JPH05193515A - 自走車 - Google Patents

自走車

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JPH05193515A
JPH05193515A JP4006575A JP657592A JPH05193515A JP H05193515 A JPH05193515 A JP H05193515A JP 4006575 A JP4006575 A JP 4006575A JP 657592 A JP657592 A JP 657592A JP H05193515 A JPH05193515 A JP H05193515A
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hydraulic
propelled vehicle
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wheels
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JP4006575A
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Ooteii Debitsudo
オーティー デビッド
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ITOCHU SHOJI KK
Itochu Corp
Original Assignee
ITOCHU SHOJI KK
Itochu Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 操舵性能の優れた全地形型自走車を提供する
ことを目的とする。 【構成】 車輪20、22、24、26が油圧モータ2
0A、22A、24A、26Aにより駆動され、左側の
車輪と右側の車輪とが独立的に駆動されるスキッド操舵
が行われる。さらに、車体が前車体部12と後車体部1
4とが枢着された構造に形成され、中折れ可能になって
いて中折れ操舵が可能となっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自走車に関し、より詳細
には、例えば草刈り器具を取りつけた自走作業車に関す
る。
【0002】
【従来の技術】各車輪が油圧モータによって個別に駆動
され、車体の一方側の車輪が前進方向に回転せしめら
れ、他方側の車輪が後退方向に回転せしめられるように
して車両の操舵を行うスキッド操舵の自走車がある。例
えば、国際特許出願番号第PCT/GB90/0109
0には上記したようなスキッド操舵の自走車が開示され
ている。この自走車は地上作業用の器具を備えている。
器具は、例えばその回転軸を水平にして車両に取り付け
た回転フレイル型草刈り機で構成することができる。上
記国際特許出願に開示されている車両は、例えば自動車
道路の傍の草や、例えばゴルフコースの草を刈るのに使
用される。このような自走車の走行は、適正な遠隔制御
信号装置を備えた遠隔位置にあるオペレータによって制
御監視することができる。自走車が例えば45度の傾斜
面で作動するよう全地形型車両として設計されていて
も、作業者は安全に遠隔操作することができる。
【0003】
【発明が解決使用とする課題】このようなスキッド操舵
の自走車は使用範囲が広い利点を有するが、まだ問題点
があった。例えば、スキッド操舵の自走車はまっすぐな
自動車道の傍の草深い土手に沿ってかなり長い距離を走
行する必要があるときには、スキッド操舵だけでは自走
車の制御が難しくなり、駆動の損失が生じ、草の多い土
手に沿って降下し勝ちになることがあった。
【0004】
【課題を解決する手段及び作用】発明の自走車は、スキ
ッド操舵車輪を有し、且つ車体が中折れ可能になってい
て中折れ操舵が可能となっている。従って、スキッド操
舵モード、又は中折れ操舵モードを洗濯的に使用するこ
とができる。好ましくはスキッド操舵モードである場
合、中折れ操舵は禁止され、その反対もそうなるよう構
成されている。このため、好ましくは、車体の各側の車
輪駆動モータを制御弁を介して個別に駆動する油圧液の
供給手段を備えた油圧制御回路が設けられ、それによっ
てスキッド操舵を制御する。また、この制御弁を、両側
のモータを同じ速度および同じ方向に駆動するように制
御し、また、油圧中折れアクチュエータにより車体の二
つの部分の中折れの状態を制御すれば、中折れ操舵を行
うことができる。操舵モードの切り替えは遠隔制御装置
によって行われる。
【0005】
【実施例】図1及び図2は、全地形型遠隔制御式スキッ
ド操舵自走車10を示す図である。この自走車10の車
体は中折れ式となっている。すなわち、車体は前車体部
12と後車体部14とからなり、これらの前車体部12
と後車体部14は垂直な連結軸16により相互に枢着さ
れる。油圧シリンダ18が前車体部12と後車体部14
とを連結し、油圧シリンダ18の伸縮により前車体部1
2と後車体部14の相対角度を変えて自走車10の操舵
を行うことができる。これを中折れ操舵と言う。
【0006】自走車10の車体は四つのタイヤ付車輪2
0、22、24、26を有する。車輪20、22が前車
体部12の左側及び右側に取りつけられ、車輪24、2
6が後車体部14の左側及び右側に取りつけられる。油
圧モータ20A、22A、24A、26Aが各車輪の内
側の位置で前車体部12と後車体部14に取りつけられ
る。油圧モータ20A、22A、24A、26Aはそれ
ぞれの車輪20、22、24、26を独立的に駆動す
る。さらに、後車体部14にはディーゼルエンジン36
が設置され、このエンジン36が図3の油圧回路の油圧
ポンプ38、40を駆動し、車輪駆動用の油圧モータ2
0A、22A、24A、26Aは油圧ポンプ38からの
油圧液により作動せしめられる。
【0007】さらに、後車体部14には後で説明する遠
隔操作装置48(図6)からの赤外線信号を受ける受信
機42と、この受信機42に接続される制御装置(図示
せず)とが取りつけられる。この制御装置はマイクロコ
ンピュータを含み、図3及び図5に示す各部品を遠隔操
作装置からの信号及びプログラムに従って制御する。
【0008】また、前車体部12には作業用器具44が
アーム45により前輪の車軸を中心として移動可能に取
りつけられる。実施例では、作業用器具44は回転フレ
イル型草刈り機である。油圧シリンダ46が作業用器具
44を昇降する。図2では、作業用器具44は破線によ
り高い位置に持ち上げられた位置で示されており、この
ときに、作業用器具44は車体の平面内に収まるように
なっている。このような位置にあれば、自走車10の輸
送時等に、安定する。作業用器具30は車軸の回りを回
動するように取り付けられているから、高い位置と低い
位置との間を移動する際に器具が車体の前部または前輪
と干渉しないことは明らかである。作業用器具30は、
低い位置において、車両の前方の草を刈るよう操作する
ことができる。
【0009】図5は、自走車10が例えば45度の急な
坂で使用される場合を示している。この自走車10は低
重心をもつような構造に設計され、例えば45度の傾斜
面においても全システム操作が可能なようになってい
る。また、適正な転覆防止フレーム等が取りつけられて
いる。
【0010】図6及び図7は、赤外線遠隔操作装置48
を示す。この遠隔操作装置48は箱状のケース49から
なり、ケース49はベルト50によりオペレータの首に
ぶら下げるられるようになっている。ケース49の正面
には二つの赤外線信号送信ヘッド51、52が設けられ
る。ケース49の上面の右端部(オペレータから見て)
にはメーンスイッチ53が設けられる。図7に示される
ケース49の左側面にはエンジン始動スイッチ54Aと
モード切替えレバー55が設けられる。モード切替えレ
バー55は回転可能であり、図7に示すスキッド操舵モ
ードの位置と、矢印Aの方向に回転した中折れ操舵モー
ドの位置とをとる。ケース49の右側面にはエンジン停
止スイッチ54Bが設けられる。
【0011】ケース49の上面には、ジョイスティック
状の一組の操作レバー56、57が設けられる。これら
の操作レバー56、57はそれぞれ矢印B、Cで示され
る前方向、及びその逆の後方向に操作される。さらに、
スロットル増加ボタン58Aおよびスロットル減少ボタ
ン58B、器具始動ボタン59A及び器具停止ボタン5
9B、並びに、器具上昇ボタン60Aおよび器具下降ボ
タン60Bが設けられる。
【0012】図3には、図1のエンジン36により駆動
される油圧ポンプ38、40が示されている。油圧ポン
プ40から先の油圧回路は図4に示されている。油圧ポ
ンプ38は車輪20、22、24、26を駆動する油圧
液を供給し、油圧ポンプ40は作業器具44を駆動する
油圧液を供給する。油圧モータ20Aと24Aとが共通
の油圧ラインで接続され、油圧モータ22Aと26Aと
が共通の油圧ラインで接続される。従って、車体の左側
の車輪20と24が共通的に駆動され、車体の右側の車
輪22と26が共通的に駆動される。
【0013】油圧ポンプ38は可変斜板形式のものであ
り、タンク61から油圧液を得ている。油圧ポンプ38
からの供給ライン62は、油圧ポンプ38が最低の背圧
で作動することを保証する圧力リミッタ63と、過剰な
圧力を逃がすための圧力逃がし弁64とを含む。圧力逃
がし弁64と並列に緊急停止制御弁65が設けられる。
この緊急停止制御弁65は例えば緊急時に自走車10を
手動で停止する必要のある場合に使用される。このた
め、自走車10に、あるいは遠隔操作装置48に緊急停
止用ボタン(図示せず)が設けられる。
【0014】供給ライン62には分流弁66が設けら
れ、油圧液を二つの分岐ライン62A、62Bへ等量に
分流する。二つの分岐ライン62A、62Bの間には分
流弁66をバイパスしてバイパス弁67が設けられる。
このバイパス弁67は常時閉のものであり、開弁せしめ
られると分流弁66の等量分流の作用がなくなる。各分
岐ライン62A、62Bには比例制御弁67、68が設
けられる。この比例制御弁67、68は弁開度が与えら
れた信号に比例するものであり、よって油圧モータ20
Aと24A、及び22Aと26Aへの油圧液の供給が比
例的になる。また、比例制御弁67、68は中立位置か
らいずれの方向へも動くことができ、よって油圧液が比
例制御弁67、68の先のライン62C、62Dには矢
印D、又は矢印Eの方向に流れ、油圧モータ20Aと2
4A、及び22Aと26Aを正転及び逆転(車輪20と
24、及び22と26の前進方向及び後退方向の回転)
させることができる。
【0015】比例制御弁67、68の先のライン62
C、62の間で図示のモータ群をブリッジするライン6
2Eには、シャトル弁69、70が配置され、これらの
シャトル弁69、70を連結するライン62Fには第3
のシャトル弁71が配置される。第3のシャトル弁71
と油圧ポンプ38との間にはフィードバックライン72
が設けられ、このフィードバックライン72には負荷セ
ンサ73が配置される。このようなフィードバックの構
成により、車輪の一つがモータ回路に望ましくない背圧
を生じるような特殊な抵抗にあった場合、余分な流体が
シャトル弁69、70、71を介してフィードバックラ
イン72へ落とされ、圧力の上昇は負荷センサ73によ
って検出される。負荷センサ73は車輪が障害物を乗り
越えるまで全出力を減少させるように油圧ポンプ38の
容量調整部材を調整する。
【0016】さらに、分岐ライン74が供給ライン62
から分岐され、この分岐ライン74は比例制御弁75を
介して中折れ制御用の油圧シリンダ18に接続される。
この比例制御弁75は前記した比例制御弁67、68と
同様の構成のものであり、油圧シリンダ18を正逆方向
に信号に応じた比例的な位置に制御する。
【0017】図4において、油圧ポンプ40は固定吐出
量ポンプであり、制御弁76を介して作業器具44の昇
降用油圧シリンダ46に接続されるとともに、制御弁7
7を介して油圧モータ78に接続される。この油圧モー
タ78は草刈り機等の作業器具44を回転作動させるも
のである。
【0018】以上の構成において、バイパス弁67、比
例制御弁67、68、75、緊急停止制御弁65、並び
に作業器具44の制御弁76、77は、すべて電磁弁と
して構成される。また、エンジン36の始動手段及びス
ロットルもそれぞれソレノイドが連携される。従って、
各電磁弁及びエンジン36のソレノイドは、遠隔操作装
置48からの赤外線信号を受けた受信機42に接続され
た制御装置(図示せず)により制御される。この制御装
置は各部品を遠隔操作装置からの信号及びプログラムに
従って制御する。
【0019】作動において、オペレータは遠隔操作装置
48を持ち、自走車10に対して送信範囲以内に立つ。
なお、自走車10の作動中に所定の時間遠隔操作装置4
8からの信号が届かないと、自走車10は自動的に停止
するようにプログラムされている。最初、オペレータは
メーンスイッチ53を入れ、エンジン始動スイッチ54
Aを押すと、エンジン36が始動する。そして、スロッ
トル増加ボタン58Aおよびスロットル減少ボタン58
Bを適切に設定する。また、エンジン停止スイッチ54
Bを押すと、エンジン36が停止する。
【0020】次に、モード切替えレバー55をスキッド
操舵モード、あるいは中折れ操舵モードの位置に設定す
る。モード切替えレバー55をスキッド操舵モードに設
定すると、バイパス弁67が閉じて分流弁66が二つの
分岐ライン62A、62Bに等量に油圧液を流すように
なっている。そして、比例制御弁67、68は操作レバ
ー56、57にそれぞれ応答するようになっている。す
なわち、図8に示されるように、左右の操作レバー5
6、57により左右の車輪を独立的に制御する。これを
詳細に説明すると、右側の操作レバー56を前方に操作
すると、関連する比例制御弁68が一方の方向に開き、
そして右側の操作レバー56を後方に操作すると、関連
する比例制御弁68が逆の方向に開く。それによって、
油圧モータ22A、26Aが正転又は逆転し、車体の右
側の車輪22、26が前進方向又は後退方向に回転す
る。同様に、左側の操作レバー57を前方に操作する
と、関連する比例制御弁67が一方の方向に開き、そし
て左側の操作レバー57を後方に操作すると、関連する
比例制御弁67が逆の方向に開く。それによって、油圧
モータ20A、24Aが正転又は逆転し、車体の左側の
車輪20、24が前進方向又は後退方向に回転する。
【0021】このようにして、右側の車輪22、26と
左側の車輪20、24を同じように前進又は後退させる
と、自走車10はまっすぐに前進又は後退する。右側の
車輪22、26と左側の車輪20、24を差をつけて前
進又は後退させると、自走車10は曲がる。さらに、右
側の車輪22、26と左側の車輪20、24の前進及び
後退を逆にすると、自走車10は大きく曲がる。
【0022】さらに、制御装置のプログラムは、操作レ
バー56、57の操作速度とは別に比例制御弁67、6
8の作動速度を制御するように設定されている。すなわ
ち、自走車10の最高速度を10km/Hとした場合、
自走車10を停止状態からその最高速度まで加速させる
場合に、自走車10が急に飛び出さないで衝撃なくゆっ
くりと加速するように、所定時間、例えば7秒かかるよ
うになっている。従って、制御装置は、操作レバー5
6、57の位置を読み取ったら、それに対応する目標の
弁開度に向かって比例制御弁67、68が徐々に開くよ
うに信号を与える。また、自走車10を停止させる場合
も同様に自走車10が急に停止しないようにゆっくりと
停止させる。従って、自走車10の急発進や急停止は防
止される。ただし、緊急停止の場合には自走車10は急
停止する。
【0023】次に、モード切替えレバー55を中折れ操
舵モードに設定すると、バイパス弁67が開くようにな
っている。従って、分流弁66の等量分配の作用は解消
され、二つの分岐ライン62A、62Bには左右の車輪
の速度差に応じて油圧液が流れる。図8に示されるよう
に、右側の操作レバー56は中折れ制御を行う。すなわ
ち、中折れ操舵モードに設定すると、プログラムは、右
側の操作レバー56が比例制御弁75を制御するように
なる。右側の操作レバー56を前方に操作すると、中折
れ制御用の油圧シリンダ18が例えば図1で縮退し、前
車体部12が後車体部14に対して右側を向き、自走車
10は右に曲がるようになる。逆に、右側の操作レバー
56を後方に操作すると、中折れ制御用の油圧シリンダ
18が例えば図1で伸長し、自走車10は左に曲がるよ
うになる。
【0024】一方、左側の操作レバー57を操作する
と、両比例制御弁67、68が同時に同じように作動す
るようになる。そして、左側の操作レバー57を前方に
操作すると、比例制御弁67、68が一方の方向に開
き、それによってすべての油圧モータ20A、22A、
24A、26Aが正転し、すべての車輪20、22、2
4、26が前進方向に回転する。同様に、左側の操作レ
バー57を後方に操作すると、比例制御弁67、68が
逆の方向に開き、それによってすべての油圧モータ20
A、22A、24A、26Aが逆転し、すべての車輪2
0、22、24、26が後退方向に回転する。左側の操
作レバー57の移動量により自走車10の速度を制御す
る。
【0025】器具上昇ボタン60A又は器具下降ボタン
60Bを押すと、制御弁76が開閉して油圧シリンダ4
6により作業器具44を昇降することができる。また、
器具始動ボタン59A又は器具停止ボタン59Bを押す
と、制御弁77が開閉して油圧モータ78により作業器
具44を回転させ、あるいは回転を止めることができ
る。
【0026】このように、本発明によれば、スキッド操
舵モード及び中折れ操舵モードを洗濯的に使用して自走
車10を運転することができる。これらの操舵モードを
次のように使い分けることも可能である。例えば、スキ
ッド操舵モードは作業器具44を使用しているときの作
業モードとして使用し、中折れ操舵モードは作業器具4
4を持ち上げた状態での走行時の走行モードとして使用
する。走行モードでは作業モードの場合よりも自走車1
0は速い速度で走行するようにすることができる。走行
モードではスキッド操舵モードよりも中折れ操舵モード
の方が運転がしやすいと言える。
【0027】さらに、例えば50ミリの最低刈り込み高
さと150ミリの最高刈り込み高さの間でのみ作業器具
44を回転させるように、作業器具44の操作を自動的
に制御する手段を設けることができる。この手段は、作
業器具44がこれらの限定範囲外に移動するのを検出す
るリミットスイッチ等で構成できる。また、作業器具4
4が高い走行位置にある場合、作業器具44を車体に係
止する手段を設けることが望ましい。
【0028】さらに、作業器具44の速度はエンジン3
6の速度変化に応じて変化する傾向があるので、作業器
具44を常時例えば3000rpmの一定速度で確実に
作動させる手段を設けることが望ましい。例えば、15
00rpmのエンジン速度において1回転あたり公称5
0ccの器具用チャージポンプが3000rpmの器具
回転速度に適合する場合、エンジン速度が増加した時に
余分な流体がタンクに戻されるように、油圧液の流れを
優先デバイダに通し、器具駆動モータがエンジン速度に
関係なく常時器具が一定の速度、例えば3000rpm
で回転できるようにするのがよい。
【0029】また、静止時ばかりでなく、作業時および
走行時を含む自走車10のそれぞれの動作モードにおけ
るデユーティサイクル要求に対してエンジン速度が自動
的に適合できるように、エンジンスロットルを油圧ポン
プ38または比例制御弁67、68の制御手段とインタ
フェースさせることができる。これによって一種の馬力
コントローラと自動作動型のエンジンスロットルの混成
バージョンが得られる。さらに、輸送用車両への搭載の
ため、自走車10を容易に垂直に立ち上がらせることが
できる手段を設けることが可能である。さらに、例えば
輸送用車両に容易に固定することを可能にする手段を設
けることができる。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による自走
車は二つの操舵モードを選択的に使用できるので、種々
の応用に適切に使用されることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自走車の平面図である。
【図2】図1の側面図である。
【図3】自走車の駆動のための油圧回路図である。
【図4】図3の残り一部の回路図である。
【図5】急斜面で作業する自走車を示す図である。
【図6】車両の遠隔操作装置の斜視図である。
【図7】図6の矢印Xから見た遠隔操作装置の側面図で
ある。
【図8】自走車の操舵モードの制御を示すフローチャー
トである。
【符号の説明】
10…自走車 12…前車体部 14…後車体部 16…連結軸 18…中折れ制御油圧シリンダ 20、22、24、26…車輪 20A、22A、24A、26A…油圧モータ 38…油圧ポンプ 44…作業器具 48…遠隔操作装置 67、68、75…比例制御弁

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スキッド操舵車輪を有し、且つ車体が中
    折れ可能になっていて中折れ操舵が可能となっている自
    走車。
  2. 【請求項2】 スキッド操舵が、車体の各側の車輪駆動
    モータを制御弁を介して個別に駆動する油圧液の供給手
    段を備えた油圧制御回路により制御される請求項1に記
    載の自走車。
  3. 【請求項3】 該制御弁が遠隔操作手段で遠隔制御可能
    である請求項2に記載の自走車。
  4. 【請求項4】 該遠隔操作手段が赤外線操作手段からな
    る請求項3に記載の自走車。
  5. 【請求項5】 該制御弁が、該モータを同じ速度および
    同じ方向に駆動するように該油圧回路が該モータのすべ
    てに同量の油圧液を供給する中折れ操舵モードに設定可
    能であり、該自走車が油圧中折れアクチュエータにより
    車体の二つの部分の中折れによって操舵可能となってい
    る請求項2から4のいずれかに記載の自走車。
  6. 【請求項6】 該自走車の制御が二つの操作手段を有す
    る遠隔操作手段によるものであり、該自走車が二つの別
    個の操舵モードすなわちスキッド操舵モードおよび中折
    れ操舵モードを有し、スキッド操舵モードにおいては該
    二つの操作手段の各々が車体の各側の車輪の速度及び方
    向を制御し、中折れ操舵モードにおいては一方の操作手
    段がすべての車輪の回転の速度及び方向を制御し、もう
    一方の操作手段が車両の中折れ操舵を制御し、スキッド
    操舵モードの間は中折れ操舵が非作動状態になるように
    構成された請求項5に記載の自走車。
  7. 【請求項7】 中折れ操舵において、車輪駆動モータ
    が、油圧通路により連結されて車両が曲線路を走行する
    ときに各側の車輪が異なる速度で回転できるようにした
    請求項6に記載の自走車。
  8. 【請求項8】 四つの車輪と、該車輪に連結された四つ
    の油圧モータと、出力が分流弁によって等しく分流され
    かつ各分流出力が比例制御弁を介して各側の油圧モータ
    に向けられる油圧ポンプと、スキッド操舵モードにおい
    ては二つの比例制御弁を独立的に制御し、中折れ操舵モ
    ードにおいては二つの比例制御弁を同時に同じ方向に動
    作するように制御する手段とを有する請求項2に記載の
    自走車。
  9. 【請求項9】 該二つの分流出力をブリッジする油圧ブ
    リッジ回路と、該ブリッジ回路に配置されてスキッド操
    舵モードにおいて閉となり中折れ操舵モードにおいて開
    となる閉止弁とを含む請求項8に記載の自走車。
  10. 【請求項10】 油圧モータがフィードバック回路に連
    結され、いずれかの車輪があらかじめ設定したレベルを
    越える回転抵抗を受けた場合、その結果生じる背圧の増
    加が、油圧液の供給を減少させるため油圧液を供給する
    ポンプの出力を制御する負荷センサに信号を送るように
    した請求項2に記載の自走車。
  11. 【請求項11】 油圧ポンプがエンジンにより駆動され
    る請求項2に記載の自走車。
  12. 【請求項12】 該エンジンが、車体に取りつけた草刈
    り器具等の器具に接続された油圧器具モータを駆動する
    第二の油圧ポンプを駆動する請求項11に記載の自走
    車。
  13. 【請求項13】 該器具のオン、オフ機能が、第二ポン
    プを器具モータに接続する油圧システムのオン、オフ弁
    で構成される請求項12に記載の自走車。
  14. 【請求項14】 該器具が水平回転軸を有する回転式草
    刈り器具である請求項11に記載の自走車。
  15. 【請求項15】 該草刈り器具が作業に適した低い作業
    位置から移送に適した高い移送位置へ持ち上げることが
    できる請求項14に記載の自走車。
  16. 【請求項16】 持ち上げ位置での該草刈り器具が車体
    の平面内にある請求項15に記載の自走車。
  17. 【請求項17】 器具が車両の前方車軸上で回動される
    アームで保持される第15項記載の車両。
  18. 【請求項18】 スキッド操舵モードにおいては、車体
    の各側の車輪の速度および方向の独立した制御と、車両
    の中折れ操舵の禁止との少なくとも一つが遠隔制御によ
    り制御され、中折れ操舵モードにおいては、すべての車
    輪が同時に同じ方向に回転するようにすべての車輪の速
    度および方向の制御と、中折れ操舵の制御と、スキッド
    操舵モードおよび中折れ操舵モードの間の切替え制御と
    の少なくとも一つが遠隔制御により制御され、各モード
    においては、エンジンの始動および停止の制御と、器具
    の上下移動の制御と、器具の始動および停止の制御と、
    エンジンのスロットル設定の制御と、遠隔制御装置の一
    般オン、オフ制御との少なくとも一つが遠隔操作により
    制御されるようにした請求項3に記載の自走車。
  19. 【請求項19】 作業を行う地面を移動する器具を備
    え、該器具が低い作業位置と高い移送位置間を移動可能
    とするように取り付けられ、且つ該高い移送位置におい
    ては車体の平面内にくるようにした請求項1に記載の自
    走車。
  20. 【請求項20】 前輪を有し、該器具が低い位置と高い
    位置の間に移動可能なように該前輪の車軸の回りに回転
    可能な様に枢着された請求項19に記載の自走車。
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