白色度を制
    御する方法において、永久支持体上に前記像を形成する
    前又は後に、前記永久支持体上に仮支持体から転写によ
    り前記像の下又は上に親水性コロイド結合剤中に蛍光増
    白剤を含有する連続非感光性層を設ける工程を含み、前
    記転写を、永久支持体を湿潤し、それを湿潤状態で前記
    仮支持体上の前記連続層と接触させ、仮支持体を剥離す
    ることによって行い、前記永久支持体上に前記連続層を
    残すことを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 前記親水性コロイド結合剤が主としてゼ
    ラチンであることを特徴とする請求項1の方法。
  3. 【請求項3】 前記連続層中に、親水性コロイド結合剤
    が0.5〜10g/m2 の被覆量で存在し、蛍光増白剤
    が0.02〜0.5g/m2 の被覆量で存在することを
    特徴とする請求項1又は2の方法。
  4. 【請求項4】 ゼラチンに対する蛍光増白剤の量が0.
    05/1〜1/1の重量比範囲であることを特徴とする
    請求項2の方法。
  5. 【請求項5】 前記連続層中のゼラチンが、水溶性又は
    ラテックスの形で付与しうる合成、半合成又は天然重合
    体と組合せて存在することを特徴とする請求項2の方
    法。
  6. 【請求項6】 ゼラチンが光沢改良物質又は艶消剤と組
    合せて存在することを特徴とする請求項2の方法。
  7. 【請求項7】 ゼラチンをポリ−N−ビニルピロリドン
    と組合せて使用することを特徴とする請求項2〜6の何
    れか1項の方法。
  8. 【請求項8】 前記連続層が、前記蛍光増白剤と配合さ
    れているラテックス粒子を含有することを特徴とする請
    求項2〜7の何れか1項の方法。
  9. 【請求項9】 前記連続非感光性層のゼラチンが、ゼラ
    チン1gについてホルムアルデヒド0.001g以下の
    添加に相当する程度に硬化されていることを特徴とする
    請求項2〜8の何れか1項の方法。
  10. 【請求項10】 前記連続層がコロイドシリカを含有す
    ることを特徴とする請求項1〜9の何れか1項の方法。
  11. 【請求項11】 前記仮支持体が非下塗セルローストリ
    アセテート支持体であることを特徴とする請求項1〜1
    0の何れか1項の方法。
  12. 【請求項12】 連続層のその仮支持体からの転写を、
    親水性下塗層、又は親水性着色コロイド部分のレリーフ
    パターンもしくは親水性コロイド層中に含有された像の
    上に既に有しているかかる下塗層を有する永久支持体上
    に行い、前記転写を前記下塗層及び所望によって既に存
    在するコロイド層又は像を含むレリーフパターンを水で
    前湿潤し、それに前記連続層を乾燥状態で押圧し、次い
    で仮支持体を剥離することによって行うことを特徴とす
    る請求項1〜11の何れか1項の方法。
  13. 【請求項13】 前記像を、着色し像に従って硬化した
    親水性コロイド層の洗い落とし処理によって得られた積
    重親水性着色コロイドレリーフパターンとして得ること
    を特徴とする請求項12の方法。
  14. 【請求項14】 上に連続非感光性湿潤剥離できかつ転
    写しうる層が存在する仮支持体として作用する疎水性樹
    脂支持体を含有する剥離性フイルム材料において、前記
    連続層が少なくとも1種の蛍光増白剤と組合せた親水性
    コロイド結合剤を含有する非感光性層であることを特徴
    とする剥離性フイルム材料。
  15. 【請求項15】 親水性コロイド結合剤を0.5〜10
    g/m2 の被覆量で付与し、蛍光増白剤をその中に0.
    02〜0.5g/m2 の被覆量で存在させることを特徴
    とする請求項14の剥離性フイルム材料。
JP33990791A 1990-11-30 1991-11-27 白色度制御法及び剥離性フイルム材料 Pending JPH0519456A (ja)

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