JPH0519217Y2 - - Google Patents

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JPH0519217Y2
JPH0519217Y2 JP1988014873U JP1487388U JPH0519217Y2 JP H0519217 Y2 JPH0519217 Y2 JP H0519217Y2 JP 1988014873 U JP1988014873 U JP 1988014873U JP 1487388 U JP1487388 U JP 1487388U JP H0519217 Y2 JPH0519217 Y2 JP H0519217Y2
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opening
gutter
guide rail
guide
panel
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、自動車等の乗物屋根に設けられるサ
ンルーフの水受装置に関する。
(従来の技術) 従来のサンルーフとして、例えば、パネルによ
り施蓋された車輌屋根の開口部の下方にこの開口
部全周縁に対応する樋を設け、この樋内の左右側
部に上方開口状のガイド溝を有するガイドレール
を配設し、前記ガイド溝内に、ガイドレールの前
端からケーブルを挿通すると共にこのケーブルに
より駆動されてパネルを前後移動させて開口部を
開閉するスライダを摺動自在に設けたものがあ
る。この種のものでは、ケーブルを駆動する駆動
源が樋の外部で且つ前部の左右方向略中央部に配
置され、この駆動源とガイドレール前端との間は
ケーブルが摺動自在に挿通されるガイドパイプが
配管されている。そして、ガイドパイプの一端は
駆動源側に支持され、他端はガイドレール前端に
支持されている。
前記構成にあつては、パネルと開口部との間か
ら浸入した水がガイドレールのガイド溝内に入る
と、ケーブルの潤滑用のグリスが流れ出し、これ
により、流れ出したグリスで他の部分を汚したり
ケーブル及びガイドレールの摩耗を早めたりす
る。また、ガイドレール及びスライダ等は防錆処
理が施されているが、スライダ及びケーブルの摺
動によりその防錆処理が剥離し、ガイド溝に水が
入ることによりガイドレール等が錆びたりする。
そのためスライダ等の摺動により防錆処理が容易
に剥離しないようにする必要がある。そこで従
来、開口部とパネルとの間から浸入した水が直接
ガイド溝内に入らないように、ガイドレールは開
口部の側縁より左右方向内方側に配設され、且つ
ガイドレールの前後端は開口部の周縁より前後方
向外方側に突出しないようにされている。そし
て、ガイドパイプは開口部周縁の内方側で樋の下
方外方に突出されて、樋の下方に沿つて配管され
ているものがある。
(考案が解決しようとする課題) 前記従来にあつては、ガイドレールの前端は開
口部の周縁より前後方向内方側に在つて駆動源か
ら離れており、また、ガイドパイプの他端がガイ
ドレールの前端に支持されているので、ガイドパ
イプの支持力が弱く走行中ガタ付くことがある。
また、ガイドパイプを樋の下方に配管するのは、
曲げ加工等の作業が困難であるばかりでなく、サ
ンルーフ全体の厚みを厚くするものである。
本考案は前記課題を解決することを目的とす
る。
(課題を解決するための手段) 本考案が、前記目的を達成するために講じた技
術的手段は、乗物屋根1の開口部2の下方に、開
口部2全周縁に対応する樋6を設け、この樋6内
の左右側部に上方開口状のガイド溝20を有する
ガイドレール19を配設すると共に、ガイド溝2
0内に挿通されるケーブル25の案内用ガイドパ
イプ35の端部をガイドレール19の端部に取付
支持したサンルーフにおいて、前記ガイドパイプ
35を支持する側のガイドレール19端部を開口
部2周縁より前後方向外方側に突出し、その突出
側のガイドレール19上に、パネル3と開口部2
との間から浸入する水を受けて樋6へと流す水受
部材38を、開口部2周縁に沿つてガイド溝20
をまたぐように跨設した点にある。
(作用) 乗物屋根1の開口部2とこの開口部2を開閉す
るパネル3との間から浸入した水の内、開口部2
の周縁から外方側に突出するガイドレール19の
ガイド溝20上に落下する水は、水受部材38に
よつてうけられて樋6内に流される。これによつ
て、ガイド溝20内に前記水が直接入るのが阻止
される。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基いて説明す
る。
図面において、車輌の屋根1には矩形状の開口
部2が形成され、この開口部2はパネル3により
開閉自在に施蓋されている。前記開口部2の下方
にはフレーム4が配置され、前後の取付部4a,
4bで屋根1の下面に取着されている。このフレ
ーム4には開口部2に略対応する実質開口部5
と、この実質開口部5の周縁に沿う樋6とが形成
されている。
前記樋6は前後樋部7,8及び左右一対の側樋
部9より成り、開口部2の全周縁に対応してい
る。また、樋6は内外周壁10,11及び底壁1
2より成る上方に開口した断面コ字形に形成され
ている。
側樋部9の底壁12は、その外側部13が内側
部14より若干低く形成されて排水路15とされ
ている。そして、この排水路15の上方に開口部
2の左右の側縁2aが位置する。また、排水路1
5の前後端部には夫々、ドレンパイプ17に連通
する排水孔18が形成され、開口部2とパネル3
との間から浸入した水は前後樋部7,8及び側樋
部9の排水路15でうけられてその内部を流れ、
排水孔18から外部へ排水されるように構成され
ている。
前記各側樋部9の内側部14には一対のガイド
レール19が配設されている。このガイドレール
19の前端は開口部2の前縁2bと側縁2aとの
コーナー部2cの下方を横切つて、前記コーナー
部2cより前方に突出されている。また、ガイド
レール19は内側部14から上方に離隔されてフ
レーム4に固定されている。これにより、前樋部
7を流れる水はガイドレール19の下方を通つて
スムーズに排水路15に流れる。
前記ガイドレール19には上方開口状のガイド
溝20が形成されている。このガイド溝20に
は、パネル3の左右両側に設けた一対リフタ21
の前部がシユー22を介して回動自在で且つ前後
方向摺動自在に嵌合されていると共に、スライダ
23がシユー24を介して前後方向摺動自在に嵌
合されている。前記スライダ23はケーブル25
により駆動され、ケーブル25はモータ26及び
駆動ピニオン27等から成る駆動源28により押
引される。そして、スライダ23の前後移動によ
り、リフタ21のカム溝29とスライダ23のロ
ーラ30とが係合して、パネル3が閉鎖位置でチ
ルト自在に、且つチルトアツプ状態で前後移動自
在とされている。
前記ガイド溝20はスライダ23及びリフタ2
1のシユー22,24が移動する一対の内外レー
ル孔31,32と、ケーブル25が挿通されるケ
ーブル挿通孔33とを有し、ケーブル挿通孔33
は内レール孔31に連通している。
前記駆動源28は前樋部7の外周壁11外部の
左右方向略中央部に配置され、フレーム4のブラ
ケツト34に固定されている。また、駆動源28
とガイドレール19前端及びフレーム4の前取付
部4aとの間にはケーブル25を摺動自在に挿通
して案内するガイドパイプ35が配管されてい
る。そして、駆動源28とガイドレール19端部
間のガイドパイプ35は、一端がフレーム4のブ
ラケツト34に支持され、他端が前樋部7の外周
壁10に形成した挿通孔36を貫通してケーブル
挿通孔33の前端に嵌合して支持されている。ま
た、前樋部7の挿通孔36とガイドパイプ35と
の間にはゴム等の弾性部材から成るシール部材3
7が設けられている。
38は水受部材で、開口部2のコーナー部2c
の下方で且つガイドレール19前端のガイド溝2
0上方に配置され、コーナー部2cとパネル3と
の間から浸入した水がガイド溝20内に入るのを
阻止するものである。この水受部材38は合成樹
脂等の材料から形成され、水受部42と取付部4
3とから成る。前記水受部42は前後壁部39,
40及び底壁部41とから上方に開口状の断面略
コ字形に形成されていると共に、開口部2のコー
ナー部2cの形状に沿つて平面視湾曲状とされて
いる。また、水受部42はその左右側部が左右方
向外方に開口状とされ、且つ左右方向外方に向け
て下方に傾斜状とされている。また、水受部42
の底壁部41の左右方向内方側には、左右方向内
方に向けて下方に傾斜する傾斜部44が形成さ
れ、外方側端部は下方に延設されている。これら
により、コーナー部2cとパネル3の間から浸入
した水を前樋部7及び側樋部9の排水路15に流
すように構成されている。また、底壁部41の外
側後端部41aはガイドレール19の立壁45の
切欠部46に差込まれて位置規制されている。
前記取付部43は断面L字形とされて水受部4
2と一体形成されている。取付部43は前壁部3
9の左右方向内端に配置され、ガイドレール19
前端の内方側を支持する支持部材47と共にボル
ト48により前樋部7底壁12の取付台部49に
固定されている。
前記屋根1の開口部2周縁は下方に折曲されて
延設部50とされ、開口部2のコーナー部2cに
対応する延設部50には、組立等の際に水受部材
38等との干渉を避けるための切欠部51が形成
されている。
なお、駆動源28をフレーム4の後端に配置さ
せたものにあつては、ガイドレール19の後端を
後方に延設して、その延設部分に水受部材38を
設けるものとする。
(考案の効果) 本考案によれば、ガイドパイプ35を支持する
側のガイドレール19端部を開口部2周縁より前
後方向外方側に突出し、その突出側のガイドレー
ル19上に、水受部材38を開口部2周縁に沿つ
てガイド溝20をまたぐように跨設して、この水
受部材38でパネル3と開口部2との間から浸入
する水を受けて樋6へと流すようにしたので、ガ
イドレール19の端部を開口部2周縁より前後方
向外方側に突出させても、ガイド溝20内に水が
入ることがなく、ガイド溝20内に水が入つてケ
ーブル25潤滑用のグリスが流れ出して他の部分
を汚したり、ガイドレール19等が錆びたりする
等の弊害がおこることがないと共に、ガイドパイ
プ35を樋6の下方に配管させることがなく、ガ
イドパイプ35の配管が容易となり、しかも、ガ
イドレール19の端部を開口部2周縁より前後方
向外方側に突出させることで、ガイドパイプ35
の支持点が、該ガイドパイプ35の長さが短くな
る方向に移動することとなり、ガイドパイプ35
の支持力が向上し、走行中のガイドパイプ35の
ガタ付きを極力おさえることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第8図は本考案の実施例を示し、第
1図は要部の平面図、第2図は第1図の−線
矢視断面図、第3図は第1図の−線矢視断面
図、第4図は全体平面図、第5図は第1図の−
線矢視断面図、第6図は要部の斜視図、第7図
は第1図の−線矢視図、第8図は側断面図で
ある。 1……屋根、2……開口部、3……パネル、4
……フレーム、6……樋、19……ガイドレー
ル、20……ガイド溝、25……ケーブル、28
……駆動源、35……ガイドパイプ、38……水
受部材。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 乗物屋根1の開口部2の下方に、開口部2全周
    縁に対応する樋6を設け、この樋6内の左右側部
    に上方開口状のガイド溝20を有するガイドレー
    ル19を配設すると共に、ガイド溝20内に挿通
    されるケーブル25の案内用ガイドパイプ35の
    端部をガイドレール19の端部に取付支持したサ
    ンルーフにおいて、 前記ガイドパイプ35を支持する側のガイドレ
    ール19端部を開口部2周縁より前後方向外方側
    に突出し、その突出側のガイドレール19上に、
    パネル3と開口部2との間から浸入する水を受け
    て樋6へと流す水受部材38を、開口部2周縁に
    沿つてガイド溝20をまたぐように跨設したこと
    を特徴とするサンルーフの水受装置。
JP1988014873U 1988-02-05 1988-02-05 Expired - Lifetime JPH0519217Y2 (ja)

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JP1988014873U JPH0519217Y2 (ja) 1988-02-05 1988-02-05

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JPH01122321U JPH01122321U (ja) 1989-08-18
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6058429B2 (ja) * 1978-12-20 1985-12-19 ゼネラル エレクトリツク コンパニイ 多重セル放射線検出器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6058429U (ja) * 1983-09-29 1985-04-23 富士重工業株式会社 開閉ル−フ式自動車のシ−ル構造

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JPH01122321U (ja) 1989-08-18

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