JPH05192345A - 手術装置 - Google Patents

手術装置

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JPH05192345A
JPH05192345A JP4009830A JP983092A JPH05192345A JP H05192345 A JPH05192345 A JP H05192345A JP 4009830 A JP4009830 A JP 4009830A JP 983092 A JP983092 A JP 983092A JP H05192345 A JPH05192345 A JP H05192345A
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horn
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Naoki Otomo
直樹 大友
Masahiro Akiyasu
昌宏 秋保
Shizuo Ninomiya
鎮男 二宮
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Aloka Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ホーンと電極とを同一のハンドピース内に配
置して、様々な処置を円滑に行えると共に、ホーン又は
電極側に付与される圧力に対して気密を保持できる手術
装置を提供する。 【構成】 超音波振動子が発生する超音波振動により組
織の破砕を行うホーン36と、高周波電流により組織の
切開、凝固を行う電極18とを同一のハンドピース32
内に配置した。また、ホーン36と電極18との相対位
置を変更し得る変更手段を備えた。更に、ホーン36又
は電極18側に付与される圧力に対して気密を保持する
Oリング46a、46bを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、超音波振動子が発生す
る超音波振動により組織の破砕を行うホーンと、高周波
電流により組織の切開、凝固を行う電極とを備える手術
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、手術に用いられる手術装置とし
て、超音波振動子が発生する超音波振動により組織の破
砕を行う超音波手術器及び、高周波電流により組織の切
開、凝固を行う電気手術器等が知られている。
【0003】更に、利便性を向上するために、超音波振
動子が発生する超音波振動により組織の破砕を行う作用
部としてのホーンに高周波電流を流し、超音波手術器の
ホーンを同時に電気手術器の電極として使用する電気手
術器兼用の超音波手術器も考案されている。
【0004】また、最近、内視鏡下において外科手術を
行う術式が広く行われるようになってきており、この術
式においては、管状構造物(以下、「トラカール」とい
う)を生体に刺し、そのトラカールを介して生体内に内
視鏡や種々の処置具を挿入して処置を行っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の手術器は、以上
のように構成されており、ホーンを電気手術器の電極と
して使用するため、ホーンに生体組織の炭化組織が付着
してホーンが早く汚れてしまうという問題点があった。
また、ホーンに高周波電流を通じて凝固などを行った場
合、その際に発生する高熱によりホーンの金属疲労が促
進され、ホーンの劣化が早まるという問題点があった。
これに対し、超音波手術器と電気手術器とを別々に使用
した場合は、状況に応じてハンドピースを持ち替えなけ
ればならず、円滑に処置を行えないという問題点があっ
た。
【0006】更に、手術器のハンドピースの一部を体腔
内に挿入して処置を行う際に、体腔内を加圧して処置を
行っている場合には、その圧力を維持するためにはハン
ドピースを気密構造としなければならないという問題点
があり、状況に応じて超音波手術器と電気手術器とのハ
ンドピースを持ち替えることができず、円滑に処置を行
えないという問題点があった。
【0007】本発明は、上記のような課題を解消するた
めになされたもので、その目的は、ホーンと電極とを同
一のハンドピース内に配置して、様々な処置を円滑に行
えると共にホーン又は電極側に付与される圧力に対して
気密を保持できる手術装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述事情に鑑
みなされたもので、本発明に係る手術装置は、超音波振
動子が発生する超音波振動により組織の破砕を行うホー
ンと、高周波電流により組織の切開、凝固を行う電極と
を備え、ホーンと電極とを同一のハンドピース内に配置
したことを特徴とする。
【0009】また、前記ホーンと電極との相対位置を変
更し得る相対位置変更手段を備えることを特徴とする。
【0010】更に、前記相対位置変更手段にホーン又は
電極側に付与される圧力に対して気密を保持する気密保
持手段を設けたことを特徴とする。
【0011】そして、前記ホーンを覆う保護部材を有
し、保護部材に電極を配置したことを特徴とする。
【0012】また、前記保護部材を、電極を含む第1の
部分とその他の第2の部分とに分割し得るように構成し
たことを特徴とする。
【0013】
【作用】上述構成に基づき、本発明における手術装置
は、同一のハンドピース内に配置されたホーンにより超
音波振動子が発生する超音波振動により組織の破砕を行
い、同一のハンドピース内に配置された高周波電流が通
される電極により組織の切開、凝固を行う。また、ホー
ンと電極との相対位置を変更手段により変更し得る。
【0014】更に、相対位置変更手段にホーン又は電極
側に付与される圧力に対して気密保持手段により気密を
保持する。
【0015】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図を用いて説明す
る。
【0016】図1は、本発明に係る手術装置の概略構成
を示す斜視図である。
【0017】手術装置10は、図1に示すように、装置
本体12を備え、装置本体12には、超音波振動子へ給
電するためのコード14を接続するためのコネクタ1
6、電極18へ給電するための給電線20を接続するた
めのコネクタ22及び対極板24を接続するためのコネ
クタ26が設けられている。更に、装置本体12には、
超音波手術装置の出力のオン、オフを行うフットスイッ
チ28、及び電気手術装置の出力のオン、オフを行うフ
ットスイッチ30が接続されており、かつコード14、
給電線20等を介してハンドピース32が接続されてい
る。
【0018】そして、ハンドピース32は超音波振動を
発生する超音波振動子(図示せず)を内蔵しており、超
音波振動子が発生した超音波振動は伝達部34(図2参
照)を介してホーン36に伝達されるようになってお
り、ホーン36は保護部材としてのホーンカバー部38
により覆われている。更に、ホーンカバー部38には、
高周波電流を供給する給電線20が接続されており、給
電線20は電極18と導電接続されている。
【0019】また、ハンドピース32のホーンカバー部
38には、図示しない洗浄水供給手段からからの洗浄水
を供給する洗浄水用チューブ40及び洗浄後の水を吸引
する吸引チューブ42が接続されており、吸引チューブ
42は図示しない吸引ポンプに接続され、洗浄水用チュ
ーブ40、吸引チューブ42及び給電線20はそれぞれ
ハンドピース32へクリップ止めされている。
【0020】図2は、ハンドピース32の先端部分の概
略構造を示す断面図であり、伝達部34及びホーン36
は外観が示されている。
【0021】ハンドピース32は、図2に示すように、
本体44を有しており、本体44内には前述した伝達部
34が内蔵されている。そして、伝達部34の先端近傍
には円周方向に溝34aが刻設されており、溝34aに
は、本体44の内面に接触してホーン36又は電極18
側に付与される圧力に対して気密を保持する気密保持手
段としてのOリング46aが嵌入されている。
【0022】また、本体44の先端には、保護部材の第
2の部分としてのホーンカバー基部48が螺合されてお
り、ホーンカバー基部48には、外周にねじ部50aが
刻設されたケース50が軸方向にのみ移動自在に外嵌さ
れている。更に、ホーンカバー基部48の先端近傍には
円周方向に溝48aが刻設されており、溝48aには、
ケース50の内面に接触してホーン36又は電極18側
に付与される圧力に対して気密を保持する気密保持手段
としてのOリング46bが嵌入されている。そして、ケ
ース50のねじ部50aには、内周にねじ部52aが刻
設されたカラー52が螺合されており、カラー52は基
端側に設けられたストッパ54により円周方向にのみ回
動し得るようになっており、カラー52を回動すること
により、ケース50が軸方向に進退するようになってい
る。これにより、ホーン36と電極18との相対位置を
変更し得る変更手段が構成されている。なお、56で示
すものはホーンカバー基部48に設けられた洗浄水用チ
ューブ40を接続するための洗浄水用パイプである。
【0023】更に、ケース50の先端には、電極18を
内蔵すると共にホーン36を保護する保護部材の第1の
部分としての電極付カバー58が螺合されており、電極
付カバー58は基端側に半径方向に突出したストッパー
部60が設けられており、ストッパー部60の反対側に
は、給電線20を接続する電極コネクタ62が配設され
ている。
【0024】次に、本実施例の作用について説明する。
【0025】トラカール100を使用して生体の体外か
ら体腔内の処置を行う場合、図3に示すように、操作者
は、生体200に対極板24を貼着し、生体内の特定部
位300を狙ってトラカール100を生体200に刺
す。そして、トラカール100にハンドピース32のホ
ーンカバー部38を挿入し、特定部位300にホーン3
6と電極18とを接近させる。それから、超音波手術器
を使用する場合、操作者は、カラー52を回してホーン
36の先端をホーンカバー部38より突出させ、特定部
位300に対してホーン36を接触させ、フットスイッ
チ28をオンして特定部位300の破砕を行う。
【0026】この際、洗浄水用チューブ40からは洗浄
水が供給され、洗浄水はホーン36に沿ってハンドピー
ス32の先端に供給される。そして、供給された洗浄水
は破砕された特定部位300の組織と共に吸引チューブ
42により体腔外へ排出される。
【0027】また、特定部位300に対して電気手術装
置により凝固の処置を行いたいときには、カラー52を
回してホーン36をホーンカバー部38で覆い、フット
スイッチ30の操作により電極18に出力を発生させ、
凝固の処置を行う。
【0028】なお、体腔内を加圧して処置を行っている
ときには、2つのOリング46a、46bにより気密を
保持する。
【0029】また、電極18が劣化した場合、電極付カ
バー58をケースより取り外し、新しい電極付カバー5
8に交換する。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る手術
装置によれば、ホーンと電極とを同一のハンドピース内
に備えるので、状況に応じてハンドピースを持ち替える
必要がなく、円滑に処置を行うことができる。
【0031】また、ホーンと電極との相対位置を変更し
得る相対位置変更手段を備えるので、ホーンと電極とが
干渉することがなく、円滑に処置を行うことができる。
【0032】更に、相対位置変更手段にホーン又は電極
側に付与される圧力に対して気密を保持する気密保持手
段を備えるので、ハンドピースを機密構造として、体腔
内を加圧して行う処置にも対応することができる。
【0033】なお、ホーンを覆う保護部材を有し、保護
部材を、電極を含む第1の部分とその他の第2の部分と
に分割し得るように構成したので、電極を含む第1の部
分を取り外して、第1の部分をディスポーザブル化する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る手術装置の概略構成を示す斜視図
である。
【図2】本発明に係るハンドピースの先端部分の概略構
造を示す断面図である。
【図3】本発明の動作を説明するための図である。
【符号の説明】
18 電極 32 ハンドピース 36 ホーン 38 ホーンカバー部 46a,46b Oリング 48 ホーンカバー基部 50 ケース 52 カラー 54 ストッパー 58 電極付カバー

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 超音波振動子が発生する超音波振動によ
    り組織の破砕を行うホーンと、高周波電流により組織の
    切開、凝固を行う電極と、を備える手術装置において、 前記ホーンと電極とを同一のハンドピース内に配置した
    ことを特徴とする手術装置。
  2. 【請求項2】 前記ホーンと電極との相対位置を変更し
    得る相対位置変更手段を設けたことを特徴とする請求項
    1記載の手術装置。
  3. 【請求項3】 前記相対位置変更手段に、ホーン又は電
    極側に付与される圧力に対して気密を保持する気密保持
    手段を設けたことを特徴とする請求項2記載の手術装
    置。
  4. 【請求項4】 前記ホーンを覆う保護部材を有し、保護
    部材に前記電極を配置したことを特徴とする請求項1記
    載の手術装置。
  5. 【請求項5】 前記保護部材を、電極を含む第1の部分
    とその他の第2の部分とに分割し得るように構成したこ
    とを特徴とする請求項4記載の手術装置。
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JPH0763479B2 (ja) 1995-07-12

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