JP2544705Y2 - 自走車両用エンジン室構造 - Google Patents
自走車両用エンジン室構造Info
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- JP2544705Y2 JP2544705Y2 JP5465393U JP5465393U JP2544705Y2 JP 2544705 Y2 JP2544705 Y2 JP 2544705Y2 JP 5465393 U JP5465393 U JP 5465393U JP 5465393 U JP5465393 U JP 5465393U JP 2544705 Y2 JP2544705 Y2 JP 2544705Y2
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- JP
- Japan
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- engine
- hst
- radiator
- engine room
- self
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- Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、スピードスプレーヤ
等の自走車両のエンジン室構造に係り、詳しくはエンジ
ン室内の冷却風の流れを改善できる自走車両用エンジン
室構造に関するものである。
等の自走車両のエンジン室構造に係り、詳しくはエンジ
ン室内の冷却風の流れを改善できる自走車両用エンジン
室構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】スピードスプレーヤでは、HST(油圧
駆動装置)が、エンジン室内において例えばエンジンの
下側に配設され、エンジンからの回転動力により駆動さ
れて、駆動輪の駆動用の回転動力を生成している。そし
て、エンジンの冷却水及びHSTはそれぞれラジエータ
用冷却ファン及びHST用冷却ファンの生成する冷却風
により冷却されるようになっている。
駆動装置)が、エンジン室内において例えばエンジンの
下側に配設され、エンジンからの回転動力により駆動さ
れて、駆動輪の駆動用の回転動力を生成している。そし
て、エンジンの冷却水及びHSTはそれぞれラジエータ
用冷却ファン及びHST用冷却ファンの生成する冷却風
により冷却されるようになっている。
【0003】スピードスプレーヤの従来のエンジン室構
造は、例えばHST用オイルクーラが、ラジエータの前
面側に配設されるか、又は、鉛直面方向にラジエータに
対して並設されるかしている。
造は、例えばHST用オイルクーラが、ラジエータの前
面側に配設されるか、又は、鉛直面方向にラジエータに
対して並設されるかしている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】スピードスプレーヤ等
の自走車両の従来の問題点は次の通りである。 (a)HST用冷却ファンはエンジン室内の熱風をHS
Tに吹き掛けることになるので、HSTの冷却効率が低
い。 (b)HST用冷却ファンは、近傍の空気を取り込むの
みであり、エンジン室内の下部の滞留空気を水平方向へ
有効に流して、エンジン室の外へ排出することができ
ず、エンジン室内の冷却効果が低い。 (c)HST用オイルクーラがラジエータの前面側に配
設されている場合、ラジエータを通過する冷却風が、H
ST用オイルクーラにより妨害され、ラジエータの冷却
効率が低下する。 (d)HST用オイルクーラが鉛直面内でラジエータと
並設されている場合、HST用オイルクーラは、冷却風
により冷却されず、逆にエンジン室内の熱風の回り込み
によって冷却効果が低下する。 (e)ラジエータ用冷却ファンの冷却風は、エンジン下
部のオイルパンへはほとんど届かず、冷却効果は期待で
きない。また、HST用冷却ファンからの冷却風はエン
ジン下部のオイルパン冷却にはほとんど用いられること
がなかった。
の自走車両の従来の問題点は次の通りである。 (a)HST用冷却ファンはエンジン室内の熱風をHS
Tに吹き掛けることになるので、HSTの冷却効率が低
い。 (b)HST用冷却ファンは、近傍の空気を取り込むの
みであり、エンジン室内の下部の滞留空気を水平方向へ
有効に流して、エンジン室の外へ排出することができ
ず、エンジン室内の冷却効果が低い。 (c)HST用オイルクーラがラジエータの前面側に配
設されている場合、ラジエータを通過する冷却風が、H
ST用オイルクーラにより妨害され、ラジエータの冷却
効率が低下する。 (d)HST用オイルクーラが鉛直面内でラジエータと
並設されている場合、HST用オイルクーラは、冷却風
により冷却されず、逆にエンジン室内の熱風の回り込み
によって冷却効果が低下する。 (e)ラジエータ用冷却ファンの冷却風は、エンジン下
部のオイルパンへはほとんど届かず、冷却効果は期待で
きない。また、HST用冷却ファンからの冷却風はエン
ジン下部のオイルパン冷却にはほとんど用いられること
がなかった。
【0005】請求項1の考案の目的は、従来技術の上述
の(a)及び(b)の問題点を克服する自走車両用エン
ジン室構造を提供することである。請求項2の考案の目
的は、さらに、従来技術の上述の(c)及び(d)の問
題点を克服する自走車両用エンジン室構造を提供するこ
とである。請求項3の考案の目的は、さらに、従来技術
の上述の(e)の問題点を克服する自走車両用エンジン
室構造を提供することである。
の(a)及び(b)の問題点を克服する自走車両用エン
ジン室構造を提供することである。請求項2の考案の目
的は、さらに、従来技術の上述の(c)及び(d)の問
題点を克服する自走車両用エンジン室構造を提供するこ
とである。請求項3の考案の目的は、さらに、従来技術
の上述の(e)の問題点を克服する自走車両用エンジン
室構造を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この考案を、実施例に対
応する図面の符号を使用して説明する。請求項1の前提
となる自走車両(10)用エンジン室構造ではエンジン室(1
6)が、エンジン(24)と、エンジン(24)の下側に配設され
てエンジン(24)からの回転動力により駆動されて駆動輪
(14)を駆動するHST(34)とを収容している。そして、
請求項1の自走車両(10)用エンジン室構造は次の(a)
〜(c)の構成要素を有している。 (a)エンジン室(16)内の上部に配設されてエンジン(2
4)の冷却水を冷却するラジエータ(30) (b)ラジエータ(30)に対峙して配設されラジエータ(3
0)を通過させる水平方向の冷却風を生成するラジエータ
用冷却ファン(32) (c)ラジエータ(30)と並んでラジエータ(30)の下側に
位置する第1の開口部(50)とエンジン(24)の下側に位置
してHST(34)へ臨む第2の開口部(52)とを水平方向両
側に備え内部にHST用冷却ファン(46)を配設される導
風ケース(48)
応する図面の符号を使用して説明する。請求項1の前提
となる自走車両(10)用エンジン室構造ではエンジン室(1
6)が、エンジン(24)と、エンジン(24)の下側に配設され
てエンジン(24)からの回転動力により駆動されて駆動輪
(14)を駆動するHST(34)とを収容している。そして、
請求項1の自走車両(10)用エンジン室構造は次の(a)
〜(c)の構成要素を有している。 (a)エンジン室(16)内の上部に配設されてエンジン(2
4)の冷却水を冷却するラジエータ(30) (b)ラジエータ(30)に対峙して配設されラジエータ(3
0)を通過させる水平方向の冷却風を生成するラジエータ
用冷却ファン(32) (c)ラジエータ(30)と並んでラジエータ(30)の下側に
位置する第1の開口部(50)とエンジン(24)の下側に位置
してHST(34)へ臨む第2の開口部(52)とを水平方向両
側に備え内部にHST用冷却ファン(46)を配設される導
風ケース(48)
【0007】請求項2の自走車両(10)用エンジン室構造
では、HST用オイルクーラ(56)が第1の開口部(50)内
に配設されている。
では、HST用オイルクーラ(56)が第1の開口部(50)内
に配設されている。
【0008】請求項3の自走車両(10)用エンジン室構造
では、第2の開口部(52)が部分的にエンジン(24)の下部
のオイルパン(25)へ向けられている。
では、第2の開口部(52)が部分的にエンジン(24)の下部
のオイルパン(25)へ向けられている。
【0009】
【作用】請求項1の自走車両(10)用エンジン室構造で
は、ラジエータ用冷却ファン(32)により生成された冷却
風は、エンジン室(16)の上層を水平に流れるものとな
る。そして、ラジエータ(30)を通過し、ラジエータ(30)
を冷却して、エンジン室(16)から出る。一方、HST用
冷却ファン(46)は、第1の開口部(50)又は第2の開口部
(52)より空気を水平方向へ吸入して、第2の開口部(52)
又は第1の開口部(50)から水平方向へ吐出する。HST
用冷却ファン(46)により生成された冷却風は、エンジン
室(16)の下層を流れ、HST(34)を冷却し、エンジン室
(16)から出る。
は、ラジエータ用冷却ファン(32)により生成された冷却
風は、エンジン室(16)の上層を水平に流れるものとな
る。そして、ラジエータ(30)を通過し、ラジエータ(30)
を冷却して、エンジン室(16)から出る。一方、HST用
冷却ファン(46)は、第1の開口部(50)又は第2の開口部
(52)より空気を水平方向へ吸入して、第2の開口部(52)
又は第1の開口部(50)から水平方向へ吐出する。HST
用冷却ファン(46)により生成された冷却風は、エンジン
室(16)の下層を流れ、HST(34)を冷却し、エンジン室
(16)から出る。
【0010】請求項2の自走車両(10)用エンジン室構造
では、HST用オイルクーラ(56)は、導風ケース(48)の
第1の開口部(50)に位置し、HST用冷却ファン(46)に
より生成された冷却風により冷却される。
では、HST用オイルクーラ(56)は、導風ケース(48)の
第1の開口部(50)に位置し、HST用冷却ファン(46)に
より生成された冷却風により冷却される。
【0011】請求項3の自走車両(10)用エンジン室構造
では、第2の開口部(52)が部分的にエンジン(24)の下部
のオイルパン(25)へ向けられている結果、HST用冷却
ファン(46)により生成される冷却風の一部は、オイルパ
ン(25)を通過して、オイルパン(25)を冷却する。
では、第2の開口部(52)が部分的にエンジン(24)の下部
のオイルパン(25)へ向けられている結果、HST用冷却
ファン(46)により生成される冷却風の一部は、オイルパ
ン(25)を通過して、オイルパン(25)を冷却する。
【0012】
【実施例】以下、この考案を図面の実施例について説明
する。図1はスピードスプレーヤ10の後部の構造図であ
る。フレーム12は、前後方向へ水平に延び、前輪(図示
せず)及び後輪14により支持されて、それらの駆動によ
り自走するようになっている。エンジン室16はボンネッ
ト18により覆われ、噴頭20は、ボンネット18により前側
を仕切られて、エンジン室16の後部に配設され、周辺部
にノズル(図示せず)を備えている。送風機22は、フレ
ーム12の最後部に載置され、動翼28の回転によりスピー
ドスプレーヤ10の後方より吸入した空気を噴頭20へ吐出
する。エンジン24は、クランク軸(図示せず)を前後方
向へ水平にしてフレーム12上に配設され、下部にオイル
パン25を備えている。エンジン24のクランク軸の回転動
力は変速機26を経て送風機22の動翼28へ伝達される。
する。図1はスピードスプレーヤ10の後部の構造図であ
る。フレーム12は、前後方向へ水平に延び、前輪(図示
せず)及び後輪14により支持されて、それらの駆動によ
り自走するようになっている。エンジン室16はボンネッ
ト18により覆われ、噴頭20は、ボンネット18により前側
を仕切られて、エンジン室16の後部に配設され、周辺部
にノズル(図示せず)を備えている。送風機22は、フレ
ーム12の最後部に載置され、動翼28の回転によりスピー
ドスプレーヤ10の後方より吸入した空気を噴頭20へ吐出
する。エンジン24は、クランク軸(図示せず)を前後方
向へ水平にしてフレーム12上に配設され、下部にオイル
パン25を備えている。エンジン24のクランク軸の回転動
力は変速機26を経て送風機22の動翼28へ伝達される。
【0013】ラジエータ30は、エンジン24の前側に配設
され、エンジン24の冷却水を冷却する。ラジエータ用冷
却ファン32は、ラジエータ30とエンジン24との間に配設
され、エンジン24のクランク軸の前端部からVベルト33
を介して伝達された回転動力により駆動される。HST
34は、エンジン24の下側においてほぼフレーム12の高さ
に配設される。Vプーリ40,42は、それぞれエンジン24
のクランク軸及びHST34の入力軸(図示せず)に回転
方向へ一体的に取り付けられ、Vベルト44を掛けられて
いる。
され、エンジン24の冷却水を冷却する。ラジエータ用冷
却ファン32は、ラジエータ30とエンジン24との間に配設
され、エンジン24のクランク軸の前端部からVベルト33
を介して伝達された回転動力により駆動される。HST
34は、エンジン24の下側においてほぼフレーム12の高さ
に配設される。Vプーリ40,42は、それぞれエンジン24
のクランク軸及びHST34の入力軸(図示せず)に回転
方向へ一体的に取り付けられ、Vベルト44を掛けられて
いる。
【0014】図2はHST34を含む範囲の斜視図(導風
ケース48は組付け前の状態で図示)である。図1及び図
2において、HST34の出力は、変速機36及びデフ装置
38を経て左右のリヤアクスル39へ伝達される。デフ装置
38の前端部の出力は、図示していないプロペラシャフト
を経て前輪へ伝達される。HST用冷却ファン46は、H
ST34の前側に配設され、Vプーリ42へ伝達される回転
動力により回転する。導風ケース48は、前方へ開口しラ
ジエータ30の下側にラジエータ30に対して並設される前
側開口50、HST34の前端部を包囲してHST34に臨む
ように後方へ開口する後ろ側開口52、及び径がHST用
冷却ファン46より少し大きい径とされて前側開口50及び
後ろ側開口52を相互に連通する円形トンネル部54を備え
ている。後ろ側開口52の上端はオイルパン25の方へ向け
られ、HST用冷却ファン46は円形トンネル部54内に配
設される。HST用オイルクーラ56は、HST用冷却フ
ァン46の前方から適当にずらされて、前側開口50内に配
設され、HST34の作動油を冷却する。
ケース48は組付け前の状態で図示)である。図1及び図
2において、HST34の出力は、変速機36及びデフ装置
38を経て左右のリヤアクスル39へ伝達される。デフ装置
38の前端部の出力は、図示していないプロペラシャフト
を経て前輪へ伝達される。HST用冷却ファン46は、H
ST34の前側に配設され、Vプーリ42へ伝達される回転
動力により回転する。導風ケース48は、前方へ開口しラ
ジエータ30の下側にラジエータ30に対して並設される前
側開口50、HST34の前端部を包囲してHST34に臨む
ように後方へ開口する後ろ側開口52、及び径がHST用
冷却ファン46より少し大きい径とされて前側開口50及び
後ろ側開口52を相互に連通する円形トンネル部54を備え
ている。後ろ側開口52の上端はオイルパン25の方へ向け
られ、HST用冷却ファン46は円形トンネル部54内に配
設される。HST用オイルクーラ56は、HST用冷却フ
ァン46の前方から適当にずらされて、前側開口50内に配
設され、HST34の作動油を冷却する。
【0015】実施例の作用について説明する。この実施
例では、ラジエータ用冷却ファン32及びHST用冷却フ
ァン46は、エンジン24のクランク軸からの回転動力によ
り回転駆動されて、前方から後方へ流れる冷却風を生成
する。
例では、ラジエータ用冷却ファン32及びHST用冷却フ
ァン46は、エンジン24のクランク軸からの回転動力によ
り回転駆動されて、前方から後方へ流れる冷却風を生成
する。
【0016】ラジエータ用冷却ファン32の回転に伴っ
て、ラジエータ30の前方の空気は、吸引され、ラジエー
タ30を通過して、エンジン24の周囲を流れて、ボンネッ
ト18の側壁の後端部の上側窓(図示せず)よりエンジン
室16の外へ流れる。この冷却風は、エンジン室16内の上
層をほぼ水平方向へ流れるとともに、ラジエータ30の通
過の際はラジエータ30を冷却する。
て、ラジエータ30の前方の空気は、吸引され、ラジエー
タ30を通過して、エンジン24の周囲を流れて、ボンネッ
ト18の側壁の後端部の上側窓(図示せず)よりエンジン
室16の外へ流れる。この冷却風は、エンジン室16内の上
層をほぼ水平方向へ流れるとともに、ラジエータ30の通
過の際はラジエータ30を冷却する。
【0017】HST用冷却ファン46の回転に伴って、前
側開口50の前方の空気は、前側開口50へ吸引され、円形
トンネル部54を経て後ろ側開口52から後方へ吐出され、
ボンネット18の側壁の後端部の下側窓(図示せず)より
エンジン室16の外へ流れる。この冷却風は、エンジン室
16内の下層をほぼ水平方向へ流れるとともに、HST34
を通過して、HST34を冷却する。また、一部の冷却風
は、後ろ側開口52の上縁部の上向きの形状に従って、オ
イルパン25へ向かい、オイルパン25を冷却する。
側開口50の前方の空気は、前側開口50へ吸引され、円形
トンネル部54を経て後ろ側開口52から後方へ吐出され、
ボンネット18の側壁の後端部の下側窓(図示せず)より
エンジン室16の外へ流れる。この冷却風は、エンジン室
16内の下層をほぼ水平方向へ流れるとともに、HST34
を通過して、HST34を冷却する。また、一部の冷却風
は、後ろ側開口52の上縁部の上向きの形状に従って、オ
イルパン25へ向かい、オイルパン25を冷却する。
【0018】図示の実施例では、ラジエータ用冷却ファ
ン32及びHST用冷却ファン46は、前方から後方へ向か
う冷却風を生成しているが、後方から前方へ向かう冷却
風を生成してもよい。
ン32及びHST用冷却ファン46は、前方から後方へ向か
う冷却風を生成しているが、後方から前方へ向かう冷却
風を生成してもよい。
【0019】
【考案の効果】請求項1の考案の効果は次の通りであ
る。 (a)HST用冷却ファンは、導風ケース内に配設さ
れ、エンジン室の下層の空気から冷却風を生成して、H
STを冷却するので、ラジエータ及びエンジンの放熱に
より高熱となった上層空気を取り込んで、熱風を生成す
ることはなく、HSTの冷却効率を高めることができ
る。 (b)ラジエータ用冷却ファン及びHST用冷却ファン
により生成された風はそれぞれエンジン室の上層及び下
層をほぼ水平方向へ流れて、エンジン室から去るように
なっているので、エンジン室内の冷却効果を高めること
ができる。
る。 (a)HST用冷却ファンは、導風ケース内に配設さ
れ、エンジン室の下層の空気から冷却風を生成して、H
STを冷却するので、ラジエータ及びエンジンの放熱に
より高熱となった上層空気を取り込んで、熱風を生成す
ることはなく、HSTの冷却効率を高めることができ
る。 (b)ラジエータ用冷却ファン及びHST用冷却ファン
により生成された風はそれぞれエンジン室の上層及び下
層をほぼ水平方向へ流れて、エンジン室から去るように
なっているので、エンジン室内の冷却効果を高めること
ができる。
【0020】請求項2の考案では、HST用オイルクー
ラは、導風ケースの第1の開口部内に配設されて、HS
T用冷却ファンにより生成された冷却風により冷却され
るようになっているので、ラジエータの冷却に支障を起
こすことなく、HST用オイルクーラを効率良く冷却す
ることができる。
ラは、導風ケースの第1の開口部内に配設されて、HS
T用冷却ファンにより生成された冷却風により冷却され
るようになっているので、ラジエータの冷却に支障を起
こすことなく、HST用オイルクーラを効率良く冷却す
ることができる。
【0021】請求項3の考案では、エンジンの下部のオ
イルパンは、HST用オイルクーラから吹き出されて来
る又はHST用オイルクーラへ吸い込まれる空気により
効率良く冷却される。
イルパンは、HST用オイルクーラから吹き出されて来
る又はHST用オイルクーラへ吸い込まれる空気により
効率良く冷却される。
【図1】スピードスプレーヤの後部の構造図である。
【図2】HSTを含む範囲の斜視図(導風ケースは組付
け前の状態で図示)である。
け前の状態で図示)である。
10 スピードスプレーヤ(自走車両) 14 後輪(駆動輪) 16 エンジン室 24 エンジン 25 オイルパン 30 ラジエータ 32 ラジエータ用冷却ファン 34 HST 46 HST用冷却ファン 48 導風ケース 50 前側開口(第1の開口部) 52 後ろ側開口(第2の開口部) 56 HST用オイルクーラ
Claims (3)
- 【請求項1】 エンジン室(16)が、エンジン(24)と、前
記エンジン(24)の下側に配設されて前記エンジン(24)か
らの回転動力により駆動されて駆動輪(14)を駆動するH
ST(34)とを収容している自走車両(10)用エンジン室構
造において、 (a)前記エンジン室(16)内の上部に配設されて前記エ
ンジン(24)の冷却水を冷却するラジエータ(30)、 (b)前記ラジエータ(30)に対峙して配設され前記ラジ
エータ(30)を通過させる水平方向の冷却風を生成するラ
ジエータ用冷却ファン(32)、及び (c)前記ラジエータ(30)と並んで前記ラジエータ(30)
の下側に位置する第1の開口部(50)と前記エンジン(24)
の下側に位置して前記HST(34)へ臨む第2の開口部(5
2)とを水平方向両側に備え内部にHST用冷却ファン(4
6)を配設される導風ケース(48)、 を有していることを特徴とする自走車両用エンジン室構
造。 - 【請求項2】 HST用オイルクーラ(56)が前記第1の
開口部(50)内に配設されていることを特徴とする請求項
1記載の自走車両用エンジン室構造。 - 【請求項3】 前記第2の開口部(52)が部分的に前記エ
ンジン(24)の下部のオイルパン(25)へ向けられているこ
とを特徴とする請求項1又は2記載の自走車両用エンジ
ン室構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5465393U JP2544705Y2 (ja) | 1993-09-16 | 1993-09-16 | 自走車両用エンジン室構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5465393U JP2544705Y2 (ja) | 1993-09-16 | 1993-09-16 | 自走車両用エンジン室構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0718955U JPH0718955U (ja) | 1995-04-04 |
JP2544705Y2 true JP2544705Y2 (ja) | 1997-08-20 |
Family
ID=12976750
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5465393U Expired - Lifetime JP2544705Y2 (ja) | 1993-09-16 | 1993-09-16 | 自走車両用エンジン室構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2544705Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018144745A (ja) * | 2017-03-08 | 2018-09-20 | 株式会社丸山製作所 | 乗用管理機 |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009299513A (ja) * | 2008-06-10 | 2009-12-24 | Yanmar Co Ltd | エンジン |
JP2009299514A (ja) * | 2008-06-10 | 2009-12-24 | Yanmar Co Ltd | エンジン |
US8230761B2 (en) | 2008-06-10 | 2012-07-31 | Yanmar Co., Ltd. | Engine and power transmission device |
-
1993
- 1993-09-16 JP JP5465393U patent/JP2544705Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018144745A (ja) * | 2017-03-08 | 2018-09-20 | 株式会社丸山製作所 | 乗用管理機 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0718955U (ja) | 1995-04-04 |
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