JPH05193375A - 電気自動車における走行用モータの冷却構造 - Google Patents
電気自動車における走行用モータの冷却構造Info
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- JPH05193375A JPH05193375A JP1025292A JP1025292A JPH05193375A JP H05193375 A JPH05193375 A JP H05193375A JP 1025292 A JP1025292 A JP 1025292A JP 1025292 A JP1025292 A JP 1025292A JP H05193375 A JPH05193375 A JP H05193375A
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- motor
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- Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】後輪駆動の走行用モータを簡単な構成で有効に
冷却することができるとともに、水や泥等の進入を確実
に阻止することを可能にする。 【構成】モータ130に冷却用エアを供給する冷却用フ
ァン138を備え、このファン138の空気取入口13
8aが、車体16を構成するリヤ側バンパ140の裏側
に対向して開口する。リヤ側バンパ140の裏側は、電
気自動車10が走行する際に後輪14によってはね上げ
られる水や泥等が進入し難い位置であり、このリヤ側バ
ンパ140の裏側から冷却用エアを取り入れることによ
り、ファン138内に水や泥等が進入することを有効に
阻止することができる。
冷却することができるとともに、水や泥等の進入を確実
に阻止することを可能にする。 【構成】モータ130に冷却用エアを供給する冷却用フ
ァン138を備え、このファン138の空気取入口13
8aが、車体16を構成するリヤ側バンパ140の裏側
に対向して開口する。リヤ側バンパ140の裏側は、電
気自動車10が走行する際に後輪14によってはね上げ
られる水や泥等が進入し難い位置であり、このリヤ側バ
ンパ140の裏側から冷却用エアを取り入れることによ
り、ファン138内に水や泥等が進入することを有効に
阻止することができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電気自動車を構成する
走行用モータを冷却するための冷却構造に関する。
走行用モータを冷却するための冷却構造に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的に、電気自動車を構成する走行用
モータは、駆動に伴って相当に高温となるため、確実に
冷却する必要がある。このため、従来より種々の冷却構
造が提案されており、例えば、特開昭51−81321
号公報に開示されているように、走行風と冷却ブロワと
を併用して走行用モータの冷却を行うものが知られてい
る。
モータは、駆動に伴って相当に高温となるため、確実に
冷却する必要がある。このため、従来より種々の冷却構
造が提案されており、例えば、特開昭51−81321
号公報に開示されているように、走行風と冷却ブロワと
を併用して走行用モータの冷却を行うものが知られてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、後輪駆動の
電気自動車では、走行用モータが後輪側に配設されてい
るため、走行風をこの走行用モータの冷却に使用するこ
とができない。しかも、走行用モータに接続して冷却用
ファンを設けようとすると、後輪によりはね上げられる
水や泥等がこの冷却用ファン内に進入するおそれがあ
る。
電気自動車では、走行用モータが後輪側に配設されてい
るため、走行風をこの走行用モータの冷却に使用するこ
とができない。しかも、走行用モータに接続して冷却用
ファンを設けようとすると、後輪によりはね上げられる
水や泥等がこの冷却用ファン内に進入するおそれがあ
る。
【0004】そこで、冷却用エアを車室内から取り出し
て走行用モータに供給するものが提案されている(特公
昭53−6193号公報参照)が、特に後輪駆動の走行
用モータでは、その配管が長尺かつ複雑なものになると
いう問題が指摘されている。
て走行用モータに供給するものが提案されている(特公
昭53−6193号公報参照)が、特に後輪駆動の走行
用モータでは、その配管が長尺かつ複雑なものになると
いう問題が指摘されている。
【0005】本発明は、この種の問題を解決するもので
あり、後輪駆動の走行用モータを簡単な構成で有効に冷
却することができるとともに、水や泥等の進入を確実に
阻止することが可能な電気自動車における走行用モータ
の冷却構造を提供することを目的とする。
あり、後輪駆動の走行用モータを簡単な構成で有効に冷
却することができるとともに、水や泥等の進入を確実に
阻止することが可能な電気自動車における走行用モータ
の冷却構造を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、本発明は、電気自動車の後輪側に配置されて後輪
駆動を行う走行用モータを冷却用エアにより冷却するた
めの電気自動車における走行用モータの冷却構造であっ
て、前記走行用モータに冷却用エアを供給する冷却用フ
ァンを備え、前記冷却用ファンの空気取入口が、車体を
構成するリヤ側バンパの裏側に対向して開口することを
特徴とする。
めに、本発明は、電気自動車の後輪側に配置されて後輪
駆動を行う走行用モータを冷却用エアにより冷却するた
めの電気自動車における走行用モータの冷却構造であっ
て、前記走行用モータに冷却用エアを供給する冷却用フ
ァンを備え、前記冷却用ファンの空気取入口が、車体を
構成するリヤ側バンパの裏側に対向して開口することを
特徴とする。
【0007】
【作用】上記の本発明に係る電気自動車における走行用
モータの冷却構造では、後輪駆動を行う走行用モータに
接続されている冷却用ファンが駆動されると、車体を構
成するリヤ側バンパの裏側からこの冷却用ファンに冷却
用エアが取り入れられ、前記走行用モータが冷却され
る。その際、リヤ側バンパの裏側は、後輪によりはね上
げられる水や泥等が進入し難い位置であり、このリヤ側
バンパの裏側から冷却用エアを取り入れることにより、
冷却用ファン内に水や泥等が進入することを有効に阻止
することができる。
モータの冷却構造では、後輪駆動を行う走行用モータに
接続されている冷却用ファンが駆動されると、車体を構
成するリヤ側バンパの裏側からこの冷却用ファンに冷却
用エアが取り入れられ、前記走行用モータが冷却され
る。その際、リヤ側バンパの裏側は、後輪によりはね上
げられる水や泥等が進入し難い位置であり、このリヤ側
バンパの裏側から冷却用エアを取り入れることにより、
冷却用ファン内に水や泥等が進入することを有効に阻止
することができる。
【0008】
【実施例】本発明に係る電気自動車における走行用モー
タの冷却構造について実施例を挙げ、添付の図面を参照
して以下に説明する。
タの冷却構造について実施例を挙げ、添付の図面を参照
して以下に説明する。
【0009】図1および図2において、参照符号10
は、本発明に係る走行用モータの冷却構造が適応される
第1の実施例の電気自動車を示す。この電気自動車10
は、前輪12および後輪14と車体16とを備えてお
り、この車体16を構成するフレーム部材18は、中空
状を有するとともに、サイドフレーム20a、20b間
にフロント側クロスメンバ22aとリヤ側クロスメンバ
22bとが設けられている(図2参照)。
は、本発明に係る走行用モータの冷却構造が適応される
第1の実施例の電気自動車を示す。この電気自動車10
は、前輪12および後輪14と車体16とを備えてお
り、この車体16を構成するフレーム部材18は、中空
状を有するとともに、サイドフレーム20a、20b間
にフロント側クロスメンバ22aとリヤ側クロスメンバ
22bとが設けられている(図2参照)。
【0010】サイドフレーム20a、20bには、前輪
12と後輪14との間にあってバッテリボックス30が
吊持される。このバッテリボックス30は、電気自動車
10を駆動するための9個のバッテリ(図示せず)を収
容している。各バッテリは、それぞれ10セル12Vで
あり、直列に接続されて、実際上108Vの出力を行
う。バッテリボックス30の車体進行方向前端部には、
冷却用エアが吸入される筐体42が形成される一方、こ
のバッテリボックス30の進行方向後部側両側部に冷却
用エアを排出するための冷却用ファン50a、50bが
取着される。
12と後輪14との間にあってバッテリボックス30が
吊持される。このバッテリボックス30は、電気自動車
10を駆動するための9個のバッテリ(図示せず)を収
容している。各バッテリは、それぞれ10セル12Vで
あり、直列に接続されて、実際上108Vの出力を行
う。バッテリボックス30の車体進行方向前端部には、
冷却用エアが吸入される筐体42が形成される一方、こ
のバッテリボックス30の進行方向後部側両側部に冷却
用エアを排出するための冷却用ファン50a、50bが
取着される。
【0011】バッテリボックス30の上方には、フロア
100が形成され、このフロア100は、ロアフロア1
02とアッパフロア104とを備えるとともに、このロ
アフロア102とアッパフロア104との間に室106
が形成される。この室106には、モータコントローラ
108と配電ボックス110と電圧変換器112とが配
設されている(図1および図2参照)。
100が形成され、このフロア100は、ロアフロア1
02とアッパフロア104とを備えるとともに、このロ
アフロア102とアッパフロア104との間に室106
が形成される。この室106には、モータコントローラ
108と配電ボックス110と電圧変換器112とが配
設されている(図1および図2参照)。
【0012】モータコントローラ108は、ボックス1
14内に収容されたパワードライブユニット116を備
え、このボックス114の先端側に冷却用ファン118
が固設されるとともに、前記ボックス114の後端側に
排気ダクト120a、120bが設けられる。この排気
ダクト120a、120bは、クロスメンバ22b内に
開放されている。アッパフロア104の先端部には、車
体16の車内に開放される開口部122が形成され、フ
ァン118の駆動作用下にこの開口部122を介して車
室内の空気がボックス114内に導入される。
14内に収容されたパワードライブユニット116を備
え、このボックス114の先端側に冷却用ファン118
が固設されるとともに、前記ボックス114の後端側に
排気ダクト120a、120bが設けられる。この排気
ダクト120a、120bは、クロスメンバ22b内に
開放されている。アッパフロア104の先端部には、車
体16の車内に開放される開口部122が形成され、フ
ァン118の駆動作用下にこの開口部122を介して車
室内の空気がボックス114内に導入される。
【0013】車体16の後端部側に、走行用モータ13
0が装着され、このモータ130が、トランスミッショ
ン132を介して後輪駆動軸134に連結される。この
モータ130に、本実施例に係る冷却構造136が設け
られる。
0が装着され、このモータ130が、トランスミッショ
ン132を介して後輪駆動軸134に連結される。この
モータ130に、本実施例に係る冷却構造136が設け
られる。
【0014】この冷却構造136は、モータ130に冷
却用エアを供給する冷却用ファン138を備え、このフ
ァン138の空気取入口138aが、車体16を構成す
るリヤ側バンパ140の裏側に対向して開口する(図1
乃至図3参照)。モータ130とファン138とが、管
体142を介して接続されており、この管体142は、
中央側が上方に湾曲する形状を有している。管体142
の端部142aは、モータ130を構成するカバー14
4内に突出しており、ファン138から供給される冷却
用エアをこのモータ130の回転軸146に直接供給す
るよう構成されている(図4参照)。
却用エアを供給する冷却用ファン138を備え、このフ
ァン138の空気取入口138aが、車体16を構成す
るリヤ側バンパ140の裏側に対向して開口する(図1
乃至図3参照)。モータ130とファン138とが、管
体142を介して接続されており、この管体142は、
中央側が上方に湾曲する形状を有している。管体142
の端部142aは、モータ130を構成するカバー14
4内に突出しており、ファン138から供給される冷却
用エアをこのモータ130の回転軸146に直接供給す
るよう構成されている(図4参照)。
【0015】モータ130は、外側カバー部材148に
囲繞されており、この外側カバー部材148は、このモ
ータ130の回転軸146の冷却に使用された冷却用エ
アを、前記モータ130のカバー144の外側に沿って
流動させる通路150と、前記冷却用エアを外部に排出
するための排出口152とを備える。
囲繞されており、この外側カバー部材148は、このモ
ータ130の回転軸146の冷却に使用された冷却用エ
アを、前記モータ130のカバー144の外側に沿って
流動させる通路150と、前記冷却用エアを外部に排出
するための排出口152とを備える。
【0016】車体16の後端部に、補助バッテリ154
が配設されており、この補助バッテリ154は、照明の
点灯等に使用されるものである。
が配設されており、この補助バッテリ154は、照明の
点灯等に使用されるものである。
【0017】次に、このように構成される第1の実施例
に係る電気自動車10の動作を、冷却構造136との関
連で説明する。
に係る電気自動車10の動作を、冷却構造136との関
連で説明する。
【0018】まず、図示しないバッテリから供給される
電力によりモータコントローラ108を介してモータ1
30が駆動され、トランスミッション132に連結され
た後輪駆動軸134の回転作用下に後輪14が回転し、
この電気自動車10が走行する。その際、各バッテリは
直列に接続されており、実際上108Vの高電圧が出力
されるため、電圧変換器112を介して所定の電圧まで
降圧させてモータ130に供給している。
電力によりモータコントローラ108を介してモータ1
30が駆動され、トランスミッション132に連結され
た後輪駆動軸134の回転作用下に後輪14が回転し、
この電気自動車10が走行する。その際、各バッテリは
直列に接続されており、実際上108Vの高電圧が出力
されるため、電圧変換器112を介して所定の電圧まで
降圧させてモータ130に供給している。
【0019】上記走行中において、モータ130は、冷
却構造136を介して冷却される。すなわち、ファン1
38が駆動されることにより、リヤ側バンパ140の裏
側からこのファン138の空気取入口138aに冷却用
エアが取り入れられる。この冷却用エアは、ファン13
8に接続されている管体142を介してその端部142
aからモータ130を構成するカバー144内に導入さ
れ、回転軸146に直接供給される。そして、回転軸1
46の冷却を行った冷却用エアは、通路150を通って
モータ130全体を冷却した後、外側カバー部材148
の排出口152から外部に排出される。
却構造136を介して冷却される。すなわち、ファン1
38が駆動されることにより、リヤ側バンパ140の裏
側からこのファン138の空気取入口138aに冷却用
エアが取り入れられる。この冷却用エアは、ファン13
8に接続されている管体142を介してその端部142
aからモータ130を構成するカバー144内に導入さ
れ、回転軸146に直接供給される。そして、回転軸1
46の冷却を行った冷却用エアは、通路150を通って
モータ130全体を冷却した後、外側カバー部材148
の排出口152から外部に排出される。
【0020】この場合、本実施例では、冷却構造136
を構成するファン138の空気取入口138aが、リヤ
側バンパ140の裏側に対向して開口している。このリ
ヤ側バンパ140の裏側は、電気自動車10が走行する
際に後輪14によってはね上げられる水や泥等が進入し
難い位置である。従って、このリヤ側バンパ140の裏
側から冷却用エアを取り入れることにより、ファン13
8内に水や泥等が進入することを有効に阻止することが
できる。これによって、ファン138の空気取入口13
8aを、リヤ側バンパ140の裏側に対向して開口させ
るという簡単な構成を採用するだけで、このファン13
8内への水や泥等の進入を防止してモータ130の冷却
作業を効率的に遂行することが可能になるという効果が
得られる。さらに、空気取入口138aとモータ130
とが近接配置されるとともに、管体142は、吸入抵抗
を減らすべくその内径を大きく設定しても、水や泥等が
進入し難い構造となっている。
を構成するファン138の空気取入口138aが、リヤ
側バンパ140の裏側に対向して開口している。このリ
ヤ側バンパ140の裏側は、電気自動車10が走行する
際に後輪14によってはね上げられる水や泥等が進入し
難い位置である。従って、このリヤ側バンパ140の裏
側から冷却用エアを取り入れることにより、ファン13
8内に水や泥等が進入することを有効に阻止することが
できる。これによって、ファン138の空気取入口13
8aを、リヤ側バンパ140の裏側に対向して開口させ
るという簡単な構成を採用するだけで、このファン13
8内への水や泥等の進入を防止してモータ130の冷却
作業を効率的に遂行することが可能になるという効果が
得られる。さらに、空気取入口138aとモータ130
とが近接配置されるとともに、管体142は、吸入抵抗
を減らすべくその内径を大きく設定しても、水や泥等が
進入し難い構造となっている。
【0021】しかも、ファン138とモータ130とを
連通する管体142は、その中央側が上方に湾曲する形
状を有しているため、ファン138内に水や泥等が進入
したとしても、この水や泥等がファン138からモータ
130側に導入されることがない。これによって、モー
タ130側に水や泥等が進入することをより確実に阻止
することができる。
連通する管体142は、その中央側が上方に湾曲する形
状を有しているため、ファン138内に水や泥等が進入
したとしても、この水や泥等がファン138からモータ
130側に導入されることがない。これによって、モー
タ130側に水や泥等が進入することをより確実に阻止
することができる。
【0022】次に、冷却構造136が適応される第2の
実施例に係る電気自動車200について説明する。
実施例に係る電気自動車200について説明する。
【0023】図5および図6において、参照符号200
は、第2の実施例に係る電気自動車を示す。この電気自
動車200は、前輪202および後輪204と車体20
6とを備えており、この車体206を構成するフレーム
部材208は、中空状を有するとともに、サイドフレー
ム210a、210b間にフロント側クロスメンバ21
2aとリヤ側クロスメンバ212bとが設けられてい
る。
は、第2の実施例に係る電気自動車を示す。この電気自
動車200は、前輪202および後輪204と車体20
6とを備えており、この車体206を構成するフレーム
部材208は、中空状を有するとともに、サイドフレー
ム210a、210b間にフロント側クロスメンバ21
2aとリヤ側クロスメンバ212bとが設けられてい
る。
【0024】サイドフレーム210a、210bには、
前輪202と後輪204との間にあってバッテリボック
ス230が吊持される。このバッテリボックス230
は、電気自動車200を駆動するための20個のバッテ
リ(図示せず)を収容している。各バッテリは、それぞ
れ12Vであり、直列に接続されて実際上240Vの出
力を行う。
前輪202と後輪204との間にあってバッテリボック
ス230が吊持される。このバッテリボックス230
は、電気自動車200を駆動するための20個のバッテ
リ(図示せず)を収容している。各バッテリは、それぞ
れ12Vであり、直列に接続されて実際上240Vの出
力を行う。
【0025】バッテリボックス230の上方には、フロ
ア300が形成され、このフロア300は、ロアフロア
302とアッパフロア304とを備えるとともに、この
ロアフロア302とアッパフロア304との間に室30
6が形成される。この室306には、モータコントロー
ラ308と配電ボックス310と電圧変換器312とが
配設されている。
ア300が形成され、このフロア300は、ロアフロア
302とアッパフロア304とを備えるとともに、この
ロアフロア302とアッパフロア304との間に室30
6が形成される。この室306には、モータコントロー
ラ308と配電ボックス310と電圧変換器312とが
配設されている。
【0026】車体206の後端部側に、走行用モータ3
30が装着され、このモータ330が、トランスミッシ
ョン332を介して後輪駆動軸334に連結される。こ
のモータ330には、前述した冷却構造136が設けら
れており、同一の参照符号を付してその詳細な説明は省
略する。この冷却構造136を構成するファン138の
空気取入口138aは、リヤ側バンパ340の裏側に対
向して開口する。
30が装着され、このモータ330が、トランスミッシ
ョン332を介して後輪駆動軸334に連結される。こ
のモータ330には、前述した冷却構造136が設けら
れており、同一の参照符号を付してその詳細な説明は省
略する。この冷却構造136を構成するファン138の
空気取入口138aは、リヤ側バンパ340の裏側に対
向して開口する。
【0027】この第2の実施例に係る電気自動車200
における冷却構造136は、前述した第1の実施例に係
る電気自動車10における冷却構造136と同様の動作
並びに効果を有するものであり、従って、その詳細な説
明は省略する。
における冷却構造136は、前述した第1の実施例に係
る電気自動車10における冷却構造136と同様の動作
並びに効果を有するものであり、従って、その詳細な説
明は省略する。
【0028】
【発明の効果】本発明に係る電気自動車における走行用
モータの冷却構造によれば、以下の効果が得られる。
モータの冷却構造によれば、以下の効果が得られる。
【0029】走行用モータに接続されている冷却用ファ
ンを介して冷却用エアが取り入れられるリヤ側バンパの
裏側は、後輪によりはね上げられる水や泥等が進入し難
い位置であり、このリヤ側バンパの裏側から冷却用エア
を取り入れることによって冷却用ファン内に水や泥等が
進入することを有効に阻止することができる。しかも、
冷却用ファンを、その空気取入口がリヤ側バンパの裏側
に対向して開口するように配置させるだけでよく、配管
が長尺化したり、複雑化することを有効に阻止すること
が可能になる。
ンを介して冷却用エアが取り入れられるリヤ側バンパの
裏側は、後輪によりはね上げられる水や泥等が進入し難
い位置であり、このリヤ側バンパの裏側から冷却用エア
を取り入れることによって冷却用ファン内に水や泥等が
進入することを有効に阻止することができる。しかも、
冷却用ファンを、その空気取入口がリヤ側バンパの裏側
に対向して開口するように配置させるだけでよく、配管
が長尺化したり、複雑化することを有効に阻止すること
が可能になる。
【図1】本発明に係る冷却構造を組み込む第1の実施例
に係る電気自動車において、アッパフロアを一部切り欠
いた状態を示すフレーム部材を基準とした概略構成側面
図である。
に係る電気自動車において、アッパフロアを一部切り欠
いた状態を示すフレーム部材を基準とした概略構成側面
図である。
【図2】前記第1の実施例に係る電気自動車のフロアを
除いた状態を示す概略平面図である。
除いた状態を示す概略平面図である。
【図3】前記冷却構造の斜視説明図である。
【図4】前記冷却構造の一部断面平面図である。
【図5】前記冷却構造を組み込む第2の実施例に係る電
気自動車において、アッパフロアを一部切り欠いた状態
を示すフレーム部材を基準とした概略構成側面図であ
る。
気自動車において、アッパフロアを一部切り欠いた状態
を示すフレーム部材を基準とした概略構成側面図であ
る。
【図6】前記第2の実施例に係る電気自動車のフロアを
除いた状態を示す概略平面図である。
除いた状態を示す概略平面図である。
10…電気自動車 16…車体 18…フレーム部材 30…バッテリボックス 130…モータ 136…冷却構造 138…ファン 138a…空気取入口 140…リヤ側バンパ 142…管体 144…カバー 146…回転軸 148…外側カバー部材 150…通路 152…排出口 200…電気自動車 330…モータ
Claims (3)
- 【請求項1】電気自動車の後輪側に配置されて後輪駆動
を行う走行用モータを冷却用エアにより冷却するための
電気自動車における走行用モータの冷却構造であって、 前記走行用モータに冷却用エアを供給する冷却用ファン
を備え、 前記冷却用ファンの空気取入口が、車体を構成するリヤ
側バンパの裏側に対向して開口することを特徴とする電
気自動車における走行用モータの冷却構造。 - 【請求項2】請求項1記載の冷却構造において、走行用
モータと冷却用ファンとを接続する管体を備え、 前記管体は、中央側が上方に湾曲する形状を有するとと
もに、前記走行用モータの回転軸に直接冷却用エアを供
給することを特徴とする電気自動車における走行用モー
タの冷却構造。 - 【請求項3】請求項1または2記載の冷却構造におい
て、走行用モータを囲繞するカバー部材を備え、 前記カバー部材は、走行用モータの回転軸の冷却に使用
された冷却用エアを、前記走行用モータの外側に沿って
流動させる通路と、 前記冷却用エアを外部に排出するための排出口とを備え
ることを特徴とする電気自動車における走行用モータの
冷却構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1025292A JPH05193375A (ja) | 1992-01-23 | 1992-01-23 | 電気自動車における走行用モータの冷却構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1025292A JPH05193375A (ja) | 1992-01-23 | 1992-01-23 | 電気自動車における走行用モータの冷却構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05193375A true JPH05193375A (ja) | 1993-08-03 |
Family
ID=11745127
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1025292A Pending JPH05193375A (ja) | 1992-01-23 | 1992-01-23 | 電気自動車における走行用モータの冷却構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05193375A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009038937A (ja) * | 2007-08-03 | 2009-02-19 | Mitsuba Corp | 電動レーシングカート |
WO2012029088A1 (ja) | 2010-08-31 | 2012-03-08 | トヨタ自動車株式会社 | 車両 |
-
1992
- 1992-01-23 JP JP1025292A patent/JPH05193375A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009038937A (ja) * | 2007-08-03 | 2009-02-19 | Mitsuba Corp | 電動レーシングカート |
WO2012029088A1 (ja) | 2010-08-31 | 2012-03-08 | トヨタ自動車株式会社 | 車両 |
US9669703B2 (en) | 2010-08-31 | 2017-06-06 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Vehicle |
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