JPH05192717A - 金型ストリップミス防止方法 - Google Patents
金型ストリップミス防止方法Info
- Publication number
- JPH05192717A JPH05192717A JP753992A JP753992A JPH05192717A JP H05192717 A JPH05192717 A JP H05192717A JP 753992 A JP753992 A JP 753992A JP 753992 A JP753992 A JP 753992A JP H05192717 A JPH05192717 A JP H05192717A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- punch
- striker
- joint member
- die
- punching
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Punching Or Piercing (AREA)
- Mounting, Exchange, And Manufacturing Of Dies (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】その構成が容易で、その構成が容易で、しかも
ワ―ク押付け力およびパンチ引抜き力が強化され、その
ストリップミス防止が確実で安全であることを目的とす
る。 【構成】 素材から前記金型を引抜くために前記ストラ
イカに弾性部材およびジョイント部材が設けられ、前記
金型に前記ジョイント部材と着脱自在なフック部が設け
られ、前記ストライカが下降して前記パンチヘッドに打
圧を与える際に、前記ジヨイント部材が前記フック部材
と締結して前記素材の打抜き開始から終了までの間、前
記ストライカと金型とが機械的に締結されるごとく構成
する。
ワ―ク押付け力およびパンチ引抜き力が強化され、その
ストリップミス防止が確実で安全であることを目的とす
る。 【構成】 素材から前記金型を引抜くために前記ストラ
イカに弾性部材およびジョイント部材が設けられ、前記
金型に前記ジョイント部材と着脱自在なフック部が設け
られ、前記ストライカが下降して前記パンチヘッドに打
圧を与える際に、前記ジヨイント部材が前記フック部材
と締結して前記素材の打抜き開始から終了までの間、前
記ストライカと金型とが機械的に締結されるごとく構成
する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、タレットパンチプレス
で素材を打抜きする際に、ストリップミスを防止し得る
金型ストリップミス防止方法に関する。
で素材を打抜きする際に、ストリップミスを防止し得る
金型ストリップミス防止方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、タレットパンチプレスで素材を打
抜きする際に、打抜きが終了しても、金型が素材に食付
いたままで抜けなくなるストリップミスを防止するため
には、ストリップ用スプリング（皿ばね）を強化してワ
―ク押付け力およびパンチ引抜き力を向上させる方法が
使用されていた。
抜きする際に、打抜きが終了しても、金型が素材に食付
いたままで抜けなくなるストリップミスを防止するため
には、ストリップ用スプリング（皿ばね）を強化してワ
―ク押付け力およびパンチ引抜き力を向上させる方法が
使用されていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ストリップ
用皿ばねの強度を現状以上に上げることは困難であっ
た。すなわち、皿ばね強度を上げ過ぎると、アルミニウ
ム等の軟かい素材を打抜きする際に素材に傷を付ける恐
れがあった。
用皿ばねの強度を現状以上に上げることは困難であっ
た。すなわち、皿ばね強度を上げ過ぎると、アルミニウ
ム等の軟かい素材を打抜きする際に素材に傷を付ける恐
れがあった。
【０００４】また、パンチ引抜き力はこのばねにより発
生するもので、下死点でパンチ引抜き力が最大となり、
最も力が必要な所でその引抜き力は余り大きくならない
ものである。なお、ばね長さを長くすればばね変位が変
っても、パンチ引抜き力を余り変化しないようにするこ
とができるが、金型はその寸法上ばね長さを余り長くす
ることが困難であった。
生するもので、下死点でパンチ引抜き力が最大となり、
最も力が必要な所でその引抜き力は余り大きくならない
ものである。なお、ばね長さを長くすればばね変位が変
っても、パンチ引抜き力を余り変化しないようにするこ
とができるが、金型はその寸法上ばね長さを余り長くす
ることが困難であった。
【０００５】本発明の目的は、上記問題点を改善するた
めに、その構成が容易で、しかもワ―ク押付け力および
パンチ引抜き力が強化され、金型のストリップミス防止
が確実な金型ストリップミス防止方法を提供することで
ある。
めに、その構成が容易で、しかもワ―ク押付け力および
パンチ引抜き力が強化され、金型のストリップミス防止
が確実な金型ストリップミス防止方法を提供することで
ある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、ストライカの打圧により素材を打抜き加
工する金型を有するタレットパンチプレスであって、前
記素材から前記金型を引抜くために前記ストライカに弾
性部材およびジョイント部材が設けられ、前記金型に前
記ジョイント部材と着脱自在なフック部が設けられ、前
記ストライカが下降して前記パンチヘッドに打圧を与え
る際に、前記ジヨイント部材が前記フック部材と締結し
て前記素材の打抜き開始から終了までの間、前記ストラ
イカと金型とが機械的に締結されることを特徴とする金
型ストリップミス防止方法である。
に、本発明は、ストライカの打圧により素材を打抜き加
工する金型を有するタレットパンチプレスであって、前
記素材から前記金型を引抜くために前記ストライカに弾
性部材およびジョイント部材が設けられ、前記金型に前
記ジョイント部材と着脱自在なフック部が設けられ、前
記ストライカが下降して前記パンチヘッドに打圧を与え
る際に、前記ジヨイント部材が前記フック部材と締結し
て前記素材の打抜き開始から終了までの間、前記ストラ
イカと金型とが機械的に締結されることを特徴とする金
型ストリップミス防止方法である。
【０００７】
【作用】本発明の金型ストリップミス防止方法を採用す
ることにより、素材から金型を引抜くためにストライカ
に弾性部材およびジョイント部材が設けられ、前記金型
に前記ジョイント部材と着脱自在なフック部が設けら
れ、前記ストライカが下降して前記パンチヘッドに打圧
を与える際に、前記ジヨイント部材が前記フック部材と
締結して前記素材の打抜き開始から終了までの間、前記
ストライカと金型とを機械的に締結することによって、
その構成が容易で、しかもワ―ク押付け力およびパンチ
引抜き力が充分で、そのストリップミス防止が安全で確
実に実施される。
ることにより、素材から金型を引抜くためにストライカ
に弾性部材およびジョイント部材が設けられ、前記金型
に前記ジョイント部材と着脱自在なフック部が設けら
れ、前記ストライカが下降して前記パンチヘッドに打圧
を与える際に、前記ジヨイント部材が前記フック部材と
締結して前記素材の打抜き開始から終了までの間、前記
ストライカと金型とを機械的に締結することによって、
その構成が容易で、しかもワ―ク押付け力およびパンチ
引抜き力が充分で、そのストリップミス防止が安全で確
実に実施される。
【０００８】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて、詳
細に説明する。
細に説明する。
【０００９】図７は本発明が実施されたタレットパンチ
プレスの正面図を示す。図においてタレットパンチプレ
ス１は下部フレ―ム３と、下部フレ―ム３上に作業領域
５を設けるべく適宜に隔離すると共に、支柱部７を介し
て一体的に設けられた上部フレ―ム９等により枠体構成
されている。
プレスの正面図を示す。図においてタレットパンチプレ
ス１は下部フレ―ム３と、下部フレ―ム３上に作業領域
５を設けるべく適宜に隔離すると共に、支柱部７を介し
て一体的に設けられた上部フレ―ム９等により枠体構成
されている。
【００１０】作業領域５の位置側（図７の左側）には、
ワ―クＷにパンチング加工を施すパンチング部１１が設
けられている。パンチング部１１は、上部フレ―ム９に
回動自在に装着された円板状の上部タレット１３および
上部タレット１３に対して適宜の間隔を保ち、下部フレ
―ム３に対して回動自在に装着された円板状の下部タレ
ット１５等から構成されている。
ワ―クＷにパンチング加工を施すパンチング部１１が設
けられている。パンチング部１１は、上部フレ―ム９に
回動自在に装着された円板状の上部タレット１３および
上部タレット１３に対して適宜の間隔を保ち、下部フレ
―ム３に対して回動自在に装着された円板状の下部タレ
ット１５等から構成されている。
【００１１】上部タレット１３には上部タレット１３の
回動中心とする円芯円上にかつ円周方向に適宜に隔離し
て配置されたパンチ１７が着脱自在に装着されている。
下部タレット１５には複数のパンチ１７と対応する的数
のダイ１９が着脱自在に装着されている。
回動中心とする円芯円上にかつ円周方向に適宜に隔離し
て配置されたパンチ１７が着脱自在に装着されている。
下部タレット１５には複数のパンチ１７と対応する的数
のダイ１９が着脱自在に装着されている。
【００１２】上部および下部タレット１３，１５は図示
省略のタレット駆動機構によって、同期して同方向に回
動されると共に、所定位置において割出されたパンチ１
７は加工ステ―ション２１にて、上部フレ―ム９に備え
たラム作動部２３を介して、上下動するストライカ２５
によって打圧されるものである。
省略のタレット駆動機構によって、同期して同方向に回
動されると共に、所定位置において割出されたパンチ１
７は加工ステ―ション２１にて、上部フレ―ム９に備え
たラム作動部２３を介して、上下動するストライカ２５
によって打圧されるものである。
【００１３】下部フレ―ム３上における他側（図７にお
いて右側）には、ワ―クＷを載置する固定テ―ブル２７
およびその前後方向には、移動テ―ブルが２９が移動自
在に装着されている。この移動テ―ブル２９には、キャ
レッジベ―ス３１が移動方向と直交する方向に延伸して
装着され、キャレッジベ―ス３１には、長手方向に摺動
自在なキャレッジ３３が装着されている。このキャレッ
シ３３にはワ―ククランプ３５が装着されている。
いて右側）には、ワ―クＷを載置する固定テ―ブル２７
およびその前後方向には、移動テ―ブルが２９が移動自
在に装着されている。この移動テ―ブル２９には、キャ
レッジベ―ス３１が移動方向と直交する方向に延伸して
装着され、キャレッジベ―ス３１には、長手方向に摺動
自在なキャレッジ３３が装着されている。このキャレッ
シ３３にはワ―ククランプ３５が装着されている。
【００１４】次に、図１は本発明の一実施例の概略構成
図を示す。図において金型ストリップミス防止装置にお
けるパンチ１７は、本実施例ではその寸法が１1/4 イン
チの場合を示し、パンチヘッド３７と、ガイドパイプ３
９と、リテ―ナカラ―４１と、パンチボディ４３と、パ
ンチガイド４５とから構成されている。
図を示す。図において金型ストリップミス防止装置にお
けるパンチ１７は、本実施例ではその寸法が１1/4 イン
チの場合を示し、パンチヘッド３７と、ガイドパイプ３
９と、リテ―ナカラ―４１と、パンチボディ４３と、パ
ンチガイド４５とから構成されている。
【００１５】パンチヘッド３７は、パンチボディ４３の
先端に螺着され、上面がストライカ２５の打圧を受ける
と共に、ストライカ２５に固定ねじ６１により固定され
たジョイント部材４７にピン５１により回動し、締結自
在に設けられたフック部材４９が装着されている。
先端に螺着され、上面がストライカ２５の打圧を受ける
と共に、ストライカ２５に固定ねじ６１により固定され
たジョイント部材４７にピン５１により回動し、締結自
在に設けられたフック部材４９が装着されている。
【００１６】ガイドパイプ３９は、パンチヘッド３７に
設けられた回り止めピン５３が装着される縦溝５５およ
び開放状態のフック部材４９を受入れ可能な切り欠き溝
５７が設けられ、下端にリテ―ナカラ―４１が固定ねじ
５９により固定されて、パンチガイド４５にストライカ
２５のワ―ク押え力を伝達するものである。
設けられた回り止めピン５３が装着される縦溝５５およ
び開放状態のフック部材４９を受入れ可能な切り欠き溝
５７が設けられ、下端にリテ―ナカラ―４１が固定ねじ
５９により固定されて、パンチガイド４５にストライカ
２５のワ―ク押え力を伝達するものである。
【００１７】また、ストライカ２５の外周には、ワ―ク
押え力を発生する皿ばね６３およびばねカラ―６５が上
下動自在に装着され、皿ばね６３のワ―ク押え力をガイ
ドパイプ３９へ伝達する。なお、図３に示すように捩り
ばね６７はピン５１の外周にフック部材４９とピン５１
とに接続されて、フック部材４９を常時開放状態にする
ばね力を付与する。
押え力を発生する皿ばね６３およびばねカラ―６５が上
下動自在に装着され、皿ばね６３のワ―ク押え力をガイ
ドパイプ３９へ伝達する。なお、図３に示すように捩り
ばね６７はピン５１の外周にフック部材４９とピン５１
とに接続されて、フック部材４９を常時開放状態にする
ばね力を付与する。
【００１８】このように構成されたことにより、ストラ
イカ２５のジヨイント部材４７、皿ばね６３およびばね
カラ―５５が下降して、金型１７のパンチヘッド３７に
当接すると、図示されていないリフタスプリングを押し
縮めてパンチガイド４５がワ―クＷに当接するまでパン
チ１７全体を押し下げる。
イカ２５のジヨイント部材４７、皿ばね６３およびばね
カラ―５５が下降して、金型１７のパンチヘッド３７に
当接すると、図示されていないリフタスプリングを押し
縮めてパンチガイド４５がワ―クＷに当接するまでパン
チ１７全体を押し下げる。
【００１９】さらに、ストライカ２５が下降すると、パ
ンチガイド４５がワ―クＷに当っているために、ガイド
パイプ３９およびばねカラ―６５も動かず、皿ねじ６３
が押し縮められてストライカ２５のジョイント部材４７
がパンチヘッド３７を押し下げる。
ンチガイド４５がワ―クＷに当っているために、ガイド
パイプ３９およびばねカラ―６５も動かず、皿ねじ６３
が押し縮められてストライカ２５のジョイント部材４７
がパンチヘッド３７を押し下げる。
【００２０】フック部材４９の支点であるピン５１は、
パンチヘッド３７に固定されているために、下方向に移
動する。しかし、ガイドパイプ３９が動かないために、
フック部材４９に回動が与えられ、図２に示すようにジ
ョイント部材４７のあご部４７ａに、フック部材４９の
爪部４９ａが係合してストライカ２５とパンチボディ４
３とが機械的に締結される。
パンチヘッド３７に固定されているために、下方向に移
動する。しかし、ガイドパイプ３９が動かないために、
フック部材４９に回動が与えられ、図２に示すようにジ
ョイント部材４７のあご部４７ａに、フック部材４９の
爪部４９ａが係合してストライカ２５とパンチボディ４
３とが機械的に締結される。
【００２１】さらに、ストライカ２５が下降すると、パ
ンチボディ３４がワ―クＷに当接するまで下方向に移動
する。この時、パンチガイド４５が動かないために、皿
ばね６３はさらにに圧縮され、必要とするワ―ク押え力
がパンチガイド４５に伝達され、ワ―クＷを押える。こ
の後、図２に示すようにパンチボディ４３の刃先部４３
ａによってワ―クＷが打抜きされる。
ンチボディ３４がワ―クＷに当接するまで下方向に移動
する。この時、パンチガイド４５が動かないために、皿
ばね６３はさらにに圧縮され、必要とするワ―ク押え力
がパンチガイド４５に伝達され、ワ―クＷを押える。こ
の後、図２に示すようにパンチボディ４３の刃先部４３
ａによってワ―クＷが打抜きされる。
【００２２】ストライカ２５は図示されないラム駆動装
置の下死点まで下降すると、反転して上昇を始める。こ
の時、パンチボディ４３はストライカ２５に締結されて
いるから、上方向に引上げられ、かつワ―クＷは皿ばね
６３のばね力で押えられているために動かない。
置の下死点まで下降すると、反転して上昇を始める。こ
の時、パンチボディ４３はストライカ２５に締結されて
いるから、上方向に引上げられ、かつワ―クＷは皿ばね
６３のばね力で押えられているために動かない。
【００２３】また、パンチボディ４３の刃先部４３ａは
ワ―クＷから引上げられて、さらに上昇するが、フック
部材４９はガイドパイプ３９にて押えられていて、ジョ
イント部材４７から外れない。
ワ―クＷから引上げられて、さらに上昇するが、フック
部材４９はガイドパイプ３９にて押えられていて、ジョ
イント部材４７から外れない。
【００２４】ストライカ２５およびパンチボディ４３の
上昇が最初の状態近くになると、フック部材４９は捩り
ばね６７の作用により開放を始め、ジョイント部材４７
との係合が解除され、フック部材４９は切り欠き溝５７
により初期の開放状態（図１）に復帰する。
上昇が最初の状態近くになると、フック部材４９は捩り
ばね６７の作用により開放を始め、ジョイント部材４７
との係合が解除され、フック部材４９は切り欠き溝５７
により初期の開放状態（図１）に復帰する。
【００２５】なお、本発明は、１1/4 インチの金型につ
き説明するも、２インチ以上の金型に対しても同様に実
施することができるが、1/2 インチの場合には寸法が小
型であるためにこのままで実施することは困難である。
き説明するも、２インチ以上の金型に対しても同様に実
施することができるが、1/2 インチの場合には寸法が小
型であるためにこのままで実施することは困難である。
【００２６】次に、図４は本発明の他の実施例の要部の
動作説明図を示す。図においてストライカ２５のジョイ
ント部材４７のあご部４７ｂと、パンチヘッド３７のフ
ック部材４９の爪部４９ｂとは所要角度のテ―パが付さ
れている。このあご部４７ｂと爪部４９ｂとの係合はパ
ンチ１７を引上げる途中では、フック部材４９はガイド
パイプ３９にて押えられて開くことができずジョイント
部材４７とフック部材４９とは締結状態を保持する。
動作説明図を示す。図においてストライカ２５のジョイ
ント部材４７のあご部４７ｂと、パンチヘッド３７のフ
ック部材４９の爪部４９ｂとは所要角度のテ―パが付さ
れている。このあご部４７ｂと爪部４９ｂとの係合はパ
ンチ１７を引上げる途中では、フック部材４９はガイド
パイプ３９にて押えられて開くことができずジョイント
部材４７とフック部材４９とは締結状態を保持する。
【００２７】図５に示すようにガイドパイプ３９の切り
欠き溝５７の位置までジョイント部材４７およびフック
部材４９が上昇すると、あご部４７ｂと爪部４９ｂとの
テ―パ作用および図６に示すようにフック部材４９の力
の作用点のずれによるモ―メントＭ＝Ｐ・Ｌの発生によ
って、フック部材４９が開放され爪部４９ｂが外れジョ
イント部材４７のみがラム駆動機構の上死点に向って上
昇続けるものとする。このように、あご部４７ｂおよび
爪部４９ｂをテ―パ付きとすることにより、フック部材
４９に設けられた捩りばね６７（図３）が必要でなくな
る。
欠き溝５７の位置までジョイント部材４７およびフック
部材４９が上昇すると、あご部４７ｂと爪部４９ｂとの
テ―パ作用および図６に示すようにフック部材４９の力
の作用点のずれによるモ―メントＭ＝Ｐ・Ｌの発生によ
って、フック部材４９が開放され爪部４９ｂが外れジョ
イント部材４７のみがラム駆動機構の上死点に向って上
昇続けるものとする。このように、あご部４７ｂおよび
爪部４９ｂをテ―パ付きとすることにより、フック部材
４９に設けられた捩りばね６７（図３）が必要でなくな
る。
【００２８】以上のように、本発明は、皿ばね６３をパ
ンチ１７側からストライカ２５側に装着することによっ
て、ワ―ク押え力および引抜き力を強くし、ストリップ
ミスの防止が可能であると共に、パンチ１７側には皿ば
ね６３が不要であるから、パンチ１７の構造が簡略化さ
れ、皿ばね６３の長さを自由に選定可能となり、変位に
よる力の変化を少なくすることが可能である。
ンチ１７側からストライカ２５側に装着することによっ
て、ワ―ク押え力および引抜き力を強くし、ストリップ
ミスの防止が可能であると共に、パンチ１７側には皿ば
ね６３が不要であるから、パンチ１７の構造が簡略化さ
れ、皿ばね６３の長さを自由に選定可能となり、変位に
よる力の変化を少なくすることが可能である。
【００２９】また、ストライカ２５とパンチ１７との機
械的連結方式は安全確実で、たとえ皿ばね６３の引抜き
力でパンチ１７を引き抜けなくとも、上部タレット１３
の下面にワ―クＷが当るまで上昇すれば、そこでワ―ク
Ｗをパンチ１７から確実に外すことができる。
械的連結方式は安全確実で、たとえ皿ばね６３の引抜き
力でパンチ１７を引き抜けなくとも、上部タレット１３
の下面にワ―クＷが当るまで上昇すれば、そこでワ―ク
Ｗをパンチ１７から確実に外すことができる。
【００３０】なお、本発明は、上記実施例に限定される
ものではなく、適宜の設計的変更を他の態様においても
実施し得るもので、例えばガイドパイプ３９とリテ―ナ
カラ―４１との間をねじ調整とするガイドパイプ３９の
長さ調整式にしてもよい。これによりパンチ引抜き力お
よびワ―ク押え力の調整がパンチ１７側で可能となる。
ものではなく、適宜の設計的変更を他の態様においても
実施し得るもので、例えばガイドパイプ３９とリテ―ナ
カラ―４１との間をねじ調整とするガイドパイプ３９の
長さ調整式にしてもよい。これによりパンチ引抜き力お
よびワ―ク押え力の調整がパンチ１７側で可能となる。
【００３１】
【発明の効果】上述の説明ですでに明らかなように、本
発明の金型ストリップミス防止方法は、素材から金型を
引抜くためにストライカに弾性部材およびジョイント部
材が設けられ、前記金型に前記ジョイント部材と着脱自
在なフック部が設けられ、前記ストライカが下降して前
記パンチヘッドに打圧を与える際に、前記ジヨイント部
材が前記フック部材と締結して前記素材の打抜き開始か
ら終了までの間、前記ストライカと金型とを機械的に締
結することによって、その構成が容易で、しかもワ―ク
押付け力およびパンチ引抜き力が強化され、そのストリ
ップミス防止が確実で安全である。
発明の金型ストリップミス防止方法は、素材から金型を
引抜くためにストライカに弾性部材およびジョイント部
材が設けられ、前記金型に前記ジョイント部材と着脱自
在なフック部が設けられ、前記ストライカが下降して前
記パンチヘッドに打圧を与える際に、前記ジヨイント部
材が前記フック部材と締結して前記素材の打抜き開始か
ら終了までの間、前記ストライカと金型とを機械的に締
結することによって、その構成が容易で、しかもワ―ク
押付け力およびパンチ引抜き力が強化され、そのストリ
ップミス防止が確実で安全である。
【図１】本発明の一実施例の概略構成図である。
【図２】図１の動作状態図である。
【図３】図１のＡ方向からの要部平面図である。
【図４】本発明の他の実施例の要部説明図である。
【図５】図４の動作説明図である。
【図６】図３の力の作用状態説明図である。
【図７】本発明が実施されたタレットパンチプレスの正
面図である。
面図である。
１７ パンチ ２５ ストライカ ３７ パンチヘッド ３９ ガイドパイプ ４１ リテ―ナカラ― ４３ パンチボディ ４５ パンチガイド ４７ ジョイント部材 ４９ フック部材 ６３ 皿ばね ６５ ばねカラ―
Claims (1)
- 【請求項１】 ストライカの打圧により素材を打抜き加
工する金型を有するタレットパンチプレスであって、前
記素材から前記金型を引抜くために前記ストライカに弾
性部材およびジョイント部材が設けられ、前記金型に前
記ジョイント部材と着脱自在なフック部が設けられ、前
記ストライカが下降して前記パンチヘッドに打圧を与え
る際に、前記ジヨイント部材が前記フック部材と締結し
て前記素材の打抜き開始から終了までの間、前記ストラ
イカと金型とが機械的に締結されることを特徴とする金
型ストリップミス防止方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP753992A JPH05192717A (ja) | 1992-01-20 | 1992-01-20 | 金型ストリップミス防止方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP753992A JPH05192717A (ja) | 1992-01-20 | 1992-01-20 | 金型ストリップミス防止方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05192717A true JPH05192717A (ja) | 1993-08-03 |
Family
ID=11668598
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP753992A Pending JPH05192717A (ja) | 1992-01-20 | 1992-01-20 | 金型ストリップミス防止方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05192717A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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