JPH0519381B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0519381B2
JPH0519381B2 JP2854284A JP2854284A JPH0519381B2 JP H0519381 B2 JPH0519381 B2 JP H0519381B2 JP 2854284 A JP2854284 A JP 2854284A JP 2854284 A JP2854284 A JP 2854284A JP H0519381 B2 JPH0519381 B2 JP H0519381B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
clutch
bracket
flywheel
side bracket
pulley side
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2854284A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS60174039A (ja
Inventor
Jun Matsubayashi
Kimimitsu Ishizaki
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP2854284A priority Critical patent/JPS60174039A/ja
Publication of JPS60174039A publication Critical patent/JPS60174039A/ja
Publication of JPH0519381B2 publication Critical patent/JPH0519381B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K9/00Arrangements for cooling or ventilating
    • H02K9/02Arrangements for cooling or ventilating by ambient air flowing through the machine
    • H02K9/04Arrangements for cooling or ventilating by ambient air flowing through the machine having means for generating a flow of cooling medium
    • H02K9/06Arrangements for cooling or ventilating by ambient air flowing through the machine having means for generating a flow of cooling medium with fans or impellers driven by the machine shaft
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K7/00Arrangements for handling mechanical energy structurally associated with dynamo-electric machines, e.g. structural association with mechanical driving motors or auxiliary dynamo-electric machines
    • H02K7/10Structural association with clutches, brakes, gears, pulleys or mechanical starters
    • H02K7/112Structural association with clutches, brakes, gears, pulleys or mechanical starters with friction clutches in combination with brakes
    • H02K7/1125Magnetically influenced friction clutches and brakes

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Motor Or Generator Cooling System (AREA)
  • Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は電磁クラツチモートルの冷却構造に係
り、特に縫製作業ミシン用の如き高速高頻度運転
を要求される電磁クラツチモートルの冷却構造に
関する。
〔発明の背景〕
近年縫製作業の高能率に伴い、ミシンも高速運
転、高頻度運転されるようになつてきた。ミシン
駆動用として使用される電磁クラツチモートル
は、電動機に加え、クラツチコイル、ブレーキコ
イル、クラツチ摩擦板、ブレーキ摩擦板などの発
熱箇所が多いため、高速、高頻度運転を行うを温
度上昇が激しくなり、特に縫製作業者の脚元と対
向している固定外枠(フレーム)の温度上昇が問
題となる。
第1図に従来の電磁クラツチモートルの冷却構
造の一例を示す。ハウジング1に固定子2が固設
されており、回転子3は該ハウジング1の端面に
設けられた軸受4とモートル中央部の中間ブラケ
ツト5に設けられた軸受6とによつて回転自在に
支承されている。この回転子3の出力側の一端に
はフライホイール7が固設されており、このフラ
イホイール7の出力側の一面にはクラツチデイス
ク8が固設されている。前記ハウジング1の出力
側端面には固定外枠であるプーリサイドブラケツ
ト9が固設されており、このプーリサイドブラケ
ツト9の内部には、クラツチコイルを内蔵したク
ラツチヨーク10とブレーキコイルを内蔵したブ
レーキヨーク11が収納固設されている。出力軸
12は、前記プーリサイドブラケツト9の出力側
の中心に位置する軸13,14によつて回転自在
に支承されている。また、ブレーキデイスク15
は該プーリサイドブラケツト9の出力側端面の内
側で前記ブレーキヨーク11の内径側に固設され
ている。クラツチリング16とブレーキリング1
7は、背中合わせに対向して、出力軸12の電動
機側の一端に形成されていたスプライン軸18上
を軸方向に摺動自在に配設されており、それぞれ
前記のクラツチデイスク8、ブレーキデイスク1
5に対向する面に摩擦ライニング19,20が固
設されている。これらのクラツチリング16、ブ
レーキリング17はそれぞれ前記のクラツチヨー
ク10とクラツチデイスク8及びブレーキヨーク
11とブレーキデイスク15によつて包囲されて
いる。前記ハウジング1の反出力側端面にはエン
ドカバー21が設けられており、また前記フライ
ホイール7の両面にはそれぞれモートルフアン2
2、クラツチフアン23が設けられている。
上記のように構成された従来の電磁クラツチモ
ートルの一端について以下その動作を説明する。
回転子3が回転するとフライホイール7はこれに
固設されているクラツチデイスク8と共に一体と
なつて回転する。クラツチコイルに通電すると、
クラツチリング16がクラツチデイスク8に吸引
され、クラツチリング16上のライニング19が
クラツチデイスク8と係合して、クラツチ動作を
行い、出力軸12に回転動力を伝える。またブレ
ーキコイルに通電するとブレーキリング17がブ
レーキデイスク15に吸引され、ブレーキリング
17上のライニング20がブレーキデイスク15
と係合して、ブレーキ動作を行い、出力軸12は
停止する。
このような電磁クラツチモートルにおいて、ク
ラツチ動作やブレーキ動作を高頻度に行うとフレ
ーム温度が急激に上昇する。すなわち、負荷運転
時、フライホイール7に蓄積したエネルギーを放
出するため、電動機回転数は低下し、これを回復
すべく固定子2の発熱は大となる(起動状態に近
くなる)。またクラツチコイルとブレーキコイル
への通電量も多くなり、コイルからの発熱や係
合、すべりによる摩擦熱も多くなる。これらの発
熱を抑制するため従来は冷却を次のように行つて
いた。すなわち、エンドカバー21とハウジング
1との〓間およびハウジング1の風窓を通して、
空気を取入れ、固定子2を冷却し、中間ブラケツ
ト5に形成された風窓を通つてモートルフアン2
2で加速し、プーリサイドブラケツト9のリブ2
4で形成される排気孔を通つて外部へ排出され
る。これらの通風路は矢印25で示す通りであ
る。またクラツチ、ブレーキ部の冷却は通風26
で示す通りであり、プーリサイドブラケツト9の
吸入孔より空気を取込れ、ブレーキリング17、
クラツチリング16の風窓を通過してフライホイ
ール7に設けられたクラツチフアン23で加速し
て通風25の空気と合流し外部へ排気する。
このような従来技術では、通風路25と通風路
26の温度上昇した排気が、作業者保護のため必
ず設けられるプーリカバー27(プーリサイドブ
ラケツト9の側面に一点鎖線で示すように設けら
れるプーリカバー27は笠形状になつており、出
力軸12を被うように置かれている。)に衝突し、
28で示すように2つに分かれ、一方がプーリサ
イドブラケツト9の内周側に向つて流れるため通
風26の吸込口に達し、温度上昇した衝突空気2
8が吸い込まれるため、冷却効率を低下させるこ
とになる。このことは、高頻度操作になる程摩擦
熱の要因が大きくなり、フレーム特にプーリサイ
ドブラケツト9の温度上昇が大きくなるという問
題点があつた。
更に、通風26よりの吸込空気は縫製工場特有
の細かい綿塵、糸屑が浮遊した状態であり、これ
らは、部品の風窓通過の際に風窓に滞溜する。浮
遊滞溜塵埃が多くなれば、空気の吸込抵抗が大き
くなり、冷却効果の低下はもちろんであるが、最
も危険なことは、滞溜した塵埃がライニング1
9,20を相手デイスク8,15との間に挟まれ
ることである。塵埃がライニング19,20と相
手デイスク8,15の間に介在すると、クラツ
チ、ブレーキ特性が低下する。また塵埃が徐々に
滞溜し、ある量になつた時に突然滞溜場所より離
れて挟まれることになると、作業者の意図と異な
つた動作を行うことになり危険である。加えて、
クラツチライニング19とクラツチデイスク8の
間、ブレーキデイスク15とブレーキライニング
20の間に共に塵埃が介在するとなると、クラツ
チ動作時にブレーキがじやまし、ブレーキ動作時
にクラツチがじやまをするいわゆる共働きとな
り、ライニング19,20の早期摩耗、モートル
の発熱にもつながる。
〔発明の目的〕
本発明は上述の点に鑑みてなされたもので、そ
の目的とするところは、電磁クラツチモートルを
高速、高頻度で運転しても、フレームの温度上昇
を最小限に抑えることができ、かつ安全な冷却構
造を提供することにある。
〔発明の概要〕
本発明は、ハウジングの設けられている固定子
と、この固定子の内側に回転自在に置かれる回転
子と、ハウジングの一端側に設けられているアウ
トサイドブラケツトと、ハウジングの他端側に設
けられている中央ブラケツトと、アウトサイドブ
ラケツトおよび中間ブラケツトに回転自在に支持
される回転子の回転軸と、中間ブラケツトの外側
に位置し、かつ中間ブラケツト側の回転軸に固定
されているフライホイールと、このフライホイー
ルを囲うようにハウジングの中間ブラケツト側に
固定しているプーリサイドブラケツトと、このプ
ーリサイドブラケツトの側面外端の中央に筒形状
に形成されるボス部と、このボス部に設けられる
軸受と、この軸受に回転自在に支持される出力軸
と、プーリサイドブラケツトの内側に位置し、か
つ出力軸に形成されているスプライン軸と、この
スプライン軸に設けられ、かつスプライン軸の軸
方向には摺動自在で回転方向には固定されている
クラツチリングおよびブレーキリングと、フライ
ホイールのクラツチリング対向面に固定されてい
るクラツチデイスクと、プーリサイドブラケツト
の内側で、かつブレーキリングに対向する面に固
定されるブレーキデイスクと、プーリサイドブラ
ケツトの内方で、かつクラツチリングおよびブレ
ーキリングの外周に位置するクラツチヨークおよ
びブレーキヨークと、フライホイールの中間ブラ
ケツト対向面に設けられるモートルフアンと、フ
ライホイールとクラツチデイスクとの間に設けら
れているクラツチフアンと、出力軸を外側から被
うようにしてプーリサイドブラケツトに取付けら
れているプーリカバーとを備えている電磁クラツ
チモートルにおいて、フライホイールの外周を囲
うようにしてプーリサイドブラケツトの内側にフ
ライホイール外周排気室を設け、クラツチフアン
の吐出側をフライホイール外周排気室に臨ませ、
フライホイールの中央側にフライホイール内周空
間部を形成し、クラツチフアンの吸込側をフライ
ホイール内周空間部に臨ませ、プーリサイドブラ
ケツトの内側で、かつ前記クラツチヨークおよび
ブレーキヨークの外周側にはフライホイール外周
排気室からプーリサイドブラケツトの軸方向に沿
つてプーリサイドブラケツトの側面外端まで延在
する排気孔を形成し、プーリサイドブラケツト側
面外端の外周寄りには排気孔を避けて放射方向に
抜ける凹陥溝部を形成し、プーリサイドブラケツ
ト側面外端には排気孔の内周近傍から前記ボス部
の外周にかけて凹ませた吸気凹部を形成し、この
吸気凹部の外周側と凹陥溝部の内周側を連通さ
せ、吸気凹部のボス部近傍にはプーリサイドブラ
ケツトの内側に連弾するプーリサイドブラケツト
吸入孔を形成し、このプーリサイドブラケツト吸
入孔を、ブレーキデイスク、ブレーキリングおよ
びクラツチリングの風窓を介してフライホイール
内周空間部に連通させ、吸気凹部および凹陥溝部
をプーリサイドブラケツト側面外端から被うプー
リサイドブラケツトカバーを設けたことを特徴と
する電磁クラツチモートルの冷却構造にしたもの
である。
〔発明の実施例〕
以下に本発明に係る電磁クラツチモートルの冷
却構造の一実施例を図面を参照して説明する。
第2図〜第5図に本発明の一実施例を示す。該
図において、第1図に示す従来例と同一部分は、
同一番号にて示す。また第2図において固定外枠
であるプーリサイドブラケツト9の出力軸側の構
造以外は、第1図に示す従来例の構造と同一であ
るが、電磁クラツチモートルの冷却構造の理解を
深めるために全体にわたつて説明する。
ハウジング1に固定子2が設けられている。こ
の固定子2の内側に回転子3が回転自在に置かれ
ている。ハウジング1の左側端にアウトサイドブ
ラケツトが形成されている。ハウジング1の右側
端に中間ブラケツト5が設けられている。アウト
サイドブラケツトに軸受4が中間ブラケツト5に
軸受6が設けられている。軸受4,6に回転子3
の回転軸が支持されている。
フライホイール7は中間ブラケツト5の外側に
位置し、回転軸に固定支持されている。フライホ
イール7の外周を囲うプーリサイドブラケツト9
はハウジング1の中間ブラケツト側に固定支持さ
れている。プーリサイドブラケツト9の側面外端
の中央には筒形状に形成されたボス部30が設け
られ、このボス部30に軸受14が設けられてい
る。この軸受14に出力軸12が回転自在に支持
されている。出力軸12にはスプライン軸18が
形成されている。このスプライン軸18にクラツ
チリング16とブレーキリング17が取り付けら
れている。クラツチリング16とブレーキリング
17はスプライン軸18の軸方向に摺動自在に、
回転方向には固定されるように支持されている。
クラツチデイスク8はクラツチリング16に対向
するようにしてフライホイール7に固定されてい
る。プーリサイドブラケツト9の内側で、ブレー
キリング17に対向する面にはブレーキデイスク
15が固定されている。
クラツチコイルが内蔵されているクラツチヨー
ク10とブレーキコイルが内蔵されているブレー
キヨーク11はプーリサイドブラケツト9の内方
で、かつクラツチリング16およびブレーキリン
グ17の外周側に位置している。
モートルフアン22は、中間ブラケツト5に対
向するフライホイール7の面に設けられ、クラツ
チフアン23はフライホイール7とクラツチデイ
スク8の間に設けられている。
プーリカバー27は出力軸12を外側から被う
ようにしてプーリサイドブラケツト9に取り付け
られている。
フライホイール外周排気室7−2はフライホイ
ール7の外周を囲うようにしてプーリサイドブラ
ケツト9の内側に形成されている。フライホイー
ル7の中央側にフライホイール内周空間部7−1
が形成され、ここにクラツチフアン23の吸込側
が臨んでいる。クラツチフアン23の個出側はフ
ライホイール外周排気室7−2に臨んでいる。ま
たモートルフアン22の個出側もフライホイール
外周排気室7−2に連通している。
排気孔24′はプーリサイドブラケツト9の内
側で、かつクラツチヨーク10およびブレーキヨ
ーク11の外周側に位置している。この排気孔2
4′はリブ24の間に形成され、フライホイール
外周排気室7−2からプーリサイドブラケツト9
の軸方向に沿つてプーリサイドブラケツト9の側
面外端まで延在するように形成されている。
凹陥溝部29はプーリサイドブラケツト9の側
面外周の外周寄りに設けられている。この凹陥溝
部29は前記排気孔24′を避け、プーリサイド
ブラケツト9の外方に向けて放射方向に抜けるよ
うに形成されている。
吸気凹部33はプーリサイドブラケツト9の側
面外端に設けられている。この吸気凹部33は排
気孔24′に内周近傍からボス部30の外周にか
けてプーリサイドブラケツト9の側面外端を凹ま
せて形成している。吸気凹部33の外周側と凹陥
溝部29の内周側は連通するように形成されてい
る。
排気孔24′は4ケ組になつている3ケ所に分
けて等ピツチに配置されている。凹陥溝部29は
排気孔24′が設けられてない3ケ所の部分に形
成されている。
プーリサイドブラケツト吸入孔34は、吸気凹
部33のボス部30の近傍の設けられ、このプー
リサイドブラケツト吸入孔34はプーリサイドブ
ラケツト9を貫通して形成されているので、吸気
凹部33はプーリサイドブラケツト9の内側と連
通している。
プーリサイドブラケツト吸入孔34はブレーキ
デイスク15、ブレーキリング17およびクラツ
チリング16の風窓を介してフライホイール内周
空間部7−1に連通している。
プーリサイドブラケツト9の側面外端に形成さ
れている吸気凹部33および凹陥溝部29を外側
から被うのがプーリサイドブラケツトカバー31
である。
このプーリサイドブラケツトカバー31は凹陥
溝部29と吸気凹部33とカバーして通風経路を
構成するもので、第4図、第5図、第6図および
第8図に沿つて詳しく述べる。プーリサイドブラ
ケツトカバー31は中央カバー部31−1、中央
カバー部31−1の中央に形成したリング部4
1、中央カバー部31−1の外周に延在するよう
に形成した三つの外側カバー部31−2を有して
いる。外側カバー部31−2の先端は直角に折り
曲げて吸気窓枠31−3を形成している。吸気窓
枠31−3には吸気窓31−4が形成され、吸気
窓31−4の内方には通気性のフイルター43が
固定されている。吸気窓枠31−3の先端には爪
部42が形成されている。
このような形状をもつているプーリサイドブラ
ケツトカバー31は次のように取り付けられる。
リリング部はボス部30の外周に嵌合し、爪部4
2はプーリサイドブラケツト9の外周面に形成し
た外周係止孔40に係合して取り付けられるので
ある。このプーリサイドブラケツトカバー31
は、第6図の一点鎖線で示す位置に置かれ、中央
カバー部31−1で凹陥溝部29を、外側カバー
部31−2で吸気凹部33をそれぞれ被うように
なつている。またプーリサイドブラケツトカバー
31は、第2図に示すようにプーリサイドブラケ
ツト9の外端に当接して凹陥溝部29と吸気凹部
33の通気経路が確保されるようになつている。
プーリサイドブラケツト9の内部との連通は、第
7図に分かりやすく点で塗りつぶしたプーリサイ
ドブラケツト吸入孔34および排気孔24′によ
つてもたれる。
次にクラツチ、ブレーキの冷却風路、冷却空気
の流れおよび冷却作用について述べる。
プーリサイドブラケツト9の外周方向に位置し
ている吸気窓31−4は通気性のフイルター4
3、凹陥溝部29、吸気凹部33を経てプーリサ
イドブラケツト吸入孔34に連通している。プー
リサイドブラケツト吸入孔34はブレーキデイス
ク15、ブレーキリング17およびクラツチリン
グ16の風窓を介してフライホイール7の内周空
間部7′に連通している。この内周空間部7−1
にクラツチフアン23の吸込側が臨んでいる。ク
ラツチフアン23の吐出側はフライホイール外周
排気室7−2に臨んでいる。前記クラツチフアン
23はフライホイール7とクラツチデイスク8と
の間に形成されている。フライホイール外周排気
室7−2は排気孔24′に連通している。またフ
ライホイール7に設けられているモートルフアン
22の吐出側もフライホイール外周排気室7−2
に連通している。
クラツチ、ブレーキの冷却風路は上記のような
構成になつているので、クラツチフアン23の吸
引作用により外部の空気は吸気窓31−4から吸
い込まれる。その空気はフイルター43、凹陥溝
部29、吸気凹部33を経てプーリサイドブラケ
ツト吸入孔34に流れる。ここからその空気はブ
レーキデイスク15、ブレーキリング17および
クラツチリング16の風窓を貫いて流れる際にブ
レーキデイスク15、ブレーキリング17および
クラツチリング16を冷す。さらに、その空気が
フライホイール7の内周空間部7−1、クラツチ
フアン23、フライホイール外周排気室7−2、
排気孔24′を経て排気孔24′の吐出部からプー
リサイドブラケツト8の外部に放出する間にクラ
ツチデイスク8、クラツチコイルを含むクラツチ
ヨーク10、ブレーキコイルを含むブレーキヨー
ク11を冷す。
なお、クラツチ、ブレーキの冷却に係る空気の
流れとモートル内部の冷却に係る空気の流れを分
かりやすくするために、排気孔24′の吐出部か
ら排気される通風25と通風26を分けたが、実
際には、クラツチ、ブレーキの冷却の空気とモー
トル内部の冷却の空気が一緒になつて排気孔2
4′から排気されるのである。
かかる通風25,26は、プーリサイドブラケ
ツト9の軸方向に沿うようにプーリサイドブラケ
ツト9の排気孔24′の吐出部から排気されるが、
クラツチ、ブレーキを冷却するために吸気窓31
−4に吸い込まれる通風32はプーリサイドブラ
ケツト9の外周方向からの流れになつている。言
い替えると、通風25,26と通風32は、ほぼ
直交状態で、しかも異なる位置にあるので、プー
リカバー27に衝突する通風25,26の衝突空
気28は通風32側に流れることはなく、吸気窓
31−4に吸い込まれる空気は冷たい空気であ
る。クラツチ、ブレーキの冷却は良く行われるの
である。
試験結果について、従来例と比較して説明す
る。
運転条件は、出力軸の回転が1.5sec、停止が
1.0secの高頻度運転である。測定された温度上昇
値は、従来例ではハウジング1(23deg)、プー
リサイドブラケツト9(33deg)。本発明の一実
施例ではハウジング1(15deg)、プーリサイド
ブラケツト9(23deg)。従来例に比べ、約10deg
温度上昇を抑えることができた。
このモートルは浮遊塵埃の多い縫製工場で用い
るので吸気窓31−4に塵埃捕集用のフイルター
43を設けている。目づまりを起こさないうちに
掃除することが肝心である。プーリサイドブラケ
ツトカバー31は、これの爪部42をプーリサイ
ドブラケツト9の外周面に形成した外周係止孔4
0に係合して取り付けられるので、外周係止孔4
0から爪部42を外すことによりフイルター43
の掃除のためにプーリサイドブラケツトカバー3
1を簡単に外すことができる。
また通風32はプーリサイドブラケツトカバー
31の外周にある3個所の吸気窓31−4から行
われ、排気としての通風25,26は吸気窓31
−4から位置的にずれ、しかもプーリサイドブラ
ケツト9の軸方向に沿つて行われるため、通風2
5,26と通風32の交差がなく、騒音が従来例
よりも本願発明の一実施例は3db程度低減でき
た。
〔発明の効果〕
以上述べたように本発明は、ハウジングの設け
られている固定子と、この固定子の内側に回転自
在に置かれる回転子と、ハウジングの一端側に設
けられているアウトサイドブラケツトと、ハウジ
ングの他端側に設けられている中間ブラケツト
と、アウトサイドブラケツトおよび中間ブラケツ
トに回転自在に支持される回転子の回転軸と、中
間ブラケツトの外側に位置し、かつ中間ブラケツ
ト側の回転軸に固定されているフライホイール
と、このフライホイールを囲うようにハウジング
の中間ブラケツト側に固定しているプーリサイド
ブラケツトと、このプーリサイドブラケツトの側
面外端の中央に筒形状に形成されるボス部と、こ
のボス部に設けられる軸受と、この軸受に回転自
在に支持される出力軸と、プーリサイドブラケツ
トの内側に位置し、かつ出力軸に形成されている
スプライン軸と、このスプライン軸に設けられ、
かつスプライン軸の軸方向には摺動自在で回転方
向には固定されているクラツチリングおよびブレ
ーキリングと、フライホイールのクラツチリング
対向面に固定されているクラツチデイスクと、プ
ーリサイドブラケツトの内側で、かつブレーキリ
ングに対向する面に固定されるブレーキデイスク
と、プーリサイドブラケツトの内方で、かつクラ
ツチリングおよびブレーキリングの外周に位置す
るクラツチヨークおよびブレーキヨークと、フラ
イホイールの中間ブラケツト対向面に設けられる
モートルフアンと、フライホイールとクラツチデ
イスクとの間に設けられているクラツチフアン
と、出力軸を外側から被うようにしてプーリサイ
ドブラケツトに取付けられているプーリカバーと
を備えている電磁クラツチモートルにおいて、フ
ライホイールの外周を囲うようにしてプーリサイ
ドブラケツトの内側にフライホイール外周排気室
を設け、クラツチフアンの吐出側をフライホイー
ル外周排気室に臨ませ、フライホイールの中央側
にフライホイール内周空間部を形成し、クラツチ
フアンの吸込側をフライホイール内周空間部に臨
ませ、プーリサイドブラケツトの内側で、かつ前
記クラツチヨークおよびブレーキヨークの外周側
にはフライホイール外周排気室からプーリサイド
ブラケツトの軸方向に沿つてプーリサイドブラケ
ツトの側面外端まで延在する排気孔を形成し、プ
ーリサイドブラケツト側面外端の外周寄りには排
気孔を避けて放射方向に抜ける凹陥溝部を形成
し、プーリサイドブラケツト側面外端には排気孔
の内周近傍から前記ボス部の外周にかけて凹ませ
た吸気凹部を形成し、この吸気凹部の外周側と凹
陥溝部の内周側を連通させ、吸気凹部のボス部近
傍にはプーリサイドブラケツトの内側に連通する
プーリサイドブラケツト吸入孔を形成し、このプ
ーリサイドブラケツト吸入孔を、ブレーキデイス
ク、ブレーキリングおよびクラツチリングの風窓
を介してフライホイール内周空間部に連通させ、
吸気凹部および凹陥溝部をプーリサイドブラケツ
ト側面外端から被うプーリサイドブラケツトカバ
ーを設けたことを特徴とする電磁クラツチモート
ルの冷却構造にある。
この構造によれば、排気孔から排気される排気
がクラツチ、ブレーキを冷却空気として流れ戻る
ことが生じないので、クラツチ、ブレーキ等を含
むプーリサイドブラケツトを良好に冷して温度上
昇を抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の電磁クラツチモートルの構造を
示す縦断面図、第2図は本発明の一実施例に係る
電磁クラツチモートルの構造を示す縦断面図、第
3図は第2図に示すプーリサイドブラケツトカバ
ーを外して出力軸側よりプーリサイドブラケツト
を見た図、第4図はプーリサイドブラケツトカバ
ーの正面図、第5図は第4図に示すプーリサイド
ブラケツトカバーのP矢視図、第6図はプーリサ
イドブラケツトカバーを取り付けて出力軸側より
プーリサイドブラケツトを見た図、第7図はプー
リサイドブラケツトカバーを外し、排気孔および
プーリサイドブラケツト吸入孔を点線で塗りつぶ
して図示した図、第8図はプーリサイドブラケツ
トカバーの斜視図である。 1……ハウジング、2……固定子、3……回転
子、5……中間ブラケツト、7……フライホイー
ル、8……クラツチデイスク、9……プーリサイ
ドブラケツト、10……クラツチヨーク、11…
…ブレーキヨーク、12……出力軸、13,14
……軸受、15……ブレーキデイスク、16……
クラツチリング、17……ブレーキリング、18
……スプライン軸、22……モートルフアン、2
3……クラツチフアン、24′……排気孔、27
……プーリカバー、29……凹陥溝部、30……
ボス部、31……プーリサイドブラケツトカバ
ー、33……吸気凹部、34……プーリサイドブ
ラケツト吸入孔、40……外周係止孔。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ハウジングの設けられている固定子と、この
    固定子の内側に回転自在に置かれる回転子と、ハ
    ウジングの一端側に設けられているアウトサイド
    ブラケツトと、ハウジングの他端側に設けられて
    いる中間ブラケツトと、アウトサイドブラケツト
    および中間ブラケツトに回転自在に支持される回
    転子の回転軸と、中間ブラケツトの外側に位置
    し、かつ中間ブラケツト側の回転軸に固定されて
    いるフライホイールと、このフライホイールを囲
    うようにハウジングの中間ブラケツト側に固定し
    ているプーリサイドブラケツトと、このプーリサ
    イドブラケツトの側面外端の中央に筒形状に形成
    されるボス部と、このボス部に設けられる軸受
    と、この軸受に回転自在に支持される出力軸と、
    プーリサイドブラケツトの内側に位置し、かつ出
    力軸に形成されているスプライン軸と、このスプ
    ライン軸に設けられ、かつスプライン軸の軸方向
    には摺動自在で回転方向には固定されているクラ
    ツチリングおよびブレーキリングと、フライホイ
    ールのクラツチリング対向面に固定されているク
    ラツチデイスクと、プーリサイドブラケツトの内
    側で、かつブレーキリングに対向する面に固定さ
    れるブレーキデイスクと、プーリサイドブラケツ
    トの内方で、かつクラツチリングおよびブレーキ
    リングの外周に位置するクラツチヨークおよびブ
    レーキヨークと、フライホイールの中間ブラケツ
    ト対向面に設けられるモートルフアンと、フライ
    ホイールとクラツチデイスクとの間に設けられて
    いるクラツチフアンと、出力軸を外側から被うよ
    うにしてプーリサイドブラケツトに取付けられて
    いるプーリカバーとを備えている電磁クラツチモ
    ートルにおいて、 フライホイールの外周を囲うようにしてプーリ
    サイドブラケツトの内側にフライホイール外周排
    気室を設け、クラツチフアンの吐出側をフライホ
    イール外周排気室に臨ませ、フライホイールの中
    央側にフライホイール内周空間部を形成し、クラ
    ツチフアンの吸込側をフライホイール内周空間部
    に臨ませ、プーリサイドブラケツトの内側で、か
    つ前記クラツチヨークおよびブレーキヨークの外
    周側にはフライホイール外周排気室からプーリサ
    イドブラケツトの軸方向に沿つてプーリサイドブ
    ラケツトの側面外端まで延在する排気孔を形成
    し、プーリサイドブラケツト側面外端の外周寄り
    には排気孔を避けて放射方向に抜ける凹陥溝部を
    形成し、プーリサイドブラケツト側面外端には排
    気孔の内周近傍から前記ボス部の外周にかけて凹
    ませた吸気凹部を形成し、この吸気凹部の外周側
    と凹陥溝部の内周側を連通させ、吸気凹部のボス
    部近傍にはプーリサイドブラケツトの内側に連通
    するプーリサイドブラケツト吸入孔を形成し、こ
    のプーリサイドブラケツト吸入孔を、ブレーキデ
    イスク、ブレーキリングおよびクラツチリングの
    風窓を介してフライホイール内周空間部に連通さ
    せ、吸気凹部および凹陥溝部をプーリサイドブラ
    ケツト側面外端から被うプーリサイドブラケツト
    カバーを設けたことを特徴とする電磁クラツチモ
    ートルの冷却構造。
JP2854284A 1984-02-20 1984-02-20 電磁クラツチモ−トルの冷却構造 Granted JPS60174039A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2854284A JPS60174039A (ja) 1984-02-20 1984-02-20 電磁クラツチモ−トルの冷却構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2854284A JPS60174039A (ja) 1984-02-20 1984-02-20 電磁クラツチモ−トルの冷却構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60174039A JPS60174039A (ja) 1985-09-07
JPH0519381B2 true JPH0519381B2 (ja) 1993-03-16

Family

ID=12251547

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2854284A Granted JPS60174039A (ja) 1984-02-20 1984-02-20 電磁クラツチモ−トルの冷却構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS60174039A (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS60174039A (ja) 1985-09-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5951182B2 (ja) 電動機
EP3570417B1 (en) Fan motor
CN106989039A (zh) 电机和包括电机的头发护理器具
EP3093962B1 (en) Totally enclosed main motor
JP4369192B2 (ja) エレベータ用巻上機
JP7093724B2 (ja) ロータ冷却を用いた電気圧縮装置
CN116231932A (zh) 一种全封闭自通风式电机冷却结构
US6461124B1 (en) Through-flow blower with cooling fan
KR860007408A (ko) 특히 공업용 재봉기에 사용하기 위한 진동의 변속 및 제어구동장치
JP4423271B2 (ja) 電動機
JP6406913B2 (ja) インホイールモータの冷却構造
JP6696231B2 (ja) 巻上機
JPH0519381B2 (ja)
JPH09233767A (ja) 回転電機の冷却装置
JP2004075353A (ja) エレベータ用巻上機
US3353042A (en) Ventilation for totally enclosed dynamoelectric machine
US2739251A (en) Air cooled electric clutch-brake driving devices
US5861688A (en) Drive unit having a pot-shaped drum
JPS58372Y2 (ja) クラツチモ−トル
JPS6056055B2 (ja) ブレ−キ付電動機
JPS60156239A (ja) 電磁クラツチモ−タの冷却構造
JPH06311690A (ja) 回転電機のハウジング冷却装置
JPS6053535B2 (ja) 電磁クラツチ,ブレ−キ付モ−タ
JP3989809B2 (ja) 回転電機
JPH09240469A (ja) 鉄道車両用ブレーキ装置