JPH05193538A - ステアリングシャフトのセンタリング装置 - Google Patents
ステアリングシャフトのセンタリング装置Info
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- JPH05193538A JPH05193538A JP613292A JP613292A JPH05193538A JP H05193538 A JPH05193538 A JP H05193538A JP 613292 A JP613292 A JP 613292A JP 613292 A JP613292 A JP 613292A JP H05193538 A JPH05193538 A JP H05193538A
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- steering shaft
- steering
- shaft
- centering
- centering device
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 車輪を装着する前にステアリングシャフトを
中立位置に正しくセンタリングする。 【構成】 センタリング装置の基台13に設けた位置決
めピン24をステアリングコラムカバー7の位置決め凹
部7aに係合させるとともに、基台13に回転自在に支
持したステアリングシャフト駆動軸22をステアリング
シャフト4の先端にスプライン係合させる。モータ27
でステアリングシャフト4を左右に回転させることによ
り左右の回転限界位置をエンコーダが出力するパルスで
検出し、そのパルスから演算した中央位置にステアリン
グシャフト4をセンタリングする。ガイド部材35に挿
入したけがきペン34をガイドレール32に沿って左右
に移動させてステアリングシャフト4の先端に基準線を
引き、その基準線に合わせてステアリングホイールを取
り付ける。
中立位置に正しくセンタリングする。 【構成】 センタリング装置の基台13に設けた位置決
めピン24をステアリングコラムカバー7の位置決め凹
部7aに係合させるとともに、基台13に回転自在に支
持したステアリングシャフト駆動軸22をステアリング
シャフト4の先端にスプライン係合させる。モータ27
でステアリングシャフト4を左右に回転させることによ
り左右の回転限界位置をエンコーダが出力するパルスで
検出し、そのパルスから演算した中央位置にステアリン
グシャフト4をセンタリングする。ガイド部材35に挿
入したけがきペン34をガイドレール32に沿って左右
に移動させてステアリングシャフト4の先端に基準線を
引き、その基準線に合わせてステアリングホイールを取
り付ける。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両の組み立てライン
においてステアリングシャフトの先端にステアリングホ
イールを装着する際に、そのステアリングシャフトが正
しく中立状態となるようにセンタリングするための装置
に関する。
においてステアリングシャフトの先端にステアリングホ
イールを装着する際に、そのステアリングシャフトが正
しく中立状態となるようにセンタリングするための装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】図6はフロントエンジン・フロントドラ
イブ車の操舵系を示す概略図であって、ドライブシャフ
ト1を介してエンジンEに接続された左右一対の前輪W
fは、ナックル2を介して車体フレームに操舵可能に支
持される。ステアリングハンドル3の回転操作はステア
リングシャフト4、ステアリングギヤボックス5、およ
び左右のタイロッド6を介して前記ナックル2に伝達さ
れ、左右の前輪Wfを操舵する。
イブ車の操舵系を示す概略図であって、ドライブシャフ
ト1を介してエンジンEに接続された左右一対の前輪W
fは、ナックル2を介して車体フレームに操舵可能に支
持される。ステアリングハンドル3の回転操作はステア
リングシャフト4、ステアリングギヤボックス5、およ
び左右のタイロッド6を介して前記ナックル2に伝達さ
れ、左右の前輪Wfを操舵する。
【0003】ところで、車両の組み立てラインにおいて
ステアリングシャフト4の先端にステアリングハンドル
3を取り付ける場合に、そのステアリングハンドル3が
中立位置にある時に左右の前輪Wfが直進位置となるよ
うに、そのステアリングシャフトを中立位置にセンタリ
ングした状態で取り付けを行う必要がある。このために
従来は、組み立てがほぼ終了した車両の前輪Wfを強制
的に左右に首振りさせ、その前輪Wfの左右の操舵限界
位置をエンコーダが出力するパルス信号でそれぞれ検出
した後、2つのパルス信号の中央位置に前輪Wfを戻す
ことによりステアリングシャフト4の中立位置を決定
し、その状態でステアリングシャフト4の先端に正しく
ステアリングハンドル3を取り付けていた。
ステアリングシャフト4の先端にステアリングハンドル
3を取り付ける場合に、そのステアリングハンドル3が
中立位置にある時に左右の前輪Wfが直進位置となるよ
うに、そのステアリングシャフトを中立位置にセンタリ
ングした状態で取り付けを行う必要がある。このために
従来は、組み立てがほぼ終了した車両の前輪Wfを強制
的に左右に首振りさせ、その前輪Wfの左右の操舵限界
位置をエンコーダが出力するパルス信号でそれぞれ検出
した後、2つのパルス信号の中央位置に前輪Wfを戻す
ことによりステアリングシャフト4の中立位置を決定
し、その状態でステアリングシャフト4の先端に正しく
ステアリングハンドル3を取り付けていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、例えば
ステアリングハンドル3にエアバッグ等の付属品が装着
される車両では、車輪を装着する以前の組み立て工程の
早い時期にステアリングハンドル3を取り付ける必要が
あるため、上記従来の前輪Wfを基準としてステアリン
グシャフトの中立位置を決定する手法は使用することが
できない。
ステアリングハンドル3にエアバッグ等の付属品が装着
される車両では、車輪を装着する以前の組み立て工程の
早い時期にステアリングハンドル3を取り付ける必要が
あるため、上記従来の前輪Wfを基準としてステアリン
グシャフトの中立位置を決定する手法は使用することが
できない。
【0005】本発明は前述の事情に鑑みてなされたもの
で、車輪の装着前にステアリングシャフトを中立位置に
正しく位置決めすることが可能なステアリングシャフト
のセンタリング装置を提供することを目的とする。
で、車輪の装着前にステアリングシャフトを中立位置に
正しく位置決めすることが可能なステアリングシャフト
のセンタリング装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のステアリングシャフトのセンタリング装置
は、ステアリングコラムカバーに対して着脱自在に位置
決めされる基台と、この基台に設けられてステアリング
シャフトを左右両方向に回転駆動する駆動手段と、前記
ステアリングシャフトの左右回転限界位置を検出する検
出手段と、この検出手段で検出した前記ステアリングシ
ャフトの左右回転限界位置から該ステアリングシャフト
の中立位置を演算するとともに、その中立位置に向けて
前記駆動手段で前記ステアリングシャフトをセンタリン
グする制御手段とを備えたことを第1の特徴とする。
に、本発明のステアリングシャフトのセンタリング装置
は、ステアリングコラムカバーに対して着脱自在に位置
決めされる基台と、この基台に設けられてステアリング
シャフトを左右両方向に回転駆動する駆動手段と、前記
ステアリングシャフトの左右回転限界位置を検出する検
出手段と、この検出手段で検出した前記ステアリングシ
ャフトの左右回転限界位置から該ステアリングシャフト
の中立位置を演算するとともに、その中立位置に向けて
前記駆動手段で前記ステアリングシャフトをセンタリン
グする制御手段とを備えたことを第1の特徴とする。
【0007】また本発明は前述の第1の特徴に加えて、
前記ステアリングシャフトの左右回転限界位置から求め
たステアリングシャフトの総回転角が基準値と一致しな
い時に警報を発する警報手段を備えたことを第2の特徴
とする。
前記ステアリングシャフトの左右回転限界位置から求め
たステアリングシャフトの総回転角が基準値と一致しな
い時に警報を発する警報手段を備えたことを第2の特徴
とする。
【0008】また本発明は前述の第1の特徴に加えて、
前記ステアリングシャフトの先端に基準線を記すけがき
治具のガイド部材を、前記基台に沿って摺動自在に設け
たことを第3の特徴とする。
前記ステアリングシャフトの先端に基準線を記すけがき
治具のガイド部材を、前記基台に沿って摺動自在に設け
たことを第3の特徴とする。
【0009】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例を説明
する。
する。
【0010】図1〜図5は本発明の一実施例を示すもの
で、図1はセンタリング装置の平面図、図2は図1の要
部拡大図、図3は図2の3−3線断面図、図4は制御系
のブロック図、図5は作用を説明するフローチャートで
ある。
で、図1はセンタリング装置の平面図、図2は図1の要
部拡大図、図3は図2の3−3線断面図、図4は制御系
のブロック図、図5は作用を説明するフローチャートで
ある。
【0011】図1に示すように、センタリング装置11
は、作業員が両手で握って操作するための一対のハンド
ル12を左右両端部に設けた基台13を備える。基台1
3の上部に設けた操作パネル14には、センタリング作
業を開始するためのスタートボタン15と、その作業を
終了するための完了ボタン16が設けられるとともに、
トラブルが発生した時に点灯する異常警報ランプ17と
センタリング作業の完了を知らせる完了ランプ18が設
けられる。また、前記基台13の下部には、車両のステ
アリングシャフト4をその中立位置にセンタリングする
ための調整機構19が設けられる。
は、作業員が両手で握って操作するための一対のハンド
ル12を左右両端部に設けた基台13を備える。基台1
3の上部に設けた操作パネル14には、センタリング作
業を開始するためのスタートボタン15と、その作業を
終了するための完了ボタン16が設けられるとともに、
トラブルが発生した時に点灯する異常警報ランプ17と
センタリング作業の完了を知らせる完了ランプ18が設
けられる。また、前記基台13の下部には、車両のステ
アリングシャフト4をその中立位置にセンタリングする
ための調整機構19が設けられる。
【0012】次に、図2および図3に基づいて前記調整
機構19の構造を説明する。基台13に設けた支持板2
0にはボールベアリング21を介してステアリングシャ
フト駆動軸22が支持される。ステアリングシャフト駆
動軸22は一体に形成された大径部22aと小径部22
bから成り、大径部22aには中央に貫通孔23aを有
する従動ギヤ23が同心に固着されるとともに、小径部
22bの内面には前記ステアリングシャフト4の先端に
形成したスプライン4aに係合可能なスプライン22c
が形成される。また、支持板20の下面には位置決めピ
ン24が突設され、この位置決めピン24はステアリン
グコラムカバー7に形成された位置決め凹部7aに係合
可能である。
機構19の構造を説明する。基台13に設けた支持板2
0にはボールベアリング21を介してステアリングシャ
フト駆動軸22が支持される。ステアリングシャフト駆
動軸22は一体に形成された大径部22aと小径部22
bから成り、大径部22aには中央に貫通孔23aを有
する従動ギヤ23が同心に固着されるとともに、小径部
22bの内面には前記ステアリングシャフト4の先端に
形成したスプライン4aに係合可能なスプライン22c
が形成される。また、支持板20の下面には位置決めピ
ン24が突設され、この位置決めピン24はステアリン
グコラムカバー7に形成された位置決め凹部7aに係合
可能である。
【0013】支持板20の上面に設けたギヤボックス2
0aの内部に一対のボールベアリング25で支持された
中間軸26には、駆動手段としてのモータ27の出力軸
27aに設けた駆動ギヤ28に噛合する第1中間ギヤ2
9と、前記従動ギヤ23に噛合する第2中間ギヤ30と
が固着される。前記モータ27の内部に設けられる検出
手段としてのロータリ式のエンコーダ31(図4参照)
は、前記出力軸27aの回転数を検出してパルス信号を
出力する。
0aの内部に一対のボールベアリング25で支持された
中間軸26には、駆動手段としてのモータ27の出力軸
27aに設けた駆動ギヤ28に噛合する第1中間ギヤ2
9と、前記従動ギヤ23に噛合する第2中間ギヤ30と
が固着される。前記モータ27の内部に設けられる検出
手段としてのロータリ式のエンコーダ31(図4参照)
は、前記出力軸27aの回転数を検出してパルス信号を
出力する。
【0014】ギヤボックス20aの上面に左右方向に敷
設したガイドレール32に沿って摺動するスライドガイ
ド33には、けがきペン34を保持可能な円筒状のガイ
ド部材35がブラケット36を介して固着される。ガイ
ド部材35にけがきペン34を挿入してガイドレール3
2に沿って左右に摺動させると、けがきペン34の先端
によってステアリングシャフト4の先端面に左右方向の
直線をけがくことができる。
設したガイドレール32に沿って摺動するスライドガイ
ド33には、けがきペン34を保持可能な円筒状のガイ
ド部材35がブラケット36を介して固着される。ガイ
ド部材35にけがきペン34を挿入してガイドレール3
2に沿って左右に摺動させると、けがきペン34の先端
によってステアリングシャフト4の先端面に左右方向の
直線をけがくことができる。
【0015】図4に示すように、マイクロコンピュータ
を備えた制御手段37には、センタリング装置11に設
けた操作パネル14のスタートボタン15、完了ボタン
16、異常警報ランプ17、および完了ランプ18が接
続され、更に調整機構19のモータ27とエンコーダ3
1が接続される。また制御手段37には、車両を搭載し
たコンベア台車38が組立ラインに設けたステアリング
シャフトセンタリングステーションに達したことを検出
する近接スイッチ39、各作業ステーション間の連繋を
取るための組立ライン制御装置40、および生産計画情
報を提供するホストコンピュータ41に接続される。
を備えた制御手段37には、センタリング装置11に設
けた操作パネル14のスタートボタン15、完了ボタン
16、異常警報ランプ17、および完了ランプ18が接
続され、更に調整機構19のモータ27とエンコーダ3
1が接続される。また制御手段37には、車両を搭載し
たコンベア台車38が組立ラインに設けたステアリング
シャフトセンタリングステーションに達したことを検出
する近接スイッチ39、各作業ステーション間の連繋を
取るための組立ライン制御装置40、および生産計画情
報を提供するホストコンピュータ41に接続される。
【0016】次に、前述の構成を備えた本発明の実施例
の作用を、図5のフローチャートを参照しながら説明す
る。
の作用を、図5のフローチャートを参照しながら説明す
る。
【0017】車両を搭載したコンベア台車38がステア
リングシャフトセンタリングステーションに達したこと
を近接スイッチ39が検出すると、組立ライン制御装置
40によってコンベア台車38がその位置に停止させら
れる。作業者はセンタリング装置11の左右のハンドル
12を握り、そのステアリングシャフト駆動軸22の小
径部22bに形成したスプライン22cをステアリング
シャフト4の先端に形成したスプライン4aに係合させ
るとともに、位置決めピン24をステアリングコラムカ
バー7の位置決め凹部7aに係合させる(ステップS
1)。続いて作業者が操作パネル14のスタートボタン
15を押すと(ステップS2)、制御手段37によって
モータ27が駆動され、駆動ギヤ28、第1中間ギヤ2
9、第2中間ギヤ30、および従動ギヤ23を介してス
テアリングシャフト駆動軸22が回転する。これによ
り、ステアリングシャフト4は右方向の回転限界位置ま
で回転する(ステップS3)。ステアリングシャフト4
が右方向に回転する時にエンコーダ31が出力するパル
スは減算され、その回転限界位置において検出されたパ
ルス数が0にリセットされる(ステップS4)。続い
て、モータ27を逆回転させてステアリングシャフト4
を左方向の回転限界位置まで回転させながらエンコーダ
31が出力するパルスを加算し、その回転限界位置に対
応するパルス数を検出する(ステップS5)。このよう
にして検出されたパルス数はホストコンピュータ41か
らの配信データと照合され(ステップS6)、その値が
一致していなければステアリングシャフト4の総回転角
が不足または過剰であると判断され、操作パネル14の
異常警報ランプ17が点灯する(ステップS7)。
リングシャフトセンタリングステーションに達したこと
を近接スイッチ39が検出すると、組立ライン制御装置
40によってコンベア台車38がその位置に停止させら
れる。作業者はセンタリング装置11の左右のハンドル
12を握り、そのステアリングシャフト駆動軸22の小
径部22bに形成したスプライン22cをステアリング
シャフト4の先端に形成したスプライン4aに係合させ
るとともに、位置決めピン24をステアリングコラムカ
バー7の位置決め凹部7aに係合させる(ステップS
1)。続いて作業者が操作パネル14のスタートボタン
15を押すと(ステップS2)、制御手段37によって
モータ27が駆動され、駆動ギヤ28、第1中間ギヤ2
9、第2中間ギヤ30、および従動ギヤ23を介してス
テアリングシャフト駆動軸22が回転する。これによ
り、ステアリングシャフト4は右方向の回転限界位置ま
で回転する(ステップS3)。ステアリングシャフト4
が右方向に回転する時にエンコーダ31が出力するパル
スは減算され、その回転限界位置において検出されたパ
ルス数が0にリセットされる(ステップS4)。続い
て、モータ27を逆回転させてステアリングシャフト4
を左方向の回転限界位置まで回転させながらエンコーダ
31が出力するパルスを加算し、その回転限界位置に対
応するパルス数を検出する(ステップS5)。このよう
にして検出されたパルス数はホストコンピュータ41か
らの配信データと照合され(ステップS6)、その値が
一致していなければステアリングシャフト4の総回転角
が不足または過剰であると判断され、操作パネル14の
異常警報ランプ17が点灯する(ステップS7)。
【0018】ステップS6で異常がなければ、前記検出
されたパルス数の1/2のパルス数を演算により設定
し、モータ27によってステアリングシャフト4を再び
右方向に回転させながらエンコーダ31が出力するパル
スを減算する(ステップS8)。そして検出されたパル
ス数が0となった時、すなわちステアリングシャフト4
が中立位置にセンタリングされた時にモータ27が停止
し(ステップS9)、操作パネル14の完了ランプ18
が点灯する(ステップS10)。
されたパルス数の1/2のパルス数を演算により設定
し、モータ27によってステアリングシャフト4を再び
右方向に回転させながらエンコーダ31が出力するパル
スを減算する(ステップS8)。そして検出されたパル
ス数が0となった時、すなわちステアリングシャフト4
が中立位置にセンタリングされた時にモータ27が停止
し(ステップS9)、操作パネル14の完了ランプ18
が点灯する(ステップS10)。
【0019】上述のようにしてステアリングシャフト4
がセンタリングされると、作業者はけがきペン34をガ
イド部材35に挿入してガイドレール32に沿って左右
に移動させ、センタリングされたステアリングシャフト
4の先端に左右方向にけがき線を引く。そして、センタ
リング装置11をステアリングシャフト4およびステア
リングコラムカバー7から取り外した後、ステアリング
ハンドル3を前記けがき線に合わせて装着する。このよ
うに、けがき線をステアリングシャフト4の先端に記し
ておけば、後工程において何等かの理由でステアリング
ハンドル3を外した場合でも、センタリング作業を繰り
返さずにステアリングハンドル3を再装着することが可
能となる。
がセンタリングされると、作業者はけがきペン34をガ
イド部材35に挿入してガイドレール32に沿って左右
に移動させ、センタリングされたステアリングシャフト
4の先端に左右方向にけがき線を引く。そして、センタ
リング装置11をステアリングシャフト4およびステア
リングコラムカバー7から取り外した後、ステアリング
ハンドル3を前記けがき線に合わせて装着する。このよ
うに、けがき線をステアリングシャフト4の先端に記し
ておけば、後工程において何等かの理由でステアリング
ハンドル3を外した場合でも、センタリング作業を繰り
返さずにステアリングハンドル3を再装着することが可
能となる。
【0020】而して、ステアリングハンドル3の装着を
終了した作業者が完了ボタン16を押すと(ステップS
11)、前記完了ランプ18が消灯し(ステップS1
2)、次の車両のステアリングシャフト4のセンタリン
グ作業に備えてホストコンピュータ41からの配信デー
タがシフトされる(ステップS13)。
終了した作業者が完了ボタン16を押すと(ステップS
11)、前記完了ランプ18が消灯し(ステップS1
2)、次の車両のステアリングシャフト4のセンタリン
グ作業に備えてホストコンピュータ41からの配信デー
タがシフトされる(ステップS13)。
【0021】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発
明は前記実施例に限定されるものでなく、種々の小設計
変更を行うことが可能である。
明は前記実施例に限定されるものでなく、種々の小設計
変更を行うことが可能である。
【0022】
【発明の効果】以上のように本発明の第1の特徴によれ
ば、ステアリングコラムカバーに対して着脱自在に位置
決めされる基台にステアリングシャフトを左右両方向に
回転駆動する駆動手段を設け、ステアリングシャフトの
左右回転限界位置を検出する検出手段の出力に基づいて
該ステアリングシャフトの中立位置を演算し、その中立
位置に向けて前記駆動手段で前記ステアリングシャフト
をセンタリングしているので、センタリング作業を容易
かつ精密に行うことができるだけでなく、車輪が装着さ
れていない状態であってもセンタリング作業を行うこと
が可能となり、組立ラインにおける作業手順の自由度を
増加させることができる。
ば、ステアリングコラムカバーに対して着脱自在に位置
決めされる基台にステアリングシャフトを左右両方向に
回転駆動する駆動手段を設け、ステアリングシャフトの
左右回転限界位置を検出する検出手段の出力に基づいて
該ステアリングシャフトの中立位置を演算し、その中立
位置に向けて前記駆動手段で前記ステアリングシャフト
をセンタリングしているので、センタリング作業を容易
かつ精密に行うことができるだけでなく、車輪が装着さ
れていない状態であってもセンタリング作業を行うこと
が可能となり、組立ラインにおける作業手順の自由度を
増加させることができる。
【0023】また本発明の第2の特徴によれば、ステア
リングシャフトの左右回転限界位置から求めたステアリ
ングシャフトの総回転角が異常な場合に警報を発してい
るので、センタリング作業時に操舵系の異常を発見する
ことができる。
リングシャフトの左右回転限界位置から求めたステアリ
ングシャフトの総回転角が異常な場合に警報を発してい
るので、センタリング作業時に操舵系の異常を発見する
ことができる。
【0024】また本発明の第3の特徴によれば、けがき
治具のガイド部材を基台に沿って摺動自在に設けたの
で、センタリングが終了したステアリングシャフトの先
端に基準線を記すことが可能となり、これによりステア
リングハンドルを取り外した後にセンタリング作業をや
り直すことなくステアリングハンドルを再装着すること
ができる。
治具のガイド部材を基台に沿って摺動自在に設けたの
で、センタリングが終了したステアリングシャフトの先
端に基準線を記すことが可能となり、これによりステア
リングハンドルを取り外した後にセンタリング作業をや
り直すことなくステアリングハンドルを再装着すること
ができる。
【図1】ステアリングシャフトのセンタリング装置の平
面図
面図
【図2】図1の要部拡大図
【図3】図2の3−3線断面図
【図4】制御系のブロック図
【図5】作用を説明するフローチャート
【図6】自動車の操舵系を示す図
4 ステアリングシャフト 7 ステアリングコラムカバー 13 基台 17 異常警報ランプ(警報手段) 27 モータ(駆動手段) 31 エンコーダ(検出手段) 34 けがきペン(けがき治具) 35 ガイド部材 37 制御手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中山 富之 三重県鈴鹿市平田町1907番地 本田技研工 業株式会社鈴鹿製作所内
Claims (3)
- 【請求項1】 ステアリングコラムカバー(7)に対し
て着脱自在に位置決めされる基台(13)と、この基台
(13)に設けられてステアリングシャフト(4)を左
右両方向に回転駆動する駆動手段(27)と、前記ステ
アリングシャフト(4)の左右回転限界位置を検出する
検出手段(31)と、この検出手段(31)で検出した
前記ステアリングシャフト(4)の左右回転限界位置か
ら該ステアリングシャフト(4)の中立位置を演算する
とともに、その中立位置に向けて前記駆動手段(27)
で前記ステアリングシャフト(4)をセンタリングする
制御手段(37)とを備えたことを特徴とする、ステア
リングシャフトのセンタリング装置。 - 【請求項2】 前記ステアリングシャフト(4)の左右
回転限界位置から求めたステアリングシャフト(4)の
総回転角が基準値と一致しない時に警報を発する警報手
段(17)を備えたことを特徴とする、請求項1記載の
ステアリングシャフトのセンタリング装置。 - 【請求項3】 前記ステアリングシャフト(4)の先端
に基準線を記すけがき治具(34)のガイド部材(3
5)を、前記基台(13)に沿って摺動自在に設けたこ
とを特徴とする、請求項1記載のステアリングシャフト
のセンタリング装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04006132A JP3082106B2 (ja) | 1992-01-17 | 1992-01-17 | ステアリングシャフトのセンタリング装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04006132A JP3082106B2 (ja) | 1992-01-17 | 1992-01-17 | ステアリングシャフトのセンタリング装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05193538A true JPH05193538A (ja) | 1993-08-03 |
JP3082106B2 JP3082106B2 (ja) | 2000-08-28 |
Family
ID=11629978
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP04006132A Expired - Lifetime JP3082106B2 (ja) | 1992-01-17 | 1992-01-17 | ステアリングシャフトのセンタリング装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3082106B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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1992
- 1992-01-17 JP JP04006132A patent/JP3082106B2/ja not_active Expired - Lifetime
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US9095945B2 (en) | 2013-05-14 | 2015-08-04 | Honda Motor Co., Ltd. | Automated steering centering assembly |
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